説明

振動発生装置および前記装置を搭載した電子機器

【課題】 小型の装置にも搭載することができ、多彩な振動を発生させることができる振動発生装置を提供する。
【解決手段】 ケース1内には、モータ2が回転軸5を突出させた状態で収納されている。回転軸5には、錘12と弾性部材が設けられている。弾性部材は、回転軸5とともにケース1に固定されているねじりコイルバネ16である。ねじりコイルバネ16は、その一部が回転軸5に巻回されており、前記ねじりコイルバネ16の一端が前記軸14に係止され、他端が前記係止突起15に係止されている。回転軸5を往復回転させて錘12を往復運動させると、錘12の反転動作時に生じる衝撃でケース1を振動させることができる。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯機器などに搭載して携帯機器のケースを振動させる振動発生装置に係り、特に振動に変化を与えることができる振動発生装置及び前記装置を搭載した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビゲーム用などに使用されるコントローラには、ケース内に振動を発生させる振動発生装置が設けられている。この種の振動発生装置を搭載してゲームの状況に応じてケースを振動させて操作者に前記振動による感触を与えることでゲームの臨場感をより高められるようになっている。
【0003】この種の振動発生装置は、ブラシ付きのDCモータやコアレスモータの回転軸に偏心運動させるための錘(分銅)が取り付けられており、この錘を回転させて得られる遠心力でモータを振動させ、ケースを振動させるものである。例えば、テレビゲーム機器に使用されるコントローラでは、ケース内に大小2種類の振動発生装置を搭載することで、振動の大きさを変えることができる。
【0004】また、その他の振動発生装置としてソレノイド方式のものがあり、これはコイルに電流を流すことで生じる磁界により鉄製の芯材を軸方向に往復運動させることで振動を発生させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した従来の錘を用いた振動発生装置では、大小の装置を搭載することで異なる種類の振動を発生できるものの、めりはりのない単調な振動しか得ることができず、ゲーム機器として使用した場合に前記振動を利用できるゲームの種類が限定される。またソレノイド方式では、大電流が必要で、しかも小型化を図ることができない。
【0006】また、携帯電話の画面をカラー化したものが普及しつつあり、さらに携帯電話内にゲームソフトを組み込んだものも市販されている。しかし、携帯電話は非常に小型で実装密度が高いため、ゲーム用途として複数の振動発生装置を搭載することが困難である。
【0007】本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、低消費電力で且つ小型のケース内にも搭載でき、さらに多彩な振動を発生させることができる振動発生装置及び前記装置を搭載した電子機器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケース内に支持されるモータと、前記モータの回転軸を往復動作させる制御部とが設けられており、前記回転軸の往復動作により、前記モータから前記ケースへ振動が与えられることを特徴とするものである。
【0009】例えば、前記回転軸とケースとの間を連結する弾性部材が設けられており、前記回転軸が一方向へ回動した後、他方向へ回動する際に、前記弾性部材による復帰力が前記回転軸に作用する構成にできる。また前記モータの回転軸と前記ケースとを結ぶ弾性部材が設けられており、前記回転軸の動力が前記弾性部材を介して前記ケースに伝達されて、前記ケースに振動が伝達される構成であってもよい。
【0010】また、前記回転軸に、回転中心に対して質量が偏って分布する錘が取り付けられていることが好ましい。また前記回転軸の少なくとも一部が、回転中心に対して質量が偏って分布する形状であってもよい。
【0011】また前記モータはステッピングモータであることが好ましい。また、前記制御部によって前記ステッピングモータへ与えられる駆動パルスが制御され、前記振動の周波数が可変可能とされていてもよい。また前記制御部によって前記ステッピングモータへ与えられる駆動パルスが制御され、前記振動の振幅が可変可能とされていてもよい。
【0012】上記発明では、モータを往復運動させたときに、反転動作時に生じる衝撃で振動または減衰振動を得ることができる。またこの場合にステッピングモータを使用すると、他の種類のモータよりも振動的な動きで、しかも駆動周波数を変えるだけで簡単に回転数を変化させることができるため、多彩な振動が得られる。またステッピングモータは、始動や停止に対する応答性に優れるので振動にメリハリを与えることができる。さらに、多彩な振動モードを得るために複数の振動発生装置を設ける必要がないので、携帯電話などの小さな携帯端末のケース内にも搭載可能である。
【0013】また本発明の電子機器は、前記振動発生装置が設けられているものであり、例えば携帯電話、PHS(personal handyphone system)、ページャー、PDA(personal digital assistant)、ノートPC、マウスなどのポインティングデバイス、キーボード、おもちゃなどを挙げることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の振動発生装置の第1の実施の形態を示す斜視図、図2は側面図、図3は図2R>2の3−3線での切断断面図である。また図15は本発明の振動発生装置が搭載された電子機器の概略を示すブロック図である。
【0015】この振動発生装置10では、ケース1にモータ2が設けられている。ケース1は、合成樹脂で四角箱型に成形され、一側面の全体が開放した開口1aが形成され、さらにケース1の上面1bには前記開口1aの上縁中央部分から四角形状の切欠部1cが形成されている。ただし、以下では、ケース1が簡略化された小型のものを例示しているが、前記ケース1がゲームコントローラや携帯電話等を構成するケース全体であってもよい。
【0016】モータ2は、パルス駆動可能なステッピングモータであり、ひとつの駆動パルスに対して一定の角度だけ回転するモータである。モータ2の上面中央には軸受4が設けられており、この軸受4に回転軸5の先端が上方へ突出した状態で回転自在に支持されている。また前記モータ2の側面には、ゴム製で帯状に形成された緩衝部材6が巻かれており、前記モータ2を前記ケース1の開口1aから挿入したときに、前記緩衝部材6がモータ2の側面とケース1の内側面1dとの隙間に配設されて、前記モータ2が前記ケース1内に確実に保持される。ただし、モータ2をケース1に固定する際に同時に接着剤やねじを用いてもよい。なお、前記緩衝部材6を介在させることで、モータ2が駆動したときの高周波数なノイズを除去することができる。
【0017】前記モータ2の回転軸5には、錘12が偏心した状態で設けられている。また回転軸5には、前記錘12と前記ケース1の上面1bとの間に、錘12と同一方向に延びるアーム13が固定されており、前記アーム13と前記錘12との間の外縁において、双方を接合する軸14が一体に設けられている。また前記ケース1の上面1bには、前記回転軸5を挟んで軸14と対向する位置に係止突起15が形成されている。
【0018】前記回転軸5の周囲には、弾性部材としてのねじりコイルバネ16が設けられている。このねじりコイルバネ16は回転軸5の周囲に巻回されて支持されており、前記ねじりコイルバネ16の一端が前記軸14に係止され、他端が前記係止突起15に係止されている。図3に示す状態は、前記ねじりコイルバネ16が中立状態にある場合であって、回転軸5と軸14と係止突起15とが互いに平行で且つ直線上に位置するように組み込まれている。
【0019】前記振動発生装置10では、前記モータ2を図3に示す紙面時計回り方向と反時計回り方向に往復運動させると、A方向からB方向への反転動作時またはB方向からA方向への反転動作時に衝撃が発生し、前記衝撃でケース1を振動させることができる。また一方向へ始動して停止したときの減衰運動によりケース1を振動させることができる。
【0020】ここで使用されるモータ2は、従来から使用されているDCモータを用いて回転軸を往復動作させてもよいが、特にステッピングモータを使用して往復動作させると周波数(駆動パルス)を変えるだけで回転速度を容易に制御できる。その結果、振動の周波数を変化させることができるので、多彩な振動をケースに与えることができる。またステッピングモータを使用すると、始動や停止に対する応答性に優れるので、振動にめりはりを与えることができる。
【0021】なお、前記振動発生装置10では、モータ2として、例えば2相励磁方式のステッピングモータを使用することができる。この方式のモータは、2つの相を一度に励磁するものであり、NとSに着磁されたロータマグネットの組立体が固定された回転軸が回転自在に支持されており、前記ロータマグネットの組立体の周囲にステータコイルの組立体が配置される構造である。このような2相励磁方式のモータを組み込むことで、1相励磁よりも大きな駆動トルクを得ることが可能になる。
【0022】前記振動発生装置10は、図15に示すように、制御部11を有し、この制御部11にモータ2がモータドライバ2aを介して接続されている。この制御部11では、前記モータ2に与える駆動パルスを制御しており、この駆動パルスによって振動の周波数を変化させたり、または振動の振幅を変化させることができる。
【0023】また前記振動発生装置10は、前記制御部11に操作部150を接続することで電子機器200として使用できる。ただし、電子機器150には必ずしも操作部150が設けられている必要はない。なお、前記制御部11には、さらに液晶パネルなどの表示部やサウンドの出力装置が設けられていてもよい。前記操作部150から前記制御部11に操作信号を与えることで、前記振動発生装置10のモータ2を駆動させてケースを振動させることができる。このような電子機器200としては、携帯電話、PHS、ページャー、PDA、ノート型のパーソナルコンピュータ、マウス、キーボード、遊具などを挙げることができる。
【0024】図4と図5は、本発明の振動発生装置の第2の実施の形態を示す側面図と、図4の5−5線での断面図である。
【0025】この振動発生装置20は、前記振動発生装置10を小型化した装置であり、モータ22の回転軸23が突出する側にケース21がねじ21a,21aでねじ固定されている。ケース21は、回転軸23の周囲を覆い且つ上部及び一部側面が開放した形状であり、前記振動発生装置10と同様な変換手段が設けられている。すなわち、回転軸23には、錘24とアーム25と軸26が一体となって固定され、ケース21には係止突起27が形成されている。さらに、回転軸23にはねじりコイルバネ28が設けられ、一端が前記軸26に係止され、他端が前記係止突起27に係止されている。
【0026】この振動発生装置20においても前記振動発生装置10と同様に、モータ22の回転軸23を図の両矢印で示すように往復運動させることで、反転動作時の衝撃による振動、または減衰動作による振動によりケース21を振動させることができる。
【0027】図6は、本発明の振動発生装置の第3の実施の形態を示す斜視図である。図6に示す振動発生装置30では、ケース31に、モータ32と金属製の板ばね34(弾性部材)が設けられている。
【0028】前記モータ32は、ゴム製の緩衝部材33を介してケース31の上面31aに固定されている。また前記板ばね34は、ケース31の上面31aから垂直に延びて形成された支持板31bの側面に設けられている。なお、支持板31bには位置決め突起31cと取り付け穴が形成され、板ばね34には位置決め穴34aとねじ穴が形成されており、前記位置決め穴34aを前記位置決め突起31cと嵌合させ、そしてねじ部材をねじ穴に挿入して取り付け穴に螺着することで板ばね34がケース31に固定される。
【0029】前記振動発生装置30では、前記板ばね34が前記回転軸36を常に付勢している。前記と同様にモータ32を駆動して回転軸36を往復回転させることで、回転軸36の反転動作時に生じる衝撃または減衰振動をケース31に振動として伝達できる。また、図6に示す振動発生装置30では、前記回転軸36を一方向へ連続回転させることにより、回転軸36の回転による振動を板ばね34によりケース31へ伝達させて、ケース31を振動させることも可能である。
【0030】図7に示すモータ37は、図6の振動発生装置30に搭載されるモータ32の変形例である。このモータ37には、X−Y平面で切断される断面が円形状の軸38aと、前記軸38aの先端に回転中心に対して質量が異なって分布するX−Y平面で切断される断面が楕円形状の当接部38bで構成された回転軸38が設けられている。この場合には、前記回転軸38の当接部38bの側面が板ばね34によって常に押圧される。なお、前記モータ37では、軸38aと当接部38bとが一体に形成されているものであってもよく、また楕円形状の当接部38bは少なくとも板ばね34が当たる部分にのみ設けられていればよい。このようなモータ37が搭載された振動発生装置にすると、当接部分が円形の場合に比べて板ばね34からケース31に伝達される振動を大きくできる。
【0031】図8に示す振動発生装置40は、図6に示す振動発生装置30の他の変形例を示す斜視図である。なお、振動発生装置40は振動発生装置30とほぼ同様の構成であり、同一の符号を付した部分は同一の構成としてその説明を省略する。
【0032】この振動発生装置40では、前記振動発生装置30のモータ32の回転軸36に錘41が固定されたものである。このように錘41を設けるとモータ32を駆動させたときに前記振動発生装置30よりも同様の動作量で大きな振動を得ることができる。前記振動発生装置40では、前記回転軸36および錘41を往復回転させると、回転軸36に発生する振動が板ばね34を伝わってケース31に伝達されて、振動が発生する。このように振動が板ばね34を伝わって前記ケース31に伝達されることにより振動発生装置40の全体が振動する。
【0033】また、図8に示す振動発生装置40においても、図7で示したものと同様に、板ばね34で押圧される部分の回転軸36の形状が楕円形状であってもよい。
【0034】本発明の振動発生装置は、上記した実施の形態に限られるものではなく、例えば、図8に示す振動発生装置40の変形例として、ケースに固定された板ばね34で錘41を付勢してもよい。また図6と図8に示す振動発生装置30,40に設けられている板ばね34や錘41を設けずにモータを単体で駆動させてケース31を振動させるようにしてもよい。またこのときのモータは図7に示すモータ37であってもよい。
【0035】次に、本発明の振動発生装置における振動の制御方法について図9ないし図14を参照して説明する。
【0036】図9に示す波形は図10及び図11の基準となる波形であり、横軸が時間t、縦軸が回転軸の回転角度を意味している。
【0037】モータ2に1パルス入力すると、中立位置Oからa1点まで錘12が変位(回転)する。このとき錘12はねじりコイルバネ16,28(または板ばね34)を撓ませる。そしてこのとき、前記とは逆回転方向の励磁を与えると、反転による衝撃力が前記ねじりコイルバネ16,28(または板ばね34)に生じる。その後、錘12は前記ねじりコイルバネ16,28(または板ばね34)の弾性復元力と励磁によりb1点まで変位する。このように錘12を往復運動させることで、1ステップ毎に発生する反転衝撃力を前記ねじりコイルバネ16,28(または板ばね34)を介してケース1の振動に変換できる。
【0038】前記振動発生装置では、前記a1点、b1点、a2点、b2点、…で励磁を切り替えた際に反転による衝撃、およびこの衝撃に基づく減衰振動が発生し、前記バネを伝わってケース1に伝達され、その結果前記回転軸の往復運動の周期に比例した断続的な振動が発生する。
【0039】また、図10に示す波形図は、ステッピングモータで回転軸を一方向へ2ステップで回転させ、その後に励磁を逆回転方向に切り替え、2ステップで回転軸を逆転させるという往復動作を行わせた場合を示している。なお、1ステップとは、1パルスでステッピングモータを所定角度回転させることを意味している。
【0040】図10では、中立位置Oから一方向に1ステップでa1点まで変位させ、さらに次の1ステップで同一方向にb1点まで変位させる。その後、励磁を反転させて前記とは逆方向に各1ステップでa2点、c1点、d1点まで変位させ、それを往復動作させた状態を示している。
【0041】この駆動方式では、a1点、a2点、c1点、c2点、…で回転軸の回転速度が急速に変化するため、前記各点において衝撃とその衝撃による減衰振動が発生し、さらにb1点、d1点、b2点、d2点、…で回転軸の方向がばねで戻されるため大きな衝撃およびその衝撃に基づく減衰振動が発生する。この振動により、断続的な振動が継続することになる。
【0042】また図11に示す波形図は、パルスモータの1パルスでロータの回転角度を2ステップの間隔に相当する角度回転させてa1点に移動させ、その後に励磁を解除してばねの弾性復帰力で回転軸をO点に戻し、さらに1パルスで逆方向へ2ステップ分の角度だけ回転させ、これを繰り返すものである。
【0043】図11では、回転軸の往復回転角度が図9に示す角度の2倍になる。よってa1点、b1点、…でばねによる復帰力が回転軸に大きな力として作用する。よってa1点、b1点、…での速度変化点での衝撃と、その衝撃に基づく減衰振動が大きくなり、ばねを介してケースに伝わる振動が大きくなり、ケースを大きく振動させることができる。
【0044】次に、図12に示す波形図では、モータ2に与える周波数を高い周波数から低い周波数に切り替えるときに無通電時間を設けたものである。無通電時間を設けると、振動の種類が変化したことを強く体感でき、特に低い周波数と高い周波数との間隔が短い場合に、微妙な振動の変化を体感できるようになる。その結果振動にめりはりをつけることが可能になる。また図13に示すように、中立位置Oのb1点,d1点,b2点において励磁させることによっても、振動にめりはりをつけることができ、振動の変化を確実に体感できる。
【0045】図14に示す波形図は、さらに振動に多彩な変化を与えるための制御方法である。これは、周波数を変化させることで1ステップ毎の変位速度を変化させることができる。このように1ステップごとに速度を可変にすることで衝撃の程度を変化させることができ、これに伴って多彩な振動を体感できる。
【0046】また、前記モータを往復運動させるときの振動によって音を発生させることができるが、その振動の周波数を変化させることにより、振動音で音階を生成して所望のメロディを奏でることができ、また振動の波形を図9に示す周期的なものだけでなく、図14に示す波形にするこで振動により発生する音のテンポを変化させることも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明した本発明では、小型のケースに搭載したとしても多彩な振動を発生させることができる。しかも、振動にめりはりを与えることができるので、振動の変化を確実に体感できる。特にステッピングモータを使用することで回転動作を容易に制御でき、多彩な振動を発生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の振動発生装置を示す斜視図、
【図2】第1の実施の振動発生装置を示す側面図、
【図3】図2の3−3線での断面図、
【図4】本発明の第2の実施の形態の振動発生装置を示す側面図、
【図5】図4の5−5線での断面図、
【図6】本発明の第3の実施の形態の振動発生装置を示す斜視図、
【図7】振動発生装置に搭載されるモータの変形例を示す斜視図、
【図8】図6の振動発生装置の変形例を示す斜視図、
【図9】時間と変位の関係を示す基準波形図、
【図10】2ステップ毎で反転動作させたときの波形図、
【図11】1パルスで2ステップ間隔移動させたときの波形図、
【図12】振動の変化を明確に発揮するための手段を説明する説明図、
【図13】振動の変化を明確に発揮するための他の手段を説明する説明図、
【図14】周波数を変化させたときの波形図、
【図15】振動発生装置が搭載された電子機器を示すブロック図、
【符号の説明】
1,21,31 ケース
2,22,32 モータ
2a モータドライバ
4 軸受け
5,23,36 回転軸
6 緩衝部材
10,20,30,40 振動発生装置
11 制御部
12,24,41 錘
13,25 アーム
14,26 軸
15,27 係止突起
16,28 ねじりコイルバネ
34 板ばね
150 操作部
200 電子機器

【特許請求の範囲】
【請求項1】 ケース内に支持されるモータと、前記モータの回転軸を往復動作させる制御部とが設けられており、前記回転軸の往復動作により、前記モータから前記ケースへ振動が与えられることを特徴とする振動発生装置。
【請求項2】 前記回転軸とケースとの間を連結する弾性部材が設けられており、前記回転軸が一方向へ回動した後、他方向へ回動する際に、前記弾性部材による復帰力が前記回転軸に作用する請求項1記載の振動発生装置。
【請求項3】 前記モータの回転軸と前記ケースとを結ぶ弾性部材が設けられており、前記回転軸の動力が前記弾性部材を介して前記ケースに伝達されて、前記ケースに振動が伝達される請求項1記載の振動発生装置。
【請求項4】 前記回転軸に、回転中心に対して質量が偏って分布する錘が取り付けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の振動発生装置。
【請求項5】 前記回転軸の少なくとも一部が、回転中心に対して質量が偏って分布する形状である請求項3または4記載の振動発生装置。
【請求項6】 前記モータはステッピングモータである請求項1ないし5のいずれかに記載の振動発生装置。
【請求項7】 前記制御部によって前記ステッピングモータへ与えられる駆動パルスが制御され、前記振動の周波数が可変可能とされている請求項6記載の振動発生装置。
【請求項8】 前記制御部によって前記ステッピングモータへ与えられる駆動パルスが制御され、前記振動の振幅が可変可能とされている請求項6記載の振動発生装置。
【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の振動発生装置が設けられていることを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図12】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2003−93969(P2003−93969A)
【公開日】平成15年4月2日(2003.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−295735(P2001−295735)
【出願日】平成13年9月27日(2001.9.27)
【出願人】(000010098)アルプス電気株式会社 (4,263)
【Fターム(参考)】