説明

ナビゲーション装置、その方法及びそのプログラム

【課題】外部接続機器から取得した画像データを、取得した時点での自車位置の位置データと対応付けることによって、煩雑な操作や高価な構成を必要とすることなく、簡単な手順で、高精度且つ安価に、地点情報に画像データを付与した上で地点登録することが可能なナビゲーション装置、方法及びナビゲーションプログラムを提供する。
【解決手段】外部接続機器インターフェース部13にてナビゲーション装置100と映像撮影機器14とを接続し、機器14から画像データを受信した時点で、地点登録部24は自車位置検出部21から自車位置の位置データを利用して、画像データを付与した地点情報を登録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラなどの外部接続機器と連携可能なナビゲーション技術に係り、特に、外部接続機器の出力した画像データを地点登録に利用するナビゲーション装置、その方法及びそのプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、車載用を始めとして、ナビゲーション装置の普及は著しく、ユーザーニーズの多様化に伴って、その多機能化、高性能化が進められている。例えば、は、目的地を簡単に設定できる機能として地点登録機能(所定の地点を予め登録しておく機能)が知られているが、この地点登録機能に改良を加えた技術として、特許文献1〜3に記載の技術などが提案されている。
【0003】
特許文献1では、ユーザーの顔画像を予め取り込み、顔画像データの認証を行い、画像照合して一致したときに、登録地点の入力や呼出しを可能とした技術であり、個人情報保護のセキュリティを高めている。また、特許文献2、3の技術のように、雑誌等の対象物に記載された文字情報を撮影によって取得し、これを用いて地点登録を行うことで登録作業の軽減化を図っている。
【0004】
ただし、従来の地点登録機能では、地点の緯度や経度の位置データ、名称などの文字データが地点情報として登録されているに過ぎない。そこで、デジタルカメラ(携帯電話のカメラ機能も含めて)あるいはPCなどの外部接続機器と接続し、外部から画像データを取り込み、この画像データを地点情報に付け加えるといった、画像データ付きの地点登録機能が注目を集めている。
【0005】
画像データ付きの地点登録機能を使えば、地点情報に添付した画像データを表示することで、ユーザーは登録地点を名称から思い出すのではなく、画像を見て直感的に理解できるため、登録地点の識別性が高い。したがって、目的地の設定に際して、複数の登録地点の中から所望の地点を確実に選ぶことができる。
【0006】
ところで、画像データを外部接続機器からナビゲーション装置に取り込む場合には、次のような手順を踏むことが一般的である。最初に、デジタルカメラでの撮影やPCでのダウンロードなどを行い、登録地点に関する画像データを収集する。
【0007】
そして、これらの外部接続機器とナビゲーション装置本体と接続し、ナビゲーション装置が外部から画像データを取得する。その際、画像データを地点情報に関連付けるべく、画像データにリンク情報を設定しなくてはならない。このときのリンク情報の設定作業は、作業手順が多く、面倒である。そのため、地点登録機能の利用度が低下するといった不具合が起きており、画像データ付きの地点登録作業を簡易化することが求められていた。
【0008】
画像データ付きの地点登録機能の使い勝手を高める技術としては、GPS機能を持つ外部接続機器を利用することが考えられる。具体的には、特許文献4に記載の技術のように、GPS機能付きのデジタルカメラにて目的地を撮影し、撮影した画像データと共に、GPS信号の受信によって獲得した撮影時の撮像位置データをメモリーカード内の画像ファイルに記録する。
【0009】
その後、記録メディアをナビゲーション装置にセットし、ナビゲーション装置側に設けた撮像位置抽出部により、画像ファイルに記録された撮像位置データを取り出す。そして、この撮像位置データに基づいて地点登録を簡単に行うことが可能である。したがって、複雑なリンク設定作業を省いて、画像データ付きの地点登録作業に関して、作業効率が向上する。
【0010】
【特許文献1】特開2001−304896号公報
【特許文献2】特開2006−38556号公報
【特許文献3】特開2006−38557号公報
【特許文献4】特開2008−39628号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上記特許文献4の従来例には、次のような問題点が指摘されていた。まず第1に、デジタルカメラなどの外部接続機器に内蔵されたGPS機能は通常、車載用のGPS機能に比べて、その位置精度が低い。そのため、外部接続機器側で付与した位置データに基づいて地図情報上に地点登録を行った場合に、ユーザーが期待する地点に登録することができないことがあった。これでは登録された地点情報を、目的地の設定に利用することができず、問題となっていた。
【0012】
第2に、上記特許文献4では外部接続機器側にGPS機能を搭載することが前提であるが、GPS機能の付いた外部接続機器は高価であった。そのため、画像データ付きの地点登録機能を成立させるためのシステムとして全体的なコストが増大していた。したがって、GPS機能を備えた高価な外部接続機器を用いなくても、外部接続機器から取得した画像データと地点情報とを関連付ける技術の開発が待たれていた。
【0013】
本発明は、上記の課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、外部接続機器から取得した画像データを、取得した時点での自車位置の位置データと対応付けることによって、煩雑な操作や高価な構成を必要とすることなく、簡単な手順で、高精度且つ安価に、地点情報に画像データを付与した上で地点登録することが可能なナビゲーション装置、その方法及びそのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の目的を達成するために、本発明は、車両の現在位置である自車位置を検出する自車位置検出手段と、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、出発地を設定する出発地設定手段と、目的地を設定する目的地設定手段と、前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、画像データを出力可能な外部接続機器との間で前記画像データを含む各種データのやり取りを行うデータ伝送手段と、前記地図情報上に自車位置及び探索した経路を表示すると共に前記画像データを表示する表示制御手段が具備されたナビゲーション装置において、次のような構成上の特徴を有している。
【0015】
すなわち、前記データ伝送手段を介して前記外部接続機器から前記画像データを取得した時点で、前記自車位置検出手段からから自車位置の位置データを取得してこれを登録地点の位置データとし、当該位置データに基づいて前記画像データを付与した地点情報を登録する地点登録手段が設けられたことを特徴としている。
【0016】
請求項12の発明は、装置の発明である上記請求項1を方法の発明として捉えたものであって、コンピュータを利用することにより、車両の現在位置である自車位置を検出する自車位置検出ステップと、地図情報を記憶する地図情報記憶ステップと、出発地を設定する出発地設定ステップと、目的地を設定する目的地設定ステップと、前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、画像データを出力可能な外部接続機器との間で前記画像データを含む各種データのやり取りを行うデータ伝送ステップと、前記地図情報上に自車位置及び探索した経路を表示すると共に前記画像データを表示する表示制御ステップを行うナビゲーション方法において、前記データ伝送ステップにて前記外部接続機器側から前記画像データを取得した時点で、前記自車位置検出ステップから自車位置の位置データを取得してこれを登録地点の位置データとし、当該位置データに基づいて前記画像データを付与した地点情報を登録する地点登録ステップを行うことを特徴としている。
【0017】
さらに、請求項13の発明は、上記請求項1、12の発明をプログラムの発明として捉えたものであって、コンピュータを利用することにより、車両の現在位置である自車位置を検出する自車位置検出機能と、地図情報を記憶する地図情報記憶機能と、出発地を設定する出発地設定機能と、目的地を設定する目的地設定機能と、前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索機能と、画像データを出力可能な外部接続機器との間で前記画像データを含む各種データのやり取りを行うデータ伝送機能と、前記地図情報上に自車位置及び探索した経路を表示すると共に前記画像データを表示する表示制御機能をコンピュータに実現させるナビゲーションプログラムにおいて、前記データ伝送機能にて前記外部接続機器側から前記画像データを取得した時点で、前記自車位置検出機能から自車位置の位置データを取得してこれを登録地点の位置データとし、当該位置データに基づいて前記画像データを付与した地点情報を登録する地点登録機能をコンピュータに実現させることを特徴とするものである。
【0018】
以上の発明に関して、ナビゲーション装置の観点から、各構成部分の動作について説明すると、データ伝送手段にてナビゲーション装置と外部接続機器とを接続した状態で、外部接続機器が画像データを出力すると、データ伝送手段を介してナビゲーション装置側がこれを取り入れる。ここで、地点登録手段は、自車位置検出手段から自車位置の位置データを取得し、この位置データを登録地点の位置データとする。そして、当該位置データに基づき、外部接続機器から取得した画像データを付与した上で地点情報として登録する。
【0019】
ナビゲーション装置では、自車位置検出手段において、常に自車の位置データを把握しているので、外部接続機器側から位置データを得るのではなく、画像データを取得した時点の自車位置の位置データを用いて、地点情報として登録することができる。つまり、外部接続機器からの画像データに対し、このデータを取得した時の位置データを付加することにより、複雑なリンク情報の設定作業を行うことなく、画像データ付きの地点情報を簡単に作成し、登録することが可能となる。
【0020】
このとき、ナビゲーション技術における自車位置検出手段は自車位置を高精度に検出し、地図情報上に自車位置を常に的確に表示している。したがって、ユーザーが期待する地点と、画像データ付きの地点情報の登録地点がずれることがなく、登録された地点情報を、目的地の設定に利用する際、高い信頼性を発揮することができる。
【0021】
しかも、本発明においては、ナビゲーション装置に接続される外部接続機器には、高価なGPS機能は不要である。このため、画像データ付きの地点登録機能を成立させるシステム全体としてのコストが増大することがない。これにより、リンク情報の設定作業を省いて作業効率を高めると共に、良好な経済性を獲得することができる。
【0022】
請求項2の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記表示制御手段は、前記地点登録手段の登録した前記画像データ付きの地点情報をリスト化して一覧表示するように構成されたことを特徴とする。また、請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のナビゲーション装置において、前記表示制御手段は、前記登録地点データ記憶手段にて記憶した前記画像データをサムネイル化して縮小表示するように構成されたことを特徴としている。
【0023】
これら請求項2、3の発明においては、画像データ付きの地点情報を一覧表示することで、地点情報に付与された画像データを一括して表示可能である。特に、請求項3の発明では、画像データをサムネイル化して縮小表示するので、同一画面に複数の画像データを同時に表示して見比べることができる。このため、ユーザーは登録地点を認識し易く、登録地点の選択による目的地設定に際して、登録地点を誤認するおそれがない。
【0024】
請求項4の発明は請求項1〜3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、前記目的地設定手段は、前記表示制御手段の表示した前記画像データをユーザーが指定することにより目的地の設定を行うように構成されたことを特徴としている。この発明では、表示した画像データをユーザーが指定するだけで目的地の設定が可能であり、目的地設定の確実性並びに操作性が向上する。
【0025】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、前記データ伝送手段を介して前記外部接続機器から取り入れた前記画像データを記憶する画像データ記憶手段が設けられ、前記地点登録手段により地点情報として登録した上で画像データを画像データ記憶部に格納する登録モードと、地点情報として登録することなく画像データを画像データ記憶部に格納する未登録モードとの切り替えを行うモード切替手段が設けられたことを特徴とするものである。
【0026】
以上のような請求項5の発明においては、外部接続機器から取り入れた画像データを、画像データ記憶手段に記憶しておくことで、いちいち外部接続機器を接続しなくても、画像データを画像データ記憶手段から簡単に取り出して、地点情報に画像データを追加可能である。
【0027】
また、請求項5の発明では、外部接続機器から画像データを入力する際に、モード切替手段の切替動作により、登録モードとした時だけ、地点登録手段にて地点情報として登録した上で画像データを画像データ記憶手段に格納することができ、未登録モードとすれば、地点情報として登録することなく単に画像データを画像データ記憶手段に格納するだけとなる。したがって、画像データの取り扱いが容易であり、画像データの利用態様を拡げることが可能である。
【0028】
請求項6、7の発明は、請求項5に記載のナビゲーション装置において、前記モード切替手段の具体的な構成を示したものであって、請求項6の発明ではモード切替手段として2方向に移動可能なレバー型の操作スイッチが設けられており、請求項7の発明ではモード切替手段として、操作スイッチ用表示データが画面上にポップアップ表示されるタッチパネル部が設けられている。
【0029】
これら請求項6、7の発明によれば、操作スイッチあるいはタッチパネル部にて構成したモード切替手段を操作することにより、モード切替作業を的確に実施することができ、作業効率の向上が図れる。
【0030】
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、前記データ伝送手段を介して前記外部接続機器側と接続されているか否かを判定する接続状態判定手段と、前記接続状態判定手段の判定結果を前記外部接続機器側に通知する接続状態通知手段とが設けられたことを特徴としている。
【0031】
また、請求項9の発明は、請求項8に記載のナビゲーション装置において、前記接続状態判定手段から接続状態にある旨の判定結果を受けて、前記外部接続機器に対し処理可能な画像データの画像種別を通知する画像種別通知手段が設けられたことを特徴とするものである。
【0032】
上記の請求項8、9の発明では、接続状態判定手段が外部接続機器側と接続されているか否かを判定し、接続状態通知手段が接続状態判定手段の判定結果を外部接続機器側に通知するので、ユーザーはこの通知を受けてから地点登録作業を行う。このため、接続状態を確かめた上で画像データを取得することができ、画像データを確実に取り入れることが可能である。しかも、請求項9の発明では、接続状態判定手段の判定結果が接続状態である場合、画像種別通知手段が外部接続機器に処理可能な画像データの画像種別を通知するので、画像データ取得の確実性がいっそう向上する。
【0033】
請求項10の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報の中から、前記画像データに対応する施設が登録地点近辺に存在するか否かを探索する施設探索手段と、前記施設探索手段の施設探索により当該施設が存在した場合、前記施設の情報に前記画像データを追加する画像データ追加手段が設けられたことを特徴とするものである。
【0034】
以上の請求項10の発明では、地図情報記憶手段に記憶された地図情報の中から、施設探索手段が画像データに対応する施設を探索して当該施設が存在した場合、画像データ追加手段が施設情報に画像データを追加するため、外部接続機器から取得した画像データの利用範囲を広げることができる。
【0035】
請求項11の発明は、請求項1〜10のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、前記外部接続機器の画像データ処理に関する操作を行う外部接続機器操作手段が設けられたことを特徴としている。この請求項11の発明においては、外部接続機器操作手段により、ナビゲーション装置側で外部接続機器による画像データの取得を操作できるため、ユーザーの使い勝手を高めることができる。
【発明の効果】
【0036】
本発明によれば、外部接続機器から取得した画像データを、取得した時点での自車位置の位置データと対応付けることによって、煩雑な操作や高価な構成を必要とすることなく、簡単な手順で、高精度且つ安価に、地点情報に画像データを付与した上で地点登録することが可能であり、操作性、信頼性並びに経済性に優れたナビゲーション装置、方法及びナビゲーションプログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下、本発明に係る代表的な実施形態の一例について、図1〜図9を参照して具体的に説明する。図1は本実施形態における各機能を実現する仮想的回路ブロックの構成図、図2は本実施形態における外部接続機器との接続例を説明する説明図、図3は本実施形態の制御回路における仮想的回路ブロックの構成図、図4は画像付き登録リストの表示例の説明図、図5は本実施形態のモード切替手段を説明するための正面図、図6〜図8は本実施形態の動作を説明するためのフローチャート、図9は本実施形態におけるデータの流れを説明するための説明図である。
【0038】
なお、本実施形態は、周辺装置を備えたコンピュータをプログラムで制御することで実現するが、この場合のハードウェアやプログラムの実現態様は各種変更可能であり、さらに、道路データをはじめ各種データを含む地図情報や、経路計算のためのアルゴリズムに関しても適宜選択自由である。
【0039】
また、本発明は、ナビゲーション装置及びその方法に加えて、上記プログラム、さらには、そのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体としても把握可能であり、プログラムはナビゲーション装置に組み込まれたCPUや各種チップセットといった物理的な処理装置を活用することで、本発明の作用効果を実現する。
【0040】
(1)本実施形態の構成
本実施形態に係るナビゲーション装置は、地点登録に際して外部接続機器から得た画像データを地点情報に付与する機能を有するものであって、その特徴は、画像データの取得タイミングでの自車位置データを用いて、画像データ付きの地点登録を行うことにある。
【0041】
上記の特徴を実現する構成を説明する前に、図1の仮想的回路ブロック図を参照して、ナビゲーション装置のハードウェア構成例について述べる。図1に示すように、ナビゲーション装置100には、自車位置検出手段を構成する絶対位置・方位検出部1、相対方位検出部2、車速検出部3、本装置100全体の制御回路であるメインCPU及びその周辺回路4、記憶手段であるROM5、DRAM6、SRAM7、VRAM8が設けられている。
【0042】
さらに、ナビゲーション装置100には、入出力部と制御回路を結ぶユーザーインターフェース部9、タッチパネル機能を持つ液晶表示パネルに画像を出力表示する表示部10、キーボートやリモコンを包含する入力部11、記録媒体であるディスクからデータを読み出すディスク制御部12、外部接続機器との接続を果たす外部接続機器インターフェース部13が設置されている。
【0043】
[自車位置検出手段]
絶対位置・方位検出部1は、本装置100が搭載された自動車の現在地すなわち自車位置について、地表での絶対的な位置座標や方位を計算するために、GPS衛星から送られてくるGPS電波をアンテナやレシーバなどで受信する部分である。相対方位検出部2は、ジャイロセンサーなどを使って自車位置の相対的な方位を検出する部分である。車速検出部3は、自動車より車速パルスを取り込んで自車速度を計算する部分である。
【0044】
[記憶手段]
ROM5は、BIOSやブートプログラムなどを予め格納し、本装置100の起動時にメインCPU及びその周辺回路4によってアクセスされる。また、DRAM6は、ワークエリアなどに使用される。また、SRAM7は、不揮発性のメモリであり、自動車のアクセサリ電源など本装置100のメイン電源がオフになっている間も、電池などでバックアップされることでメモリ内容を保持するものである。また、VRAM8は、表示部10でビデオ表示を行うためのメモリである。
【0045】
表示部10である液晶表示パネルは、地図や操作メニューなど各種の情報を表示するようになっている。液晶表示パネルの一部は入力部11の役割を果たすタッチパネルとなっている。入力部11は、ユーザーがリモコンやタッチパネルを使って命令を本装置100に入力するための部分である。ユーザーインターフェース部9は、I/O制御回路やドライバなどを使って、表示部10及び入力部11と、メインCPU及びその周辺回路4との間でデータのやり取りを行う部分である。
【0046】
ディスク制御部12は、CD−ROMやDVD−ROM、ハードディスクなど記録媒体であるディスクに記録されたナビゲーションプログラムなど各種データを、データベースから読み出す手段である。データベースには経路探索用の道路データを含む地図情報等が格納されている。このデータベースに格納された地図情報には、地図上の地点に関する各種地点情報が含まれている。
【0047】
この地点情報には、地点の経度、緯度の各座標、地点の名称、地点の種類、住所、電話番号等の検索リスト用のデータ、その地点が接している道路の種別等も含まれている。また、ナビゲーションプログラムに必要なインターフェース用のデータとして、メニュー、リスト、ボタン、案内表示(方位、距離、時刻等)、各種マーク(ランドマーク、アイコン、現在位置、走行軌跡等)等が含まれている。
【0048】
さらに、上述のプログラムやデータの格納場所は、種々の記憶媒体を利用可能であって、一部若しくは全部をどの記憶媒体に格納するかは、自由に設計可能である。したがって、メインプログラムばかりでなく、ナビゲーション装置100のインターフェース用のデータの一部を、ROM5にあらかじめ格納しておくことも可能である。
【0049】
また、外部接続機器インターフェース部13はシリアル通信やUSB通信などの通信手段を用いて、ナビゲーション装置100以外の外部接続機器との間で各種データのやり取りを行う部分である。図2に示すように、外部接続機器としてはカメラなどの映像撮影機器14があり、映像撮影機器14側にも外部接続機器インターフェース部15を有している。
【0050】
そして、外部接続機器インターフェース部13、15同士が接続された場合に、映像撮影機器14が接続状態を認識すると、インターフェース部13、15を介して撮影した画像データを始めとして、各種のデータをナビゲーション装置100へと伝送するようになっている。
【0051】
続いて、本実施形態の特徴的な構成を含むメインCPU及びその周辺回路4について、図3を用いて詳しく説明する。図3に示すように、メインCPU及びその周辺回路4には、各種プログラムの作用によって下記の役割を果たす仮想的回路として、目的地設定部20、自車位置検出部21、経路探索部22、表示制御部23が設けられている。さらに、本実施形態の特徴的な部分として、地点登録部24、画像データ記憶部25、モード切替制御部26、接続状態判定部27、接続状態通知部28、画像種別通知部29が設けられている。
【0052】
目的地設定部20は、入力部11を用いてユーザーにより指定された地点を目的地として設定する部分である。自車位置検出部21は、絶対位置・方位検出部1の検出した絶対的な位置座標や方位、相対方位検出部2の検出した相対的な方位、さらには車速検出部3の検出した自車速度に基づいて、自車位置を検出する部分である。なお、本実施形態では、自車位置検出部21にて検出される自車位置を出発地として設定するようになっている。ただし、これに限らず、ユーザーの指定した場所など任意の場所を出発地としても構わない。
【0053】
経路探索部22は、ディスク制御部12がディスクのデータベースから読み出した地図情報に基づき、経路探索アルゴリズムを用いて、出発地である自車位置から、目的地設定部20にて設定した目的地までの最適な経路を探索する部分である。
【0054】
表示制御部23は、自車位置及び探索経路、映像撮影機器14から取り入れた画像データなどを、表示部10に表示制御する部分である。また、表示制御部23は、画像データを表示部10に表示する際、ユーザーの指示に基づいて、地点登録部24の登録した地点情報をリスト化し、サムネイル化した画像データの一覧表示を行うように構成されている。
【0055】
図4は、ナビゲーション装置100で地点登録動作を行った結果として、ユーザーが見ることのできる登録地点リストの表示例である。この登録地点リストでは、登録地点の仮名称と登録した際に映像撮影機器14から受信した画像データをリンクさせ、登録日時などと共に一覧上に表示を行うことが可能である。
【0056】
このとき、サムネイル化された画像データは、入力部11を構成するタッチパネル部分に表示される。したがって、目的地を設定する場合に、表示部10に表示された画像データにユーザーが触れることで、画像データが付与されている登録地点を選択可能になっている。このようなユーザーによる指定操作を受けて前記目的地設定部20は画像データの付いた登録地点を目的地として設定することができる。
【0057】
地点登録部24は、本実施形態の主要部であって、外部接続機器インターフェース部13を介して映像撮影機器14から画像データを取得した時点での自車位置の位置データを、自車位置検出部21から取得して登録地点の位置データとし、この位置データに基づいて画像データを付与した地点情報を登録するものである。
【0058】
画像データ記憶部25は、外部接続機器インターフェース部13を介して映像撮影機器14から取り入れた画像データを記憶する部分である。この時のデータの格納場所は、種々の記憶媒体を利用可能であって、一部若しくは全部をどの記憶媒体に格納するかは、適宜設計可能である。
【0059】
モード切替制御部26は、地点登録部24により地点情報として登録した上で画像データを画像データ記憶部25に格納する登録モードと、地点情報として登録することなく画像データを画像データ記憶部25に格納する未登録モードとの切り替えを制御するようになっている。モード切替制御部26には、2方向に移動可能なレバー型のモード切替スイッチ30が接続されている。このモード切替スイッチ30は、図5に示すようにナビゲーション装置100本体の正面部分に設置されている。
【0060】
接続状態判定部27は、外部接続機器インターフェース部13を介してナビゲーション装置100に映像撮影機器14が接続されているか否かを判定する部分である。また、接続状態通知部28は、接続状態判定部27の判定結果を映像撮影機器14に通知する部分である。さらに、画像種別通知部29は、接続状態判定部27が接続状態と判定した際、この判定結果を受けて、映像撮影機器14に対し処理可能な画像データの画像種別を通知するようになっている。
【0061】
(2)本実施形態の動作
続いて、本実施形態の動作について説明する。図6は、映像撮影機器14側で行われる撮影完了時のシーケンス例である。映像撮影機器14は撮影完了(ステップS101)後、撮影した画像を保存する(ステップS102)。その後、外部接続機器インターフェース部15に通信用のシリアルケーブルが接続されているか否かを判断する(ステップS103)。
【0062】
そして、シリアルケーブルが接続されていた場合(ステップS103のYes)には、接続コマンドを送信して接続機器を確認する(ステップS104)。これにより接続機器がどのような画像を受信できる状態であるかを認識し、対応した画像データを転送する(ステップS105)。
【0063】
次に、図7は、ナビゲーション装置100側の接続確認シーケンス例を示す。ナビゲーション装置100側が外部接続機器インターフェース部13を通して、映像撮影機器14から接続コマンドを受信すると(ステップS201)、接続状態判定部27は映像撮影機器14側との接続状態にあると判定する。そこで、接続状態通知部28が映像撮影機器14側に接続許可を通知すると同時に、画像種別通知部29がナビゲーション装置100の表示制御部23で処理可能な画像種別を通知する(ステップS202)。
【0064】
図8は、ナビゲーション装置100における画像データ付きの地点登録のシーケンス例である。この場合では、モード切替スイッチ30の操作により、予めモード切替制御部26において登録モードが選択されている。したがって、映像撮影機器14から送信されてきた画像データは、地点登録部24により地点情報として登録した上で画像データを画像データ記憶部25に格納される。
【0065】
ナビゲーション装置100にて画像データ付きの地点登録を実施する場合、映像撮影機器14からの送信されてきた画像データの受信が完了した時点で(ステップS301のYes)、地点登録部24は自車位置検出部21で保持している自車位置の位置データを取得する(ステップS302)。そして、当該位置データに基づき、受信した画像データと共に画像データを付与した地点情報として、ナビゲーション装置100内の記憶手段に地点情報として登録する(ステップS303)。
【0066】
図9のシーケンス例は、以上の図6〜図8の処理に関して、ユーザーが撮影操作を行った動作からの一連の流れを示したものである。すなわち、ユーザー操作によって映像撮影機器14にて撮影を行い、画像データを機器14内の記憶部に保存すると共に、接続機器確認を実施する。そして受信した接続機器応答が問題ない場合は、保存した画像データを、外部接続機器インターフェース部15を介してナビゲーション装置100に対して送信する。
【0067】
ナビゲーション装置100では、外部接続機器インターフェース部13を介して画像データを受信し、受信した画像データと、画像データを受信した時点の自車位置の位置データを取得し、画像データ付きの地点情報の登録動作を実施する。すべての処理が問題なく完了したところで、接続状態通知部28にて受信完了の通知を映像撮影機器14側に行う。
【0068】
なお、モード切替スイッチ30の操作によりモード切替制御部26にて未登録モードを選択している場合には、映像撮影機器14から受信した画像データを、地点情報として登録することなく、単に画像データ記憶部25に格納するようになっている。
【0069】
(3)本実施形態の作用効果
上記のような本実施形態によれば、自車位置検出部21にて検出した自車位置を利用して、映像撮影機器14からの画像データに対し正確な位置データを付与することができる。したがって、複雑なリンク設定作業を省略した上で、地点情報を確実且つ正確に登録することが可能となる。
【0070】
しかも、映像撮影機器14がGPS機能を持つ必要が無く、映像撮影機器14とナビゲーション装置100とのデータ伝送手段も通常の通信機能を有するだけで十分である。このため、画像データ付きの地点登録機能を成立させるシステム構築のコストは非常に安く済む。したがって、リンク設定作業の省略によって作業効率が向上すると同時に、経済面でも有利である。
【0071】
また、本実施形態においては、サムネイル化した画像データを登録地点リストとして一覧表示可能なので、複数の画像データを同時に表示して見比べることができ、ユーザーは登録地点を視覚的に分かり易くなり、登録地点の選択による目的地設定に際して、登録地点を誤認するおそれがない。さらに、画像データをタッチパネル部分に表示しているので、これに触れるだけで目的地として設定することが可能となり、目的地設定において良好な操作性を得ることができる。
【0072】
また、本実施形態では、映像撮影機器14から受信した画像データを、画像データ記憶部25に格納しておくことができるので、いちいち映像撮影機器14を接続しなくても、画像データを画像データ記憶部25から呼び出して、地点情報に対し画像データを容易に追加可能である。
【0073】
しかも、外部の映像撮影機器14から画像データを受信する際に、モード切替制御部26により制御される登録モードと未登録モードを選ぶことができ、ユーザーの希望する画像データに関してのみ、地点登録部24によって登録地点に登録可能である。このときのモード選択は、モード切替スイッチ30の切替操作に簡単に実施できるので、画像データの利用態様を自由に選ぶことが可能である。
【0074】
さらに、本実施形態では、接続状態通知部28が映像撮影機器14側に接続許可を通知すると共に、画像種別通知部29がナビゲーション装置100の表示制御部23で処理可能な画像種別を通知するので、映像撮影機器14から確実に画像データを取得することが可能である。
【0075】
(4)他の実施形態
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、例えば、地図情報を検索して画像データに対応する施設を見つけ出し、この施設の情報に画像データを添付するようにしてもよい。
【0076】
具体的には、登録地点近辺に施設が存在するか否かを探索する施設探索手段を設け、この施設探索手段の施設探索により施設が存在した場合、この施設の情報に画像データを追加するように構成する。以上の実施形態によれば、登録地点近辺に施設が存在した場合、外部から取得した画像データを簡単に施設情報に追加することができ、画像データの利用範囲を広げることが可能である。
【0077】
また、ナビゲーション装置100側に、カメラのシャッターなど、外部接続機器の画像データ処理に関する操作を行う外部接続機器用操作スイッチが設けられた実施形態も包含する。このような実施形態によれば、外部接続機器用操作スイッチにてナビゲーション装置側で外部接続機器による画像データの取得操作を実施できるため、使い勝手が向上する。
【0078】
また、ナビゲーション装置100側に設置する操作スイッチとしては、画像データ取得用の外部接続機器を操作するスイッチに限らず、画像データと関連付ける位置データの取得タイミングだけを与えるためのスイッチであってもよい。
【0079】
さらに、外部接続機器はデジタルカメラやビデオカメラ、カメラ機能を有する携帯電話など適宜選択可能である。ナビゲーション装置100と外部接続機器を接続する手段としては、シリアルケーブルの他、USB(ワイヤレスUSBも含めて)、赤外線通信など、適宜変更可能である。
【0080】
具体的な他の実施形態を図10に示す。ここでは、録画モードとした車載用ビデオカメラ31から常に、外部接続機器インターフェース部13を介して、所定時間分の映像データが映像メモリ32に保存される。また、映像メモリ32には画像データを保存するための画像キャプチャ部34が設置されている。さらに、ナビゲーション装置100側にはスイッチボックス33を接続されている。
【0081】
このような実施形態では、スイッチボックス33を操作すると、その操作タイミングにて映像メモリ32に入力された画像データを、画像キャプチャ部34が保存し、保存した画像データに自車位置検出部21から所得した自車位置の位置データを付与する。これにより、付与した位置データに基づいて、画像キャプチャ部34がキャプチャした画像データを地点情報に付け加えることができる。
【0082】
以上の実施形態では、ナビゲーション装置100側と車載用ビデオカメラ31とは常に接続状態であるため、接続状態判定部27、接続状態通知部28、画像種別通知部29などが不要である。また、モード切替制御部26及びモード切替スイッチ30の果たすモード切替手段の作用は、位置データ付与スイッチ33のオンオフだけで足りる。したがって、構成の簡略化を進めることが可能である。
【0083】
また、各要素の具体的な構成等は適宜変更可能であり、一例として、図11に示すように、登録/未登録モードのモード切替スイッチとして、操作スイッチ用表示データが画面上にポップアップ表示されるタッチパネル部30aが設けられるようにしてもよい。
【0084】
この実施形態では、表示部10に、外部接続機器から取り込んだ画像データを表示した状態で、タッチパネル部30aの「登録モード」という表示部分をタッチすると、表示部10に「登録モードに登録しました」という表示がなされ、「未登録モード」という表示部分をタッチすると、表示部10に「未登録モードに登録しました」という表示がなされる。このとき、表示部10に取り込んだ画像データを表示しているので、画像データを確認しながら地点登録をするか否かを決めることができ、良好な作業性を獲得することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明に係る代表的な実施形態におけるナビゲーション装置の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本実施形態における外部接続機器との接続例を説明する説明図。
【図3】本実施形態の制御回路における仮想的回路ブロックの構成図。
【図4】画像付き登録リストの表示例の説明図。
【図5】本実施形態のモード切替手段を説明するための正面図。
【図6】本実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図7】本実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】本実施形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図9】本実施形態におけるデータの流れを説明するための説明図。
【図10】本発明における他の実施形態の構成を示す説明図。
【図11】本発明における他の実施形態の正面図。
【符号の説明】
【0086】
1…絶対位置・方位検出部
2…相対方位検出部
3…車速検出部
4…メインCPU及びその周辺回路
5…ROM
6…DRAM
7…SRAM
8…VRAM
9…ユーザーインターフェース部
10…表示部
11…入力部
12…ディスク制御部
13、15…外部接続機器インターフェース部
14…映像撮影機器
20…目的地設定部
21…自車位置検出部
22…経路探索部
23…表示制御部
24…地点登録部
25…画像データ記憶部
26…モード切替制御部
27…接続状態判定部
28…接続状態通知部
29…画像種別通知部
30…モード切替スイッチ
30a…タッチパネル部
31…車載用ビデオカメラ
32…映像メモリ
33…スイッチボックス
34…画像キャプチャ部
100…ナビゲーション装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の現在位置である自車位置を検出する自車位置検出手段と、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、出発地を設定する出発地設定手段と、目的地を設定する目的地設定手段と、前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索手段と、画像データを出力可能な外部接続機器との間で前記画像データを含む各種データのやり取りを行うデータ伝送手段と、前記地図情報上に自車位置及び探索した経路を表示すると共に前記画像データを表示する表示制御手段が具備されたナビゲーション装置において、
前記データ伝送手段を介して前記外部接続機器から前記画像データを取得した時点で、前記自車位置検出手段から自車位置の位置データを取得してこれを登録地点の位置データとし、当該位置データに基づいて前記画像データを付与した地点情報を登録する地点登録手段が設けられたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記地点登録手段が登録した前記画像データ付きの地点情報をリスト化して一覧表示するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記登録地点データ記憶手段にて記憶した前記画像データをサムネイル化して縮小表示するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記目的地設定手段は、前記表示制御手段の表示した前記画像データをユーザーが指定することにより目的地の設定を行うように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記データ伝送手段を介して前記外部接続機器から取り入れた前記画像データを記憶する画像データ記憶手段が設けられ、
前記地点登録手段により地点情報として登録した上で画像データを画像データ記憶部に格納する登録モードと、地点情報として登録することなく画像データを画像データ記憶部に格納する未登録モードとの切り替えを行うモード切替手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記モード切替手段として、2方向に移動可能なレバー型の操作スイッチが設けられたことを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記モード切替手段は、操作スイッチ用表示データが画面上にポップアップ表示されるタッチパネル部から構成されたことを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
前記データ伝送手段を介して前記外部接続機器と接続されているか否かを判定する接続状態判定手段と、
前記接続状態判定手段の判定結果を前記外部接続機器側に通知する接続状態通知手段とが設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項9】
前記接続状態判定手段から接続状態にある旨の判定結果を受けて、前記外部接続機器に対し処理可能な画像データの画像種別を通知する画像種別通知手段が設けられたことを特徴とする請求項8に記載のナビゲーション装置。
【請求項10】
前記地図情報記憶手段に記憶された地図情報の中から、前記画像データに対応する施設が登録地点近辺に存在するか否かを探索する施設探索手段と、
前記施設探索手段の施設探索により当該施設が存在した場合、前記施設の情報に前記画像データを追加する画像データ追加手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項11】
前記外部接続機器の画像データ処理に関する操作を行う外部接続機器操作手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項12】
コンピュータを利用することにより、車両の現在位置である自車位置を検出する自車位置検出ステップと、地図情報を記憶する地図情報記憶ステップと、出発地を設定する出発地設定ステップと、目的地を設定する目的地設定ステップと、前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索ステップと、画像データを出力可能な外部接続機器との間で前記画像データを含む各種データのやり取りを行うデータ伝送ステップと、前記地図情報上に自車位置及び探索した経路を表示すると共に前記画像データを表示する表示制御ステップを行うナビゲーション方法において、
前記データ伝送ステップにて前記外部接続機器側から前記画像データを取得した時点で、前記自車位置検出ステップから自車位置の位置データを取得してこれを登録地点の位置データとし、当該位置データを付与した地点情報を登録する地点登録ステップを行うことを特徴とするナビゲーション方法。
【請求項13】
コンピュータを利用することにより、車両の現在位置である自車位置を検出する自車位置検出機能と、地図情報を記憶する地図情報記憶機能と、出発地を設定する出発地設定機能と、目的地を設定する目的地設定機能と、前記出発地から前記目的地までの経路を探索する経路探索機能と、画像データを出力可能な外部接続機器との間で前記画像データを含む各種データのやり取りを行うデータ伝送機能と、前記地図情報上に自車位置及び探索した経路を表示すると共に前記画像データを表示する表示制御機能をコンピュータに実現させるナビゲーションプログラムにおいて、
前記データ伝送機能にて前記外部接続機器側から前記画像データを取得した時点で、前記自車位置検出機能から自車位置の位置データを取得してこれを登録地点の位置データとし、当該位置データに基づいて前記画像データを付与した地点情報を登録する地点登録機能をコンピュータに実現させることを特徴とするナビゲーションプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−112810(P2010−112810A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−285009(P2008−285009)
【出願日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】