説明

ナビゲーション装置

【課題】地図画面のスクロール中に、市区町村名や地名など特定種別の文字列を容易に発見することができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】制御回路11は、表示モニタ16へ市区町村や施設などの名称を表す文字列を含む道路地図を表示する。地図のスクロールが開始されると、表示制御テーブルおよび強調テーブルに基づいて、所定のジャンルに属する文字列が強調表示される。縮尺の変化に応じて、表示される文字列ならびに強調表示の有無が変更される。スクロール速度が変化すると、強調表示の度合いが変化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図表示を行うナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置に道路地図を表示して経路案内を行うナビゲーション装置では、地図に含まれる行政界や施設、地名などについて、その名称を表す文字列が、地図に重なる形で表示される。上記のようなナビゲーション装置では、ユーザが入力装置から指示を与えることで、地図をスクロールさせることができる。前述の文字列をスクロール中でも読みやすくするため、スクロール中には地図上の全文字列を拡大するナビゲーション装置が公知である(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開2003−172623号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の地図表示装置では、スクロール時に全ての文字列が拡大表示されてしまう。そのため、スクロール中に文字列を読むことは容易になるが、ある文字列がユーザの探している場所を示す文字列かどうかを一目で判断することはできない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に係る本発明は、複数のジャンルのいずれかに属する地図構成要素を含む地図情報を表示する地図表示手段と、前記地図表示手段に表示される前記地図をスクロールするスクロール手段と、前記ジャンルに対応して、前記地図構成要素の強調表示を行うかどうかを示す情報を記録する記録手段と、前記地図のスクロール時に、前記記録手段により予め記録された情報に基づいて、前記地図構成要素を強調表示する強調表示手段と、を備えるナビゲーション装置である。
請求項2に係る本発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記強調表示手段は、前記地図構成要素の周囲に枠線を表示する。
請求項3に係る本発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記強調表示手段は、前記地図構成要素を所定の倍率で拡大表示する。
請求項4に係る本発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、前記強調表示手段は、前記地図構成要素を点滅表示する。
請求項5に係る本発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、前記情報には、前記地図の縮尺ごとに記録されており、前記強調表示手段は、前記情報に基づいて、前記地図構成要素を強調表示する。
請求項6に係る本発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、前記強調表示手段は、案内経路から所定距離内に存在する前記地図構成要素のみを強調表示する。
請求項7に係る本発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、前記強調表示手段は、前記地図のスクロール速度に応じて、前記地図構成要素の強調表示を変化させる。
請求項8に係る本発明は、地図構成要素を含む地図情報を表示する地図表示手段と、前記地図表示手段に表示される前記地図をスクロールするスクロール手段と、前記地図のスクロール時に、前記地図構成要素を強調表示する強調表示手段とを備え、前記強調表示手段は、前記地図のスクロール速度に応じて、前記地図構成要素の強調表示を変化させるナビゲーション装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、地図のスクロールを行う際に、あらかじめユーザが選択したジャンルに属する表示項目のみが、スクロール速度および縮尺に応じて強調表示されるようにした。したがって、ユーザは、スクロール中に目的の場所を容易に認識できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
――第1の実施の形態――
図1は、本実施形態におけるナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。
【0008】
ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、スピーカ17、入力装置18、タッチパネル20およびディスクドライブ21を有している。ディスクドライブ21には、地図データが記憶されたDVD−ROM22が装填されている。
【0009】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM22に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。
【0010】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置である。現在地装置14は、振動ジャイロ14a、車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)センサ14cなどからなる。振動ジャイロ14aは車両の進行方向を検出し、車速センサ14bは車速を検出し、GPSセンサ14cはGPS衛星からのGPS信号を検出する。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
【0011】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはDVD−ROM22に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって地図表示などを行うことができる。
【0012】
ディスクドライブ21は、DVD−ROM22から地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。リンク情報には、各リンクの旅行時間(以下、リンク旅行時間)および標高の情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、ユーザの要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。なお、DVD−ROM22以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0013】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示としてユーザに提供する。スピーカ17は、各種入力操作をユーザに指示したり、経路誘導したりするための音声を出力する。入力装置18は、ユーザが各種コマンドを設定するための入力スイッチを有し、操作パネルやリモコンなどによって実現される。ユーザは、表示モニタ16の表示画面の指示やスピーカ17からの音声指示にしたがって入力装置18を操作することにより、目的地を設定する。
【0014】
タッチパネル20は、表示モニタ16の表面に積層される透明のタッチスイッチであり、表示モニタ16に表示される画像はタッチパネル20を通して表示される。タッチパネル20は、タッチパネル20上の操作位置に応じた信号をタッチパネルコントロール部19に送出する。そして、タッチパネルコントロール部19はタッチパネル20の押圧位置を算出する。
【0015】
表示モニタ16の表示画面を押圧するとタッチパネル20が押圧される。そして、押圧した位置に目的地が設定されたり、押圧された各種ボタンや表示メニューに定義された処理が実行されたりする。
【0016】
データ記憶部23は不揮発性の記憶装置であり、ナビゲーション装置1の電源断が行われても記憶内容は維持される。データ記憶部23には、ナビゲーション装置1の各種設定やテーブルが記憶される。
【0017】
目的地がユーザにより設定されると、ナビゲーション装置1はGPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。たとえば、出発地から目的地までの間の旅行時間(リンク旅行時間の合計)が最小になるような経路を演算するアルゴリズムで経路演算が行われる。このような経路演算を以下、経路探索と呼ぶ。このようにして求められた経路(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、ユーザは地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。ナビゲーション装置1は、推奨経路にしたがって車両が走行できるように、ユーザに対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0018】
次に、ナビゲーション装置1における地図表示について、図を用いて説明する。図2は、本実施形態のナビゲーション装置1による、地図表示の例を示す図である。表示画面30には道路地図が表示されている。また、市区町村名、地名、および施設名が、地図上に記載されている。市区町村名はその他の文字列よりも大きい字体で描画されている。以降の説明では、地図構成要素の一部である上記の文字列を「名称ラベル」と呼ぶ。また、「市区町村名」や「地名」などの、名称ラベルの種別を「ジャンル」と呼ぶ。
【0019】
ユーザは、入力装置18またはタッチパネル20から所定の操作を行うことで、制御回路11の制御により、地図を任意の方向へスクロールさせることができる。スクロールを所定の時間連続して行うと、スクロールの速度が速くなる。以降、所定時間が経過する度にスクロール速度は上昇する。スクロール速度はたとえば3段階となっており、最高速度に到達するとそれ以上早くなることはない。なお、スクロール速度はより多段階で変化させてもよい。
【0020】
ユーザが地図のスクロールを開始すると、特定のジャンルに属する名称ラベルが強調表示される。具体的には、名称ラベルを指す矢印が表示されたり、名称ラベルが点滅したり、名称ラベルの色や大きさが変化したりする。どのような強調表示が為されるかは、スクロール速度の段階に応じて変化する。各々のスクロール速度の段階における強調表示の内容は、強調テーブル(後に詳述する)によってあらかじめ設定されている。また、強調表示するジャンルは、表示制御テーブル(後に詳述する)によって設定される。本実施形態におけるナビゲーション装置1は、ユーザへどのジャンルの名称ラベルを強調表示するかを設定する手段を提供する。ユーザが強調表示を行うジャンルを変更すると、表示制御テーブルへ変更が反映される。
【0021】
図3は、地図のスクロールを開始した表示画面の例を示す図である。図3の例では、強調表示を行うジャンルとして市区町村名が指定されている。表示画面40では、市区町村名を示す名称ラベル(41,42,43,44)が枠で囲まれ強調表示されている。また、上記以外の名称ラベルは、強調表示が行われていない。
【0022】
ユーザは、表示画面に表示されている地図の縮尺を、入力装置18またはタッチパネル20から所定の操作を行うことで変更することができる。縮尺を変更すると、これまで表示されていた名称ラベルが表示されなくなったり、表示されていなかった名称ラベルが表示されたりする。各々の縮尺における名称ラベルの表示の有無は、表示制御テーブル(後に詳述する)によってジャンル別に設定されている。
【0023】
なお、以上の説明において、表示される地図は全て2次元の平面地図としたが、これ以外の表示形態を持つ地図を強調表示の対象としてもよいことは勿論である。例えば、強調表示を行う地図が、施設などを立体表示する3次元地図であってもよい。
【0024】
次に、本実施形態におけるナビゲーション装置1が備える各種テーブルについて説明する。以下で説明する各種テーブルは、すべてデータ記憶部23に記録されている。図4は、表示制御テーブルのデータ構造を示す図である。表示制御テーブルには、各ジャンルに対する名称ラベルの表示有無、ならびに強調表示の有無が設定されている。表示の有無ならびに強調表示の有無は、縮尺別に設定されている。
【0025】
例えば、図4の表示制御テーブルには、市区町村の名称ラベルが「縮尺1」のとき表示されないことが設定されている。縮尺が「縮尺2」および「縮尺3」のときには、市区町村の名称ラベルが表示されるよう設定されている。また、「縮尺2」および「縮尺3」のとき、市区町村の名称ラベルに対して強調表示が行われることが示されている。
【0026】
図5は、強調テーブルのデータ構造を示す図である。強調テーブルには、スクロール速度の各段階における名称ラベルの強調表示方法が設定されている。図4に示した強調表示テーブルには、スクロール速度が「段階1」のとき、強調表示を行う名称ラベルの周囲には太さ1の枠が表示されるよう設定されている。また、スクロール速度が「段階2」になると、上記の枠が太さ2になることに加え、名称ラベルの文字サイズが1.5倍になるよう設定されている。
【0027】
次に、スクロール時に名称ラベルを強調表示する処理の内容について説明する。図6は、スクロール時に名称ラベルを強調表示する処理を説明するためのフローチャートである。まずステップS1では、地図のスクロールを開始したか否かを判定する。地図のスクロールが開始された場合、ステップS1により肯定判定がなされ、ステップS2へ進む。他方、ステップS1において否定判定がなされた場合は、本処理を終了する。ステップS2では、現在の縮尺設定を取得する。
【0028】
ステップS3では、表示制御テーブルから、未選択のジャンルを1つ選択する。ステップS4では、表示制御テーブルの、選択したジャンルが格納されている行から、現在の縮尺における表示の有無を取り出す。ステップS5では、ステップS4で取り出した結果を基に、選択したジャンルの名称ラベルを表示するか否かを判定する。選択したジャンルが現在の縮尺では表示されない場合、ステップS5により否定判定がなされ、ステップS10へ進む。他方、ステップS5において肯定判定がなされた場合は、ステップS6へ進む。ステップS6では、ステップS4と同様に、表示制御テーブルの、選択したジャンルが格納されている行から、現在の縮尺における強調表示の有無を取り出す。ステップS7では、ステップS6で取り出した結果を基に、選択したジャンルの名称ラベルを強調して表示するか否かを判定する。選択したジャンルが現在の縮尺で強調表示される場合、ステップS7により肯定判定がなされ、ステップS8へ進む。ステップS8では、強調テーブルの内容に従い、選択したジャンルの名称ラベルを強調表示する。他方、ステップS7において否定判定がなされた場合は、ステップS9へ進む。ステップS9では、選択したジャンルの名称ラベルを通常の形態で表示する。
【0029】
ステップS10では、未選択のジャンルが存在するか否かを判定する。未選択のジャンルが残っていた場合、ステップS10により肯定判定がなされ、ステップS3へ戻る。他方、ステップS10において否定判定がなされた場合は、本処理を終了する。以上のようにして、各ジャンルの名称ラベルの表示を行う。
【0030】
以上で説明したスクロール時の強調表示処理は、ナビゲーション装置1が地図を表示するあらゆる状況で実行される。すなわち、経路探索を行う前の、目的地を地図から探す段階においても実行されるし、経路案内中においても実行される。
【0031】
上述した第1の実施の形態によるナビゲーション装置によれば、次の作用効果が得られる。
(1)地図のスクロールを行うと、所定のジャンルに属する名称ラベルが強調表示される。これにより、スクロール中であっても、所定のジャンルに属する名称ラベルを容易に読み取ることができる。
【0032】
(2)地図のスクロール速度に応じて、名称ラベルの強調表示の度合いが変化する。これにより、高速なスクロールであっても、名称ラベルの読み取りやすさが減じない。
【0033】
(3)強調表示が行われるジャンルは、ユーザが自由に設定することができる。これにより、ユーザにとって重要でない名称ラベルがことさら強調されることがなくなり、名称ラベルの視認性が向上する。
【0034】
――第2の実施の形態――
上述した第1の実施の形態では、スクロール中に画面に表示される全ての名称ラベルについて、ジャンルに応じた強調表示を行っていた。しかし、経路案内中であれば、案内経路から遠く離れた場所については強調表示を行う必要がない。そこで、以下に詳述する第2の実施の形態では、経路案内中は案内経路周辺の名称ラベルのみを強調表示する。
【0035】
本実施の形態におけるナビゲーション装置は、経路案内中の、強調表示を伴う名称ラベルの表示の際(ステップS8)、各名称ラベルが示す地点が、案内経路から所定の距離内にあるかどうかを判定する。案内経路から所定の距離内であれば、その名称ラベルについて強調表示を行う。他方、案内経路から所定の距離よりも大きく離れていれば、その名称ラベルについては通常通りの表示を行う。
【0036】
上述した第2の実施の形態によるナビゲーション装置によれば、第1の実施の形態によるナビゲーション装置で得られる作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。経路案内中は、あらかじめ指定したジャンルのうち、案内経路周辺の名称ラベルのみが強調表示される。これにより、案内中の経路とは無関係な名称ラベルが強調表示されず、スクロール中における名称ラベルの視認性がより向上する。
【0037】
次のような変形も本発明の範囲内である。
(1)名称ラベルだけではなく、道路地図に含まれる地図構成要素のいずれを強調表示してもよい。例えば、施設などを示すアイコンを強調表示させてもよい。
(2)スクロール速度が所定速度以下のときには、強調表示を行わないようにしてもよい。
(3)強調表示の有無を決定するための「ジャンル」は、より細分化してもよい。例えば、「施設」を1つのジャンルとするのではなく、「ガソリンスタンド」や「コンビニエンスストア」などの施設の分類を個別のジャンルとして管理してもよい。
【0038】
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
【0039】
なお、以上説明した実施の形態におけるナビゲーション装置の各構成要素と特許請求の範囲の各構成要素との対応関係は以下の通りである。本発明の地図表示手段、スクロール手段および強調表示手段は制御回路11に相当し、記録手段はデータ記憶部23に相当する。
【0040】
なお、以上の対応関係の説明は一例であり、権利解釈に際して何ら拘束されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】第1の実施の形態におけるナビゲーション装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態のナビゲーション装置による、地図表示の例を示す図である。
【図3】地図のスクロールを開始した表示画面の例を示す図である。
【図4】表示制御テーブルのデータ構造を示す図である。
【図5】強調テーブルのデータ構造を示す図である。
【図6】スクロール時に名称ラベルを強調表示する処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0042】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
16 表示モニタ
23 データ記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のジャンルのいずれかに属する地図構成要素を含む地図情報を表示する地図表示手段と、
前記地図表示手段に表示される前記地図をスクロールするスクロール手段と、
前記ジャンルに対応して、前記地図構成要素の強調表示を行うかどうかを示す情報を記録する記録手段と、
前記地図のスクロール時に、前記記録手段により予め記録された情報に基づいて、前記地図構成要素を強調表示する強調表示手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記強調表示手段は、前記地図構成要素の周囲に枠線を表示する、
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記強調表示手段は、前記地図構成要素を所定の倍率で拡大表示する、
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記強調表示手段は、前記地図構成要素を点滅表示する、
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記情報は、前記地図の縮尺ごとに記録されており、
前記強調表示手段は、前記情報に基づいて、前記地図構成要素を強調表示する、
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記強調表示手段は、案内経路から所定距離内に存在する前記地図構成要素のみを強調表示する、
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記強調表示手段は、前記地図のスクロール速度に応じて、前記地図構成要素の強調表示を変化させる、
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項8】
地図構成要素を含む地図情報を表示する地図表示手段と、
前記地図表示手段に表示される前記地図をスクロールするスクロール手段と、
前記地図のスクロール時に、前記地図構成要素を強調表示する強調表示手段とを備え、
前記強調表示手段は、前記地図のスクロール速度に応じて、前記地図構成要素の強調表示を変化させる、
ことを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−288119(P2009−288119A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−141977(P2008−141977)
【出願日】平成20年5月30日(2008.5.30)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】