説明

車両のサスペンション装置

【課題】サスペンションスプリングを含めて車体への組付作業をより効率的に行えるようにする。
【解決手段】サスペンションクロスメンバ1に保持されたロアアーム10と車体との間に、サスペンションスプリング30が配設される。サスペンションクロスメンバ1に、アッシ用プレート20が一体化される。サスペンションクロスメンバ1が車体に取付けられる前の状態では、スプリングシート31がアッシ用プレート20に対して下方から当接した状態でもって、サスペンションスプリング30がアッシ用プレート20とロアアーム10との間に配設、保持される。サスペンションクロスメンバ1が車体に取付けられた状態においては、スプリングシート31が車体40によって下方へ押圧されて、スプリングシート31記アッシ用プレート20から離間Lされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のサスペンション装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両のサスペンション装置の中には、車体に取付けられるクロスメンバにロアアームを上下方向に揺動自在に保持させて、このロアアームと車体との間にサスペンションスプリングを配設したものがある。サスペンションスプリングがロアアームと車体との間に配設された構造のものにおいて、あらかじめサスペンションスプリングをサスペンションクロスメンバに保持させておくことができれば、サスペンション装置(特にサスペンションスプリング)の車体への組付作業を効率化する上で好ましいものとなる。
【0003】
このような観点から、特許文献1には、次のような技術内容が開示されている。すなわち、サスペンションクロスメンバに一体化したブラケットに対して、着脱自在とされるスペーサとボルトを利用してサスペンションスプリングの上端を支持するスプリングシートを上下方向に変位しないように保持させておき、このスプリングシートとロアアームとの間に、フルリバウンド時の長さとされたサスペンションスプリングを保持させるようにしてある。そして、サスペンションクロスメンバを車体に取付け後に、上記スペーサおよびボルトを取外すことによりスプリングシートの拘束を解除して、サスペンションスプリングがロアアームと車体との間に配設された最終的な組付構造を得るようにしている。
【特許文献1】特開2006−56311号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に記載のものでは、サスペンションクロスメンバを車体に取付けた後に、スペーサやボルトを取外す作業が別途必要となり、サスペンション装置(特にサスペンションスプリング)の車体への組付作業効率化の上でさらに改善が望まれるものである。
【0005】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、サスペンションスプリングを含めて車体への組付作業をより効率的に行えるようにした車両のサスペンション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
車体に取付けられたサスペンションクロスメンバにロアアームが上下方向に揺動可能に保持され、該ロアアームと車体との間にサスペンションスプリングが配設された車両のサスペンション装置において、
前記サスペンションクロスメンバに、前記サスペンションスプリングの上端を支持するスプリングシートの上方への移動を規制するためのアッシ用プレートが一体化されており、
前記サスペンションクロスメンバが車体に取付けられる前の状態では、前記スプリングシートが前記アッシ用プレートに対して下方から当接した状態でもって、前記サスペンションスプリングが前記アッシ用プレートと前記ロアアームとの間に配設され、
前記サスペンションクロスメンバが車体に取付けられた状態においては、前記スプリングシートが車体によって下方へ押圧されて、前記スプリングシートが前記アッシ用プレートから離間されている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、サスペンションスプリングがあらかじめロアアームとアッシ用プレートとの間に配設された状態のサスペンションクロスメンバを車体へ取付けるだけで、サスペンションスプリングの上端を支持しているスプリングシートが車体によって下方に押圧されてスプリングシートがアッシ用プレートから離間され、これによりサスペンションスプリングの正規の組付状態とされる。すなわち、サスペンションクロスメンバを車体に取付けた後においては、サスペンションスプリングを車体に対して正規の組付位置にするための特別な作業がなんら必要のないものである。
【0007】
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記アッシ用プレートに、上下方向に貫通する開口部が形成されており、
前記スプリングシートに、少なくとも前記サスペンションクロスメンバが車体に取付けられる前の状態において前記開口部を通して前記アッシ用プレートよりも上方へ突出する突起部が形成され、
前記サスペンションクロスメンバを車体に取付けたときに、前記突起部が車体によって下方へ押圧されることによって、前記スプリングシートが前記アッシ用プレートから離間される、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、サスペンションクロスメンバを車体に取付けたときに、車体によってスプリングシートの突起部が下方に押圧されて、サスペンションスプリングが正規の組付状態とされることになる。そして、サスペンションクロスメンバの車体への取付け前の状態では、スプリングシートの突起部がアッシ用プレートの開口部に嵌合していることによって、スプリングシートがアッシ用プレートから不用意に外れてしまうことが確実に防止され、またサスペンションクロスメンバを車体に取付けたときは、スプリングシートが容易かつ確実にアッシ用プレートから離間されることになる。
【0008】
前記アッシ用プレートと前記スプリングシートとの間に、該スプリングシートを該アッシ用プレートに対してセンタリングするための位置決め部が形成されている、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、アッシ用プレートを有効に利用して、スプリングシートを介してサスペンションスプリングンのセンタリングを確実に行うことができる。
【0009】
前記開口部が円形とされ、
前記突起部が、外周形状が円形でかつ上方に向かうにつれて徐々に縮径されるテーパ状の側面を有するように形成されている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、サスペンションクロスメンバを車体に取付けたときに、アッシ用プレートとスプリングシートとを確実に離間させておく上で好ましいものとなる。
【0010】
前記サスペンションクロスメンバが車体に取付けられる前の状態において、前記サスペンションスプリングがフルリバウンド時の長さとなる位置でもって前記スプリングシートが前記アッシ用プレートに対して下方から当接されている、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、サスペンションクロスメンバを車体に取付けるときには、サスペンションスプリングから大きな反力を受けないので、その取付作業を容易に行う等の上で好ましいものとなる。
【0011】
前記アッシ用プレートが、前記サスペンションクロスメンバにおける互いに離間した部位同士を連結する補強部を有している、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、アッシ用プレートを有効に利用して、サスペンションクロスメンバの補強を行うことができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、サスペンション装置の車体への組付作業をより効率的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1〜図3において、1はサスペンションクロスメンバである。サスペンションクロスメンバ1は、実施形態では、図1に示すように、車幅方向に伸びる前横部材2と、前横部材2の車幅方向各端部付近から後方に伸びる左右一対の縦部材3と、車幅方向に伸びると共に左右一対の縦部材3の前後方向中間部同士を連結する後横部材4とを有する。このようなサスペンションクロスメンバ1は、例えば鉄系金属からなるパイプ材を利用して構成されている。
【0014】
サスペンションクロスメンバ1の車幅方向各端部には、ロアアーム10が上下方向に揺動可能に保持され、このロアアーム10の揺動中心(サスペンションクロスメンバ1への連結部位)が、符合11で示される。なお、図1では、ロアアーム10は左右の一方のみを示してある。このロアアーム10の先端部には、車輪支持部材12が連結されている。この車輪支持部材12には、図示を略す車輪が取付けられるが、車輪取付用のハブ部材は図示を略してある。
【0015】
上記車輪支持部材12には、ロアアーム10以外のサスペンションリンクとして、車幅方向に伸びる2本の横リンク13,14と、前後方向に伸びる1本の前後リンク15が連結されている。これら各リンク13〜15とロアアーム10とによって、車輪支持部材12は上下方向に所定の動きを行うように規制される。なお、車輪支持部材12を支持するためのロアアーム10や各リンク13〜15はあくまで一例であり、車輪支持部材12を支持するサスペンションリンク構造としては他の構成のものを適宜採択できるものである。
【0016】
サスペンションクロスメンバ1の車幅方向端部には、アッシ用プレート20が固定されている。アッシ用プレート20は、実施形態では、例えば鉄系金属板を加工することにより構成されている。アッシ用プレート20は、サスペンションクロスメンバ1における縦部材3の車幅方向外方側に位置されて、その車幅方向内端部が縦部材3に対して溶接等によって一体化されている。このアッシ用プレート20には、円形の開口部20aが形成されている。
【0017】
図2、図3に示すように、ロアアーム10とアッシ用プレート20との間には、サスペンションスプリング30が配設されている。すなわち、サスペンションスプリング30の下端がロアアーム10の上面に当接(載置)され、サスペンションスプリング30の上端が、アッシ用プレート20の直下方に位置されている。図1〜図3は、サスペンションクロスメンバ1を車体に取付ける前の状態が示されており、この取付け前の状態では、図3に示すように、サスペンションスプリング30は、スプリングシート31を介して、アッシ用プレート20の下面に当接されている。図3に示す状態では、ロアアーム10は、例えばサスペンションクロスメンバ1を下方から保持する治具によって所定以上下方へ揺動するのが規制されて、サスペンションスプリング30は、そのフルリバンウド時の長さでもってロアアーム10とアッシ用プレート20との間に配設されている。
【0018】
前記スプリングシート31は、例えば鉄系金属板を加工することによって形成されて、その中央部には、上方へ凸となるように膨出させることによって突起部31aが形成されている。突起部31aは、その外周形状が円形とされて、その頂面が平坦面とされる一方、その側面は、上方に向かうにつれて徐々に縮径するテーパ面31bとされている。そして、突起部31aの周囲には、円環状のフランジ部31cが形成されている。
【0019】
サスペンションクロスメンバ1を車体に取付ける前の状態では、図3に示すように、スプリングシート31は、サスペンションスプリング30によって、アッシ用プレート20の下面に押しつけられている。この状態では、スプリングシート31の突起部31bが、アッシ用プレート20の開口部20a内に嵌合されて、この突起部31bの上面は、アッシ用プレート20の上面よりも上方に突出されている。そして、スプリングシート31のフランジ部31cが、アッシ用プレート20の下面(開口部20aの周縁部)に当接されて、スプリングシート31がそれ以上上方へ変位することが規制されている。
【0020】
スプリングシート31の突起部31bの基端部には、図4,図5に示すように、位置決め部31dが形成されている。この位置決め部31dは、フランジ部31cの内周縁部から上方へまっすぐ伸びる縦面として形成されている。すなわち、テーパ面31bの下端が、位置決め部31dの上端に連なるようにされている。位置決め部31dの直径は、開口部20aにがたつきなく嵌合されるような寸法に設定されている。
【0021】
突起部31bを開口部20a内に挿入した図4の状態では、突起部31bの上面がアッシ用プレート20の上面よりも上方に所定分突出する一方、位置決め部31dが開口部20aに対してがたつきなく嵌合されて、スプリングシート31のアッシ用プレート20に対する位置決めが行われる。つまり、アッシ用プレート20の開口部20aに対して突起部31bを嵌合させることによって、スプリングシート31を介してサスペンションスプリング30のセンタリング(中心位置合わせ)が自動的に行われるようになっている。
【0022】
図4,図5に示すように、スプリングシート31における突起部31bの上面には、緩衝用の弾性シート35が載置されている。また、スプリングシート31には、突起部31aの上方へ突出するように、位置決めピン36が一体化されている。この位置決めピン36に対応して、車体側の強度部材となるリアサイドフレーム40の底面には、位置決め孔41が形成されている。
【0023】
次に以上のような構成のサスペンション装置を車体に組み付ける作業について説明する。まず、サスペンションクロスメンバ1には、ロアアーム10や他のサスペンションリンク13〜15があらかじめ連結、保持される。また、サスペンションスプリング30が、その上端にスプリングシート31が介在された状態で、アッシ用プレート20とロアアーム10との間に配設される。このとき、サスペンションスプリング30はフルリバウンド時の長さとされる。
【0024】
サスペンションスプリング30を保持したサスペンションクロスメンバ1を、車体側部材としてのリアサイドフレーム40に向けて接近させていく(図4の状態で、車体のサスペンションクロスメンバ1に対する下降動またはサスペンションクロスメンバ1の車体に対する上昇動)。この接近過程で、位置決めピン36をリアサイドフレーム40の位置決め孔41に挿入させていく。
【0025】
サスペンションクロスメンバ1が車体に対して上下方向において所定の組付位置になると、図5に示すように、スプリングシート31の突起部31bがリヤサイドフレーム40によって下方へ押圧されて、スプリングシート31がアッシ用プレート20から離間された状態とされる。位置決めピン36の位置決め孔41への嵌合によって、スプリングシート31の水平方向への位置決めも行われることになる。この後、ボルト等の固定具によってラバーマウントを介してサスペンションクロスメンバ1が車体に固定されることになる。
【0026】
サスペンションクロスメンバ1を車体に固定した後の組付状態では、前述のようにスプリングシート31がアッシ用プレート20から離間されて(図5符合Lで示す上下寸法分の離間で、例えばL=7mm程度)、この状態でもってサスペンションスプリング30の車体に対する正規の組付状態が得られることになる。このように、サスペンション装置の組付作業性、特にサスペンションスプリング30の組付けを含む作業性が飛躍的に向上されることになる。なお、突起部31は、テーパ面31bの形成によって、スプリングシート31がアッシ用プレート20から下方へ離間することにより、その径方向においてもアッシ用プレート20に対して確実に離間されることになる。
【0027】
図6は、本発明の別の実施形態を示すもので、アッシ用プレート20を利用して、サスペンションクロスメンバ1を補強するようにしたものである。すなわち、アッシ用プレート20は、サスペンションクロスメンバ1のうち縦部材3の先端部付近に位置して、この縦部材3の先端部付近に対して、前横部材2の車幅方向端部が大きく離間している状態である。アッシ用プレート20には、補強部20bが一体成形されて、この補強部20bが、前横部材2の車幅方向端部に連結されている。これにより、縦部材3の先端部付近と前横部材2の車幅方向端部という大きく離間した位置同士がアッシ用プレート20(の補強部20b)によって連結されて、サスペンションクロスメンバ1の補強が行われることになる。
【0028】
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。位置決めピン36を車体側(としての例えばリヤサイドフレーム40に設ける一方、位置決め孔41をスプリングシート31に設けるようにしてもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明によるサスペンション装置の一例を示すもので、車体への組付前の状態を示す平面図。
【図2】図1のうちロアアームおよびサスペンションスプリング部分の詳細を示す要部斜視図。
【図3】図1のうちロアアームおよびサスペンションスプリング部分を前後方向から見た一部断面図。
【図4】サスペンションクロスメンバが車体に取付けられる前の状態を示すもので、車体とスプリングシートとアッシ用プレートとの関係を示す要部断面図。
【図5】サスペンションクロスメンバが車体に取付けられた後の状態を示すもので、図4に対応した要部断面図。
【図6】本発明の別の実施形態を示す要部平面図。
【符号の説明】
【0030】
1:サスペンションクロスメンバ
10:ロアアーム
12:車輪支持部材
20:アッシ用プレート
20a:開口部
20b:補強部
30:サスペンションスプリング
31:スプリングシート
31a:突起部
31b:テーパ面
31c:フランジ部
31d:位置決め部
36:位置決めピン
40:リヤサイドフレーム(車体側部材)
41:位置決め孔


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体に取付けられたサスペンションクロスメンバにロアアームが上下方向に揺動可能に保持され、該ロアアームと車体との間にサスペンションスプリングが配設された車両のサスペンション装置において、
前記サスペンションクロスメンバに、前記サスペンションスプリングの上端を支持するスプリングシートの上方への移動を規制するためのアッシ用プレートが一体化されており、
前記サスペンションクロスメンバが車体に取付けられる前の状態では、前記スプリングシートが前記アッシ用プレートに対して下方から当接した状態でもって、前記サスペンションスプリングが前記アッシ用プレートと前記ロアアームとの間に配設され、
前記サスペンションクロスメンバが車体に取付けられた状態においては、前記スプリングシートが車体によって下方へ押圧されて、前記スプリングシートが前記アッシ用プレートから離間されている、
ことを特徴とする車両のサスペンション装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記アッシ用プレートに、上下方向に貫通する開口部が形成されており、
前記スプリングシートに、少なくとも前記サスペンションクロスメンバが車体に取付けられる前の状態において前記開口部を通して前記アッシ用プレートよりも上方へ突出する突起部が形成され、
前記サスペンションクロスメンバを車体に取付けたときに、前記突起部が車体によって下方へ押圧されることによって、前記スプリングシートが前記アッシ用プレートから離間される、
ことを特徴とする車両のサスペンション装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記アッシ用プレートと前記スプリングシートとの間に、該スプリングシートを該アッシ用プレートに対してセンタリングするための位置決め部が形成されている、ことを特徴とする車両のサスペンション装置。
【請求項4】
請求項2において、
前記開口部が円形とされ、
前記突起部が、外周形状が円形でかつ上方に向かうにつれて徐々に縮径されるテーパ状の側面を有するように形成されている、ことを特徴とする車両のサスペンション装置。
【請求項5】
請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記サスペンションクロスメンバが車体に取付けられる前の状態において、前記サスペンションスプリングがフルリバウンド時の長さとなる位置でもって前記スプリングシートが前記アッシ用プレートに対して下方から当接されている、ことを特徴とする車両のサスペンション装置。
【請求項6】
請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
前記アッシ用プレートが、前記サスペンションクロスメンバにおける互いに離間した部位同士を連結する補強部を有している、ことを特徴とする車両のサスペンション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−143406(P2009−143406A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−323164(P2007−323164)
【出願日】平成19年12月14日(2007.12.14)
【出願人】(000003137)マツダ株式会社 (6,115)
【Fターム(参考)】