説明

医薬化合物

本発明により、Hsp90阻害剤として用いるための、式(I)[式中、Rはヒドロキシまたは水素であり;Rはヒドロキシ、メトキシまたは水素であり;ただし、RおよびRの少なくとも一方はヒドロキシであり;Rは水素、ハロゲン、シアノ、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選択され;このC1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分は各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノおよびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;Rは、水素;基−(O)n−R(ここで、nは0または1であり、Rは非環式C1−5ヒドロカルビル基または3〜7環員を有する単環式炭素環式基もしくは複素環式基である);ハロゲン;シアノ;ヒドロキシ;アミノ;およびモノ−またはジ−C1−5ヒドロカルビル−アミノから選択され、各場合においてこの非環式C1−5ヒドロカルビル基ならびにモノおよびジ−C1ー5ヒドロカルビルアミノ部分は、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;RおよびRは一緒になって5〜7環員の単環式炭素環式環または複素環式環を形成しており;かつ、RおよびRは請求項で定義された通りである]で示される化合物、またはその塩、互変異性体、溶媒和物およびN−オキシドが提供される。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
Hsp90の阻害剤として用いるための、式(I)を有する化合物、またはその塩、互変異性体、溶媒和物およびN−オキシド:
【化1】

[式中、
は、ヒドロキシまたは水素であり;
は、ヒドロキシ、メトキシまたは水素であり(ただし、RおよびRの少なくとも一方はヒドロキシである);
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選択され、ここで、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分は各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリールおよびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
は、水素;基−(O)−R(ここで、nは0または1であり、Rは非環式C1−5ヒドロカルビル基または3〜7環員を有する単環式炭素環式もしくは複素環式基である);ハロゲン;シアノ;ヒドロキシ;アミノ;およびモノ−またはジ−C1−5ヒドロカルビル−アミノから選択され、各場合においてこの非環式C1−5ヒドロカルビル基ならびにモノおよびジ−C1ー5ヒドロカルビルアミノ部分は、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリールおよびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
あるいは、RおよびRは一緒になって、5〜7環員の単環式炭素環式または複素環式環を形成し;
およびRは同一または異なり、各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルであるか;または
およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜8環員(そのうち5個以下の環員が酸素、窒素および硫黄から選択されるヘテロ原子である)を有する単環式複素環式基を形成するか;または
およびRの一方は、O、NおよびSから選択される2個までのヘテロ原子を含む5または6環員の単環式アリール基またはヘテロアリール基であり;RおよびRの他方は、(i)O、NおよびSから選択される2個までのヘテロ原子を含む3〜7環員の飽和炭素環式基または複素環式基であるか、または(ii)ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、カルバモイル、モノ−およびジ−C1−2アルキル−カルバモイル、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルであり;
は、水素およびフッ素から選択される]。
【請求項2】
Hsp90の阻害剤として用いるための、式(I)を有する化合物、またはその塩、互変異性体、溶媒和物およびN−オキシド:
【化2】

[式中、
は、ヒドロキシまたは水素であり;
は、ヒドロキシ、メトキシまたは水素であり(ただし、RおよびRの少なくとも一方はヒドロキシである);
は、水素、ハロゲン、シアノ、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選択され、ここで、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分は各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
は、水素;基−(O)−R(ここで、nは0または1であり、Rは非環式C1−5ヒドロカルビル基または3〜7環員を有する単環式炭素環式基もしくは複素環式基である);ハロゲン;シアノ;ヒドロキシ;アミノ;およびモノ−またはジ−C1−5ヒドロカルビル−アミノから選択され、各場合においてこの非環式C1−5ヒドロカルビル基ならびにモノおよびジ−C1ー5ヒドロカルビルアミノ部分は、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
あるいは、RおよびRは一緒になって、5〜7環員の単環式炭素環式環または複素環式環を形成し;
およびRは同一または異なり、各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルであるか;または
およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜8環員(そのうち5個以下の環員が酸素、窒素および硫黄から選択されるヘテロ原子である)を有する単環式複素環式基を形成し;
は、水素およびフッ素から選択される]。
【請求項3】
式(Ia)の化合物、またはその塩、互変異性体、溶媒和物およびN−オキシド:
【化3】

[式中、
は、ヒドロキシまたは水素であり;
は、ヒドロキシ、メトキシまたは水素であり(ただし、RおよびRの少なくとも一方はヒドロキシである);
がヒドロキシであり、Rが水素である場合、Rは基R3aであり;
が水素であり、Rがヒドロキシである場合、Rは基R3bであり;
がヒドロキシであり、Rがヒドロキシまたはメトキシである場合、Rが基R3cであり;
3aは、水素、ハロゲン、シアノ、C1ー5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選択され;ここで、このC1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分は、各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;ただし、
(A−i)R3aがメチルであり、RおよびRが水素である場合、NRは、
・非置換ピペリドン基、または
・非置換ピペリジン基、または
・非置換ピロリジン基、または
・その4位に置換ピペラジン基を有するピペリジン基、または
・その2位、3位または4位に置換オキサジアゾール基を有するピペリジン基
以外のものであり;
(A−ii)R3aがメトキシ、2−ヒドロキシエトキシまたは置換2−オキソ−1−(2H)−キノリニルメチル基であり、RおよびRが水素である場合、NRは、
・2−置換ピロリジニル基、または
・4−置換ピペリジン基
以外のものであり;
(A−iii)R3aがクロロまたはメチルであり、RおよびRが水素である場合、NRは、その4位に置換チアゾール−アミノ基を有するピペリジン基以外のものであり;
(A−iv)R3aがフルオロであり、RおよびRが水素である場合、NRは、4−置換ピペリジン基以外のものであり;
(A−v)R3aがクロロまたはブロモであり、RおよびRが水素である場合、NR
・非置換ピロリジン基;
・非置換ピペリジン基;または
・非置換モルホリン基
以外のものであり;
(A−vi)R3aがメトキシまたはイミダゾリルメチルであり、RおよびRが水素である場合、NRは、非置換ピロリジニル基以外のものであり;
(A−vii)R、RおよびRが総て水素であり、NRが非置換モルホリン基または非置換ピペリジン基である場合、R3aは3−(4−モルホリノカルボニル)−4−ヒドロキシベンジル基または6−メチル−2,3,4,5−テトラメトキシベンジル基または(4,5−ジメトキシ−2−メチル−3,6−ジオキソ−1,4−シクロヘキサジエン−1−イル)メチル基以外のものであり;
(A−viii)R、RおよびRが総て水素であり、NRが非置換ピペリジン基である場合、R3aは2,5−ジメトキシベンジルオキシ基以外のものであり;
(A−ix)R、RおよびRが総て水素であり、R3aが水素、メチル、フッ素、メトキシ、および塩素から選択される場合、NRはジメチルアミノ基またはジエチルアミノ基以外のものであり;
(A−x)R、R3aおよびRが総て水素であり、Rがメチル、フッ素、メトキシ、ヒドロキシおよび塩素から選択される場合、NRはジメチルアミノ基またはジエチルアミノ基以外のものであり;かつ
(A−xi)R、R3aおよびRが総て水素であり、Rがフッ素である場合、NRはジメチルアミノ基またはジエチルアミノ基以外のものであり;
3bは、水素、ハロゲン、シアノ、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選択され、ここで、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分は各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;ただし、
(B−i)R3bがn−プロピル、プロペニルまたは3−メチル−2−ブテニルであり、Rが水素またはヒドロキシであり、Rが水素である場合、NRは、
・置換または非置換ピペリジン、または
・非置換モルホリン、または
・非置換ピロリジン
以外のものであり;
(B−ii)R3bがクロロであり、RおよびRが水素である場合、NRはその4位に置換フェニル基を有するピペリジン以外のものであり;
(B−iii)R3bがメトキシであり、RおよびRが水素である場合、NRは、
・ピロリジンジオン基、または
・非置換ピロリジン基、または
・その2位にジメトキシメチルもしくはメチルカルボン酸置換基を有するピロリジン基、または
・その3位もしくは4位に置換基を有するピペリジン基
以外のものであり;
(B−iv)R3bがヨードであり、RおよびRが水素である場合、NRは、その4位に二環式置換基を有するピペリジン基以外のものであり;
(B−v)R3bがシアノであり、RおよびRが水素である場合、NRは非置換ピペリジンまたはモルホリン基以外のものであり;
(B−vi)R3bがフルオロまたはエトキシであり、RおよびRが水素である場合、NRは非置換ピペリジン基以外のものであり;
(B−vii)R3bがブロモであり、RおよびRが水素であるか、またはR3bおよびRがともにクロロである場合、NRは非置換モルホリン基以外のものであり;かつ
(B−viii)R3bがフルオロであり、RおよびRが水素である場合、NRはピロリジニルメチル置換ピロリジン基以外のものであり;
3cは、水素、ハロゲン、シアノ、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選択され、ここで、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分は各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;ただし、
(C−i)R3c、RおよびRが総て水素である場合、NRはそのピペリジン環の4位に4−フルオロベンゾイル基またはベンジル基を有するピペリジン基以外のものであり;かつ
(C−ii)R3cおよびRがともに水素であり、Rが水素またはヒドロキシである場合、NRはジメチルアミノまたはジエチルアミノ基以外のものであり;
は、水素;基−(O)−R(ここで、nは0または1であり、Rは非環式C1−5ヒドロカルビル基または3〜7環員を有する単環式炭素環式基もしくは複素環式基である);ハロゲン;シアノ;ヒドロキシ;アミノ;およびモノ−またはジ−C1−5ヒドロカルビル−アミノから選択され、各場合においてこの非環式C1−5ヒドロカルビル基ならびにモノおよびジ−C1ー5ヒドロカルビルアミノ部分は、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;あるいは
3aまたはR3bまたはR3cおよびRは一緒になって、5〜7環員の単環式炭素環式環または複素環式環を形成し;
およびRは同一または異なり、各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルであるか;または
およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜8環員(そのうち5個以下の環員が酸素、窒素および硫黄から選択されるヘテロ原子である)を有する単環式複素環式基を形成するか;または
およびRの一方は、O、NおよびSから選択される2個までのヘテロ原子を含む5または6環員の単環式アリール基またはヘテロアリール基であり;RおよびRの他方は、(i)O、NおよびSから選択される2個までのヘテロ原子を含む3〜7環員の飽和炭素環式基または複素環式基であるか、または(ii)ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、カルバモイル、モノ−およびジ−C1−2アルキル−カルバモイル、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルであり;
は、水素およびフッ素から選択される]。
【請求項4】
式(Ib)を有する請求項3に記載の化合物、またはその塩、互変異性体、溶媒和物およびN−オキシド:
【化4】

[式中、
は、ヒドロキシまたは水素であり;
は、ヒドロキシ、メトキシまたは水素であり(ただし、RおよびRの少なくとも一方はヒドロキシである);
がヒドロキシであり、Rが水素である場合、Rは基R3aであり;
が水素であり、Rがヒドロキシである場合、Rは基R3bであり;
がヒドロキシであり、Rがヒドロキシまたはメトキシである場合、Rが基R3cであり;
3aは、水素、ハロゲン、シアノ、C1ー5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選択され;ここで、このC1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分は、各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;ただし、
(A−i)R3aがメチルであり、RおよびRが水素である場合、NRは、
・非置換ピペリドン基、または
・非置換ピペリジン基、または
・非置換ピロリジン基、または
・その4位に置換ピペラジン基を有するピペリジン基、または
・その2位、3位または4位に置換オキサジアゾール基を有するピペリジン基
以外のものであり;
(A−ii)R3aがメトキシ、2−ヒドロキシエトキシまたは置換2−オキソ−1−(2H)−キノリニルメチル基であり、RおよびRが水素である場合、NRは、
・2−置換ピロリジニル基、または
・4−置換ピペリジン基
以外のものであり;
(A−iii)R3aがクロロまたはメチルであり、RおよびRが水素である場合、NRは、その4位に置換チアゾール−アミノ基を有するピペリジン基以外のものであり;
(A−iv)R3aがフルオロであり、RおよびRが水素である場合、NRは、4−置換ピペリジン基以外のものであり;
(A−v)R3aがクロロまたはブロモであり、RおよびRが水素である場合、NR
・非置換ピロリジン基;
・非置換ピペリジン基;または
・非置換モルホリン基
以外のものであり;
(A−vi)R3aがメトキシまたはイミダゾリルメチルであり、RおよびRが水素である場合、NRは、非置換ピロリジニル基以外のものであり;
(A−vii)R、RおよびRが総て水素であり、NRが非置換モルホリン基または非置換ピペリジン基である場合、R3aは3−(4−モルホリノカルボニル)−4−ヒドロキシベンジル基または6−メチル−2,3,4,5−テトラメトキシベンジル基または(4,5−ジメトキシ−2−メチル−3,6−ジオキソ−1,4−シクロヘキサジエン−1−イル)メチル基以外のものであり;
(A−viii)R、RおよびRが総て水素であり、NRが非置換ピペリジン基である場合、R3aは2,5−ジメトキシベンジルオキシ基以外のものであり;
(A−ix)R、RおよびRが総て水素であり、R3aが水素、メチル、フッ素、メトキシ、および塩素から選択される場合、NRはジメチルアミノ基またはジエチルアミノ基以外のものであり;
(A−x)R、R3aおよびRが総て水素であり、Rがメチル、フッ素、メトキシ、ヒドロキシおよび塩素から選択される場合、NRはジメチルアミノ基またはジエチルアミノ基以外のものであり;かつ
(A−xi)R、R3aおよびRが総て水素であり、Rがフッ素である場合、NRはジメチルアミノ基またはジエチルアミノ基以外のものであり;
3bは、水素、ハロゲン、シアノ、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選択され、ここで、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分は各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;ただし、
(B−i)R3bがn−プロピル、プロペニルまたは3−メチル−2−ブテニルであり、Rが水素またはヒドロキシであり、Rが水素である場合、NRは、
・置換または非置換ピペリジン、または
・非置換モルホリン、または
・非置換ピロリジン
以外のものであり;
(B−ii)R3bがクロロであり、RおよびRが水素である場合、NRはその4位に置換フェニル基を有するピペリジン以外のものであり;
(B−iii)R3bがメトキシであり、RおよびRが水素である場合、NRは、
・ピロリジンジオン基、または
・非置換ピロリジン基、または
・その2位にジメトキシメチルもしくはメチルカルボン酸置換基を有するピロリジン基、または
・その3位もしくは4位に置換基を有するピペリジン基
以外のものであり;
(B−iv)R3bがヨードであり、RおよびRが水素である場合、NRは、その4位に二環式置換基を有するピペリジン基以外のものであり;
(B−v)R3bがシアノであり、RおよびRが水素である場合、NRは非置換ピペリジンまたはモルホリン基以外のものであり;
(B−vi)R3bがフルオロまたはエトキシであり、RおよびRが水素である場合、NRは非置換ピペリジン基以外のものであり;
(B−vii)R3bがブロモであり、RおよびRが水素であるか、またはR3bおよびRがともにクロロである場合、NRは非置換モルホリン基以外のものであり;かつ
(B−viii)R3bがフルオロであり、RおよびRが水素である場合、NRはピロリジニルメチル置換ピロリジン基以外のものであり;
3cは、水素、ハロゲン、シアノ、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選択され、ここで、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分は各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;ただし、
(C−i)R3c、RおよびRが総て水素である場合、NRはそのピペリジン環の4位に4−フルオロベンゾイル基またはベンジル基を有するピペリジン基以外のものであり;かつ
(C−ii)R3cおよびRがともに水素であり、Rが水素またはヒドロキシである場合、NRはジメチルアミノまたはジエチルアミノ基以外のものであり;
は、水素;基−(O)−R(ここで、nは0または1であり、Rは非環式C1−5ヒドロカルビル基または3〜7環員を有する単環式炭素環式基もしくは複素環式基である);ハロゲン;シアノ;ヒドロキシ;アミノ;およびモノ−またはジ−C1−5ヒドロカルビル−アミノから選択され、各場合においてこの非環式C1−5ヒドロカルビル基ならびにモノおよびジ−C1ー5ヒドロカルビルアミノ部分は、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;あるいは
3aまたはR3bまたはR3cおよびRは一緒になって、5〜7環員の単環式炭素環式環または複素環式環を形成し;
およびRは同一または異なり、各々、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルであるか;または
およびRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜8環員(そのうち5個以下の環員が酸素、窒素および硫黄から選択されるヘテロ原子である)を有する単環式複素環式基を形成し;
は、水素およびフッ素から選択される]。
【請求項5】
がヒドロキシまたは水素であり、かつRがヒドロキシまたは水素であり;ただし、RおよびRの少なくとも1つがヒドロキシである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
がヒドロキシ、かつRが水素またはメトキシ、好ましくは水素である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
が水素、かつRがヒドロキシである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
がヒドロキシ、かつRがヒドロキシまたはメトキシである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
およびRがともにヒドロキシである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
が水素、塩素、C1ー5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
が水素、C1−5アルキル、C2−5アルケニルおよびC3ー4シクロアルキル基、好ましくは、第二級アルキルおよびアルケニル基(イソプロピル、sec−ブチル、tert−ブチル、1,2−ジメチルアリルおよび1,2−ジメチルプロピルなど)、またはシクロアルキル基(シクロプロピルなど)から選択される、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
が水素、イソプロピルおよびtert−ブチルから選択される、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
が水素である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
が水素である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
、R、R、RおよびRが表1で示される通りである、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
、R、R、RおよびRが、表1の構造A5、A7、A11、A13、A14、A15、A16、A17およびA18のいずれか1つで示される通りであり、より好ましくは、構造A5、A7、A13、A14、A15およびA17のいずれか1つで示される通りである、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、4〜8環員(そのうち5個以下の環員が酸素、窒素および硫黄から選択されるヘテロ原子である)を有する単環式複素環式基を形成する、請求項1〜16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
単環式複素環式基が5〜7環員、好ましくは5または6環員を有する、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって単環式複素環式基を形成し、この単環式基が非芳香族であり、O、NおよびSから、より好ましくはOおよびNから選択される1または2個のヘテロ原子を含む飽和5員環または6員環である、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
単環式基がピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、およびチオモルホリンならびにそのS−オキシドおよびS,S−ジオキシドから選択される、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
およびRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリン、ピペリジンおよびピロリジンから選択される単環式複素環式基を形成する、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
単環式複素環式基が非置換であるか、あるいはハロゲン、ヒドロキシ、アミノおよび基R−R(ここで、Rは結合、O、CO、C(O)O、C(O)NR、NRC(O)、NRC(O)O、NR、SO、SO、SONR、およびSONRから選択され、Rは水素;5または6環員を有する炭素環式基および複素環式基;ならびにヒドロキシ、オキソ、アミノ、モノ−またはジ−C1−8非芳香族ヒドロカルビルアミノ(例えば、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ)、カルボキシ、および3〜7環員を有する炭素環式基および複素環式基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−10ヒドロカルビル(例えば、C1−8アルキルまたはC3ー7シクロアルキルなどのC1−8ヒドロカルビル)(ここで、このC1ー8ヒドロカルビル基の1以上の炭素原子は、O、S、C(O)O、C(O)NRまたはNRにより置き換えられていてもよい)からなる群R1Oaから選択される1、2または3個(好ましくは、1または2個)の置換基により置換されている、請求項17〜21のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項23】
単環式複素環式基が非置換であるか、あるいはハロゲン、ヒドロキシ、アミノおよび基R−R(ここで、Rは結合、O、CO、C(O)O、C(O)NR、NRC(O)、NRC(O)O、NR、SO、SO、SONR、およびSONRから選択され、Rは水素;5または6環員を有する炭素環式基および複素環式基;ならびにヒドロキシ、オキソ、アミノ、モノ−またはジ−C1−8非芳香族ヒドロカルビルアミノ(例えば、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ)、カルボキシ、および3〜7環員を有する炭素環式基および複素環式基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよい非芳香族C1−10ヒドロカルビル(ここで、このC1ー8ヒドロカルビル基の1以上の炭素原子は、O、S、C(O)O、C(O)NRまたはNRにより置き換えられていてもよい)からなる群R1Oaaから選択される1、2または3個(好ましくは、1または2個)の置換基により置換されている、請求項22に記載の化合物。。
【請求項24】
単環式基が非置換であるか、またはフッ素、塩素、ヒドロキシ、アミノおよび基R−Rから選択される1または2個の置換基により置換されており;
が、結合、O、CO、C(O)NR、NRC(O)、NRC(O)OおよびNRから選択され;
が、
水素;
5または6環員を有し、O、NおよびSから選択される0、1または2個のヘテロ原子を含む炭素環式基および複素環式基;ならびに
ヒドロキシ、オキソ、アミノ、モノ−またはジ−C1−8非芳香族ヒドロカルビルアミノ、カルボキシ、ならびに3〜7環員を有し、O、NおよびSから選択される0、1または2個のヘテロ原子を含む炭素環式基および複素環式基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよい非芳香族C1−10ヒドロカルビルから選択され、ここで、このC1−8ヒドロカルビル基の1以上の炭素原子は、O、S、C(O)O、NRC(O)、C(O)NRまたはNRにより置き換えられていてもよい、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
が、5または6環員を有し、O、NおよびSから選択される0、1または2個のヘテロ原子を含む、置換されていてもよい非芳香族炭素環式基および複素環式基である、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
単環式複素環式基が非置換であるか、あるいはハロゲン、OH、NH、CHOH、CHNH2、O−C1−6−アルキル、NH−C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリール、C3−7シクロアルキル、ヘテロシクリル、O−ヘテロアリール、O−C3−7シクロアルキル、O−ヘテロシクロアルキル、C(=O)C1−6アルキル、C(=O)OC1−6アルキル、C(=O)NH、C(=O)NHC1−6アルキル、C(=O)N(C1−6アルキル)、NH(C1−6アルキル)、N(C1−6アルキル)、NC(=O)C1−6アルキル、Cアリール、OCアリール、C(=O)Cアリール、C(=O)OCアリール、C(=O)NH、C(=O)NHCアリール、C(=O)N(Cアリール)、NH(Cアリール)、N(Cアリール)、NC(=O)Cアリール、C5−6ヘテロシクリル、OC5−6ヘテロシクリル、C(=O)C5−6ヘテロシクリル、C(=O)OC5−6ヘテロシクリル、C(=O)NHC5−6ヘテロシクリル、C(=O)N(C5−6ヘテロシクリル)、NH(C5−6ヘテロシクリル)、N(C5−6ヘテロシクリル)、NC(=O)C5−6ヘテロシクリル、C(=O)NHC1−6アルキル、C5−6アリール、S(=O)C1−6アルキル、S(=O)N−C1−6アルキルおよびSON−C1−6アルキル;ならびに基[sol]、CH[sol]、またはOCHCH[sol]からなる群R10bから選択される1、2または3個(好ましくは、1個または2個)の置換基で置換されており、ここで、[sol]は下基:
【化5】

から選択され、(i)R1Ocは場合によりさらに基OCHCHCH[sol]から選択され、かつ/または(ii)[sol]はさらにNHR11(ここで、R11はCOR12またはR12であり、R12はC1−4アルキル、アリールまたはアリール−C1−4アルキルである)から選択される、請求項22に記載の化合物。
【請求項27】
単環式基が非置換であるか、またはR1Ocにより置換されており、ここで、R1Ocが基[sol]、CH[sol]またはOCHCH[sol]であり、[sol]は下基:
【化6】

から選択される、請求項22に記載の化合物。
【請求項28】
単環式環が非置換であるか、あるいは1個または2個の置換基R10ccで置換されており、ここで、R1Occは、
ハロゲン;
CO14(ここで、R14は水素またはC1ー6アルキルである);
ヒドロキシまたはC1−2アルコキシにより置換されていてもよいC1−4アルキル;
ヒドロキシまたはC1−2アルコキシにより置換されていてもよいC1−4アルコキシ;または
基[sol]、CH[sol]、C(O)[sol]、OCHCH[sol]もしくはOCHCHCH[sol]から選択され、ここで、[sol]は次の基:
【化7】

[ここで、XはNHまたはOであり、mは0または1であり、nは1、2または3であり、R11は水素、COR12、C(O)OR12またはR12であり;R12はC1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、アリール、アリール−C1−6アルキルまたはCH15であり;かつ、R15は水素、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ピペリジン、N−C1−6アルキルピペラジン、ピペラジン、モルホリン、COR13またはC(O)OR13から選択され;かつ、R13はC1−6アルキルである]
から選択される、請求項22に記載の化合物。
【請求項29】
およびRの一方がO、NおよびSから選択される2個までのヘテロ原子を含む5または6環員の単環式アリール基またはヘテロアリール基であり;RおよびRの他方が、(i)O、NおよびSから選択される2個までのヘテロ原子を含む3〜7環員の飽和炭素環式基または複素環式基であるか、または(ii)ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、カルバモイル、モノ−およびジ−C1−2アルキル−カルバモイル、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルである、請求項1または3およびその従属請求項に記載の化合物。
【請求項30】
およびRの一方が、置換されていてもよいフェニル基である、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
フェニル基が、請求項1〜30のいずれか一項で定義された1以上の基R1Oa、R10b、R10cまたはR1Occにより置換されている、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
フェニル基がハロゲン(例えば、フッ素)により置換されているか、またはO、NおよびSから選択される2個までのヘテロ原子を含む3〜7環員の飽和炭素環式基もしくは複素環式基(例えば、モルホリン基)により置換されているC1−2アルキル基により置換されている、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
が置換されていてもよいフェニル基であり、Rが(i)O、NおよびSから選択される2個までのヘテロ原子を含む3〜7環員の飽和炭素環式基または複素環式基、または(ii)カルバモイル、メチルカルバモイル、シアノにより置換されていてもよいC1−4アルキル基、または(iii)ハロゲン、メトキシ、メチルおよびエチルにより置換されていてもよいベンジルである、請求項29〜32のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項34】
式(V)を有する請求項3または4に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくはN−オキシド:
【化8】

[式中、Rは水素またはヒドロキシであり;R2aはヒドロキシまたはメトキシであり;ただし、RおよびR2aの少なくとも一方はヒドロキシであり;R3dはエチルならびに3〜6個の炭素原子の第二級および第三級アルキル基から選択され;R4aは水素、フッ素、塩素およびメトキシから選択され;R、RおよびRは請求項1〜33のいずれか一項で定義された通りであり;ただし、RおよびRがともにヒドロキシである場合、R3dはさらに水素から選択され得る]。
【請求項35】
NRが、請求項1〜34のいずれか一項で定義された1、2または3個の基R1OaまたはR10bまたはR10cまたはR1Occにより置換されていても置換されていなくてもよいモルホリン基を形成する、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
一般式(VI)を有する請求項3に記載の化合物:
【化9】

[式中、R3dはエチル基、シクロプロピル基または第二級もしくは第三級C3−4アルキル基であり;JはO、S(O)、CHR22、またはNR23であり、ここで、nは0、1または2であり;R22は水素、C1−4アルキル、ヒドロキシ−C1−4アルキル、C1−2アルコキシカルボニル、C1−2アルコキシカルボニル−C1−4アルキルまたは基(CHNR2526であり;R23は水素、C1−4アルキル、ヒドロキシ−C2ー4アルキル、C1−2アルコキシカルボニル、C1−2アルコキシカルボニル−C1−4アルキルまたは基(CHNR2526であり;mは0、1、2または3であり;pは2または3であり;R25およびR26は同一または異なり、各々水素またはC1−4アルキルであり;かつ、R24およびR24aは各々水素であるか、あるいはJがOまたはNHである場合、R24およびR24aは同一または異なり、各々水素またはメチルであり、あるいはR24およびR24aの一方が水素であり、他方が基R22またはR23である]。
【請求項37】
3dが第二級または第三級C3ー4アルキル基である、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
第二級および第三級アルキル基がイソプロピルおよびtert−ブチル基から選択される、請求項34〜36のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項39】
およびRの一方が、O、NおよびSから選択される2個までのヘテロ原子を含む5または6環員の単環式アリール基またはヘテロアリール基であり;RおよびRの他方が、(i)O、NおよびSから選択される2個までのヘテロ原子を含む3〜7環員の飽和炭素環式基または複素環式基であるか、または(ii)ヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、カルバモイル、モノ−およびジ−C1−2アルキル−カルバモイル、ならびに5〜12環員のアリール基およびヘテロアリール基から選択される1以上の置換基により置換されていてもよいC1−5ヒドロカルビルである、請求項1、3および5〜16のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項40】
が6環員の単環式アリール基である、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
単環式アリール基が非置換フェニル基である、請求項40に記載の化合物。
【請求項42】
単環式アリール基が、請求項1〜41のいずれか一項で定義されたR1OaおよびR1Obから選択される1以上の置換基により置換されているフェニル基である、請求項40に記載の化合物。
【請求項43】
単環式アリール基が、単一の置換基R1Obにより置換されているフェニル基である、請求項40に記載の化合物。
【請求項44】
塩、溶媒和物またはN−オキシドの形態である、請求項3〜43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項45】
塩または溶媒和物の形態である、請求項3〜43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項46】
医薬において、例えば、Hsp90の阻害剤として用いるための、請求項3〜43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項47】
Hsp90が介在する病態または症状の予防または治療に用いるための、請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項48】
Hsp90が介在する病態または症状の予防または治療のための方法であって、それを必要とする被験体に請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含んでなる、方法。
【請求項49】
Hsp90が介在する病態または症状の緩和または発症率の軽減のための方法であって、それを必要とする被験体に請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含んでなる、方法。
【請求項50】
哺乳動物において、異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を治療する方法であって、その哺乳動物に、請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物を、異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で投与することを含んでなる、方法。
【請求項51】
哺乳動物において、異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を緩和する、またはその発症率を軽減する方法であって、その哺乳動物に、請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物を、異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で投与することを含んでなる、方法。
【請求項52】
哺乳動物において、異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を治療する方法であって、その哺乳動物に、請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物を、Hsp90活性を阻害するのに有効な量で投与することを含んでなる、方法。
【請求項53】
哺乳動物において、異常な細胞増殖を含む、または異常な細胞増殖から起こる疾病または症状を緩和する、またはその発症率を軽減する方法であって、その哺乳動物に、請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物を、Hsp90活性を阻害するのに有効な量で投与することを含んでなる、方法。
【請求項54】
Hsp90を阻害する方法であって、Hsp90を請求項1〜43のいずれか一項に記載のHsp90阻害化合物と接触させることを含んでなる、方法。
【請求項55】
請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物を用いてHsp90の活性を阻害することにより、細胞プロセス(例えば、細胞分裂)を調整する方法。
【請求項56】
本明細書に記載される病態の予防または治療に用いるための、請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項57】
本明細書で定義されるいずれか1以上の使用を目的とした薬剤の製造のための、請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項58】
請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物と医薬上許容される担体とを含んでなる、医薬組成物。
【請求項59】
請求項1〜43のいずれか一項に記載の化合物を製造する方法であって、式(X):
【化10】

の化合物またはその活性化および/もしくは保護形態を、アミド結合を形成するのに好適な条件下で、式HNRのアミンと反応させ、その後、必要であれば保護基を除去し、場合により、式(I)のある化合物を式(I)の別の化合物に変換することを含んでなる、方法。

【公表番号】特表2008−538750(P2008−538750A)
【公表日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−505961(P2008−505961)
【出願日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際出願番号】PCT/GB2006/001358
【国際公開番号】WO2006/109075
【国際公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【出願人】(504162110)アステックス、セラピューティックス、リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】