説明

圧電アクチュエータ用のドライバ

【課題】複数の半導体デバイスを使用する電池駆動のドライバと同程度に効率的な圧電アクチュエータ用のシングルチップドライバを提供する。
【解決手段】圧電アクチュエータ用のドライバは、単一の半導体デバイスとしてパッケージされる、好ましくは単一の半導体ダイの上に形成されるパルス幅変調器33および出力増幅器34を含む。ドライバは、好ましくはプログラム可能な利得を有する出力増幅器34に電力を供給する第1の昇圧コンバータを含む。第1の昇圧コンバータのスイッチングトランジスタのゲートを駆動するための第2の増幅器は、第2の昇圧コンバータによって電力が供給される。圧電アクチュエータ22は、電池駆動の電子デバイスのキーボードまたはディスプレイに対して触覚フィードバックを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池駆動のドライバに関し、特に圧電アクチュエータ用のシングルチップドライバに関する。
【背景技術】
【0002】
圧電アクチュエータは高電圧、特に通常1.5ボルトから12.6ボルトの範囲にある電池電圧よりも高い電圧を必要とする。「高」電圧とは20ボルトから200ボルトであり、100ボルトから120ボルトが現在の典型的な駆動電圧である。アクチュエータ用のある電源ライン駆動パワーサプライは1000ボルト程度まで供給する。電池から高電圧を生成するのは電源ラインから高電圧を生成するのよりもより難しい。米国特許第7,468,573号 (Dai他)に示されるように、「今日の小さな電子装置において、圧電アクチュエータを駆動するために」必要とされる高電圧は「望ましくない」。573特許において提案されている解は、高電圧の単一パルスの代わりに「より低い」電圧の2つのパルスを使用することである。「より低い」電圧は開示されていない。一般に単層アクチュエータは多層アクチュエータよりも高い電圧を必要とする。多層アクチュエータは単層アクチュエータよりも大きなフィードバック力を提供するという利点を有する。
【0003】
昇圧回路は、電池からの低い電圧をドライバ用のより高い電圧に変換するために使用されうる。昇圧コンバータでは、インダクタに蓄えられたエネルギが高電圧の電流パルスとしてキャパシタに供給される。
【0004】
図1は、知られている昇圧コンバータを含む回路の模式図である。例えば、米国特許第3,913,000号(Cardwell, Jr.)や米国特許第4,527,096 号(Kindlmann)参照。インダクタ11およびトランジスタ12は、サプライ13およびグランドの間に直列に接続されている。トランジスタ12がオンする(導通する)とインダクタ11に電流が流れ、インダクタによって生成される磁場にエネルギが蓄えられる。インダクタ11を流れる電流は、バッテリ電圧やインダクタンスや内部抵抗やトランジスタ12のオン抵抗に依存して早く増える。トランジスタ12がオフすると、トランジスタ12のオフ特性によって決定されるレートで磁場が崩壊する。崩壊のレートは非常に速く、磁場が増えるレートよりも一層速い。インダクタ11の両端電圧は磁場が崩壊するレートに比例する。100ボルト以上の電圧が可能である。したがって、昇圧コンバータによって、低電圧は高電圧に変換される。
【0005】
トランジスタ12がオフすると、ジャンクション15の電圧はキャパシタ14の電圧よりも相当高くなり、順方向にバイアスされたダイオード16に電流が流れる。各電流パルスはキャパシタ14を少しずつ充電し、キャパシタの電荷は徐々に増加する。ある時点で、キャパシタ14の電圧はサプライ電圧よりも高くなるであろう。ダイオード16は電流がキャパシタ14からサプライ13へ流れるのを防ぐ。キャパシタ14の電圧は、増幅器21のような他のコンポーネントへのサプライ電圧である。
【0006】
本明細書において使用される「サプライ」の語は、回路のための動作電力を提供することを意味する。これは「バイアス」の語とは対照的であり、「バイアス」の語は、制御またはオフセットを提供することを意味する。米国特許第4,660,177号(O'Conner)にもあるように、例えば電界効果トランジスタのゲートをバイアスするために昇圧回路を設けることはメモリの技術分野では良く知られている。
【0007】
増幅器21の出力は圧電アクチュエータ22と結合される。増幅器21への入力は、両方向運動のために交流電流信号を受信することができ、もしくは一方向運動のためにまたは相補的駆動(2つの増幅器が圧電アクチュエータ22の互いに逆の極性を有する端子に各極性についてひとつずつ結合される)の半分として直流電流信号を受信することができる。相補的駆動では、昇圧された電圧の絶対値は電池電圧の絶対値よりも大きい。相補的駆動では単一駆動の高電圧の半分を使用すればよい(または、その高電圧の2倍を提供できる)が、2つの昇圧コンバータが必要とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図1では、パルス幅変調器24として示されているトランジスタ12用のゲートドライバと、トランジスタ12と、増幅器21と、はそれぞれ別個の半導体デバイスである。ダイオード16は大抵スイッチングトランジスタ12と同じダイ上にある。この構成だとどうしても大きくなりかつ高価になる。
【0009】
したがって、圧電アクチュエータ用のシングルチップパワーサプライである電池駆動のドライバが必要とされる。ダイのサイズは大きくなりダイはより高価となるが、半導体のトータルのコストは低減されうる。複数のデバイスを効率を落とさずにまとめるという課題もある。今日の携帯型エレクトロニクスでは典型的である3ボルトの外部サプライ電圧(電池2つ)では、回路デザインが制限され、効率が落ちる。
【0010】
上記に鑑み、いくつかの半導体デバイスを使用する電池駆動のドライバと同じくらいに効率的な圧電アクチュエータ用のシングルチップドライバを提供することが本発明の目的である。
【0011】
本発明の別の目的は、圧電アクチュエータ用のドライバにおけるコンポーネント数を減らすことである。
【0012】
本発明のさらに別の目的は、低電圧外部サプライによって電力が供給されるドライバの効率を改善することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的は本発明によって達成される。本発明では、圧電アクチュエータ用のドライバは、単一の半導体デバイスとしてパッケージされる、好ましくは単一の半導体ダイの上に形成されるパルス幅変調器および出力増幅器を含む。ドライバは、好ましくはプログラム可能な利得を有する出力増幅器に電力を供給する第1の昇圧コンバータを含む。第1の昇圧コンバータのスイッチングトランジスタのゲートを駆動するための第2の増幅器は、第2の昇圧コンバータによって電力が供給される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
添付の図面と共に以下の詳細な説明を考慮することによって、本発明のより完全な理解が得られうる。
【0015】
【図1】従来技術にしたがって構成されたドライバであって圧電アクチュエータと結合されたドライバの模式図である。
【図2】それらのいずれか一方または両方が圧電アクチュエータを含むディスプレイおよびキーパッドを有する電子デバイスの斜視図である。
【図3】本発明にしたがって構成されたドライバであって圧電アクチュエータと結合されたドライバの模式図である。
【図4】本発明の好適な実施の形態にしたがって構成されたドライバであって圧電アクチュエータと結合されたドライバのより詳細な模式図である。
【図5】本発明の代替的な実施の形態にしたがって構成されたドライバであって圧電アクチュエータと結合されたドライバの模式図である。
【図6】本発明の代替的な実施の形態にしたがって構成された相補的な出力を有するドライバであって圧電アクチュエータと結合されたドライバの模式図である。
【図7】相補的な出力および単一の電圧サプライを有するドライバの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図2は、ディスプレイ26およびキーパッド27を含む電子デバイス25を示す。ディスプレイまたはキーパッドのいずれか一方もしくは両方は、キーまたはディスプレイの一部が少し押されたときに触覚フィードバックを提供するための圧電デバイス(不図示)を備えてもよい。フィードバックを提供するためのデバイスは周知である。上述の通り、そのようなデバイスは単層または多層でありえ、また一方向性または両方向性でありうる。
【0017】
図3は、圧電アクチュエータ用のドライバを示す。このドライバでは、スイッチングトランジスタのゲートを駆動するための回路はデバイスを制御するための増幅器と同じ半導体ダイの上に形成される。ダイ31は、パルス幅変調器33と、キャパシタ14からの高電圧によって電力が供給される増幅器34と、を含む。高電圧サプライから増幅器34に電力を供給することにより、入力36は外部サプライ電圧13よりも大きな電圧、例えば3ボルトよりも大きな電圧を受けることができる。
【0018】
増幅器34の出力は、デバイスを一方向的にまたは両方向的に(入力信号による)駆動する圧電アクチュエータ22と結合される。
【0019】
パルス幅変調器33は低電圧デバイスであり増幅器34は高電圧デバイスであるが、それら2つは半導体ウエハを処理する周知の技術によってダイ上で容易に互いに隔離されうる。
【0020】
本発明の別の態様によると、ダイ31は入力38および入力29と結合された少なくとも2つのパッド(不図示)を含む。増幅器34において少なくとも4(2)つのレベルの利得を提供するために、これらの入力はオプションで接地されてもよい。本発明のドライバが多数製造される場合、それらのパッドを接地するかしないかは内部的に行われてもよい。これにより、ピン数およびパッケージサイズを低減できる。少量生産ではパッドは外部のピンと結合されてもよく、この場合顧客は利得を所望の通りに設定できる。
【0021】
図4は、本発明の好適な実施の形態のブロック図である。その実施の形態では、スイッチングトランジスタはパルス幅変調器および増幅器と共にダイに含まれている。この実施の形態では、ダイ41は、そのダイ上でローカルサプライ電圧を生成するための内部昇圧コンバータ42を含む。昇圧コンバータ42は、それ自体は周知の容量性ポンプであることが好ましく、外部キャパシタ43にエネルギを蓄える。昇圧コンバータ42からの出力は、バッファ増幅器51に電力を供給するための、例えば5ボルトである。電池電圧であるVccよりも高い内部サプライ電圧を提供することによって、スイッチングトランジスタ52のゲートをより高い電圧で駆動することができる。これにより、高電圧昇圧コンバータの効率を高めることができる。
【0022】
抵抗55および抵抗56を含む電圧分割器はキャパシタ14と並列に結合され、キャパシタ14の電圧を制御するためのフィードバックを提供する。
【0023】
クロック44は発振器および分割器、またはカウンタ(不図示)を含んでもよく、パルス幅変調器46および昇圧コンバータ42と結合される。パルス幅変調器46および昇圧コンバータ42は、同じ周波数で動作しなくてもよい。
【0024】
パルス幅変調器46用には100kHzよりも高いクロックレートが好ましい。この周波数範囲のクロックレートを使用すると、物理的に小さくて安価なインダクタを使用することができる。電流はインダクタンスと共に増大し、周波数と共に減少する。昇圧コンバータ42へのクロック信号は、パルス幅変調器46へのクロック信号よりも低い周波数、例えば2分の1または4分の1の周波数を有することが好ましい。
【0025】
入力増幅器61および出力増幅器62は、キャパシタ14のサプライ電圧によって電力が供給される。増幅器62の出力63は圧電アクチュエータ22と結合される。入力64と出力63との間には2つ以上の増幅段が存在してもよい。増幅器61は、入力67および入力68と結合された少なくとも2つのパッド(不図示)を含むことが好ましい。図3の実施の形態と同様に、増幅器61において少なくとも4つのレベルの利得を提供するために、これらの入力はオプションで接地される。
【0026】
図5は、図4の実施の形態と2つの点で異なる、本発明の代替的な実施の形態のブロック図である。ダイ71は隔離ダイオード72を含み、増幅器74は内部昇圧コンバータ42によって電力が供給される。それ以外の点では、この実施の形態の動作は図4のものと同じである。
【0027】
図6では、圧電アクチュエータ22のいずれの側も接地されない。その代わり、そのアクチュエータは「フロート(floats)」しており、増幅器81の出力と増幅器82の出力との間に結合されている。増幅器82は、接地電位に対して正に帯電するキャパシタ14によって電力が供給される。増幅器81は、接地電位に対して負に帯電するキャパシタ84によって電力が供給される。キャパシタ82およびキャパシタ84の電圧の絶対値は、Vccの絶対値よりもかなり大きい。好ましくは、インダクタ11、圧電アクチュエータ22、キャパシタ85およびキャパシタ85のみが、単一の半導体ダイに含まれない部材である。
【0028】
2極性昇圧コンバータの動作は、米国特許第5,313,141号(Kimball)において開示されるものと非常に似ている。簡単に説明すると、トランジスタ86が導通している間、トランジスタ87はオンオフを繰り返し、それによってキャパシタ14に正のパルスが結合される。所定の時間が経過した後または所定のパルス数の後、状態は反転し、トランジスタ86がオンオフを繰り返す間トランジスタ87が導通する。これにより、負のパルスがキャパシタ84と結合される。ダイオード88は、電流がキャパシタ84からサプライまたはグランドに流れるのを妨げる。ダイオード89は、電流がキャパシタ14からサプライまたはグランドに流れるのを妨げる。
【0029】
キャパシタ14およびキャパシタ84に関連する時定数は、キャパシタの電圧が高く維持されるのに十分なほど長い。しかしながら、キャパシタの電圧は僅かに振動する。キャパシタが昇圧コンバータから充電パルスを受けていないときはキャパシタの電圧は減少するからである。昇圧パルスの極性は、トランジスタ86およびトランジスタ87のパルス周波数よりも低い周波数で変化する。例えばパルス周波数が500kHzよりも高い場合、数10kHzで極性が変化してもよく、その場合、キャパシタ14およびキャパシタ84の電圧は数パーセントの範囲内で一定となる。
【0030】
単一の半導体ダイを示す破線を含む他の図で示された本発明の側面は、図6では単純化のために省略される。これは、他の側面が図6にしたがう本発明の実施の形態の部分とはなり得ないことを意味するものではない。ゲート駆動増幅器93およびゲート駆動増幅器94をバイアスするための技術は示されていないが、それ自体は周知である。パルス幅変調器96はパルス幅変調信号を生成するのに加えて、トランジスタ86およびトランジスタ87のゲートを駆動するためのロジックを含む。
【0031】
図6の実施の形態は、圧電アクチュエータを+HVから−HVの範囲に亘って駆動できる。図7は、単一の電圧サプライを使用する本実施の形態の変形例を示す。図7の実施の形態は、圧電アクチュエータを+HVから0(ゼロ)の範囲に亘って駆動できる。これはひとつのトレードオフである。もうひとつのトレードオフは、図6の実施の形態ではダイ上で絶縁層分離(dielectric isolation、DI)構成が必要とされることである。これは、図7の実施の形態を作るのに必要とされるプロセスよりもより高価なプロセスである。
【0032】
このように本発明は、いくつかの半導体デバイスを使用する電池駆動のドライバと同じくらいに効率的な圧電アクチュエータ用のシングルチップドライバを提供する。これにより、圧電アクチュエータ用のドライバにおけるコンポーネント数が低減される。
【0033】
本発明を以上のように説明してきたが、本発明の範囲内で種々の変形例が可能であることは当業者には理解されるであろう。例えば、与えられた特定の数値は例示のみを目的とする。単一のパッケージにひとつ以上の半導体ダイが含まれてもよい。図4および図5の実施の形態において、プログラム可能な利得のためのパッドはひとつ以上の増幅器の間に分配されてもよい。内部昇圧コンバータ42(図4)は、ダイ31(図3)に追加されてもよい。より一般的に、本発明の態様が所定の組み合わせの下で説明されたが、これは他の組み合わせが本発明に含まれないことを示唆するものではない。単一のインダクタを使用した2極性昇圧コンバータが図6に示されているが、2つのインダクタを使用した別々の昇圧コンバータが代わりに使用されてもよい。インダクタ11は単純なコイルとして示されているが、より複雑な代替物、例えば単巻変圧器や1回以上の巻き数を有するトランス、もカバーすることが意図されている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
昇圧コンバータと、前記昇圧コンバータを制御するパルス幅変調器と、前記昇圧コンバータによって電力が供給される増幅器と、を含むドライバであって、前記パルス幅変調器および前記増幅器は単一の半導体デバイスとしてパッケージされることを特徴とするドライバ。
【請求項2】
前記パルス幅変調器および前記増幅器は単一の半導体ダイ上に形成される、請求項1に記載のドライバ。
【請求項3】
前記ダイは前記増幅器の利得を調整するためのプログラミングパッドを含む、請求項2に記載のドライバ。
【請求項4】
前記ドライバは前記昇圧コンバータによって電力が供給される第2の増幅器をさらに含み、前記ドライバは相補的な出力を有する、請求項2に記載のドライバ。
【請求項5】
前記単一の半導体デバイスのなかに第2の増幅器および第2の昇圧コンバータをさらに含み、前記第2の昇圧コンバータは前記第2の増幅器に電力を供給する、請求項1に記載のドライバ。
【請求項6】
前記昇圧コンバータはスイッチングトランジスタを含み、前記第2の増幅器は前記スイッチングトランジスタの制御電極に結合される、請求項5に記載のドライバ。
【請求項7】
ディスプレイとキーパッドとドライバとを有する電池駆動の電子デバイスにおいて、前記ディスプレイおよび前記キーパッドのうちの少なくとも一方は触覚フィードバック用の圧電アクチュエータを含み、前記ドライバは前記圧電アクチュエータと結合されると共に第1の昇圧コンバータと前記昇圧コンバータを制御するパルス幅変調器と前記昇圧コンバータによって電力が供給される出力増幅器とを含み、
前記ドライバはさらに、
前記パルス幅変調器を前記昇圧コンバータに結合させる第2の増幅器と、
前記第2の増幅器に電力を供給するための第2の昇圧コンバータと、を含むことを特徴とする電子デバイス。
【請求項8】
前記昇圧コンバータによって電力が供給される第2の出力増幅器をさらに含み、前記ドライバは前記圧電アクチュエータと結合された相補的な出力を有する、請求項7に記載の電子デバイス。
【請求項9】
前記出力増幅器は複数の増幅段を含み、その複数の増幅段のうちの少なくともひとつはプログラム可能な利得を有する、請求項7に記載の電子デバイス。
【請求項10】
前記出力増幅器は複数の増幅段を含み、その複数の増幅段のうちの少なくともひとつは前記第2の昇圧コンバータによって電力が供給される、請求項9に記載の電子デバイス。
【請求項11】
前記第1の昇圧コンバータは誘導性であり、前記第2の昇圧コンバータは容量性である、請求項7に記載の電子デバイス。
【請求項12】
前記第1の昇圧コンバータの出力電圧は前記第2の昇圧コンバータの出力電圧よりも大きい、請求項7に記載の電子デバイス。
【請求項13】
前記第1の昇圧コンバータの出力電圧の絶対値および前記第2の昇圧コンバータの出力電圧の絶対値はいずれも、前記電池電圧の絶対値よりも大きい、請求項7に記載の電子デバイス。
【請求項14】
前記パルス幅変調器および前記出力増幅器は単一の半導体デバイスとしてパッケージされる、請求項7に記載の電子デバイス。
【請求項15】
前記パルス幅変調器および前記出力増幅器は単一の半導体ダイ上に形成される、請求項7に記載の電子デバイス。
【請求項16】
前記ダイは前記増幅器の利得を調整するためのプログラミングパッドを含む、請求項15に記載の電子デバイス。
【請求項17】
前記単一の半導体デバイスは、前記パッドと結合されたプログラミングピンを含む、請求項16に記載の電子デバイス。
【請求項18】
前記単一の半導体デバイスのなかに第2の増幅器および第2の昇圧コンバータをさらに含み、前記第2の昇圧コンバータは前記第2の増幅器に電力を供給する、請求項7に記載の電子デバイス。
【請求項19】
前記昇圧コンバータはスイッチングトランジスタを含み、前記第2の増幅器は前記スイッチングトランジスタの制御電極に結合される、請求項18に記載の電子デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−155636(P2011−155636A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−258860(P2010−258860)
【出願日】平成22年11月19日(2010.11.19)
【出願人】(500105311)ワールド・プロパティーズ・インコーポレイテッド (23)
【Fターム(参考)】