説明

半導体装置、半導体装置の製造方法、及び半導体装置の設計方法

【課題】TEGパターンより上の層を除去しなくてもTEGパターンを用いた検査を行うことができるようにする。
【解決手段】複数の配線層200,300,400は第1TEGパターン30の上に形成されている。複数の配線層200,300,400には、それぞれ配線242,342,442及び複数のダミーパターン224,324,424が形成されている。電極パッド444は、最上層の配線層400に形成されている。そして平面視において、第1TEGパターン30は、いずれの配線242,342,442及びダミーパターン224,324,424にも重なっていない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、TEG(Test Element Group)パターンを有する半導体装置、半導体装置の製造方法、及び半導体装置の設計方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置には、パターンの位置ずれなどを評価するためのTEGパターンが設けられている。例えば特許文献1には、第1のピッチで配列された第1の薄膜電極列と、第2のピッチで配列された第2の薄膜電極列と、の間における電気の導通状態を確認することにより、位置合わせのずれ量を評価することが記載されている。
【0003】
また特許文献2には、配線とビアプラグとの相対的な位置ずれを検出することができる位置ずれ検出パターンが開示されている。
【0004】
なお特許文献3には、トレンチ分離膜の一部によってアライメントマークを形成すること、及びこのアライメントマークの上においてはゲート電極膜を除去することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭62−86741号公報
【特許文献2】特開2008−270277号公報
【特許文献3】特開2000−164497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特定のTEGパターン、例えばOBIRCH(Optical Beam Induced Resistance Change)に用いられるTEGパターンは、TEGパターンを用いた検査を行う際に視認可能な状態にされる必要がある。一方、TEGパターンは、通常はスクライブラインに配置される。スクライブラインには、膜厚等に面内分布が発生することを抑制するために、複数のダミーパターンも配置される。ダミーパターンの配置は、半導体装置を設計するときに、半導体装置の設計支援装置が自動で行う場合がほとんどである。
【0007】
本発明者が検討した結果、近年は半導体装置における配線層の多層化が進んでいるため、通常通りの手順でダミーパターンを配置すると、複数の配線層それぞれに形成されたダミーパターンによってTEGパターンが覆われ、そのままの状態では外部から視認できない場合が出てくることが判明した。この場合、TEGパターンより上の層を除去しないと、TEGパターンを用いた検査を行えない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、第1TEG(Test Element Group)パターンと、
前記第1TEGパターンの上に形成された複数の配線層と、
前記複数の配線層のそれぞれに形成された配線及び複数のダミーパターンと、
最上層の前記配線層に形成された電極パッドと、
を備え、
平面視において、前記第1TEGパターンは、いずれの前記配線及び前記ダミーパターンにも重なっていない半導体装置が提供される。
【0009】
本発明によれば、平面視において、第1TEGパターンは、上の層に形成されているいずれの配線及びダミーパターンにも重なっていない。このため、TEGパターンより上の層を除去しなくても外部から視認が可能である。従って、TEGパターンより上の層を除去しなくてもTEGパターンを用いた検査を行うことができる。
【0010】
本発明によれば、第1TEGパターンを形成する工程と、
前記第1層の上に複数の配線層を形成する工程と、
を備え、
前記複数の配線層を形成する工程において複数のダミーパターンを形成し、
平面視において、前記第1TEGパターンを、いずれの前記配線及び前記ダミーパターンにも重ならないようにする半導体装置の製造方法が提供される。
【0011】
本発明によれば、TEGパターンを配置する工程と、
前記第1TEGパターンの上に配置される複数の配線層それぞれにおいて、平面視において前記TEGパターンと重なる領域をパターン配置禁止領域に設定する工程と、
を備える半導体装置の設計方法が提供される。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、TEGパターンより上の層を除去しなくてもTEGパターンを用いた検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示した半導体装置のスクライブ領域及びその周囲の上面図である。
【図3】図1及び図2に示した半導体装置の設計方法を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す上面図である。
【図5】第3の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
【図6】第4の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
【図7】図6に示した半導体装置スクライブ領域及びその周囲の上面図である。
【図8】図7の変形例を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0015】
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。この半導体装置は、第1TEGパターン30、複数の配線層200,300,400、複数のダミーパターン224,324,424、及び電極パッド444を備えている。複数の配線層200,300,400は第1TEGパターン30の上に形成されている。複数の配線層200,300,400には、それぞれ配線242,342,442及び複数のダミーパターン224,324,424が形成されている。電極パッド444は、最上層の配線層400に形成されている。そして平面視において、第1TEGパターン30は、いずれの配線242,342,442及びダミーパターン224,324,424にも重なっていない。以下、詳細に説明する。
【0016】
半導体装置は、スクライブ領域20及び内部領域40を有している。
【0017】
内部領域40は回路が形成されている領域であり、シールリング46によって周囲が囲まれている。シールリング46は、例えば各配線と同一層の金属膜、並びに各ビア又はコンタクトと同一層の金属膜を積み重ねることにより形成されている。本図に示す例においてシールリング46は一重であるが、多重に形成されていても良い。シールリング46の内側には、回路を形成する各種の素子、例えばトランジスタ42が形成されている。トランジスタ42は基板10に形成されており、ゲート電極44を有している。
【0018】
また、シールリング46の内側には、配線242,342,442、コンタクト244、及び電極パッド444が形成されている。配線242及びコンタクト244は1層目の配線層200に形成されている。本図に示すコンタクト244はトランジスタ42に接続しているが、配線層200には、図示していないコンタクト244も複数形成されている。配線342は2層目の配線層300に形成されており、配線442及び電極パッド444は最上層の配線層400に形成されている。また配線層300,400には図示しないビアが複数形成されている。配線242,342,442、コンタクト244、及び図示しないビアは、例えばダマシン法により形成されるが、いずれかの層がダマシン法以外の方法により形成されていても良い。
【0019】
スクライブ領域20は、ウェハから半導体装置を切り出すときにダイシングされる領域であるが、一部が半導体装置の縁に残っている。スクライブ領域20には、第1TEGパターン30及びダミーパターン224,324,424が形成されている。
【0020】
第1TEGパターン30の第1パターン32は、トランジスタ42のゲート電極44と同一層に、ゲート電極44と同一工程で形成されている。第1パターン32の上にはコンタクト34が形成されている。コンタクト34は配線層200に埋め込まれており、コンタクト244と同一工程で形成されている。なお第1TEGパターン30が形成されている領域には、素子分離膜50は形成されていない。
【0021】
ダミーパターン224は1層目の配線層200に複数形成されており、ダミーパターン324は2層目の配線層300に複数形成されており、ダミーパターン424は3層目の配線層400に複数形成されている。ダミーパターン224,324,424は、それぞれ配線242,342,442を形成するときに、これら配線に面内方向のばらつきが生じることを抑制するために形成されている。
【0022】
またスクライブ領域20には、ダミーコンタクト222及びダミービア322,422がそれぞれ少なくとも一つ形成されている。ダミーコンタクト222は配線層200に埋め込まれており、上部がいずれかのダミーパターン224に接続している。ダミービア322は配線層300に埋め込まれており、上部がいずれかのダミーパターン324に接続している。ダミービア422は配線層400に埋め込まれており、上部がいずれかのダミーパターン424に接続している。
【0023】
また最上層の配線層400の上にはパッシベーション膜500が形成されている。パッシベーション膜500は半導体装置の多層配線層を保護する膜である。パッシベーション膜500には、電極パッド444上に位置する開口502が形成されている。
【0024】
図2は、図1に示した半導体装置のスクライブ領域20及びその周囲の上面図である。本図に示す例において、ダミーパターン424及び第1TEGパターン30は、第1の半導体チップのシールリング46(46a)と、その隣に位置する第2の半導体チップのシールリング46(46b)との間に位置している。上記したように、平面視において第1TEGパターン30は、いずれのダミーパターン424,324,224にも重なっていない。具体的には、ダミーパターン424,324,224は、平面視において第1TEGパターン30を挟む位置に複数設けられている。ただしダミーパターン424,324,224のレイアウトは、本図に示す例に限定されない。
【0025】
第1TEGパターン30は、例えばOBIRCH用のTEGパターン、又は平面視により位置ずれを視覚的に確認するためのTEGパターンである。第1TEGパターン30がOBIRCH用のTEGパターンである場合、第1TEGパターン30は、本図に示すように、例えば第1パターン32、第2パターン36、及びコンタクト34を有している。第1パターン32は上記したようにトランジスタ42のゲート電極44と同一層に形成されている。第2パターン36は基板10に形成された拡散層であり、平面視でゲート電極44の周囲に形成されている。コンタクト34は、位置ずれが生じていない状態においては第1パターン32に接続している。そして2つのシールリング46a,46bの間の領域には、2つの検査用電極426が設けられている。検査用電極426は最上層の配線層400に形成されている。一方の検査用電極426は、配線層300,200に形成されたパターン(図示せず)及びビア(図示せず)を介して第1パターン32に接続しており、他方の検査用電極426は、配線層300,200に形成されたパターン(図示せず)及びビア(図示せず)を介して第2パターン36に接続している。そして2つの検査用電極426の間に必要な電圧を印加し、かつパッシベーション膜500の上方からレーザ光を第1TEGパターン30に照射することにより、検査が行われる。
【0026】
また2つのシールリング46a,46bの間の領域は、第1の半導体チップと第2の半導体チップを分離する際に、ダイシングブレードなどにより一部(図中スクライブ部分と記載)が除去される。しかし2つのシールリング46a,46bの間隔はダイシングブレードの幅より広いため、分離後の第1の半導体チップ及び第2の半導体チップそれぞれにおいて、シールリング46の外側に第1TEGパターン30及びダミーパターン424,324,224の一部が残る。
【0027】
図3は、図1及び図2に示した半導体装置の設計方法を示すフローチャートである。本図に示す処理は、半導体装置の設計支援装置を用いて行われる。
【0028】
まず半導体装置の設計者又は設計支援装置は、スクライブ領域のいずれかの領域に第1TEGパターン30を配置する(ステップS10)。すると設計支援装置は、第1TEGパターン30が形成されている層より上の各層に、パターン配置禁止領域を設定する(ステップS20)。パターン配置禁止領域は、平面視で第1TEGパターン30と重なる領域であり、ダミーパターン及び配線のいずれの配置も禁止される。ついで設計支援装置は、パターン配置禁止領域を除いた領域に、配線及びダミーパターンを配置する(ステップS30)。
【0029】
このようにして設計された半導体装置は、以下のようにして製造される。まず基板10に素子分離膜50及びトランジスタ42を形成する。トランジスタ42のゲート電極44を形成するとき、第1TEGパターン30の第1パターン32及び第2パターン36も形成される。次いで、トランジスタ42、第1パターン32、及び素子分離膜50の上に配線層200,300,400、配線242,342,442、電極パッド444、コンタクト244、及び各種ビアを形成する。このとき、第1TEGパターン30のコンタクト34、ダミーパターン224,324,424、及び検査用電極426が形成される。次いで、最上層の配線層400の上にパッシベーション膜500を形成し、さらにパッシベーション膜500に開口502を形成する。
【0030】
そして第1TEGパターン30を用いた検査が必要な場合、2つの検査用電極426の間に必要な電圧を印加し、かつパッシベーション膜500の上方からレーザ光を第1TEGパターン30に照射する。
【0031】
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態では、平面視において第1TEGパターン30は、いずれの配線及びダミーパターンにも重なっていない。従って、第1TEGパターン30を用いた検査が必要な場合、パッシベーション膜500や配線層300,400など、第1TEGパターン30より上の層を除去する必要がない。
【0032】
また本実施形態では、検査用電極426が設けられている。検査用電極426は、最上層の配線層400に形成されており第1TEGパターン30を構成する2つのパターンに接続している。従って、検査用電極426を用いることにより、第1TEGパターン30に容易に必要な電圧を印加することができる。
【0033】
図4は、第2の実施形態に係る半導体装置の構成を示す上面図であり、第1の実施形態における図2に相当している。本実施形態に係る半導体装置は、第2TEGパターン38を有している点を除いて、第1の実施形態に係る半導体装置と同様である。
【0034】
第2TEGパターン38は、例えば配線容量やリーク特性を確認するTEGパターン、またはビア抵抗を確認するためのTEGパターンであり、第1TEGパターン30とは異なるパターンを有している。第2TEGパターン38はパッシベーション膜500の上から視認可能である必要はないため、平面視で複数のダミーパターン224,324,424と重なる位置に配置されている。
【0035】
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。ダミーパターン224,324,424を設けない領域が広くなると、各配線に面内ばらつきが生じる可能性が出てくる。これに対して本実施形態では、第2TEGパターン38の上には複数のダミーパターン224,324,424を設けているため、各配線に面内ばらつきが生じる可能性を抑制できる。
【0036】
図5は、第3の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図であり、第1の実施形態における図1に相当している。本実施形態に係る半導体装置は、平面視で第1TEGパターン30と重なる領域に少なくとも一つのダミービア322を有している点を除いて、第1の実施形態に係る半導体装置と同様の構成である。
【0037】
ダミービア322の配置密度は、配線層のダミーであるダミーパターン224,324,424の配置密度と比較して小さい。従って、第1TEGパターン30を用いた検査が必要な場合、パッシベーション膜500や配線層300,400など、第1TEGパターン30より上の層を除去しなくても第1TEGパターン30を視認したり、又は第1TEGパターン30にレーザ光を照射することができる。
【0038】
図6は、第4の実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面概略図であり、第1の実施形態における図1に相当している。図7は、図6に示した半導体装置の平面レイアウトの一例を示す図であり、第1の実施形態における図2に相当している。本実施形態に係る半導体装置は、第1TEGパターン30の代わりに第1TEGパターン39を有している点を除いて、第1の実施形態に係る半導体装置と同様の構成である。第1TEGパターン39は、例えば第1パターン226、第2パターン228、及びコンタクト35を有している。第1パターン226及び第2パターン228は、配線242及びダミーパターン224と同一層、すなわちトランジスタ42より上の層に形成されており、互いに同一方向に延伸している。第1パターン226及び第2パターン228は、の間には、他の導体パターンは形成されていない。第1TEGパターン39は平面視でいずれのダミーパターン424,324にも重なっていない。第1パターン226および第2パターン228が経緯されている領域の下方には、素子分離膜50は形成されておらず、その代わりに拡散層12が形成されている。そして第1パターン226及び第2パターン228は、コンタクト35を介して拡散層12に接続している。
【0039】
なお図6には示していないが、スクライブ領域20には、第1パターン226と同一層に他のTEGパターン229(図7参照)が複数形成されている。これらTEGパターン229は、第1パターン226及び第2パターン228と平行に延伸している。TEGパターン229の間隔、第1パターン226と第2パターン228の間隔、第1パターン226とその隣に位置するTEGパターン229の間隔、及び第2パターン228とその隣に位置するTEGパターン229の間隔は互いに等しい。またTEGパターン229は、平面視でダミーパターン424,324に重なっている。
【0040】
なお、スクライブされる部分に対する第1TEGパターン39の配置は、図8のようにしてもよい。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0041】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。例えば第1TEGパターンが形成される層は上記した層に限定されない。
【符号の説明】
【0042】
10 基板
12 拡散層
20 スクライブ領域
30 第1TEGパターン
32 第1パターン
34 コンタクト
35 コンタクト
36 第2パターン
38 第2TEGパターン
39 第1TEGパターン
40 内部領域
42 トランジスタ
44 ゲート電極
46 シールリング
50 素子分離膜
200 配線層
222 ダミーコンタクト
224 ダミーパターン
226 第1パターン
228 第2パターン
229 TEGパターン
242 配線
244 コンタクト
300 配線層
322 ダミービア
324 ダミーパターン
326 ビア
342 配線
400 配線層
422 ダミービア
424 ダミーパターン
426 検査用電極
442 配線
444 電極パッド
500 パッシベーション膜
502 開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1TEG(Test Element Group)パターンと、
前記第1TEGパターンの上に形成された複数の配線層と、
前記複数の配線層のそれぞれに形成された配線及び複数のダミーパターンと、
最上層の前記配線層に形成された電極パッドと、
を備え、
平面視において、前記第1TEGパターンは、いずれの前記配線及び前記ダミーパターンにも重なっていない半導体装置。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記複数のダミーパターンは、平面視において前記第1TEGパターンを挟む位置に複数設けられている半導体装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の半導体装置において、
第1の前記配線層と、前記第1の配線層の上に位置する第2の前記配線層の間に形成された複数のダミー接続部材を備え、
平面視で、前記複数のダミー接続部材の少なくとも一つは前記第1TEGパターンに重なっている半導体装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置において、
前記第1層に形成され、前記第1TEGパターンとは異なるパターンを有している第2TEGパターンを備え、
平面視において、前記第2TEGパターンはいずれかの前記ダミーパターンと重なっている半導体装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置において、
前記第1TEGパターンは、OBIRCH用のTEGパターンである半導体装置。
【請求項6】
請求項5に記載の半導体装置において、
前記最上層の配線層に形成され、前記複数の配線層に形成されたパターン及びビアを介して前記第1TEGパターンに接続している検査用電極をさらに備える半導体装置。
【請求項7】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置において、
前記第1TEGパターンは、平面視により位置ずれを確認するためのTEGパターンである半導体装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体装置において、
基板と、
前記基板に形成され、ゲート電極を有するトランジスタと、
を備え、
前記第1層はゲート電極が形成されている層である半導体装置。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体装置において、
基板と、
前記基板上に形成され、前記基板に形成されたトランジスタと、
を備え、
前記第1層は、前記トランジスタより上に位置する半導体装置。
【請求項10】
第1TEGパターンを形成する工程と、
前記第1TEGパターンの上に複数の配線層を形成する工程と、
を備え、
前記複数の配線層を形成する工程において複数のダミーパターンを形成し、
平面視において、前記第1TEGパターンを、いずれの前記配線及び前記ダミーパターンにも重ならないようにする半導体装置の製造方法。
【請求項11】
TEGパターンを配置する工程と、
前記第1TEGパターンの上に配置される複数の配線層それぞれにおいて、平面視において前記TEGパターンと重なる領域をパターン配置禁止領域に設定する工程と、
を備える半導体装置の設計方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−23238(P2012−23238A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−160602(P2010−160602)
【出願日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(302062931)ルネサスエレクトロニクス株式会社 (8,021)
【Fターム(参考)】