説明

キナーゼモジュレーターとしてのピリミジン誘導体および使用方法

本発明は、キナーゼ(具体的には、IGF1Rキナーゼ)を阻害する化合物および方法を提供する。本発明はまた、野生型Ablを阻害する化合物および方法を提供する。本発明は、細胞活動(例えば、増殖、分化、プログラム化細胞死、移動および化学的侵襲)を調節するためにプロテインキナーゼ酵素活性を調節する化合物を提供する。本発明の化合物は、上で言及した細胞活動における変化に関連したキナーゼレセプター信号伝達経路を阻害、制御および/または調節し、本発明は、これらの化合物を含有する組成物、ならびにそれらを使用してキナーゼ依存性質感および病態を治療する方法を包含する。式Iの化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、水和物またはプロドラッグであって、ここで、V、X、Y、Zは、本明細書中で定義されるとおりである。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物、
【化1】

あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、水和物またはプロドラッグであって、ここで、
Vは、NR1a、またはO−Rであり、ここで、
は、H、CN、ハロ、−NR1314、C(O)NR1314、C〜Cアルキル、−C(O)−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−R20であり、ここで、R20は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、あるいは5員〜12員縮合二環式または三環式飽和、部分飽和または不飽和環系であり、該環系は、0個〜4個の環原子を含有し、該環原子は、N、OおよびSから選択され、ここで、アリール、ヘテロアリール、C〜Cヘテロシクリル、または該5員〜12員環系は、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基は、別個に、C〜Cアルキル、および−C〜Cアルキル−R21から選択される;
1aは、HまたはC〜Cアルキルである;あるいは
Vが、NR1aであるとき、RおよびR1aは、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、該窒素に加えて、2個までの追加ヘテロ原子を含有し、該追加ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個のC〜Cアルキル、−NR1314またはC〜Cシクロアルキルで置換されている;
Xは、H、ハロ、C〜Cアルキル、NO、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチル、NR1314、C(O)O−C〜Cアルキル、あるいはN(R13)−C(O)−C〜Cアルキルである;
Yは、H、ハロ、OH、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル−NR1516、NR1516、C〜Cアルコキシ、−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)O−C〜Cアルキル、−O−(CH−NR1516、−C(O)−C〜Cアルキル、−C〜C−アルキル−R21、−O−R21、−C(O)−R21、−O−(CH−R21、−C(O)−NR1314、−C(O)−N(R13)−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−ヘテロシクリルである;
あるいはXおよびYは、それらが結合する原子と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、1個または2個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、ここで、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C〜Cアルキル、アリール−C〜Cアルキル−、アリール−(CH−O−(CH−アリール−、アリールOH、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、−アリール−N(R13)C(O)−C〜Cシクロアルキル−C(O)−N(R14)−アリール、または式−L−M−Qの基から選択され、ここで、
Lは、結合またはC〜Cシクロアルキルであり、
Mは、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、
Qは、NR1314、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、ヘテロシクリル、または飽和縮合二環式環であり、該環は、1個または2個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、
ここで、XおよびYにより形成された基上の各アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル置換基は、必要に応じて、1個または2個の部分でさらに置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C(O)O−(CH−フェニル、およびC(O)−C〜Cアルキルから選択される;
Zは、H、NR、−S−R2a、または−O−R2aであり、ここで、
は、−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−NR1314、−C(O)−アリール、−C〜C−アルキル−アリール、−C〜C−アルキル−ヘテロアリール、−C〜C−アルキル−(C〜C−シクロアルキル)、−C〜C−アルキル−ヘテロシクリル、あるいは−C〜Cアルキル−5員〜12員縮合二環式または三環式飽和、部分飽和または不飽和環系であり、該環系は、0個〜4個の環原子を含有し、該環原子は、N、OおよびSから選択され、ここで、
各アルキルは、必要に応じて、フェニルで置換されており、そして
各アリール、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、または5員〜12員環系は、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基は、別個に、ハロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチルまたはメトキシ、CN、NO、NR1314、C(O)O−C〜Cアルキル、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、−SONR1314、−O−C(O)−NR1314、−C〜Cアルキル−C(O)NR1516、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルコキシ、−O−(CH−NR1516、−C〜Cアルキル−NR1314、−N(R13)−C(O)−C〜Cアルキル、−N(R13)−C(O)−アリール、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−O−(CH−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−O−(CH−C(O)−NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−O−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−N(R13)−C(O)O−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−C(O)−ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−C(O)−ヘテロアリール、−C〜Cアルキル−C(O)−アリール、−C〜C−アルキル−R21、アリールオキシ、−O−(CH−R21、−SO−ヘテロシクリル、N(R13)−C(O)−C〜C−シクロアルキル、−C〜Cアルキル C(O)O−R21、C〜C−シクロアルキル、−C〜CアルキルR21、−SC〜CアルキルまたはC〜Cアルキルから選択され、必要に応じて、ハロまたはシアノで置換されており、
ここで、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリル置換基は、必要に応じて、1個〜3個の基で置換されており、該基は、別個に、ハロ、CF、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルコキシ、NR1314およびC〜Cアルコキシから選択される;
は、HまたはC〜Cアルキル;
あるいはRおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、3個までのヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個のハロまたはC〜Cアルキルで置換されている;
2aは、アリールまたはC〜Cアルキル−ヘテロアリールであり、ここで、該アリールおよびヘテロアリールは、必要に応じて、アリール、−N(R13)−C(O)−C〜Cシクロアルキルまたは−C(O)NR1314で置換されている;
13およびR14は、別個に、HまたはC〜Cアルキルである;
15およびR16は、別個に、H、C〜Cアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであるか、あるいはR15およびR16は、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、1個または2個の環炭素は、それぞれ、必要に応じて、ヘテロ原子で置き換えられ、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C〜Cアルキル、または−C(O)O−C〜Cアルキルから選択される;
21は、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、またはC〜Cシクロアルキルであり、そして、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、およびヘテロシクリルは、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、−S(O)−C〜Cアルキル、−C(O)−C〜Cアルキル、−C(O)−H、−C〜Cアルキル−アリール、C〜Cアルキル、NR1314、およびヘテロシクリルから選択される;
nは、0〜6である;
但し、VがNHであるとき、X、YおよびZは、同時にはHにならない、
化合物。
【請求項2】
Vが、NHRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Zが、NRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Vが、NHRであり、そしてZが、NRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
式IIの化合物、
【化2】

あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、水和物またはプロドラッグであって、ここで、
は、H、CN、ハロ、−NR1314、C(O)NR1314、C〜Cアルキル、−C(O)−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−R20であり、ここで、R20は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、あるいは5員〜12員縮合二環式または三環式飽和、部分飽和または不飽和環系であり、該環系は、0個〜4個の環原子を含有し、該環原子は、N、OおよびSから選択され、ここで、アリール、ヘテロアリール、C〜Cヘテロシクリル、または該5員〜12員環系は、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基は、別個に、C〜Cアルキル、および−C〜Cアルキル−R21から選択される;
Xは、H、ハロ、C〜Cアルキル、NO、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチル、NR1314、C(O)O−C〜Cアルキル、またはN(R13)−C(O)−C〜Cアルキルである;
Yは、H、ハロ、OH、C〜Cアルキル、NR1516、C〜Cアルコキシ、−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)O−C〜Cアルキル、−O−(CH−NR1516、−C(O)−C〜Cアルキル、−C〜C−アルキル−R21、−O−R21、−C(O)−R21、−O−(CH−R21、−C(O)−NR1314、−C(O)−N(R13)−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−ヘテロシクリルであり、ここで、R21は、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、またはC〜Cシクロアルキルであり、そして、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、およびヘテロシクリルは、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C〜Cアルキル、NR1314、およびヘテロシクリルから選択される;
あるいはXおよびYは、それらが結合する原子と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、1個または2個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、ここで、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C〜Cアルキル、アリール−C〜Cアルキル−、アリール−(CH−O−(CH−アリール−、アリールOH、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、−アリール−N(R13)C(O)−C〜Cシクロアルキル−C(O)−N(R14)−アリール、または式−L−M−Qの基から選択され、ここで、
Lは、結合またはC〜Cシクロアルキルであり、
Mは、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、
Qは、NR1314、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、ヘテロシクリル、または飽和縮合二環式環であり、該環は、1個または2個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、
ここで、XおよびYにより形成された基上の各アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル置換基は、必要に応じて、1個または2個の部分でさらに置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C(O)O−(CH−フェニル、およびC(O)−C〜Cアルキルから選択される;
は、−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−NR1314、−C(O)−アリール、−C〜C−アルキル−アリール、−C〜C−アルキル−ヘテロアリール、−C〜C−アルキル−(C〜C−シクロアルキル)、−C〜C−アルキル−ヘテロシクリル、あるいは−C〜Cアルキル−5員〜12員縮合二環式または三環式飽和、部分飽和または不飽和環系であり、該環系は、0個〜4個の環原子を含有し、該環原子は、N、OおよびSから選択され、ここで、
各アルキルは、必要に応じて、フェニルで置換されており、そして
各アリール、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、または5員〜12員環系は、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基は、別個に、ハロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチルまたはメトキシ、CN、NO、NR1314、C(O)O−C〜Cアルキル、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、−SONR1314、−O−C(O)−NR1314、−C〜Cアルキル−C(O)NR1516、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルコキシ、−O−(CH−NR1516、−C〜Cアルキル−NR1314、−N(R13)−C(O)−C〜Cアルキル、−N(R13)−C(O)−アリール、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−O−(CH−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−O−(CH−C(O)−NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−O−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−N(R13)−C(O)O−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−C(O)−ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−C(O)−ヘテロアリール、−C〜Cアルキル−C(O)−アリール、−C〜C−アルキル−R21、アリールオキシ、−O−(CH−R21、−SO−ヘテロシクリル、N(R13)−C(O)−C〜C−シクロアルキル、−C〜Cアルキル C(O)O−R21、C〜C−シクロアルキル、−C〜CアルキルR21、−SC〜CアルキルまたはC〜Cアルキルから選択され、必要に応じて、ハロまたはシアノで置換されており、
ここで、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルまたはヘテロシクリル置換基は、必要に応じて、1個〜3個の基で置換されており、該基は、別個に、ハロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチル、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルコキシ、NR13NR14およびC〜Cアルコキシから選択される;
13およびR14は、別個に、HまたはC〜Cアルキルであるか、あるいはR13およびR14は、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、1個または2個の環炭素は、それぞれ、必要に応じて、ヘテロ原子で置き換えられ、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個のハロ、C〜Cアルキル、またはC〜Cアルコキシで置換されている;
15およびR16は、別個に、H、C〜Cアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであるか、あるいはR15およびR16は、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、1個または2個の環炭素は、それぞれ、必要に応じて、ヘテロ原子で置き換えられ、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個のハロ、C〜Cアルキル、または−C(O)O−C〜Cアルキルで置換されている;そして
nは、1〜6である、
化合物。
【請求項6】
Xが、H、C〜Cアルキル、またはハロである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
Xが、Hまたはハロである、請求項5に記載の化合物。
【請求項8】
Xが、ハロである、請求項5に記載の化合物。
【請求項9】
Yが、H、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、NR1516、−C(O)O−C〜Cアルキル、−O−(CH−NR1516、−N(R13)−(CH−NR1516、−O−R21、−O−(CH−R21、またはアリールである、請求項5に記載の化合物。
【請求項10】
Yが、Hである、請求項5に記載の化合物。
【請求項11】
Yが、ハロである、請求項5に記載の化合物。
【請求項12】
Yが、C〜Cアルキルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項13】
が、アリールまたはヘテロアリールであり、該アリールまたはヘテロアリールが、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基が、別個に、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールから選択される、請求項5に記載の化合物。
【請求項14】
が、ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールが、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基が、別個に、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールから選択される、請求項5に記載の化合物。
【請求項15】
が、ピラゾリルまたはイソキサゾリルであり、該ピラゾリルまたはイソキサゾリルが、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基が、別個に、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、およびヘテロアリールから選択される、請求項5に記載の化合物。
【請求項16】
が、アリールまたは−C〜C−アルキル−ヘテロアリールである、請求項5に記載の化合物。
【請求項17】
が、C〜C−アルキル−ヘテロアリールであり、該C〜C−アルキル−ヘテロアリールが、必要に応じて置換されている、請求項5に記載の化合物。
【請求項18】
が、C〜C−イソキサゾリルであり、該C〜C−イソキサゾリルが、必要に応じて、アリール、ヘテロシクリル、またはC〜Cアルキルで置換されている、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
が、アリールであり、該アリールが、必要に応じて、置換されている、請求項5に記載の化合物。
【請求項20】
が、フェニルであり、該フェニルが、必要に応じて、−O−(CH−NR1516、NR1314、−C〜Cアルキル−C(O)NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、ハロ、−C〜Cアルキル−NR1314、C〜Cアルコキシ、またはヘテロシクリルで置換されている、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
式IIIの化合物、
【化3】

あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、水和物またはプロドラッグであって、ここで、
mは、1または2である;
は、各存在にて、別個に、H、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである;
Xは、H、ハロ、C〜Cアルキル、NO、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチル、NR1314、C(O)O−C〜Cアルキル、またはN(R13)−C(O)−C〜Cアルキルである;
Yは、H、ハロ、OH、C〜Cアルキル、NR1516、C〜Cアルコキシ、−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)O−C〜Cアルキル、−O−(CH−NR1516、−C(O)−C〜Cアルキル、−C〜C−アルキル−R21、−O−R21、−C(O)−R21、−O−(CH−R21、−C(O)−NR1314、−C(O)−N(R13)−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−ヘテロシクリルであり、ここで、R21は、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、またはC〜Cシクロアルキルであり、そして、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、およびヘテロシクリルは、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C〜Cアルキル、NR1314、およびヘテロシクリルから選択される;
あるいはXおよびYは、それらが結合する原子と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、1個または2個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、ここで、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C〜Cアルキル、アリール−C〜Cアルキル−、アリール−(CH−O−アリール−、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、−アリール−N(R13)C(O)−C〜Cシクロアルキル−C(O)−N(R14)−アリール、および式−L−M−Qの基から選択され、ここで、
Lは、結合またはC〜Cシクロアルキルであり、
Mは、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、
Qは、NR1314、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、ヘテロシクリル、または飽和縮合二環式環であり、該飽和縮合二環式環は、1個または2個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、
ここで、XおよびYにより形成された基上の各アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル置換基は、必要に応じて、1個または2個の部分でさらに置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C(O)O−(CH−フェニル、およびC(O)−C〜Cアルキルから選択される;
は、−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−NR1314、−C(O)−アリール、−C〜C−アルキル−アリール、−C〜C−アルキル−ヘテロアリール、−C〜C−アルキル−(C〜C−シクロアルキル)、−C〜C−アルキル−ヘテロシクリル、または−C〜Cアルキル−5員〜12員縮合二環式または三環式飽和、部分飽和または不飽和環系であり、該環系は、0個〜4個の環原子を含有し、該環原子は、N、OおよびSから選択され、ここで、
各アルキルは、必要に応じて、フェニルで置換されており、そして
各アリール、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、または5員〜12員環系は、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基は、別個に、ハロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチルまたはメトキシ、CN、NO、NR1314、C(O)O−C〜Cアルキル、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、−SONR1314、−O−C(O)−NR1314、−C〜Cアルキル−C(O)NR1516、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルコキシ、−O−(CH−NR1516、−C〜Cアルキル−NR1314、−N(R13)−C(O)−C〜Cアルキル、−N(R13)−C(O)−アリール、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−O−(CH−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−O−(CH−C(O)−NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−O−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−N(R13)−C(O)O−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−C(O)−ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−C(O)−ヘテロアリール、−C〜Cアルキル−C(O)−アリール、−C〜C−アルキル−R21、アリールオキシ、−O−(CH−R21、−SO−ヘテロシクリル、N(R13)−C(O)−C〜C−シクロアルキル、またはC〜Cアルキルから選択され、該C〜Cアルキルは、必要に応じて、ハロまたはシアノで置換されており、
ここで、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリル置換基は、必要に応じて、1個〜3個の基で置換されており、該基は、別個に、ハロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチル、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシから選択される;
13およびR14は、別個に、HまたはC〜Cアルキルであるか、あるいはR13およびR14は、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、1個または2個の環炭素は、それぞれ、必要に応じて、ヘテロ原子で置き換えられ、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個のハロ、C〜Cアルキル、またはC〜Cアルコキシで置換されている;
15およびR16は、別個に、H、C〜Cアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであるか、あるいはR15およびR16は、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、1個または2個の環炭素は、それぞれ、必要に応じて、ヘテロ原子で置き換えられ、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C〜Cアルキル、および−C(O)O−C〜Cアルキルから選択される;そして
nは、1〜6である、
化合物。
【請求項22】
Xが、H、C〜Cアルキル、またはハロである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
Xが、Hまたはハロである、請求項21に記載の化合物。
【請求項24】
Xが、ハロである、請求項21に記載の化合物。
【請求項25】
Yが、H、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、NR1516、−C(O)O−C〜Cアルキル、−O−(CH−NR1516、−N(R13)−(CH−NR1516、−O−R21、−O−(CH−R21、またはアリールである、請求項21に記載の化合物。
【請求項26】
Yが、Hである、請求項21に記載の化合物。
【請求項27】
Yが、ハロである、請求項21に記載の化合物。
【請求項28】
Yが、C〜Cアルキルである、請求項21に記載の化合物。
【請求項29】
が、アリールまたは−C〜C−アルキル−ヘテロアリールであり、ここで、アリールまたはヘテロアリールが、必要に応じて、置換されている、請求項21に記載の化合物。
【請求項30】
が、C〜C−アルキル−ヘテロアリールであり、該C〜C−アルキル−ヘテロアリールが、必要に応じて置換されている、請求項21に記載の化合物。
【請求項31】
が、C〜C−イソキサゾリルであり、該C〜C−イソキサゾリルが、必要に応じて、1個または2個のアリール、ヘテロシクリル、またはC〜Cアルキルで置換されている、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
が、アリールであり、該アリールが、必要に応じて、置換されている、請求項21に記載の化合物。
【請求項33】
が、フェニルであり、該フェニルが、必要に応じて、1個または2個の−O−(CH−NR1516、NR1314、−C〜Cアルキル−C(O)NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、ハロ、−C〜Cアルキル−NR1314、C〜Cアルコキシ、またはヘテロシクリルで置換されている、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
式IVの化合物、
【化4】

あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、水和物またはプロドラッグであって、ここで、
は、H、CN、ハロ、−NR1314、C(O)NR1314、C〜Cアルキル、−C(O)−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−R20であり、ここで、R20は、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、あるいは5員〜12員縮合二環式または三環式飽和、部分飽和または不飽和環系であり、該環系は、0個〜4個の環原子を含有し、該環原子は、N、OおよびSから選択され、ここで、アリール、ヘテロアリール、C〜Cヘテロシクリル、または該5員〜12員環系は、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基は、別個に、C〜Cアルキル、および−C〜Cアルキル−R21から選択される;
Xは、H、ハロ、C〜Cアルキル、NO、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチル、NR1314、C(O)O−C〜Cアルキル、またはN(R13)−C(O)−C〜Cアルキルである;
Yは、H、ハロ、OH、C〜Cアルキル、NR1516、C〜Cアルコキシ、−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)O−C〜Cアルキル、−O−(CH−NR1516、−C(O)−C〜Cアルキル、−C〜C−アルキル−R21、−O−R21、−C(O)−R21、−O−(CH−R21、−C(O)−NR1314、−C(O)−N(R13)−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−ヘテロシクリルであり、ここで、R21は、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、またはC〜Cシクロアルキルであり、そして、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、およびヘテロシクリルは、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C〜Cアルキル、NR1314、およびヘテロシクリルから選択される;
あるいはXおよびYは、それらが結合する原子と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、1個または2個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、ここで、該ヘテロシクリルおよびヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、ハロ、C〜Cアルキル、アリール−C〜Cアルキル−、アリール−(CH−O−アリール−、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、−アリール−N(R13)C(O)−C〜Cシクロアルキル−C(O)−N(R14)−アリール、および式−L−M−Qの基から選択され、ここで、
Lは、結合またはC〜Cシクロアルキルであり、
Mは、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、
Qは、NR1314、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、ヘテロシクリル、または飽和縮合二環式環であり、該環は、1個または2個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、
ここで、XおよびYにより形成された基上の各アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、必要に応じて、1個または2個の部分でさらに置換されており、該部分は、ハロ、C(O)O−(CH−フェニル、およびC(O)−C〜Cアルキルから選択される;
は、各存在にて、別個に、H、ハロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチルまたはメトキシ、CN、NO、NR1314、C(O)O−C〜Cアルキル、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、−SONR1314、−O−C(O)−NR1314、−C〜Cアルキル−C(O)NR1516、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルコキシ、−O−(CH−NR1516、−C〜Cアルキル−NR1314、−N(R13)−C(O)−C〜Cアルキル、−N(R13)−C(O)−アリール、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−O−(CH−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−O−(CH−C(O)−NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−O−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−N(R13)−C(O)O−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−C(O)−ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−C(O)−ヘテロアリール、−C〜Cアルキル−C(O)−アリール、−C〜C−アルキル−R21、アリールオキシ、−O−(CH−R21、−SO−ヘテロシクリル、N(R13)−C(O)−C〜C−シクロアルキル、またはC〜Cアルキルであり、該C〜Cアルキルは、必要に応じて、ハロまたはシアノで置換されており、
ここで、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリル置換基は、必要に応じて、1個〜3個の基で置換されており、該基は、別個に、ハロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチル、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシから選択される;
13およびR14は、別個に、HまたはC〜Cアルキルであるか、あるいはR13およびR14は、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、1個または2個の環炭素は、それぞれ、必要に応じて、ヘテロ原子で置き換えられ、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個のハロ、C〜Cアルキル、またはC〜Cアルコキシで置換されている;
15およびR16は、別個に、H、C〜Cアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであるか、あるいはR15およびR16は、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、1個または2個の環炭素は、それぞれ、必要に応じて、ヘテロ原子で置き換えられ、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、ハロ、C〜Cアルキル、または−C(O)O−C〜Cアルキルから選択される;そして
mは、1または2である;そしてnは、1〜6である、
化合物。
【請求項35】
Xが、H、C〜Cアルキル、またはハロである、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
Xが、Hまたはハロである、請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
Xが、ハロである、請求項34に記載の化合物。
【請求項38】
Yが、H、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、NR1516、−C(O)O−C〜Cアルキル、−O−(CH−NR1516、−N(R13)−(CH−NR1516、−O−R21、−O−(CH−R21、またはアリールである、請求項34に記載の化合物。
【請求項39】
Yが、Hである、請求項34に記載の化合物。
【請求項40】
Yが、ハロである、請求項34に記載の化合物。
【請求項41】
Yが、C〜Cアルキルである、請求項34に記載の化合物。
【請求項42】
が、アリールまたはヘテロアリールであり、該アリールまたはヘテロアリールが、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基が、別個に、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールから選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項43】
が、ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールが、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基が、別個に、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールから選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項44】
が、ピラゾリルまたはイソキサゾリルであり、該ピラゾリルまたはイソキサゾリルが、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基が、別個に、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールから選択される、請求項34に記載の化合物。
【請求項45】
mが、1であり、そしてRが、アリール、ヘテロシクリル、またはC〜Cアルキルである、請求項34に記載の化合物。
【請求項46】
式Vの化合物、
【化5】

あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、水和物またはプロドラッグであって、ここで、
mは、別個に、1または2である;
は、各存在にて、別個に、H、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである;Xは、H、ハロ、C〜Cアルキル、NO、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチル、NR1314、C(O)O−C〜Cアルキル、またはN(R13)−C(O)−C〜Cアルキルである;
Yは、H、ハロ、OH、C〜Cアルキル、NR1516、C〜Cアルコキシ、−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)O−C〜Cアルキル、−O−(CH−NR1516、−C(O)−C〜Cアルキル、−C〜C−アルキル−R21、−O−R21、−C(O)−R21、−O−(CH−R21、−C(O)−NR1314、−C(O)−N(R13)−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−C(O)−N(R13)−(CH−ヘテロシクリルであり、ここで、R21は、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、またはC〜Cシクロアルキルであり、そして、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、およびヘテロシクリルは、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、C〜Cアルキル、NR1314、およびヘテロシクリルから選択される;
あるいはXおよびYは、それらが結合する原子と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、該ヘテロシクリルおよびヘテロアリール基は、1個または2個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、ここで、該ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、ハロ、C〜Cアルキル、アリール−C〜Cアルキル−、アリール−(CH−O−アリール−、C〜Cシクロアルキル、ヘテロシクリル、−アリール−N(R13)C(O)−C〜Cシクロアルキル−C(O)−N(R14)−アリール、および式−L−M−Qの基から選択され、ここで、
Lは、結合またはC〜Cシクロアルキルであり、
Mは、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、またはC〜Cアルキニルであり、
Qは、NR1314、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、ヘテロシクリル、または飽和縮合二環式環であり、該飽和縮合二環式環は、1個または2個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、
ここで、XおよびYにより形成された基上の各アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル置換基は、必要に応じて、1個または2個の部分でさらに置換されており、該部分は、ハロ、C(O)O−(CH−フェニル、およびC(O)−C〜Cアルキルから選択される;
は、各存在にて、別個に、H、ハロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチルまたはメトキシ、CN、NO、NR1314、C(O)O−C〜Cアルキル、N(R13)C(O)−C〜Cアルキル、−SONR1314、−O−C(O)−NR1314、−C〜Cアルキル−C(O)NR1516、C〜Cアルコキシ、C〜Cチオアルコキシ、−O−(CH−NR1516、−C〜Cアルキル−NR1314、−N(R13)−C(O)−C〜Cアルキル、−N(R13)−C(O)−アリール、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−アリール、−O−(CH−C(O)−N(R13)−(CH−NR1516、−O−(CH−C(O)−NR1516、−C〜Cアルキル−C(O)−N(R13)−(CH−O−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−N(R13)−C(O)O−C〜Cアルキル、−C〜Cアルキル−C(O)−ヘテロシクリル、−C〜Cアルキル−C(O)−ヘテロアリール、−C〜Cアルキル−C(O)−アリール、−C〜C−アルキル−R21、アリールオキシ、−O−(CH−R21、−SO−ヘテロシクリル、N(R13)−C(O)−C〜C−シクロアルキル、またはC〜Cアルキルであり、該C〜Cアルキルは、必要に応じて、ハロまたはシアノで置換されており、
ここで、各アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは、必要に応じて、1個〜3個の基で置換されており、該基は、別個に、ハロ、モノ−、ジ−またはトリ−ハロ置換メチル、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシから選択される;
13およびR14は、別個に、HまたはC〜Cアルキルであるか、あるいはR13およびR14は、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、1個または2個の環炭素は、それぞれ、必要に応じて、ヘテロ原子で置き換えられ、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、各ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個のハロ、C〜Cアルキル、またはC〜Cアルコキシで置換されている;
15およびR16は、別個に、H、C〜Cアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであるか、あるいはR15およびR16は、それらが結合する窒素と一緒になって、4員〜7員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を形成し、ここで、1個または2個の環炭素は、それぞれ、必要に応じて、ヘテロ原子で置き換えられ、該ヘテロ原子は、別個に、O、NおよびSから選択され、そして、ここで、各ヘテロシクリルおよびヘテロアリール基は、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、ハロ、C〜Cアルキル、および−C(O)O−C〜Cアルキルから選択される;そして
nは、1〜6である、
化合物。
【請求項47】
Xが、H、C〜Cアルキル、またはハロである、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
Xが、Hまたはハロである、請求項46に記載の化合物。
【請求項49】
Xが、ハロである、請求項46に記載の化合物。
【請求項50】
Yが、H、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、NR1516、−C(O)O−C〜Cアルキル、−O−(CH−NR1516、−N(R13)−(CH−NR1516、−O−R21、−O−(CH−R21、またはアリールである、請求項46に記載の化合物。
【請求項51】
Yが、Hである、請求項46に記載の化合物。
【請求項52】
Yが、ハロである、請求項46に記載の化合物。
【請求項53】
Yが、C〜Cアルキルである、請求項46に記載の化合物。
【請求項54】
mが、1であり、そしてRが、アリール、ヘテロシクリル、またはC〜Cアルキルである、請求項46に記載の化合物。
【請求項55】
請求項1に記載の化合物であって、ここで、
Vは、NR1aであり、ここで、
は、−C〜Cアルキル−R20であり、ここで、R20ヘテロアリール、ここで、該ヘテロアリールは、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基は、別個に、C〜Cアルキル、および−C〜Cアルキル−R21から選択される;
1aは、Hである;
Xは、Hまたはハロである;
Yは、H、C〜Cアルキル、NR1516、C〜Cアルキル−NR1516、−N(R13)−(CH−NR1516、−O−(CH−NR1516、−C〜C−アルキル−R21、−O−R21または−O−(CH−R21である;
Zは、NR、または−O−R2aであり、ここで、
は、−C〜C−アルキル−ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、必要に応じて、1個、2個または3個の基で置換されており、該基は、別個に、−C〜C−アルキル−R21またはC〜Cアルキルから選択される;
は、Hである;
2aは、C〜Cアルキル−ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールは、必要に応じて、アリールで置換されている;
13は、Hである;
15およびR16は、別個に、H、C〜Cアルキルまたはヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルは、必要に応じて、C〜Cアルキルで置換されている;
21は、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、またはC〜Cシクロアルキルであり、そして、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、およびヘテロシクリルは、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、−S(O)−C〜Cアルキル、−C(O)−C〜Cアルキル、−C(O)−H、−C〜Cアルキル−アリール、C〜CアルキルまたはNR1314から選択される;そして
nは、1〜4である。
化合物。
【請求項56】
Zが、NRである、請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
が、−C〜C−アルキル−ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールが、必要に応じて、R21またはC〜Cアルキルで置換されている、請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
前記C〜Cアルキルが、メチル、プロピルまたはイソプロピルである、請求項57に記載の化合物。
【請求項59】
前記R21が、ヘテロアリールまたはアリールであり、ここで、該ヘテロアリールおよびアリールが、必要に応じて、ハロまたはNHで置換されている、請求項57に記載の化合物。
【請求項60】
前記ハロが、フルオロである、請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
Zが、−O−R2aである、請求項55に記載の化合物。
【請求項62】
2aが、C〜Cアルキル−ヘテロアリールであり、ここで、該ヘテロアリールが、必要に応じて、フェニルで置換されている、請求項55に記載の化合物。
【請求項63】
が、ヘテロアリールであり、該ヘテロアリールが、必要に応じて、C〜CアルキルまたはR21で置換されている、請求項55に記載の化合物。
【請求項64】
前記C〜Cアルキルが、メチル、プロピル、イソプロピルである、請求項63に記載の化合物。
【請求項65】
前記R21が、C〜Cシクロアルキルである、請求項63に記載の化合物。
【請求項66】
前記R21が、シクロプロピルである、請求項63に記載の化合物。
【請求項67】
前記Xが、クロロである、請求項55に記載の化合物。
【請求項68】
Yが、C〜Cアルキル、NR1516、C〜Cアルキル−NR1516、−N(H)−(CH2−3−NR1516、−O−(CH−NR1516、−R21、−O−R21または−O−(CH−R21である、請求項55に記載の化合物。
【請求項69】
15およびR16が、別個に、H、C〜Cアルキルまたはヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルが、必要に応じて、C〜Cアルキルで置換されている、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
15およびR16が、別個に、メチル、エチル、プロピル、ヘテロシクリルである、該ヘテロシクリルが、必要に応じて、メチル、エチルまたはプロピルで置換されている、請求項69に記載の化合物。
【請求項71】
21が、ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルが、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されてあり、該部分が、別個に、−S(O)−C〜Cアルキル、−C(O)−C〜Cアルキル、−C(O)−H、C〜Cアルキル−アリール、またはC〜Cアルキルから選択される、請求項68に記載の化合物。
【請求項72】
21が、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、−S(O)−CH、−C(O)−CH、−CH−フェニル、メチル、エチルまたはプロピルである、請求項71に記載の化合物。
【請求項73】
式VIの化合物であって、
【化6】

ここで、
mは、1または2または3である;
は、C〜Cアルキル、および−C〜Cアルキル−R21である;
Xは、Hまたはハロである;
Yは、−C〜C−アルキル−R21
は、−C〜C−アルキル−R21またはC〜Cアルキルである;
21は、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、またはC〜Cシクロアルキルであり、そして、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール、C〜Cシクロアルキル、およびヘテロシクリルは、必要に応じて、1個または2個の部分で置換されており、該部分は、別個に、ハロ、−S(O)−C〜Cアルキル、−C(O)−C〜Cアルキル、−C(O)−H、−C〜Cアルキル−アリール、C〜CアルキルまたはNR1314から選択される、
化合物。
【請求項74】
Yが、ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルが、必要に応じて、C〜Cアルキルで置換されており、Xが、Hまたはハロであり、Rが、C〜Cシクロアルキルであり、そしてRが、C〜Cアルキルである、請求項73に記載の化合物。
【請求項75】
Yが、ヘテロシクリルであり、該ヘテロシクリルが、必要に応じて、メチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルで置換されており、Xが、Hであり、Rが、シクロプロピルであり、そしてRが、メチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルである、請求項74に記載の化合物。
【請求項76】
以下:
【化7】

【化8】

【化9】

【化10】

【化11】

【化12】

【化13】

【化14】

【化15】

【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

【化20】

【化21】

【化22】

【化23】

【化24】

【化25】

【化26】

【化27】

【化28】

【化29】

【化30】

【化31】

【化32】

【化33】

【化34】

【化35】

【化36】

【化37】

【化38】

【化39】

【化40】

【化41】

【化42】

【化43】

【化44】

【化45】

【化46】

【化47】

【化48】

【化49】

【化50】

【化51】

【化52】

【化53】

【化54】

【化55】

【化56】

【化57】

【化58】

【化59】

【化60】

から選択される化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩、水和物またはプロドラッグ。
【請求項77】
請求項1に記載の化合物の代謝産物。
【請求項78】
請求項1に記載の化合物と、薬学的に受容可能なキャリア、賦形剤または希釈剤とを含有する、医薬組成物。
【請求項79】
IGF1Rのインビボ活性を調節する方法であって、被験体に、請求項78に記載の医薬組成物の有効IGF1R調節量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項80】
IGF1Rにより直接的または間接的に制御できない異常および/または不要細胞活性効果に関連した疾患または障害を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物に、請求項78に記載の医薬組成物の治療有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項81】
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
細胞における増殖活性を阻害する方法であって、細胞または複数の細胞に、請求項1に記載の化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項83】
細胞における野生型Ablを阻害する方法であって、細胞または複数の細胞に、請求項1に記載の化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項84】
前記野生型Ablが、T315I変異体である、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
変異Abl悪性腫瘍を有する哺乳動物における疾患または障害を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物に、請求項78に記載の医薬組成物の治療有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項86】
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項85に記載の方法。

【公表番号】特表2008−526759(P2008−526759A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−549634(P2007−549634)
【出願日】平成17年12月28日(2005.12.28)
【国際出願番号】PCT/US2005/047402
【国際公開番号】WO2006/074057
【国際公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【出願人】(506024489)エグゼリクシス, インコーポレイテッド (50)
【Fターム(参考)】