説明

ナビゲーション装置、及び、ナビゲーション装置の制御方法

【課題】ユーザが望む楽曲情報を提供しつつ、曲表示を、ナビゲーション装置の表示部に表示された他の表示の妨げにならないような態様で表示する。
【解決手段】楽曲を再生するメディア装置14と、楽曲の楽曲情報を表示する表示部12とを備えるナビゲーション装置1において、楽曲情報は、1又は複数の楽曲関連項目を含み、メディア装置14によって再生する楽曲の変更があったときに、再生する楽曲の変更後の楽曲の楽曲関連項目であって、再生する楽曲の変更の前後で内容に変更があった楽曲関連項目である変更項目のみを表示部12に表示するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、楽曲の再生機能を有するナビゲーション装置、及び、このナビゲーション装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示部に表示した地図上に目的地までの経路を示すことにより経路案内する車載システムにおいて、楽曲を再生する機能を有し、再生中の楽曲の曲名等の情報を表示部に表示する車載システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の車載システムでは、表示部に地図を表示した状態のまま、現在再生中の楽曲の歌手名、アルバム名、楽曲名等の楽曲情報を表示部に表示するものがある。これによれば、ユーザは、表示部に表示された楽曲情報を見ることにより、現在再生されている楽曲の情報を容易に参照することができる。
【特許文献1】特開2005−37142号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の表示システムでは、表示の態様によっては表示部に表示された楽曲情報が邪魔になり地図が見にくくなることがあった。特に、最近の楽曲は、大量の曲の中から選曲される場合が多く、それに伴い多くの楽曲情報の項目を有している。そして、表示対象の楽曲情報の項目が多いときは、自ずと表示される楽曲情報の面積も大きくなってしまい、地図がより見えにくくなることがあった。
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが望む楽曲情報を提供しつつ、曲表示が、ナビゲーション装置の表示部に表示された他の表示の妨げにならないような態様で表示するナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、楽曲を再生する楽曲再生手段と、前記楽曲の楽曲情報を表示する表示部とを備えるナビゲーション装置において、前記楽曲情報は、1又は複数の楽曲関連項目を含み、前記楽曲再生手段によって再生する前記楽曲の変更があったときに、前記再生する楽曲の変更後の前記楽曲の前記楽曲関連項目であって、前記再生する楽曲の変更の前後で内容に変更があった前記楽曲関連項目である変更項目のみを前記表示部に表示する表示制御手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、再生する楽曲の変更があったときに、楽曲関連項目のうちユーザが最も知りたい情報である変更項目のみが表示部に表示されるため、表示部に表示される楽曲情報が小さくて済み、ユーザが望む楽曲情報を提供しつつ表示部に表示された地図の見やすさを向上することができる。
【0006】
ここで、上記発明のナビゲーション装置において、前記表示制御手段は、前記再生する楽曲の変更後所定期間の間、前記変更項目を前記表示部に表示し、前記所定期間の経過後前記変更項目の表示を停止するようにしてもよい。
この構成によれば、変更項目を所定期間の間表示部に表示し、それ以上表示する必要性が薄れた後は、変更項目の表示部への表示を停止するため、地図の見やすさを向上することができる。
【0007】
また、上記発明のナビゲーション装置において、前記再生する楽曲の変更前の前記楽曲の前記楽曲関連項目を記憶する変更前楽曲記憶手段と、前記再生する楽曲の変更後の前記楽曲の前記楽曲関連項目を記憶する変更後楽曲記憶手段と、前記変更前楽曲記憶手段によって記憶された前記楽曲関連項目と、前記変更後楽曲記憶手段によって記憶された前記楽曲関連項目とを比較し、前記変更項目を特定する変更項目特定手段と、をさらに有するようにしてもよい。
この構成によれば、変更項目の特定を容易かつ確実に行うことができる。
【0008】
また、上記構成のナビゲーション装置において、前記表示部は、前記地図上に自車両位置を示す表示と、自車両が進むべき経路とをさらに表示し、前記表示制御手段は、前記変更項目を前記表示部に表示する際、少なくとも前記自車両位置を示す表示と前記自車両が進むべき経路とを避けた位置に前記変更項目を表示するようにしてもよい。
この構成によれば、ユーザが自車両の進むべき経路を認識する際に、楽曲情報が邪魔になることなく、容易に経路を認識することができる。
【0009】
また、上記構成のナビゲーション装置において、前記表示部は、前記地図を表示した状態のまま、所定の条件に従って、前記地図及び前記楽曲情報よりも表示の優先度が高い特別表示を表示し、前記表示制御手段は、前記変更項目を前記表示部に表示する際、前記表示部に前記特別表示が表示されている場合は、前記特別表示を避けた位置に前記変更項目を表示するようにしてもよい。
この構成によれば、楽曲情報を表示部に表示する場合であっても、地図や楽曲情報より優先度の高い特別表示の表示が確実に維持されることとなり、ユーザの利便性を向上することができる。
【0010】
また、上記構成のナビゲーション装置において、前記表示制御手段は、前記変更項目を前記表示部に表示する際、前記変更項目と共に、前記楽曲関連項目に変更があった旨の表示を行うようにしてもよい。
この構成によれば、楽曲関連項目の変更が発生した旨が表示部に明確に表示されるため、ユーザは、表示部を参照することにより、容易に何れの楽曲関連項目に変更が発生したのかを認識できると共に、変更後の楽曲関連項目をすぐに知ることができる。
【0011】
また、上記目的を達成するために、本発明は、楽曲を再生する楽曲再生手段と、経路案内用の地図を表示した状態で前記楽曲の楽曲情報を表示する表示部とを備えるナビゲーション装置を制御するための制御方法であって、前記楽曲情報は、1又は複数の楽曲関連項目を含み、前記楽曲再生手段によって再生する前記楽曲の変更があったとき、前記再生する楽曲の変更前の前記楽曲の前記楽曲関連項目と、前記再生する楽曲の変更後の前記楽曲の前記楽曲関連項目とを比較し、比較結果に基づいて前記再生する楽曲の変更後の前記楽曲の前記楽曲関連項目であって、前記再生する楽曲の変更の前後で内容に変更があった前記楽曲関連項目のみを前記表示部に表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、楽曲再生手段によって再生される楽曲の変更があったときに、変更された後の楽曲の楽曲情報の楽曲関連項目のうち、変更される前の楽曲の楽曲情報の楽曲関連項目から変更があった楽曲関連項目が表示対象となるため、ナビゲーション装置の表示部に表示された他の表示の妨げにならない態様で、ユーザに対し必要な曲情報を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るナビゲーション装置1の機能的構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置1は、車両に搭載されて使用されるものであり、車両の経路案内を行う経路案内機能を備えると共に、音楽CDに記録された楽曲を再生する楽曲再生機能を備えている。
図1に示すように、ナビゲーション装置1は、制御部10と、GPSユニット11と、表示部12と、操作部13と、メディア装置14(楽曲再生手段)と、オーディオ処理部15と、HDD16とを備えている。
【0014】
制御部10は、ナビゲーション装置1の各部を中枢的に制御するものであり、図示せぬCPU、ROM、RAM、及びその周辺回路から構成される。制御部10のCPUは、ROMに記憶された制御プログラムを読み出して実行することによりナビゲーション装置1の各部を制御する。
GPSユニット11は、GPSアンテナ(不図示)を介してGPS衛星からのGPS電波を受信し、このGPS電波に重畳されたGPS信号から車両の現在位置の経度及び緯度を示す現在地情報を演算により算出し、制御部10に出力する。なお、GPSユニット11に加えて、例えばジャイロセンサや車速パルスセンサ、加速度センサを設け、自立航法可能に構成してもよい。
表示部12は、制御部10の制御の下、各種情報を表示するためのものであり、タッチパネル付きの液晶表示装置が適用されている。上述した経路案内は、この表示部12に表示された地図上に自車両の位置や自車両が進むべき経路が示されることによって行われる。その際、地図には、方位を示す方位表示17(図6、図7及び図8参照)が表示され、ユーザの利便性が向上される。さらに、本実施形態では、表示部12に地図が表示された状態で、楽曲に係る情報が表示され、ユーザは表示部12を見ることにより特別な操作を介することなく容易に楽曲の情報を取得できる構成となっている。なお、表示部12に表示される楽曲の情報の内容、表示の態様については後に詳述する。
操作部13は、ナビゲーション装置1が備える各種操作子やタッチパネルの操作を検出する操作検出部やリモートコントローラ(不図示)からの送信信号を受信する受信部等から構成され、ユーザからの各種指示を制御部10に出力する。
【0015】
メディア装置14は、メディアとしての音楽CDを再生するための装置であり、制御部10の制御の下、音楽CDに記録された楽曲に係るデータの読み出しを行い、読み出したデータを信号としてオーディオ処理部15に出力する。同時に、メディア装置14は、音楽CDに記録された楽曲のTOC(Table Of Contents)情報を読み取り、このTOC情報を示す信号を制御部10に出力する。TOC情報を示す信号を受信した制御部10は、後述するHDD16に記憶されたTOC情報データベース20を参照し、当該TOC情報を有する楽曲に係る歌手名、アルバム名、曲名等を示すデータを取得することができる。また、メディア装置14は、再生する楽曲を変更したときや、音楽CDに記録された一連の楽曲の再生が終了したとき等は、その旨の信号を制御部10に送信する。
【0016】
なお、本実施形態では、メディア装置14として音楽CDを再生するための装置を適用した場合を例にして説明するが、メディア装置はこれに限らず、例えば、MDやDVD等の各種メディアを再生するための装置であってもよい。
また、例えば、ナビゲーション装置1を、ユーザが所有する携帯音楽プレーヤを有線通信、又は、無線通信可能に接続できるよう構成すると共に、この携帯音楽プレーヤに録音された楽曲を再生することができる構成としてもよい。この構成における制御部10の動作の一例を説明すると、制御部10は、通信可能に接続された携帯音楽プレーヤに録音された楽曲に係るデータの読み出しを行い、読み出したデータを信号としてオーディオ処理部15に出力する。同時に、制御部10は、携帯音楽プレーヤに録音された楽曲のTOC(Table Of Contents)情報を取得し、後述するHDD16に記憶されたTOC情報データベース20を参照し、当該TOC情報を有する楽曲に係る歌手名、アルバム名、曲名等を示すデータを取得する。
【0017】
オーディオ処理部15は、メディア装置14から入力された信号に基づいて、圧縮/復調処理を含む信号処理、デジタル/アナログ変換処理を実行して音声信号を生成し、この音声信号を順次スピーカ21に出力する。
HDD16は、各種データを読み書き可能に記憶するハードディスクドライブ装置であり、表示部12に表示する地図に係る各種データが格納された地図データベース22や、TOC情報と、このTOC情報を有する楽曲に関する情報(以下、楽曲に関する情報を単に「楽曲情報」という)とを関連付けて記憶するTOC情報データベース20が記憶されている。
また、HDD16には、変更前楽曲情報テーブル23、変更後楽曲情報テーブル24、及び、変更項目テーブル25が記憶されている。
なお、本実施形態では、楽曲情報は、楽曲関連項目として、歌手名、バンド名等のアーティスト名に係る情報からなる項目(以下、「歌手名項目」という)と、楽曲が記録されている音楽CDのタイトル名に係る情報からなる項目(以下、「アルバム名項目」という)と、楽曲の曲名に係る情報からなる項目(以下、「曲名項目」という)との3つの楽曲関連項目を有している。
【0018】
図2(A)は、変更前楽曲情報テーブル23の一例を模式的に示す図であり、図2(B)は、変更後楽曲情報テーブル24の一例を模式的に示す図であり、図2(C)は、変更項目テーブル25の一例を模式的に示す図である。
変更前楽曲情報テーブル23は、メディア装置14によって再生されている楽曲の変更があった場合において、変更前に再生されていた楽曲情報を楽曲関連項目毎に記憶するためのテーブルであり、図2(A)に示すように、歌手名フィールド23Aと、アルバム名フィールド23Bと、曲名フィールド23Cとを有している。
歌手名フィールド23Aは、歌手名項目を示すデータが格納されるフィールドである。アルバム名フィールド23Bは、アルバム名項目を示すデータが格納されるフィールドである。曲名フィールド23Cは、曲名項目を示すデータが格納されるフィールドである。
また、変更後楽曲情報テーブル24は、メディア装置14によって再生されている楽曲の変更があった場合において、変更後の楽曲の楽曲情報を楽曲関連項目毎に記憶するためのテーブルであり、図2(B)に示すように、歌手名フィールド24Aと、アルバム名フィールド24Bと、曲名フィールド24Cとを有している。これら3つのフィールドに格納されるデータは、上述した変更前楽曲情報テーブル23と同様である。
また、変更項目テーブル25は、後に詳述するが、メディア装置14によって再生されている楽曲の変更があった場合において、表示部12に表示すべき楽曲関連項目を記憶するためのテーブルであり、図2(C)に示すように、歌手名フィールド25Aと、アルバム名フィールド25Bと、曲名フィールド25Cとを有している。これら3つのフィールドに格納されるデータは、上述した変更前楽曲情報テーブル23と同様である。
【0019】
ところで、上述したように、ナビゲーション装置1は、経路案内機能を有しており、経路案内中は表示部12に表示された地図上に自車両の位置や自車両が進むべき経路を示すことになる。この場合において、表示部12に楽曲情報を表示する際は、地図や自車両の位置、進むべき経路等の見やすさなるべく妨げられないようにしつつ、ユーザが望む楽曲情報を表示することが求められる。これを鑑み、本実施形態に係るナビゲーション装置1は、表示部12に楽曲情報を表示する際以下の動作を実行している。
【0020】
図3は、ナビゲーション装置1が表示部12に楽曲情報を表示する際の動作、特に、再生中に楽曲の変更があったときにおけるナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。なお、説明の便宜のため、フローチャートのスタート時点では、メディア装置14によって音楽CDに記録された楽曲が再生されているものとする。また、この図3のフローチャートに示す動作の実行時、制御部10は、表示制御手段、変更前楽曲記憶手段、変更後楽曲記憶手段、及び、変更項目特定手段として機能する。
【0021】
楽曲の再生中、制御部10は、再生されている楽曲に変更があったか否かを監視する(ステップSA1)。ここで、楽曲の変更とは、例えば、音楽CDに記録された楽曲の順序に従って再生の対象が次の楽曲へ移ったり、ユーザが操作部13を操作して再生対象の楽曲を意図的に変更したりすることによって、再生されている楽曲が異なる楽曲に変更されることをいう。なお、以下の説明において、説明の明確化のため、楽曲の再生の変更のことを、特に、「再生変更」という。
楽曲の再生変更があったとき(ステップSA1:YES)、制御部10は、変更項目特定処理を実行する(ステップSA2)。ここで、図4を用いて変更項目特定処理について詳述する。
【0022】
図4は、変更項目特定処理におけるナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。変更項目特定処理とは、楽曲の再生変更があったときに、再生変更後の楽曲の楽曲情報の楽曲関連項目のうち、再生変更前の楽曲の楽曲情報の楽曲関連項目から変更があった楽曲関連項目(以下、「変更項目」という)を特定する処理である。なお、説明の便宜のため、図4のフローチャートのスタート時点においては、後述するステップSB3の処理により、変更前楽曲情報テーブル23の各フィールドに、再生変更前の楽曲の楽曲情報の楽曲関連項目を示すデータが既に格納されているものとする。
【0023】
変更項目特定処理において、まず、制御部10は、メディア装置14から入力された再生変更後の楽曲のTOC情報を示す信号に基づいて、HDD16に記憶されたTOC情報データベース20を参照し、再生変更後の楽曲の歌手名項目、アルバム名項目、及び、曲名項目を示すデータを取得し、これらのデータを変更後楽曲情報テーブル24の各フィールドに格納する(ステップSB1)。次いで、制御部10は、変更前楽曲情報テーブル23の各フィールドに格納されたデータと、変更後楽曲情報テーブル24の各フィールドに格納されたデータとを比較し、データの内容が異なっている変更後楽曲情報テーブル24のフィールドを特定することにより、上述した変更項目を特定する。すなわち、図2で示す例では、歌手名フィールド23A,24Aに格納されたデータ(共に歌手名項目が「○○○」)が一致し、かつ、アルバム名フィールド23B,24Bに格納されたデータ(共にアルバム名項目が「×××」)が一致しているものの、曲名フィールド23C,24Cに格納されたデータ(変更前楽曲情報テーブル23は、曲名項目が「△△△」、変更後楽曲情報テーブル24は、曲名項目が「□□□」)が異なっているため、この曲名フィールド24Cを、格納されたデータの内容が異なっているフィールドとして特定する。そして、制御部10は、変更後楽曲情報テーブル24の曲名フィールド24Cに格納されているデータに係る楽曲関連項目を変更項目として特定する。
【0024】
さらに、変更項目を特定した後、制御部10は、変更項目テーブル25の対応するフィールドに、特定した変更項目を示すデータを格納する。ここで、変更項目テーブル25に格納された変更項目を示すデータは、後に表示部12に楽曲情報を表示する際に参照される。
変更項目を特定後、制御部10は、変更後楽曲情報テーブル24の内容で、変更前楽曲情報テーブル23を更新する(ステップSB3)。これにより、次に楽曲の再生変更があったときに、再生変更前の楽曲の楽曲情報を示すデータとして、変更前楽曲情報テーブル23に格納されたデータを利用することができるようになる。
さて、前掲図3に戻り、変更項目特定処理実行後、制御部10は、変更項目表示処理を実行する(ステップSA3)。ここで、図5を用いて変更項目表示処理について詳述する。
【0025】
図5は、変更項目表示処理におけるナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。変更項目表示処理とは、変更項目特定処理において特定した変更項目を表示部12に表示する処理である。
変更項目表示処理において、まず、制御部10は、表示部12に特別表示が表示されているか否かを判定する(ステップSC1)。ここで特別表示について説明すると、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、経路案内時において、自車両がある特定の交差点に接近したときにその交差点近辺の3D画面30(図7参照)を表示部12の中央に表示することによりユーザが容易に経路を把握できるようにする機能を有しているが、この3D画面30が特別表示に該当する。この交差点付近の3D画面30は、例えば、経路案内時において、自車両が次の誘導経路交差点に近づいた時に表示される。この他、本実施形態では、渋滞、事故等ユーザにとって価値のある交通情報をポップアップ表示する機能を有しているが、このとき表示される交通情報が特別表示に該当する。すなわち、特別表示とは、地図や楽曲情報よりも表示の優先度が高い表示であって、所定の条件に従って、表示部12に表示されるものの総称である。
なお、上記交通情報には、例えば、光ビーコン、FM多重放送等を受信することによって得られるVICS情報等がある。
【0026】
ステップSC1において特別表示が表示されていない場合(ステップSC1:NO)、制御部10は、変更項目テーブル25を参照することにより、表示部12に表示すべき変更項目を取得し、この変更項目を表示部12における所定の位置に表示する(ステップSC2)。このようにステップSC2において、制御部10は、再生変更後の楽曲の楽曲情報の楽曲関連項目のうち、変更項目のみを表示部12に表示するが、以下、変更項目のみを表示する理由及び表示の際の具体的な態様について説明する。
【0027】
まず、制御部10が表示部12に変更項目のみを表示する理由について説明する。
楽曲の再生変更があったとき、楽曲情報のうちでユーザが最も知りたい楽曲情報は、再生変更前の楽曲の楽曲関連項目から変更があった再生変更後の楽曲の楽曲関連項目、すなわち、変更項目であると考えられる。なぜなら、再生変更の前後で変更が発生していない楽曲関連項目について、ユーザは、表示部12の表示を参照するまでもなく把握していることが多く、あらためて知りたいと思う可能性は低いが、再生変更の前後で変更が発生した楽曲関連項目については、新たに確認したい、知りたいと思うと考えられるからである。本実施形態の例について当てはめると、再生変更の前後において、楽曲関連項目のうち歌手名項目とアルバム名項目に変更がなく曲名項目に変更があった場合、変更がなかった歌手名項目とアルバム名項目についてはユーザは把握していることが多く、また、あらためて知りたいと思う可能性が低いが、変更があった曲名項目については新たに確認したい、知りたいと思うと考えられる。
これを鑑みて、本実施形態では、再生変更があったとき、制御部10は、ユーザが最も知りたい楽曲情報である変更項目のみを表示部12に表示する。これにより、ユーザに有益な情報を提供し、ユーザの利便性の向上を図っている。
【0028】
そして、本実施形態では、変更項目のみを表示部12に表示することにより表示部12の見やすさの向上も図っている。すなわち、表示部12に表示すべき楽曲関連項目が多い場合、例えば、表示部12に歌手名項目、アルバム名項目、及び、曲名項目の全てを表示する場合、表示部12に表示される楽曲情報が大きくなり、自ずと表示された楽曲情報によって地図の隠れる部分が大きくなり、表示部12の視認性が妨げられる。しかしながら、本実施形態では、ユーザが最も知りたい楽曲情報である変更項目のみが表示部12に表示されるため、表示部12に表示される楽曲情報が小さくて済み、表示部12に表示された地図の見やすさを向上することができる。
【0029】
次いで、ステップSC2において変更項目を表示する際の具体的な表示の態様について図6を用いて説明する。
図6は、楽曲の再生変更があったときの表示部12の状態を示す図であり、(A)は、楽曲の再生変更前の表示部12の状態を示し、(B)は、楽曲の再生変更後の表示部12の状態を示す。なお、図6において、楽曲情報には、符号33が用いられている。
図6(B)に示すように、楽曲の再生変更があったときに変更項目33を表示部12に表示する場合、制御部10は、自車両の位置を示す自車両マーク31や、自車両が進むべき経路32(図6において太線で描かれた箇所)、方位表示17等を避けた状態で変更項目33を表示する。このため、ユーザが自車両の進むべき経路32を認識する際に、楽曲情報が邪魔になることなく、容易に経路32を認識することができる。特に、本実施形態では、楽曲情報のうち変更項目33という少ない情報だけが表示部12に表示されるため、上述した自車両マーク31や経路32、方位表示17等を容易に避けて表示することができる。
さらに、本実施形態では、変更項目33を表示部12に表示する際、変更項目33の周辺34の地図の表示を完全に消すのではなく、周辺34の画素の輝度を落とした状態とする。具体的には、変更項目33に表示された文字部分の画素の輝度についてはそのままの輝度で表示すると共に、変更項目33の周辺34の画素の輝度を落とした状態で表示する。もしくは、変更項目33に表示された文字部分の画素の輝度についてはそのままの輝度で表示し、変更項目33の周辺34を、変更項目33及び周辺34の画素と表示部12に表示された背景画像の画素と合わせたものを除算した画素により表示する。このため、変更項目33が表示された箇所における地図も視認することができ、ユーザの利便性の向上が図られている。
【0030】
さて、前掲図5に戻り、ステップSC2において表示部12の所定の位置に変更項目を表示した後、制御部10は、所定期間Sの計測を開始し(ステップSC3)、この所定期間Sが経過したか否かを監視し(ステップSC4)、所定期間Sが経過したときは(ステップSC4:YES)、変更項目の表示部12への表示を停止する(ステップSC5)。このように、本実施形態では、楽曲の再生変更があったときは、変更項目を所定期間Sの間だけ表示部12に表示し、所定期間Sの経過後はその表示を停止している。これは、一度、変更項目を表示部12に表示し、この変更項目の内容をユーザが認識した後は、この変更項目を表示部12に表示する必要性が薄れるため、変更項目の表示部12への表示を停止することによって地図の見やすさを向上するためである。特に、本実施形態では、変更項目という少ない情報のみが表示部12に表示されることとなるため、ユーザは、短期間で変更項目の内容を認識,理解することができる。
この所定期間Sとしては、ユーザが変更項目を認識するのに必要と思われる期間が設定され、例えば、10秒が設定される。
【0031】
一方、ステップSC1において、表示部12に特別表示が表示されている場合(ステップSC1:YES)、制御部10は、特別表示を表示部12に表示した状態、かつ、この特別表示、自車両マーク31、経路32、及び、方位表示17を避けた状態で、変更項目を所定の大きさで表示部12に表示できるか否かを判定する(ステップSC6)。
所定の大きさで変更項目を表示部12に表示できる場合(ステップSC6:YES)、制御部10は、変更項目テーブル25を参照し、変更項目を取得し、特別表示、自車両マーク31、経路32、及び、方位表示17を避けた状態で変更項目を所定の大きさで表示部12に表示する(ステップSC7)。
ここで、ステップSC7の動作について図7を用いて説明する。
【0032】
図7は、楽曲の再生変更があったときの表示部12の状態を示す図であり、(A)は、楽曲の再生変更前の表示部12の状態を示し、(B)は、楽曲の再生変更後の表示部12の状態を示す。なお、図7において、楽曲情報には、符号33が用いられている。
図7(B)に示すように、制御部10は、3D画面30(特別表示)、自車両マーク31、経路32、及び、方位表示17を避けた状態で変更項目33を表示部12に表示する。これにより、ユーザが自車両の進むべき経路32を認識する際に、楽曲情報が邪魔になることなく、容易に経路32を認識することができる。特に、地図や楽曲情報より優先度の高い3D画面30(特別表示)の表示が確実に維持されることとなり、ユーザの利便性を向上することができる。さらに、本実施形態では、楽曲情報のうち変更項目33という少ない情報だけが表示部12に表示されるため、上述した3D画面30や、自車両マーク31、経路32、方位表示17等を容易に避けて表示することができる。さらに、変更項目33を表示部12に表示する際、変更項目33の周辺34の地図の表示を完全に消すのではなく、周辺34の画素の輝度を落とした状態とする。具体的には、変更項目33に表示された文字部分の画素の輝度についてはそのままの輝度で表示すると共に、変更項目33の周辺34の画素の輝度を落とした状態で表示する。もしくは、変更項目33に表示された文字部分の画素の輝度についてはそのままの輝度で表示し、変更項目33の周辺34を、変更項目33及び周辺34の画素と表示部12に表示された背景画像の画素と合わせたものを除算した画素により表示する。このため、変更項目33が表示された箇所における地図も視認することができ、ユーザの利便性の向上が図られている。
【0033】
一方、所定の大きさで変更項目を表示部12に表示できない場合(ステップSC6:NO)、制御部10は、変更項目テーブル25を参照して変更項目を取得し、特別表示、自車両マーク31、経路、及び、方位表示17を避けた状態で変更項目を表示部12に表示できるよう、表示すべき変更項目の大きさを縮小して表示部12に表示する(ステップSC8)。これにより、ユーザは、経路を容易に認識できる状態で変更項目の全体を参照することができる。
ステップSC7又はステップSC8において、変更項目を表示部12に表示した後、制御部10は、所定期間Sの計測を開始し(ステップSC3)、この所定期間Sが経過したか否かを監視し(ステップSC4)、所定期間Sが経過したときは(ステップSC4:YES)、変更項目の表示部12への表示を停止する(ステップSC5)。
【0034】
さて、前掲図3に戻り、変更項目表示処理によって変更項目を表示部12に表示した後、制御部10は、処理をステップSA1に戻し、再び、楽曲の再生変更があったか否かを判定する。つまり、ステップSA2の変更項目特定処理及びステップSA3の変更項目表示処理は、楽曲の再生変更が発生したタイミングで随時行われることとなる。
【0035】
なお、上述した実施形態では、メディア装置14による楽曲の再生が既に行われている状態で楽曲の再生変更が行われたときを例にして本発明を説明したが、メディア装置14によって新たに音楽CDを再生する場合や、メディア装置14による楽曲の再生が停止されていた場合等、再生変更前の楽曲が存在しない場合は、例えば、以下の動作が実行される。すなわち、メディア装置14から音楽CDが抜き取られたり、また、音楽CDの再生がユーザによって停止されたりした場合、制御部10は、変更前楽曲情報テーブル23の各フィールドの内容を一旦クリアする。次いで、メディア装置14によった新たな音楽CDの楽曲の再生が行われたり、ユーザによって再び楽曲の再生が指示されたりした場合、制御部10は、再生する楽曲の楽曲情報に基づいて、当該楽曲の楽曲情報の楽曲関連項目全てを表示部12に表示する。そして、以降は、上述した動作に従って、楽曲の再生変更が発生したタイミングで変更項目のみを表示し、表示部12の見やすさを向上する。ここで、上記説明では、変更前楽曲情報テーブル23の各フィールドの内容をクリアするタイミングの一例を挙げたが、クリアするタイミングはこれに限らずユーザの利便性を考慮し適宜設定できることは言うまでもない。
【0036】
以上説明したように、本実施形態によれば、楽曲の再生変更があったときに、楽曲関連項目のうちユーザが最も知りたい情報である変更項目のみが表示部12に表示されるため、表示部12に表示される楽曲情報が小さくて済み、ユーザが望む楽曲情報を提供しつつ表示部に表示された曲表示が、ナビゲーション装置の表示部に表示された他の表示の妨げにならないような態様で表示することができる。
【0037】
また、本実施形態によれば、楽曲の再生変更後、所定期間Sの間、変更項目を表示部12に表示し、所定期間Sの経過後、変更項目の表示を停止するようにしている。このように、変更項目を所定期間の間表示部に表示し、それ以上表示する必要性が薄れた後は、変更項目の表示部への表示を停止するため、曲表示が、ナビゲーション装置の表示部に表示された他の表示の妨げにならないような態様で表示することができる。
【0038】
また、本実施形態によれば、制御部10は、楽曲の再生変更前の楽曲の楽曲関連項目を変更前楽曲情報テーブル23に記憶し、楽曲の再生変更後の楽曲の楽曲関連項目を変更後楽曲情報テーブル24に記憶し、これら変更前楽曲情報テーブル23に記憶された楽曲関連項目と、変更後楽曲情報テーブル24に記憶された楽曲関連項目との比較結果に基づいて変更項目を特定している。このため、変更項目の特定を容易かつ確実に行うことができる。
【0039】
また、本実施形態によれば、変更項目を表示部12に表示する際、少なくとも自車両マーク31と経路32とを避けた位置に変更項目を表示する。このため、ユーザが自車両の進むべき経路を認識する際に、楽曲情報が邪魔になることなく、容易に経路を認識することができる。
【0040】
また、本実施形態によれば、変更項目を表示部12に表示する際、表示部12に特別表示が表示されている場合は、特別表示を避けた位置に変更項目を表示する。このため、楽曲情報を表示部12に表示する場合であっても、地図や楽曲情報より優先度の高い特別表示の表示が確実に維持されることとなり、ユーザの利便性を向上することができる。
【0041】
また、本実施形態によれば、変更項目を表示部12に表示する際、変更項目と共に、楽曲関連項目に変更があった旨の表示を行う。このように楽曲関連項目の変更が発生した旨が表示部12に明確に表示されるため、ユーザは、表示部12を参照することにより、容易に何れの楽曲関連項目に変更が発生したのかを認識できると共に、変更後の楽曲関連項目をすぐに知ることができる。
【0042】
<第2実施形態>
上述した第1実施形態では、楽曲の再生変更があったときに、変更項目のみを表示部12に表示していたが、本実施形態では、変更項目と共に、楽曲関連項目に変更があった旨の表示が行われる。
図8は、本実施形態において、楽曲の再生変更があったときの表示部12の状態を示す図であり、(A)は、楽曲の再生変更前の表示部12の状態を示し、(B)は、楽曲の再生変更後の表示部12の状態を示す。なお、図8において、楽曲情報には、符号33が用いられている。
図8(B)に示すように、楽曲の再生変更があったとき、制御部10は、変更項目33を表示部12に表示すると共に、変更項目33に変更される前の楽曲関連項目を示し、これにより、変更項目33への推移がユーザに示されている。さらに、楽曲変更項目の変更が発生した旨表示されている(図8(B)に示す例では、「曲名が変更されました」と表示されている)。本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる他、以下の効果を得ることができる。すなわち、楽曲関連項目の変更が発生した旨が表示部12に明確に表示されるため、ユーザは、表示部12を参照することにより、容易に何れの楽曲関連項目に変更が発生したのか否かを認識できると共に、変更後の楽曲関連項目をすぐに知ることができる。
【0043】
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、CDや、MD、DVD等のメディアに記録された楽曲に限らず、HDD16や、携帯型音楽再生装置に記録された楽曲を再生可能に構成してもよい。
また、本実施形態では、楽曲関連項目は、歌手名項目、アルバム名項目、及び、曲名項目の3つの楽曲関連項目を有していたが、楽曲関連項目はこれに限らず、例えば楽曲のジャンルを示す情報であるジャンル項目や楽曲のテンポを示す情報であるテンポ項目等任意に設定することができる。
また、本実施形態では、楽曲の再生変更後は、表示部12に変更項目を所定期間Sだけ表示する構成であったが、次に楽曲の再生変更が行われるまで変更項目を表示部12に表示する構成であってもよい。この構成であっても、表示部12に表示される楽曲情報を減らし、表示部12の見やすさを向上することができ、第1実施形態や第2実施形態で説明した効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本実施形態に係るナビゲーション装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】(A)は、変更前楽曲情報テーブルの模式図であり、(B)は、変更後楽曲情報テーブルの模式図であり、(C)は、変更項目テーブルの模式図である。
【図3】楽曲情報を表示する際のナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】変更項目特定処理時の動作を示すフローチャートである。
【図5】変更項目表示処理時の動作を示すフローチャートである。
【図6】楽曲情報を表示する際の表示部の一例を示す図であり、(A)は、再生する楽曲の変更前の表示部の状態を示し、(B)は、再生する楽曲の変更後の表示部の状態を示す。
【図7】楽曲情報を表示する際の表示部の一例を示す図であり、(A)は、再生する楽曲の変更前の表示部の状態を示し、(B)は、再生する楽曲の変更後の表示部の状態を示す。
【図8】第2実施形態における表示部の一例を示す図であり、(A)は、再生する楽曲の変更前の表示部の状態を示し、(B)は、再生する楽曲の変更後の表示部の状態を示す。
【符号の説明】
【0045】
1 ナビゲーション装置
10 制御部(表示制御手段、変更前楽曲記憶手段、変更後楽曲記憶手段、変更項目特定手段)
12 表示部
14 メディア装置(楽曲再生手段)
30 3D画面(特別表示)
31 自車両マーク(自車両位置を示す表示)
32 経路
33 変更項目。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
楽曲を再生する楽曲再生手段と、前記楽曲の楽曲情報を表示する表示部とを備えるナビゲーション装置において、
前記楽曲情報は、1又は複数の楽曲関連項目を含み、
前記楽曲再生手段によって再生する楽曲の変更があったときに、前記再生する楽曲の変更後の前記楽曲の前記楽曲関連項目であって、前記再生する楽曲の変更の前後で内容に変更があった前記楽曲関連項目である変更項目のみを前記表示部に表示する表示制御手段を備える
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記再生する楽曲の変更後所定期間の間、前記変更項目を前記表示部に表示し、前記所定期間の経過後前記変更項目の表示を停止する
ことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記再生する楽曲の変更前の前記楽曲の前記楽曲関連項目を記憶する変更前楽曲記憶手段と、
前記再生する楽曲の変更後の前記楽曲の前記楽曲関連項目を記憶する変更後楽曲記憶手段と、
前記変更前楽曲記憶手段によって記憶された前記楽曲関連項目と、前記変更後楽曲記憶手段によって記憶された前記楽曲関連項目とを比較し、前記変更項目を特定する変更項目特定手段と、をさらに有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記表示部は、前記地図上に自車両位置を示す表示と、自車両が進むべき経路とをさらに表示し、
前記表示制御手段は、前記変更項目を前記表示部に表示する際、少なくとも前記自車両位置を示す表示と前記自車両が進むべき経路とを避けた位置に前記変更項目を表示する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記表示部は、前記地図を表示した状態のまま、所定の条件に従って、前記地図及び前記楽曲情報よりも表示の優先度が高い特別表示を表示し、
前記表示制御手段は、前記変更項目を前記表示部に表示する際、前記表示部に前記特別表示が表示されている場合は、前記特別表示を避けた位置に前記変更項目を表示する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記表示制御手段は、前記変更項目を前記表示部に表示する際、前記変更項目と共に、前記楽曲関連項目に変更があった旨の表示を行う
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
楽曲を再生する楽曲再生手段と、経路案内用の地図を表示した状態で前記楽曲の楽曲情報を表示する表示部とを備えるナビゲーション装置の制御方法であって、
前記楽曲情報は、1又は複数の楽曲関連項目を含み、
前記楽曲再生手段によって再生する前記楽曲の変更があったとき、前記再生する楽曲の変更前の前記楽曲の前記楽曲関連項目と、前記再生する楽曲の変更後の前記楽曲の前記楽曲関連項目とを比較し、比較結果に基づいて前記再生する楽曲の変更後の前記楽曲の前記楽曲関連項目であって、前記再生する楽曲の変更の前後で内容に変更があった前記楽曲関連項目のみを前記表示部に表示する
ことを特徴とするナビゲーション装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−293966(P2009−293966A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−145326(P2008−145326)
【出願日】平成20年6月3日(2008.6.3)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】