説明

オリゴヌクレオチドの合成および精製に使用する方法および反応試薬

本発明は、オリゴヌクレオチドの合成および精製に用いる方法および反応試薬に関する。本発明をひとつの側面から見ると、オリゴヌクレオチド合成において、ホスホルアミダイトの活性化に有用な化合物に関する。別の側面から見ると、本発明に従うアクチベーターを用いたホスホルアミダイト法によってオリゴヌクレオチドを調製する方法に関する。さらに別の側面から見ると、硫黄転移反応試薬に関する。好ましい実施態様においては、硫黄転移反応試薬は3−アミノ−1,2,4−ジチアゾリジン−5−オンである。別の側面から見ると、本発明に従う硫黄転移反応試薬を用いてホスファイトを処理することにより、ホスホロチオエートを調製する方法に関する。好ましい実施態様においては、硫黄転移反応試薬は3−アミノ−1,2,4−ジチアゾリジン−5−オンである。別の側面から見ると、エチルニトリル保護基を有するホスフェート基の脱保護中に生成したアクリロニトリルを捕獲する化合物に関する。好ましい実施態様においては、アクリロニトリル捕捉剤は、ポリマーに結合したチオールである。また別の側面から見ると、ホスファイトをホスフェートに酸化する際に使用する反応試薬に関する。好ましい実施態様においては、酸化剤は、亜塩素酸ナトリウム、クロロアミンまたはピリジン−N−オキシドである。さらにまた別の側面から見ると、第一の一本鎖オリゴヌクレオチドと第二の一本鎖オリゴヌクレオチドとをアニールさせて二本鎖オリゴヌクレオチドを形成させ、該二本鎖オリゴヌクレオチドをクロマトグラフィー精製することにより、オリゴヌクレオチドを精製する方法に関する。好ましい実施態様においては、クロマトグラフィー精製は、高速液体クロマトグラフィーである。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式Iで表される化合物。
【化1】

(ここで、
Xは、C(R6)またはNであり;
R1、R2、R3およびR6は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CN、−CF3、−SO2R8、−SR8、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、アルコキシル、−OR7、−N(R7)2、−N(R7)C(O)R8、−C(O)R7または−CO2R8を表し;あるいは、R1およびR2、またはR2およびR3は、O、NおよびSより成る群から選択される0〜4個のヘテロ原子を有する4〜8員の環構造を形成し;
R4は、空位、または、ぞれぞれ別異に、−(C(R9)2)nCH3・Yを表し;
R5は、Hまたは−(C(R9)2)nCH3であり;
R7は、それぞれ別異に、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R8は、それぞれ別異に、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R9は、それぞれ別異に、Hまたはアルキルを表し;
nは、それぞれ別異に0〜15を表し;さらに、
Yは、それぞれ別異に、ハロゲンまたはR8CO2-を表す。)
【請求項2】
XはC(R6)であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項3】
XはNであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項4】
XはC(R6)であり;R1、R2、R3およびR6は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CNであり;R4は空位であり;R5はHであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項5】
XはC(R6)であり;R1、R2、R3およびR6はHであり;R4は空位であり;さらに、R5はHであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項6】
XはNであり;R1、R2、R3およびR6はHであり;R4は空位であり;さらに、R5はHであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項7】
構造式IIで表される化合物。
【化2】

(ここで、
R1 およびR3は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CN、−CF3、−SO2R6、−SR6、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、−N(R5)C(O)R6、−C(O)R5または−CO2R6を表し;
R2は、空位、または、それぞれ別異に−(C(R7)2)nCH3・Yを表し;
R4は、Hまたは−(C(R7)2)nCH3を表し;
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R6は、それぞれ別異に、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R7は、それぞれ別異に、Hまたはアルキルを表し;
nは、それぞれ別異に0〜15を表し;さらに、
Yは、それぞれ別異に、ハロゲンまたはR6CO2-を表す。)
【請求項8】
R1 およびR3は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CNを表し;R2は空位であり;さらに、R4はHであることを特徴とする請求項7記載の化合物。
【請求項9】
R1 はHであり;R3は−NO2であり;R2は空位であり;さらに、R4はHであることを特徴とする請求項7記載の化合物。
【請求項10】
構造式IIIで表される化合物。
【化3】

(ここで、
R1 およびR2は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CN、−CF3、−SO2R6、−SR6、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、−N(R5)C(O)R6、−C(O)R5または−CO2R6を表し;
R3は、空位、または、それぞれ別異に−(C(R7)2)nCH3・Yを表し;
R4は、Hまたは−(C(R7)2)nCH3であり;
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R6は、それぞれ別異に、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R7は、それぞれ別異に、Hまたはアルキルを表し;
nは、それぞれ別異に0〜15を表し;さらに、
Yは、それぞれ別異に、ハロゲンまたはR6CO2-を表す。)
【請求項11】
R1 およびR2は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CNを表し;R3は空位であり;さらに、R4はHであることを特徴とする請求項10記載の化合物。
【請求項12】
R1 はHであり;R2は−NO2であり;R3は空位であり;さらに、R4はHであることを特徴とする請求項10記載の化合物。
【請求項13】
構造式IVで表される化合物。
【化4】

(ここで、
R1 は、H、−SR5、アルキル、アリール、−N(R4)2、−(C(R4)2)mCO2R5、−NO2、−CN、−CF3、−SO2R5、ハロゲン、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−N(R4)C(O)R5、−C(O)R4または−CO2R5を表し;
R2は、空位、または、それぞれ別異に−(C(R6)2)nCH3・Yを表し;
R3は、Hまたは−(C(R6)2)nCH3であり;
R4は、それぞれ別異に、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R5は、それぞれ別異に、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R6は、それぞれ別異に、Hまたはアルキルを表し;
nは、それぞれ別異に0〜15を表し;
mは、1、2、3、4、5、6、7または8であり;さらに、
Yは、それぞれ別異に、ハロゲンまたはR5CO2-を表す。)
【請求項14】
R1 は、−SR5、アルキル、アリール、−N(R4)2または−(C(R4)2)mCO2R5であることを特徴とする請求項13記載の化合物。
【請求項15】
R2は空位であり;さらに、R3はHであることを特徴とする請求項13記載の化合物。
【請求項16】
R1 は、−SR5、アルキル、アリール、−N(R4)2または−(C(R4)2)mCO2R5であり;R2は空位であり;R3はHであり;R4はHであり;R5は、アルキルまたはアラルキルであり;さらに、mは1であることを特徴とする請求項13記載の化合物。
【請求項17】
構造式Vで表される化合物。
【化5】

(ここで、
R1 、RおよびR4は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CN、−CF3、−SO2R7、−SR7、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、−N(R6)C(O)R5、−C(O)R6または−CO2R7を表し;
R2は、空位、または、それぞれ別異に−(C(R8)2)nCH3・Yを表し;
R5は、Hまたは−(C(R8)2)nCH3であり;
R6は、それぞれ別異に、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R7は、それぞれ別異に、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R8は、それぞれ別異に、Hまたはアルキルを表し;
nは、それぞれ別異に0〜15を表し;さらに、
Yは、それぞれ別異に、ハロゲンまたはR7CO2-を表す。)
【請求項18】
R2は空位であり;さらに、R5はHであることを特徴とする請求項17記載の化合物。
【請求項19】
R1はHであり;R2は空位であり;R3およびR4は−CNであり;さらに、R5はHであることを特徴とする請求項17記載の化合物。
【請求項20】
ホスファイト化合物の調製法であって、ホスホルアミダイト、アルコールおよび活性化剤を混合してホスファイト化合物を調製する工程を含み、該活性化剤は、以下の化合物群から選択されることを特徴とする調製方法。
【化6】

(ここで、
Xは、C(R6)またはNであり;
R1、R2、R3およびR6は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CN、−CF3、−SO2R8、−SR8、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、アルコキシル、−OR7、−N(R7)2、−N(R7)C(O)R8、−C(O)R7または−CO2R8を表し;あるいは、R1およびR6、R1およびR2、または、R2およびR3は、O、NおよびSより成る群から選択される0〜4個のヘテロ原子を有する4〜8員の環構造を形成し;
R4は、空位、または、ぞれぞれ別異に、−(C(R9)2)nCH3・Yを表し;
R5は、Hまたは−(C(R9)2)nCH3であり;
R7は、それぞれ別異に、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R8は、それぞれ別異に、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R9は、それぞれ別異に、Hまたはアルキルを表し;
nは、それぞれ別異に0〜15を表し;さらに、
Yは、それぞれ別異に、ハロゲンまたはR8CO2-を表す);
【化7】

(ここで、
R1 およびR3は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CN、−CF3、−SO2R6、−SR6、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、−N(R5)C(O)R6、−C(O)R5または−CO2R6を表し;
R2は、空位、または、それぞれ別異に−(C(R7)2)nCH3・Yを表し;
R4は、Hまたは−(C(R7)2)nCH3であり;
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R6は、それぞれ別異に、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R7は、それぞれ別異に、Hまたはアルキルを表し;
nは、それぞれ別異に0〜15を表し;さらに、
Yは、それぞれ別異に、ハロゲンまたはR6CO2-を表す);
【化8】

(ここで、
R1 およびR2は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CN、−CF3、−SO2R6、−SR6、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、−N(R5)C(O)R6、−C(O)R5または−CO2R6を表し;
R3は、空位、または、それぞれ別異に−(C(R7)2)nCH3・Yを表し;
R4は、Hまたは−(C(R7)2)nCH3であり;
R5は、それぞれ別異に、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R6は、それぞれ別異に、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R7は、それぞれ別異に、Hまたはアルキルを表し;
nは、それぞれ別異に0〜15を表し;さらに、
Yは、それぞれ別異に、ハロゲンまたはR6CO2-を表す);
【化9】

(ここで、
R1 は、H、−SR5、アルキル、アリール、−N(R4)2、−(C(R4)2)mCO2R5、−NO2、−CN、−CF3、−SO2R5、ハロゲン、アルケニル、アルキニル、アラルキル、−N(R4)C(O)R5、−C(O)R4または−CO2R5を表し;
R2は、空位、または、それぞれ別異に−(C(R6)2)nCH3・Yを表し;
R3は、Hまたは−(C(R6)2)nCH3であり;
R4は、それぞれ別異に、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R5は、それぞれ別異に、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R6は、それぞれ別異に、Hまたはアルキルを表し;
nは、それぞれ別異に0〜15を表し;
mは、1、2、3、4、5、6、7または8であり;さらに、
Yは、それぞれ別異に、ハロゲンまたはR5CO2-を表す);および、
【化10】

ここで、
R1 、RおよびR4は、それぞれ別異に、H、−NO2、−CN、−CF3、−SO2R7、−SR7、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、−N(R6)C(O)R5、−C(O)R6または−CO2R7を表し;
R2は、空位、または、それぞれ別異に−(C(R8)2)nCH3・Yを表し;
R5は、Hまたは−(C(R8)2)nCH3であり;
R6は、それぞれ別異に、H、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R7は、それぞれ別異に、アルキル、アリールまたはアラルキルを表し;
R8は、それぞれ別異に、Hまたはアルキルを表し;
nは、それぞれ別異に0〜15を表し;さらに、
Yは、それぞれ別異に、ハロゲンまたはR7CO2-を表す。)
【請求項21】
前記ホスホルアミダイトは、3'−ヌクレオシドホスホルアミダイト、3'−ヌクレオチドホスホルアミダイトまたは3'−オリゴヌクレオチドホスホルアミダイトであることを特徴とする請求項20記載の方法。
【請求項22】
前記ホスホルアミダイトは、下記の構造式Aで表されることを特徴とする請求項20記載の方法。
【化11】

(ここで、
R1は、アルキル、アリール、アラルキルまたは−Si(R5)5であり;このとき、該アルキル、アリールおよびアラルキル基は、−CN、−NO2、−CF3、ハロゲン、−O2CR5または−OSO2R5で必要に応じて置換されており;
R2は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキルまたはアルケニルであり;
R3およびR4は、それぞれ別異に、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはアラルキルを表し;あるいは、R3およびR4は、共に3〜8員の環構造を形成し;さらに、
R5は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはアラルキルである。)
【請求項23】
R1は−CH2CH2CNであることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項24】
R2は、必要に応じて置換されたヘテロシクロアルキルであることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項25】
R2は、必要に応じて置換されたリボースであることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項26】
R2は、必要に応じて置換されたデオキシリボースであることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項27】
R2は、ヌクレオシドまたはヌクレオチドであることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項28】
R3およびR4は、アルキルであることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項29】
前記アルコールは、必要に応じて置換されたリボースであることを特徴とする請求項20記載の方法。
【請求項30】
前記アルコールは、必要に応じて置換されたデオキシリボースであることを特徴とする請求項20記載の方法。
【請求項31】
前記アルコールは、ヌクレオシド、ヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項20記載の方法。
【請求項32】
前記アルコールは、R5−OHで表され、ここで、R5は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキル、アルケニルまたは−(C(R6)2)pヘテロシクロアルキルであり;R6は、Hまたはアルキルであり;さらに、pは、1、2、3、4、5、6、7、または8であることを特徴とする請求項20記載の方法。
【請求項33】
R5は、−(C(R6)2)pヘテロシクロアルキルであることを特徴とする請求項32記載の方法。
【請求項34】
前記ホスホルアミダイト、前記アルコールおよび前記活性化剤の混合物に、プロトンシャトル化合物を混合する工程をさらに含み、該プロトンシャトル化合物のpKaは、前記活性化剤のpKaより高く、かつ前記ホスホルアミダイトのpKaより低いことを特徴とする請求項20記載の方法。
【請求項35】
前記プロトンシャトル化合物は、一級、二級または三級アミンであることを特徴とする請求項34記載の方法。
【請求項36】
前記プロトンシャトル化合物はN(R7)(R8)R9で表され、ここで、R7、R8およびR9は、それぞれ別異に、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、アルケニルを表し;あるいは、R7およびR8は、共に3〜8員の環構造を形成し;さらに、R9は、H、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルであることを特徴とする請求項34記載の方法。
【請求項37】
構造式Dで表される化合物。
【化12】

(ここで、
Xは、それぞれ別異に、C(O)、C(S)、SO2、CO2、CS2またはSOを表し;
R1 およびR2は、それぞれ別異に、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−N(R3)R4を表し、あるいは、R1 およびR2は共に、必要に応じて置換された芳香環を形成し;
R3は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
R4は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
nは、2、3または4であり;さらに、
XがC(O)のとき、R1はベンジルではない。)
【請求項38】
nは2であることを特徴とする請求項37記載の化合物。
【請求項39】
R1 およびR2は、フェニル、ベンジル、シクロヘキシル、ピロール、ピリジンまたは−CH2−ピリジンであることを特徴とする請求項37記載の化合物。
【請求項40】
XはC(O)であり、R1 はフェニルであり、さらにR2はフェニルであることを特徴とする請求項37記載の化合物。
【請求項41】
XはSO2であり、R1 はフェニルであり、さらにR2はフェニルであることを特徴とする請求項37記載の化合物。
【請求項42】
XはC(O)であり、R1 はピロールであり、さらにR2はピロールであることを特徴とする請求項37記載の化合物。
【請求項43】
XはC(O)であり、R1 およびR2は、共にフェニル環を形成していることを特徴とする請求項37記載の化合物。
【請求項44】
構造式D1で表される化合物。
【化13】

(ここで、
Xは、CN、P(OR2)2、P(O)(OR2)2、C(O)R1、C(S)R1、SO2R1、CO2R1、CS2R1またはSOR1であり;
Yは、CN、P(OR2)2またはP(O)(OR2)2であり;
R1 は、それぞれ別異に、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−N(R3)R4を表し;
R2は、それぞれ別異に、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、アルカリ金属または遷移金属を表し、あるいは、R2が2個ある場合には、全体の電荷が+2であるようなアルカリ土類金属または遷移金属を共に形成し;
R3は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
R4は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;さらに、
nは、2、3または4である。)
【請求項45】
nは2であることを特徴とする請求項44記載の化合物。
【請求項46】
YはCNであることを特徴とする請求項44記載の化合物。
【請求項47】
YはP(OR2)2であることを特徴とする請求項44記載の化合物。
【請求項48】
構造式Eで表される化合物。
【化14】

(ここで、
Xは、OまたはSであり;
R1 は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
R2 は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、C(O)N(R3)R4、C(S)N(R3)R4、C(S)N(R3)2、C(S)OR4 、CO2R4、C(O)R4または−C(S)R4であり;
R3 は、Hまたはアルキルであり;さらに、
R4 は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルである。)
【請求項49】
XはOであることを特徴とする請求項48記載の化合物。
【請求項50】
R2 は、H、アルキルまたはシクロアルキルであることを特徴とする請求項48記載の化合物。
【請求項51】
R2 は、アリールまたはアラルキルであることを特徴とする請求項48記載の化合物。
【請求項52】
R2 は、−C(O)N(R3)R4、−C(S)N(R3)R4、−C(S)N(R3)2、−C(S)OR4 、−CO2R4、−C(O)R4または−C(S)R4であることを特徴とする請求項48記載の化合物。
【請求項53】
R3はHであることを特徴とする請求項48記載の化合物。
【請求項54】
R4は、アルキルまたはアリールであることを特徴とする請求項48記載の化合物。
【請求項55】
XはOであり、さらに、R2 はHであることを特徴とする請求項48記載の化合物。
【請求項56】
アルゴン雰囲気下において約0℃の氷槽で冷却した容器内に、約1当量のクロロカルボニルスルフェニルクロリド、約1当量のチオ尿素および約1当量のトリエチルアミンを入れ、得られた混合物を約6時間撹拌し、ろ過後、該混合物を濃縮して残渣を得て、これをジクロロメタン−ヘキサンから再結晶させる工程を含む方法により調製された化合物。
【請求項57】
ホスホロチオエート化合物の調製法であって、ホスファイトおよび硫黄転移反応試薬を混合してホスホロチオエートを得る工程を含み、該硫黄転移反応試薬は、以下の化合物群から選択されることを特徴とする調製法:
MoS4・Et3NCH2Ph;
【化15】

(ここで、
Xは、それぞれ別異に、C(O)、C(S)、SO2、CO2、CS2またはSOを表し;
R1 およびR2は、それぞれ別異に、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−N(R3)R4を表し、あるいは、R1 およびR2は、必要に応じて置換された芳香環を共に形成し;
R3は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
R4は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
nは、2、3または4であり;さらに、
XがC(O)のとき、R1はベンジルではない);
【化16】

(ここで、
Xは、CN、P(OR2)2、P(O)(OR2)2、C(O)R1、C(S)R1、SO2R1、CO2R1、CS2R1、またはSOR1であり;
Yは、CN、P(OR2)2またはP(O)(OR2)2であり;
R1 は、それぞれ別異に、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキルまたは−N(R3)R4を表し;
R2は、それぞれ別異に、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、アルカリ金属または遷移金属を表し、あるいは、R2が2個ある場合には、全体の電荷が+2であるようなアルカリ土類金属または遷移金属を共に形成し;
R3は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
R4は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;さらに、
nは、2、3または4である);および
【化17】

(ここで、
Xは、OまたはSであり;
R1 は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
R2 は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、ヘテロアラルキル、−C(O)N(R3)R4、−C(S)N(R3)R4、−C(S)N(R3)2、−C(S)OR4 、−CO2R4、−C(O)R4または−C(S)R4であり;
R3 は、Hまたはアルキルであり;さらに、
R4 は、H、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルである)。
【請求項58】
前記ホスファイトは次の構造式Fで表されることを特徴とする請求項57記載の調製法。
【化18】

(ここで、
R1は、アルキル、アリール、アラルキルまたは−Si(R4)3であり;ここで、該アルキル、アリールおよびアラルキル基は、−CN、−NO2、−CF3、ハロゲン、−O2CR5または−OSO2R4で必要に応じて置換されており;
R2は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキルまたはアルケニルであり;
R3は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキル、アルケニルまたは−(CR5 )2)p−ヘテロシクロアルキルであり;
R4は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはアラルキルであり;
R5は、Hまたはアルキルであり;さらに、
pは、1、2、3、4、5、6、7または8である。)
【請求項59】
R1は−CH2CH2CNであることを特徴とする請求項58記載の調製法。
【請求項60】
R2は、必要に応じて置換されたヘテロシクロアルキルであることを特徴とする請求項58記載の調製法。
【請求項61】
R2は、必要に応じて置換されたリボースであることを特徴とする請求項58記載の調製法。
【請求項62】
R2は、必要に応じて置換されたデオキシリボースであることを特徴とする請求項58記載の調製法。
【請求項63】
R2は、ヌクレオシド、ヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項58記載の調製法。
【請求項64】
R2は下記の構造式で表されることを特徴とする請求項58記載の調製法。
【化19】

(ここで、R'1は、それぞれ別異に、アルキル、アリール、アラルキルまたは−Si(R4)3を表し;ここで、該アルキル、アリールおよびアラルキル基は、−CN、−NO2、−CF3、またはハロゲンで必要に応じて置換されており;さらに、n1は1〜50である。)
【請求項65】
n1は1〜25であることを特徴とする請求項64記載の調製法。
【請求項66】
n1は1〜15であることを特徴とする請求項64記載の調製法。
【請求項67】
n1は1〜10であることを特徴とする請求項64記載の調製法。
【請求項68】
n1は1〜5であることを特徴とする請求項64記載の調製法。
【請求項69】
エチルシアニド保護基の除去法であって、アクリロニトリル捕捉剤の存在下、エチルシアニド基を有するホスフェート化合物を塩基と混合する工程を含み、該アクリロニトリル捕捉剤は、ポリマー結合チオール、4−n−ヘプチルフェニルメタンチオール、炭素原子数が少なくとも10であるようなアルカンチオール、ヘテロアリールチオール、アルキルチオールのナトリウム塩、
【化20】

(ここで、R1はアルキルであり;さらに、R2は、−SHもしくは−CH2SHである)
であることを特徴とする除去法。
【請求項70】
前記アクリロニトリル捕捉剤は、以下の化合物群から選択されることを特徴とする請求項69記載の除去法。
【化21】

【請求項71】
前記ホスフェート化合物はオリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項69記載の除去法。
【請求項72】
前記ホスフェート化合物は、少なくとも1個のホスホロチオエート基を有するオリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項69記載の除去法。
【請求項73】
前記ホスフェート化合物は、リボヌクレオチドのオリゴマーであることを特徴とする請求項69記載の除去法。
【請求項74】
前記ホスフェート化合物は、下記の構造式Gで表されことを特徴とする請求項69記載の除去法。
【化22】

(ここで、
R1は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキルまたはアルケニルであり;
R2は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキル、アルケニルまたは−(CR3 )2)p−ヘテロシクロアルキルであり;
R3は、Hまたはアルキルであり;さらに、
pは、1、2、3、4、5、6、7または8である。)
【請求項75】
R1は、必要に応じて置換されたヘテロシクロアルキルであることを特徴とする請求項58記載の調製法。
【請求項76】
R1は、必要に応じて置換されたリボースであることを特徴とする請求項74記載の調製法。
【請求項77】
R1は、必要に応じて置換されたデオキシリボースであることを特徴とする請求項74記載の調製法。
【請求項78】
R1は、ヌクレオシド、ヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項74記載の調製法。
【請求項79】
R1は下記の構造式で表されることを特徴とする請求項74記載の調製法。
【化23】

(このとき、R'1は、それぞれ別異に、アルキル、アリール、アラルキルまたは−Si(R4)3であり;ここで、該アルキル、アリールおよびアラルキル基は、−CN、−NO2、−CF3、またはハロゲンで必要に応じて置換されており;R4は、アルキル、アリールまたはアラルキルであり;さらに、n1は1〜50である。)
【請求項80】
n1は1〜25であることを特徴とする請求項79記載の調製法。
【請求項81】
n1は1〜15であることを特徴とする請求項79記載の調製法。
【請求項82】
n1は1〜10であることを特徴とする請求項79記載の調製法。
【請求項83】
n1は1〜5であることを特徴とする請求項79記載の調製法。
【請求項84】
ホスファイトをホスフェートに酸化する方法であって、ホスファイトを酸化剤と混合してホスフェートを生成する工程を含み、該酸化剤は、NaClO2、クロロアミン、ピリジン−N−オキシド、CCl4、CCl4/水/アセトニトリル、CCl4/水/ピリジン、ジメチルカーボナート、または、CH2Cl2、NBSもしくはNCS中でのKNO3/TMSClの混合物であることを特徴とする方法。
【請求項85】
前記酸化剤は、NaClO2、クロロアミンまたはピリジン−N−オキシドであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項86】
前記ホスファイトは、ホスファイト基を介して連結されたヌクレオシドのオリゴマーであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項87】
前記ヌクレオシドはリボヌクレオシドであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項88】
前記ホスファイトは下記の構造式Hで表されることを特徴とする請求項84記載の方法。
【化24】

(ここで、
R1は、アルキル、アリール、アラルキルまたは−Si(R4)3であり;ここで、該アルキル、アリールおよびアラルキル基は、−CN、−NO2、−CF3、ハロゲン、−O2CR5または−OSO2R4で必要に応じて置換されており;
R2は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキルまたはアルケニルであり;
R3は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキル、アルケニルまたは−(CR5 )2)p−ヘテロシクロアルキルであり;
R4は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはアラルキルであり;
R5は、Hまたはアルキルであり;さらに、
pは、1、2、3、4、5、6、7または8である。)
【請求項89】
R1は−CH2CH2CNであることを特徴とする請求項88記載の方法。
【請求項90】
R2は、必要に応じて置換されたヘテロシクロアルキルであることを特徴とする請求項88記載の方法。
【請求項91】
R2は、必要に応じて置換されたリボースであることを特徴とする請求項88記載の方法。
【請求項92】
R2は、必要に応じて置換されたデオキシリボースであることを特徴とする請求項88記載の方法。
【請求項93】
R2は、ヌクレオシド、ヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項88記載の方法。
【請求項94】
R2は下記の構造式で表されることを特徴とする請求項88記載の方法。
【化25】

(ここで、R'1は、それぞれ別異に、アルキル、アリール、アラルキルまたは−Si(R4)3であり;ここで、該アルキル、アリールおよびアラルキル基は、−CN、−NO2、−CF3、またはハロゲンで必要に応じて置換されており;さらに、n1は1〜50である。)
【請求項95】
n1は1〜25であることを特徴とする請求項94記載の方法。
【請求項96】
n1は1〜15であることを特徴とする請求項94記載の方法。
【請求項97】
n1は1〜10であることを特徴とする請求項94記載の方法。
【請求項98】
n1は1〜5であることを特徴とする請求項94記載の方法。
【請求項99】
オリゴヌクレオチドからアミノ保護基を除去する方法であって、アミド保護基を有するオリゴヌクレオチドに、ポリアミン、PEHA、PEG-NH2、短鎖PEG-NH2、シクロアルキルアミン、ヒドロキシシクロアルキルアミン、ヒドロキシアミン、K2CO3/MeOHマイクロ波、チオアルキルアミン、チオール化アミン、β−アミノ−エチル−スルホン酸またはβ−アミノ−エチルスルホン酸の硫酸ナトリウムを混合する工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項100】
前記オリゴヌクレオチドはリボヌクレオチドのオリゴマーであることを特徴とする請求99記載の方法。
【請求項101】
オリゴヌクレオチドからシリル保護基を除去する方法であって、シリル保護基を有するオリゴヌクレオチドに、ピリジン−HF、DMAP-HF、尿素−HF、TSAF、DAST、ポリビニルピリジン−HF、または、下記の構造式AAで表されるアリールアミン−HF反応試薬を混合する工程を含むことを特徴とする方法。
【化26】

(ここで、
R1 は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;
R2 は、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキルまたはヘテロアラルキルであり;さらに、
R3 は、アリールまたはヘテロアリールである。)
【請求項102】
前記オリゴヌクレオチドは、リボヌクレオチドのオリゴマーであることを特徴とする請求項101記載の方法。
【請求項103】
反応は、マイクロ波照射下で行うことを特徴とする請求項101記載の方法。
【請求項104】
ホスホジエステル化合物の調製法であって、H−ホスホナート、アルコールおよび活性化剤を混合してホスホジエステル化合物を調製する工程を含み、該活性化剤は、C8〜C20アルキルカルボニルクロリド、アリールカルボニルクロリドおよびアラルキルカルボニルクロリドより成る群から選択されることを特徴とする調製法。
【請求項105】
前記活性化剤は、デカノイルクロリド、ドデカノイルクロリド、ベンゾイルクロリド、1,2−ジベンジルエタノイルクロリド、ナフトイルクロリド、アントラセンカルボニルクロリドまたはフルオレンカルボニルクロリドであることを特徴とする請求項104記載の調製法。
【請求項106】
前記H−ホスホナートは、下記の構造式Iで表されることを特徴とする請求項104記載の調製法。
【化27】

(ここで、
R1 は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキルまたはアルケニルである。)
【請求項107】
R1は、必要に応じて置換されたヘテロシクロアルキルであることを特徴とする請求項106記載の調製法。
【請求項108】
R1は、必要に応じて置換されたリボースであることを特徴とする請求項106記載の調製法。
【請求項109】
R1は、必要に応じて置換されたデオキシリボースであることを特徴とする請求項106記載の調製法。
【請求項110】
R1は、ヌクレオシドまたはヌクレオチドであることを特徴とする請求項106記載の調製法。
【請求項111】
前記アルコールは、必要に応じて置換されたリボースであることを特徴とする請求項104記載の調製法。
【請求項112】
前記アルコールは、必要に応じて置換されたデオキシリボースであることを特徴とする請求項104記載の調製法。
【請求項113】
前記アルコールは、ヌクレオシド、ヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチドであることを特徴とする請求項104記載の調製法。
【請求項114】
前記アルコールは、R5−OHで表され、ここで、R5は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキル、アルケニルまたは−(C(R6)2)pヘテロシクロアルキルであり;R6は、Hまたはアルキルであり;さらに、pは、1、2、3、4、5、6、7、または8であることを特徴とする請求項104記載の調製法。
【請求項115】
前記ホスホジエステルは下記の構造式Jで表されることを特徴とする請求項104記載の調製法。
【化28】

(ここで、
R1は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキルまたはアルケニルであり;
R2は、必要に応じて置換されたアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキル、アルケニルまたは−(CR6 )2)p−ヘテロシクロアルキルであり;R6は、Hまたはアルキルであり;さらに、 pは、1、2、3、4、5、6、7または8である。)
【請求項116】
R1は、必要に応じて置換されたヘテロシクロアルキルであることを特徴とする請求項115記載の調製法。
【請求項117】
R1は、必要に応じて置換されたリボースであることを特徴とする請求項115記載の調製法。
【請求項118】
R1は、必要に応じて置換されたデオキシリボースであることを特徴とする請求項115記載の調製法。
【請求項119】
R1は、ヌクレオシドまたはヌクレオチドであることを特徴とする請求項115記載の調製法。
【請求項120】
R2は、−(CR6 )2)p−ヘテロシクロアルキルであることを特徴とする請求項115記載の調製法。
【請求項121】
R2は、必要に応じて置換されたリボースであることを特徴とする請求項115記載の調製法。
【請求項122】
R2は、必要に応じて置換されたデオキシリボースであることを特徴とする請求項115記載の調製法。
【請求項123】
R2は、ヌクレオシドまたはヌクレオチドであることを特徴とする請求項115記載の調製法。
【請求項124】
オリゴヌクレオチドの精製法であって、第一のオリゴヌクレオチドを第二のオリゴヌクレオチドにアニールさせて二本鎖オリゴヌクレオチドを形成させ、該二本鎖オリゴヌクレオチドをクロマトグラフィー精製にかける工程を含むことを特徴とする精製法。
【請求項125】
前記クロマトグラフィー精製は、液体クロマトグラフィーであることを特徴とする請求項124記載の精製法。
【請求項126】
前記クロマトグラフィー精製は、高速液体クロマトグラフィーであることを特徴とする請求項124記載の精製法。
【請求項127】
前記第一のオリゴヌクレオチドは、リボヌクレオチドのオリゴマーであることを特徴とする請求項124記載の精製法。
【請求項128】
前記第二のオリゴヌクレオチドは、リボヌクレオチドのオリゴマーであることを特徴とする請求項124記載の精製法。
【請求項129】
前記第一のオリゴヌクレオチドは、リボヌクレオチドのオリゴマーであり、さらに、前記第二のオリゴヌクレオチドは、リボヌクレオチドのオリゴマーであることを特徴とする請求項124記載の精製法。
【請求項130】
保護基の除去法であって、C2位に保護基を有する必要に応じて置換されたリボースに酵素を混合し、C2位に水酸基を有する必要に応じて置換されたリボースを生成させる工程を含むことを特徴とする除去法。
【請求項131】
前記保護基はアラルキルエステルであることを特徴とする請求項130記載の除去法。
【請求項132】
前記保護基は、−O2CCH2Rという構造式で表され、ここで、Rは、フェニル、ピリジニル、アニリン、キノリンまたはイソキノリンであることを特徴とする請求項130記載の除去法。
【請求項133】
前記酵素は、ペニシリンGアシラーゼであることを特徴とする請求項130記載の除去法。
【請求項134】
前記リボースはリボヌクレオチドのオリゴマーであることを特徴とする請求項130記載の除去法。
【請求項135】
ジヌクレオシドユニットを含むオリゴヌクレオチドを調製する方法であって、液相化学によってジヌクレオシド基を合成し、該ジヌクレオシド基を支持体に結合させてプライマーを形成し、さらに、固相合成法を用いて該プライマーにさらにヌクレオチドを結合させる工程を含むことを特徴とする方法。
【請求項136】
前記ジヌクレオシド基の各ヌクレオシド残基は、それぞれ別異に、天然または非天然のヌクレオシドであることを特徴とする請求項135記載の方法。
【請求項137】
前記ジヌクレオシド基は2個のヌクレオシド残基を含み、それらはそれぞれ別異に、糖およびヌクレオベースを有しており、ここで、該糖は、D−リボースもしくはD−デオキシリボースであり、該ヌクレオベースは、天然もしくは非天然由来であることを特徴とする請求項135記載の方法。
【請求項138】
前記ジヌクレオシド基は2個のヌクレオシド残基を含み、それらはそれぞれ別異に、糖およびヌクレオベースを有しており、ここで、該糖は、L−リボースもしくはL−デオキシリボースであり、該ヌクレオベース基は、天然もしくは非天然由来であることを特徴とする請求項135記載の方法。
【請求項139】
前記ジヌクレオシド基は、2個のチミジン残基を含むことを特徴とする請求項135記載の方法。
【請求項140】
前記ジヌクレオシド基は、2個のデオキシチミジン残基を含むことを特徴とする請求項135記載の方法。
【請求項141】
前記ジヌクレオシド基は、2個の2'−修飾5−メチルウリジンもしくはウリジン残基を含み、ここで、2'−修飾体は、2'−OTBDMS、2'−OMe、2'−F、2'−O−CH2−CH2−O−Meまたは2'−O−アルキルアミノ誘導体であることを特徴とする請求項135記載の方法。
【請求項142】
前記ジヌクレオシド基は、ホスホロチオエート結合、ホスホロジチオエート結合、アルキルホスホナート結合またはボラノホスフェート結合を有することを特徴とする請求項135記載の方法。
【請求項143】
前記ジヌクレオシド基は、ホスホロチオエート結合、アルキルホスホナート結合またはボラノホスフェート結合を有し;さらに、前記ジヌクレオシド基は、リン原子に関して単一の立体異性体であることを特徴とする請求項135記載の方法。
【請求項144】
前記ジヌクレオシド基のヌクレオシド残基間の結合は、3'−5'結合であることを特徴とする請求項135記載の方製法。
【請求項145】
前記ジヌクレオシド基のヌクレオシド残基間の結合は2'−5'結合であることを特徴とする請求項135記載の方法。
【請求項146】
前記ジヌクレオシド基は2個のヌクレオシド残基を含み、それらは、それぞれ別異に糖およびヌクレオベースを有しており、ここで、該糖は、D−リボースもしくはD−デオキシリボースであり、該ヌクレオベースは、天然もしくは非天然由来であり;さらに、前記ジヌクレオチド基のヌクレオシド残基間の結合は、非天然かつ非ホスフェート性であることを特徴とする請求項135記載の方法。
【請求項147】
前記ジヌクレオシド基は2個のヌクレオシド残基を含み、それらは、それぞれ別異に糖およびヌクレオベースを有しており、ここで、該糖は、L−リボースもしくはL−デオキシリボースであり、該ヌクレオベースは、天然もしくは非天然由来であり;さらに、前記ジヌクレオチド基のヌクレオシド残基間の結合は、MMI、アミド結合またはグアニジニウム結合であることを特徴とする請求項135記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図12】
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【図43】
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【公表番号】特表2007−531794(P2007−531794A)
【公表日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−507431(P2007−507431)
【出願日】平成17年4月5日(2005.4.5)
【国際出願番号】PCT/US2005/011490
【国際公開番号】WO2005/097817
【国際公開日】平成17年10月20日(2005.10.20)
【出願人】(506336728)アルニラム ファーマスーティカルズ インコーポレイテッド (13)
【氏名又は名称原語表記】ALNYLAM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】