説明

基板処理装置

【課題】ガス供給ユニットを均一に加熱すると共に、ガスの供給、置換、排気等の動作の切替え時間の短縮が可能な基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板26に処理ガスを供給し、基板に所定の処理を行う基板処理装置に於いて、容器本体9と該容器本体を上方から閉塞する蓋体11とからなる反応容器8と、基板を載置する基板載置部16と、基板を加熱する発熱部27と、前記反応容器の上方から処理ガスを供給するガス供給ユニット2とを具備し、前記蓋体の上面には凹部17が形成され、該凹部に前記ガス供給ユニットを収納し、該ガス供給ユニットと前記蓋体とを一体化した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置の製造工程の1つであるウェーハ等の被処理基板に酸化膜の生成、エッチング、薄膜の生成等所要の基板処理を行う基板処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
基板処理装置は反応容器、加熱装置等からなる反応炉を具備し、反応容器に基板を収納し、基板を加熱装置で所定温度に加熱し、処理ガスを反応容器内に供給して基板処理を行う。又、基板処理装置には、基板を1枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置と、所要枚数の基板を一度に処理するバッチ式の基板処理装置とがある。
【0003】
枚葉式の基板処理装置では、反応容器に形成された搬入搬出口より基板載置部に基板(ウェーハ)が水平に載置され、基板は加熱装置により加熱されると共に、処理ガスが反応容器内に供給されることで、基板は基板載置部に載置された状態で処理がなされる様になっている。
【0004】
従来の反応炉では、反応炉から離れた場所で隔離された集積ユニット内にガス供給切替えのバルブを配置し、供給を行っていたが、この場合、前記集積ユニットから前記反応炉迄の距離が長くなり、処理ガスの供給、排気、置換等の繰返し動作に時間が掛ると共に動作が安定しないという問題があった。
【0005】
上記問題を解決する為、近年高集積化が進み、図3に示される様な、反応炉1の近傍にガス供給ユニット2を配置すると共に、該ガス供給ユニット2を供給配管3を介して前記反応炉1に接続し、Metal系の液体原料を気化させ、前記ガス供給ユニット2、前記供給配管3を介して前記反応炉1に供給することが一般に行われている。
【0006】
前記ガス供給ユニット2は、主にエアバルブ4、流量制御器(MFC)5、圧力計等から構成され、前記エアバルブ4と前記MFC5との間は、前記供給配管3によって接続されている。
【0007】
又、前記ガス供給ユニット2には、前記供給配管3内のガスを排気するVENT管6が接続されると共に、前記反応炉1の上面、及び前記ガス供給ユニット2、前記供給配管3、前記VENT管6の全周にはブロックヒータ7が設けられ、前記反応炉1の、前記ガス供給ユニット2、前記供給配管3、前記VENT管6はそれぞれ前記ブロックヒータ7によって加熱される様になっている。
【0008】
Metal系の液体原料を前記反応炉1に供給する際には、ガスを安定に供給する必要があり、前記ガス供給ユニット2、前記供給配管3、前記VENT管6を均一に加熱することや、成膜処理に於けるALD処理やCVD処理等ガスの供給、置換、排気動作が繰返される処理を行う場合に、ガスの供給、置換、排気動作が安定して切替えられること等が必須条件となっている。
【0009】
然し乍ら、前記供給配管3内のガスの供給、置換、排気動作の切替えに要する時間の短縮の為、前記供給配管3を短縮し、前記反応炉1直上の空間に前記ガス供給ユニット2を固定する場合、加熱用の前記ブロックヒータ7が前記反応炉1、前記ガス供給ユニット2、前記供給配管3、前記VENT管6にそれぞれ設けられている為、前記反応炉1加熱用のブロックヒータ7が前記供給配管3に干渉し、供給ガスの温度にばらつきが生じるという問題があった。
【0010】
尚、液体流量調節器と気化器を有し、キャリアガスを反応室に導入する液体材料気化ユニットが反応室の近傍に設けられている半導体装置の製造装置として、特許文献1に示されるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2000−133644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は斯かる実情に鑑み、ガス供給ユニットを均一に加熱すると共に、ガスの供給、置換、排気等の動作の切替え時間の短縮が可能な基板処理装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、基板に処理ガスを供給し、基板に所定の処理を行う基板処理装置に於いて、容器本体と該容器本体を上方から閉塞する蓋体とからなる反応容器と、基板を載置する基板載置部と、基板を加熱する発熱部と、前記反応容器の上方から処理ガスを供給するガス供給ユニットとを具備し、前記蓋体の上面には凹部が形成され、該凹部に前記ガス供給ユニットを収納し、該ガス供給ユニットと前記蓋体とを一体化した基板処理装置に係るものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、基板に処理ガスを供給し、基板に所定の処理を行う基板処理装置に於いて、容器本体と該容器本体を上方から閉塞する蓋体とからなる反応容器と、基板を載置する基板載置部と、基板を加熱する発熱部と、前記反応容器の上方から処理ガスを供給するガス供給ユニットとを具備し、前記蓋体の上面には凹部が形成され、該凹部に前記ガス供給ユニットを収納し、該ガス供給ユニットと前記蓋体とを一体化したので、前記ガス供給ユニットから前記反応容器に処理ガスが供給される迄の距離が短縮され、ガスの供給、置換、排気等の動作の切替えに要する時間を短縮でき、更に前記ガス供給ユニット全体を均一に加熱することができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に於ける反応炉の概略立断面図である。
【図2】本発明に於ける集積ユニットの分解斜視図である。
【図3】従来の反応炉と集積ユニットの配置を示す概略説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
【0017】
図1に於いて、本実施例の基板処理装置について説明する。尚、図1中、図3と同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
【0018】
図1は、基板処理装置の内、一度に一枚或は数枚の基板を処理する枚葉式の基板処理装置の反応炉1部分を示している。
【0019】
反応容器8は、容器本体9と蝶番12を介して連結された蓋体11によって構成され、前記蓋体11は前記蝶番12を中心に上方に回転可能であると共に、前記容器本体9を気密に閉塞する。又、前記蓋体11にはガス分散板14が天井面との間にガス溜り13を形成する様に設けられ、前記ガス分散板14と前記容器本体9との間で処理空間15が形成される。該処理空間15には昇降可能且つ回転可能な基板載置部16が収納され、前記蓋体11の天井面とは反対側の面、即ち該蓋体11の上面には凹部17が形成されている。
【0020】
該凹部17にはガス供給ユニット2が収納され、該ガス供給ユニット2は複数の供給配管3、複数のエアバルブ4、例えば該複数のエアバルブ4にそれぞれ一体的に組込まれた流量制御器(MFC)5(図3参照)、流路部18、座板19及び図示しないVENT管6を有し、前記流路部18には前記供給配管3と前記エアバルブ4、該エアバルブ4,4を接続する流路が形成されている。
【0021】
又、前記蓋体11の肉厚部には、前記凹部17に開口すると共に下面に開口するガス導入管21aがL字状に形成され、前記容器本体9の肉厚部にはガス導入管21bが上面及び下面に開口する様に穿設され、前記ガス導入管21aと前記ガス導入管21bは紙面と垂直に複数設けられている。前記ガス導入管21aの前記凹部17側の先端には管継手22が設けられ、前記ガス導入管21bの前記容器本体9の下面側の先端には図示しないガス供給源が接続されており、前記ガス導入管21aと前記ガス導入管21bの接続面は、Oリング等の密閉部材23によって気密にシールされ、前記ガス導入管21aと前記ガス導入管21bは気密な状態で連通する様になっている。
【0022】
前記ガス導入管21aは前記管継手22を介して前記供給配管3と接続可能であり、該供給配管3は前記流路部18、前記エアバルブ4に接続され、前記反応炉1の外部の図示しないガス供給源よりガス導入管21、前記供給配管3、前記流路部18を通って前記エアバルブ4にガスが供給される様になっている。該エアバルブ4は後述する制御部24に電気的に接続され、前記エアバルブ4に供給される処理ガスの流量を検知して前記制御部24にフィードバックし、該制御部24からの命令により処理ガスの流量を調節する機能を有している。
【0023】
又、前記座板19には前記反応容器8内に処理ガスを供給する前記供給配管3と連通するガス導入孔25が穿設されており、前記蓋体11は前記ガス供給ユニット2を避ける様孔が穿設されたブロックヒータ7によって上面が覆われる様になっている。
【0024】
前記基板載置部16は上面にウェーハ等の処理される基板26が載置され、前記基板載置部16の内部には抵抗発熱体等の発熱部27が設けられ、又前記基板載置部16に対して相対的に昇降する基板押上げ部28が設けられ、該基板押上げ部28は前記発熱部27、前記基板載置部16の基板載置台29を貫通する押上げピン31を有している。
【0025】
前記ガス分散板14は多数のガス分散孔32が穿設されており、前記ガス溜り13にはガス供給孔33が連通し、該ガス供給孔33は前記ガス供給ユニット2及び前記ガス導入管21に連通し、図示しないガス供給源よりガスが供給される。供給されたガスは、前記ガス溜り13から前記ガス分散孔32より分散され、前記容器本体9内に均等に導入される様になっている。尚、前記ガス溜り13には図示しない炉内温度検出器が設けられており、該炉内温度検出器は前記反応容器8内に供給される処理ガスの温度を検出し、検出結果を前記制御部24にフィードバックする機能を有している。
【0026】
又、該容器本体9には排気系34が連通し、該排気系34は図示しない真空ポンプ等を具備する排気装置に接続されている。前記排気系34には図示しない圧力検出器が設けられ、該圧力検出器は前記反応容器8内の圧力を検出し、前記制御部24にフィードバックする機能を有している。尚、前記排気系34は、前記ガス導入管21bと干渉しない位置に設けられている。
【0027】
前記基板載置部16には、前記基板載置台29の温度を検出する図示しない基板温度検出器が設けられており、該基板温度検出器は前記基板載置台29の温度、即ち基板26の温度を検出し、検出結果を前記制御部24にフィードバックする機能を有している。
【0028】
該制御部24は、前記エアバルブ4、前記ブロックヒータ7、前記発熱部27、前記排気系34と電気的に接続されており、前記エアバルブ4、前記炉内温度検出器、前記基板温度検出器、前記圧力検出器からの検出結果に従って各機構を制御する様になっている。
【0029】
前記容器本体9には基板搬入出口35が設けられ、該基板搬入出口35はゲート弁36によって開閉され、前記基板搬入出口35を通して、図示しない基板搬送機構が前記基板載置台29に基板26を載置、払出しする様になっている。尚、前記基板載置部16の支持部37が前記容器本体9を貫通する部分は、ベローズ38によってシールされている。
【0030】
次に、図2に於いて、前記ガス供給ユニット2の詳細について説明する。
【0031】
該ガス供給ユニット2は、前記エアバルブ4、前記供給配管3、前記エアバルブ4に一体的に組込まれた図示しない前記MFC5、前記VENT管6、前記流路部18、前記座板19によって構成され、該座板19、前記流路部18、前記エアバルブ4を積層することで前記ガス供給ユニット2を集積ユニット化している。
【0032】
前記流路部18は複数の流路ブロック39から構成され、該流路ブロック39には流路のみが形成されたもの、或は直管やL字管等形状や長さが異なる前記供給配管3が固着されたもの等、様々な種類のものがあり、複数個の前記流路ブロック39を組合わせることで、所望の流路を有する流路部18が形成できる様になっている。又、前記VENT管6には図示しない真空ポンプ等の排気装置が設けられており、該排気装置を作動させることで流路内のガスを排気することができる。
【0033】
前記ガス供給ユニット2を組立てる際には、先ず複数(例えば基板処理に使用する処理ガスの数と前記VENT管6に接続されるものを加えた数)の前記エアバルブ4を用意する。
【0034】
次に、基板処理に使用される各ガス供給源に接続された前記ガス導入管21と前記供給配管3が設けられた前記流路ブロック39を接続する。該供給配管3は、先端に螺子部40が形成され、前記ガス導入管21aの管継手22を前記螺子部40に螺着し、前記管継手22を介して前記供給配管3と前記ガス導入管21が連通される。
【0035】
その後、前記ガス導入管21と接続された前記流路ブロック39の流路を前記エアバルブ4に接続することで、前記ガス導入管21と前記流路ブロック39の流路が連通すると共に、図示しないガス供給源から供給されるガスの流量が前記エアバルブ4によって制御される。
【0036】
他の前記ガス導入管21に対しても、上記と同様の作業を行い、基板処理に於いて使用されるガスの流量が全て前記エアバルブ4及び前記MFC5によって制御できる様にする。その後、単一のガスとして使用する場合は他のガスと混合しない様に流路を形成し、混合ガスを使用する場合は複数の流路が合流する様に流路を形成する等、用途に合わせて前記流路ブロック39を組合わせ、所望の流路を形成する。
【0037】
尚、前記ガス導入孔25に対応する部位に載置される前記流路ブロック39は下向きに開口した流路を有し、該流路と前記ガス導入孔25が連通する様、前記座板19上に前記流路部18と前記エアバルブ4を載置することで、前記ガス供給ユニット2の組立が完了する。
【0038】
該ガス供給ユニット2の組立完了後は、該ガス供給ユニット2を前記凹部17に収納し、前記ガス導入孔25と前記蓋体11に形成された前記ガス供給孔33が連通する様に位置決めし、位置決め後に前記座板19の四隅に穿設された螺子孔41を介して、ボルト等の固着具により前記座板19と前記蓋体11を固定する。
【0039】
尚、前記ガス導入孔25と前記ガス供給孔33の周縁部には図示しないOリング等の密閉部材が設けられており、前記座板19に前記流路部18を載置し、前記ガス供給ユニット2を前記凹部17に収納することで、前記流路部18の流路と前記ガス導入孔25と前記ガス供給孔33が気密に連通する様になっている。
【0040】
尚、前記ガス供給ユニット2は、前記ガス導入孔25と前記ガス供給孔33の周縁部に密閉部材を設け、集積することで前記ガス溜り13と前記ガス供給ユニット2を連通させるのではなく、前記流路ブロック39に前記座板19と前記蓋体11の厚さよりも長い前記供給配管3を接続し、該供給配管3が前記ガス導入孔25と前記ガス供給孔33を貫通する様にしてもよい。
【0041】
次に、基板26の処理について説明する。
【0042】
前記反応容器8内が真空状態で、図示しない基板搬送機構が前記基板搬入出口35を通して基板26を前記基板載置台29に載置する。
【0043】
基板26の前記基板載置台29への載置は、前記基板載置部16が降下することで、前記押上げピン31が突出し、前記基板搬送機構は前記押上げピン31に基板26を載置する。前記基板搬送機構が退出した状態で、前記基板載置部16が上昇し、基板26が前記基板載置台29に載置される。基板26が載置された状態で、前記基板載置部16が低速回転され、該基板載置部16の回転により基板処理の円周方向の均一性が向上する。
【0044】
前記ゲート弁36が前記基板搬入出口35を気密に閉塞し、図示しないガス供給源より、前記ガス供給ユニット2を介して前記ガス供給孔33から窒素ガス等の不活性ガスが供給され、前記反応炉1内をパージし、前記排気系34より排気される。該反応炉1内は前記制御部24が前記エアバルブ4及び前記排気系34を制御することで所定の圧力に調整され、又前記発熱部27を制御することで基板26が所定温度に加熱される。
【0045】
該基板26が所定温度に加熱された状態で、前記ガス供給ユニット2により不活性ガスから酸素等、基板処理に応じた処理ガスに切替えられ、前記ブロックヒータ7により所定の温度に加熱された上で前記ガス供給ユニット2より前記ガス供給孔33に供給される。
【0046】
処理ガスは、基板処理の内容に応じ、単一ガスの場合もあり、又異なる種類のガスが供給される場合もある。異なる種類のガスが供給される場合の供給方法としては、予め前記ガス供給ユニット2内で所定の比率に混合した混合ガスを前記ガス供給孔33に供給する方法や、所定の流量比に制御したガスを個々に前記ガス供給孔33へ供給する方法等がある。
【0047】
この時、処理ガスとしては、窒素ガス、酸素ガス、水素ガス、水蒸気、NH3 の単一ガス、或は2種の混合ガスが用いられる。
【0048】
所定時間が経過し、基板処理が完了すると、処理ガスの供給を停止し、前記排気系34より排気することで前記反応容器8内を真空引し、更に前記ブロックヒータ7及び前記発熱部27による加熱を停止し、基板26を所定温度迄降温させる。
【0049】
その後、前記基板載置部16が降下し、前記基板搬入出口35より図示しない基板搬送機構が基板26を前記反応炉1の外部へ払出す。
【0050】
上記の処理が繰返されることで、基板26が処理される。
【0051】
上述の様に、前記ガス供給ユニット2を前記凹部17に埋込み、前記蓋体11と一体化させたので、前記供給配管3の長さを短縮することによる省スペース化を図ると共に、処理ガスの流量を調節する前記エアバルブ4から前記反応炉1に処理ガスを供給する前記ガス供給孔33迄の距離を短縮することにより前記供給配管3内の容積を減少させ、ガス供給、置換、排気等の繰返し動作の切替えに要する時間の短縮を図ることができ、更に安定した繰返し動作を行うことができる。
【0052】
又、前記ブロックヒータ7を前記蓋体11上に設けるだけで、前記ガス供給ユニット2全体を加熱することができるので、前記反応炉1、前記ガス供給ユニット2、前記供給配管3、前記VENT管6のそれぞれに前記ブロックヒータ7を設ける必要がなく、コストの削減が図れると共に、複雑なゾーン分割による温度制御を行うことなく前記反応炉1に供給される処理ガスの均一加熱を実行することができる。
【0053】
(付記)
又、本発明は以下の実施の態様を含む。
【0054】
(付記1)基板に処理ガスを供給し、基板に所定の処理を行う基板処理装置に於いて、容器本体と該容器本体を上方から閉塞する蓋体とからなる反応容器と、基板を載置する基板載置部と、基板を加熱する発熱部と、前記反応容器の上方から処理ガスを供給するガス供給ユニットとを具備し、前記蓋体の上面には凹部が形成され、該凹部に前記ガス供給ユニットを収納し、該ガス供給ユニットと前記蓋体とを一体化したことを特徴とする基板処理装置。
【0055】
(付記2)前記ガス供給ユニットは流路部を有し、該流路部は複数の流路ブロックにより構成される付記1の基板処理装置。
【符号の説明】
【0056】
1 反応炉
2 ガス供給ユニット
3 供給配管
4 エアバルブ
6 VENT管
7 ブロックヒータ
8 反応容器
9 容器本体
11 蓋体
17 凹部
18 流路部
19 座板
21 ガス導入管
26 基板
39 流路ブロック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板に処理ガスを供給し、基板に所定の処理を行う基板処理装置に於いて、容器本体と該容器本体を上方から閉塞する蓋体とからなる反応容器と、基板を載置する基板載置部と、基板を加熱する発熱部と、前記反応容器の上方から処理ガスを供給するガス供給ユニットとを具備し、前記蓋体の上面には凹部が形成され、該凹部に前記ガス供給ユニットを収納し、該ガス供給ユニットと前記蓋体とを一体化したことを特徴とする基板処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−60812(P2011−60812A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−205667(P2009−205667)
【出願日】平成21年9月7日(2009.9.7)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】