説明

キナーゼ阻害剤

本発明は、キナーゼシグナル伝達を阻害、調節および/または変調する化合物、これらの化合物を含有する組成物、並びに哺乳動物におけるキナーゼ依存性疾患および状態、例えば血管新生、癌、腫瘍成長、アテローム性動脈硬化、年齢関連黄斑変性症、網膜虚血、黄斑性浮腫、糖尿病性網膜症、炎症性疾患等の治療にそれらを使用する方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

(ここで、
XはO、SもしくはNRであり;
mは0、1、2もしくは3であり;
nは0、1、2もしくは3であり;
は:
1)H、
2)O(C−C)ペルフルオロアルキル、
3)OH、
4)CN、
5)ハロゲン、
6)(C=O)(C−C10)アルキル、
7)(C=O)(C−C10)アルケニル、
8)(C=O)(C−C10)アルキニル、
9)(C=O)アリール、
10)(C=O)ヘテロシクリル、または
11)(C−C)アルキル−NR
であり、ここで、rおよびsは独立に0または1であり、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびヘテロシクリルはRから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
は:
1)H、
2)O(C−C)ペルフルオロアルキル、
3)OH、
4)CN、
5)ハロゲン、
6)(C=O)(C−C10)アルキル、
7)(C=O)(C−C10)アルケニル、
8)(C=O)(C−C10)アルキニル、
9)(C=O)アリール、
10)(C=O)ヘテロシクリル、または
11)(C−C)アルキル−NR
であり、ここで、rおよびsは独立に0または1であり、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびヘテロシクリルはRから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
は:
1)H、
2)SO
3)(C=O)(ここで、rは0または1である)もしくは
4)CO
であり;
は:
1)H、
2)O(C−C)ペルフルオロアルキル、
3)OH、
4)CN、
5)ハロゲン、
6)(C=O)(C−C10)アルキル、
7)(C=O)(C−C10)アルケニル、
8)(C=O)(C−C10)アルキニル、
9)(C=O)アリール、
10)(C=O)ヘテロシクリル、または
11)(C−C)アルキル−NR
であり、ここで、rおよびsは独立に0または1であり、該アルキル、アルケニル、アルキニル、アリールおよびヘテロシクリルはRから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
はヘテロシクリルであり、ここで、該ヘテロシクリルはN、OおよびSから選択される1または2個のさらなるヘテロ原子を含み、Rから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
は:
1)O(C=O)NR
2)(C=O)アリール、
3)(C=O)−ヘテロシクリル、
4)ハロゲン、
5)OH、
6)オキソ、
7)O(C−C)ペルフルオロアルキル、
8)(C−C)ペルフルオロアルキル、
9)(C=O)(C−C10)アルキル、
10)CHO、
11)COH、または
12)CN、
であり、ここで、rおよびsは独立に0もしくは1であり、該アルキル、アリールおよびヘテロシクリルはRから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
およびRは、独立に:
1)H、
2)(C=O)(C−C10)アルキル、
3)S(O)
4)(C=O)ヘテロシクリル、
5)(C=O)アリール、または
6)CO
であり、ここで、rは0もしくは1であり、該アルキル、ヘテロシクリル、およびアリールはRから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく、または
およびRは、それらが結合する窒素と共に、窒素に加えてN、OおよびSから選択される1もしくは2個のさらなるヘテロ原子を各々の環内に含んでもよい5−7員の単環式もしくは二環式複素環を形成し、該単環式もしくは二環式複素環はRから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよく;
は(C−C)アルキル、アリール、ベンジル、もしくはヘテロシクリルであり;
は:
1)OH、(C−C)アルコキシ、ハロゲン、CN、オキソ、N(RおよびS(O)から選択される3つまでの置換基で置換されていてもよい(C=O)(C−C10)アルキル(ここで、rおよびsは独立に0もしくは1である)
2)(C=O)N(R
3)O(C−C)ペルフルオロアルキル、
4)(C−C)アルキレン−S(O)(ここで、mは0、1、もしくは2である)、
5)オキソ、
6)OH、
7)ハロゲン、
8)CN、
9)Rから選択される3つまでの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキレン−アリール、
10)Rから選択される3つまでの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキレン−ヘテロシクリル、
11)(C−C)アルキレン−N(R
12)C(O)R
13)CO
14)C(O)H、または
15)COH、
であり;並びに
はH、(C−C)アルキル、アリール、ヘテロシクリルもしくはS(O)である)
の化合物またはそれらの医薬適合性の塩またはそれらの立体異性体。
【請求項2】
が以下:
1)H、
2)CN、
3)ハロゲン、
4)OH、
5)(C=O)(C−C10)アルキル、および
6)(C=O)(C−C10)アルキル−NR
から選択される、請求項1の化合物またはそれらの医薬適合性の塩またはそれらの立体異性体。
【請求項3】
が以下:
1)H、
2)CN、
3)OH、
4)ハロゲン、
5)フェニル(ここで、該フェニルはRから選択される1つ以上の置換基で置換されていてもよい)、
6)(C=O)(C−C10)アルキル、および
7)(C=O)(C−C10)アルキル−NR
から選択される、請求項2の化合物またはそれらの医薬適合性の塩またはそれらの立体異性体。
【請求項4】
が以下:
1)H、
2)CN、
3)ハロゲン、
4)(C−C)アルキル、
5)(C−C)ペルフルオロアルキル、および
6)(C=O)ヘテロシクリル、
から選択される、請求項3の化合物またはそれらの医薬適合性の塩またはそれらの立体異性体。
【請求項5】
がHであり、RがCNもしくはフェニルであり、RがHであり、およびRがHもしくは(C−C)アルキルである、請求項4の化合物またはそれらの医薬適合性の塩またはそれらの立体異性体。
【請求項6】
以下から選択される請求項1の化合物:
tert−ブチル−4−({6−[(5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル}オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート;
2−{[6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
tert−ブチル−4−({6−[5−フェニル−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル}オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−(5−フェニル−1,3−チアゾル−2−イル)−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−4−アミン;
tert−ブチル−4−[({6−[5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル}オキシ]メチル]−ピペリジン−1−カルボキシレート;
tert−ブチル−4−[({6−[(5−フェニル−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]ピリミジン−4−イル}オキシ)メチル]−ピペリジン−1−カルボキシレート;
N−(5−フェニル−1,3−チアゾル−2−イル)−6−(ピペリジン−4−イルメトキシ)ピリミジン−4−アミン;
2−{[2−メチル−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
N−(5−フェニル−1,3−チアゾル−2−イル)−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルピリミジン−4−アミン;
2−({2−メチル−6−[(3R)−ピロリジン−3−イルオキシ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−({2−メチル−6−[(3S)−ピロリジン−3−イルオキシ]ピリミジン−4−イル}アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−[2−メチル−6−{[1−(2−モルホリン−4−イルエチル)ピペリジン−4−イル]オキシ}ピリミジン−4−イル)アミノ]−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−[4−({6−[5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]−2−メチルピリミジン−4−イル}オキシ]ピペリジン−1−イル]−N−イソプロピルアセトアミド;
2−{[2−メチル−6−(3−モルホリン−4−イルプロポキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{[2−メチル−6−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{[2−メチル−6−(2−ピペリジン−1−イルエトキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−({2−メチル−6−[(2−モルホリン−4−イルエチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{[6−(ピペリジン−4−イルメトキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{[2−メチル−6−(ピペリジン−4−イルメトキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−({6−[(3−モルホリン−4−イルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{[2−メチル−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−[(6−{[3−(1H−イミダゾル−1−イル)プロピル]アミノ}−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ]−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−[(6−{[(1,1−ジオキシドテトラヒドロチエン−3−イル)メチル]アミノ)−2−メチルピリミジン−4−イル)アミノ)−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−({6−[(1,4−ジオキサン−2−イルメチル)アミノ]−2−メチルピリミジン−4−イル}アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−({6−[(3−モルホリン−4−イルプロピル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−[−({6−[5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イルアミノ]−2−メチルピリミジン−4−イル}アミノ)ピペリジン−1−イル]−N−イソプロピルアセトアミド;
tert−ブチル−4−({6−[(5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イルアミノ)−2−メチルピリミジン−4−イル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート;
2−{[2−メチル−6−(ピペリジン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
tert−ブチル−4−({6−[(5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]メチル}−2−メチルピリミジン−4−イル}アミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート;
2−({2−メチル−6−[(ピペリジン−4−イルメチル)アミノ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{[5−メチル−6−(ピペリジン−4−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]オキシ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
tert−ブチル−2−[({6−[(5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]−2−メチルピリミジン−4−イル}オキシ)メチル]−モルホリン−4−カルボキシレート;
2−{[2−メチル−6−(モルホリン−2−イルメトキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{[2−メチル−6−(テトラヒドロ−2−ピラン−4−イルオキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{[2−イソプロピル−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−({6−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロチエン−3−イル)アミノ]−2−メチルピリミジン−4−イル}アミノ)−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{[2−メチル−6−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
tert−ブチル{4−[({6−[(5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]−2−メチルピリミジン−4−イル}オキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}アセテート;
{4−[({6−[(5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]−2−メチルピリミジン−4−イル}オキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}酢酸;
N−(tert−ブチル)−2−{4−[({6−[(5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]−2−メチルピリミジン−4−イル}オキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}アセトアミド;
2−({2−メチル−6−[(2−モルホリン−4−イルエチル)チオ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
および
2−{[6−(ピペリジン−4−イルチオ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
またはそれらの医薬適合性の塩またはそれらの立体異性体。
【請求項7】
2−({2−メチル−6−[(3S)−ピロリジン−3−イルオキシ]ピリミジン−4−イル}アミノ)−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル
【化2】

である化合物またはそれらの医薬適合性の塩またはそれらの立体異性体。
【請求項8】
N−(5−フェニル−1,3−チアゾル−2−イル)−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−4−アミン
【化3】

である化合物またはそれらの医薬適合性の塩。
【請求項9】
2−{[2−メチル−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル
【化4】

である化合物またはそれらの医薬適合性の塩。
【請求項10】
2−{[2−メチル−6−(モルホリン−2−イルメトキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル
【化5】

である化合物またはそれらの医薬適合性の塩またはそれらの立体異性体。
【請求項11】
2−({6−[(1,1−ジオキシドテトラヒドロチエン−3−イル)アミノ]−2−メチルピリミジン−4−イル}アミノ)−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル
【化6】

である化合物またはそれらの医薬適合性の塩またはそれらの立体異性体。
【請求項12】
2−{[2−メチル−6−(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル
【化7】

である化合物またはそれらの医薬適合性の塩またはそれらの立体異性体。
【請求項13】
2−{[2−イソプロピル−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル
【化8】

である化合物またはそれらの医薬適合性の塩。
【請求項14】
請求項1に記載の化合物および医薬適合性の担体を含んでなる医薬組成物。
【請求項15】
哺乳動物に治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含む、治療を必要とする哺乳動物における癌の治療または予防方法。
【請求項16】
癌が脳、尿生殖器管、リンパ系、胃、喉頭、および肺の癌から選択される、請求項15に記載の癌の治療または予防方法。
【請求項17】
癌が組織球性リンパ腫、肺アデノカルチノーマ、小細胞肺癌、膵臓癌、グリア芽細胞腫および乳房カルチノーマから選択される、請求項15に記載の癌の治療または予防方法。
【請求項18】
癌が結腸直腸癌、前立腺癌、乳癌、および肺癌から選択される、請求項15に記載の癌の治療または予防方法。
【請求項19】
治療を必要とする哺乳動物に治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含んでなる、血管新生が関与する疾患の治療または予防方法。
【請求項20】
疾患が眼病である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
治療を必要とする哺乳動物に治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含んでなる、網膜血管新生の治療または予防方法。
【請求項22】
治療を必要とする哺乳動物に治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含んでなる、糖尿病性網膜症の治療または予防方法。
【請求項23】
治療を必要とする哺乳動物に治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含んでなる、年齢関連黄斑変性症の治療または予防方法。
【請求項24】
感光性薬物を用いる光線力学療法の使用をさらに含む、請求項19の方法。
【請求項25】
感光性薬物がベルテオポルフィンである、請求項24の方法。
【請求項26】
疾患が年齢関連黄斑変性症である請求項24の方法。
【請求項27】
治療を必要とする哺乳動物に治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含む、炎症性疾患の治療または予防方法。
【請求項28】
炎症性疾患が関節リウマチ、乾癬、接触性皮膚炎および遅発性過敏感反応から選択される、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含む、チロシンキナーゼ依存性疾患または状態の治療または予防方法。
【請求項30】
請求項1の化合物および医薬適合性の担体を組み合わせることによって製造される医薬組成物。
【請求項31】
請求項1の化合物を医薬適合性の担体と組み合わせることを含む医薬組成物の製造方法。
【請求項32】
治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含む、骨肉腫、骨関節炎およびくる病から選択される骨関連病理の治療または予防方法。
【請求項33】
以下:
1)エストロゲン受容体修飾因子、
2)アンドロゲン受容体修飾因子、
3)レチノイド受容体修飾因子、
4)細胞毒性剤、
5)抗増殖剤、
6)プレニル−プロテイントランスフェラーゼ阻害剤、
7)HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、
8)HIVプロテアーゼ阻害剤、
9)逆転写酵素阻害剤、
10)他の血管新生阻害剤、および
11)PPAR−γアゴニスト、
から選択される第2化合物をさらに含有する、請求項14の組成物。
【請求項34】
第2化合物が、チロシンキナーゼ阻害剤、上皮誘導成長因子の阻害剤、線維芽細胞誘導成長因子の阻害剤、血小板誘導成長因子の阻害剤、MMP阻害剤、インテグリンブロッカー、インターフェロン−α、インターロイキン−12、ペントサンポリスルフェート、シクロオキシゲナーゼ阻害剤、カルボキシアミドトリアゾール、コンブレタスタチンA−4、スクアラミン、6−(O−クロロアセチル−カルボニル)−フマギロール、タリドミド、アンギオスタチン、トロポニン−1、およびVEGFに対する抗体からなる群より選択される他の血管新生阻害剤である、請求項33の組成物。
【請求項35】
第2化合物がタモキシフェンおよびラロキシフェンから選択されるエストロゲン受容体修飾因子である、請求項33の組成物。
【請求項36】
ステロイド性抗炎症性化合物をさらに含む、請求項14の組成物。
【請求項37】
降圧性化合物をさらに含む、請求項14の組成物。
【請求項38】
治療上有効な量の請求項1の化合物を放射線療法と組み合わせて投与することを含む、癌の治療方法。
【請求項39】
治療上有効な量の請求項1の化合物を以下:
1)エストロゲン受容体修飾因子、
2)アンドロゲン受容体修飾因子、
3)レチノイド受容体修飾因子、
4)細胞毒性剤、
5)抗増殖剤、
6)プレニル−プロテイントランスフェラーゼ阻害剤、
7)HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、
8)HIVプロテアーゼ阻害剤、
9)逆転写酵素阻害剤、および
10)他の血管新生阻害剤、
から選択される化合物と組み合わせて投与することを含む、癌の治療方法。
【請求項40】
治療上有効な量の請求項1の化合物を放射線療法および以下:
1)エストロゲン受容体修飾因子、
2)アンドロゲン受容体修飾因子、
3)レチノイド受容体修飾因子、
4)細胞毒性剤、
5)抗増殖剤、
6)プレニル−プロテイントランスフェラーゼ阻害剤、
7)HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、
8)HIVプロテアーゼ阻害剤、
9)逆転写酵素阻害剤、および
10)他の血管新生阻害剤、
から選択される化合物と組み合わせて投与することを含む、癌の治療方法。
【請求項41】
治療上有効な量の請求項1の化合物およびパクリタキセルまたはトラスツズマブを投与することを含む、癌の治療または予防方法。
【請求項42】
治療上有効な量の請求項1の化合物およびGPIIb/IIIaアンタゴニストを投与することを含む、癌の治療または予防方法。
【請求項43】
GPIIb/IIIaアンタゴニストがチロフィバンである、請求項42の方法。
【請求項44】
治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含む、脳虚血性事象に続く組織損傷を減少または予防する方法。
【請求項45】
治療上有効な量の請求項1の化合物をCOX−2阻害剤と組み合わせて投与することを含む、癌の治療または予防方法。
【請求項46】
治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含む、子癇前症の治療または予防方法。
【請求項47】
治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含む、細菌性髄膜炎による組織損傷の治療または予防方法。
【請求項48】
治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含む、子宮内膜症を治療または予防する方法。
【請求項49】
治療上有効な量の請求項1の化合物をPPAR−γアゴニストと組み合わせて投与することを含む、糖尿病性網膜症の治療または予防方法。
【請求項50】
治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含む、急性骨髄性白血病の治療方法。
【請求項51】
治療上有効な量の請求項1の化合物を遺伝子治療と組み合わせて投与することを含む、癌の治療方法。
【請求項52】
治療上有効な量の、チロシンキナーゼおよびサイクリン依存性キナーゼの二重阻害剤である化合物を投与することを含む、癌の治療または予防方法。
【請求項53】
二重阻害剤が以下:
N−(tert−ブチル)−2−{4−[({6−[(5−シアノ−1,3−チアゾル−2−イル)アミノ]−2−メチルピリミジン−4−イル}オキシ)メチル]ピペリジン−1−イル}アセトアミド;
2−{[2−メチル−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
2−{[2−メチル−6−(ピペリジン−4−イルメトキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;および
2−{[2−イソプロピル−6−(ピペリジン−4−イルオキシ)ピリミジン−4−イル]アミノ}−1,3−チアゾール−5−カルボニトリル;
から選択される、請求項52の方法またはそれらの医薬適合性の塩。
【請求項54】
治療を必要とする哺乳動物に治療上有効な量の請求項1の化合物を投与することを含む、卵巣過刺激症候群の治療または予防方法。
【請求項55】
治療上有効な量の請求項1の化合物を排卵刺激因子と組合せて投与することを含む、卵巣過刺激症候群の治療または予防方法。
【請求項56】
排卵刺激因子がブロモクリプチン、ルプロリド、クロミフェンおよびそれらの医薬適合性の塩、卵胞刺激ホルモン、閉経期ゴナドトロピンもしくはメントロピン、絨毛性ゴナドトロピン、黄体形成ホルモン放出ホルモン、黄体形成ホルモンおよびそれらの組合せから選択される、請求項55の方法。
【請求項57】
眼病が黄斑性浮腫である、請求項20に記載の方法。

【公表番号】特表2006−507302(P2006−507302A)
【公表日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−550143(P2004−550143)
【出願日】平成15年10月24日(2003.10.24)
【国際出願番号】PCT/US2003/034100
【国際公開番号】WO2004/041164
【国際公開日】平成16年5月21日(2004.5.21)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】