タッチパネルディスプレイを有する車載用機器
【課題】広い表示領域を確保し、且つ操作性の良い車載用機器を提供する。
【解決手段】第一のタッチパネルディスプレイを有する本体部と、第二のタッチパネルディスプレイを有し、当該第二のタッチパネルディスプレイが前記第一のタッチパネルディスプレイに対して開閉するように前記本体部に取り付けられる可動部とを備える車載用機器が提供される。
【解決手段】第一のタッチパネルディスプレイを有する本体部と、第二のタッチパネルディスプレイを有し、当該第二のタッチパネルディスプレイが前記第一のタッチパネルディスプレイに対して開閉するように前記本体部に取り付けられる可動部とを備える車載用機器が提供される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される車載用機器に関し、特に、ディスプレイを有する車載用機器における表示領域の拡大、及び操作性の向上を実現する車載用機器に関する。
【背景技術】
【0002】
車両などに搭載される機器であって、オーディオ機能やナビゲーション機能を有する車載用機器が知られている。車載用機器の本体は、例えば車両のダッシュボードに設けられるコンソールボックスなどに組み込まれ、液晶などで構成されるディスプレイなどの表示装置や操作パネルが運転手(オペレータ)と面する方向に配置される。
【0003】
ディスプレイには、タッチパネルディスプレイが採用される車載用機器がある。タッチパネルディスプレイは、絵や文字が表示される画面を有するディスプレイに、指やペンなどで直接触れることで所定の操作を行うことができる入力機能(タッチパネル機能)を有する。この入力機能は、例えば抵抗膜と呼ばれるパネル(タッチパネル)を画面上に配置することで実現され、そのパネルを指やペンで押圧することで、画面への接触を認識する。抵抗膜は、ガラス基盤と透明なフィルムにスペーサーと呼ばれる隙間を介してX方向、Y方向に電気回路が配線された構造を有し、フィルム上を指などで押すと、押された部分の配線がショートし、電圧値が変わることで押された位置を検出する。
【0004】
図11は、タッチパネルディスプレイの構造を説明する図である。ディスプレイ100の画面上にタッチパネル102が配置され、タッチパネル102が押圧された位置をタッチパネルI/O104が検出し、検出位置をCPUなどの制御ユニット106に伝えられる。また、制御ユニット106は、検出位置に対応する表示情報をディスプレイドライバ108から取得し、それに基づいた所定の制御を実行する。
【0005】
タッチパネルディスプレイは、画面の表示部分を直接触れるだけで操作ができる簡単さがあるとともに、画面と入力機能部分をまとめることができるため、操作用ボタンのためのスペースを設ける必要がなく、省スペース化できるというメリットがあり、設置スペースが限られる車載用機器への普及が進んでいる。
【0006】
一方で、車載用機器のナビゲーション機能により画面に地図などの表示している場合は、できるだけ広い領域に地図を表示することが望まれるが、画面に指などで触れるための入力操作用の表示部分を表示させると、その分地図などの表示領域が狭められる。広い表示領域を確保するために、例えば、下記特許文献1では、メインディスプレイとサブディスプレイの2つのディスプレイを有する車載用機器について開示する。
【特許文献1】特開2001−118369号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の車載用機器の2つのディスプレイは、タッチパネルディスプレイではなく、ディスプレイを見ながら、ディスプレイと別位置に設けられたスイッチ、ボタン類を操作する必要があり、操作性が悪い。
【0008】
そこで、本発明の目的は、できるだけ広い表示領域を確保し、且つ操作性の良い車載用機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明の車載用機器の第一の構成は、第一のタッチパネルディスプレイを有する本体部と、第二のタッチパネルディスプレイを有し、当該第二のタッチパネルディスプレイが前記第一のタッチパネルディスプレイに対して開閉するように前記本体部に取り付けられる可動部とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の車載用機器の第二の構成は、上記第一の構成において、前記可動部が、前記第二のタッチパネルディスプレイと反対の面に第三のタッチパネルディスプレイを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の車載用機器の第三の構成は、上記第一の構成において、前記第一のタッチパネルディスプレイの表示を操作するためのボタンが前記第二のタッチパネルディスプレイに表示されることを特徴とする。
【0012】
本発明の車載用機器の第四の構成は、上記第二の構成において、前記第一のタッチパネルディスプレイの表示を操作するための少なくとも一つのボタンが前記第三のタッチパネルディスプレイに表示されることを特徴とする。
【0013】
本発明の車載用機器の第五の構成は、上記第三又は第四の構成において、前記ボタンの表示サイズ又は表示位置は変更可能であることを特徴とする。
【0014】
本発明の車載用機器の第六の構成は、上記第三又は第四の構成において、前記ボタンが、文字入力用キーボードを構成する複数のボタンであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、2つのタッチパネルディスプレイを有する車載用機器が提供されるので、表示領域の拡大及び操作性の向上が実現する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0017】
本実施の形態例では、複数のタッチパネルディスプレイを有する車載用機器の構成を例示する。一例として、車載用機器は、本体部と、当該本体部に対して開閉可能に動作する可動部とを有し、本体部の前面部分に第一のタッチパネルディスプレイが配置され、第二のタッチパネルディスプレイは可動部に設けられ、可動部は所定の回転軸の回転に伴って本体部に対して回転移動可能に取り付けられ、前記第一のタッチパネルディスプレイに対して開閉するように動作することで、第二のタッチパネルディスプレイも開閉し、可動部が開状態において、2つのタッチパネルディスプレイによる表示が可能となる。
【0018】
図1及び図2は、本発明の実施の形態における車載用機器を構成する本体部と可動部の正面図及び側面図であり、図1は、可動部10が本体部20に対して閉じている状態の正面図(図1(a))と側面図(図1(b))であり、図2は、可動部10が本体部20に対して開いている状態の正面図(図2(a))と側面図(図2(b))である。
【0019】
車載用機器を使用していないオフ状態では、第二のタッチパネルディスプレイを有する可動部10は、閉じた状態であり(本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に対する角度0度)、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21の少なくとも一部を覆っている。この状態では、可動部10における第二のタッチパネルディスプレイを有する面は閉じているので、図1には図示されない。オン状態になると、可動部10はモータ駆動により、例えば本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に対して90度の位置まで回転移動し、ユーザが第二のパッチパネルディスプレイ11を視認可能及び操作可能な開状態となる。図2に示すように、可動部10が開状態となる角度は90度に固定されず、ユーザの好みに基づく任意の角度に設定することができる。具体的には、90度を超えた任意の角度(例えば最大180度)まで回転可能であってもよい。なお、回転軸22は、本体部20に固定され、可動部10の位置を検出するためのものである。
【0020】
可動部10の第一のタッチパネルディスプレイ21に対する角度は、可動部10に内蔵される例えばスライド型可変抵抗器である直線センサにより検出することができる。図示されないコンピュータ制御手段は、直線センサの出力電圧に基づいて、可動部10の回転角度を求める。車載用機器がオフ状態からオン状態になると、まず、可動部10を0度からデフォルト開き位置である90度まで回転させ、90度に達すると可動部10の回転を停止させる。さらに、可動部10を90度を超えた任意の角度まで回転させる場合は、所定の操作により可動部10をさらに回転させ所望の開き位置まで回転したところで回転停止操作を行い、その開き位置を例えばメモリーに記憶させ、次回からは、自動的に当該開き位置まで回転させる。また、所望の角度を入力して可動部10をその角度まで回転させるようにしてもよい。
【0021】
図3は、可動部10が開状態における車載用機器の2つのタッチパネルディスプレイを模式的に示す図である。図3は図2の開状態に対応し、可動部10の開状態において、車載用機器は、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に加え、可動部10の第二のタッチパネルディスプレイ11の2画面による表示が可能となり、より広い表示領域を確保することができるとともに、2画面ともタッチパネルディスプレイで構成することにより、操作性の向上が図られる。
【0022】
さらに、可動部10における第二のタッチパネルディスプレイ11が設けられた面の裏面に更なる別のタッチパネルディスプレイ(第三のタッチパネルディスプレイ)19が設けられる構成であってもよい。すなわち、可動部10の両面にタッチパネルディスプレイが設けられ、可動部10が閉状態においては、可動部10の第三のタッチパネルディスプレイ19を視認可能及び操作可能となる。
【0023】
図4は、可動部10が閉状態における車載用機器の2つのタッチパネルディスプレイを模式的に示す図である。図4は図1の閉状態に対応し、可動部10の閉状態において、可動部10が本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ20の少なくとも一部を覆っている状態であっても、可動部10の第三のタッチパネルディスプレイ19による表示が可能となり、タッチパネルディスプレイによる良好な操作性が維持される。
【0024】
可動部10のディスプレイをタッチパネル化することで、可動部10のタッチパネルディスプレイ(第二のタッチパネルディスプレイ10及び第三のタッチパネルディスプレイ19)に、ボタンなどを表示することができる。以下、可動部10のタッチパネルディスプレイに表示の具体例について説明する。
【0025】
図5は、可動部10のタッチパネルディスプレイの第一の表示例を示す図である。図5では、車載用機器のナビゲーション機能による地図表示を行う場合について例示する。図5(a)に示すように、タッチパネルディスプレイを有する可動部10が設けられていない場合、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に地図(図示せず)とともに、操作用のボタン15も第一のタッチパネルディスプレイ21に表示される。このため、地図の表示領域が制限される。一方、本実施の形態例によれば、可動部10に第二のタッチパネルディスプレイ11及び第三のタッチパネルディスプレイ19が設けられ、可動部10の開閉状態に応じて視認可能なディスプレイにボタン15を表示させる。これにより、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に表示される地図の表示領域を拡大することができる。図5(b)は、可動部10が開状態である場合に、可動部10の第二のタッチパネルディスプレイ11にボタン15が表示されている状態を示し、図5(c)は、可動部10が閉状態である場合に、可動部10の第三のタッチパネルディスプレイ19にボタン15が表示されている状態を示す。図5(c)では、可動部10により、地図が表示されている第一のタッチパネルディスプレイ21の表示の一部が隠されるが、ナビゲーション機能などを利用している間であっても、所定の操作により強制的に可動部10を閉状態にすることができるようにしてもよい。可動部10の開状態では、車両のコンソール上のエアコンボタンなど他の操作ボタンを操作しづらい場合に、一時的に可動部10を閉状態にしたい場合があり得るからである。第三のタッチパネルディスプレイを設けることで、閉状態においても、車載用機器に対する操作が可能となり、操作性の向上につながる。
【0026】
図6は、可動部10のタッチパネルディスプレイの第二の表示例を示す図である。図6では、図5同様に、車載用機器のナビゲーション機能による地図表示を行う場合について例示する。図6(a)に示すように、タッチパネルディスプレイを有する可動部10が設けられていない場合、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に地図(図示せず)とともに、目的地までの案内情報16も第一のタッチパネルディスプレイ21に表示される。案内情報16は、例えば、目的地までの交通情報、距離、時間などであり主に文字情報である。この案内情報16の表示のため、第一のタッチパネルディスプレイ21上における地図の表示領域が制限される。一方、本実施の形態例によれば、図5と同様に、可動部10に第二のタッチパネルディスプレイ11及び第三のタッチパネルディスプレイ19が設けられ、そのいずれかに案内情報16を表示させる。これにより、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に表示される地図の表示領域を拡大することができる。図6(b)は、可動部10が開状態である場合に、可動部10の第二のタッチパネルディスプレイ11に案内情報16が表示されている状態を示し、図6(c)は、可動部10が閉状態である場合に、可動部10の第三のタッチパネルディスプレイ19に案内情報が表示されている状態を示し、両者の表示の切り換えは、図5の場合と同様である。
【0027】
図7は、可動部10のタッチパネルディスプレイ11(又は19)に表示されるボタン15の第一の表示例を示す図である。ボタンの表示サイズは、表示されるボタンの数によって変更され、タッチパネルディスプレイの表示領域に基づいて、表示可能なサイズに設定される。タッチパネルディスプレイの表示領域面積、表示が必要なボタンの数、操作ボタン間の間隔などから、1つのボタンの表示サイズを計算することができ、例えば、タッチパネルディスプレイに均等なレイアウトで配置する。図7(a)、(b)、(c)は、それぞれ表示されるボタンの数がそれぞれ9、5、3の場合の例を示す。
【0028】
図8は、可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第二の表示例を示す図である。表示されるボタン15のレイアウトは、変更可能であってもよい。例えば、図8(a)に示すように、ボタン15を図面上右側に寄せて配置するようにしてもよい。運転手に近い位置にボタン15が配置されるので、運転手による操作性が向上する。また、図8(b)に示すように、一部のボタン15aを右側に寄せ、残りのボタン15bを左側に寄せるように配置してもよい。例えば左側に助手席搭乗者が操作するボタンを配置すれば、助手席搭乗者の操作性が向上する。もちろん、図7に示したように、表示領域内で均等に配置してもよい。
【0029】
図9は、可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第三の表示例を示す図である。車載用機器は、GPSを用いた地図ナビゲーション機能、ラジオやCDなどのオーディオ機能など複数の機能を有する。図9では、使用している機能に必要なボタンのみが表示される。例えば、図9(a)では、地図ナビゲーション機能を利用している場合であって、地図ナビゲーション機能に必要な目的地を表示させるためのボタン15cと現在地を表示させるためのボタン15dのみが表示されている。また、図9(b)では、オーディオ機能(ラジオ)を利用している場合であって、ラジオ機能に必要なボリューム調節ボタン15eとチューニング(選局)ボタン15fのみが表示される。地図ナビゲーション機能を利用しているときに、ボリューム調節ボタン15eやチューニングボタン15fは表示されない。また、ラジオを利用しているときに、目的地表示ボタン15cや現在地表示ボタン15dは表示されない。
【0030】
図10は、可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第四の表示例を示す図である。図示されるように、可動部10の第二のタッチパネルディスプレイ11(図10(a))及び第三のタッチパネルディスプレイ19(図10(b))に、文字入力用のキーボードを構成する複数のボタン17が表示されてもよい。ナビゲーション機能を使用している場合は、目的地などを入力することができる。また、インターネット機能を使用し、所定の検索サイト(ポータルサイト)を第一のタッチパネルディスプレイ21に表示させている場合は、検索用のキーワードを入力することができる。
【0031】
なお、車載用機器がオフ状態であり、各種機能が利用されていない状態の場合、可動部10のタッチパネルディスプレイにはボタン類を表示する必要はないが、代わりに、あらかじめ登録した写真データ、静止画データ、動画データなど所定の画像データが表示されるようにしてもよい。可動部10が開状態で車載用機器がオフ状態である場合は、第二のタッチパネルディスプレイ11に画像データが表示され、可動部10が閉状態で車載用機器がオフ状態である場合は、第三のタッチパネルディスプレイ19に画像データが表示される。また、可動部10が開状態であって、車載用機器のいずれかの機能が利用されているオン状態からオフ状態になると、一定時間経過後、可動部10は閉状態になる。車載用機器がオフ状態になってから、可動部10が開状態にある期間は、可動部10の第二のタッチパネルディスプレイの画像データが表示され、可動部が開状態から閉状態になると、第二のタッチパネルディスプレイの表示が停止し、代わって、可動部10の第三のタッチパネルディスプレイに画像データが表示されるようになる。
【0032】
また、第一のタッチパネルディスプレイ21は、TV画像や地図画像を表示するため、例えばドットマトリックスタイプのような高解像度を必要である。一方、第二のタッチパネルディスプレイ11及び第三のタッチパネルディスプレイ19は、主にボタンなどの表示に用いられる場合は、低解像度でもよく、一定のパターンのみを表示する場合は、ドットマトリックスタイプである必要はなく、そのパターンの表示ができるものであればよい。ただし、第二のタッチパネルディスプレイ11及び第三のタッチパネルディスプレイ19についても、高解像度とすることで、地図画像などの詳細な情報を表示することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施の形態における車載用機器の可動部の閉状態を示す正面図及び側面図である。
【図2】本発明の実施の形態における車載用機器の可動部の開状態を示す正面図及び側面図である。
【図3】可動部10が開状態における車載用機器の2つのタッチパネルディスプレイを模式的に示す図である。
【図4】可動部10が閉状態における車載用機器の2つのタッチパネルディスプレイを模式的に示す図である。
【図5】可動部10のタッチパネルディスプレイの第一の表示例を示す図である。
【図6】可動部10のタッチパネルディスプレイの第二の表示例を示す図である。
【図7】可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第一の表示例を示す図である。
【図8】可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第二の表示例を示す図である。
【図9】可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第三の表示例を示す図である。
【図10】可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第四の表示例を示す図である。
【図11】タッチパネルディスプレイの構造を説明する図である。
【符号の説明】
【0034】
10:可動部、11:タッチパネルディスプレイ、15:ボタン、16:案内情報、17:キーボード、19:タッチパネルディスプレイ、20:本体部、21:タッチパネルディスプレイ
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される車載用機器に関し、特に、ディスプレイを有する車載用機器における表示領域の拡大、及び操作性の向上を実現する車載用機器に関する。
【背景技術】
【0002】
車両などに搭載される機器であって、オーディオ機能やナビゲーション機能を有する車載用機器が知られている。車載用機器の本体は、例えば車両のダッシュボードに設けられるコンソールボックスなどに組み込まれ、液晶などで構成されるディスプレイなどの表示装置や操作パネルが運転手(オペレータ)と面する方向に配置される。
【0003】
ディスプレイには、タッチパネルディスプレイが採用される車載用機器がある。タッチパネルディスプレイは、絵や文字が表示される画面を有するディスプレイに、指やペンなどで直接触れることで所定の操作を行うことができる入力機能(タッチパネル機能)を有する。この入力機能は、例えば抵抗膜と呼ばれるパネル(タッチパネル)を画面上に配置することで実現され、そのパネルを指やペンで押圧することで、画面への接触を認識する。抵抗膜は、ガラス基盤と透明なフィルムにスペーサーと呼ばれる隙間を介してX方向、Y方向に電気回路が配線された構造を有し、フィルム上を指などで押すと、押された部分の配線がショートし、電圧値が変わることで押された位置を検出する。
【0004】
図11は、タッチパネルディスプレイの構造を説明する図である。ディスプレイ100の画面上にタッチパネル102が配置され、タッチパネル102が押圧された位置をタッチパネルI/O104が検出し、検出位置をCPUなどの制御ユニット106に伝えられる。また、制御ユニット106は、検出位置に対応する表示情報をディスプレイドライバ108から取得し、それに基づいた所定の制御を実行する。
【0005】
タッチパネルディスプレイは、画面の表示部分を直接触れるだけで操作ができる簡単さがあるとともに、画面と入力機能部分をまとめることができるため、操作用ボタンのためのスペースを設ける必要がなく、省スペース化できるというメリットがあり、設置スペースが限られる車載用機器への普及が進んでいる。
【0006】
一方で、車載用機器のナビゲーション機能により画面に地図などの表示している場合は、できるだけ広い領域に地図を表示することが望まれるが、画面に指などで触れるための入力操作用の表示部分を表示させると、その分地図などの表示領域が狭められる。広い表示領域を確保するために、例えば、下記特許文献1では、メインディスプレイとサブディスプレイの2つのディスプレイを有する車載用機器について開示する。
【特許文献1】特開2001−118369号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の車載用機器の2つのディスプレイは、タッチパネルディスプレイではなく、ディスプレイを見ながら、ディスプレイと別位置に設けられたスイッチ、ボタン類を操作する必要があり、操作性が悪い。
【0008】
そこで、本発明の目的は、できるだけ広い表示領域を確保し、且つ操作性の良い車載用機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明の車載用機器の第一の構成は、第一のタッチパネルディスプレイを有する本体部と、第二のタッチパネルディスプレイを有し、当該第二のタッチパネルディスプレイが前記第一のタッチパネルディスプレイに対して開閉するように前記本体部に取り付けられる可動部とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の車載用機器の第二の構成は、上記第一の構成において、前記可動部が、前記第二のタッチパネルディスプレイと反対の面に第三のタッチパネルディスプレイを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の車載用機器の第三の構成は、上記第一の構成において、前記第一のタッチパネルディスプレイの表示を操作するためのボタンが前記第二のタッチパネルディスプレイに表示されることを特徴とする。
【0012】
本発明の車載用機器の第四の構成は、上記第二の構成において、前記第一のタッチパネルディスプレイの表示を操作するための少なくとも一つのボタンが前記第三のタッチパネルディスプレイに表示されることを特徴とする。
【0013】
本発明の車載用機器の第五の構成は、上記第三又は第四の構成において、前記ボタンの表示サイズ又は表示位置は変更可能であることを特徴とする。
【0014】
本発明の車載用機器の第六の構成は、上記第三又は第四の構成において、前記ボタンが、文字入力用キーボードを構成する複数のボタンであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、2つのタッチパネルディスプレイを有する車載用機器が提供されるので、表示領域の拡大及び操作性の向上が実現する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0017】
本実施の形態例では、複数のタッチパネルディスプレイを有する車載用機器の構成を例示する。一例として、車載用機器は、本体部と、当該本体部に対して開閉可能に動作する可動部とを有し、本体部の前面部分に第一のタッチパネルディスプレイが配置され、第二のタッチパネルディスプレイは可動部に設けられ、可動部は所定の回転軸の回転に伴って本体部に対して回転移動可能に取り付けられ、前記第一のタッチパネルディスプレイに対して開閉するように動作することで、第二のタッチパネルディスプレイも開閉し、可動部が開状態において、2つのタッチパネルディスプレイによる表示が可能となる。
【0018】
図1及び図2は、本発明の実施の形態における車載用機器を構成する本体部と可動部の正面図及び側面図であり、図1は、可動部10が本体部20に対して閉じている状態の正面図(図1(a))と側面図(図1(b))であり、図2は、可動部10が本体部20に対して開いている状態の正面図(図2(a))と側面図(図2(b))である。
【0019】
車載用機器を使用していないオフ状態では、第二のタッチパネルディスプレイを有する可動部10は、閉じた状態であり(本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に対する角度0度)、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21の少なくとも一部を覆っている。この状態では、可動部10における第二のタッチパネルディスプレイを有する面は閉じているので、図1には図示されない。オン状態になると、可動部10はモータ駆動により、例えば本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に対して90度の位置まで回転移動し、ユーザが第二のパッチパネルディスプレイ11を視認可能及び操作可能な開状態となる。図2に示すように、可動部10が開状態となる角度は90度に固定されず、ユーザの好みに基づく任意の角度に設定することができる。具体的には、90度を超えた任意の角度(例えば最大180度)まで回転可能であってもよい。なお、回転軸22は、本体部20に固定され、可動部10の位置を検出するためのものである。
【0020】
可動部10の第一のタッチパネルディスプレイ21に対する角度は、可動部10に内蔵される例えばスライド型可変抵抗器である直線センサにより検出することができる。図示されないコンピュータ制御手段は、直線センサの出力電圧に基づいて、可動部10の回転角度を求める。車載用機器がオフ状態からオン状態になると、まず、可動部10を0度からデフォルト開き位置である90度まで回転させ、90度に達すると可動部10の回転を停止させる。さらに、可動部10を90度を超えた任意の角度まで回転させる場合は、所定の操作により可動部10をさらに回転させ所望の開き位置まで回転したところで回転停止操作を行い、その開き位置を例えばメモリーに記憶させ、次回からは、自動的に当該開き位置まで回転させる。また、所望の角度を入力して可動部10をその角度まで回転させるようにしてもよい。
【0021】
図3は、可動部10が開状態における車載用機器の2つのタッチパネルディスプレイを模式的に示す図である。図3は図2の開状態に対応し、可動部10の開状態において、車載用機器は、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に加え、可動部10の第二のタッチパネルディスプレイ11の2画面による表示が可能となり、より広い表示領域を確保することができるとともに、2画面ともタッチパネルディスプレイで構成することにより、操作性の向上が図られる。
【0022】
さらに、可動部10における第二のタッチパネルディスプレイ11が設けられた面の裏面に更なる別のタッチパネルディスプレイ(第三のタッチパネルディスプレイ)19が設けられる構成であってもよい。すなわち、可動部10の両面にタッチパネルディスプレイが設けられ、可動部10が閉状態においては、可動部10の第三のタッチパネルディスプレイ19を視認可能及び操作可能となる。
【0023】
図4は、可動部10が閉状態における車載用機器の2つのタッチパネルディスプレイを模式的に示す図である。図4は図1の閉状態に対応し、可動部10の閉状態において、可動部10が本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ20の少なくとも一部を覆っている状態であっても、可動部10の第三のタッチパネルディスプレイ19による表示が可能となり、タッチパネルディスプレイによる良好な操作性が維持される。
【0024】
可動部10のディスプレイをタッチパネル化することで、可動部10のタッチパネルディスプレイ(第二のタッチパネルディスプレイ10及び第三のタッチパネルディスプレイ19)に、ボタンなどを表示することができる。以下、可動部10のタッチパネルディスプレイに表示の具体例について説明する。
【0025】
図5は、可動部10のタッチパネルディスプレイの第一の表示例を示す図である。図5では、車載用機器のナビゲーション機能による地図表示を行う場合について例示する。図5(a)に示すように、タッチパネルディスプレイを有する可動部10が設けられていない場合、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に地図(図示せず)とともに、操作用のボタン15も第一のタッチパネルディスプレイ21に表示される。このため、地図の表示領域が制限される。一方、本実施の形態例によれば、可動部10に第二のタッチパネルディスプレイ11及び第三のタッチパネルディスプレイ19が設けられ、可動部10の開閉状態に応じて視認可能なディスプレイにボタン15を表示させる。これにより、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に表示される地図の表示領域を拡大することができる。図5(b)は、可動部10が開状態である場合に、可動部10の第二のタッチパネルディスプレイ11にボタン15が表示されている状態を示し、図5(c)は、可動部10が閉状態である場合に、可動部10の第三のタッチパネルディスプレイ19にボタン15が表示されている状態を示す。図5(c)では、可動部10により、地図が表示されている第一のタッチパネルディスプレイ21の表示の一部が隠されるが、ナビゲーション機能などを利用している間であっても、所定の操作により強制的に可動部10を閉状態にすることができるようにしてもよい。可動部10の開状態では、車両のコンソール上のエアコンボタンなど他の操作ボタンを操作しづらい場合に、一時的に可動部10を閉状態にしたい場合があり得るからである。第三のタッチパネルディスプレイを設けることで、閉状態においても、車載用機器に対する操作が可能となり、操作性の向上につながる。
【0026】
図6は、可動部10のタッチパネルディスプレイの第二の表示例を示す図である。図6では、図5同様に、車載用機器のナビゲーション機能による地図表示を行う場合について例示する。図6(a)に示すように、タッチパネルディスプレイを有する可動部10が設けられていない場合、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に地図(図示せず)とともに、目的地までの案内情報16も第一のタッチパネルディスプレイ21に表示される。案内情報16は、例えば、目的地までの交通情報、距離、時間などであり主に文字情報である。この案内情報16の表示のため、第一のタッチパネルディスプレイ21上における地図の表示領域が制限される。一方、本実施の形態例によれば、図5と同様に、可動部10に第二のタッチパネルディスプレイ11及び第三のタッチパネルディスプレイ19が設けられ、そのいずれかに案内情報16を表示させる。これにより、本体部20の第一のタッチパネルディスプレイ21に表示される地図の表示領域を拡大することができる。図6(b)は、可動部10が開状態である場合に、可動部10の第二のタッチパネルディスプレイ11に案内情報16が表示されている状態を示し、図6(c)は、可動部10が閉状態である場合に、可動部10の第三のタッチパネルディスプレイ19に案内情報が表示されている状態を示し、両者の表示の切り換えは、図5の場合と同様である。
【0027】
図7は、可動部10のタッチパネルディスプレイ11(又は19)に表示されるボタン15の第一の表示例を示す図である。ボタンの表示サイズは、表示されるボタンの数によって変更され、タッチパネルディスプレイの表示領域に基づいて、表示可能なサイズに設定される。タッチパネルディスプレイの表示領域面積、表示が必要なボタンの数、操作ボタン間の間隔などから、1つのボタンの表示サイズを計算することができ、例えば、タッチパネルディスプレイに均等なレイアウトで配置する。図7(a)、(b)、(c)は、それぞれ表示されるボタンの数がそれぞれ9、5、3の場合の例を示す。
【0028】
図8は、可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第二の表示例を示す図である。表示されるボタン15のレイアウトは、変更可能であってもよい。例えば、図8(a)に示すように、ボタン15を図面上右側に寄せて配置するようにしてもよい。運転手に近い位置にボタン15が配置されるので、運転手による操作性が向上する。また、図8(b)に示すように、一部のボタン15aを右側に寄せ、残りのボタン15bを左側に寄せるように配置してもよい。例えば左側に助手席搭乗者が操作するボタンを配置すれば、助手席搭乗者の操作性が向上する。もちろん、図7に示したように、表示領域内で均等に配置してもよい。
【0029】
図9は、可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第三の表示例を示す図である。車載用機器は、GPSを用いた地図ナビゲーション機能、ラジオやCDなどのオーディオ機能など複数の機能を有する。図9では、使用している機能に必要なボタンのみが表示される。例えば、図9(a)では、地図ナビゲーション機能を利用している場合であって、地図ナビゲーション機能に必要な目的地を表示させるためのボタン15cと現在地を表示させるためのボタン15dのみが表示されている。また、図9(b)では、オーディオ機能(ラジオ)を利用している場合であって、ラジオ機能に必要なボリューム調節ボタン15eとチューニング(選局)ボタン15fのみが表示される。地図ナビゲーション機能を利用しているときに、ボリューム調節ボタン15eやチューニングボタン15fは表示されない。また、ラジオを利用しているときに、目的地表示ボタン15cや現在地表示ボタン15dは表示されない。
【0030】
図10は、可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第四の表示例を示す図である。図示されるように、可動部10の第二のタッチパネルディスプレイ11(図10(a))及び第三のタッチパネルディスプレイ19(図10(b))に、文字入力用のキーボードを構成する複数のボタン17が表示されてもよい。ナビゲーション機能を使用している場合は、目的地などを入力することができる。また、インターネット機能を使用し、所定の検索サイト(ポータルサイト)を第一のタッチパネルディスプレイ21に表示させている場合は、検索用のキーワードを入力することができる。
【0031】
なお、車載用機器がオフ状態であり、各種機能が利用されていない状態の場合、可動部10のタッチパネルディスプレイにはボタン類を表示する必要はないが、代わりに、あらかじめ登録した写真データ、静止画データ、動画データなど所定の画像データが表示されるようにしてもよい。可動部10が開状態で車載用機器がオフ状態である場合は、第二のタッチパネルディスプレイ11に画像データが表示され、可動部10が閉状態で車載用機器がオフ状態である場合は、第三のタッチパネルディスプレイ19に画像データが表示される。また、可動部10が開状態であって、車載用機器のいずれかの機能が利用されているオン状態からオフ状態になると、一定時間経過後、可動部10は閉状態になる。車載用機器がオフ状態になってから、可動部10が開状態にある期間は、可動部10の第二のタッチパネルディスプレイの画像データが表示され、可動部が開状態から閉状態になると、第二のタッチパネルディスプレイの表示が停止し、代わって、可動部10の第三のタッチパネルディスプレイに画像データが表示されるようになる。
【0032】
また、第一のタッチパネルディスプレイ21は、TV画像や地図画像を表示するため、例えばドットマトリックスタイプのような高解像度を必要である。一方、第二のタッチパネルディスプレイ11及び第三のタッチパネルディスプレイ19は、主にボタンなどの表示に用いられる場合は、低解像度でもよく、一定のパターンのみを表示する場合は、ドットマトリックスタイプである必要はなく、そのパターンの表示ができるものであればよい。ただし、第二のタッチパネルディスプレイ11及び第三のタッチパネルディスプレイ19についても、高解像度とすることで、地図画像などの詳細な情報を表示することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施の形態における車載用機器の可動部の閉状態を示す正面図及び側面図である。
【図2】本発明の実施の形態における車載用機器の可動部の開状態を示す正面図及び側面図である。
【図3】可動部10が開状態における車載用機器の2つのタッチパネルディスプレイを模式的に示す図である。
【図4】可動部10が閉状態における車載用機器の2つのタッチパネルディスプレイを模式的に示す図である。
【図5】可動部10のタッチパネルディスプレイの第一の表示例を示す図である。
【図6】可動部10のタッチパネルディスプレイの第二の表示例を示す図である。
【図7】可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第一の表示例を示す図である。
【図8】可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第二の表示例を示す図である。
【図9】可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第三の表示例を示す図である。
【図10】可動部10のタッチパネルディスプレイに表示されるボタンの第四の表示例を示す図である。
【図11】タッチパネルディスプレイの構造を説明する図である。
【符号の説明】
【0034】
10:可動部、11:タッチパネルディスプレイ、15:ボタン、16:案内情報、17:キーボード、19:タッチパネルディスプレイ、20:本体部、21:タッチパネルディスプレイ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一のタッチパネルディスプレイを有する本体部と、
第二のタッチパネルディスプレイを有し、当該第二のタッチパネルディスプレイが前記第一のタッチパネルディスプレイに対して開閉するように前記本体部に取り付けられる可動部とを備えることを特徴とする車載用機器。
【請求項2】
請求項1において、
前記可動部は、前記第二のタッチパネルディスプレイと反対の面に第三のタッチパネルディスプレイを有することを特徴とする車載用機器。
【請求項3】
請求項1において、
前記第一のタッチパネルディスプレイの表示を操作するためのボタンが前記第二のタッチパネルディスプレイに表示されることを特徴とする車載用機器。
【請求項4】
請求項2において、
前記第一のタッチパネルディスプレイの表示を操作するための少なくとも一つのボタンが前記第三のタッチパネルディスプレイに表示されることを特徴とする車載用機器。
【請求項5】
請求項3又は4において、
前記ボタンの表示サイズ又は表示位置は変更可能であることを特徴とする車載用機器。
【請求項6】
請求項3又は4において、
前記ボタンは、文字入力用キーボードを構成する複数のボタンであることを特徴とする車載用機器。
【請求項1】
第一のタッチパネルディスプレイを有する本体部と、
第二のタッチパネルディスプレイを有し、当該第二のタッチパネルディスプレイが前記第一のタッチパネルディスプレイに対して開閉するように前記本体部に取り付けられる可動部とを備えることを特徴とする車載用機器。
【請求項2】
請求項1において、
前記可動部は、前記第二のタッチパネルディスプレイと反対の面に第三のタッチパネルディスプレイを有することを特徴とする車載用機器。
【請求項3】
請求項1において、
前記第一のタッチパネルディスプレイの表示を操作するためのボタンが前記第二のタッチパネルディスプレイに表示されることを特徴とする車載用機器。
【請求項4】
請求項2において、
前記第一のタッチパネルディスプレイの表示を操作するための少なくとも一つのボタンが前記第三のタッチパネルディスプレイに表示されることを特徴とする車載用機器。
【請求項5】
請求項3又は4において、
前記ボタンの表示サイズ又は表示位置は変更可能であることを特徴とする車載用機器。
【請求項6】
請求項3又は4において、
前記ボタンは、文字入力用キーボードを構成する複数のボタンであることを特徴とする車載用機器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2006−347478(P2006−347478A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−178904(P2005−178904)
【出願日】平成17年6月20日(2005.6.20)
【出願人】(000237592)富士通テン株式会社 (3,383)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月20日(2005.6.20)
【出願人】(000237592)富士通テン株式会社 (3,383)
【Fターム(参考)】
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