説明

半導体記憶装置

【課題】コンタクトプラグ同士のショートや、コンタクトプラグ間の耐圧の低下を抑制しつつ、チップ面積の増大を抑制する。
【解決手段】半導体記憶装置は、基板101と、前記基板内において、前記基板の主面に平行な第1方向に延びるように区画された複数の素子領域111とを備える。前記装置は、前記基板上に、前記第1方向に垂直な第2方向に延びるように形成された複数の選択ゲートSG、SG’と、前記基板上において前記選択ゲート間に設けられており、個々の前記素子領域111上に形成された複数のコンタクトプラグCWを含むコンタクト領域Rとを備える。前記コンタクト領域Rは、N個(Nは2以上の整数)の前記コンタクトプラグCWが、連続するN本の前記素子領域111上に、前記第1及び第2方向に非平行な直線上に並ぶように形成された部分領域R1、R2を複数有する。前記Nの値は、前記部分領域ごとに異なる値に設定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置は、多くの電子機器に搭載されている。こうした電子機器の多機能化の要請により、半導体記憶装置は、記憶容量の大容量化を要求され、それに伴い、記憶素子の微細化が要求されている。
【0003】
NAND型フラッシュメモリを例にとって説明すると、NAND型フラッシュメモリでは通常、メモリセルトランジスタが複数個直列接続されてNANDセルユニットが構成されている。そして、NANDセルユニットの一端は、選択ゲートトランジスタを介してビット線に接続され、他端は、別の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されている。
【0004】
近年では、メモリセルアレイの微細化により、メモリの高密度化、高集積化が進んでおり、それに伴い、ドレイン側選択ゲート間に配置するビット線コンタクトもサイズ縮小が求められている。しかしながら、隣接するコンタクト同士のショートや、コンタクト間の耐圧の低下や、微細化に伴うコンタクト抵抗の高抵抗化や、コンタクト間距離が狭まることによるリソグラフィの光干渉等により、コンタクトサイズやコンタクト間スペースを単純に縮小することが困難となっている。
【0005】
そこで近年では、コンタクトを千鳥配置することでこれらの問題の解決を図っている。千鳥配置の例には、2連のコンタクトを千鳥構造の繰り返し単位とするいわゆる2連千鳥配置などがあるが、メモリの微細化が進むことで、隣接するコンタクト間の距離が短くなっており、2連千鳥配置でも上記の諸問題が回避できなくなっている。そこで、3連以上のコンタクトを千鳥構造の繰り返し単位とするいわゆる多連千鳥配置を用いることも考えられる。しかしながら、多連千鳥配置を採用すると、その分だけ選択ゲート間距離が広がり、チップ面積が広くなってしまう。
【0006】
従って、コンタクト同士のショートや、コンタクト間の耐圧の低下を抑制しつつ、チップ面積の増大を抑制できるようなコンタクト配置が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2008−91893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、コンタクトプラグ同士のショートや、コンタクトプラグ間の耐圧の低下を抑制しつつ、チップ面積の増大を抑制することが可能な半導体記憶装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一の態様の半導体記憶装置は、例えば、基板と、前記基板内において、前記基板の主面に平行な第1方向に延びるように区画された複数の素子領域とを備える。更に、前記装置は、前記基板上に、前記第1方向に垂直な第2方向に延びるように形成された複数の選択ゲートと、前記基板上において前記選択ゲート間に設けられており、個々の前記素子領域上に形成された複数のコンタクトプラグを含むコンタクト領域とを備える。そして、前記コンタクト領域は、N個(Nは2以上の整数)の前記コンタクトプラグが、連続するN本の前記素子領域上に、前記第1及び第2方向に非平行な直線上に並ぶように形成された部分領域を複数有する。また、前記Nの値は、前記部分領域ごとに異なる値に設定されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】第1実施形態の半導体記憶装置の構成を示す平面図である。
【図2】図1に示すI−I’線に沿った側方断面図である。
【図3】図1に示すJ−J’線に沿った側方断面図である。
【図4】図1に示す領域Zを拡大して示した平面図である。
【図5】第1比較例の半導体記憶装置の構成を示す平面図である。
【図6】第2比較例の半導体記憶装置の構成を示す平面図である。
【図7】第2実施形態の半導体記憶装置の構成を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0012】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の半導体記憶装置の構成を示す平面図である。図1の半導体記憶装置は、NAND型フラッシュメモリとなっている。
【0013】
図1には、本実施形態の半導体記憶装置のメモリセルアレイが示されている。図1のメモリセルアレイ内では、メモリセルトランジスタ201と選択ゲートトランジスタ202が、基板101上に2次元アレイ状に配置されている。図1には、基板101の主面に平行で、互いに垂直なX方向及びY方向が示されている。X方向は、これらのトランジスタのチャネル幅方向、Y方向は、これらのトランジスタのゲート長方向に相当する。
【0014】
図1には更に、基板101内に形成された複数の素子領域111が示されている。これらの素子領域111は、基板101内において、Y方向に延び、X方向に互いに隣接するよう区画されている。Y方向は、本発明の第1方向の例であり、X方向は、本発明の第2方向の例である。素子領域111は、AA(Active Area)とも呼ばれる。上記のメモリセルトランジスタ201と選択ゲートトランジスタ202は、図1に示すように、これらの素子領域111上に形成されている。
【0015】
図1には更に、基板101内に形成され、素子領域111同士を分離する素子分離絶縁膜112が示されている。本実施形態では、素子分離絶縁膜112は、STI(Shallow Trench Isolation)絶縁膜となっている。
【0016】
また、図1に示すように、個々の素子領域111上には、Y方向に延びるNANDストリング211が形成されている。NANDストリング211はそれぞれ、一列に配置された複数のメモリセルトランジスタ201と、これらのメモリセルトランジスタ201を挟むように配置された2つの選択ゲートトランジスタ202により構成されている。図1では、NANDストリング211がX方向に複数本配置されてメモリセルアレイが構成されている。
【0017】
図1には更に、X方向に延びるワード線WL1〜WLK(Kは2以上の整数)と、X方向に延びる選択ゲートSGS,SGDが示されている。選択ゲートSGSは、ソース側選択ゲートに相当し、選択ゲートSGDは、ドレイン側選択ゲートに相当する。これらの選択ゲートSGS,SGDとワード線WL1〜WLKは、X方向に隣接する選択ゲートトランジスタ202及びメモリセルトランジスタ201のゲート電極に共通接続されている。図1には更に、X方向に延び、それぞれ選択ゲートSGS,SGDに隣接する選択ゲートSGS’,SGD’が示されている。
【0018】
図1には更に、Y方向に延びるビット線BL1〜BL3が示されている。ビット線BL1〜BL3は、素子領域111の上方に配置されている。図1に示すように、メモリセルトランジスタ201は、ワード線WL1〜WLKと、個々の素子領域111との交点に設けられている。また、選択ゲートトランジスタ202は、選択ゲートSGS,SGD(及びSGS’,SGD’)と、個々の素子領域111との交点に設けられている。
【0019】
図1には更に、基板101上に設けられたコンタクト領域RS,RDが示されている。
【0020】
コンタクト領域RSは、基板101上において、ソース側選択ゲートSGS,SGS’間に設けられている。コンタクト領域RSには、複数のコンタクトプラグ(不図示)が設けられており、これらのコンタクトプラグは、ソース側選択ゲートSGS,SGS’間の個々の素子領域111上に形成されている。
【0021】
また、コンタクト領域RDは、ドレイン側選択ゲートSGD,SGD’間に設けられている。コンタクト領域RSと同様、コンタクト領域RDには、複数のコンタクトプラグ(図示せず)が設けられており、これらのコンタクトプラグは、ドレイン側選択ゲートSGD,SGD’間の個々の素子領域111上に形成されている。
【0022】
なお、これらのコンタクトプラグの詳細については、後述する。
【0023】
図2は、図1に示すI−I’線に沿った側方断面図である。図2には、本実施形態の半導体記憶装置のAA(Active Area)断面が示されている。
【0024】
図2には、図1と同様に、基板101と、素子領域111と、素子分離絶縁膜112が示されている。図2には更に、基板101内に順に形成された埋め込みウェル領域102とウェル領域103が示されている。
【0025】
本実施形態では、基板101は、シリコン基板等の半導体基板である。また、埋め込みウェル領域102は、N型不純物が注入されたN型ウェルとなっている。当該N型不純物は、例えばP(リン)である。また、ウェル領域103は、P型不純物が注入されたP型ウェルとなっている。当該P型不純物は、例えばB(ボロン)である。
【0026】
図2には更に、ウェル領域103内に形成された素子分離溝Tが示されている。素子分離溝Tにより、素子領域111は、ウェル領域103内において、Y方向に延びるように区画されている。また、素子分離絶縁膜112は、素子分離溝T内に埋め込まれ、これらの素子領域111同士を分離している。
【0027】
図2には更に、図1と同様に、素子領域111上に形成された複数のメモリセルトランジスタ201が示されている。
【0028】
メモリセルトランジスタ201はそれぞれ、ゲート絶縁膜121、浮遊ゲート122、ゲート間絶縁膜123、及び制御ゲート124を含んでいる。浮遊ゲート122は、素子領域111上に、ゲート絶縁膜121を介して形成されており、制御ゲート124は、浮遊ゲート122上に、ゲート間絶縁膜123を介して形成されている。
【0029】
本実施形態では、ゲート絶縁膜121と浮遊ゲート122が、個々のメモリセルトランジスタ201ごとに分断されているのに対し、ゲート間絶縁膜123と制御ゲート124は、X方向に隣接するメモリセルトランジスタ201間で共有されている。図2に示す制御ゲート124は、図1に示すワード線WLKに相当する。
【0030】
また、本実施形態では、図2に示すように、素子分離絶縁膜112の上面が、浮遊ゲート122の上面よりも低く設定されている。その結果、素子分離絶縁膜112上に位置するゲート間絶縁膜123の下面は、浮遊ゲート122上に位置するゲート間絶縁膜123の下面よりも低くなっている。同様に、素子分離絶縁膜112上に位置する制御ゲート124の下面は、浮遊ゲート122上に位置する制御ゲート124の下面よりも低くなっている。
【0031】
図2には更に、基板101上に、メモリセルトランジスタ201を覆うように形成された層間絶縁膜131が示されている。層間絶縁膜131上には、ビット線BL1〜BL3が形成されている。図2には更に、層間絶縁膜131上に、ビット線BL1〜BL3を覆うように形成された層間絶縁膜132が示されている。
【0032】
図3は、図1に示すJ−J’線に沿った側方断面図である。図3には、本実施形態の半導体記憶装置のGC(Gate Conductor)断面が示されている。
【0033】
図3には、図2と同様に、基板101と、埋め込みウェル領域102と、ウェル領域103が示されている。
【0034】
図3には更に、ウェル領域103(素子領域111)上に形成された複数のメモリセルトランジスタ201と、2つの選択ゲートトランジスタ202が示されている。
【0035】
選択ゲートトランジスタ202はそれぞれ、第1絶縁膜141、第1電極層142、第2絶縁膜143、及び第2電極層144を含んでいる。第1電極層142は、ウェル領域103上に、第1絶縁膜141を介して形成されており、第2電極層144は、第1電極層142上に、第2絶縁膜143を介して形成されている。第1電極層142と第2電極層144は、第2絶縁膜143に設けられた開口部Hにより導通されている。
【0036】
図3には、1本のNANDストリング211を構成する複数のメモリセルトランジスタ201と、2つの選択ゲートトランジスタ202が示されている。これらのトランジスタは、ウェル領域103内に形成された拡散層151により直列接続されている。図3に示す制御ゲート124は、X方向に隣接するメモリセルトランジスタ201で共通接続されることで、図1に示すワード線WL1〜WLKとなっており、図3に示す第2電極層144は、X方向に隣接する選択ゲートトランジスタ202で共通接続されることで、図1に示す選択ゲートSGS,SGDとなっている。
【0037】
図3には更に、図2と同様に、これらのトランジスタを覆う層間絶縁膜131と、層間絶縁膜131上に形成されたビット線BL1と、ビット線BL1を覆う層間絶縁膜132が示されている。
【0038】
以下、図1に示すコンタクト領域RDについて、詳細に説明する。
【0039】
図4は、図1に示す領域Zを拡大して示した平面図である。図4には、ドレイン側選択ゲートSGD,SGD’間に設けられたコンタクト領域RDが示されている。
【0040】
図4には、個々の素子領域111上に形成された複数のコンタクトプラグCWが示されている。符号CWに付された添え字は、これらのコンタクトプラグCW同士を区別するための添え字である。これらのコンタクトプラグCWは、ビット線コンタクトに相当する。それぞれのコンタクトプラグCWは、その底面が素子領域111に接し、その上面がビット線BLに接している。このように、図4では、1つの素子領域111上に1つのコンタクトプラグCWが配置され、同様に、1つのビット線BL下に1つのコンタクトプラグCWが配置されている。
【0041】
図4のコンタクト領域RDは、複数の第1部分領域R1と、複数の第2部分領域R2とを有している。
【0042】
各第1部分領域R1では、3個のコンタクトプラグCWが、X方向に連続して隣接する3本の素子領域111上に、X方向及びY方向に非平行な直線上に並ぶように配置されている。例えば、コンタクトプラグCW31,CW23,CW15は、X方向に連続して隣接する3本の素子領域111上に、直線L1上に並ぶように配置されている。また、コンタクトプラグCW41,CW33,CW25は、X方向に連続して隣接する3本の素子領域111上に、直線L2上に並ぶように配置されている。このように、各第1部分領域R1では、3個のコンタクトプラグCWが3連斜め配置されている。
【0043】
また、各第2部分領域R2では、2個のコンタクトプラグCWが、X方向に連続して隣接する2本の素子領域111上に、X方向及びY方向に非平行な直線上に並ぶように配置されている。例えば、コンタクトプラグCW32,CW24は、X方向に連続して隣接する2本の素子領域111上に、直線L3上に並ぶように配置されている。また、コンタクトプラグCW42,CW34は、X方向に連続して隣接する2本の素子領域111上に、直線L4上に並ぶように配置されている。このように、各第2部分領域R2では、2個のコンタクトプラグCWが2連斜め配置されている。なお、リソグラフィのマージン向上のため、直線L1〜L4は、平行となっていることが望ましい。
【0044】
図4のコンタクト領域RDには、複数の第1部分領域R1と、複数の第2部分領域R2とが、X方向に沿って交互に設けられている。このように、図4のコンタクト領域RDは、3連斜め配置と2連斜め配置とが交互に繰り返すコンタクト配置を有している。
【0045】
これにより、図4のコンタクト領域RDは、変則的な5連千鳥配置が周期的に繰り返すコンタクト配置を有している。よって、図4に示すコンタクト配置を、変則5連(3連+2連)千鳥配置と呼ぶことにする。
【0046】
なお、本実施形態では、各第1部分領域R1に、N1個(N1は2以上の一定の整数)のコンタクトプラグCWを斜め配置して、各第2部分領域R2に、N2個(N2はN1と異なる2以上の一定の整数)のコンタクトプラグCWを斜め配置してもよい。この場合、N1とN2との差を+1又は−1に設定することで、変則N1+N2連千鳥配置を実現することが可能となる。ただし、N1とN2との差は、±1以外の値に設定しても構わない。
【0047】
ここで、図4に示す種々の符号及びパラメータについて説明する。
【0048】
図4では、各コンタクトプラグCWのY方向の幅(径)が、WYで示され、コンタクトプラグCW同士のY方向のピッチが、PYで示されている。ピッチPYは、同一の部分領域内に配置されたコンタクトプラグCW同士のY方向のピッチを表す。本実施形態では、ピッチPYは、幅WYよりも長くなっている(PY>WY)。なお、第1部分領域R1と第2部分領域R2におけるピッチPY及び幅WYを同じにすることにより、リソグラフィのマージンを向上させることが可能となる。
【0049】
図4では更に、コンタクトプラグCW同士のY方向の距離が、符号nで示されている。距離nは、同一の部分領域内に配置され、X方向に隣接するコンタクトプラグCW同士のY方向の距離を表す。幅WY、ピッチPY、距離nの間には、PY=WY+nの関係が成り立つ。本実施形態では、距離nは、コンタクトプラグCW間の電気的な耐圧が十分に確保される距離に設定される。また、図4では、同一の部分領域内でX方向に隣接するコンタクトプラグCW同士のX方向の距離が、符号mで示されている。図4のコンタクト領域RDでは、X方向に隣接するコンタクトプラグCW間の最短距離は、(n+m1/2となる。
【0050】
図4には更に、各コンタクトプラグCWの中心点(中心軸)Gが示されている。中心点Gは、各コンタクトプラグCWの長軸(Y方向の軸)と短軸(X方向の軸)との交点を通過する位置に位置している。
【0051】
図4には更に、X方向に延びる直線X1〜X5が示されている。図4に示すように、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWの中心点Gは、直線X1,X3,X5上に配置されており、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWの中心点Gは、直線X2,X4上に配置されている。このように、直線X1〜X5(更には直線L1〜L4)はそれぞれ、複数のコンタクトプラグCWの中心点Gを通過している。以下、直線X1〜X5上に配置されたコンタクトプラグCWを、それぞれ1段目〜5段目のコンタクトプラグCWと呼ぶことにする。なお、直線X1〜X5のY方向の間隔は、すべて等間隔であることが望ましい。理由は、規則的にコンタクトプラグCWを配置することで、リソグラフィのマージンが向上するからである。
【0052】
また、図4のコンタクト領域RDでは、3連斜め配置と2連斜め配置とが交互に繰り返されることで、5個のコンタクトプラグCWが、1本置きの5本の素子領域111上に、直線X1〜X5上に順に並ぶよう斜め配置された構造が実現されている。例えば、コンタクトプラグCW21,CW22,CW23,CW24,CW25は、1本置きの5本の素子領域111上に斜め配置されている。また、コンタクトプラグCW31,CW32,CW33,CW34,CW35は、1本置きの5本の素子領域111上に斜め配置されている。
【0053】
また、本実施形態では、直線X2は、第1部分領域R1内の1段目と3段目のコンタクトプラグCW間を通過しており、この直線X2上に、第2部分領域R2内の2段目のコンタクトプラグCWが配置されている。同様に、直線X4は、第1部分領域R1内の3段目と5段目のコンタクトプラグCW間を通過しており、この直線X4上に、第2部分領域R2内の4段目のコンタクトプラグCWが配置されている。
【0054】
一方、直線X3は、第2部分領域R2内の2段目と4段目のコンタクトプラグCW間を通過しており、この直線X3上に、第1部分領域R1内の3段目のコンタクトプラグCWが配置されている。
【0055】
このように、本実施形態では、M段目(Mは2〜4の整数)のコンタクトプラグCWは、X方向に平行で、M−1段目とM+1段目のコンタクトプラグCW間を通過する直線上に配置されている。このような配置は、上記のように、ピッチPYを幅WYよりも長くすることで実現可能となっている。また、奇数段目のコンタクトプラグCWの間に偶数段目のコンタクトプラグCWを配置することにより、X方向に隣接するコンタクトプラグCW間の間隔を広くすることが可能となる。
【0056】
図4では更に、各コンタクトプラグCWのX方向の幅(径)が、WXで示され、コンタクトプラグCW同士のX方向のピッチが、PXで示されている。ピッチPXは、X方向に延びる同じ直線上に配置され、X方向に隣接するコンタクトプラグCW同士のX方向のピッチを表す。即ち、ピッチPXは、第1部分領域R1と第2部分領域R2を1つのまとまりとした場合のX方向のピッチを表す。本実施形態では、ピッチPXは、5本の素子領域111と5本の素子分離絶縁膜112の合計幅に相当する長さとなる。別言すると、X方向に延びる同じ直線上に配置され、X方向に隣接するコンタクトプラグCW同士の間には、4本の素子領域111が介在することとなる。
【0057】
なお、上記の変則N1+N2連千鳥配置では、ピッチPXは、N1+N2本の素子領域111とN1+N2本の素子分離絶縁膜112の合計幅に相当する長さとなる。即ち、X方向に延びる同じ直線上に配置され、X方向に隣接するコンタクトプラグCW同士の間に、N1+N2−1本の素子領域111が介在することとなる。
【0058】
図4では更に、1段目のコンタクトプラグCWの上端と、5段目のコンタクトプラグCWの下端との間のY方向の距離が、αで示されている。更に、選択ゲートSGD,SGD’間のY方向の距離が、βで示されている。距離αと距離βとの間には、α<βの関係が成り立つ。また、距離α、幅WY、距離nの間には、α=3WY+2nの関係が成り立つ。
【0059】
ここで、第1実施形態の半導体記憶装置と、第1及び第2比較例の半導体記憶装置とを比較する。
【0060】
図5は、第1比較例の半導体記憶装置の構成を示す平面図である。
【0061】
図5のコンタクト領域RDは、3連斜め配置されたコンタクトプラグCWがX方向に周期的に繰り返すコンタクト配置(単純3連千鳥配置)を有している。
【0062】
第1比較例のコンタクト配置では、1段目や3段目のような端部と、2段目のような中心部とで、コンタクトプラグCWの密度が大きく異なる。このような密度差が存在すると、コンタクトプラグCWを形成する際に、リソグラフィのばらつきや加工のばらつきが発生しやすくなってしまう。
【0063】
図6は、第2比較例の半導体記憶装置の構成を示す平面図である。
【0064】
図6のコンタクト領域RDは、5連斜め配置されたコンタクトプラグCWがX方向に周期的に繰り返すコンタクト配置(単純5連千鳥配置)を有している。
【0065】
第2比較例のコンタクト配置では、第1比較例のコンタクト配置に比べて、選択ゲート間距離βが長くなっている。
【0066】
これに対し、本実施形態では、図4に示すコンタクト配置(変則5連千鳥配置)が採用されている。
【0067】
本実施形態では、1組の斜め配置を構成する5個のコンタクトプラグCWが、連続する5本の素子領域111上ではなく、1本置きの5本の素子領域111上に配置されている(変則5連斜め配置)。また、本実施形態における距離nは、第1比較例における距離nと同じ値に設定することができ、コンタクトプラグCW間の電気的な耐圧は低下しない。本実施形態と第1比較例とでは、X方向に隣接するコンタクトプラグCW間の最小距離が、共に(n+m1/2となるからである。これにより、本実施形態では、距離αを、第2比較例(単純5連千鳥配置)の場合よりも短い、第1比較例(単純3連千鳥配置)の場合と同程度の距離に設定することが可能となっている(図4参照)。即ち、本実施形態では、距離α、幅WY、距離nの間に、α=3WY+2nの関係が成り立つ。よって、本実施形態によれば、選択ゲート間距離βを長くすることなく、距離nやピッチPYを十分に確保することが可能となる。
【0068】
本実施形態によれば、距離nやピッチPYを十分に確保することで、コンタクトプラグCW同士のショートや、コンタクトプラグCW間の電気的な耐圧の低下を抑制することが可能となる。また、本実施形態によれば、選択ゲート間距離βを短くすることで、チップ面積の増大を抑制することが可能となる。
【0069】
また、本実施形態では、3連斜め配置と2連斜め配置とが交互に繰り返すコンタクト配置が採用されている。これにより、本実施形態では、X方向に隣接する第1部分領域R1内の同一直線上に配置されたコンタクトプラグCWにより張られる直線と、第1部分領域R1内のX方向に隣接するコンタクトプラグCWにより張られる直線とで構成される格子の各格子セル内に、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWが配置された構造(細密構造)が実現されている。また、X方向に隣接する第2部分領域R2内の同一直線上に配置されたコンタクトプラグCWにより張られる直線と、第2部分領域R2内のX方向に隣接するコンタクトプラグCWにより張られる直線とで構成される格子の各格子セル内に、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWが配置された構造(細密構造)が実現されているとも言える。例えば、図4では、格子セルS1内にコンタクトプラグCW32が配置され、格子セルS2内にコンタクトプラグCW24が配置されている。このような細密構造には、選択ゲートSGに近いコンタクトプラグCW(端部)と選択ゲートSGの間の中央付近に配置されたコンタクトプラグCW(中心部)との間のコンタクトプラグCWの密度差が低減されるという利点がある。
【0070】
よって、本実施形態によれば、コンタクトプラグCWを形成する際に、リソグラフィのばらつきや加工のばらつきを低減し、リソグラフィ精度や加工精度を向上させることが可能となる。
【0071】
以上のように、本実施形態の各部分領域では、N個(Nは2以上の整数)のコンタクトプラグCWが、連続するN本の素子領域111上に、X方向及びY方向に非平行な直線上に並ぶように配置されており、Nの値は、部分領域ごとに異なる値に設定されている。より具体的には、Nの値は、部分領域ごとにN1又はN2に設定されており、これにより、変則N1+N2連千鳥配置が実現されている。ただし、本実施形態では、このような変則N1+N2連千鳥配置以外のコンタクト配置を採用しても構わない。
【0072】
以下、図4を参照し、コンタクト領域RDの構成について、より詳細に説明する。
【0073】
図4に示すS1及びS2は、X方向及びY方向に非平行な同一方向に延びる直線L1,L2と、X方向に延びる直線X1,X3,X5とにより張られる格子の格子セルを表す。当該格子の各格子点には、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWが配置されている。例えば、格子セルS1を構成する格子点には、コンタクトプラグCW31,CW23,CW33,CW41が配置されており、格子セルS2を構成する格子点には、コンタクトプラグCW23,CW15,CW25,CW33が配置されている。
【0074】
このように、本実施形態では、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWは、X方向及びY方向に非平行な同一方向に延びる複数本の第1直線と、X方向に延びる複数本の第2直線とにより張られる格子の各格子点に配置されている。ここで、第1直線とは、直線L1,L2及びこれらの直線に平行な直線のことであり、第2直線とは、直線X1,X3,X5のことである。本実施形態では、このようなコンタクト配置により、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWの規則的な配置が実現されている。具体的には、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWは、平面斜方格子(平行四辺形格子)をなすように配置されている。
【0075】
以下、直線L1,L2が延びる方向を、Y方向(第1方向)及びX方向(第2方向)に対し、第3方向と呼ぶことにする。
【0076】
また、図4において、上記格子の各格子セル内には、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWが配置されている。例えば、格子セルS1内には、コンタクトプラグCW32が配置されており、格子セルS2内には、コンタクトプラグCW24が配置されている。
【0077】
このように、本実施形態では、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWは、第3方向に延びる複数本の第1直線と、X方向に延びる複数本の第2直線とにより張られる格子の各格子セル内に配置されている。これにより、本実施形態では、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWについても規則的な配置が実現されている。具体的には、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWは、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWと共に、面心斜方格子をなすように配置されている。なお、上記格子の各格子セル内には、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWが、2つ以上配置されていても構わない。
【0078】
また、図4に示すS3は、第3方向に延びる直線L3,L4と、X方向に延びる直線X2,X4とにより張られる格子の格子セルを表す。当該格子の各格子点には、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWが配置されている。例えば、格子セルS3を構成する格子点には、コンタクトプラグCW32,CW24,CW34,CW42が配置されている。
【0079】
このように、本実施形態では、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWは、第3方向に延び、上記第1直線の間を通る複数本の第3直線と、X方向に延び、上記第2直線の間を通る複数本の第4直線とにより張られる格子の各格子点に配置されている。ここで、第3直線とは、直線L3,L4及びこれらの直線に平行な直線のことであり、第4直線とは、直線X2,X4のことである。本実施形態では、このようなコンタクト配置により、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWについても、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWと同様の規則的な配置が実現されている。具体的には、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWは、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWと同様に、平面斜方格子をなすように配置されている。
【0080】
なお、本実施形態では、第1及び第3直線は、いずれも第3方向に延びており、互いに平行となっているが、これらの直線は、互いに平行でなくても構わない。例えば、第1直線は、第3方向に延びるように設定し、第3直線は、第1〜第3方向と非平行な第4方向に延びるように設定しても構わない。
【0081】
最後に、第1実施形態の効果について説明する。
【0082】
以上のように、本実施形態の各部分領域では、N個のコンタクトプラグCWが、連続するN本の素子領域111上に、X方向及びY方向に非平行な直線上に並ぶように配置されており、Nの値は、部分領域ごとに異なる値に設定されている。より具体的には、Nの値は、部分領域ごとにN1又はN2に設定されており、これにより、変則N1+N2連千鳥配置が実現されている。
【0083】
本実施形態によれば、変則N1+N2連千鳥配置を採用することで、単純N1+N2連千鳥配置を採用する場合に比べて、距離αを短くすることが可能となる(例えば、図4及び図6を参照)。そして、選択ゲート間距離βは、距離αに大きく依存する。よって、本実施形態によれば、選択ゲート間距離βを短くしつつ、距離n,mやピッチPYを十分に確保することが可能となる。
【0084】
距離n,mやピッチPYを十分に確保することには、コンタクトプラグCW同士のショートや、コンタクトプラグCW間の耐圧の低下を抑制する効果がある。また、選択ゲート間距離βを短くすることには、チップ面積の増大を抑制する効果がある。
【0085】
よって、本実施形態によれば、コンタクトプラグCW同士のショートや、コンタクトプラグCW間の耐圧の低下を抑制しつつ、チップ面積の増大を抑制することが可能となる。
【0086】
また、本実施形態によれば、コンタクトプラグCWを形成する際に、リソグラフィのばらつきや加工のばらつきを低減し、リソグラフィ精度や加工精度を向上させることが可能となる。
【0087】
以下、第1実施形態の変形例である第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0088】
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態の半導体記憶装置の構成を示す平面図である。
【0089】
図4の各第1部分領域R1では、3個のコンタクトプラグCWが斜め配置されており、各第2部分領域R2では、2個のコンタクトプラグCWが斜め配置されている。
【0090】
これに対し、図7の各第1部分領域R1では、4個のコンタクトプラグCWが斜め配置されており、各第2部分領域R2では、3個のコンタクトプラグCWが斜め配置されている。これにより、図7では、4連斜め配置と3連斜め配置とが交互に繰り返すコンタクト配置(変則7連千鳥配置)が実現されている。図7では、ピッチPXが、7本の素子領域111と7本の素子分離絶縁膜112の合計幅に相当する長さとなっている。
【0091】
本実施形態では、1組の7連千鳥配置を構成する7個のコンタクトプラグCWが、連続する7本の素子領域111上ではなく、2本置きの7本の素子領域111上に配置されている。これにより、本実施形態では、距離αを、単純7連千鳥配置の場合よりも短い、単純4連千鳥配置の場合と同程度の距離に設定することが可能となっている。よって、本実施形態によれば、第1実施形態と同様、選択ゲート間距離βを短くしつつ、距離nやピッチPYを十分に確保することが可能となる。
【0092】
本実施形態によれば、距離nやピッチPYを十分に確保することで、コンタクトプラグCW同士のショートや、コンタクトプラグCW間の耐圧の低下を抑制することが可能となる。また、本実施形態によれば、選択ゲート間距離βを短くすることで、チップ面積の増大を抑制することが可能となる。
【0093】
図7には、第3方向に延びる直線L1,L2と、X方向に延びる直線X1,X3,X5,X7とにより張られる格子の格子セルS1,S2,S3が示されている。当該格子の各格子点には、第1実施形態の場合と同様に、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWが配置されている。これにより、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWの規則的な配置が実現されている。
【0094】
図7には更に、第3方向に延びる直線L3,L4と、X方向に延びる直線X2,X4,X6とにより張られる格子の格子セルS4,S5が示されている。当該格子の各格子点には、第1実施形態の場合と同様に、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWが配置されている。これにより、第2部分領域R2内のコンタクトプラグCWについても、第1部分領域R1内のコンタクトプラグCWと同様の規則的な配置が実現されている。
【0095】
最後に、第2実施形態の効果について説明する。
【0096】
以上のように、本実施形態の各部分領域では、変則N1+N2連(ここではN1+N2=7)千鳥配置を採用することで、単純N1+N2連千鳥配置を採用する場合に比べて、距離αを短くすることが可能となる。よって、本実施形態によれば、選択ゲート間距離βを短くしつつ、距離n,mやピッチPYを十分に確保することが可能となる。第1実施形態の場合と同様である。
【0097】
距離n,mやピッチPYを十分に確保することには、コンタクトプラグCW同士のショートや、コンタクトプラグCW間の耐圧の低下を抑制する効果がある。また、選択ゲート間距離βを短くすることには、チップ面積の増大を抑制する効果がある。
【0098】
よって、本実施形態によれば、コンタクトプラグCW同士のショートや、コンタクトプラグCW間の耐圧の低下を抑制しつつ、チップ面積の増大を抑制することが可能となる。
【0099】
また、本実施形態によれば、コンタクトプラグCWを形成する際に、リソグラフィのばらつきや加工のばらつきを低減し、リソグラフィ精度や加工精度を向上させることが可能となる。特に、N1+N2の値が大きくなると、選択ゲートSGに近いコンタクトプラグCW(端部)と選択ゲートSGの間の中央付近に配置されたコンタクトプラグCW(中心部)との間のコンタクトプラグCWの密度差が大きくなる傾向にある。そのため、N1+N2の値が大きくなるに従い、リソグラフィ精度や加工精度を向上させる効果は大きくなる。
【0100】
以上、本発明の具体的な態様の例を、第1及び第2実施形態により説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0101】
101 基板
102 埋め込みウェル領域
103 ウェル領域
111 素子領域
112 素子分離絶縁膜
121 ゲート絶縁膜
122 浮遊ゲート
123 ゲート間絶縁膜
124 制御ゲート
131 層間絶縁膜
132 層間絶縁膜
141 第1絶縁膜
142 第1電極層
143 第2絶縁膜
144 第2電極層
151 拡散層
201 メモリセルトランジスタ
202 選択ゲートトランジスタ
211 NANDストリング
CW コンタクトプラグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板内において、前記基板の主面に平行な第1方向に延びるように区画された複数の素子領域と、
前記基板上に、前記第1方向に垂直な第2方向に延びるように形成された複数の選択ゲートと、
前記基板上において前記選択ゲート間に設けられており、個々の前記素子領域上に形成された複数のコンタクトプラグを含むコンタクト領域とを備え、
前記コンタクト領域は、N個(Nは2以上の整数)の前記コンタクトプラグが、連続するN本の前記素子領域上に、前記第1及び第2方向に非平行な直線上に並ぶように形成された部分領域を複数有し、
前記Nの値は、前記部分領域ごとに異なる値に設定されていることを特徴とする半導体記憶装置。
【請求項2】
前記コンタクト領域は、
1個(N1は2以上の一定の整数)の前記コンタクトプラグが、連続するN1本の前記素子領域上に、前記第1及び第2方向に非平行な直線上に並ぶように形成された第1部分領域と、
2個(N2はN1と異なる2以上の一定の整数)の前記コンタクトプラグが、連続するN2本の前記素子領域上に、前記第1及び第2方向に非平行な直線上に並ぶように形成された第2部分領域とを有し、
前記コンタクト領域には、複数の前記第1部分領域と、複数の前記第2部分領域とが、前記第2方向に沿って交互に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記N1及びN2の値は、N1とN2との差が+1又は−1となるよう設定されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記第2部分領域内の前記コンタクトプラグは、前記第2方向に平行で、前記第1部分領域内の前記コンタクトプラグ間を通過する直線上に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
前記第1部分領域内の前記コンタクトプラグは、
前記第1及び第2方向に非平行な第3方向に延びる複数本の第1直線と、
前記第2方向に延びる複数本の第2直線と、
により張られる格子の各格子点に配置され、
前記第2部分領域内の前記コンタクトプラグは、
前記第3方向に延び、前記第1直線の間を通る複数本の第3直線と、
前記第2方向に延び、前記第2直線の間を通る複数本の第4直線と、
により張られる格子の各格子点に配置されている、
ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−104694(P2012−104694A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−252705(P2010−252705)
【出願日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】