説明

新規なジペプチジルペプチダーゼIV阻害剤、それらを含む医薬品組成物、およびそれらを調製するためのプロセス

本発明は、ジペプチジルペプチダーゼIV(DPP−IV)阻害剤として有用な次式の新規な化合物に関する:


[式中、Yは、−S(O)、−CH−、CHF、または−CFであり;mは、0、1、または2であり;Xは、結合、C〜Cアルキル(たとえば、−CH−)、または−C(=O)−であり;環状炭素環中の点線[−−−−]は場合によっては二重結合を表し;Rは、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキル、CN、−COOR、CONR、−OR、−NR、またはNRCORであり;Rは、水素、シアノ、COOH、またはカルボン酸のイソスター(たとえば、SOH、CONOH、B(OH)、PO、SONR、テトラゾール、−COOR、−CONR、NRCOR、または−COOCOR)である]。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)の化合物
【化1】

[式中、
Yは、−S(O)−、−CH−、CHF、または−CFであり;
mは、0、1、または2であり;
Xは、結合、C〜Cアルキル、または−C(=O)−であり;
環状炭素環の中の点線[−−−−]は、場合によっては二重結合を表し;
は、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキル、CN、−COOR、−CONR、−OR、−NR、またはNRCORであり;
は、水素、ニトリル(−CN)、COOH、またはカルボン酸のイソスター(たとえば、SOH、CONOH、B(OH)、PO、SONR、テトラゾール、−COOR、−CONR、−NRCOR、または−COOCOR)であり;
およびRは同一であっても異なっていてもよく、独立して、水素、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、ホルミル、アセチル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアミノ、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、置換もしくは非置換のアルケニル、置換もしくは非置換のアルキニル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキル、または置換もしくは非置換のカルボン酸誘導体である]、
または、それらの類似体、互変異性形、位置異性体、立体異性体、鏡像異性体、ジアステレオマー、多形、溶媒和物、N−オキシド、もしくは医薬として許容される塩。
【請求項2】
−X−Rが−(CH−Z−Rではない
[式中、
およびZは独立して、−C(O)−、−NR、−O−、または−S(O)−であり、
は、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルケニル、置換もしくは非置換のアルキニル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、または置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキルであり、
は、水素、ヒドロキシ、アセチル、置換もしくは非置換のアルキル、または置換もしくは非置換のアルコキシであり、
mは、0、1、または2であり、そして
dは、0、1、または2である]、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Xが−CH−である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
Xが−C(=O)−である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
YがCHである、請求項3または4に記載の化合物。
【請求項6】
YがCHFである、請求項3または4に記載の化合物。
【請求項7】
が、シアノ、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、−OR、−NRCOR、または−NRであり、ここでRおよびRが同一であっても異なっていてもよく、独立して水素または置換もしくは非置換のアミノである、請求項1〜5または6に記載の化合物。
【請求項8】
が、次式から選択される置換もしくは非置換のアリールまたは置換もしくは非置換の複素環である、請求項7に記載の化合物。
【化2】

【請求項9】
が−NRであり、ここでRおよびRが同一であっても異なっていてもよく、独立して水素または次式のものである、請求項7に記載の化合物。
【化3】

【請求項10】
が−NRCORであり、ここでRおよびRが同一であっても異なっていてもよく、独立して水素または次式のものである、請求項7に記載の化合物。
【化4】

【請求項11】
がシアノ基である、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項12】
がフェニル基である、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項13】
が2−メトキシフェニルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項14】
が3−シアノインドール1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項15】
が、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−2−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項16】
がN−4置換ピペラジン−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項17】
前記N−4置換基がメチルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
前記N−4置換基がフェニルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
前記N−4置換基がベンジルである、請求項16に記載の化合物。
【請求項20】
がイミダゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項21】
が1,2,4−トリアゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項22】
がモルホリン−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項23】
が4−ニトロ−イミダゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項24】
が4−シアノ−ピペリジン−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項25】
が4−カルボキサミド−ピロリジン−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項26】
が3−チアゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項27】
が2−シアノ−ピロリジン−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項28】
が1,1−ジオキソ−イソチアゾリジン−2−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項29】
が2−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1H−イミダゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項30】
が2−ブチル−4−クロロ−5−シアノ−1H−イミダゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項31】
が1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項32】
が2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項33】
が2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項34】
が2,5−ジメチル−1H−アゾル−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項35】
が2H−1,2,3,4−テトラゾール−2−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項36】
が5−(4−フルオロフェニル)−2H−1,2,3,4−テトラゾール−2−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項37】
が4,5−ジシアノ−1H−イミダゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項38】
が2−シアノ−1H−アゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項39】
が1H−ピラゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項40】
が1,2,3−トリアゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項41】
が1,2,3−トリアゾール−2−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項42】
が1H−インダゾール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項43】
が2H−インダゾール−2−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項44】
が2,3−ジヒドロ−1H−インドール−1−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項45】
が2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イルである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項46】
が−NRである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項47】
がO−ベンジル(ベンジルオキシ)である、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
が水素である、請求項46に記載の化合物。
【請求項49】
が水素である、請求項46、47または48に記載の化合物。
【請求項50】
が−NRCORである、請求項3〜6または7に記載の化合物。
【請求項51】
が水素である、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
がアニリンである、請求項50または51に記載の化合物。
【請求項53】
が、2,4−ジフルオロ−アニリンである、請求項50または51に記載の化合物。
【請求項54】
がシアノ(−CN)基である、請求項1〜52または53に記載の化合物。
【請求項55】
が水素である、請求項1〜52または53に記載の化合物。
【請求項56】
前記環状炭素環における点線[−−−−]が結合を表している、請求項1〜54または55に記載の化合物。
【請求項57】
一般式I−Aの化合物。
【化5】

[式中、
Yは、CHまたはCHFであり、そして
は、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、または置換もしくは非置換の複素環である]
【請求項58】
一般式I−Bの化合物。
【化6】

[式中、
Yは、CHまたはCHFであり、そして
は、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、または置換もしくは非置換の複素環である]
【請求項59】
一般式I−Cの化合物。
【化7】

[式中、
Yは、CHまたはCHFであり、そして
は、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のヘテロアリール、または置換もしくは非置換の複素環である]
【請求項60】
が、置換もしくは非置換の窒素含有複素環または置換もしくは非置換の窒素含有ヘテロアリールである、請求項57、58または59に記載の化合物。
【請求項61】
が、複素環またはヘテロアリール中の窒素原子を介して、式I−A、I−B、またはI−Cの化合物に結合されている、請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
が次式のものから選択される、請求項57、58、または59に記載の化合物。
【化8】

【請求項63】
が次式のものである、請求項62に記載の化合物。
【化9】

【請求項64】
YがCHである、請求項57〜62または63に記載の化合物。
【請求項65】
YがCHFである、請求項57〜62または63に記載の化合物。
【請求項66】
前記化合物が以下のものから選択される、請求項1に記載の化合物。
(1SR,3RS)−3−{2−[(2S)−2−シアノピロリジン−1−イル]−2−オキソエチルアミノ}シクロペンタン−1−カルボキサミド、
(2S)−1−{2−[(3SR,1RS)−3−シアノシクロペンチルアミノ]アセチル}−2−ピロリジンカルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3SR,1RS)−3−シアノメチルシクロペンチルアミノ]アセチル}−2−ピロリジンカルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−シアノメチルシクロペンチルアミノ]アセチル}−2−ピロリジンカルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3R,1S)−3−シアノメチルシクロペンチルアミノ]アセチル}−2−ピロリジンカルボニトリル、
(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−シアノメチルシクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロ−2−ピロリジンカルボニトリル、
(2S,4S)−1−{2−[(3R,1S)−3−シアノメチルシクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロ−2−ピロリジンカルボニトリル、
3−((1R,3R)−3−{2−[(2S,4S)−2−シアノ−4−フルオロピロリジン−1−イル]−2−オキソエチルアミノ}シクロペンチル)プロパンニトリル、
(2S)−1−((1SR,3RS)−3−{2−[(2S)−2−シアノピロリジン−1−イル]−2−オキソエチルアミノ}シクロペンチル−メチル)ピロリジン−2−カルボキサミド、
(2S)−1−(2−{(3SR,1RS)−3−[2S)−2−シアノピロリジン−1−イルカルボニル]シクロペンチルアミノ]−アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
N1−ベンジルオキシ−(1SR,3RS)−3−{2−[(2S)−2−シアノピロリジン−1−イル]−2−オキソエチルアミノ}−シクロペンタン−1−カルボキサミド、
N1−フェニル−N3−((1S,3R)−3−{2−[(2S)−2−シアノピロリジン−1−イル]−2−オキソエチルアミノ}−シクロペンチルメチル)尿素、
N1−(2,4−ジフルオロフェニル)−N3−((1S,3R)−3−{2−[(2S)−2−シアノピロリジン−1−イル]−2−オキソエチル−アミノ}シクロペンチルメチル)尿素、
(2S,4S)−1−{2−[(1R,3R)−3−ベンジルシクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−イルシアニド、
(2S,4S)−4−フルオロ−1−{2−[(1R,3R)−3−(2−メトキシベンジルシクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3RS,1RS)−3−(3−チアゾリジンイルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1,1−ジオキソ−2−イソチアゾリジニルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−モルホリノメチルシクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3SR,1RS)−3−(4−メチルピペラジノメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3SR,1RS)−3−(4−シアノピペリジニルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3SR,1RS)−3−(4−ベンジルピペラジノメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(1S,3R)−3−(4−フェニルピペラジノメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(2,5−ジメチル−1H−1−ピロリルメチル)シクロペンチルアミノ}アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S,4R)−1−{2−[(3S,1R)−3−(2,5−ジメチル−1H−1−ピロリルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
1−((1S,3R)−3−{2−[(2S)−2−シアノピロリジン−1−イル]−2−オキソエチルアミノ}シクロペンチルメチル)−1H−ピロール−2−カルボニトリル、
(2S,4S)−1−{2−[(3SR,1RS)−3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ)−アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(1S,3R)−3−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3SR,1RS)−3−(1H−4−ニトロ−1−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3SR,1RS)−3−(2−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1H−1−イミダゾリルメチル)−シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
2−n−ブチル−4−クロロ−1−((1SR,3RS)−3−{2−[(2S)−2−シアノピロリジン−1−イル]−2−オキソエチル−アミノ}シクロペンチルメチル)−1H−5−イミダゾールカルボニトリル、
1−((1SR,3RS)−3−{2−[(2S)−2−シアノピロリジン−1−イル]−2−オキソエチルアミノ}シクロペンチル−メチル)−1H−4,5−イミダゾールジカルボニトリル、
1−((1S,3R)−3−{2−[(2S)−2−シアノピロリジン−1−イル]−2−オキソエチルアミノ}シクロペンチル−メチル)−1H−4,5−イミダゾールジカルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(1S,3R)−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S,4S)−1−{2−[(1S,3R)−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S,4S)−1−{2−[(1S,3R)−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−(2−{(3S,1R)−3−[5−(4−フルオロフェニル)−2H−1,2,3,4−テトラゾール−2−イルメチル]シクロペンチルアミノ}アセチル)ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−1−インドリルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
1−((1S,3R)−3−{2−[(2S,4S)−2−シアノ−4−フルオロピロリジン−1−イル]−2−オキソエチルアミノ}シクロペンチルメチル)−1H−3−インドールカルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−2−イソインドリルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S,4S)−4−フルオロ−1−{2−[(3S,1R)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリニルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(1S,3R)−3−(2H−インダゾール−2−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(1S,3R)−3−(1H−インダゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
およびそれらの医薬として許容される塩。
【請求項67】
以下のものから選択される化合物、
(2S)−1−{2−[(1S,4R)−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−2−シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3SR,1RS)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(3R,1S)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S,4S)−1−{2−[(3SR,1RS)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S,4S)−1−{2−[(1S,3R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S,4S)−4−フルオロ−1−{2−[(1R,3R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]−アセチル}ピロリジン−2−カルボニトリル、
(4S)−3−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−1,3−チアゾラン−4−カルボニトリル、
1−[(3S)−3−フルオロピロリジン−1−イル]−2−[(1S,3S)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロ−ペンチルアミノ]−1−エタノン、
およびそれらの医薬として許容される塩から選択される化合物。
【請求項68】
1−{2−[3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリルおよびその医薬として許容される塩から選択される化合物。
【請求項69】
前記化合物が、(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリルまたはその医薬として許容される塩である、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
前記化合物が以下のものから選択される、請求項69に記載の化合物。
塩酸(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
メタンスルホン酸(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
シュウ酸(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
コハク酸(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
2−オキソグルタル酸(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
安息香酸(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
サリチル酸(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、
ベンゼンスルホン酸(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル、および
ナフタレン−1,5−ジスルホン酸(2S,4S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル。
【請求項71】
1−{2−[3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリルおよびその医薬として許容される塩から選択される化合物。
【請求項72】
前記化合物が、(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリルまたはその医薬として許容される塩である、請求項71に記載の化合物。
【請求項73】
塩酸(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、および
マレイン酸(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
から選択される請求項72に記載の化合物。
【請求項74】
1−{2−[3−[1H−1,2,3,4−テトラゾール−1−イルメチル]シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリルおよびその医薬として許容される塩から選択される化合物。
【請求項75】
前記化合物が、
(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−[1H−1,2,3,4−テトラゾール−1−イルメチル]シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
(2S)−1−{2−[(1S,3R)−3−(1H−1,2,3,4−テトラゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリル、
およびそれらの医薬として許容される塩
から選択される請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
前記化合物が、マレイン酸(2S)−1−{2−[(3S,1R)−3−(1H−1,2,3,4−テトラゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミノ]アセチル}−ピロリジン−2−カルボニトリルである、請求項75に記載の化合物。
【請求項77】
請求項1〜76のいずれかに記載の化合物、および医薬として許容される医薬品添加物を含む、医薬品組成物。
【請求項78】
前記医薬として許容される医薬品添加物が、キャリアまたは希釈剤である、請求項77に記載の医薬品組成物。
【請求項79】
DPP−IVの阻害により制御または正常化される症状を治療することを必要としている被験者において、請求項1〜76のいずれかに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、治療方法。
【請求項80】
代謝障害、II型糖尿病、耐糖能障害、空腹時グルコース障害(IFG)、摂食障害、肥満症、異脂肪血症、または機能性消化不良の治療を必要としている被験者において、請求項1〜76のいずれかに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、治療方法。
【請求項81】
II型糖尿病の治療を必要としている被験者において、請求項1〜76のいずれかに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、治療方法。
【請求項82】
(i)血糖の低下、(ii)高血糖症の予防または治療、(iii)耐糖能障害からII型糖尿病への進行の遅延、(iv)インスリン非要求II型糖尿病からインスリン要求II型糖尿病への進行の遅延、(v)ベータ細胞の数および/またはサイズの増大、(vi)ベータ細胞の変性、たとえばベータ細胞のアポトーシスなどの予防または治療、または(vii)食欲または満腹感誘発の調節をするための方法であって、それらを必要としている被験者において、請求項1〜76のいずれかに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、方法。
【請求項83】
糖尿病、インスリン非依存性糖尿病、グルコースホメオスタシス障害、耐糖能障害、不妊症、多嚢胞性卵巣症候群、成長障害、虚弱、関節炎、移植における同種移植の拒絶反応、自己免疫疾患、エイズ、アレルギー性障害、腸疾患、炎症性腸疾患、肥満症、神経性食欲不振症、骨粗鬆症、高血糖症、シンドロームX、糖尿病合併症、高インスリン血症、アテローム性動脈硬化症または関連疾患、免疫調節性疾患、または代謝症候群から選択される疾患を治療および/または予防する方法であって、それらを必要としている被験者において、請求項1〜76のいずれかに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、方法。
【請求項84】
請求項1〜76のいずれかに記載の化合物の治療有効量を被験者に投与することを含む、前記被験者におけるインスリン非依存性糖尿病の発症を防止または遅延させるための、インスリン抵抗性非耐糖能障害を治療するための方法。
【請求項85】
請求項1〜76のいずれかに記載の化合物および医薬として許容される医薬品添加物を混合することを含む医薬品組成物を生産するための方法。
【請求項86】
一般式(I)の化合物:
【化10】

[式中、
Yは、−S(O)−、−CH−、CHF、または−CFであり;
mは、0、1、または2であり;
Xは、結合、C〜Cアルキル、または−C(=O)−であり;
環状炭素環の中の点線[−−−−]は、場合によっては二重結合を表し;
は、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキル、CN、−COOR、−CONR、−OR、−NR、またはNRCORであり;
は、水素、ニトリル(−CN)、COOH、またはカルボン酸のイソスターであり;
およびRは同一であっても異なっていてもよく、独立して、水素、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、ホルミル、アセチル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアミノ、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、置換もしくは非置換のアルケニル、置換もしくは非置換のアルキニル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキル、または置換もしくは非置換のカルボン酸誘導体である]、
または、それらの類似体、互変異性形、位置異性体、立体異性体、鏡像異性体、ジアステレオマー、多形、溶媒和物、N−オキシド、もしくは医薬として許容される塩、を調製するためのプロセスであって;
前記プロセスが:
次式の化合物
【化11】

を、次式の化合物
【化12】

[式中、Lは脱離基である]
と、カップリングさせて式(I)の化合物を与える工程を含む、プロセス。
【請求項87】
−X−Rが−(CH−Z−Rではない
[RおよびZは独立して、−C(O)−、−NR、−O−、または−S(O)−であり、
は、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルケニル、置換もしくは非置換のアルキニル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、または置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキルであり、
は、水素、ヒドロキシ、アセチル、置換もしくは非置換のアルキル、または置換もしくは非置換のアルコキシであり、
mは、0、1、または2であり、そして
dは、0、1、または2である]、
請求項86に記載のプロセス。
【請求項88】
前記カップリング反応が、不活性溶媒中、塩基の存在下で実施される、請求項86または87に記載のプロセス。
【請求項89】
前記不活性溶媒が、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドおよびジクロロメタンから選択される、請求項88に記載のプロセス。
【請求項90】
前記塩基が、三級アミン、炭酸塩および水酸化物から選択される、請求項88または89に記載のプロセス。
【請求項91】
前記カップリング反応が、約−15℃〜約110℃の範囲の温度で実施される、請求項86〜89または90に記載のプロセス。
【請求項92】
前記カップリング反応が、約2時間〜約7日間かけて実施される、請求項86〜90または91に記載のプロセス。
【請求項93】
前記脱離基Lが、臭素、塩素、ヨウ素、O−トルエンスルホニル類、およびO−メチルスルホニル類から選択される、請求項86〜91または92に記載のプロセス。
【請求項94】
前記式(3)の化合物が、次式の化合物
【化13】

[式中、Lは脱離基である]を、次式の化合物
【化14】

[式中、PGは保護基である]とカップリングさせ、それに続けて脱保護を行って、式(3)の化合物を得る:
【化15】

請求項86〜92または93に記載のプロセス。
【請求項95】
化合物(3)を調製するための前記カップリング反応が、不活性溶媒中、塩基の存在下で実施される、請求項94に記載のプロセス。
【請求項96】
前記不活性溶媒が、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミドおよびジクロロメタンから選択される、請求項95に記載のプロセス。
【請求項97】
前記塩基が、三級アミン、炭酸塩および水酸化物から選択される、請求項95または96に記載のプロセス。
【請求項98】
前記カップリング反応が、約−15℃〜約110℃の範囲の温度で実施される、請求項94〜96または97に記載のプロセス。
【請求項99】
前記カップリング反応が、約1時間〜約7日間かけて実施される、請求項94〜97または98に記載のプロセス。
【請求項100】
前記脱離基Lが、臭素、塩素、ヨウ素、O−トルエンスルホニル類、およびO−メチルスルホニル類から選択される、請求項94〜97または99に記載のプロセス。
【請求項101】
次式の化合物
【化16】

[式中、
Xは、結合、C〜Cアルキル、または−C(=O)−であり;
環状炭素環の中の点線[−−−−]は、場合によっては二重結合を表し;
PGは、アミノ保護基であり;
は、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキル、CN、−COOR、−CONR、−OR、−NR、または−NRCORであり;
およびRは同一であっても異なっていてもよく、独立して、水素、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、ホルミル、アセチル、ハロゲン、置換もしくは非置換のアミノ、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルコキシ、置換もしくは非置換のアルケニル、置換もしくは非置換のアルキニル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキルまたは置換もしくは非置換のカルボン酸誘導体である]、
または類似体、互変異性体の形、位置異性体、立体異性体、鏡像異性体、ジアステレオマー、またはそれらの塩。
【請求項102】
−X−Rが−(CH−Z−Rではない
[RおよびZは独立して、−C(O)−、−NR、−O−、または−S(O)−であり、
は、置換もしくは非置換のアルキル、置換もしくは非置換のアルケニル、置換もしくは非置換のアルキニル、置換もしくは非置換のシクロアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルキルアルキル、置換もしくは非置換のシクロアルケニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアリールアルキル、置換もしくは非置換のヘテロアリール、置換もしくは非置換の複素環、置換もしくは非置換のヘテロシクリルアルキル、または置換もしくは非置換のヘテロアリールアルキルであり、
は、水素、ヒドロキシ、アセチル、置換もしくは非置換のアルキル、または置換もしくは非置換のアルコキシであり、
mは、0、1、または2であり、そして
dは、0、1、または2である]、
請求項101に記載の化合物。
【請求項103】
前記化合物が以下のものから選択される、請求項101または102に記載の化合物。
(1SR,3RS)−3−N−BOC−アミノシクロペンタン−1−カルボキサミド;
(1SR,3RS)−3−N−BOC−アミノシクロペンタン−1−カルボニトリル;
(1SR,3RS)−3−N−BOC−アミノシクロペンチルメチルシアニド;
(1S,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチルメチルシアニド;
N1−BOC−(3R,1S)−アミノシクロペンチルメチルシアニド;
2−ジアゾ−1−[(1S,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチル]−1−エタノン;
2−[(1S,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチル]酢酸;
2−[(1S,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチル]−1−エタノール;
メタンスルホン酸2−[(1S,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチル]エチル;
2−[(1R,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチル]エチルシアニド;
(2S)−1−[(1SR,3RS)−3−N−BOC−アミノシクロペンチルメチル]ピロリジン−2−カルボキサミド;
(2S)−1−[(1SR,3RS)−3−N−BOC−アミノシクロペンチルカルボニル]ピロリジン−2−イルシアニド;
N1−ベンジルオキシ−(3SR,1RS)−N3−BOC−3−アミノシクロペンタン−1−カルボキサミド;
N1−フェニル−N3−[(1S,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチルメチル]尿素;
N1−(2,4−ジフルオロフェニル)−N3−[(1S,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチルメチル]尿素;
(1S,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチルメタノン;
N1−BOC−(1R,3R)−3−ベンジルシクロペンタン−1−アミン;
2−メトキシフェニル−(1S,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチルメタノン;
N1−BOC−(1R,3R)−3−(2−メトキシベンジル)シクロペンタン−1−アミン;
N1−BOC−(3SR,1RS)−3−(3−チアゾリジンイルメチルメチル)シクロペンチルアミン;
1−N−BOC−(3S,1R)−[3−(3−クロロプロピルスルホンアミドメチル)シクロペンチルアミン;
1−N−BOC−(3S,1R)−3−(1,1−ジオキソ−2−イソチアゾリジニルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3S,1R)−3−モルホリノメチルシクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3SR,1SR)−3−(4−メチルピペラジノメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3SR,1RS)−3−(4−カルボキシイミドピペリジンイルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3SR,1RS)−3−(4−シアノピペリジンイルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3SR,1RS)−3−(4−ベンジルピペラジノメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(1S,3R)−3−(4−フェニルピペラジノメチル)シクロペンタン−1−アミン;
N1−BOC−(3S,1R)−3−(2,5−ジメチル−1H−1−ピロリルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3S,1R)−3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3SR,1RS)−3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(1S,3R)−3−(1H−1−ピラゾリルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
N1−BOC−(3S,1R)−3−(1H−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3SR,1RS)−3−(1H−4−ニトロ−1−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3SR,1RS)−3−(2−ブチル−4−クロロ−5−ホルミル−1H−1−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(1SR,3RS)−3−(2−n−ブチル−4−クロロ−5−シアノ−1H−1−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(1SR,3RS)−3−(4,5−ジシアノ−1H−イミダゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(1R,3S)−3−(4,5−ジシアノ−1H−イミダゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(1S,3R)−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
N1−BOC−(1S,3R)−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
N1−BOC−(3S,1R)−3−(5−(4−フルオロフェニル)−2H−1,2,3,4−テトラゾール−2−イルメチル)シクロ−ペンチルアミン;
N1−BOC−(3S,1R)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−1−インドリルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
1−[(1S,3R)−3−N−BOC−アミノシクロペンチルメチル]−1H−3−インドールカルボニトリル;
N1−BOC−(3S,1R)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−2−イソインドリルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
N1−BOC−(3S,1R)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリニルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
N1−BOC−(1S,3R)−3−(2H−インダゾール−2−イルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
N1−BOC−(1S,3R)−3−(1H−インダゾール−1−イルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
N1−BOC−(3S,1R)−3−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−[(3S,1R)−3−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−[(3S,1R)−3−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(1SR,3RS)−3−アミノシクロペンタン−1−カルボキサミド;
トリフルオロ酢酸(1SR,3RS)−3−アミノシクロペンタン−1−カルボニトリル;
p−トルエンスルホン酸(1SR,3RS)−3−アミノシクロペンチルメチルシアニド;
p−トルエンスルホン酸(1S,3R)−3−アミノシクロペンチルメチルシアニド;
トリフルオロ酢酸(1S,3R)−3−アミノシクロペンチルメチルシアニド;
トリフルオロ酢酸2−[(1R,3R)−3−アミノシクロペンチル]エチルシアニド;
p−トルエンスルホン酸(2S)−1−[(1SR,3RS)−3−アミノシクロペンチルメチル]ピロリジン−2−カルボキサミド;
p−トルエンスルホン酸(2S)−1−[(1SR,3RS)−3−アミノシクロペンチルカルボニル]ピロリジン−2−イルシアニド;
トリフルオロ酢酸N1−ベンジルオキシ−(3SR,1RS)−3−アミノシクロペンタン−1−カルボキサミド;
N1−フェニル−N3−[(1S,3R)−3−アミノシクロペンチルメチル]尿素;
N1−(2,4−ジフルオロフェニル)−N3−[(1S,3R)−3−N−アミノシクロペンチルメチル]尿素;
(1R,3R)−3−ベンジルシクロペンタン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸(1R,3R)−3−(2−メトキシベンジル)シクロペンタン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸(3SR,1RS)−3−(3−チアゾリデニルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(1,1−ジオキソ−2−イソチアゾリジニルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−モルホリノメチルシクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3SR,1RS)−3−(4−メチルピペラジノメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3SR,1RS)−3−(4−シアノピペリジンイルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3SR,1RS)−3−(4−ベンジルピペラジノメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(1S,3R)−3−(4−フェニルピペラジノメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(2,5−ジメチル−1H−1−ピロリルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3SR,1RS)−3−(2−シアノ−1H−ピロール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(1S,3R)−3−(1H−1−ピラゾリルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(1H−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3SR,1RS)−3−(1H−4−ニトロ−1−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−(3SR,1RS)−3−(2−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1H−1−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3SR,1RS)−3−(2−n−ブチル−4−クロロ−5−ヒドロキシメチル−1H−1−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(1SR,3RS)−3−(2−n−ブチル−4−クロロ−5−シアノ−1H−1−イミダゾリルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(1SR,3RS)−3−(4,5−ジシアノ−1H−イミダゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(1R,3S)−3−(4,5−ジシアノ−1H−イミダゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(1S,3R)−3−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸(1S,3R)−3−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(5−(4−フルオロフェニル)−2H,1,2,3,4−テトラゾール−2−イルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−1−インドリルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸1−[(1S,3R)−3−アミノシクロペンチルメチル]−1H−3−インドールカルボニトリル;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(2,3−ジヒドロ−1H−2−イソインドリルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(1,2,3,4−テトラヒドロ−2−イソキノリニルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸(1S,3R)−3−(2H−インダゾール−2−イルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸(1S,3R)−3−(1H−インダゾール−1−イルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;または
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イルメチル)シクロペンチルアミン。
【請求項104】
以下のものから選択される化合物、
N1−BOC−(1S,4R)−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−2−シクロペンテン−1−アミン;
N1−BOC−(3SR,1RS)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(3R,1S)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
N1−BOC−(1R,3R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタン−1−アミン;
N1−BOC−(3S,1R)−3−[1H−1,2,3,4−テトラゾール−1−イルメチル]シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(1S,4R)−4−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−2−シクロペンテン−1−アミン;
トリフルオロ酢酸(3SR,1RS)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(3R,1S)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンチルアミン;
トリフルオロ酢酸(1R,3R)−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタン−1−アミン;または、
トリフルオロ酢酸(3S,1R)−1H−1,2,3,4−テトラゾール−1−イルメチル]シクロペンチルアミン。

【公表番号】特表2008−515962(P2008−515962A)
【公表日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−536276(P2007−536276)
【出願日】平成17年7月26日(2005.7.26)
【国際出願番号】PCT/IB2005/002204
【国際公開番号】WO2006/040625
【国際公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【出願人】(507119755)グレンマーク・ファーマシューティカルズ・エスエー (9)
【Fターム(参考)】