説明

尿酸値を調節するための化合物、組成物及び方法

血中尿酸値の抑制に有用な化合物、それを含有する製剤及びそれを調製及び使用する方法が、本明細書に記載される。幾つかの実施形態において、本明細書に記載の化合物は、尿酸の異常値に関連した疾患の治療又は予防に使用される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

〔式中、
は、孤立電子対、H、Br、Cl、Br、I、NH、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、場合により置換されていてもよいメチル、場合により置換されていてもよいエチル、場合により置換されていてもよいn−プロピル、場合により置換されていてもよいi−プロピル、CF、CHF又はCHFであり、
は、
【化2】

であり、この式において、
4a及びR4bそれぞれは、独立して、H、F、Cl、Br、CH、CF、CFH、CFH、エチル、i−プロピル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メトキシ、OH、OCF、NH、及びNHCHから選択されるか、又は
4a及びR4bは、これらを結合している炭素原子と一緒になって、それぞれ独立してO、S及びNから選択される1〜3個のヘテロ原子を場合により含有していてもよい5員又は6員飽和、不飽和又は芳香族環を形成し、
4c及びR4dそれぞれは、独立して、H、F、Cl、Br、CH、CF、CFH、CFH、エチル、i−プロピル、tert−ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メトキシ、OH、OCF、NH、及びNHCHから選択され、
は、H、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル又はCNであり、
は、−X−CR5a5b−(CR6a6b−C(O)−O−Rであり、この式において、
Xは、S又はOであり、
5a、R5b、R6a及びR6bそれぞれは、独立して、H、F、Cl、Br、CH及びCFから選択され、
nは、0又は1であり、及び
は、H、製薬学的に許容される陽イオン、置換又は非置換(C1−6)アルキル、置換又は非置換アリール、置換又は非置換ヘテロアリール、又はプロドラッグ部分であり、
Arは、それぞれ独立してO、N及びSから選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する5員芳香族複素環であり、
並びに式中の基R、R及びRは、互いに直接に隣り合っている〕
の化合物。
【請求項2】
Arが、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール、オキサゾール、チアゾール、イソオキサゾール、イソチアゾール、オキサジアゾール又はチアジアゾールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Arが、式(II−A)、(II−B)、(II−C)又は(II−D)のピロールであるか、あるいは、
Arが、式(IV−A)、(IV−B)、(IV−C)、(IV−D)又は(IV−E)のピラゾール又はイミダゾールであるか、あるいは
Arが、式(V−A)又は(V−B)のトリアゾールであるか、あるいは
Arが、式(VI)のテトラゾールであるか、
【化3】

あるいはこれらの互変異性体である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Arが、式(VII−A)、(VII−B)、(VII−C)又は(VII−D)のオキサゾール、チアゾール、イソオキサゾール又はイソチアゾールであるか、あるいは、
が、Hであり及びArが、式(VIII−A)、(VIII−B)、(VIII−C)、(VIII−D)、(VIII−E)、(VIII−F)、(VIII−G)、(VIII−H)、(VIII−I)、(VIII−J)、(VIII−K)又は(VIII−L)のオキサゾール、チアゾール、イソオキサゾール又はイソチアゾールであるか、あるいは、
が、Hであり及びArが、式(IX−A)、(IX−B)、(IX−C)、(IX−D)、(IX−E)又は(IX−F)のオキサジアゾール又はチアジアゾールであるか、
【化4】

あるいはこれらの互変異性体である、請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
が、
【化5】

である、請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
4a及びR4bが、これらを結合している炭素原子と一緒になって、それぞれ独立してO、S及びNから選択される1〜3個のヘテロ原子を場合により含有していてもよい5員又は6員飽和、不飽和又は芳香族環を形成する、請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
が、
【化6】

である、請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
が、シクロプロピル又はCNである、請求項2に記載の化合物。
【請求項9】
XがOである、請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
nが0である、請求項2に記載の化合物。
【請求項11】
5aがHであり、及びR5bがHである、請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
nが0であり、R5aがHであり、及びR5bがHである、請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
nが0であり、R5aがFであり、及びR5bがFである、請求項2に記載の化合物。
【請求項14】
がHである、請求項2に記載の化合物。
【請求項15】
が製薬学的に許容される陽イオンである、請求項2に記載の化合物。
【請求項16】
被験者に、尿酸値低下量の式(I)の化合物あるいはその代謝産物、製薬学的に許容される塩、溶媒和物、多形体、エステル、互変異性体又はプロドラッグを投与することを含む、被験者の1つ又はそれ以上の組織又は器官の尿酸値を低下させる方法。
【請求項17】
前記被験者が、1つ又はそれ以上の組織又は器官において異常に高い尿酸量を特徴とする疾患を有する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記疾患が、尿酸の過剰産生、尿酸の排泄低下、腫瘍溶解、血液疾患、又はこれらの組み合わせを特徴とする、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記組織又は器官が、血液、血清又は血漿である、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記尿酸値が、前記被験者の1つ又はそれ以上の組織又は器官において少なくとも約10%〜少なくとも約50%低下する、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記尿酸値の抑制が、高血圧症又は心臓血管イベントの抑制をもたらす、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
被験者に、式(I)の化合物あるいはその代謝産物、製薬学的に許容される塩、溶媒和物、多形体、エステル、互変異性体又はプロドラッグを投与することを含む、
a)被験者において尿酸産生を抑制するか、尿酸排出を高めるか又はその両方を行なう、又は
b)被験者の高尿酸血症を治療又は予防する、又は
c)組織又は器官の異常尿酸値を特徴とする病気を患う被験者を治療する、又は
d)組織の異常尿酸値を特徴とする病気を発症する危険性が高い被験者において前記病気を予防する、又は
e)ヒポキサンチン・グアニン・ホスホリボシルトランスフェラーゼ(HPRT)欠損症を治療する、又は
f)被験者において複数の痛風結節/1つの痛風結節の形成を予防するか又は複数の痛風結節/1つの痛風結節の大きさを縮小させる、
方法。
【請求項23】
前記方法が、痛風、再発性痛風発作、痛風性関節炎、高尿酸血症、高血圧症、心臓血管疾患、冠状動脈性心疾患、レッシュ・ナイハン症候群、ケリー・シーグミラー症候群、腎疾患、腎臓結石、腎不全、関節の炎症、関節炎、尿路結石症、鉛中毒、副甲状腺機能亢進症、乾癬又はサルコイドーシスから選択される病気を治療するためのものである、前記請求項のいずれかに記載の方法。
【請求項24】
前記病気が痛風である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記病気が関節の炎症である、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
さらに、前記病気の治療に有効な薬剤を投与することを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記薬剤が、組織の尿酸値を抑制するのに有効である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記薬剤が、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、コルヒチン、コルチコステロイド、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、プロベネシド、スルフィンピラゾン、フェブキソスタット又はアロプリノールである、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記薬剤がアロプリノールである、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記薬剤がフェブキソスタットである、請求項26に記載の方法。
【請求項31】
医薬組成物であって、
i)式(I)の化合物あるいはその代謝産物、製薬学的に許容される塩、溶媒和物、多形体、エステル、互変異性体又はプロドラッグ、
ii)アロプリノール、及び
iii)場合により1つ又はそれ以上の製薬学的に許容される担体
を含有してなる、医薬組成物。
【請求項32】
医薬組成物であって、
i)式(I)の化合物あるいはその代謝産物、製薬学的に許容される塩、溶媒和物、多形体、エステル、互変異性体又はプロドラッグ、
ii)フェブキソスタット、及び
iii)場合により1つ又はそれ以上の製薬学的に許容される担体
を含有してなる、医薬組成物。
【請求項33】
医薬組成物であって、
i)式(I)の化合物あるいはその代謝産物、製薬学的に許容される塩、溶媒和物、多形体、エステル、互変異性体又はプロドラッグ、
ii)非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、イブプロフェン、ナプロキセン、コルヒチン、プロベネシド、降圧薬、抗癌剤、及びスルフィンピラゾンからなる群から選択される少なくとも1つの薬剤、及び
iii)場合により1つ又はそれ以上の製薬学的に許容される担体
を含有してなる、医薬組成物。

【公表番号】特表2012−527475(P2012−527475A)
【公表日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512030(P2012−512030)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/035573
【国際公開番号】WO2010/135530
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(509097389)アルディア バイオサイエンス,インク. (5)
【Fターム(参考)】