ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびナビゲーションプログラム
【課題】ナビゲーション検索における検索語入力の手間を削減すること。
【解決手段】このナビゲーション装置200は、地上デジタル放送を受信する地上デジタル放送受信部201と、ユーザが希望する地点や経路などの検索を行うナビゲーション部202と、ナビゲーション装置200全体の制御を行う制御部203と、地上デジタル放送受信部201が受信したデータ放送や、ナビゲーション部202が実行した検索結果を表示する表示部204と、表示部204に表示された画像情報に対応する音声情報を出力する音声出力部205と、ユーザにより各種情報や操作命令の入力や表示部204の画面上に表示された文字などの情報の選択を行う操作部206と、を備える。
【解決手段】このナビゲーション装置200は、地上デジタル放送を受信する地上デジタル放送受信部201と、ユーザが希望する地点や経路などの検索を行うナビゲーション部202と、ナビゲーション装置200全体の制御を行う制御部203と、地上デジタル放送受信部201が受信したデータ放送や、ナビゲーション部202が実行した検索結果を表示する表示部204と、表示部204に表示された画像情報に対応する音声情報を出力する音声出力部205と、ユーザにより各種情報や操作命令の入力や表示部204の画面上に表示された文字などの情報の選択を行う操作部206と、を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびナビゲーションプログラムに関する。ただし、この発明の利用は、上述したナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびナビゲーションプログラムには限られない。
【背景技術】
【0002】
近年、地上デジタル放送が普及してきており、自動車に搭載可能な地上デジタル放送受信装置もいくつか提案されている(たとえば、特許文献1を参照。)。このような地上デジタル放送受信装置では、様々なデータ放送を受信することで多くの有用な情報を取得できるため、大変便利である。しかし、データ放送を受信することで、ユーザが望む情報をすべて取得できるとは限らない。このようなときは、データ放送画面に表示された内容をさらに自動車に搭載されたナビゲーション装置を用いて検索することが行われる。
【0003】
【特許文献1】特開2004−140811号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図1は、一般的なナビゲーション装置による検索動作を説明するための図である。図1に示すように、データ放送の画面101に表示された内容を、ナビゲーション装置で検索しようとする場合、従来はデータ放送の画面101の表示内容をそのままナビゲーション装置に取り込んでそれを検索語として用いることはできなかった。したがって、地上デジタル放送受信装置とナビゲーション装置とで表示装置が共用されている場合は、データ放送の画面101をナビゲーション検索画面102に切り替え、また表示装置が共用されていない場合は、ナビゲーション装置のナビゲーション検索画面102を表示し、そこに検索語を手動で入力しなければならず、特に漢字変換を伴う場合などは煩雑な作業をしなければならないという問題があった。加えて、目的地の住所を入力しなければならない場合には、県名→市町村名→番地と階層的に入力していく必要があるため、入力ミスを回避するために、データ放送の画面101を何度も表示して確認しなければならなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明の請求項1にかかるナビゲーション装置は、地上デジタル放送を受信する地上デジタル放送受信手段と、前記地上デジタル放送受信手段が受信したデータ放送を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された任意の文字列などの情報を含む領域の選択を行う操作手段と、前記操作手段によって選択された領域に含まれる文字列を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列抽出手段によって抽出された文字列の記述内容を判定する文字列判定手段と、前記文字列判定手段によって判定された文字列を検索語として地点や経路などの検索を行うナビゲーション手段と、を備えていることを特徴とする。
【0006】
また、請求項7にかかるナビゲーション方法は、データ放送の内容を表示する表示工程と、前記表示工程で表示されたデータに含まれる任意の文字列などの情報を含む領域を選択する領域選択工程と、前記領域選択工程で選択された領域に含まれる文字列を抽出する文字列抽出工程と、前記文字列抽出工程で抽出された文字列の記述内容を判定する文字列判定工程と、前記文字列判定工程で判定された文字列を検索語として地点や経路などの検索を行うナビゲーション検索工程と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、請求項8にかかるナビゲーションプログラムは、請求項7に記載のナビゲーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、この発明にかかるナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびナビゲーションプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
(実施の形態)
(ナビゲーション装置の機能的構成)
図2は、この発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。以下、図2に基づき、このナビゲーション装置の内容を説明する。
【0010】
図2に示すように、このナビゲーション装置200は、地上デジタル放送受信部201、ナビゲーション部202、制御部203、表示部204、音声出力部205、および操作部206を含み構成される。
【0011】
地上デジタル放送受信部201は、地上デジタル放送を受信する。ナビゲーション部202は、ユーザが希望する地点や経路などの検索を行う。制御部203は、ナビゲーション装置200全体の制御を行う。表示部204は、地上デジタル放送受信部201が受信したデータ放送や、ナビゲーション部202が実行した検索結果などを表示する。音声出力部205は、表示部204に表示された画像情報に対応する音声情報を出力する。操作部206は、各種情報や操作命令の入力を行う。また、表示部204の画面上に表示された文字列などの情報を含む領域の選択を行う。操作部206としては、キーボード、リモコン、タッチパネルなどが考えられる。
【0012】
また、制御部203は、文字列抽出部211、文字列判定部212を含んでいる。このナビゲーション装置200では、地上デジタル放送受信部201が受信したデータ放送の内容は、表示部204に表示される。そして、ユーザが操作部206の操作によって表示部204に表示されている文字列を含む領域を選択すると、文字列抽出部211が操作部206によって選択された領域にある文字列を抽出する。続いて、文字列判定部212が文字列抽出部211によって抽出された文字列の記述内容を判定する。この文字列判定部212では、文字列抽出部211によって抽出され文字列が、たとえば、数字のみからなるものか、漢字と数字混じりであるか、漢字、カナ、アルファベット混じりであるかなどを判別し、当該文字列が電話番号を示すものであるか、住所を示すものであるか、施設名称を示すものであるかなどを判定する。ここでの判定結果は、ナビゲーション部202へ送られ、検索語として用いられる。
【0013】
(ナビゲーション装置の処理手順)
図3は、この発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下、図3に基づき、このナビゲーション装置の処理手順を説明する。
【0014】
図3のフローチャートにおいて、図2に示したナビゲーション装置200の表示部204が地上デジタル放送受信部201が受信したデータ放送の内容を表示する(ステップS301)。次に、ユーザが操作部206により、表示部204の画面上に表示された文字列を含む情報の領域を選択する(ステップS302)。ここで選択される領域に含まれる文字列は、ユーザがナビゲーション装置200において検索語としての使用を望むものである。
【0015】
続いて、文字列抽出部211が操作部206によって選択された領域の文字列を抽出する(ステップS303)。次に、文字列判定部212が文字列抽出部211によって抽出された文字列の記述内容を判定する(ステップS304)。ここでの判定結果はナビゲーション部202へ送られる。そして、ナビゲーション部202では、その判定結果を検索語として検索を開始する(ステップS305)。最後に、検索結果を表示部204に表示する(ステップS306)。
【0016】
以上のような処理手順により、図2に示したナビゲーション装置200は、地上デジタル放送の画面上に表示された文字、数字などをそのままナビゲーション検索語として取り込むことが可能になる。この結果、従来、ナビゲーション検索に伴う煩雑な検索語の入力作業を省略することができ、効率的なナビゲーション検索を実現できる。
【実施例】
【0017】
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
図4は、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。以下、図4に基づき、このナビゲーション装置のハードウェア構成を説明する。
【0018】
図4に示すように、このナビゲーション装置200は、アンテナ401、チューナ402、復調器403、DEMUX404、オーディオコーダ405、ビデオコーダ406、OSD(On Screen Display)407、ディスプレイ408、タッチパネル409、位置認識部410、記録媒体411、記録媒体デコード部412、音声出力部413、地点検索部414、経路探索部415、経路誘導部416、CPU417、およびメモリ418を含み構成される。
【0019】
このナビゲーション装置200では、アンテナ401で地上デジタル放送の電波を受信し、チューナ402で選択や増幅を行う。復調器403では、デジタル信号への変換を行う。DEMUX404では、多重化されている状態から、サービス種別ごとにデータを分離する。オーディオコーダ405では、音声を復調してオーディオ出力として導出する。ビデオコーダ406では、映像信号を復調して、OSD(On Screen Display)407で重ね合わせ処理を行い、ディスプレイ408に画像として表示する。また、タッチパネル409は透明な部材で構成されており、ディスプレイ408の表示画面上に設けられている。このタッチパネル409では、ユーザの操作により、各種情報の入力や、ディスプレイ408上に表示された文字、数字などの選択が行われる。
【0020】
位置認識部410は、自車位置情報を取得する。ここで自車位置情報は、GPS衛星からの電波を受信し、GPS衛星との幾何学的位置を求めるものであり、地球上どこでも計測可能である。この電波としては、1.57542MHzの搬送波で、C/A(Coarse and Access)コードおよび航法メッセージが乗っているL1電波などが用いられる。これによって、現在の車両の位置(緯度および経度)を検知する。さらに、車速センサ、ジャイロセンサなどの各種センサによって収集された情報を加味してもよい。
【0021】
記録媒体411は、たとえば、ハードディスク(HD)であり、その代わりにあるいはHDに加えて、DVD、コンパクトディスク(CD)などの着脱可能な記録媒体であってもよい。また、記録媒体デコード部412は、HD、DVD、CDを読み取る/書き込みの制御を行う。記録媒体411は、データベースとしての機能を備え、ユーザに提供するための、地図データベース情報などを格納している。
【0022】
音声出力部413は、オーディオコーダ405からのオーディオ出力や、ディスプレイ408に表示された各種ナビゲーション情報を説明するための音声出力を行う。
【0023】
地点検索部414は、任意の地点を検索し、これをディスプレイ408に表示する。経路探索部415は、地点検索部414によって得られた地点情報に基づいて、当該地点までの最適な経路を算出する。また、経路誘導部416は、経路探索部415によって得られた情報と自車位置情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成を行う。
【0024】
以上のようなナビゲーション装置200の各部は、制御バス420を介して、CPU417によって制御される。CPU417は、メモリ418に含まれるROMなどにあらかじめ格納されているプログラムに従った制御動作を行う。CPU417が当該プログラムを実行することにより、図2に示した文字列抽出部211、文字列判定部212の機能も実現できる。メモリ418には、制御に必要なデータなどを一時的に格納するRAMなども含まれる。
【0025】
CPU417のプログラム動作によって実現されるソフトウェアは、リアルタイムのオペレーティングシステムであるRTOSをベースに、各種ドライバをデバイスドライバとして付加する形態に、さらに種々のプログラムが付加されて、タッチパネル409を利用してユーザとのインタフェースを行うUI(ユーザインタフェース)が動作する。このUIでは、BMLで記述されるデータを表示するBMLプラウザが中心になる。
【0026】
(ナビゲーション装置の処理手順)
図5は、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置の第一の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、目的地検索を行う場合の一例を説明する。
【0027】
図5に示すフローチャートにおいて、まず、ディスプレイ408に受信したデータ放送の内容を表示する(ステップS501)。
【0028】
図6は、データ放送画面の一表示例を示す図である。図6の画面600には、ステップS501の処理により、あるレストランの情報が表示されている例を示している。
【0029】
次に、画面600に表示された情報のなかから、ナビゲーション検索において検索語として使用する文字列を含む領域を選択する(ステップS502)。
【0030】
図7は、データ放送画面における検索語選択の様子を示す図である。ステップS502の処理は、ユーザが画面600に表示されている文字列などを指でなぞることによって行われる。画面600上の指でなぞられた文字列は、一目でわかるように色が反転されて表示される。また、同時に、入力処理の完了を選択する場合に押下する「完了」ボタン601と、入力のやり直しを行う場合に押下する「リセット」ボタン602が表示される。
【0031】
次に、ユーザが入力完了か否かを確認する(ステップS503)。入力が完了していない(入力のやり直しを行う)場合(ステップS503:No)は、「リセット」ボタン602を押下する(ステップS504)。その後、再度ステップS502の処理を行う。一方、入力が完了している場合(ステップS503:Yes)は、「完了」ボタン601を押下する(ステップS505)。
【0032】
次に、CPU417が、ステップS502で選択された領域にある文字列を抽出する(ステップS506)。ここで、CPU417は、文字列が正確に抽出されたか否かを判定する(ステップS507)。文字列が正確に抽出されなかった場合(ステップS507:No)は、CPU417は図7に示した画面600上の選択部分をクリアする(ステップS508)。そして、再度入力を促す旨を表示する(ステップS509)。この後、再度ステップS502の処理を行う。
【0033】
一方、文字列が正確に抽出された場合(ステップS507:Yes)は、CPU417は抽出された文字列が数字の羅列であるか否かを判定する(ステップS510)。ここで、抽出された文字列が数字の羅列である場合(ステップS510:Yes)は、CPU417は当該文字列が電話番号であると判定する(ステップS511)。そして、当該文字列をメモリ418に格納する(ステップS512)。その後、電話番号データとして地点検索部414へ送る(ステップS513)。
【0034】
ステップS510において抽出された文字列が数字の羅列でない場合(ステップS510:No)は、CPU417は当該文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがあるか否かを判定する(ステップS514)。ここで、当該文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがある場合(ステップS514:Yes)は、当該文字列は住所であると判定する(ステップS515)。そして、当該文字列をメモリ418に格納する(ステップS512)。その後、住所データとして地点検索部414へ送る(ステップS513)。
【0035】
ステップS514において抽出された文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがない場合(ステップS514:No)は、CPU417は当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがあるか否かを判定する(ステップS516)。ここで、当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがある場合(ステップS516:Yes)は、CPU417は当該文字列が施設名称であると判定する(ステップS517)。そして、当該文字列をメモリ418に格納する(ステップS512)。その後、施設名称データとして地点検索部414へ送る(ステップS513)。
【0036】
ステップS516において当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがない場合(ステップS516:No)は、CPU417は図7に示した画面600上の選択部分をクリアする(ステップS508)。そして、再度入力を促す旨を表示する(ステップS509)。この後、再度ステップS502の処理を行う。
【0037】
ステップS513の処理が完了すると、地点検索部414が検索を開始する(ステップS518)。そして、CPU417が記録媒体411のデータベースに該当するものがあるか否かを検出する(ステップS519)。ここで、データベースに該当するものがある場合(ステップS519:Yes)は、ディスプレイ408に検索結果を表示する(ステップS520)。
【0038】
図8は、検索結果表示画面の一例を示す図である。図8に示すように、検索結果表示画面800には、「地図を表示する」ボタン801、「ここを登録する」ボタン802、「詳細情報」ボタン803、および「ここに行く」ボタン804が表示される。「地図を表示する」ボタン801をタッチパネル409で押下すると、地図画面805に目的地(施設)周辺の地図が表示される。また、「ここを登録する」ボタン802をタッチパネル409で押下すると、地点登録が開始される(詳細は後述)。「詳細情報」ボタン803をタッチパネル409で押下すると、目的地(施設)の詳細情報が表示される。「ここに行く」ボタン804をタッチパネル409で押下すると、経路探索部415、経路誘導部416の処理により詳細経路が求められ、地図画面805に目的地(施設)までの詳細経路が表示される。
【0039】
一方、ステップS519においてデータベースに該当するものがない場合(ステップS519:No)は、CPU417は住所、電話番号、施設名称のすべてが入力されているか否かを検出する(ステップS521)。
【0040】
ここで、住所、電話番号、施設名称のすべてが入力されていない場合(ステップS521:No)は、CPU417は図7に示した画面600上の選択部分をクリアする(ステップS522)。そして、違う検索カテゴリの入力を促す旨を表示する(ステップS523)。この後、再度ステップS502の処理を行う。
【0041】
一方、ステップS521において住所、電話番号、施設名称のすべてが入力されている場合(ステップS521:Yes)は、地点検索部414が住所データに基づき検索を行う(ステップS524)。そして、CPU417が該当地点が検出されたか否かを判定する(ステップS525)。
【0042】
ここで、該当地点が検出された場合(ステップS525:Yes)は、ステップS520の処理を行う。一方、該当地点が検出されなかった場合(ステップS525:No)は、ディスプレイ408に検出できなかった旨を表示する(ステップS526)。
【0043】
以上のような処理手順により、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置では、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列をそのままナビゲーション検索語として取り込むことが可能になる。この結果、従来、ナビゲーション検索に伴う煩雑な検索語の入力作業を低減することができ、効率的なナビゲーション検索を実現できる。加えて、ナビゲーション検索語として地上デジタル放送の表示画面上の文字列を取り込む際に、当該文字列が住所を示すものか、電話番号を示すものか、施設名称を示すものかを正確に認識できるため、正確な情報によるナビゲーション検索が可能になる。
【0044】
図9は、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置の第二の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、データ放送画面の情報から、施設名称で検索した地点がナビゲーション装置のデータベース情報になく、住所検索した結果で地点登録を行う場合の一例を説明する。図9に示すフローチャートにおいて、まず、ユーザは地点登録を選択する(ステップS901)。
【0045】
図10は、検索結果表示画面の一例を示す図である。図10では、ナビゲーション装置のデータベース内に目的地が登録されていない場合における検索結果表示画面の一例を示している。このステップS901における具体的な処理は、ユーザが検索結果表示画面800の「ここを登録する」ボタン802をタッチパネル409で押下することである。
【0046】
CPU417が、ユーザが登録を希望する情報の一部でメモリ418に記憶されている文字列を読み出し、当該文字列が入力された地点登録画面を表示する(ステップS902)。
【0047】
図11、図12は、地点登録画面の一例を示す図である。図11では、地点登録画面1100の該当欄に施設名称と住所が入力されている場合を示している。また、図12では、地点登録画面1100の該当欄に施設名称、住所、電話番号が入力されている場合を示している。
【0048】
次に、ユーザは、入力された情報だけで十分か否かを確認する(ステップS903)。入力された情報だけで十分である場合(たとえば図12を参照)(ステップS903:Yes)は、CPU417が表示されている情報をデータベース(たとえば、記録媒体411)に登録する(ステップS904)。この処理は、たとえば、図12の地点登録画面1100に表示されている「登録する」ボタン1101をタッチパネル409で押下することで完了する。
【0049】
ステップS903において入力された情報だけでは十分でない場合(たとえば図11を参照)(ステップS903:No)は、ユーザは入力したい項目がデータ放送画面(図6の画面600を参照)にあるか否かを確認する(ステップS905)。ここで、入力したい項目がデータ放送画面にない場合(ステップS905:No)は、通常の入力画面に切り替えて、必要項目を入力する(ステップS906)。この後、ステップS902へ戻る。
【0050】
ステップS905において入力したい項目がデータ放送画面にある場合(ステップS905:Yes)は、画面をデータ放送画面に切り替える(ステップS907)。そして、データ放送画面に表示された情報のなかから、ユーザが登録を希望する文字列を含む領域を選択する(ステップS908)。このステップS908の処理は、ユーザが図7の画面600に表示されている文字列などを指でなぞることによって行われる。画面600上の指でなぞられた文字列は、一目でわかるように色が反転されて表示される。また、同時に、入力処理の完了を選択する場合に押下する「完了」ボタン601と、入力のやり直しを行う場合に押下する「リセット」ボタン602が表示される(図6参照)。
【0051】
ユーザが入力完了か否かを確認する(ステップS909)。入力が完了していない(入力のやり直しを行う)場合(ステップS909:No)は、「リセット」ボタン602を押下する(ステップS910)。この後、再度ステップS908の処理を行う。一方、入力が完了した場合(ステップS909:Yes)は、「完了」ボタン601を押下する(ステップS911)。
【0052】
CPU417が、ステップS908で選択された領域に含まれる文字列を抽出する(ステップS912)。そして、CPU417は、文字列が正確に抽出されたか否かを判定する(ステップS913)。文字列が正確に抽出されなかった場合(ステップS913:No)は、CPU417は図7に示した画面600上の選択部分をクリアする(ステップS914)。そして、ディスプレイ408に再度入力を促す旨を表示する(ステップS915)。この後、再度ステップS908の処理を行う。
【0053】
一方、文字列が正確に抽出された場合(ステップS913:Yes)は、CPU417は抽出された文字列が数字の羅列か否かを判定する(ステップS916)。ここで、抽出された文字列が数字の羅列である場合(ステップS916:Yes)は、CPU417は当該文字列が電話番号であると判定する(ステップS917)。そして、当該文字列を地点登録画面1100の該当する項目欄に入力する(ステップS918)。この後ステップS902へ戻る。
【0054】
ステップS916において抽出された文字列が数字の羅列でない場合(ステップS916:No)は、CPU417は当該文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがあるか否かを判定する(ステップS919)。ここで、当該文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがある場合(ステップS919:Yes)は、CPU417は当該文字列が住所であると判定する(ステップS920)。そして、当該文字列を地点登録画面1100の該当する項目欄に入力する(ステップS918)。この後ステップS902へ戻る。
【0055】
ステップS919において抽出された文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがない場合(ステップS919:No)は、CPU417は当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがあるか否かを判定する(ステップS921)。ここで、当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがある場合(ステップS921:Yes)は、CPU417は当該文字列が施設名称であると判定する(ステップS922)。そして、当該文字列を地点登録画面1100の該当する項目欄に入力する(ステップS918)。この後ステップS902へ戻る。
【0056】
ステップS921において当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがない場合(ステップS921:No)は、CPU417は図7に示した画面600上の選択部分をクリアする(ステップS914)。そして、ディスプレイ408に再度入力を促す旨を表示する(ステップS915)。この後、再度ステップS908の処理を行う。
【0057】
以上のような処理手順により、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置では、地点登録を行う場合においても、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列をそのまま地点登録情報として取り込むことが可能になる。この結果、地点登録の際の煩雑な項目情報の入力作業を低減することができ、効率的な地点登録作業を実現できる。加えて、地点登録の項目情報として地上デジタル放送の表示画面上の文字列を取り込む際に、当該文字列が住所を示すものか、電話番号を示すものか、施設名称を示すものかを正確に認識でき、正確な地点登録が可能になる。
【0058】
以上説明したように、この実施の形態によれば、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列を指でなぞるだけで、当該文字列をナビゲーション装置の検索語としてそのまま取り込むことができるため、検索語をキーボードなどから入力する必要がなく、効率的なナビゲーション検索が実現できる。特に、目的地の住所入力時には、従来は、県名→市町村名→番地と階層的に入力していく必要があったが、この実施の形態では、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列を指でなぞるだけで住所情報が一括入力できるため、検索効率を格段に向上させることができる。
【0059】
また、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列をナビゲーション装置の検索語として取り込む際、当該文字列が住所を示すものか、電話番号を示すものか、施設名称を示すものかを正確に認識できるため、ナビゲーション検索の精度も向上する。
【0060】
さらに、地点登録を行う場合にも、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列をそのまま地点登録情報の一部としてナビゲーション装置に取り込むことができるため、地点登録に伴う情報入力作業の負担を低減することが可能になる。
【0061】
なお、本実施の形態で説明したナビゲーション方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】一般的なナビゲーション装置による検索動作を説明するための図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例にかかるナビゲーション装置の第一の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】データ放送画面の一表示例を示す図である。
【図7】データ放送画面における検索語選択の様子を示す図である。
【図8】検索結果表示画面の一例を示す図である。
【図9】この発明の実施例にかかるナビゲーション装置の第二の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】検索結果表示画面の一例を示す図である。
【図11】地点登録画面の一例を示す図である。
【図12】地点登録画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0063】
200 ナビゲーション装置
201 地上デジタル放送受信部
202 ナビゲーション部
203 制御部
204 表示部
205 音声出力部
206 操作部
211 文字列抽出部
212 文字列判定部
【技術分野】
【0001】
この発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびナビゲーションプログラムに関する。ただし、この発明の利用は、上述したナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびナビゲーションプログラムには限られない。
【背景技術】
【0002】
近年、地上デジタル放送が普及してきており、自動車に搭載可能な地上デジタル放送受信装置もいくつか提案されている(たとえば、特許文献1を参照。)。このような地上デジタル放送受信装置では、様々なデータ放送を受信することで多くの有用な情報を取得できるため、大変便利である。しかし、データ放送を受信することで、ユーザが望む情報をすべて取得できるとは限らない。このようなときは、データ放送画面に表示された内容をさらに自動車に搭載されたナビゲーション装置を用いて検索することが行われる。
【0003】
【特許文献1】特開2004−140811号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図1は、一般的なナビゲーション装置による検索動作を説明するための図である。図1に示すように、データ放送の画面101に表示された内容を、ナビゲーション装置で検索しようとする場合、従来はデータ放送の画面101の表示内容をそのままナビゲーション装置に取り込んでそれを検索語として用いることはできなかった。したがって、地上デジタル放送受信装置とナビゲーション装置とで表示装置が共用されている場合は、データ放送の画面101をナビゲーション検索画面102に切り替え、また表示装置が共用されていない場合は、ナビゲーション装置のナビゲーション検索画面102を表示し、そこに検索語を手動で入力しなければならず、特に漢字変換を伴う場合などは煩雑な作業をしなければならないという問題があった。加えて、目的地の住所を入力しなければならない場合には、県名→市町村名→番地と階層的に入力していく必要があるため、入力ミスを回避するために、データ放送の画面101を何度も表示して確認しなければならなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明の請求項1にかかるナビゲーション装置は、地上デジタル放送を受信する地上デジタル放送受信手段と、前記地上デジタル放送受信手段が受信したデータ放送を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された任意の文字列などの情報を含む領域の選択を行う操作手段と、前記操作手段によって選択された領域に含まれる文字列を抽出する文字列抽出手段と、前記文字列抽出手段によって抽出された文字列の記述内容を判定する文字列判定手段と、前記文字列判定手段によって判定された文字列を検索語として地点や経路などの検索を行うナビゲーション手段と、を備えていることを特徴とする。
【0006】
また、請求項7にかかるナビゲーション方法は、データ放送の内容を表示する表示工程と、前記表示工程で表示されたデータに含まれる任意の文字列などの情報を含む領域を選択する領域選択工程と、前記領域選択工程で選択された領域に含まれる文字列を抽出する文字列抽出工程と、前記文字列抽出工程で抽出された文字列の記述内容を判定する文字列判定工程と、前記文字列判定工程で判定された文字列を検索語として地点や経路などの検索を行うナビゲーション検索工程と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、請求項8にかかるナビゲーションプログラムは、請求項7に記載のナビゲーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、この発明にかかるナビゲーション装置、ナビゲーション方法、およびナビゲーションプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
(実施の形態)
(ナビゲーション装置の機能的構成)
図2は、この発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。以下、図2に基づき、このナビゲーション装置の内容を説明する。
【0010】
図2に示すように、このナビゲーション装置200は、地上デジタル放送受信部201、ナビゲーション部202、制御部203、表示部204、音声出力部205、および操作部206を含み構成される。
【0011】
地上デジタル放送受信部201は、地上デジタル放送を受信する。ナビゲーション部202は、ユーザが希望する地点や経路などの検索を行う。制御部203は、ナビゲーション装置200全体の制御を行う。表示部204は、地上デジタル放送受信部201が受信したデータ放送や、ナビゲーション部202が実行した検索結果などを表示する。音声出力部205は、表示部204に表示された画像情報に対応する音声情報を出力する。操作部206は、各種情報や操作命令の入力を行う。また、表示部204の画面上に表示された文字列などの情報を含む領域の選択を行う。操作部206としては、キーボード、リモコン、タッチパネルなどが考えられる。
【0012】
また、制御部203は、文字列抽出部211、文字列判定部212を含んでいる。このナビゲーション装置200では、地上デジタル放送受信部201が受信したデータ放送の内容は、表示部204に表示される。そして、ユーザが操作部206の操作によって表示部204に表示されている文字列を含む領域を選択すると、文字列抽出部211が操作部206によって選択された領域にある文字列を抽出する。続いて、文字列判定部212が文字列抽出部211によって抽出された文字列の記述内容を判定する。この文字列判定部212では、文字列抽出部211によって抽出され文字列が、たとえば、数字のみからなるものか、漢字と数字混じりであるか、漢字、カナ、アルファベット混じりであるかなどを判別し、当該文字列が電話番号を示すものであるか、住所を示すものであるか、施設名称を示すものであるかなどを判定する。ここでの判定結果は、ナビゲーション部202へ送られ、検索語として用いられる。
【0013】
(ナビゲーション装置の処理手順)
図3は、この発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下、図3に基づき、このナビゲーション装置の処理手順を説明する。
【0014】
図3のフローチャートにおいて、図2に示したナビゲーション装置200の表示部204が地上デジタル放送受信部201が受信したデータ放送の内容を表示する(ステップS301)。次に、ユーザが操作部206により、表示部204の画面上に表示された文字列を含む情報の領域を選択する(ステップS302)。ここで選択される領域に含まれる文字列は、ユーザがナビゲーション装置200において検索語としての使用を望むものである。
【0015】
続いて、文字列抽出部211が操作部206によって選択された領域の文字列を抽出する(ステップS303)。次に、文字列判定部212が文字列抽出部211によって抽出された文字列の記述内容を判定する(ステップS304)。ここでの判定結果はナビゲーション部202へ送られる。そして、ナビゲーション部202では、その判定結果を検索語として検索を開始する(ステップS305)。最後に、検索結果を表示部204に表示する(ステップS306)。
【0016】
以上のような処理手順により、図2に示したナビゲーション装置200は、地上デジタル放送の画面上に表示された文字、数字などをそのままナビゲーション検索語として取り込むことが可能になる。この結果、従来、ナビゲーション検索に伴う煩雑な検索語の入力作業を省略することができ、効率的なナビゲーション検索を実現できる。
【実施例】
【0017】
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
図4は、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。以下、図4に基づき、このナビゲーション装置のハードウェア構成を説明する。
【0018】
図4に示すように、このナビゲーション装置200は、アンテナ401、チューナ402、復調器403、DEMUX404、オーディオコーダ405、ビデオコーダ406、OSD(On Screen Display)407、ディスプレイ408、タッチパネル409、位置認識部410、記録媒体411、記録媒体デコード部412、音声出力部413、地点検索部414、経路探索部415、経路誘導部416、CPU417、およびメモリ418を含み構成される。
【0019】
このナビゲーション装置200では、アンテナ401で地上デジタル放送の電波を受信し、チューナ402で選択や増幅を行う。復調器403では、デジタル信号への変換を行う。DEMUX404では、多重化されている状態から、サービス種別ごとにデータを分離する。オーディオコーダ405では、音声を復調してオーディオ出力として導出する。ビデオコーダ406では、映像信号を復調して、OSD(On Screen Display)407で重ね合わせ処理を行い、ディスプレイ408に画像として表示する。また、タッチパネル409は透明な部材で構成されており、ディスプレイ408の表示画面上に設けられている。このタッチパネル409では、ユーザの操作により、各種情報の入力や、ディスプレイ408上に表示された文字、数字などの選択が行われる。
【0020】
位置認識部410は、自車位置情報を取得する。ここで自車位置情報は、GPS衛星からの電波を受信し、GPS衛星との幾何学的位置を求めるものであり、地球上どこでも計測可能である。この電波としては、1.57542MHzの搬送波で、C/A(Coarse and Access)コードおよび航法メッセージが乗っているL1電波などが用いられる。これによって、現在の車両の位置(緯度および経度)を検知する。さらに、車速センサ、ジャイロセンサなどの各種センサによって収集された情報を加味してもよい。
【0021】
記録媒体411は、たとえば、ハードディスク(HD)であり、その代わりにあるいはHDに加えて、DVD、コンパクトディスク(CD)などの着脱可能な記録媒体であってもよい。また、記録媒体デコード部412は、HD、DVD、CDを読み取る/書き込みの制御を行う。記録媒体411は、データベースとしての機能を備え、ユーザに提供するための、地図データベース情報などを格納している。
【0022】
音声出力部413は、オーディオコーダ405からのオーディオ出力や、ディスプレイ408に表示された各種ナビゲーション情報を説明するための音声出力を行う。
【0023】
地点検索部414は、任意の地点を検索し、これをディスプレイ408に表示する。経路探索部415は、地点検索部414によって得られた地点情報に基づいて、当該地点までの最適な経路を算出する。また、経路誘導部416は、経路探索部415によって得られた情報と自車位置情報に基づいて、リアルタイムな経路誘導情報の生成を行う。
【0024】
以上のようなナビゲーション装置200の各部は、制御バス420を介して、CPU417によって制御される。CPU417は、メモリ418に含まれるROMなどにあらかじめ格納されているプログラムに従った制御動作を行う。CPU417が当該プログラムを実行することにより、図2に示した文字列抽出部211、文字列判定部212の機能も実現できる。メモリ418には、制御に必要なデータなどを一時的に格納するRAMなども含まれる。
【0025】
CPU417のプログラム動作によって実現されるソフトウェアは、リアルタイムのオペレーティングシステムであるRTOSをベースに、各種ドライバをデバイスドライバとして付加する形態に、さらに種々のプログラムが付加されて、タッチパネル409を利用してユーザとのインタフェースを行うUI(ユーザインタフェース)が動作する。このUIでは、BMLで記述されるデータを表示するBMLプラウザが中心になる。
【0026】
(ナビゲーション装置の処理手順)
図5は、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置の第一の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、目的地検索を行う場合の一例を説明する。
【0027】
図5に示すフローチャートにおいて、まず、ディスプレイ408に受信したデータ放送の内容を表示する(ステップS501)。
【0028】
図6は、データ放送画面の一表示例を示す図である。図6の画面600には、ステップS501の処理により、あるレストランの情報が表示されている例を示している。
【0029】
次に、画面600に表示された情報のなかから、ナビゲーション検索において検索語として使用する文字列を含む領域を選択する(ステップS502)。
【0030】
図7は、データ放送画面における検索語選択の様子を示す図である。ステップS502の処理は、ユーザが画面600に表示されている文字列などを指でなぞることによって行われる。画面600上の指でなぞられた文字列は、一目でわかるように色が反転されて表示される。また、同時に、入力処理の完了を選択する場合に押下する「完了」ボタン601と、入力のやり直しを行う場合に押下する「リセット」ボタン602が表示される。
【0031】
次に、ユーザが入力完了か否かを確認する(ステップS503)。入力が完了していない(入力のやり直しを行う)場合(ステップS503:No)は、「リセット」ボタン602を押下する(ステップS504)。その後、再度ステップS502の処理を行う。一方、入力が完了している場合(ステップS503:Yes)は、「完了」ボタン601を押下する(ステップS505)。
【0032】
次に、CPU417が、ステップS502で選択された領域にある文字列を抽出する(ステップS506)。ここで、CPU417は、文字列が正確に抽出されたか否かを判定する(ステップS507)。文字列が正確に抽出されなかった場合(ステップS507:No)は、CPU417は図7に示した画面600上の選択部分をクリアする(ステップS508)。そして、再度入力を促す旨を表示する(ステップS509)。この後、再度ステップS502の処理を行う。
【0033】
一方、文字列が正確に抽出された場合(ステップS507:Yes)は、CPU417は抽出された文字列が数字の羅列であるか否かを判定する(ステップS510)。ここで、抽出された文字列が数字の羅列である場合(ステップS510:Yes)は、CPU417は当該文字列が電話番号であると判定する(ステップS511)。そして、当該文字列をメモリ418に格納する(ステップS512)。その後、電話番号データとして地点検索部414へ送る(ステップS513)。
【0034】
ステップS510において抽出された文字列が数字の羅列でない場合(ステップS510:No)は、CPU417は当該文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがあるか否かを判定する(ステップS514)。ここで、当該文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがある場合(ステップS514:Yes)は、当該文字列は住所であると判定する(ステップS515)。そして、当該文字列をメモリ418に格納する(ステップS512)。その後、住所データとして地点検索部414へ送る(ステップS513)。
【0035】
ステップS514において抽出された文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがない場合(ステップS514:No)は、CPU417は当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがあるか否かを判定する(ステップS516)。ここで、当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがある場合(ステップS516:Yes)は、CPU417は当該文字列が施設名称であると判定する(ステップS517)。そして、当該文字列をメモリ418に格納する(ステップS512)。その後、施設名称データとして地点検索部414へ送る(ステップS513)。
【0036】
ステップS516において当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがない場合(ステップS516:No)は、CPU417は図7に示した画面600上の選択部分をクリアする(ステップS508)。そして、再度入力を促す旨を表示する(ステップS509)。この後、再度ステップS502の処理を行う。
【0037】
ステップS513の処理が完了すると、地点検索部414が検索を開始する(ステップS518)。そして、CPU417が記録媒体411のデータベースに該当するものがあるか否かを検出する(ステップS519)。ここで、データベースに該当するものがある場合(ステップS519:Yes)は、ディスプレイ408に検索結果を表示する(ステップS520)。
【0038】
図8は、検索結果表示画面の一例を示す図である。図8に示すように、検索結果表示画面800には、「地図を表示する」ボタン801、「ここを登録する」ボタン802、「詳細情報」ボタン803、および「ここに行く」ボタン804が表示される。「地図を表示する」ボタン801をタッチパネル409で押下すると、地図画面805に目的地(施設)周辺の地図が表示される。また、「ここを登録する」ボタン802をタッチパネル409で押下すると、地点登録が開始される(詳細は後述)。「詳細情報」ボタン803をタッチパネル409で押下すると、目的地(施設)の詳細情報が表示される。「ここに行く」ボタン804をタッチパネル409で押下すると、経路探索部415、経路誘導部416の処理により詳細経路が求められ、地図画面805に目的地(施設)までの詳細経路が表示される。
【0039】
一方、ステップS519においてデータベースに該当するものがない場合(ステップS519:No)は、CPU417は住所、電話番号、施設名称のすべてが入力されているか否かを検出する(ステップS521)。
【0040】
ここで、住所、電話番号、施設名称のすべてが入力されていない場合(ステップS521:No)は、CPU417は図7に示した画面600上の選択部分をクリアする(ステップS522)。そして、違う検索カテゴリの入力を促す旨を表示する(ステップS523)。この後、再度ステップS502の処理を行う。
【0041】
一方、ステップS521において住所、電話番号、施設名称のすべてが入力されている場合(ステップS521:Yes)は、地点検索部414が住所データに基づき検索を行う(ステップS524)。そして、CPU417が該当地点が検出されたか否かを判定する(ステップS525)。
【0042】
ここで、該当地点が検出された場合(ステップS525:Yes)は、ステップS520の処理を行う。一方、該当地点が検出されなかった場合(ステップS525:No)は、ディスプレイ408に検出できなかった旨を表示する(ステップS526)。
【0043】
以上のような処理手順により、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置では、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列をそのままナビゲーション検索語として取り込むことが可能になる。この結果、従来、ナビゲーション検索に伴う煩雑な検索語の入力作業を低減することができ、効率的なナビゲーション検索を実現できる。加えて、ナビゲーション検索語として地上デジタル放送の表示画面上の文字列を取り込む際に、当該文字列が住所を示すものか、電話番号を示すものか、施設名称を示すものかを正確に認識できるため、正確な情報によるナビゲーション検索が可能になる。
【0044】
図9は、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置の第二の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、データ放送画面の情報から、施設名称で検索した地点がナビゲーション装置のデータベース情報になく、住所検索した結果で地点登録を行う場合の一例を説明する。図9に示すフローチャートにおいて、まず、ユーザは地点登録を選択する(ステップS901)。
【0045】
図10は、検索結果表示画面の一例を示す図である。図10では、ナビゲーション装置のデータベース内に目的地が登録されていない場合における検索結果表示画面の一例を示している。このステップS901における具体的な処理は、ユーザが検索結果表示画面800の「ここを登録する」ボタン802をタッチパネル409で押下することである。
【0046】
CPU417が、ユーザが登録を希望する情報の一部でメモリ418に記憶されている文字列を読み出し、当該文字列が入力された地点登録画面を表示する(ステップS902)。
【0047】
図11、図12は、地点登録画面の一例を示す図である。図11では、地点登録画面1100の該当欄に施設名称と住所が入力されている場合を示している。また、図12では、地点登録画面1100の該当欄に施設名称、住所、電話番号が入力されている場合を示している。
【0048】
次に、ユーザは、入力された情報だけで十分か否かを確認する(ステップS903)。入力された情報だけで十分である場合(たとえば図12を参照)(ステップS903:Yes)は、CPU417が表示されている情報をデータベース(たとえば、記録媒体411)に登録する(ステップS904)。この処理は、たとえば、図12の地点登録画面1100に表示されている「登録する」ボタン1101をタッチパネル409で押下することで完了する。
【0049】
ステップS903において入力された情報だけでは十分でない場合(たとえば図11を参照)(ステップS903:No)は、ユーザは入力したい項目がデータ放送画面(図6の画面600を参照)にあるか否かを確認する(ステップS905)。ここで、入力したい項目がデータ放送画面にない場合(ステップS905:No)は、通常の入力画面に切り替えて、必要項目を入力する(ステップS906)。この後、ステップS902へ戻る。
【0050】
ステップS905において入力したい項目がデータ放送画面にある場合(ステップS905:Yes)は、画面をデータ放送画面に切り替える(ステップS907)。そして、データ放送画面に表示された情報のなかから、ユーザが登録を希望する文字列を含む領域を選択する(ステップS908)。このステップS908の処理は、ユーザが図7の画面600に表示されている文字列などを指でなぞることによって行われる。画面600上の指でなぞられた文字列は、一目でわかるように色が反転されて表示される。また、同時に、入力処理の完了を選択する場合に押下する「完了」ボタン601と、入力のやり直しを行う場合に押下する「リセット」ボタン602が表示される(図6参照)。
【0051】
ユーザが入力完了か否かを確認する(ステップS909)。入力が完了していない(入力のやり直しを行う)場合(ステップS909:No)は、「リセット」ボタン602を押下する(ステップS910)。この後、再度ステップS908の処理を行う。一方、入力が完了した場合(ステップS909:Yes)は、「完了」ボタン601を押下する(ステップS911)。
【0052】
CPU417が、ステップS908で選択された領域に含まれる文字列を抽出する(ステップS912)。そして、CPU417は、文字列が正確に抽出されたか否かを判定する(ステップS913)。文字列が正確に抽出されなかった場合(ステップS913:No)は、CPU417は図7に示した画面600上の選択部分をクリアする(ステップS914)。そして、ディスプレイ408に再度入力を促す旨を表示する(ステップS915)。この後、再度ステップS908の処理を行う。
【0053】
一方、文字列が正確に抽出された場合(ステップS913:Yes)は、CPU417は抽出された文字列が数字の羅列か否かを判定する(ステップS916)。ここで、抽出された文字列が数字の羅列である場合(ステップS916:Yes)は、CPU417は当該文字列が電話番号であると判定する(ステップS917)。そして、当該文字列を地点登録画面1100の該当する項目欄に入力する(ステップS918)。この後ステップS902へ戻る。
【0054】
ステップS916において抽出された文字列が数字の羅列でない場合(ステップS916:No)は、CPU417は当該文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがあるか否かを判定する(ステップS919)。ここで、当該文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがある場合(ステップS919:Yes)は、CPU417は当該文字列が住所であると判定する(ステップS920)。そして、当該文字列を地点登録画面1100の該当する項目欄に入力する(ステップS918)。この後ステップS902へ戻る。
【0055】
ステップS919において抽出された文字列が漢字と数字混じりで所定の長さがない場合(ステップS919:No)は、CPU417は当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがあるか否かを判定する(ステップS921)。ここで、当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがある場合(ステップS921:Yes)は、CPU417は当該文字列が施設名称であると判定する(ステップS922)。そして、当該文字列を地点登録画面1100の該当する項目欄に入力する(ステップS918)。この後ステップS902へ戻る。
【0056】
ステップS921において当該文字列が漢字、カナ、アルファベットで所定の長さがない場合(ステップS921:No)は、CPU417は図7に示した画面600上の選択部分をクリアする(ステップS914)。そして、ディスプレイ408に再度入力を促す旨を表示する(ステップS915)。この後、再度ステップS908の処理を行う。
【0057】
以上のような処理手順により、この発明の実施例にかかるナビゲーション装置では、地点登録を行う場合においても、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列をそのまま地点登録情報として取り込むことが可能になる。この結果、地点登録の際の煩雑な項目情報の入力作業を低減することができ、効率的な地点登録作業を実現できる。加えて、地点登録の項目情報として地上デジタル放送の表示画面上の文字列を取り込む際に、当該文字列が住所を示すものか、電話番号を示すものか、施設名称を示すものかを正確に認識でき、正確な地点登録が可能になる。
【0058】
以上説明したように、この実施の形態によれば、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列を指でなぞるだけで、当該文字列をナビゲーション装置の検索語としてそのまま取り込むことができるため、検索語をキーボードなどから入力する必要がなく、効率的なナビゲーション検索が実現できる。特に、目的地の住所入力時には、従来は、県名→市町村名→番地と階層的に入力していく必要があったが、この実施の形態では、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列を指でなぞるだけで住所情報が一括入力できるため、検索効率を格段に向上させることができる。
【0059】
また、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列をナビゲーション装置の検索語として取り込む際、当該文字列が住所を示すものか、電話番号を示すものか、施設名称を示すものかを正確に認識できるため、ナビゲーション検索の精度も向上する。
【0060】
さらに、地点登録を行う場合にも、地上デジタル放送の画面上に表示された文字列をそのまま地点登録情報の一部としてナビゲーション装置に取り込むことができるため、地点登録に伴う情報入力作業の負担を低減することが可能になる。
【0061】
なお、本実施の形態で説明したナビゲーション方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】一般的なナビゲーション装置による検索動作を説明するための図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかるナビゲーション装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例にかかるナビゲーション装置の第一の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】データ放送画面の一表示例を示す図である。
【図7】データ放送画面における検索語選択の様子を示す図である。
【図8】検索結果表示画面の一例を示す図である。
【図9】この発明の実施例にかかるナビゲーション装置の第二の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】検索結果表示画面の一例を示す図である。
【図11】地点登録画面の一例を示す図である。
【図12】地点登録画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0063】
200 ナビゲーション装置
201 地上デジタル放送受信部
202 ナビゲーション部
203 制御部
204 表示部
205 音声出力部
206 操作部
211 文字列抽出部
212 文字列判定部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地上デジタル放送を受信する地上デジタル放送受信手段と、
前記地上デジタル放送受信手段が受信したデータ放送を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された任意の文字列などの情報を含む領域の選択を行う操作手段と、
前記操作手段によって選択された領域に含まれる文字列を抽出する文字列抽出手段と、
前記文字列抽出手段によって抽出された文字列の記述内容を判定する文字列判定手段と、
前記文字列判定手段によって判定された文字列を検索語として地点や経路などの検索を行うナビゲーション手段と、
を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記操作手段は、タッチパネルにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記文字列判定手段は、前記文字列抽出手段によって抽出された文字列が数字のみからなるときは、当該文字列は電話番号を示していると判定することを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記文字列判定手段は、前記文字列抽出手段によって抽出された文字列が漢字と数字混じりであるときは、当該文字列は住所を示していると判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記文字列判定手段は、前記文字列抽出手段によって抽出された文字列が漢字、カナ、アルファベット混じりであるときは、当該文字列は施設名称を示していると判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記ナビゲーション手段は、
データベースを備え、
前記文字列判定手段によって判定された文字列を地点登録情報の一部として前記データベースに登録することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
データ放送の内容を表示する表示工程と、
前記表示工程で表示されたデータに含まれる任意の文字列などの情報を含む領域を選択する領域選択工程と、
前記領域選択工程で選択された領域に含まれる文字列を抽出する文字列抽出工程と、
前記文字列抽出工程で抽出された文字列の記述内容を判定する文字列判定工程と、
前記文字列判定工程で判定された文字列を検索語として地点や経路などの検索を行うナビゲーション検索工程と、
を含むことを特徴とするナビゲーション方法。
【請求項8】
請求項7に記載のナビゲーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
【請求項1】
地上デジタル放送を受信する地上デジタル放送受信手段と、
前記地上デジタル放送受信手段が受信したデータ放送を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された任意の文字列などの情報を含む領域の選択を行う操作手段と、
前記操作手段によって選択された領域に含まれる文字列を抽出する文字列抽出手段と、
前記文字列抽出手段によって抽出された文字列の記述内容を判定する文字列判定手段と、
前記文字列判定手段によって判定された文字列を検索語として地点や経路などの検索を行うナビゲーション手段と、
を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記操作手段は、タッチパネルにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記文字列判定手段は、前記文字列抽出手段によって抽出された文字列が数字のみからなるときは、当該文字列は電話番号を示していると判定することを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記文字列判定手段は、前記文字列抽出手段によって抽出された文字列が漢字と数字混じりであるときは、当該文字列は住所を示していると判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記文字列判定手段は、前記文字列抽出手段によって抽出された文字列が漢字、カナ、アルファベット混じりであるときは、当該文字列は施設名称を示していると判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記ナビゲーション手段は、
データベースを備え、
前記文字列判定手段によって判定された文字列を地点登録情報の一部として前記データベースに登録することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
データ放送の内容を表示する表示工程と、
前記表示工程で表示されたデータに含まれる任意の文字列などの情報を含む領域を選択する領域選択工程と、
前記領域選択工程で選択された領域に含まれる文字列を抽出する文字列抽出工程と、
前記文字列抽出工程で抽出された文字列の記述内容を判定する文字列判定工程と、
前記文字列判定工程で判定された文字列を検索語として地点や経路などの検索を行うナビゲーション検索工程と、
を含むことを特徴とするナビゲーション方法。
【請求項8】
請求項7に記載のナビゲーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2007−10368(P2007−10368A)
【公開日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−188853(P2005−188853)
【出願日】平成17年6月28日(2005.6.28)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月28日(2005.6.28)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】
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