説明

遠心圧縮機、ターボ過給機、及びタービン

【課題】従来よりもベーンを回転させるために必要な駆動力を低減することが可能な遠心圧縮機を提供する。
【解決手段】コンプレッサホール4を軸線Ax回りに回転自在に支持するハウジング5と、コンプレッサホイール4の吐出側とスクロール室7とを連通するディフューザ通路8と、一端がピボット軸20を介してディフューザ通路8の壁面8aに回転自在に支持されるとともに支持部19aが駆動軸21を介してディフューザ通路8の壁面8bに回転自在に支持された複数のベーン19と、軸線Ax回りに回転可能なようにハウジング5に支持されるとともにピボット軸20を回転可能に支持するシュラウド10とを備えた遠心圧縮機2において、シュラウド10を回転可能に支持するハウジング5の摺動面15に開口する第1及び第2ガス噴射ノズル16、17と、スクロール室7と各ガス噴射ノズル16、17とをそれぞれ接続する吸気導入通路18とをさらに備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インペラとその外周に設けられたスクロール室との間にこれらを連通する通路が設けられ、その通路に複数のベーンが設けられている遠心圧縮機、ターボ過給機、及びタービンに関する。
【背景技術】
【0002】
タービンホイールとその外周に配置されたスクロール室とを連通するガス入口流路内にタービンホイールに流入するガスの流速及び方向を制御すべく左右に回転可能な複数のノズルベーンが設けられたタービンを備えたターボ過給機が知られている。例えば、ベアリングハウジングに左右に回転可能に円環プレートを設けるとともに各ベーンにピボット及び長孔状の溝をそれぞれ設け、各ベーンはピボットにてベアリングハウジングに回転可能に係合されるとともに長孔状の溝に円環プレートに設けたピン状のガイドが収容されるようにガス入口流路に設けられ、円環プレートを回転させて各ベーンの角度を変更するターボ過給機が知られている(特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−303829号公報
【特許文献2】特開2000−291440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のターボ過給機では、ベアリングハウジングに円環プレートを接触させて支持させた状態で円環プレートが回転駆動される。この場合、円環プレートとベアリングハウジングとの間に摩擦が発生するので、その摩擦に抗して円環プレートを回転駆動する必要がある。そのため、円環プレートを回転させるために大きな駆動力が必要となり、アクチュエータが大型化するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、従来よりもベーンを回転させるために必要な駆動力を低減することが可能な遠心圧縮機、ターボ過給機、及びタービンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の遠心圧縮機は、インペラを内部に収容するとともに前記インペラを軸線回りに回転自在に支持するハウジングと、前記インペラの外周に配置されるように前記ハウジングに設けられた渦巻き状のスクロール室と、前記インペラの吐出側と前記スクロール室とを連通するように前記ハウジングに設けられたディフューザ通路と、一端が第1回転軸を介して前記ディフューザ通路の壁面に回転自在に支持されるとともに前記一端より他端寄りに設けられた支持部が第2回転軸を介して前記第1回転軸が設けられた位置よりも径方向外側の前記ディフューザ通路の壁面に回転自在に支持され、かつ前記ディフューザ通路に所定間隔で前記軸線回りに並ぶように設けられた複数のベーンと、前記軸線回りに回転可能なように前記ハウジングに支持されて前記ディフューザ通路の壁面の一部となり、かつ前記第1回転軸又は前記第2回転軸のいずれか一方を回転可能に支持する回転部材と、を備えた遠心圧縮機において、前記回転部材を回転可能に支持する前記ハウジングの摺動面に開口するガス噴射ノズルと、前記遠心圧縮機で加圧された気体を前記ガス噴射ノズルに導入する導入通路と、をさらに備えている(請求項1)。
【0007】
本発明の遠心圧縮機によれば、ガス噴射ノズルからハウジングと回転部材との間に遠心圧縮機で加圧された気体が吹き込まれるので、ハウジングと回転部材との間にこの気体の層を形成することができる。これにより、ハウジングと回転部材との間に空気軸受を形成してこれらの間の摩擦を低減することができる。そのため、回転部材を回転させるために必要な駆動力を低減することができる。従って、ベーンを回転させるために必要な駆動力を低減できる。
【0008】
本発明の遠心圧縮機の一形態において、前記導入通路は、前記スクロール室と前記ガス噴射ノズルとを接続するように前記ハウジング内に設けられていてもよい(請求項2)。この場合、ハウジングの外側に導入通路のための配管を行う必要がない。そのため、コンプレッサの外側に突出する部分を減らすことができる。
【0009】
本発明のターボ過給機は、上述した遠心圧縮機を備え、前記遠心圧縮機が内燃機関の吸気通路に設けられる(請求項3)
【0010】
本発明のターボ過給機によれば、上述した遠心圧縮機を備えているので、ハウジングと回転部材との間に気体の層を形成することができる。そのため、ベーンを回転させるために必要な駆動力を低減できる。
【0011】
本発明のタービンは、インペラを内部に収容するとともに前記インペラを軸線回りに回転自在に支持するハウジングと、前記インペラの外周に配置されるように前記ハウジングに設けられた渦巻き状のスクロール室と、前記スクロール室と前記インペラの吸い込み側とを連通するように前記ハウジングに設けられたノズル通路と、一端が第1回転軸を介して前記ノズル通路の壁面に回転自在に支持されるとともに前記一端より他端寄りに設けられた支持部が第2回転軸を介して前記第1回転軸が設けられた位置よりも径方向外側の前記ノズル通路の壁面に回転自在に支持され、かつ前記ノズル通路に所定間隔で前記軸線回りに並ぶように設けられた複数のベーンと、前記軸線回りに回転可能なように前記ハウジングに支持されて前記ノズル通路の壁面の一部となり、かつ前記第1回転軸又は前記第2回転軸のいずれか一方を回転可能に支持する回転部材と、を備えたタービンにおいて、前記回転部材を回転可能に支持する前記ハウジングの摺動面に開口するガス噴射ノズルと、前記タービンに流入した気体を前記ガス噴射ノズルに導入する導入通路と、をさらに備えている(請求項4)。また、このタービンの一形態において、前記導入通路は、前記スクロール室と前記ガス噴射ノズルとを接続するように前記ハウジングに設けられていてもよい(請求項5)。
【0012】
本発明のタービンによれば、タービンに流入した気体を導入通路を介してガス噴射ノズルからハウジングと回転部材との間に吹き込むことができるので、上述した本発明の遠心圧縮機と同様にハウジングと回転部材との間に気体の層を形成することができる。そのため、ベーンを回転させるために必要な駆動力を低減できる。
【発明の効果】
【0013】
以上に説明したように、本発明の遠心圧縮機によれば、回転部材とハウジングとの間に気体を吹き込んでこれらの間に気体の層を形成することができるので、回転部材とハウジングとの間の摩擦を低減することができる。そのため、ベーンを回転させるために必要な駆動力を低減することができる。本発明のターボ過給機、及びタービンも同様に回転部材とハウジングとの間に気体の層を形成できるので、ベーンを回転させるために必要な駆動力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一形態に係るターボ過給機の一部を拡大して示す図。
【図2】図1の矢印II方向から見たディフューザ通路を示す図。
【図3】コンプレッサを分解して示す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本発明の一形態に係るターボ過給機の一部を拡大して示している。このターボ過給機1は、不図示の内燃機関(以下、エンジンと称することもある。)を過給するためのものである。ターボ過給機1はエンジンの排気通路に設けられる不図示のタービンを有し、そのタービンによってエンジンの吸気通路に設けられる遠心圧縮機(以下、コンプレッサと称することもある。)2を駆動するように構成されている。コンプレッサ2は、複数の翼3が周方向に設けられたインペラとしてのコンプレッサホイール4と、そのコンプレッサホイール4を内部に収容するとともにコンプレッサホイール4を軸線Ax回りに回転自在に支持するハウジング5とを備えている。ハウジング5には、コンプレッサホイール4に吸気を導く入口部6と、コンプレッサホイール4の外周に配置される渦巻き状のスクロール室7と、コンプレッサホイール4の吐出側とスクロール室7とを連通するディフューザ通路8と、スクロール室7で加圧された吸気を外部に排出する出口部9が設けられている。
【0016】
ハウジング5の内部には、コンプレッサホイール4の径方向外側に配置された回転部材としてのシュラウド10が設けられている。シュラウド10は、軸線Ax回りに回転可能なようにハウジング5に支持されている。シュラウド10の一端10aは、入口部6の内側を覆うように筒状に形成されている。シュラウド10は、その一端10aからコンプレッサホイール4の翼3の縁に沿ってディフューザ通路8まで延び、他端10bがディフューザ通路8の壁面8aの一部となる。この図に示したようにシュラウド10の一端10aには、大径部11と、大径部11より直径が小さい小径部12とが設けられている。小径部12は、大径部11のコンプレッサホイール4側に隣接するように設けられている。
大径部11の外周面には、径方向外側に突出するシュラウド駆動ピン13が設けられている。シュラウド駆動ピン13には、アクチュエータ14が接続され、このアクチュエータ14にてシュラウド10が軸線Ax回りに左右に回転駆動される。
【0017】
ハウジング5には、シュラウド10の外周面と接してシュラウド10を回転可能に支持する摺動面15が設けられている。摺動面15は、シュラウド10の一端10a及び他端10bとそれぞれ接するように設けられている。また、ハウジング5には、摺動面15に開口する第1ガス噴射ノズル16及び第2ガス噴射ノズル17と、これらのガス噴射ノズル16、17とスクロール室7とを接続する導入通路としての吸気導入通路18とが設けられている。図1に示したように第1ガス噴射ノズル16は、軸線Axと平行に設けられ、摺動面15のうち大径部11のコンプレッサホイール4側の側面11aと接する部分に開口している。一方、第2ガス噴射ノズル17は、軸線Axと直交する方向に延びるように設けられ、摺動面15のうち小径部12の外周面12aと接する部分に開口している。
【0018】
図2は、図1の矢印II方向から見たディフューザ通路8を示している。また、図3はコンプレッサ2の分解図を示している。図2に示したようにディフューザ通路8には、軸線Ax回りに所定間隔で並ぶ6枚のディフューザベーン(以下、ベーンと略称することがある。)19が設けられている。図2及び図3に示したようにベーン19の一端には、第1回転軸としてのピボット軸20が設けられている。ベーン19の一端よりも他端寄りの部分には支持部19aが設けられている。支持部19aには、ベーン19に沿ってスライド可能なように第2回転軸としての駆動軸21が設けられている。なお、6枚のベーン19は、全て同じ構造である。図3に示したようにシュラウド10の他端10bには、ベーン19のピボット軸20が回転可能に支持されるピボット穴22が設けられている。ディフューザ通路8の壁面のうち壁面8aとディフューザ通路8を挟んで対向する壁面8bには、ハウジング5に回転不能に固定されるリングプレート23が設けられている。リングプレート23には、ベーン19の駆動軸21が回転可能に支持される駆動穴24が設けられている。なお、駆動穴24は、ピボット穴22よりも径方向外側、すなわち軸線Axから離れた位置に設けられている。
【0019】
このコンプレッサ2では、アクチュエータ14によってシュラウド10を図2の矢印R方向に回転させることで、ピボット穴22を駆動穴24に近付けることができる。そして、これによりベーン19の傾きを大きくしてベーン19間の流路面積を大きくすることができる。一方、シュラウド10を図2の矢印L方向に回転させた場合は、ピボット穴22が駆動穴24から離れるので、ベーン19の傾きを小さくしてベーン19間の流路面積を小さくすることができる。なお、ベーン19の傾きは、エンジンの運転状態に応じて制御する周知の方法で制御される。
【0020】
また、このコンプレッサ2では、第1ガス噴射ノズル16及び第2ガス噴射ノズル17とスクロール室7とが吸気導入通路18で接続されているので、コンプレッサ2で加圧された吸気を第1ガス噴射ノズル16及び第2ガス噴射ノズル17からハウジング5の摺動面15とシュラウド10の外周面との間に吹き込むことができる。この場合、ハウジング5とシュラウド10との間に加圧された吸気の層を形成し、これによりハウジング5とシュラウド10との間に空気軸受を形成することができる。上述したように第1ガス噴射ノズル16は、摺動面15のうち大径部11の側面11aと接する部分に開口しているので、この第1ガス噴射ノズル16から吸気を噴出させることにより、この側面11aにスラスト空気軸受を形成することができる。第2ガス噴射ノズル17は、摺動面15のうち小径部12の外周面12aと接する部分に開口しているので、この第2ガス噴射ノズル17から吸気を噴出させることにより、シュラウド10の外周面と摺動面15との間にラジアル空気軸受を形成することができる。
【0021】
このように本形態のターボ過給機1によれば、ハウジング5とシュラウド10との間にコンプレッサ2で加圧された吸気を吹き込んでこれらハウジング5とシュラウド10との間に空気軸受を形成することができる。これによりハウジング5とシュラウド10との間の摩擦を低減できるので、シュラウド10を回転させるために必要な力を低減できる。そのため、アクチュエータ14を小型化することができる。
【0022】
また、第1ガス噴射ノズル16及び第2ガス噴射ノズル17とスクロール室7とを接続する吸気導入通路18はハウジング5内に形成されているので、この吸気導入通路18を設けるためにハウジング5の外側に配管を行う必要がない。そのため、ターボ過給機1の搭載性を向上させることができる。
【0023】
このターボ過給機1では、ピボット軸20が設けられているベーン19の一端とコンプレッサホイール4の吐出側との間の距離を維持したままベーン19の傾きを変更することができる。そのため、ベーン19の傾きを変更してもコンプレッサホイール4から吐出された吸気を速やかにベーン19に導くことができる。従って、各ベーン19によって吸気の速度を圧力に速やかに変換することができる。
【0024】
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、ハウジングに固定されるリングプレートにピボット穴を、シュラウドに駆動穴をそれぞれ設け、リングプレートで各ベーンのピボット軸を回転可能に支持するとともにシュラウドで各ベーンの駆動軸を回転可能に支持してもよい。吸気導入通路は、ハウジング内に設けられていなくてもよい。例えばコンプレッサの下流の配管と各ガス噴射ノズルとを接続するようにハウジングの外側に配管されていてもよい。
【0025】
上述した形態では、本発明の遠心圧縮機をターボ過給機に組み込んだ形態を示したが、本発明の遠心圧縮機はターボ過給機に組み込まずに単独で使用してもよい。
【0026】
また、上述した形態で示したベーンの駆動機構は、ターボ過給機等のタービンに適用してもよい。このようなタービンには、スクロール室とインペラの吸い込み側とを連通するノズル通路に複数の可変ベーンを設け、これら可変ベーンの傾きを変更してインペラに流入するガスの流速を調整するものがある。そこで、この可変ベーンの駆動機構として上述した形態で示した駆動機構を適用する。この場合、各ガス噴射ノズルにはタービンに流入した高圧のガスを導けばよい。このタービンにおいても上述した形態と同様にシュラウドとハウジングとの間に高圧のガスを吹き込んでこのシュラウドとハウジングとの間にガスの層を形成できるので、シュラウドを回転させるために必要な力を低減できる。そのため、このシュラウドを回転させるためのアクチュエータを小型化できる。
【符号の説明】
【0027】
1 ターボ過給機
2 遠心圧縮機
4 コンプレッサホイール(インペラ)
5 ハウジング
7 スクロール室
8 ディフューザ通路
8a 壁面
8b 壁面
10 シュラウド(回転部材)
15 摺動面
16 第1ガス噴射ノズル
17 第2ガス噴射ノズル
18 吸気導入通路(導入通路)
19 ディフューザベーン
19a 支持部
20 ピボット軸(第1回転軸)
21 駆動軸(第2回転軸)
Ax 軸線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インペラを内部に収容するとともに前記インペラを軸線回りに回転自在に支持するハウジングと、前記インペラの外周に配置されるように前記ハウジングに設けられた渦巻き状のスクロール室と、前記インペラの吐出側と前記スクロール室とを連通するように前記ハウジングに設けられたディフューザ通路と、一端が第1回転軸を介して前記ディフューザ通路の壁面に回転自在に支持されるとともに前記一端より他端寄りに設けられた支持部が第2回転軸を介して前記第1回転軸が設けられた位置よりも径方向外側の前記ディフューザ通路の壁面に回転自在に支持され、かつ前記ディフューザ通路に所定間隔で前記軸線回りに並ぶように設けられた複数のベーンと、前記軸線回りに回転可能なように前記ハウジングに支持されて前記ディフューザ通路の壁面の一部となり、かつ前記第1回転軸又は前記第2回転軸のいずれか一方を回転可能に支持する回転部材と、を備えた遠心圧縮機において、
前記回転部材を回転可能に支持する前記ハウジングの摺動面に開口するガス噴射ノズルと、前記遠心圧縮機で加圧された気体を前記ガス噴射ノズルに導入する導入通路と、をさらに備えている遠心圧縮機。
【請求項2】
前記導入通路は、前記スクロール室と前記ガス噴射ノズルとを接続するように前記ハウジング内に設けられている請求項1に記載の遠心圧縮機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の遠心圧縮機を備え、前記遠心圧縮機が内燃機関の吸気通路に設けられるターボ過給機。
【請求項4】
インペラを内部に収容するとともに前記インペラを軸線回りに回転自在に支持するハウジングと、前記インペラの外周に配置されるように前記ハウジングに設けられた渦巻き状のスクロール室と、前記スクロール室と前記インペラの吸い込み側とを連通するように前記ハウジングに設けられたノズル通路と、一端が第1回転軸を介して前記ノズル通路の壁面に回転自在に支持されるとともに前記一端より他端寄りに設けられた支持部が第2回転軸を介して前記第1回転軸が設けられた位置よりも径方向外側の前記ノズル通路の壁面に回転自在に支持され、かつ前記ノズル通路に所定間隔で前記軸線回りに並ぶように設けられた複数のベーンと、前記軸線回りに回転可能なように前記ハウジングに支持されて前記ノズル通路の壁面の一部となり、かつ前記第1回転軸又は前記第2回転軸のいずれか一方を回転可能に支持する回転部材と、を備えたタービンにおいて、
前記回転部材を回転可能に支持する前記ハウジングの摺動面に開口するガス噴射ノズルと、前記タービンに流入した気体を前記ガス噴射ノズルに導入する導入通路と、をさらに備えているタービン。
【請求項5】
前記導入通路は、前記スクロール室と前記ガス噴射ノズルとを接続するように前記ハウジングに設けられている請求項4に記載のタービン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−229931(P2010−229931A)
【公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−79887(P2009−79887)
【出願日】平成21年3月27日(2009.3.27)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】