説明

めっき装置及びめっき方法

【課題】 比較的簡単な構成で、例えアスペクト比が高く、深さが深いビアホール等にあっても、内部にボイドを発生させることなく、金属膜を確実に埋込むことができるようにする。
【解決手段】 めっき液188を保持するめっき槽186と、基板Wを保持して該基板に通電し、基板の被めっき面をめっき槽内のめっき液に接触させるホルダ160と、めっき槽内のめっき液に浸漬させて配置されるアノード214と、アノードとホルダで保持した基板との間に配置され、めっき槽内のめっき液を攪拌するめっき液攪拌部220,224と、基板とアノードとの間に電圧を周期的に印加するめっき電源230を有し、基板とアノードとの間に電圧が印加されていない時にめっき液攪拌部によるめっき液の攪拌を行い、基板とアノードとの間に電圧が印加されている時にめっき液攪拌部によるめっき液の攪拌を停止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば基板の表面(被めっき面)にめっきを施すめっき装置及びめっき方法、特に半導体ウェーハ等の表面に設けられた微細なトレンチやビアホール等の配線用凹部に銅や銀等の導電体(配線材料)を埋込んで埋込み配線を形成するのに使用されるめっき装置及びめっき方法に関する。
本発明のめっき装置及びめっき方法は、例えば内部に上下に貫通する多数のビアプラグを有し、半導体チップ等のいわゆる3次元実装に使用されるインタポーザまたはスペーサを製造する際におけるビアの埋込みにも使用される。
【背景技術】
【0002】
近年、半導体基板上に配線回路を形成するための金属材料として、アルミニウムまたはアルミニウム合金に代えて、電気抵抗率が低くエレクトロマイグレーション耐性が高い銅(Cu)を用いる動きが顕著になっている。この種の銅配線は、基板の表面に設けた微細な配線用凹部の内部に銅を埋込むことによって一般に形成される。この銅配線を形成する方法としては、CVD、スパッタリング及びめっきといった手法があるが、いずれにしても、基板のほぼ全表面に銅を成膜し、化学的機械的研磨(CMP)により不要の銅を除去するようにしている。
【0003】
図1は、いわゆるディップ方式を採用した従来の電気めっき装置の一例を示す。この電気めっき装置は、内部にめっき液を保持するめっき槽12aと、基板Wをその周縁部を水密的にシールし表面(被めっき面)を露出させて着脱自在に保持する上下動自在な基板ホルダ14aを有している。めっき槽12aの内部には、アノード24がアノードホルダ26に保持されて垂直に配置され、更に基板ホルダ14aで保持した基板Wがアノード24と対向する位置に配置された時に、このアノード24と基板Wとの間に位置するように、中央孔28aを有する誘電体からなる調整板(レギュレーションプレート)28が配置されている。
【0004】
これにより、これらのアノード24、基板W及び調整板28をめっき槽12a内のめっき液中に浸漬し、同時に、導線30aを介してアノード24をめっき電源32の陽極に、導線30bを介して基板Wをめっき電源32の陰極にそれぞれ接続することで、基板Wとアノード24との電位差により、めっき液中の金属イオンが基板Wの表面より電子を受け取り、基板W上に金属が析出して金属膜が形成される。
【0005】
このめっき装置によれば、アノード24と該アノード24と対向する位置に配置される基板Wとの間に、中央孔28aを有する調整板28を配置し、この調整板28でめっき槽12a内の電位分布を調節することで、基板Wの表面に形成される金属膜の膜厚分布をある程度調節することができる。
【0006】
図2は、いわゆるディップ方式を採用した従来の電気めっき装置の他の例を示す。この電気めっき装置の図1に示す例と異なる点は、調整板を備えることなく、リング状の擬似陰極(擬似電極)34を備え、基板Wの周囲に擬似陰極34を配置した状態で、基板Wを基板ホルダ14aに保持し、更に、めっき処理に際に、導線30cを介して、擬似陰極34をめっき電源32の陰極に接続するようにした点にある。
このめっき装置によれば、擬似陰極34の電位を調節することで、基板Wの表面に形成される金属膜の膜厚の均一性を改善することができる。
【0007】
図3は、いわゆるディップ方式を採用した従来の電気めっき装置の更に他の例を示す。この電気めっき装置の図1に示す例と異なる点は、調整板を備えることなく、めっき槽12aの上方に位置して、基板ホルダ14aとアノード24との間にパドルシャフト(攪拌機構)36を平行に配置し、このパドルシャフト36の下面に複数の攪拌翼としてのパドル(掻き混ぜ棒)38をほぼ垂直に垂設して、めっき処理中に、パドルシャフト36を介してパドル38を基板Wと平行に往復動させてめっき槽12a内のめっき液を攪拌するようにした点にある。
【0008】
このめっき装置によれば、パドルシャフト36を介してパドル38を基板Wと平行に往復動させることで、基板Wの表面に沿っためっき液の流れを、基板Wの表面の全面でより均等にして(めっき液の流れの方向性をなくして)、基板Wの全面に亘ってより均一な膜厚のめっき膜を形成することができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来のめっき装置では、例えば基板の内部に設けた、直径10〜20μm、深さ70〜150μm程度の、アスペスト比が高く、深さの深いビアホールの内部に、内部にボイド等の欠陥が生じることを防止しつつ、めっきで金属膜を確実に埋込むのは一般にかなり困難であった。
【0010】
例えば、アスペクト比が1以上と高く、深さが深いビアホールの内部にめっきで金属膜を埋込む場合、例えば図3に示すめっき装置を使用し、パドルを介してめっき液を強く撹拌させつつめっきを行うと、ビアホールの底部までめっき液の流れが行き届かない。このような状態で、図4に示すように、内部にビアホール40を設けた絶縁膜42を覆うバリア層44の表面にめっきを行うと、ビアホール40の開口端部付近でめっき析出が優先されて該開口端部が金属膜(めっき膜)46で塞がれ、ビアホール40の内部に埋込まれた金属膜46の内部にボイド48が生じてしまう。
【0011】
一方、装置自体が簡単な構造で、メンテナンスしやすい構造や機構が求められている。例えば、図2に示すめっき装置では、擬似電極の調整や擬似電極についためっき金属の除去という操作が必要になってくる。このような操作や管理上の煩雑性の問題が生じない、より取り扱いやすくて管理方法の簡便さが求められている。
なお、電気めっきにあっては、めっき中の電流密度を上げることでめっき速度を上げることができる。しかし、単に電流密度を上げると、めっきやけ、めっき欠陥、アノード表面の不動態化等が生じて、めっき不具合の原因となってしまう。
【0012】
本発明は上記事情に鑑みて為されたもので、比較的簡単な構成で、例えアスペクト比が高く、深さが深いビアホール等にあっても、金属膜を内部にボイドを発生させることなく確実に埋込むことができるようにしためっき装置及びめっき方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
請求項1に記載の発明は、めっき液を保持するめっき槽と、被めっき材を保持して該被めっき材に通電し、被めっき材の被めっき面を前記めっき槽内のめっき液に接触させるホルダと、前記めっき槽内のめっき液に浸漬させて配置されるアノードと、前記アノードと前記ホルダで保持した被めっき材との間に配置され、前記めっき槽内のめっき液を攪拌するめっき液攪拌部と、前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧を周期的に印加するめっき電源を有し、前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧が印加されてない時に前記めっき液攪拌部によるめっき液の攪拌を行い、前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧が印加されている時に前記めっき液攪拌部によるめっき液の攪拌を停止することを特徴とするめっき装置である。
【0014】
被めっき材とアノードとの間に電圧が印加されてない非めっき時にめっき液攪拌部によるめっき液の攪拌を行うことで、ビアホール等の内部のめっき液を非めっき時に新たなめっき液に置換し、被めっき材とアノードとの間に電圧が印加されているめっき時にめっき液攪拌部によるめっき液の攪拌を停止することで、新たなめっき液の供給のない状態でめっきを行うことができる。これによって、ビアホール等の開口端部で金属膜(めっき膜)が優先的に析出されることを防止して、ビアホール等の内部にボイドのない金属膜を埋込むことができる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、前記めっき液攪拌部は、前記ホルダで保持した被めっき材の被めっき面に平行に往復動するパドルからなることを特徴とする請求項1記載のめっき装置である。
これにより、パドルを往復動させることで、被めっき材とアノードとの間のめっき液を攪拌させ、パドルの移動を停止させることで、被めっき材とアノードとの間のめっき液の攪拌を停止させることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、前記めっき液攪拌部は、前記ホルダで保持した被めっき材の被めっき面に向けてめっき液を噴射するめっき液噴射ノズルからなることを特徴とする請求項1または2記載のめっき装置である。
これにより、被めっき材の被めっき面に向けてめっき液噴射ノズルからめっき液を噴射することで、被めっき材とアノードとの間のめっき液を攪拌させ、めっき液噴射ノズルからのめっき液に噴射を停止することで、被めっき材とアノードとの間のめっき液の攪拌を停止させることができる。
このめっき液噴射ノズルは、前記パドルに一体に設けて該パドルと一体に移動するようにしても良く、まためっき槽の内部に固定した状態で配置してもよい。
【0017】
請求項4に記載の発明は、前記被めっき材と前記アノードとの間に、電流密度が0.1〜0.8A/dmとなるように電圧を印加することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のめっき装置である。
このように、比較的低い電流密度でめっきを行うことで、より高い埋込み特性が得られることが実験的に確かめられている。
【0018】
請求項5に記載の発明は、めっき槽内のめっき液中に被めっき材とアノードとを互いに対峙させて配置し、前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧を周期的に印加し、前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧が印加されてない時に前記被めっき材と前記アノードとの間のめっき液を攪拌し、前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧が印加されている時に前記被めっき材と前記アノードとの間のめっき液の攪拌を停止することを特徴とするめっき方法である。
【0019】
請求項6に記載の発明は、前記被めっき材と前記アノードとの間に配置したパドルを該被めっき材と平行に往復動させてめっき液を攪拌し、該パドルの移動を停止させてめっき液の攪拌を停止することを特徴とする請求項5記載のめっき方法である。
請求項7に記載の発明は、前記被めっき材と前記アノードとの間に配置しためっき液噴射ノズルから該被めっき材に向けてめっき液を噴射してめっき液を攪拌し、該めっき液噴射ノズルからのめっき液の噴射を停止してめっき液の攪拌を停止することを特徴とする請求項5または6記載のめっき方法である。
【0020】
請求項8に記載の発明は、前記被めっき材と前記アノードとの間に、電流密度が0.1〜0.8A/dmとなるように電圧を印加することを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のめっき方法である。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、ビアホール等の開口端部で金属膜(めっき膜)が優先的に析出されることを防止して、アスペスト比が高く、埋込み深さの深いビアホール等であっても、金属膜を内部にボイドを発生させることなく確実に埋込むことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では、被めっき材として半導体ウェーハ等の基板を使用した例を示す。
図5は、本発明の実施の形態におけるめっき装置を備えためっき処理設備の全体配置図を示す。このめっき処理設備は、基板の前処理、めっき処理及びめっきの後処理のめっき全工程を連続して自動的に行うようにしたもので、外装パネルを取付けた装置フレーム110の内部は、仕切板112によって、基板のめっき処理及びめっき液が付着した基板の処理を行うめっき空間116と、それ以外の処理、すなわちめっき液に直接には関わらない処理を行う清浄空間114に区分されている。そして、めっき空間116と清浄空間114とを仕切る仕切板112で仕切られた仕切り部には、基板ホルダ160(図6参照)を2枚並列に配置して、この各基板ホルダ160との間で基板の脱着を行う、基板受渡し部としての基板脱着台162が備えられている。清浄空間114には、基板を収納した基板カセットを載置搭載するロード・アンロードポート120が接続され、更に、装置フレーム110には、操作パネル121が備えられている。
【0023】
清浄空間114の内部には、基板のオリフラやノッチなどの位置を所定方向に合わせるアライナ122と、めっき処理後の基板を洗浄し高速回転させてスピン乾燥させる2台の洗浄・乾燥装置124と、基板の前処理、この例では、基板の表面(被めっき面)に向けて純水を吹きかけることで、基板表面を純水で洗浄するとともに、純水で濡らして親水性を良くする水洗前処理を行う前処理装置126が、その四隅に位置して配置されている。更に、これらの各処理装置、つまりアライナ122、洗浄・乾燥装置124及び前処理装置126のほぼ中心に位置して、これらの各処理装置122,124,126、前記基板脱着台162及び前記ロード・アンロードポート120に搭載した基板カセットとの間で基板の搬送と受渡しを行う第1搬送ロボット128が配置されている。
【0024】
清浄空間114内に配置されたアライナ122、洗浄・乾燥装置124及び前処理装置126は、表面を上向きにした水平姿勢で基板を保持して処理する。搬送ロボット128は、表面を上向きにした水平姿勢で基板を保持して基板の搬送及び受渡しを行う。
【0025】
めっき空間116内には、仕切板112側から順に、基板ホルダ160の保管及び一時仮置きを行うストッカ164、例えば基板の表面に形成したシード層表面の電気抵抗の大きい酸化膜を硫酸や塩酸などの薬液でエッチング除去する活性化処理装置166、基板の表面を純水で水洗する第1水洗装置168a、めっき処理を行うめっき装置170、第2水洗装置168b及びめっき処理後の基板の水切りを行うブロー装置172が順に配置されている。そして、これらの装置の側方に位置して、2台の第2搬送ロボット174a,174bがレール176に沿って走行自在に配置されている。この一方の第2搬送ロボット174aは、基板脱着台162とストッカ164との間で基板ホルダ160の搬送を行う。他方の第2搬送ロボット174bは、ストッカ164、活性化処理装置166、第1水洗装置168a、めっき装置170、第2水洗装置168b及びブロー装置172の間で基板ホルダ160の搬送を行う。
【0026】
第2搬送ロボット174a,174bは、図6に示すように、鉛直方向に延びるボディ178と、このボディ178に沿って上下動自在でかつ軸心を中心に回転自在なアーム180を備えており、このアーム180に、基板ホルダ160を着脱自在に保持する基板ホルダ保持部182が2個並列に備えられている。基板ホルダ160は、表面を露出させ周縁部をシールした状態で基板Wを着脱自在に保持するように構成されている。
【0027】
ストッカ164、活性化処理装置166、水洗装置168a,168b及びめっき装置170は、基板ホルダ160の両端部に設けた外方に突出する突出部160aを上端部に引っ掛けて、基板ホルダ160を鉛直方向に吊り下げた状態で支持する。活性化処理装置166には、内部に薬液を保持する2個の活性化処理槽183が備えられ、図6に示すように、基板Wを装着した基板ホルダ160を鉛直状態で保持した第2搬送ロボット174bのアーム180を下降させ、基板ホルダ160を活性化処理槽183の上端部に引っ掛けて吊下げ支持することで、基板ホルダ160を基板Wごと活性化処理槽183内の薬液に浸漬させて活性化処理を行うように構成されている。
【0028】
同様に、水洗装置168a,168bには、内部に純水を保持した各2個の水洗槽184a,184bが、めっき装置170には、内部にめっき液を保持した複数のめっき槽186がそれぞれ備えられ、前述と同様に、基板ホルダ160を基板Wごとこれらの水洗槽184a,184b内の純水またはめっき槽186内のめっき液に浸漬させることで、水洗処理やめっき処理が行われるように構成されている。またブロー装置172は、基板Wを装着した基板ホルダ160を鉛直状態で保持した第2搬送ロボット174bのアーム180を下降させ、この基板ホルダ160に装着した基板Wにエアーや不活性ガスを吹きかけることで、基板のブロー処理を行うように構成されている。
【0029】
めっき装置170の各めっき槽186は、図7に示すように、内部に一定量のめっき液188を保持するように構成され、このめっき液188中に、基板ホルダ160で周縁部を水密的にシールし表面(被めっき面)を露出させて保持した基板Wを浸漬させて配置するようになっている。
【0030】
めっき槽186の底部には、図8に示すように、この例では2つのめっき液排出ライン190が連結されている。そして、この各めっき液排出ライン190は、それぞれ2つのめっき液供給ライン192に分岐し、この各めっき液供給ライン192の内部に、ポンプ194、流量計196及び流量調整バルブ198が介装されている。更に、1つのめっき液供給ライン192は、ポンプ194と流量計196との間で、めっき槽186の底部に接続された戻りライン200に分岐し、この戻りライン200に流量調整バルブ202及びフィルタ204が介装されている。めっき槽186の側部には、内部に流量調整バルブ206、ポンプ208及び冷却器(チラー)210を介装しためっき液循環ライン212が設けられている。
【0031】
これによって、めっき槽186内のめっき液188は、各めっき液供給ライン192に備えられたポンプ194の駆動に伴って循環し、しかも、各めっき液供給ライン192に沿って流れるめっき液188の流量が流量調整バルブ198で調節される。また、めっき液188の一部は、戻りライン200からフィルタ204を通過してめっき槽186の内部に戻される。更に、めっき槽186内のめっき液188は、めっき液循環ライン212に備えられたポンプ208の駆動に伴って循環し、冷却器210によって所定の温度に冷却される。
【0032】
めっき槽186の内部には、図7に示すように、基板Wの形状に沿った円板状のアノード214がアノードホルダ216に保持されて垂直に設置されている。このアノード214は、めっき槽186内にめっき液188を満たした時に、このめっき液188中に浸漬され、基板ホルダ160で保持してめっき槽186内の所定の位置に配置される基板Wと対面する。更に、めっき槽186の内部には、アノード214とめっき槽186内の所定の位置に配置される基板ホルダ160との間に位置して、内部に中央孔218aを有する誘電体からなり、めっき槽186内の電位分布を調整する調整板(レギュレーションプレート)218が配置されている。
【0033】
めっき槽186の内部には、めっき槽186内の所定の位置に配置される基板ホルダ160と調整板218との間に位置して、めっき液供給ライン192と同数(合計4つ)の鉛直方向に延びるパドル220が等ピッチで配置されている。このパドル220は、めっき液攪拌部を構成する。めっき槽186の上方に位置して、基板ホルダ160で保持した基板Wと平行に延び、軸方向に往復動自在なパドルシャフト222が配置され、このパドルシャフト222にパドル(めっき液攪拌部)220の上端が連結されている。
【0034】
これによって、図9に示すように、パドルシャフト222の往復動に伴って、パドル220が基板ホルダ160で保持した基板Wと平行に該基板Wの前面を往復動する。このように、パドル220を往復動させてめっき槽186内のめっき液188を攪拌し、往復動を停止させることでめっき槽186内のめっき液188の攪拌を停止させる。
【0035】
各パドル220には、その長さ方向に沿った所定のピッチで、めっき液攪拌部としての多数のめっき液噴射ノズル224が、基板ホルダ160で保持した基板Wに向けて設けられている。そして、この各パドル220の上部には、めっき液供給ライン192が個別に接続されて、めっき液供給ノズル(めっき液攪拌部)224とめっき液供給ライン192がパドル220の内部に形成した流路を介して互いに連通するようになっている。
【0036】
これによって、めっき液供給ライン192に備えられたポンプ194の駆動に伴って該めっき液供給ライン192に沿って流れためっき液188は、めっき液噴射ノズル224から基板ホルダ160で保持した基板Wに向けて噴射されて循環する。このように、めっき液188を基板Wに向けて噴射することで、めっき槽186内のめっき液188を攪拌しながら循環させ、このめっき液188の噴射を停止することで、めっき槽186内のめっき液188の攪拌を停止させる。
【0037】
パドル220及びめっき液噴射ノズル224は、例えば、PVC,PP,PEEK,PES,HT−PVC,PFA,PTFE,その他の樹脂系材料からなる誘電体から構成されていることが好ましい。これによって、これらの存在によって、めっき槽186内の電界分布が乱されてしまうことを防止することができる。
【0038】
めっき装置170には、めっき時に陽極が導線228aを介してアノード214に、陰極が導線228bを介して基板Wにそれぞれ接続されるめっき電源230が備えられている。このめっき電源230は、制御部250に接続され、この制御部250からの信号に基づいて、アノード214と基板Wとの間に、図10に示すように、電圧Vと電圧0(電圧の印加停止)を周期的に繰返すパルス電圧を印加するように構成されている。つまり、例えば所定時間(〜t)経過した後、アノード214と基板Wとの間に電圧Vを所定時間T印加し、この電圧の印加を所定時間T停止すること周期的に繰返すようにしている。この電圧Vのパルス幅(時間)Tは、例えば10〜160秒、好ましくは20〜120秒、更に好ましくは40〜80秒である。また、電圧0のパルス幅(電圧の停止時間)Tは、例えば5〜120秒、好ましくは15〜100秒、更に好ましくは30〜80秒である。
【0039】
基板Wとアノード214との間に周期的に印加する電圧Vは、一般的には、電流密度が0.1〜0.8A/dmとなるような電圧である。このように、比較的低い電流密度でめっきを行うことで、より高い埋込み特性が得られることが実験的に確かめられている。この電圧Vは、電流密度が0.2〜0.6A/dmとなるような電圧であることが好ましく、電流密度が0.25〜0.4A/dmとなるような電圧であることが更に好ましい。
【0040】
制御部250は、アノード214と基板Wとの間への周期的な電圧の印加に同期して、めっき液攪拌部としてのパドル220の動き、及びめっき液噴射ノズル224からのめっき液の噴射を制御する。つまり、基板Wとアノード214との間に電圧が印加されてない時間Tにパドル220を往復動させるとともに、めっき液噴射ノズル224からめっき液188の噴射してめっき液188の攪拌を行う。そして、基板Wとアノード214との間に電圧Vが印加されている時間Tにパドル220の往復動及びめっき液噴射ノズル224からのめっき液188の噴射を停止させてめっき液188の攪拌を停止させる。
【0041】
このように、基板Wとアノード214との間に電圧が印加されてない非めっき時にめっき液188の攪拌を行うことで、ビアホール等の内部のめっき液を非めっき時に新たなめっき液に置換し、基板Wとアノード214との間に電圧が印加されているめっき時にめっき液188の攪拌を停止することで、新たなめっき液の供給のない状態でめっきを行うことができる。これによって、ビアホール等の開口端部で金属膜(めっき膜)が優先的に析出されることを防止して、ビアホール等の内部にボイドのない金属膜を埋込むことができる。
【0042】
このめっき装置170によれば、先ず、めっき槽186の内部に所定量のめっき液188を満たしておく。そして、基板Wを保持した基板ホルダ160を下降させて、基板Wをめっき槽186内のめっき液188に浸漬した所定の位置に配置する。この状態で、めっき液供給ライン192のポンプ194を駆動してめっき液噴射ノズル224からめっき液188を基板Wの表面に向けて噴射し、これによって、めっき槽186内のめっき液188を循環させる。同時に、パドルシャフト222を介してパドル220を往復動させる。また、必要に応じてめっき液循環ライン212のポンプ208を駆動して、めっき槽186内のめっき液188を循環させつつ冷却して所定の温度に維持する。
【0043】
そして、所定時間経過した後、アノード214と基板Wとの間に、電圧Vと電圧0(電圧の印加停止)を周期的に繰返すパルス電圧を印加する。これによって、アノード214と基板Wとの間に電圧Vを印加してめっきを行う操作と、アノード214と基板Wとの間に電圧を印加することなくめっきを行わない操作を繰返す。これに同期して、基板Wとアノード214との間に電圧Vが印加されてない非めっき時にパドル220を往復動させるとともに、めっき液噴射ノズル224からのめっき液188を基板Wに向けて噴射してめっき液188の攪拌を行い、基板Wとアノード214との間に電圧Vが印加されているめっき時にパドル220の往復動及びめっき液噴射ノズル224からのめっき液188の噴射を停止させてめっき液188の攪拌を停止させる。
【0044】
そして、所定時間経過後、アノード214と基板Wとの間への電圧の周期的な印加を停止し、パドル220の往復動及びめっき液噴射ノズル224からのめっき液188の噴射を停止させてめっきを終了する。
【0045】
このように構成しためっき処理設備によって、銅配線を形成する一連のめっき処理を、図11を更に参照して説明する。先ず、図11(a)に示すように、半導体素子を形成した半導体基材1上の導電層1aの上にSiOからなる酸化膜やLow−k材膜等の絶縁膜2を堆積し、この絶縁膜2の内部に、リソグラフィ・エッチング技術により、配線用凹部としてのビアホール3とトレンチ4を形成し、その上にTa,TaN,TiN,WN,SiTiN,CoWPまたはCoWB等からなるバリア層5、更にその上に電解めっきの給電層としてシード層(導電層)7を形成した基板Wを用意する。そして、この基板Wをその表面(被めっき面)を上にした状態で基板カセットに収容し、この基板カセットをロード・アンロードポート120に搭載する。
【0046】
このロード・アンロードポート120に搭載した基板カセットから、第1搬送ロボット128で基板Wを1枚取出し、アライナ122に載せてオリフラやノッチなどの位置を所定の方向に合わせる。このアライナ122で方向を合わせた基板Wを第1搬送ロボット128で前処理装置126に搬送する。そして、この前処理装置126で、前処理液に純水を使用した前処理(水洗前処理)を施す。一方、ストッカ164内に鉛直姿勢で保管されていた基板ホルダ160を第2搬送ロボット174aで取出し、これを90゜回転させた水平状態にして基板脱着台162に2個並列に載置する。
【0047】
そして、前述の前処理(水洗前処理)を施した基板Wをこの基板脱着台162に載置された基板ホルダ160に周縁部をシールして装着する。そして、この基板Wを装着した基板ホルダ160を第2搬送ロボット174aで2基同時に把持し、上昇させた後、ストッカ164まで搬送し、90゜回転させて基板ホルダ160を垂直な状態となし、しかる後、下降させ、これによって、2基の基板ホルダ160をストッカ164に吊下げ保持(仮置き)する。これを順次繰返して、ストッカ164内に収容された基板ホルダ160に順次基板を装着し、ストッカ164の所定の位置に順次吊り下げ保持(仮置き)する。
【0048】
一方、第2搬送ロボット174bにあっては、基板を装着しストッカ164に仮置きした基板ホルダ160を2基同時に把持し、上昇させた後、活性化処理装置166に搬送し、活性化処理槽183に入れた硫酸や塩酸などの薬液に基板を浸漬させてシード層表面の電気抵抗の大きい酸化膜をエッチングし、清浄な金属面を露出させる。更に、この基板を装着した基板ホルダ160を、前記と同様にして、第1水洗装置168aに搬送し、この水洗槽184aに入れた純水で基板の表面を水洗する。
【0049】
水洗が終了した基板を装着した基板ホルダ160を、前記と同様にしてめっき装置170に搬送し、めっき槽186内のめっき液188に浸漬させた状態でめっき槽186に吊り下げ支持することで、基板Wの表面にめっき処理を施す。そして、所定時間経過後、基板を装着した基板ホルダ160を第2搬送ロボット174bで再度保持してめっき槽186から引き上げてめっき処理を終了する。
【0050】
そして、前述と同様にして、基板ホルダ160を第2水洗装置168bまで搬送し、この水洗槽184bに入れた純水に浸漬させて基板の表面を純水洗浄する。しかる後、この基板を装着した基板ホルダ160を、前記と同様にして、ブロー装置172に搬送し、ここで、不活性ガスやエアーを基板に向けて吹き付けて、基板ホルダ160に付着しためっき液や水滴を除去する。しかる後、この基板を装着した基板ホルダ160を、前記と同様にして、ストッカ164の所定の位置に戻して吊下げ保持する。
【0051】
第2搬送ロボット174bは、上記作業を順次繰り返し、めっきが終了した基板を装着した基板ホルダ160を順次ストッカ164の所定の位置に戻して吊下げ保持する。
一方、第2搬送ロボット174aにあっては、めっき処理後の基板を装着しストッカ164に戻した基板ホルダ160を2基同時に把持し、前記と同様にして、基板脱着台162上に載置する。
【0052】
そして、清浄空間114内に配置された第1搬送ロボット128は、この基板脱着台162上に載置された基板ホルダ160から基板を取出し、いずれかの洗浄・乾燥装置124に搬送する。そして、この洗浄・乾燥装置124で、表面を上向きにして水平に保持した基板を、純水等で洗浄し、高速回転させてスピン乾燥させた後、この基板を第1搬送ロボット128でロード・アンロードポート120に搭載した基板カセットに戻して、一連のめっき処理を完了する。これにより、図11(b)に示すように、ビアホール3及びトレンチ4内に銅を充填するとともに、絶縁膜2上に銅膜6を堆積させた基板Wが得られる。
【0053】
そして、前述のようにしてスピン乾燥させた基板Wを、その後、化学的機械的研磨(CMP)装置に搬送し、化学的機械的研磨(CMP)により、絶縁膜2上の銅膜6、シード層7及びバリア層5を除去して、ビアホール3及びトレンチ4に充填させた銅膜6の表面と絶縁膜2の表面とをほぼ同一平面にする。これにより、図11(c)に示すように、銅膜6からなる配線を形成する。
【0054】
次に、図12を参照して、内部に上下に貫通する複数の銅からなるビアプラグを有するインタポーザまたはスペーサの製造例を説明する。図12(a)に示すように、シリコン等からなる基材510の表面にSiO等からなる絶縁膜512を堆積し、例えばリソグラフィ・エッチング技術により、内部に上方に開口する複数のビアホール514を形成した基板Wを用意する。このビアホール514の直径dは、例えば10〜20μmで、深さhは、例えば70〜150μmである。そして、図12(b)に示すように、この基板Wの表面にTaN等からなるバリア層516、該バリア層516の表面に電気めっきの給電層としての(銅)シード層518をスパッタリング等で形成する。
【0055】
そして、前述と同様にして、基板Wの表面に銅めっきを施すことで、図12(c)に示すように、基板Wのビアホール514内に銅(めっき膜)を充填するとともに、絶縁膜512の表面に銅膜520を堆積させる。
【0056】
その後、図12(d)に示すように、化学的機械的研磨(CMP)等により、絶縁膜512上の余剰な銅膜520,シード層518及びバリア層516を除去し、同時に、ビアホール514内に充填した銅の底面が外部に露出するまで基材510の裏面側を研磨除去する。これによって、上下に貫通する銅からなる複数のビアプラグ522を内部に有するインタポーザまたはスペーサを完成させる。
【0057】
本発明のめっき装置を使用した銅めっきを行うことで、例えば直径dが10〜20μmで、深さhが70〜150μm程度の、アスペスト比が高く、深さが深いビアホールにあっても、例えば5時間程度で、ボイド等の欠陥のない、銅(めっき膜)の埋込みが行えることが確かめられている。
【0058】
この例によれば、めっき空間116内での基板の受渡しをめっき空間116内に配置した第2搬送ロボット174a,174bで、清浄空間114内での基板の受渡しを該清浄空間114内に配置した第1搬送ロボット128でそれぞれ行うことで、基板の前処理、めっき処理及びめっきの後処理の全めっき工程を連続して行うめっき処理装置の内部における基板周りの清浄度を向上させるとともに、めっき処理装置としてのスループットを向上させ、更にめっき処理装置の付帯設備の負荷を軽減して、めっき処理装置としてのより小型化を図ることができる。
【0059】
この例にあっては、めっき処理を行うめっき装置170として、フットプリントの小さいめっき槽186を有するものを使用することで、多数のめっき槽186を有するめっき装置の更なる小型化を図るとともに、工場付帯設備負荷をより軽減することができる。なお、図5において2台設置されている洗浄・乾燥装置124の一方を、前処理装置に置換てもよい。
【0060】
図13は、本発明の他の実施の形態のめっき装置を示す。このめっき装置にあっては、パドル220としてめっき液噴射ノズルを有さないものを使用し、めっき液噴射ノズルを備えることに伴って必要となる、めっき液供給ライン等の設備を省略している。その他の構成は、図7乃至図9に示す例と同様である。これにより、構造の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】従来のめっき装置の一例を示す概略斜視図である。
【図2】従来のめっき装置の他の例を示す概略斜視図である。
【図3】従来のめっき装置の更に他の例を示す概略斜視図である。
【図4】従来のめっき装置でめっきを行った時における金属膜の埋込み状態の概要を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態のめっき装置を備えためっき処理設備の全体配置図である。
【図6】図5に示すめっき処理設備のめっき空間内に備えられている搬送ロボットの概要図である。
【図7】図5に示すめっき処理設備に備えられているめっき装置の概略断面図である。
【図8】図7に示すめっき装置のめっき槽の周辺における配管を示す図である。
【図9】図7に示すめっき装置における基板、パドル、調整板及びカソードの関係を示す平面図である。
【図10】図5に示すめっき装置のアノードと基板との間に印加する電圧の例を示すグラフである。
【図11】銅配線基板Wの一製造例を工程順に示す図である。
【図12】内部に上下に貫通する複数の銅からなるビアプラグを有するインタポーザまたはスペーサの製造例を工程順に示す図である。
【図13】本発明の他の実施の形態のめっき装置の概略断面図である。
【符号の説明】
【0062】
114 清浄空間
116 めっき空間
120 ロード・アンロードポート
122 アライナ
124 洗浄・乾燥装置
126 前処理装置
128 搬送ロボット
160 基板ホルダ
162 基板脱着台
164 ストッカ
166 活性化処理装置
168a,168b 水洗装置
170 めっき装置
172 ブロー装置
174a,174b 搬送ロボット
180 アーム
182 基板ホルダ保持部
183 活性化処理槽
184a,184b 水洗槽
186 めっき槽
188 めっき液
190 めっき液排出ライン
192 めっき液供給ライン
194,208 ポンプ
196 流量計
198,202,206 流量調整バルブ
204 フィルタ
210 冷却器
212 めっき液循環ライン
214 アノード
216 アノードホルダ
218 調整板
220 パドル(めっき液攪拌部)
222 パドルシャフト
224 めっき液噴射ノズル(めっき液攪拌部)
230 めっき電源
250 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
めっき液を保持するめっき槽と、
被めっき材を保持して該被めっき材に通電し、被めっき材の被めっき面を前記めっき槽内のめっき液に接触させるホルダと、
前記めっき槽内のめっき液に浸漬させて配置されるアノードと、
前記アノードと前記ホルダで保持した被めっき材との間に配置され、前記めっき槽内のめっき液を攪拌するめっき液攪拌部と、
前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧を周期的に印加するめっき電源を有し、
前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧が印加されていない時に前記めっき液攪拌部によるめっき液の攪拌を行い、前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧が印加されている時に前記めっき液攪拌部によるめっき液の攪拌を停止することを特徴とするめっき装置。
【請求項2】
前記めっき液攪拌部は、前記ホルダで保持した被めっき材の被めっき面に平行に往復動するパドルからなることを特徴とする請求項1記載のめっき装置。
【請求項3】
前記めっき液攪拌部は、前記ホルダで保持した被めっき材の被めっき面に向けてめっき液を噴射するめっき液噴射ノズルからなることを特徴とする請求項1または2記載のめっき装置。
【請求項4】
前記被めっき材と前記アノードとの間に、電流密度が0.1〜0.8A/dmとなるように電圧を印加することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のめっき装置。
【請求項5】
めっき槽内のめっき液中に被めっき材とアノードとを互いに対峙させて配置し、
前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧を周期的に印加し、
前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧が印加されてない時に前記被めっき材と前記アノードとの間のめっき液を攪拌し、前記被めっき材と前記アノードとの間に電圧が印加されている時に前記被めっき材と前記アノードとの間のめっき液の攪拌を停止することを特徴とするめっき方法。
【請求項6】
前記被めっき材と前記アノードとの間に配置したパドルを該被めっき材と平行に往復動させてめっき液を攪拌し、該パドルの移動を停止させてめっき液の攪拌を停止することを特徴とする請求項5記載のめっき方法。
【請求項7】
前記被めっき材と前記アノードとの間に配置しためっき液噴射ノズルから該被めっき材に向けてめっき液を噴射してめっき液を攪拌し、該めっき液噴射ノズルからのめっき液の噴射を停止してめっき液の攪拌を停止することを特徴とする請求項5または6記載のめっき方法。
【請求項8】
前記被めっき材と前記アノードとの間に、電流密度が0.1〜0.8A/dmとなるように電圧を印加することを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のめっき方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−152415(P2006−152415A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−348248(P2004−348248)
【出願日】平成16年12月1日(2004.12.1)
【出願人】(000000239)株式会社荏原製作所 (1,477)
【Fターム(参考)】