てんかんの診断および治療のための組成物ならびに方法
EFHC1、EFHC1アゴニスト、もしくはEFHC1アナログを用いたてんかん疾患の診断または治療のための組成物および方法が提供される。EFHC1a、EFHC1aアゴニスト、もしくはEFHC1aアナログを用いたてんかん疾患の診断または治療のための組成物および方法が提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
細胞をEFHC1、EFHC1アゴニスト、またはEFHC1アナログと接触させるステップを含む、神経細胞の生長を阻害する方法。
【請求項2】
前記細胞を抗てんかん薬と接触させるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗てんかん薬が、カルバマゼピン、エトスクシミド、CBZエポキシド、ラモトリジン、オクスカルバゼピン、バルプロ酸ナトリウム、アセタゾラミド、クロバザム、クロナゼパム、ガバペンチン、レベチラセタム、フェノバルビトン、フェニトイン、ピラセタム、プリミドン、チアガビン、トピラメート、ゾニサミド、またはビガバトリンである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
以下のステップ:
(a) 患者に対してEFHC1、EFHC1アゴニスト、またはEFHC1アナログを投与するステップ;および
(b) 該患者に対して抗てんかん薬を投与するステップ
を含む、患者におけるてんかん治療を強化する方法。
【請求項5】
前記抗てんかん薬が、カルバマゼピン、エトスクシミド、CBZエポキシド、ラモトリジン、オクスカルバゼピン、バルプロ酸ナトリウム、アセタゾラミド、クロバザム、クロナゼパム、ガバペンチン、レベチラセタム、フェノバルビトン、フェニトイン、ピラセタム、プリミドン、チアガビン、トピラメート、ゾニサミド、またはビガバトリンである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記EFHC1、EFHC1アゴニスト、またはEFHC1アナログが、R型電位依存性Ca2+チャネル(Cav2.3)のアゴニストである、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記てんかん治療が若年性ミオクローヌスてんかん(JMC)に対する治療である、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
以下のステップ:
(a) EFHC1もしくはEFHC1aを過剰発現するように操作された哺乳動物細胞または哺乳動物細胞培養物を用意するステップ;
(b) 前記細胞を試験物質と接触させるステップ;および
(c) 細胞の死滅に対する試験物質の効果についてアッセイするステップ
を含む、哺乳動物細胞の細胞死を促進する作用物質を特定する方法。
【請求項9】
前記細胞を抗てんかん薬と接触させるステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記抗てんかん薬がアポトーシスを促進するものである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記抗てんかん薬が、カルバマゼピン、エトスクシミド、CBZエポキシド、ラモトリジン、オクスカルバゼピン、バルプロ酸ナトリウム、アセタゾラミド、クロバザム、クロナゼパム、ガバペンチン、レベチラセタム、フェノバルビトン、フェニトイン、ピラセタム、プリミドン、チアガビン、トピラメート、ゾニサミド、またはビガバトリンである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
細胞死に対する試験物質の効果を、アポトーシスの発生率を測定することによりアッセイする、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
細胞死に対する試験物質の効果を、p53の活性を測定することによりアッセイする、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記細胞を、EFHC1またはEFHC1aをコードする核酸構築物を用いてトランスフェクトする、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記細胞がin vitroにある、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記細胞がin vivoにある、請求項8に記載の方法。
【請求項17】
前記細胞がマウス体内にある、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
以下のステップ:
(a) EFHC1ポリペプチドを化合物に接触させるステップ、ここで、該EFHC1ポリペプチドは、配列番号4に示すアミノ酸配列に対して少なくとも85%のアミノ酸配列同一性を含むものである;
(b) 該化合物のEFHC1ポリペプチドに対する機能的効果を測定し、それによりEFHC1ポリペプチドの活性をモジュレートする化合物を特定するステップ
を含む、EFHC1ポリペプチドの活性をモジュレートする作用物質を特定する方法。
【請求項19】
前記化合物がEFHC1ポリペプチドの活性を増大させるものである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ポリペプチドが固相に連結している、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記ポリペプチドが固相に共有結合している、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記ポリペプチドが細胞内で発現されている、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記ポリペプチドが正常と比較して細胞内で増幅されている、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記ポリペプチドが配列番号4に示すアミノ酸配列を有する、請求項18に記載の方法。
【請求項25】
以下のステップ:
(a) EFHC1もしくはEFHC1aを過剰発現するように操作された哺乳動物細胞または哺乳動物細胞培養物を用意するステップ;
(b) 前記細胞を試験物質およびアポトーシス薬と接触させるステップ;および
(c) アポトーシス薬の活性に対する該試験物質の効果についてアッセイするステップ
を含む、アポトーシス薬の活性をモジュレートする作用物質を特定する方法。
【請求項26】
前記試験物質が前記アポトーシス薬の活性を強化するものである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記アポトーシス薬がアポトーシス経路を誘導する化学治療薬である、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
以下のステップ:
(a) 治療が行われている哺乳動物由来の生物学的サンプルを用意するステップ;および
(b) てんかん治療が行われている患者由来の生物学的サンプル中の、配列番号4に対して少なくとも70%のアミノ酸同一性を含むEFHC1ポリペプチドもしくは配列番号3に対して少なくとも70%のヌクレオチド同一性を含むEFHC1ポリヌクレオチドのレベルを検出するか、またはEFHC1ポリペプチドをコードする遺伝子のコピー数を検出するステップ、ここで、該生物学的サンプル中のEFHC1ポリペプチドもしくはEFHC1ポリヌクレオチドのレベルまたは遺伝子コピー数の、該治療前かまたは該治療のより早い段階での該患者由来の生物学的サンプル中のレベルまたはコピー数と比較しての増大が、有効な治療を示すこと
を含む、てんかん治療の有効性をモニタリングする方法。
【請求項29】
前記EHC1ポリペプチドが配列番号4に示すアミノ酸配列を有するか、または前記EHC1ポリヌクレオチドが配列番号3に示すヌクレオチド配列を有する、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記てんかんが、若年性ミオクローヌスてんかん(JMC)である、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記患者がヒトである、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) 配列番号4に示すアミノ酸配列に対して少なくとも85%のアミノ酸配列同一性を含むEFHC1ポリペプチドの発現を検出するステップ;および
(c) EFHC1ポリペプチドの発現と該被験体におけるてんかんの有無との相関関係を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項33】
EFHC1ポリペプチドの過少発現が前記被験体でのてんかんの存在と相関している、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) 配列番号3に示す核酸配列に対して少なくとも85%の核酸配列同一性を含むEFHC1ポリヌクレオチド配列のコピー数を検出するステップ;および
(c) EFHC1ポリヌクレオチド配列のコピー数と該被験体におけるてんかんの有無との相関関係を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項35】
EFHC1ポリヌクレオチド配列のコピー数の低下が前記被験体におけるてんかんの存在と相関している、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) 配列番号3に示す核酸配列に対して少なくとも85%の核酸配列同一性を含むEFHC1遺伝子中の突然変異を検出するステップ;および
(c) EFHC1遺伝子中の突然変異の有無と該被験体におけるてんかんの有無との相関関係を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項37】
EFHC1遺伝子中の突然変異の存在が前記被験体におけるてんかんの存在と相関している、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記突然変異が、EFHC1遺伝子中のミスセンス突然変異またはナンセンス突然変異である、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
配列番号4に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を含むEFHC1ポリペプチドをコードする、単離核酸。
【請求項40】
配列番号4に示すアミノ酸配列を含むEFHC1ポリペプチドをコードする、請求項39に記載の核酸。
【請求項41】
配列番号3に示すヌクレオチド配列を含む、請求項39に記載の核酸。
【請求項42】
請求項39に記載の核酸を含んでなる発現ベクター。
【請求項43】
請求項42に記載の発現ベクターを含んでなる単離宿主細胞。
【請求項44】
以下のステップ:
a) EFHC1タンパク質の発現に適した条件下で請求項43に記載の宿主細胞を培養するステップ;および
b) 該宿主細胞培養物から該ポリペプチドを回収するステップ
を含む、EFHC1タンパク質を生成する方法。
【請求項45】
前記宿主細胞が真核細胞である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記宿主細胞が原核細胞である、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
配列番号4に対して少なくとも95%のアミノ酸同一性を含む、単離EFHC1ポリペプチド。
【請求項48】
配列番号4に示すアミノ酸配列を含む、請求項47に記載のポリペプチド。
【請求項49】
配列番号4に示すアミノ酸配列を含むポリペプチドに対して作製された抗体に特異的に結合する、請求項47に記載のポリペプチド。
【請求項50】
請求項47に記載のポリペプチドに特異的に結合する抗体。
【請求項51】
(a) 請求項50に記載の1種以上の抗体;および
(b) レポーター基を含んでなる検出試薬
を含む診断キット。
【請求項52】
前記抗体が固体支持体に固定化されている、請求項51に記載のキット。
【請求項53】
前記固体支持体がニトロセルロース、ラテックス、またはプラスチック材料を含む、請求項52に記載のキット。
【請求項54】
前記検出試薬が、抗免疫グロブリン、プロテインG、プロテインAまたはレクチンを含む、請求項51に記載のキット。
【請求項55】
前記レポーター基が、放射性同位体、蛍光基、発光基、酵素、ビオチンおよび色素粒子からなる群より選択される、請求項51に記載のキット。
【請求項56】
EHC1タンパク質をコードするポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズする、10〜40ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドであって、EHC1タンパク質が配列番号3に示すポリヌクレオチド配列または前記ポリヌクレオチドのいずれかの相補体によりコードされるアミノ酸配列を含むものである、上記オリゴヌクレオチド。
【請求項57】
配列番号3に示す10〜40ヌクレオチドを含む、請求項56に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項58】
(a) 請求項56に記載のオリゴヌクレオチド;および
(b) ポリメラーゼ連鎖反応またはハイブリダイゼーションアッセイにおける使用のための診断試薬
を含む診断キット。
【請求項59】
以下のステップ:
(a) 治療が行われている哺乳動物患者由来の生物学的サンプルを用意するステップ;および
(b) てんかんの治療が行われている患者由来の生物学的サンプル中の、EFHC1aポリペプチドもしくはEFHC1aポリヌクレオチドのレベルを検出するか、またはEFHC1aポリペプチドをコードする遺伝子のコピー数を検出するステップ、ここで、前記生物学的サンプル中のEFHC1aポリペプチドもしくはEFHC1aポリヌクレオチドのレベルまたは遺伝子コピー数の、該治療前かまたは該治療のより早い段階での該患者由来の生物学的サンプル中のレベルまたはコピー数と比較しての増大が、有効な治療を示すこと
を含む、てんかん治療の有効性をモニタリングする方法。
【請求項60】
前記てんかんが若年性ミオクローヌスてんかん(JMC)である、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記患者がヒトである、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) EFHC1aポリペプチドの発現を検出するステップ;および
(c) EFHC1aポリペプチドの発現と該被験体におけるてんかんの有無との相関を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項63】
EFHC1aポリペプチドの過少発現が前記被験体におけるてんかんの存在と相関している、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) EFHC1aポリヌクレオチド配列のコピー数を検出するステップ;および
(c) EFHC1aポリヌクレオチド配列のコピー数と該被験体におけるてんかんの有無との相関関係を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項65】
EFHC1aポリヌクレオチド配列のコピー数の低下が前記被験体におけるてんかんの存在と相関している、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) EFHC1a遺伝子中の突然変異の有無を検出するステップ;および
(c) EFHC1a遺伝子中の突然変異の有無と該被験体におけるてんかんの有無との相関関係を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項67】
EFHC1a遺伝子中の突然変異の存在が前記被験体におけるてんかんの存在と相関している、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記突然変異が、EFHC1a遺伝子中のミスセンス突然変異またはナンセンス突然変異である、請求項66に記載の方法。
【請求項1】
細胞をEFHC1、EFHC1アゴニスト、またはEFHC1アナログと接触させるステップを含む、神経細胞の生長を阻害する方法。
【請求項2】
前記細胞を抗てんかん薬と接触させるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抗てんかん薬が、カルバマゼピン、エトスクシミド、CBZエポキシド、ラモトリジン、オクスカルバゼピン、バルプロ酸ナトリウム、アセタゾラミド、クロバザム、クロナゼパム、ガバペンチン、レベチラセタム、フェノバルビトン、フェニトイン、ピラセタム、プリミドン、チアガビン、トピラメート、ゾニサミド、またはビガバトリンである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
以下のステップ:
(a) 患者に対してEFHC1、EFHC1アゴニスト、またはEFHC1アナログを投与するステップ;および
(b) 該患者に対して抗てんかん薬を投与するステップ
を含む、患者におけるてんかん治療を強化する方法。
【請求項5】
前記抗てんかん薬が、カルバマゼピン、エトスクシミド、CBZエポキシド、ラモトリジン、オクスカルバゼピン、バルプロ酸ナトリウム、アセタゾラミド、クロバザム、クロナゼパム、ガバペンチン、レベチラセタム、フェノバルビトン、フェニトイン、ピラセタム、プリミドン、チアガビン、トピラメート、ゾニサミド、またはビガバトリンである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記EFHC1、EFHC1アゴニスト、またはEFHC1アナログが、R型電位依存性Ca2+チャネル(Cav2.3)のアゴニストである、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記てんかん治療が若年性ミオクローヌスてんかん(JMC)に対する治療である、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
以下のステップ:
(a) EFHC1もしくはEFHC1aを過剰発現するように操作された哺乳動物細胞または哺乳動物細胞培養物を用意するステップ;
(b) 前記細胞を試験物質と接触させるステップ;および
(c) 細胞の死滅に対する試験物質の効果についてアッセイするステップ
を含む、哺乳動物細胞の細胞死を促進する作用物質を特定する方法。
【請求項9】
前記細胞を抗てんかん薬と接触させるステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記抗てんかん薬がアポトーシスを促進するものである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記抗てんかん薬が、カルバマゼピン、エトスクシミド、CBZエポキシド、ラモトリジン、オクスカルバゼピン、バルプロ酸ナトリウム、アセタゾラミド、クロバザム、クロナゼパム、ガバペンチン、レベチラセタム、フェノバルビトン、フェニトイン、ピラセタム、プリミドン、チアガビン、トピラメート、ゾニサミド、またはビガバトリンである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
細胞死に対する試験物質の効果を、アポトーシスの発生率を測定することによりアッセイする、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
細胞死に対する試験物質の効果を、p53の活性を測定することによりアッセイする、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記細胞を、EFHC1またはEFHC1aをコードする核酸構築物を用いてトランスフェクトする、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記細胞がin vitroにある、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記細胞がin vivoにある、請求項8に記載の方法。
【請求項17】
前記細胞がマウス体内にある、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
以下のステップ:
(a) EFHC1ポリペプチドを化合物に接触させるステップ、ここで、該EFHC1ポリペプチドは、配列番号4に示すアミノ酸配列に対して少なくとも85%のアミノ酸配列同一性を含むものである;
(b) 該化合物のEFHC1ポリペプチドに対する機能的効果を測定し、それによりEFHC1ポリペプチドの活性をモジュレートする化合物を特定するステップ
を含む、EFHC1ポリペプチドの活性をモジュレートする作用物質を特定する方法。
【請求項19】
前記化合物がEFHC1ポリペプチドの活性を増大させるものである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ポリペプチドが固相に連結している、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記ポリペプチドが固相に共有結合している、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記ポリペプチドが細胞内で発現されている、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記ポリペプチドが正常と比較して細胞内で増幅されている、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記ポリペプチドが配列番号4に示すアミノ酸配列を有する、請求項18に記載の方法。
【請求項25】
以下のステップ:
(a) EFHC1もしくはEFHC1aを過剰発現するように操作された哺乳動物細胞または哺乳動物細胞培養物を用意するステップ;
(b) 前記細胞を試験物質およびアポトーシス薬と接触させるステップ;および
(c) アポトーシス薬の活性に対する該試験物質の効果についてアッセイするステップ
を含む、アポトーシス薬の活性をモジュレートする作用物質を特定する方法。
【請求項26】
前記試験物質が前記アポトーシス薬の活性を強化するものである、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記アポトーシス薬がアポトーシス経路を誘導する化学治療薬である、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
以下のステップ:
(a) 治療が行われている哺乳動物由来の生物学的サンプルを用意するステップ;および
(b) てんかん治療が行われている患者由来の生物学的サンプル中の、配列番号4に対して少なくとも70%のアミノ酸同一性を含むEFHC1ポリペプチドもしくは配列番号3に対して少なくとも70%のヌクレオチド同一性を含むEFHC1ポリヌクレオチドのレベルを検出するか、またはEFHC1ポリペプチドをコードする遺伝子のコピー数を検出するステップ、ここで、該生物学的サンプル中のEFHC1ポリペプチドもしくはEFHC1ポリヌクレオチドのレベルまたは遺伝子コピー数の、該治療前かまたは該治療のより早い段階での該患者由来の生物学的サンプル中のレベルまたはコピー数と比較しての増大が、有効な治療を示すこと
を含む、てんかん治療の有効性をモニタリングする方法。
【請求項29】
前記EHC1ポリペプチドが配列番号4に示すアミノ酸配列を有するか、または前記EHC1ポリヌクレオチドが配列番号3に示すヌクレオチド配列を有する、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記てんかんが、若年性ミオクローヌスてんかん(JMC)である、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記患者がヒトである、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) 配列番号4に示すアミノ酸配列に対して少なくとも85%のアミノ酸配列同一性を含むEFHC1ポリペプチドの発現を検出するステップ;および
(c) EFHC1ポリペプチドの発現と該被験体におけるてんかんの有無との相関関係を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項33】
EFHC1ポリペプチドの過少発現が前記被験体でのてんかんの存在と相関している、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) 配列番号3に示す核酸配列に対して少なくとも85%の核酸配列同一性を含むEFHC1ポリヌクレオチド配列のコピー数を検出するステップ;および
(c) EFHC1ポリヌクレオチド配列のコピー数と該被験体におけるてんかんの有無との相関関係を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項35】
EFHC1ポリヌクレオチド配列のコピー数の低下が前記被験体におけるてんかんの存在と相関している、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) 配列番号3に示す核酸配列に対して少なくとも85%の核酸配列同一性を含むEFHC1遺伝子中の突然変異を検出するステップ;および
(c) EFHC1遺伝子中の突然変異の有無と該被験体におけるてんかんの有無との相関関係を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項37】
EFHC1遺伝子中の突然変異の存在が前記被験体におけるてんかんの存在と相関している、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記突然変異が、EFHC1遺伝子中のミスセンス突然変異またはナンセンス突然変異である、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
配列番号4に対して少なくとも95%のアミノ酸配列同一性を含むEFHC1ポリペプチドをコードする、単離核酸。
【請求項40】
配列番号4に示すアミノ酸配列を含むEFHC1ポリペプチドをコードする、請求項39に記載の核酸。
【請求項41】
配列番号3に示すヌクレオチド配列を含む、請求項39に記載の核酸。
【請求項42】
請求項39に記載の核酸を含んでなる発現ベクター。
【請求項43】
請求項42に記載の発現ベクターを含んでなる単離宿主細胞。
【請求項44】
以下のステップ:
a) EFHC1タンパク質の発現に適した条件下で請求項43に記載の宿主細胞を培養するステップ;および
b) 該宿主細胞培養物から該ポリペプチドを回収するステップ
を含む、EFHC1タンパク質を生成する方法。
【請求項45】
前記宿主細胞が真核細胞である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記宿主細胞が原核細胞である、請求項44に記載の方法。
【請求項47】
配列番号4に対して少なくとも95%のアミノ酸同一性を含む、単離EFHC1ポリペプチド。
【請求項48】
配列番号4に示すアミノ酸配列を含む、請求項47に記載のポリペプチド。
【請求項49】
配列番号4に示すアミノ酸配列を含むポリペプチドに対して作製された抗体に特異的に結合する、請求項47に記載のポリペプチド。
【請求項50】
請求項47に記載のポリペプチドに特異的に結合する抗体。
【請求項51】
(a) 請求項50に記載の1種以上の抗体;および
(b) レポーター基を含んでなる検出試薬
を含む診断キット。
【請求項52】
前記抗体が固体支持体に固定化されている、請求項51に記載のキット。
【請求項53】
前記固体支持体がニトロセルロース、ラテックス、またはプラスチック材料を含む、請求項52に記載のキット。
【請求項54】
前記検出試薬が、抗免疫グロブリン、プロテインG、プロテインAまたはレクチンを含む、請求項51に記載のキット。
【請求項55】
前記レポーター基が、放射性同位体、蛍光基、発光基、酵素、ビオチンおよび色素粒子からなる群より選択される、請求項51に記載のキット。
【請求項56】
EHC1タンパク質をコードするポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズする、10〜40ヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドであって、EHC1タンパク質が配列番号3に示すポリヌクレオチド配列または前記ポリヌクレオチドのいずれかの相補体によりコードされるアミノ酸配列を含むものである、上記オリゴヌクレオチド。
【請求項57】
配列番号3に示す10〜40ヌクレオチドを含む、請求項56に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項58】
(a) 請求項56に記載のオリゴヌクレオチド;および
(b) ポリメラーゼ連鎖反応またはハイブリダイゼーションアッセイにおける使用のための診断試薬
を含む診断キット。
【請求項59】
以下のステップ:
(a) 治療が行われている哺乳動物患者由来の生物学的サンプルを用意するステップ;および
(b) てんかんの治療が行われている患者由来の生物学的サンプル中の、EFHC1aポリペプチドもしくはEFHC1aポリヌクレオチドのレベルを検出するか、またはEFHC1aポリペプチドをコードする遺伝子のコピー数を検出するステップ、ここで、前記生物学的サンプル中のEFHC1aポリペプチドもしくはEFHC1aポリヌクレオチドのレベルまたは遺伝子コピー数の、該治療前かまたは該治療のより早い段階での該患者由来の生物学的サンプル中のレベルまたはコピー数と比較しての増大が、有効な治療を示すこと
を含む、てんかん治療の有効性をモニタリングする方法。
【請求項60】
前記てんかんが若年性ミオクローヌスてんかん(JMC)である、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記患者がヒトである、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) EFHC1aポリペプチドの発現を検出するステップ;および
(c) EFHC1aポリペプチドの発現と該被験体におけるてんかんの有無との相関を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項63】
EFHC1aポリペプチドの過少発現が前記被験体におけるてんかんの存在と相関している、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) EFHC1aポリヌクレオチド配列のコピー数を検出するステップ;および
(c) EFHC1aポリヌクレオチド配列のコピー数と該被験体におけるてんかんの有無との相関関係を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項65】
EFHC1aポリヌクレオチド配列のコピー数の低下が前記被験体におけるてんかんの存在と相関している、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
以下のステップ:
(a) 哺乳動物被験体由来の生物学的サンプルを用意するステップ;
(b) EFHC1a遺伝子中の突然変異の有無を検出するステップ;および
(c) EFHC1a遺伝子中の突然変異の有無と該被験体におけるてんかんの有無との相関関係を調べるステップ
を含む、哺乳動物被験体におけるてんかんを診断する方法。
【請求項67】
EFHC1a遺伝子中の突然変異の存在が前記被験体におけるてんかんの存在と相関している、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記突然変異が、EFHC1a遺伝子中のミスセンス突然変異またはナンセンス突然変異である、請求項66に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図19A】
【図19B】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18A】
【図18B】
【図19A】
【図19B】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公表番号】特表2008−506707(P2008−506707A)
【公表日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−521659(P2007−521659)
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【国際出願番号】PCT/US2005/025093
【国際公開番号】WO2006/019978
【国際公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(592130699)ザ・レジェンツ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・カリフォルニア (364)
【氏名又は名称原語表記】The Regents of The University of California
【出願人】(503359821)独立行政法人理化学研究所 (1,056)
【出願人】(507014335)ウニベルシダード ナシオーナル オウトノーマ デ ホンジュラス (1)
【氏名又は名称原語表記】Universidad Nacional Autonoma de Honduras
【住所又は居所原語表記】Edificio Administrativo,Cuidad Universersitaria,Carretera a Suyapa,Tegucigalpa,MDC Honduras
【出願人】(507014357)
【氏名又は名称原語表記】Instituto Nacional de Neurologia y Neurocirugia Manuel Velasco Suarez
【住所又は居所原語表記】Insurgentes Sur 3877 Colonia La Fama Delegacion Tlalpan CP14269 Mexico,D.F. Mexico
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【国際出願番号】PCT/US2005/025093
【国際公開番号】WO2006/019978
【国際公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(592130699)ザ・レジェンツ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・カリフォルニア (364)
【氏名又は名称原語表記】The Regents of The University of California
【出願人】(503359821)独立行政法人理化学研究所 (1,056)
【出願人】(507014335)ウニベルシダード ナシオーナル オウトノーマ デ ホンジュラス (1)
【氏名又は名称原語表記】Universidad Nacional Autonoma de Honduras
【住所又は居所原語表記】Edificio Administrativo,Cuidad Universersitaria,Carretera a Suyapa,Tegucigalpa,MDC Honduras
【出願人】(507014357)
【氏名又は名称原語表記】Instituto Nacional de Neurologia y Neurocirugia Manuel Velasco Suarez
【住所又は居所原語表記】Insurgentes Sur 3877 Colonia La Fama Delegacion Tlalpan CP14269 Mexico,D.F. Mexico
【Fターム(参考)】
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