説明

情報処理端末、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および、プログラム

【課題】より適切に充電スタンドの案内を行う。
【解決手段】ステップS56において、地図情報に基づいて、車両の走行可能範囲内にある充電スタンドが検索される。ステップS57において、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を含む充電スタンド情報を受信したと判定された場合、ステップS58において、検索された各充電スタンドへの到着予想時刻が演算される。ステップS59において、検索された各充電スタンドについて、充電装置の使用の有無および使用中の充電装置の充電終了予定時刻、並びに、充電スタンドへの到着予想時刻に基づいて、充電完了予想時刻が演算される。ステップS61において、充電完了予想時刻に基づいて、充電スタンドの位置を区別して表示される。本発明は、例えば、カーナビゲーション装置に適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理端末、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および、プログラムに関し、例えば、充電スタンドの案内を行う場合に用いて好適な情報処理端末、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車のバッテリの残存容量が一定レベル以下になったとき、走行可能距離を算出し、走行可能範囲内にある充電スタンドの位置をナビゲーションシステムに表示することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−210702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、充電スタンドに備えられている充電装置の使用状況が考慮されていないため、表示された充電スタンドに到着した後、充電装置が空くまで長時間待機しなければならない場合がある。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より適切に充電スタンドの案内を行うことができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の側面の情報処理端末は、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻を示す充電終了予定時刻を含む充電スタンド情報を受信する充電スタンド情報受信手段と、充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある充電スタンドを検索する充電スタンド検索手段と、検索された各充電スタンドへの到着予想時刻を演算する到着時刻演算手段と、検索された各充電スタンドについて、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無および使用中の充電装置の充電終了予定時刻、並びに、充電スタンドへの到着予想時刻に基づいて、充電スタンドにおいて車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算する充電時刻演算手段と、到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、充電スタンドの位置を区別して表示するように制御する表示制御手段とを含む。
【0007】
本発明の第1の側面の情報処理端末においては、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻を示す充電終了予定時刻を含む充電スタンド情報が受信され、充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある充電スタンドが検索され、検索された各充電スタンドへの到着予想時刻が演算され、検索された各充電スタンドについて、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無および使用中の充電装置の充電終了予定時刻、並びに、充電スタンドへの到着予想時刻に基づいて、充電スタンドにおいて車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方が演算され、到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、充電スタンドの位置が区別して表示される。
【0008】
従って、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0009】
この充電スタンド情報受信手段は、例えば、通信機器により構成され、この充電スタンド検索手段、到着時刻演算手段、充電時刻演算手段、および、表示制御手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ECU(Electronic Control Unit)、カーナビゲーション装置により構成される。
【0010】
この情報処理端末においては、走行可能範囲内において充電スタンドが検索されなかった場合、走行可能距離演算手段に、車両の消費電力を抑制した場合の走行可能距離をさらに演算させ、充電スタンド検索手段に、車両の消費電力を抑制した場合の走行可能距離で走行可能な範囲内にある充電スタンドをさらに検索させることができる。
【0011】
これにより、現在のバッテリ残量で走行可能な範囲内で、充電スタンドが検索される可能性が高くなる。
【0012】
この情報処理端末には、走行可能範囲内において充電スタンドが検索されなかった場合、消費電力を抑制するモードに車両を設定する電力モード設定手段をさらに設けることができる。
【0013】
これにより、走行可能距離が延長され、その結果、現在のバッテリ残量で充電スタンドにたどり着ける可能性が高くなる。
【0014】
この電力制御モード設定手段は、例えば、CPU、ECUにより構成される。
【0015】
充電スタンド情報には、各充電スタンドで充電待ちをしている車両数、および、各充電スタンドの来車数の予測値をさらに含ませ、充電時刻演算手段には、検索された各充電スタンドについて、充電スタンドが備える充電装置の充電終了予定時刻、充電スタンドへの到着予想時刻、充電スタンドで充電待ちをしている車両数、および、充電スタンドの来車数の予測値に基づいて、充電スタンドにおける予想待ち時間をさらに演算させ、到着予想時刻および予想待ち時間に基づいて、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算させ、表示制御手段には、到着予想時刻、充電開始予想時刻、充電完了予想時刻、および、予想待ち時間のうち少なくとも1つに基づいて、充電スタンドの位置を区別して表示するように制御させることができる。
【0016】
これにより、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0017】
この情報処理端末には、救援の依頼を示す情報である救援依頼情報を送信する救援依頼情報送信手段をさらに設け、走行可能範囲内において充電スタンドが検索されなかった場合、充電スタンド検索手段には、車両の現在位置から近い順に充電スタンドを検索させ、救援依頼情報送信手段には、検索された充電スタンドに救援依頼情報を送信させることができる。
【0018】
これにより、バッテリの残量がなくなり、車両が走行できなくなって、立ち往生してしまうことが防止される。
【0019】
この救援依頼情報送信手段は、例えば、通信機器により構成される。
【0020】
この情報処理端末には、バッテリの残量に基づいて、車両の走行可能距離を演算する走行可能距離演算手段をさらに設けることができる。
【0021】
これにより、より正確に走行可能範囲を求めることができ、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0022】
本発明の第1の側面の情報処理方法は、情報処理端末が、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻を示す充電終了予定時刻を含む充電スタンド情報を受信し、充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある充電スタンドを検索し、検索された各充電スタンドへの到着予想時刻を演算し、検索された各充電スタンドについて、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無および使用中の充電装置の充電終了予定時刻、並びに、充電スタンドへの到着予想時刻に基づいて、充電スタンドにおいて車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算し、到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、充電スタンドの位置を区別して表示するように制御するステップを含む。
【0023】
本発明の第1の側面のプログラムは、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻を示す充電終了予定時刻を含む充電スタンド情報を受信し、充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある充電スタンドを検索し、検索された各充電スタンドへの到着予想時刻を演算し、検索された各充電スタンドについて、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無および使用中の充電装置の充電終了予定時刻、並びに、充電スタンドへの到着予想時刻に基づいて、充電スタンドにおいて車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算し、到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、充電スタンドの位置を区別して表示するように制御するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
【0024】
本発明の第1の側面の情報処理端末またはプログラムにおいては、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻を示す充電終了予定時刻を含む充電スタンド情報が受信され、充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある充電スタンドが検索され、検索された各充電スタンドへの到着予想時刻が演算され、検索された各充電スタンドについて、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無および使用中の充電装置の充電終了予定時刻、並びに、充電スタンドへの到着予想時刻に基づいて、充電スタンドにおいて車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方が演算され、到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、地図情報により示される地図における充電スタンドの位置が区別して表示される。
【0025】
従って、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0026】
本発明の第2の側面の情報処理装置は、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報を取得する取得手段と、充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報を、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用状況を示す情報を収集して送信する通信装置に送信する充電装置情報送信手段とを含む。
【0027】
本発明の第2の側面の情報処理装置においては、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報が取得され、充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報が、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用状況を示す情報を収集して送信する通信装置に送信される。
【0028】
従って、充電スタンドが備える充電装置の使用状況を知らせることができ、その結果、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0029】
この取得手段は、例えば、CPU、通信機器により構成され、この充電装置情報送信手段は、例えば、通信機器により構成される。
【0030】
この情報処理装置においては、取得手段には、使用中の充電装置の充電終了予定時刻の代わりに、使用中の充電装置の残りの充電量を示す情報を取得させ、取得した残りの充電量に基づいて、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を演算する充電終了時刻演算手段をさらに設けることができる。
【0031】
これにより、充電終了予定時刻を外部で演算する必要が無くなる。
【0032】
この充電終了時刻演算手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0033】
取得手段には、充電スタンドにおいて充電待ちをしている車両数を示す情報をさらに取得させ、充電装置情報送信手段には、充電スタンドにおいて充電待ちをしている車両数をさらに含む充電装置情報を送信させることができる。
【0034】
これにより、充電スタンドが備える充電装置の使用状況をより詳細に知らせることができ、その結果、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0035】
この情報処理装置には、充電スタンドの周囲を撮影した画像に基づいて、充電スタンドにおいて充電待ちをしている車両数を検出する充電待ち台数検出手段をさらに設け、充電装置情報送信手段には、充電スタンドにおいて充電待ちをしている車両数をさらに含む充電装置情報を送信させることができる。
【0036】
これにより、充電待ちをしている車両数をリアルタイムかつ自動的に検出することができる。
【0037】
この充電待ち台数検出手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0038】
この取得手段には、充電スタンドの来車数の予測値を示す情報をさらに取得させ、この充電装置情報送信手段には、充電スタンドの来車数の予測値をさらに含む充電装置情報を送信させることができる。
【0039】
これにより、充電スタンドが備える充電装置の使用状況をより適確に知らせることができ、その結果、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0040】
この情報処理装置には、充電スタンドの過去の来車数の分析を行い、充電スタンドの来車数の予測値を演算する来車数予測手段をさらに設け、充電装置情報送信手段には、充電スタンドの来車数の予測値をさらに含む充電装置情報を送信させることができる。
【0041】
これにより、充電スタンドが備える充電装置の使用状況をより適確に知らせることができ、その結果、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0042】
この来車数予測手段は、例えば、CPUにより構成される。
【0043】
この情報処理装置には、車両の現在位置の周辺にある充電スタンドの案内を行う情報処理端末が、車両が走行可能な範囲内において充電スタンドを検索できなかった場合に送信する、救援の依頼を示す情報を受信し、その応答を送信する救援受付手段をさらに設けることができる。
【0044】
これにより、充電スタンドまでたどり着けずに走行できなくなる可能性がある車両を救援することが可能になる。
【0045】
この救援受付手段は、例えば、CPU、通信機器により構成される。
【0046】
本発明の第2の側面の情報処理方法は、情報処理装置が、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報を取得し、充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報を、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用状況を示す情報を収集して送信する通信装置に送信するステップを含む。
【0047】
本発明の第2の側面のプログラムは、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報の取得を制御し、充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報の、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用状況を示す情報を収集して送信する通信装置への送信を制御するステップを含む。
【0048】
本発明の第2の側面の情報処理方法またはプログラムにおいては、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報が取得され、充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報が、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用状況を示す情報を収集して送信する通信装置に送信される。
【0049】
従って、充電スタンドが備える充電装置の使用状況を知らせることができ、その結果、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0050】
本発明の第3の側面の情報処理システムは、複数の情報処理装置、複数の情報処理装置から送信される情報を収集して送信する通信装置、および、通信装置から送信される情報を受信する情報処理端末により構成される情報処理システムにおいて、情報処理装置は、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報を取得する取得手段と、充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報を、通信装置に送信する充電装置情報送信手段とを含み、通信装置は、複数の情報処理装置からの充電装置情報に基づいて、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の終了予定時刻を含む充電スタンド情報を生成する充電スタンド情報生成手段と、充電スタンド情報を送信する充電スタンド情報送信手段とを含み、情報処理端末は、充電スタンド情報を受信する充電スタンド情報受信手段と、充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある充電スタンドを検索する充電スタンド検索手段と、検索された各充電スタンドへの到着予想時刻を演算する到着時刻演算手段と、検索された各充電スタンドについて、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無および使用中の充電装置の充電終了予定時刻、並びに、充電スタンドへの到着予想時刻に基づいて、充電スタンドにおいて車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算する充電時刻演算手段と、到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、充電スタンドの位置を区別して表示するように制御する表示制御手段とを含む。
【0051】
本発明の第3の側面の情報処理システムにおいては、情報処理装置により、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報が取得され、充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報が、通信装置に送信され、通信装置により、複数の情報処理装置からの充電装置情報に基づいて、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の終了予定時刻を含む充電スタンド情報が生成され、充電スタンド情報が送信され、情報処理端末により、充電スタンド情報が受信され、充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある充電スタンドが検索され、検索された各充電スタンドへの到着予想時刻が演算され、検索された各充電スタンドについて、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無および使用中の充電装置の充電終了予定時刻、並びに、充電スタンドへの到着予想時刻に基づいて、充電スタンドにおいて車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方が演算され、到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、充電スタンドの位置が区別して表示される。
【0052】
従って、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0053】
この取得手段は、例えば、CPU、通信機器により構成され、この充電装置情報送信手段は、例えば、通信機器により構成される。この充電スタンド情報生成手段は、例えば、CPUにより構成され、この充電スタンド情報送信手段は、例えば、通信機器により構成される。この充電スタンド情報受信手段は、例えば、通信機器により構成され、この充電スタンド検索手段、到着時刻演算手段、充電時刻演算手段、表示制御手段は、例えば、CPU、ECU、カーナビゲーション装置により構成される。
【0054】
本発明の第3の側面の情報処理方法は、複数の情報処理装置、複数の情報処理装置から送信される情報を収集して送信する通信装置、および、通信装置から送信される情報を受信する情報処理端末により構成される情報処理システムの情報処理方法において、情報処理装置が、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報を取得し、充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報を、通信装置に送信するステップと、通信装置が、複数の情報処理装置からの充電装置情報に基づいて、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の終了予定時刻を含む充電スタンド情報を生成し、充電スタンド情報を送信するステップと、情報処理端末が、充電スタンド情報を受信し、充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある充電スタンドを検索し、検索された各充電スタンドへの到着予想時刻を演算し、検索された各充電スタンドについて、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無および使用中の充電装置の充電終了予定時刻、並びに、充電スタンドへの到着予想時刻に基づいて、充電スタンドにおいて車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算し、到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、充電スタンドの位置を区別して表示するように制御するステップとを含む。
【0055】
本発明の第3の側面の情報処理方法においては、情報処理装置により、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報が取得され、充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報が、通信装置に送信され、通信装置により、複数の情報処理装置からの充電装置情報に基づいて、各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の充電装置の終了予定時刻を含む充電スタンド情報が生成され、充電スタンド情報が送信され、情報処理端末により、充電スタンド情報が受信され、充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある充電スタンドが検索され、検索された各充電スタンドへの到着予想時刻が演算され、検索された各充電スタンドについて、充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無および使用中の充電装置の充電終了予定時刻、並びに、充電スタンドへの到着予想時刻に基づいて、充電スタンドにおいて車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方が演算され、到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、充電スタンドの位置が区別して表示される。
【0056】
従って、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【発明の効果】
【0057】
本発明の第1または第3の側面によれば、充電スタンドの案内を行うことができる。特に、本発明の第1の側面によれば、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【0058】
本発明の第2の側面によれば、充電スタンドが備える充電装置の使用状況を知らせることができ、その結果、より適切に充電スタンドの案内を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明を適用した情報処理システムの第1の実施の形態を示す図である。
【図2】管理装置の第1の実施の形態の機能的構成の一部を示すブロック図である。
【図3】センタの第1の実施の形態の機能的構成の一部を示すブロック図である。
【図4】車両の第1の実施の形態のバッテリ周辺の回路の構成例を示すブロック図である。
【図5】ナビゲーション装置と充電管理装置の第1の実施の形態の機能的構成の一部を示すブロック図である。
【図6】充電スタンドの処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
【図7】センタの処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
【図8】車両の処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明を適用した情報処理システムの第2の実施の形態を示す図である。
【図10】管理装置の第2の実施の形態の機能的構成の一部を示すブロック図である。
【図11】センタの第2の実施の形態の機能的構成の一部を示すブロック図である。
【図12】車両の第2の実施の形態のバッテリ周辺の回路の構成例を示すブロック図である。
【図13】ナビゲーション装置と充電管理装置の第2の実施の形態の機能的構成の一部を示すブロック図である。
【図14】充電スタンドの処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
【図15】センタの処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
【図16】車両の処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
【図17】車両の処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
【図18】車両の処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
【図19】コンピュータの構成の例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0060】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0061】
図1は、本発明を適用した情報処理システムの第1の実施の形態を示す図である。図1の情報処理システム1は、EV(Electric Vehicle、電気自動車),HEV(Hybrid Electric Vehicle、ハイブリッドカー)など、バッテリに蓄えられた電力を用いて走行する電動車両の運転者などに対して、電動車両のバッテリを充電する設備を備える充電スタンドの案内を行うシステムである。
【0062】
情報処理システム1は、充電スタンド11−1乃至11−n、センタ12、車両13−1乃至13−4、および、通信端末14を含むように構成される。
【0063】
充電スタンド11−1は、充電装置21−1乃至21−4、および、管理装置22を備えている。充電装置21−1乃至21−4と管理装置22は、有線または無線のネットワーク31を介して相互に接続されている。
【0064】
充電装置21−1乃至21−4は、車両13−1乃至13−4の急速充電を行う装置である。例えば、図1に示されるように、充電装置21−1に備えられているケーブルにより車両13−3を充電装置21−1に接続し、充電装置21−1に設けられている表示装置(不図示)を見ながら、入力装置(不図示)を用いて、所望の充電量または料金を設定し、充電の開始を指令すると、充電装置21−1は、設定した充電量、または、設定した料金分の充電量だけ、車両13−3の動力源であるバッテリの充電を行う。
【0065】
管理装置22は、ネットワーク31を介して、充電装置21−1乃至21−4から各種の情報を取得しながら、充電装置21−1乃至21−4の管理を行う。管理装置22が各充電装置21から取得する情報には、充電装置21−1乃至21−4の使用状況に関する情報が含まれており、管理装置22は、その情報に基づいて、充電装置21−1乃至21−4の使用状況を示す充電装置情報を生成する。管理装置22は、有線または無線の所定の通信方式により、生成した充電装置情報をセンタ12に送信する。
【0066】
なお、充電スタンド11−2乃至11−nは、充電スタンド11−1と同様の構成を有しており、その説明は繰り返しになるので省略する。ただし、1つの充電スタンドに設けられる充電装置の数は、必ずしも充電スタンド11−1と同じ数である必要はなく、充電スタンド11−1と異なる数とすることが可能である。
【0067】
なお、以下、充電スタンド11−1乃至11−nを個々に区別する必要がない場合、単に充電スタンド11と称する。また、以下、充電装置21−1乃至21−4を個々に区別する必要がない場合、単に充電装置21と称する。
【0068】
センタ12は、例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System)の情報を発信する通信装置により構成され、電波ビーコン、光ビーコン、FM多重放送、地上デジタルラジオなどを利用して、渋滞情報などの各種の道路交通情報をブロードキャストする。センタ12から送信される道路交通情報には、各充電スタンド11から収集した充電装置情報に基づいて、各充電スタンド11に備えられている充電装置21の使用状況を示す充電スタンド情報が含まれる。
【0069】
なお、図1に示されているセンタ12の数は、その一例であり、2つ以上設けるようにすることも可能である。
【0070】
車両13−1乃至13−4は、それぞれ情報処理端末41−1乃至41−4を備えている。情報処理端末41−1乃至41−4は、図示せぬGPS(Global Positioning System)受信装置により測地衛星からの電波を受信し、車両13−1乃至13−4の現在位置をそれぞれ測定する。また、情報処理端末41−1乃至41−4は、センタ12から送信される道路交通情報を受信する。そして、情報処理端末41−1乃至41−4は、HDD(ハードディスク)、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体などに記録されている地図情報、および、受信した道路交通情報に基づいて、例えば、車両13−1乃至13−4の周辺の情報の表示、指定された位置周辺の情報の表示、目的地までの経路案内などを行う。また、情報処理端末41−1乃至41−4は、センタ12から受信した充電スタンド情報を利用して、車両13−1乃至13−4の周辺にある充電スタンド11の案内を行う。
【0071】
なお、以下、車両13−1乃至13−4を個々に区別する必要がない場合、単に、車両13と称する。また、以下、情報処理端末41−1乃至41−4を個々に区別する必要がない場合、単に情報処理端末41と称する。
【0072】
なお、図1に示されている車両13の数は、その一例であり、情報処理システム1における車両13の数は、図1に示される数と異なる数とすることが可能である。
【0073】
通信端末14は、例えば、携帯型のナビゲーション装置、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)などにより構成され、情報処理端末41と同様の機能を有している。
【0074】
なお、図1に示されている通信端末14の数は、その一例であり、情報処理システム1における通信端末14の数は、図1に示される数と異なる数とすることが可能である。
【0075】
図2は、管理装置22の機能的構成の一部を示すブロック図である。管理装置22は、充電装置管理部51、充電終了時刻演算部52、充電装置情報生成部53、および、通信部54を含むように構成される。
【0076】
充電装置管理部51は、各充電装置21から各種の情報を取得しながら、充電装置21の管理を行う。充電装置管理部51が各充電装置21から取得する情報には、充電装置21の使用状況に関する情報が含まれており、充電装置管理部51は、取得した各充電装置21の使用状況に関する情報を充電終了時刻演算部52に供給する。
【0077】
充電終了時刻演算部52は、取得した各充電装置21の使用状況に関する情報に基づいて、各充電装置21の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を演算する。充電終了時刻演算部52は、各充電装置21の使用の有無、および、使用中の各充電装置21の充電終了予定時刻を含む情報を、充電装置情報生成部53に供給する。
【0078】
充電装置情報生成部53は、充電終了時刻演算部52から取得した情報に基づいて、充電装置情報を生成し、生成した充電装置情報を通信部54に供給する。充電装置情報は、例えば、充電スタンド11を識別するための情報(例えば、IDなど)、各充電装置21の使用の有無、使用中の各充電装置21の充電終了予定時刻などを含む。
【0079】
通信部54は、有線または無線の所定の通信方式により、取得した充電装置情報をセンタ12に送信する。
【0080】
図3は、センタ12の機能的構成の一部を示すブロック図である。センタ12は、通信部81、蓄積部82、充電スタンド情報生成部83、および、送信部84を含むように構成される。
【0081】
通信部81は、有線または無線の所定の通信方式により、各充電スタンド11の管理装置22と通信を行い、各充電スタンド11から充電装置情報を受信する。通信部81は、受信した充電装置情報を、HDDなどの記録媒体により構成される蓄積部82に蓄積する。
【0082】
充電スタンド情報生成部83は、蓄積部82に蓄積されている、各充電スタンド11からの充電装置情報に基づいて、充電スタンド情報を生成し、送信部84に供給する。充電スタンド情報は、例えば、所定の地域内に存在する各充電スタンド11が備える充電装置21の使用の有無、使用中の充電装置21の充電終了予定時刻などを含む。
【0083】
送信部84は、電波ビーコン、光ビーコン、FM多重放送、地上デジタルラジオなどを利用して、取得した充電スタンド情報をブロードキャストする。
【0084】
図4は、車両13のバッテリ周辺の回路の構成例を示す図である。車両13は、情報処理端末41、車載充電器101、BMU(Battery Management Unit)102、高電圧バッテリ103、インバータ104、モータ105、DCDCコンバータ106、および、電子部品107−1乃至107−mを含むように構成される。また、情報処理端末41は、通信装置121、ナビゲーション装置122、および、充電管理装置123を含むように構成される。さらに、車載充電器101、BMU102、高電圧バッテリ103、DCDCコンバータ106、電子部品107−1乃至107−mの一部、通信装置121、ナビゲーション装置122、および、充電管理装置123は、図示せぬ車内LANにより相互に接続され、CAN(Controller Area Network)に準拠した通信を行う。
【0085】
車両13は、高電圧バッテリ103を動力源とする電動車両である。具体的には、高電圧バッテリ103に蓄えられた電力が、インバータ104により直流から交流に変換されて、モータ105に供給される。そして、その電力によってモータ105が駆動され、その駆動力によって車両13が走行する。
【0086】
また、高電圧バッテリ103に蓄えられた電力は、DCDCコンバータ106により所定の電圧(例えば、12V)に変換されて、電子部品107−1乃至107−mにも供給される。
【0087】
高電圧バッテリ103は、急速充電および通常充電の2種類の充電方法により充電することが可能である。急速充電は、充電スタンド11に設置されている充電装置21に高電圧バッテリ103を接続し、大電力で短時間のうちに充電を行う充電方法である。一方、通常充電、いわゆるプラグイン充電は、専用の充電ケーブルを介して、車載充電器101を一般家庭やオフィスなどにある標準的なコンセント(英語でOutlet)に接続し、接続したコンセントの先にある電源131(例えば、商用電源など)から供給される電力を用いて、車載充電器101が高電圧バッテリ103の充電を行う充電方法である。
【0088】
BMU102は、高電圧バッテリ103の状態(例えば、電圧、電流、温度など)を監視する。また、BMU102は、車載充電器101および充電装置21とCANに準拠した通信を行い、高電圧バッテリ103の通常充電および急速充電の制御を行い、高電圧バッテリ103の充放電を制御する。
【0089】
電子部品107−1乃至107−mは、例えば、Electronic Control Unit(ECU)、Engine Control Unit(ECU)、電動パワーステアリング(EPS)など、低電圧で動作する車載用の電装部品により構成される。なお、以下、電子部品107−1乃至107−mを個々に区別する必要がない場合、単に電子部品107と称する。
【0090】
通信装置121は、例えば、VICSの受信機能を有する通信装置により構成される。通信装置121は、センタ12から送信されてくる道路交通情報を受信し、受信した道路交通情報をナビゲーション装置122に供給する。
【0091】
ナビゲーション装置122は、図示せぬGPS受信装置により測地衛星からの電波を受信し、車両13の現在位置を測定する。また、ナビゲーション装置122は、HDD、DVDなどの記録媒体などに記録されている地図情報、および、センタ12からの道路交通情報に基づいて、例えば、車両13の周辺の情報の表示、指定された位置周辺の情報の表示、目的地までの経路案内などを行う。
【0092】
また、ナビゲーション装置122は、車両13の走行可能距離の演算を充電管理装置123に指令し、演算結果を充電管理装置123から取得する。そして、ナビゲーション装置122は、地図情報に基づいて、車両13の走行可能範囲内にある充電スタンド11を検索し、走行可能範囲内にある充電スタンド11の位置を表示する。
【0093】
さらに、ナビゲーション装置122は、車両13の走行可能範囲内にある各充電スタンド11で充電を行う場合の到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻の演算を充電管理装置123に指令し、演算結果を充電管理装置123から取得する。ナビゲーション装置122は、その演算結果に基づいて、走行可能範囲内にある充電スタンド11の位置を区別して表示する。
【0094】
充電管理装置123は、高電圧バッテリ103の残量を示す情報をBMU102から取得し、高電圧バッテリ103の残量で車両13が走行可能な距離を演算する。そして、充電管理装置123は、演算結果を示す情報をナビゲーション装置122に供給する。また、充電管理装置123は、車両13の走行可能範囲内にある各充電スタンド11の到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻を演算し、演算結果を示す情報をナビゲーション装置122に供給する。
【0095】
図5は、ナビゲーション装置122および充電管理装置123の機能的構成の一部を示すブロック図である。ナビゲーション装置122は、入力部151、表示制御部152、表示部153、充電スタンド検索部154、および、記録部155を含むように構成される。充電管理装置123は、バッテリ残量取得部171、走行可能距離演算部172、到着時刻演算部173、および、充電時刻演算部174を含むように構成される。
【0096】
入力部151は、各種のスイッチ、ボタン、タッチパネル等の入力装置により構成され、ユーザからの指令の入力を受け付け、入力された指令を、表示制御部152に供給する。
【0097】
表示制御部152は、センタ12から送信されてくる道路交通情報を、通信装置121を介して受信する。また、表示制御部152は、図示せぬGPS受信装置から、車両13の現在位置を示す情報を取得する。表示制御部152は、ユーザからの指令、記録部155に記録されている地図情報、および、センタ12から受信した道路交通情報に基づいて、例えば、車両13の周辺の情報、指定された位置周辺の情報、目的地までの経路案内などを、表示部153に表示させる。
【0098】
また、表示制御部152は、入力部151を介して車両13の走行可能範囲内にある充電スタンド11の表示が指令された場合、走行可能範囲内にある充電スタンド11の検索を充電スタンド検索部154に指令する。表示制御部152は、その検索結果を充電スタンド検索部154から取得し、検索された充電スタンド11の位置を表示部153に表示させる。
【0099】
さらに、表示制御部152は、車両13の走行可能範囲内の地図情報および渋滞情報、並びに、走行可能範囲内にある充電スタンド11の位置および車両13の現在位置を示す情報を到着時刻演算部173に供給し、走行可能範囲内にある各充電スタンド11への到着予想時刻の演算を指令する。表示制御部152は、その演算結果を到着時刻演算部173から取得する。
【0100】
また、表示制御部152は、車両13の走行可能範囲内にある各充電スタンド11が備える各充電装置21の使用の有無、および、使用中の充電装置21の充電終了予定時刻を示す情報を充電時刻演算部174に供給し、走行可能範囲内にある各充電スタンド11における充電開始予想時刻および充電完了予想時刻の演算を指令する。表示制御部152は、その演算結果を充電時刻演算部174から取得する。
【0101】
そして、表示制御部152は、到着予想時刻、充電開始予想時刻、および、充電完了予想時刻に基づいて、走行可能範囲内にある充電スタンド11の位置を区別して表示部153に表示させる。
【0102】
表示部153は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置により構成される。
【0103】
充電スタンド検索部154は、車両13の走行可能距離の演算を走行可能距離演算部172に指令し、演算結果を走行可能距離演算部172から取得する。充電スタンド検索部154は、記録部155に記録されている地図情報に基づいて、走行可能距離演算部172により求められた走行可能距離で走行可能な範囲内の充電スタンド11を検索する。
【0104】
記録部155は、例えば、HDD、DVDなどの記録媒体により構成され、各充電スタンド11の位置を含む地図情報が記録されている。
【0105】
バッテリ残量取得部171は、BMU102から高電圧バッテリ103の残量を示す情報を取得し、高電圧バッテリ103の残量が所定の容量未満である場合、車両13の走行可能距離の演算を走行可能距離演算部172に指令する。また、バッテリ残量取得部171は、高電圧バッテリ103の残量を示す情報を、走行可能距離演算部172および充電時刻演算部174に供給する。
【0106】
走行可能距離演算部172は、電子部品107に含まれるECUから、車両13の平均電費を示す情報を取得する。走行可能距離演算部172は、高電圧バッテリ103の残量、および、車両13の平均電費に基づいて、車両13の走行可能距離を演算する。走行可能距離演算部172は、演算結果を示す情報を充電スタンド検索部154に供給する。
【0107】
到着時刻演算部173は、車両13の走行可能範囲内の地図情報および渋滞情報、並びに、走行可能範囲内にある充電スタンド11の位置および車両13の現在位置を示す情報に基づいて、走行可能範囲内にある各充電スタンド11への到着予想時刻を演算する。到着時刻演算部173は、演算結果を示す情報を表示制御部152および充電時刻演算部174に供給する。
【0108】
充電時刻演算部174は、各充電スタンド11への到着予想時刻、並びに、各充電スタンド11が備える各充電装置21の使用の有無、および、使用中の充電装置21の充電終了予定時刻に基づいて、走行可能範囲内にある各充電スタンド11における充電開始予想時刻および充電完了予想時刻を演算する。充電時刻演算部174は、演算結果を示す情報を表示制御部152に供給する。
【0109】
次に、図6乃至図8を参照して、情報処理システム1の処理について説明する。
【0110】
まず、図6のフローチャートを参照して、充電スタンド11の処理について説明する。なお、この処理は、例えば、管理装置22の電源がオンされたとき開始され、管理装置22の電源がオフされたとき終了する。
【0111】
ステップS1において、管理装置22の充電装置管理部51は、充電装置情報をタイミングであるか否かを判定する。ステップS1の判定処理は、充電装置情報を送信するタイミングであると判定されるまで、例えば、所定の間隔で実行され、充電装置情報を送信するタイミングであると判定された場合、処理はステップS2に進む。
【0112】
なお、充電装置情報を送信するタイミングは、例えば、所定の時刻あるいは所定の周期に設定したり、充電装置21において充電が開始または終了するタイミングなど、所定の条件が整ったタイミングに設定したりすることが可能である。
【0113】
ステップS2において、充電装置管理部51は、ネットワーク31を介して、各充電装置21から、各充電装置21の使用状況に関する情報を取得する。例えば、充電装置管理部51は、使用の有無、充電を開始した時刻、設定されている充電量、残りの充電量、充電している車両13の仕様(例えば、車種、充電方法など)などを含む情報を、各充電装置21から取得する。充電装置管理部51は、各充電装置21から取得した情報を充電終了時刻演算部52に供給する。
【0114】
ステップS3において、充電終了時刻演算部52は、各充電装置21の充電終了予定時刻を演算する。具体的には、充電終了時刻演算部52は、使用中の充電装置21について、残りの充電量、および、充電装置21の単位時間あたりの充電量などに基づいて、充電終了予定時刻を演算する。充電終了時刻演算部52は、各充電装置21の使用の有無、および、使用中の各充電装置21の充電終了予定時刻を示す情報を、充電装置情報生成部53に供給する。
【0115】
ステップS4において、充電装置情報生成部53は、充電装置情報を生成する。上述したように、この充電装置情報は、例えば、充電スタンド11を識別するための情報(例えば、IDなど)、各充電装置21の使用の有無、使用中の各充電装置21の充電終了予定時刻などを含む。充電装置情報生成部53は、生成した充電装置情報を通信部54に供給する。
【0116】
ステップS5において、通信部54は、センタ12へ充電装置情報を送信する。センタ12は、後述する図7のステップS31において、充電スタンド11から送信された充電装置情報を受信する。その後、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が実行される。
【0117】
次に、図7のフローチャートを参照して、図6の充電スタンド11の処理に対応して実行されるセンタ12の処理について説明する。
【0118】
ステップS31において、センタ12の通信部81は、充電装置情報が送信されてきたか否かを判定する。通信部81は、図7のステップS5において充電スタンド11により送信された充電装置情報を受信した場合、充電装置情報が送信されてきたと判定し、処理はステップS32に進む。
【0119】
ステップS32において、通信部81は、受信した充電装置情報を蓄積部82に蓄積する。その後、処理はステップS33に進む。
【0120】
一方、ステップS31において、充電装置情報が送信されてきていないと判定された場合、ステップS32の処理はスキップされ、処理はステップS33に進む。
【0121】
ステップS33において、充電スタンド情報生成部83は、充電スタンド情報を送信するタイミングであるか否かを判定する。充電スタンド情報を送信するタイミングであると判定された場合、処理はステップS34に進む。
【0122】
なお、充電スタンド情報を送信するタイミングは、例えば、所定の時刻、または、所定の周期に設定することが可能である。
【0123】
ステップS34において、充電スタンド情報生成部83は、蓄積部82に蓄積されている各充電スタンド11からの充電装置情報に基づいて、充電スタンド情報を生成する。上述したように、この充電スタンド情報は、例えば、所定の地域内に存在する各充電スタンド11が備える充電装置21の使用の有無、使用中の充電装置21の充電終了予定時刻などを含む。充電スタンド情報生成部83は、生成した充電スタンド情報を送信部84に供給する。
【0124】
ステップS35において、送信部84は、充電スタンド情報を送信する。すなわち、送信部84は、電波ビーコン、光ビーコン、FM多重放送、地上デジタルラジオなどを利用して、取得した充電スタンド情報をブロードキャストする。センタ12からブロードキャストされた充電スタンド情報は、後述する図8のステップS57において、車両13により受信される。その後、処理はステップS31に戻り、ステップS31以降の処理が実行される。
【0125】
一方、ステップS33において、充電スタンド情報を送信するタイミングでないと判定された場合、処理はステップS31に戻り、ステップS31以降の処理が実行される。
【0126】
次に、図8のフローチャートを参照して、図6の充電スタンド11の処理、および、図7のセンタ12の処理に対応して実行される車両13の処理について説明する。なお、この処理は、例えば、ナビゲーション装置122の電源がオンされたとき開始される。
【0127】
ステップS51において、充電管理装置123のバッテリ残量取得部171は、バッテリ残量を取得する。すなわち、バッテリ残量取得部171は、BMU102から、高電圧バッテリ103の残量を示す情報を取得する。
【0128】
ステップS52において、バッテリ残量取得部108は、バッテリ残量が所定の容量未満(例えば、満充電時の高電圧バッテリ103の容量の10%以下)であるか否かを判定する。バッテリ残量が所定の容量以上であると判定された場合、処理はステップS53に進む。
【0129】
ステップS53において、表示制御部152は、走行可能範囲内にある充電スタンド11の表示が指令されたか否かを判定する。走行可能範囲内にある充電スタンド11の表示が指令されていないと判定された場合、処理はステップS54に進む。
【0130】
ステップS54において、表示制御部152は、処理の終了条件が成立したか否かを判定する。処理の終了条件が成立していないと判定された場合、処理はステップS51に戻り、ステップS52において、バッテリ残量が所定の容量未満であると判定されるか、ステップS53において、走行可能範囲内にある充電スタンド11の表示が指令されたと判定されるか、ステップS54において、処理の終了条件が成立したと判定されるまで、ステップS51乃至S54の処理が繰り返し実行される。
【0131】
一方、ステップS54において、処理の終了条件が成立したと判定された場合、処理は終了する。なお、処理の終了条件としては、例えば、ナビゲーション装置122の電源がオフされたときなどが考えられる。
【0132】
また、例えば、車両13の運転者が、入力部151を介して、走行可能範囲内にある充電スタンド11の表示の指令を表示制御部152に入力した場合、表示制御部152は、ステップS53において、走行可能範囲内にある充電スタンド11の表示が指令されたと判定し、処理はステップS55に進む。
【0133】
さらに、ステップS52において、バッテリ残量が所定の容量未満であると判定された場合、処理はステップS55に進む。
【0134】
ステップS55において、走行可能距離演算部172は、走行可能距離を演算する。具体的には、ステップS52において、バッテリ残量が所定の容量未満であると判定された場合、ステップS55において、バッテリ残量取得部371は、高電圧バッテリ103の残量を示す情報を走行可能距離演算部172に供給し、車両13の走行可能距離の演算を指令する。
【0135】
一方、ステップS53において、走行可能範囲内にある充電スタンド11の表示が指令されたと判定された場合、ステップS55において、表示制御部152は、走行可能範囲内にある充電スタンド11の検索を充電スタンド検索部154に指令する。充電スタンド検索部154は、車両13の走行可能距離の演算を走行可能距離演算部172に指令する。走行可能距離演算部172は、高電圧バッテリ103の残量を示す情報をバッテリ残量取得部171から取得する。
【0136】
そして、走行可能距離演算部172は、電子部品107に含まれるECUから、車両13の平均電費を示す情報を取得する。ここで、平均電費は、例えば、車両13が所定の電力量(例えば、1kWh)で走行可能な距離の所定の期間(例えば、過去1ヶ月)における平均値とされる。走行可能距離演算部172は、高電圧バッテリ103のバッテリ残量、および、車両13の平均電費に基づいて、以下の式(1)により、現在の高電圧バッテリ103の残量で車両13が走行可能な距離を演算する。
【0137】
走行可能距離=バッテリ残量×平均電費 ・・・(1)
【0138】
走行可能距離演算部172は、演算の結果得られた車両13の走行可能距離を示す情報を充電スタンド検索部154に供給する。
【0139】
ステップS56において、充電スタンド検索部154は、走行可能範囲内にある充電スタンド11を検索する。具体的には、充電スタンド検索部154は、記録部155に記録されている地図情報に基づいて、走行可能距離演算部172により求められた走行可能距離で走行可能な範囲内にある充電スタンド11を検索する。充電スタンド検索部154は、検索結果を示す情報を表示制御部152に供給する。
【0140】
ステップS57において、表示制御部152は、充電スタンド情報を受信したか否かを判定する。充電スタンド検索部154は、図7のステップS35においてセンタ12から送信された充電スタンド情報を、通信装置121を介して受信した場合、充電スタンド情報を受信したと判定し、処理はステップS58に進む。
【0141】
ステップS58において、到着時刻演算部173は、走行可能範囲内の各充電スタンド11への到着時刻を予想する。具体的には、表示制御部152は、通信装置121を介して、走行可能範囲内の渋滞情報をセンタ12から受信する。表示制御部152は、走行可能範囲内の地図情報および渋滞情報、並びに、走行可能範囲内にある充電スタンド11の位置および車両13の現在位置を示す情報を到着時刻演算部173に供給し、走行可能範囲内にある各充電スタンド11への到着予想時刻の演算を指令する。
【0142】
到着時刻演算部173は、充電スタンド11までの距離(道程)、信号や踏切の数、渋滞の状況などに基づいて、走行可能範囲内の各充電スタンド11への到着予想時刻を演算する。到着時刻演算部173は、演算結果を示す情報を表示制御部152および充電時刻演算部174に供給する。
【0143】
ステップS59において、充電時刻演算部174は、走行可能範囲内の各充電スタンド11における充電完了時刻を予想する。具体的には、表示制御部152は、走行可能範囲内にある各充電スタンド11が備える各充電装置21の使用の有無、および、使用中の充電装置21の充電終了予定時刻を示す情報を充電時刻演算部174に供給し、走行可能範囲内の各充電スタンド11における充電完了予想時刻の演算を指令する。充電時刻演算部174は、バッテリ残量取得部171から、高電圧バッテリ103の残量を示す情報を取得し、高電圧バッテリ103を満充電するのに必要な充電時間を演算する。なお、このとき、ユーザが充電する容量を指定して、その容量まで充電するのに必要な充電時間を演算するようにしてもよい。
【0144】
充電時刻演算部174は、走行可能範囲内の各充電スタンド11の中から1つを選択し、選択した充電スタンド11の各充電装置21の充電終了予定時刻に基づいて、その充電スタンド11において最も早く充電を開始できる時刻(以下、充電開始可能時刻と称する)を求める。なお、未使用の充電装置21がある場合には、充電開始可能時刻は現在の時刻となる。充電時刻演算部174は、選択した充電スタンド11の到着予想時刻と充電開始可能時刻のうち遅い方の時刻を、その充電スタンド11における充電開始予想時刻とする。また、充電時刻演算部174は、充電開始予想時刻に充電時間を加算した時刻を、その充電スタンド11における充電完了予想時刻とする。充電時刻演算部174は、走行可能範囲内の全ての充電スタンド11について、以上の演算を行う。そして、充電時刻演算部174は、演算結果を示す情報を表示制御部152に供給する。
【0145】
ステップS60において、表示部153は、表示制御部152の制御の基に、充電完了予想時刻が最も早い充電スタンド11を点滅表示する。具体的には、表示制御部152は、記録部155に記録されている地図情報に基づいて、表示部153に、車両13の現在位置、および、走行可能範囲の少なくとも一部を含む地図を表示させるとともに、充電完了予想時刻が最も早い充電スタンド11の位置を示すマークを地図上で点滅させる。
【0146】
ステップS61において、表示部153は、表示制御部152の制御の基に、残りの充電スタンド11を、充電完了予想時刻に応じて区別して表示する。例えば、表示制御部152は、走行可能範囲内の残りの各充電スタンド11を、充電完了予想時刻に基づいてグループ分けし、各充電スタンド11の位置を示すマークを、グループ毎に、色、デザイン、大きさ、明るさなどで区別して、表示部153に表示されている地図上に表示させる。このとき、充電完了予想時刻がより早いグループに属する充電スタンド11ほど、より目立つように表示するようにすることが望ましい。
【0147】
その後、表示制御部152の表示の基に、車両13の現在位置に応じて、表示部153の地図の表示が更新されてゆく。その後、処理はステップS63に進む。
【0148】
なお、充電完了予想時刻が最も早い充電スタンド11の位置を示すマークを、点滅以外の他の方法で、他の充電スタンド11より目立ち、迅速かつ確実に見つけることができるように表示するようにしてもよい。
【0149】
一方、ステップS57において、充電スタンド情報を受信していないと判定された場合、処理はステップS62に進む。
【0150】
ステップS62において、表示部153は、表示制御部152の制御の基に、走行可能範囲内にある充電スタンド11を表示する。具体的には、表示制御部152は、記録部155に記録されている地図情報に基づいて、表示部153に、車両13の現在位置、および、走行可能範囲の少なくとも一部を含む地図を表示させるとともに、検索された充電スタンド11の位置を示すマークを地図上に表示させる。
【0151】
その後、表示制御部152の表示の基に、車両13の現在位置に応じて、表示部153の地図の表示が更新されてゆく。その後、処理はステップS63に進む。
【0152】
ステップS63において、充電スタンド検索部154は、情報を更新するタイミングであるか否かを判定する。情報を更新するタイミングでないと判定された場合、処理はステップS64に進む。
【0153】
ステップS64において、ステップS54の処理と同様に、処理の終了条件が成立したか否かが判定され、処理の終了条件が成立していないと判定された場合、処理はステップS63に戻り、その後、ステップS63において、情報を更新するタイミングであると判定されるか、ステップS64において、処理の終了条件が成立したと判定されるまで、ステップS63およびS64の処理が繰り返し実行される。
【0154】
一方、ステップS64において、処理の終了条件が成立したと判定された場合、処理は終了する。
【0155】
また、ステップS63において、情報を更新するタイミングであると判定された場合、処理はステップS55に戻り、ステップS55以降の処理が実行される。これにより、走行可能範囲、および、走行可能範囲内の充電スタンド11の充電完了予想時刻の情報が更新され、表示部153における充電スタンド11の案内表示が更新される。なお、情報を更新するタイミングは、例えば、所定の周期や、充電スタンド情報を受信したときなどに設定することが可能である。
【0156】
以上のようにして、高電圧バッテリ103の残量が少なくなったとき、または、車両13の運転者が所望するときに、より早く充電が完了する充電スタンド11を案内することができる。その結果、例えば、充電スタンド11における待ち時間を短縮することができる。
【0157】
なお、以上では、充電完了予想時刻に基づいて各充電スタンド11の位置を区別して表示する例を示したが、その他にも、到着予想時刻または充電開始予想時刻に基づいて区別して表示するようにしてもよい。あるいは、到着予想時刻、充電開始予想時刻および充電完了予想時刻のうちの2つ以上を組み合わせて、各充電スタンド11の位置を区別して表示するようにしてもよい。
【0158】
なお、図8の処理は、図1の通信端末14により実行することも可能である。この場合、バッテリ残量や平均電費などの必要な車両13の情報を、例えば、通信端末14が、有線または無線の通信により車両13から取得したり、ユーザが通信端末14に直接入力したりするようにすればよい。
【0159】
なお、以上の説明では、充電装置21と管理装置22とを別に設ける例を示したが、例えば、管理装置22を充電装置21内に設けるようにすることも可能である。
【0160】
また、以上の説明では、各充電装置21の充電終了予定時刻を管理装置22が演算する例を示したが、例えば、充電装置21が充電終了予定時刻を演算し、管理装置22に演算結果を示す情報を供給するようにしてもよい。
【0161】
さらに、図5に示されるナビゲーション装置122と充電管理装置123の機能の配分は、その一例であり、ナビゲーション装置122の機能の一部を充電管理装置123に設けたり、充電管理装置123の機能の一部をナビゲーション装置122に設けたりすることも可能である。また、充電管理装置123を、ナビゲーション装置122またはBMU102に含めるようにすることも可能である。
【0162】
また、情報処理端末41に、外部から走行可能距離を入力したり、充電スタンド11を検索する範囲を指定できるようにしてもよい。
【0163】
さらに、センタ12と情報処理端末41および通信端末14との間の通信は、上述したブロードキャストではなく、例えば、1対1の通信とするようにしてもよい。
【0164】
また、情報処理端末41および通信端末14において、走行可能距離の演算および走行可能範囲内の充電スタンド11の検索を定期的に行い、走行可能範囲内から最寄りの充電スタンド11が外れそうになった場合に、運転者に警報するようにしてもよい。
【0165】
次に、図9乃至図18を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本発明の第2の実施の形態は、走行可能範囲内において充電スタンドが検索されなかった場合、車両の消費電力を抑制するモードに設定するとともに、走行可能範囲を再演算し、再演算した走行可能範囲内で充電スタンドを検索したり、充電スタンドに救援を依頼したりすることができるようにするものである。
【0166】
図9は、本発明を適用した情報処理システムの第2の実施の形態を示す図である。なお、図中、図1と対応する部分には、下二桁が同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、繰り返しになるので、その説明は省略する。
【0167】
情報処理システム201は、充電スタンド211−1乃至211−n、センタ212、車両213−1乃至213−6、通信端末214、基地局215、および、基地局216を含むように構成される。また、センタ212、基地局215および基地局216は、インターネットまたは専用線などにより構成されるネットワーク217により相互に接続されている。
【0168】
充電スタンド211−1は、充電装置221−1乃至221−4、管理装置222、パーソナルコンピュータ(PC)223、および、カメラ224を備えている。充電装置221−1乃至221−4、管理装置222、および、カメラ224は、有線または無線のネットワーク231を介して相互に接続されている。また、PC223は、管理装置222に接続されている。
【0169】
管理装置222は、図1の管理装置22と同様の機能を有しており、加えて、カメラ224により撮影された画像に基づいて、充電スタンド211−1において充電待ちをしている車両(図9では、車両213−5および213−6)の台数を検出する。また、管理装置222は、充電スタンド211−1の過去の来車数の分析を行い、分析結果に基づいて、充電スタンド211−1の来車数を予測する。管理装置222は、充電装置221−1乃至221−4から取得した情報、検出した充電待ち車両の台数、および、来車数の予測値に基づいて、充電装置221−1乃至221−4の使用状況を示す充電装置情報を生成する。管理装置222は、有線または無線の所定の通信方式により、基地局215およびネットワーク217を介して、生成した充電装置情報をセンタ212に送信する。
【0170】
また、管理装置222は、基地局216、ネットワーク217、および、基地局215を介して、車両213−1乃至213−6の情報処理端末241−1乃至241−6、または、通信端末214から送信されてくる救援の打診または依頼を示す情報(後述)を受信し、受信した情報をPC223に供給する。また、管理装置222は、救援の打診または依頼に対する応答をPC223から取得し、取得した応答を、基地局215、ネットワーク217、および、基地局216を介して、送信元の情報処理端末241−1乃至241−6、または、通信端末214に送信する。
【0171】
PC223は、救援の打診または依頼を受信したことをユーザ(例えば、充電スタンド211−1の従業員など)に通知するとともに、それに対する応答の入力を受け付ける。そして、PC223は、入力された応答を管理装置222に供給する。
【0172】
カメラ224は、充電スタンド211−1において充電待ちをしている車両を撮影できる位置に設置され、撮影した画像を、ネットワーク231を介して管理装置222に供給する。
【0173】
なお、充電スタンド211−2乃至211−nは、充電スタンド211−1と同様の構成を有しており、その説明は繰り返しになるので省略する。ただし、1つの充電スタンドに設けられる充電装置やカメラの数は、必ずしも充電スタンド211−1と同じ数である必要はなく、充電スタンド211−1と異なる数とすることが可能である。
【0174】
なお、以下、充電スタンド211−1乃至211−nを個々に区別する必要がない場合、単に充電スタンド211と称する。また、以下、充電装置221−1乃至221−4を個々に区別する必要がない場合、単に充電装置221と称する。
【0175】
車両213−1乃至213−6は、それぞれ情報処理端末241−1乃至241−6を備えている。情報処理端末241−1乃至241−6は、図1の情報処理端末41−1乃至41−4と同様の機能を有しており、加えて、それぞれ、車両213−1乃至213−6の走行可能範囲内において充電スタンド211が検索されなかった場合、消費電力を抑制する電力抑制モードに車両213−1乃至213−6を設定する。そして、情報処理端末241−1乃至241−6は、電力抑制モードに設定した場合の車両213−1乃至213−6の走行可能範囲を求め、求めた走行可能範囲内で、再度充電スタンド211を検索する。それでも、充電スタンド211を検索できなかった場合、情報処理端末241−1乃至241−6は、近くの充電スタンド211を検索し、例えば、急速充電器を持って指定した場所に来てもらうなどの救援の打診または依頼を示す情報を、基地局216、ネットワーク217、および、基地局215を介して、検索した充電スタンド211に送信する。そして、情報処理端末241−1乃至241−6は、救援の打診または依頼に対する応答を、基地局215、ネットワーク217、および、基地局216を介して、救援を打診または依頼した充電スタンド211から受信する。
【0176】
なお、以下、車両213−1乃至213−6を個々に区別する必要がない場合、単に、車両213と称する。また、以下、情報処理端末241−1乃至241−6を個々に区別する必要がない場合、単に情報処理端末241と称する。
【0177】
なお、図9に示されている車両213の数は、その一例であり、情報処理システム201における車両213の数は、図9に示される数と異なる数とすることが可能である。
【0178】
通信端末214は、例えば、携帯型のナビゲーション装置、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)などにより構成され、情報処理端末241と同様の機能を有している。
【0179】
なお、図9に示されている通信端末214の数は、その一例であり、情報処理システム201における通信端末214の数は、図9に示される数と異なる数とすることが可能である。
【0180】
また、図9に示されているセンタ212、基地局215、基地局216、および、ネットワーク217の数は、その一例であり、2つ以上設けるようにすることも可能である。
【0181】
図10は、管理装置222およびPC223の機能的構成の一部を示すブロック図である。管理装置222は、充電装置管理部251、充電終了時刻演算部252、充電装置情報生成部253、通信部254、充電待ち台数検出部255、および、来車数予測部256を含むように構成される。PC223は、救援受付部261、表示部262および入力部263を含むように構成される。なお、図中、図2と対応する部分には、下二桁が同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、繰り返しになるので、その説明は省略する。
【0182】
充電装置管理部251は、図2の充電装置管理部51と同様の機能を有しており、加えて、各充電装置221から取得した各充電装置221の使用状況に関する情報を充電終了時刻演算部252および来車数予測部256に供給する。
【0183】
充電待ち台数検出部255は、カメラ224により撮影された画像に基づいて、充電待ちをしている車両213の台数を検出する。充電待ち台数検出部255は、検出した台数を示す情報を、充電装置情報生成部253および来車数予測部256に供給する。
【0184】
来車数予測部256は、取得した充電装置221の使用状況および充電待ちをしている車両213の台数に基づいて、充電スタンド211の来車数の統計を取り、来車数の分析を行う。そして、来車数予測部256は、過去の充電スタンド211の来車数の分析結果に基づいて、充電スタンド211の来車数を予測し、その予測値を示す情報を充電装置情報生成部253に供給する。
【0185】
充電装置情報生成部253は、充電終了時刻演算部252、充電待ち台数検出部255、および、来車数予測部256から取得した情報に基づいて、充電装置情報を生成し、生成した充電装置情報を通信部254に供給する。充電装置情報は、例えば、充電スタンド211を識別するための情報(例えば、IDなど)、各充電装置221の使用の有無、使用中の各充電装置221の充電終了予定時刻、充電待ちをしている車両213の台数、充電スタンド211の来車数の予測値などを含む。
【0186】
通信部254は、有線または無線の所定の通信方式により、取得した充電装置情報を、基地局215およびネットワーク217を介して、センタ212に送信する。また、通信部254は、基地局216、ネットワーク217、および、基地局215を介して、車両213の情報処理端末241、または、通信端末214から送信されてくる、救援の打診または依頼を示す情報を受信し、受信した情報をPC223の救援受付部261に供給する。また、通信部254は、救援の打診または依頼に対する応答を救援受付部261から取得し、取得した応答を、基地局215、ネットワーク217、および、基地局216を介して、送信元の情報処理端末241または通信端末214に送信する。
【0187】
救援受付部261は、取得した救援の打診または依頼を示す情報を表示部262に表示させる。また、救援受付部261は、入力部263を介して入力される救援の打診または依頼に対する応答を取得し、通信部254に供給する。
【0188】
表示部262は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置により構成される。
【0189】
入力部263は、各種のスイッチ、ボタン、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置により構成され、ユーザからの指令の入力を受け付け、入力された指令を、救援受付部261に供給する。
【0190】
図11は、センタ212の機能的構成の一部を示すブロック図である。センタ212は、通信部281、蓄積部282、充電スタンド情報生成部283、および、送信部284を含むように構成される。なお、図中、図3と対応する部分には、下二桁が同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、繰り返しになるので、その説明は省略する。
【0191】
通信部281は、所定の通信方式により、基地局215およびネットワーク217を介して、各充電スタンド211の管理装置222と通信を行い、各充電スタンド211から充電装置情報を受信する。
【0192】
充電スタンド情報生成部283は、蓄積部282に蓄積されている各充電スタンド211からの充電装置情報に基づいて、充電スタンド情報を生成し、送信部284に供給する。充電スタンド情報は、例えば、所定の地域内に存在する各充電スタンド211が備える充電装置221の使用の有無、および、使用中の充電装置221の充電終了予定時刻、並びに、各充電スタンド211の充電待ちをしている車両213の台数、および、単位時間あたりの来車数の予測値などを含む。
【0193】
図12は、車両213のバッテリ周辺の回路の一実施の形態を示す図である。車両213は、情報処理端末241、車載充電器301、BMU302、高電圧バッテリ303、インバータ304、モータ305、DCDCコンバータ306、および、電子部品307−1乃至307−mを含むように構成される。また、情報処理端末241は、通信装置321、ナビゲーション装置322、および、充電管理装置323を含むように構成される。さらに、車載充電器301、BMU302、高電圧バッテリ303、DCDCコンバータ306、電子部品307−1乃至307−mの一部、通信装置321、ナビゲーション装置322、および、充電管理装置323は、図示せぬ車内LANにより相互に接続され、CAN(Controller Area Network)に準拠した通信を行う。なお、図中、図4と対応する部分には、下二桁が同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、繰り返しになるので、その説明は省略する。
【0194】
通信装置321は、図4の通信装置121と同様の機能を有しており、加えて、所定の通信方式により、基地局216と通信を行う。
【0195】
ナビゲーション装置322は、図4のナビゲーション装置122と同様の機能を有しており、加えて、車両213の走行可能範囲内において充電スタンド211を検索できなかった場合、ユーザからの指令により、救援を依頼する充電スタンド211を検索し、検索結果を示す情報を充電管理装置323に供給する。
【0196】
充電管理装置323は、図4の充電管理装置123と同様の機能を有しており、加えて、車両213の走行可能範囲内における充電スタンド211の検索結果に基づいて、車両213の電力モードの設定を行う。また、充電管理装置323は、ユーザにより救援の依頼が指令された場合、通信装置321、基地局216、ネットワーク217、および、基地局215を介して、救援の打診または依頼を示す情報を、ナビゲーション装置322により検索された充電スタンド211に送信し、その応答を受信する。
【0197】
図13は、ナビゲーション装置322および充電管理装置323の機能的構成の一部を示すブロック図である。ナビゲーション装置322は、入力部351、表示制御部352、表示部353、充電スタンド検索部354、および、記録部355を含むように構成される。充電管理装置323は、バッテリ残量取得部371、走行可能距離演算部372、到着時刻演算部373、充電時刻演算部374、電力モード制御部375、および、救援依頼部376を含むように構成される。なお、図中、図5と対応する部分には、下二桁が同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、繰り返しになるので、その説明は省略する。
【0198】
表示制御部352は、図5の表示制御部152と同様の機能を有しており、加えて、走行可能範囲内にある各充電スタンド211が備える各充電装置221の使用の有無、および、使用中の充電装置221の充電終了予定時刻、並びに、各充電スタンド211の充電待ちをしている車両数、および、単位時間あたりの来車数の予測値を示す情報を充電時刻演算部374に供給し、走行可能範囲内の各充電スタンド211における充電開始予想時刻、充電完了予想時刻、および、予想待ち時間の演算を指令する。表示制御部352は、その演算結果を充電時刻演算部374から取得する。
【0199】
そして、表示制御部352は、到着予想時刻、充電開始予想時刻、充電完了予想時刻、および、予想待ち時間に基づいて、走行可能範囲内にある充電スタンド211の位置を区別して表示部353に表示させる。
【0200】
また、表示制御部352は、車両213の走行可能範囲内において充電スタンド211が検索されなかった場合、救援の依頼を行うための画面を表示部353に表示させる。さらに、表示制御部352は、ユーザにより入力される、救援を依頼するか否かの判断を示す情報を入力部351から取得し、救援の依頼が指令された場合、救援の依頼が指令されたことを示す情報を、充電スタンド検索部354および救援依頼部376に供給する。さらに、表示制御部352は、救援の打診または依頼に対する応答を救援依頼部376から取得し、取得した応答を示す情報を表示部353に表示させる。
【0201】
さらに、表示制御部352は、救援の打診に対して救援可能であるとの応答があった充電スタンド211に対して、正式に救援を依頼する否かの判断を入力するための画面を表示部353に表示させる。そして、表示制御部352は、ユーザにより入力される、その判断の結果を示す情報を入力部351から取得し、救援依頼部376に供給する。
【0202】
充電スタンド検索部354は、図5の充電スタンド検索部154と同様の機能を有しており、加えて、車両213の走行可能範囲内にある充電スタンド211の検索結果を示す情報を、電力モード制御部375に供給する。また、充電スタンド検索部354は、救援を依頼する充電スタンド211の検索を行い、検索結果を示す情報を救援依頼部376に供給する。
【0203】
電力モード制御部375は、車両213の走行可能範囲内における充電スタンド211の検索結果に基づいて、BMU302、および、電子部品307に含まれるECUに指令し、車両213の電力モードの設定を指令する。なお、車両213の電力モードには、例えば、通常モード、および、上述した電力抑制モードがある。
【0204】
救援依頼部376は、通信装置321、基地局216、ネットワーク217、および、基地局215を介して、救援の打診または依頼を示す情報を、充電スタンド検索部354により検索された充電スタンド211に送信し、その応答を受信する。また、救援依頼部376は、救援を打診した充電スタンド211に救援を依頼しない場合、そのことを充電スタンド検索部354に通知する。
【0205】
次に、図14乃至図18を参照して、情報処理システム201の処理について説明する。
【0206】
まず、図14のフローチャートを参照して、充電スタンド211の処理について説明する。なお、この処理は、例えば、管理装置222の電源がオンされたとき開始され、管理装置222の電源がオフされたとき終了する。
【0207】
ステップS101において、図6のステップS1の処理と同様に、充電装置情報を送信するタイミングであるか否かが判定され、充電装置情報を送信するタイミングであると判定された場合、処理はステップS102に進む。
【0208】
ステップS102において、図6のステップS2の処理と同様に、充電装置管理部251は、各充電装置221から、各充電装置221の使用状況に関する情報を取得する。充電装置管理部251は、各充電装置221から取得した情報を充電終了時刻演算部252、および、来車数予測部256に供給する。
【0209】
ステップS103において、図6のステップS3の処理と同様に、各充電装置221の充電終了予定時刻が演算される。
【0210】
ステップS104において、充電待ち台数検出部255は、カメラ224により撮影された画像に基づいて、充電待ちをしている車両213の台数を検出する。充電待ち台数検出部255は、検出した台数を示す情報を、充電装置情報生成部253および来車数予測部256に供給する。
【0211】
ステップS105において、来車数予測部256は、単位時間(例えば、1分)あたりの来車数を予測する。具体的には、来車数予測部256は、過去の充電スタンド211の来車数の分析結果に基づいて、現在の日時、天候、曜日などを変動要素として、現時点における充電スタンド211への単位時間あたりの来車数を予測する。来車数予測部256は、単位時間あたりの来車数の予測値を示す情報を充電装置情報生成部253に供給する。
【0212】
ステップS106において、充電装置情報生成部253は、充電装置情報を生成する。上述したように、この充電装置情報は、例えば、充電スタンド211を識別するための情報(例えば、IDなど)、各充電装置221の使用の有無、使用中の各充電装置221の充電終了予定時刻、充電待ちをしている車両213の台数、充電スタンド211の来車数の予測値などを含む。充電装置情報生成部253は、生成した充電装置情報を通信部254に供給する。
【0213】
ステップS107において、通信部254は、基地局215およびネットワーク217を介して、センタ212へ充電装置情報を送信する。センタ212は、後述する図15のステップS131において、充電スタンド211から送信された充電装置情報を受信する。その後、処理はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理が実行される。
【0214】
一方、ステップS101において、充電装置情報を送信するタイミングでないと判定された場合、処理はステップS108に進む。
【0215】
ステップS108において、通信部254は、救援の打診を受けたか否かを判定する。通信部254は、後述する図17のステップS166において、車両213により送信された、救援の打診を示す情報を受信した場合、救援の打診を受けたと判定し、処理はステップS109に進む。なお、救援の打診を示す情報には、例えば、救援を打診した車両213のナンバー、現在位置、充電方式、走行可能距離、連絡先(例えば、救援を打診した人の携帯電話機の電話番号)などが含まれる。
【0216】
ステップS109において、PC223は、救援の打診を受けたことを通知する。具体的には、通信部254は、車両213から受信した救援の打診を示す情報を、PC223の救援受付部261に供給する。救援受付部261は、取得した情報を表示部262に表示させる。これにより、充電スタンド211の従業員などに、車両213が救援を打診してきたことが通知される。なお、情報を表示する以外にも、音声などを用いて通知するようにしてもよい。
【0217】
ステップS110において、救援受付部261は、救援の打診に対する応答を取得する。例えば、救援の打診の通知を受けた人は、救援することが可能か否かを判断し、PC223の入力部263を介して、救援の可否、救援に行くことができる場所や予定時刻などを、救援の打診に対する応答として入力する。救援受付部261は、その入力された応答を入力部263から取得する。
【0218】
ステップS111において、救援受付部261は、管理装置222の通信部254、基地局215、ネットワーク217、および、基地局216を介して、救援を打診してきた車両213に、救援の打診に対する応答を送信する。救援を打診した車両213は、後述する図17のステップS167において、この救援の打診に対する応答を受信する。その後、処理はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理が実行される。
【0219】
一方、ステップS108において、救援の打診を受けていないと判定された場合、処理はステップS112に進む。
【0220】
ステップS112において、通信部254は、救援の依頼を受けたか否かを判定する。通信部254は、後述する図17のステップS171において、車両213により送信された、救援の依頼を示す情報を受信した場合、救援の依頼を受けたと判定し、処理はステップS113に進む。なお、救援の依頼を示す情報には、例えば、救援の打診を示す情報と同様に、救援を依頼した車両213のナンバー、現在位置、充電方式、走行可能距離、連絡先などが含まれる。
る。
【0221】
ステップS113において、PC223は、ステップS109と同様の処理により、救援の依頼を受けたことを通知する。
【0222】
ステップS114において、救援受付部261は、救援の依頼に対する応答を取得する。例えば、救援の依頼の通知を受けた人は、PC223の入力部263を介して救援受付部261に、待ち合わせ場所、救援に向かう人の連絡先(例えば、携帯電話機の番号など)を、救援の依頼に対する応答として入力する。救援受付部261は、その入力された応答を入力部263から取得する。
【0223】
ステップS115において、救援受付部261は、管理装置222の通信部254、基地局215、ネットワーク217、および、基地局216を介して、救援を依頼してきた車両213に、救援の依頼に対する応答を送信する。救援を依頼した車両213は、後述する図17のステップS172において、この救援の依頼に対する応答を受信する。その後、処理はステップS101に戻り、ステップS101以降の処理が実行される。
【0224】
一方、ステップS112において、救援の依頼を受けていないと判定された場合、処理はステップS101に戻り、その後、ステップS101以降の処理が実行される。
【0225】
次に、図15のフローチャートを参照して、図14の充電スタンド211の処理に対応して実行されるセンタ212の処理について説明する。
【0226】
ステップS131において、図7のステップS31の処理と同様に、充電スタンド211から充電装置情報が送信されてきたか否かが判定され、充電装置情報が送信されてきたと判定された場合、処理はステップS132に進む。
【0227】
ステップS132において、図7のステップS32の処理と同様に、受信した充電装置情報が蓄積部282に蓄積される。その後、処理はステップS133に進む。
【0228】
一方、ステップS131において、充電装置情報が送信されてきていないと判定された場合、ステップS132の処理はスキップされ、処理はステップS133に進む。
【0229】
ステップS133において、図7のステップS33の処理と同様に、充電スタンド情報を送信するタイミングであるか否かが判定され、充電スタンド情報を送信するタイミングであると判定された場合、処理はステップS134に進む。
【0230】
ステップS134において、充電スタンド情報生成部283は、蓄積部282に蓄積されている各充電スタンド211からの充電装置情報に基づいて、充電スタンド情報を生成する。上述したように、この充電スタンド情報は、例えば、所定の地域内に存在する各充電スタンド211が備える充電装置221の使用の有無、および、使用中の充電装置221の充電終了予定時刻、並びに、各充電スタンド211の充電待ちをしている車両213の台数、および、単位時間あたりの来車数の予測値などを含む。充電スタンド情報生成部283は、生成した充電スタンド情報を送信部284に供給する。
【0231】
ステップS135において、図7のステップS35の処理と同様に、充電スタンド情報がブロードキャストされる。センタ212からブロードキャストされた充電スタンド情報は、後述する図18のステップS173において、車両213により受信される。その後、処理はステップS131に戻り、ステップS131以降の処理が実行される。
【0232】
一方、ステップS133において、充電スタンド情報を送信するタイミングでないと判定された場合、処理はステップS131に戻り、ステップS131以降の処理が実行される。
【0233】
次に、図16乃至図18のフローチャートを参照して、図15の充電スタンド211の処理、および、図17のセンタ212の処理に対応して実行される車両213の処理について説明する。なお、この処理は、例えば、ナビゲーション装置322の電源がオンされたとき開始される。
【0234】
ステップS151乃至S156の処理は、図8のステップS51乃至S56の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。なお、これらの処理により、高電圧バッテリ303の残量が所定の容量未満であるとき、または、走行可能範囲内にある充電スタンド211の表示が指令されたとき、車両213の走行可能距離が演算され、走行可能範囲内にある充電スタンド211が検索される。
【0235】
ステップS157において、充電スタンド検索部354は、走行可能範囲内に充電スタンド211があるか否かを判定する。走行可能範囲内に充電スタンド211がないと判定された場合、処理はステップS158に進む。
【0236】
ステップS158において、電力モード制御部375は、電力抑制モードに設定する。具体的には、充電スタンド検索部354は、走行可能範囲内に充電スタンド211がないことを電力モード制御部375に通知する。電力モード制御部375は、BMU302、および、電子部品307に含まれるECUに、電力抑制モードで動作するように指令する。指令を受けたBMU302およびECUは、車両213の走行以外で消費する電力をできる限り抑制するように、例えば、空調機器、カーオーディオ装置など、車両213の走行に寄与しない電子部品307の電源をオフにし、電力の供給をストップする。
【0237】
ステップS159において、走行可能距離演算部372は、電力抑制モードに設定したときの走行可能距離を演算する。具体的には、充電スタンド検索部354は、電力抑制モード設定時の車両213の走行可能距離の演算を走行可能距離演算部372に指令する。走行可能距離演算部372は、以下の式(2)を用いて、現在の高電圧バッテリ303の残量で、電力抑制モード設定時に車両213が走行可能な距離を演算する。
【0238】
走行可能距離=バッテリ残量×平均電費×電費向上係数 ・・・(2)
【0239】
なお、電費向上係数とは、電力抑制モードを設定することにより、車両213の平均電費が向上する割合を示す係数であり、例えば、事前に車両メーカーまたは運転者などにより設定される。
【0240】
走行可能距離演算部372は、求めた車両213の走行可能距離を示す情報を充電スタンド検索部354に供給する。
【0241】
ステップS160において、図8のステップS56の処理と同様に、走行可能範囲内の充電スタンド211が検索され、ステップS161において、走行可能範囲内に充電スタンド211があるか否かが判定される。ステップS161において、走行可能範囲内に充電スタンド211がないと判定された場合、すなわち、電力抑制モードに設定し、走行可能範囲が広がったにも関わらず、走行可能範囲内において充電スタンド211が検索されなかった場合、処理はステップS162に進む。
【0242】
ステップS162において、表示制御部352は、救援の依頼が指令されたか否かを判定する。具体的には、充電スタンド検索部354は、電力抑制モードに設定しても走行可能範囲内において充電スタンド211が検索されなかったことを表示制御部352に通知する。表示部353は、表示制御部352の制御の基に、走行可能範囲内に充電スタンド211がないことを示すとともに、救援を依頼するか否かの判断を入力するための表示を行う。このとき、表示とともに通知用の音声を出力するようにしてもよい。
【0243】
車両213の運転者は、救援を依頼するか否かを判断し、その判断を示す情報を、入力部351を介して表示制御部352に入力する。表示制御部352は、入力された情報に基づいて、救援の依頼が指令されたと判定した場合、救援の依頼が指令されたことを示す情報を、充電スタンド検索部354および救援依頼部376に供給する。その後、処理はステップS163に進む。
【0244】
ステップS163において、充電スタンド検索部354は、ナビゲーション装置322に目的地が設定されているか否かを判定する。目的地が設定されていると判定された場合、処理はステップS164に進む。
【0245】
ステップS164において、充電スタンド検索部354は、記録部355に記録されている地図情報に基づいて、目的地までの経路付近にある充電スタンド211のうち、現在地(車両213の現在位置)から最も近い充電スタンド211を検索する。充電スタンド検索部354は、検索した充電スタンド211の位置と連絡先(例えば、メールアドレス、電話番号、充電スタンド211のホームページのURL(Uniform Resource Locator)など)を含む情報を救援依頼部376に供給する。その後、処理はステップS166に進む。
【0246】
一方、ステップS163において、目的地が設定されていないと判定された場合、処理はステップS165に進む。
【0247】
ステップS165において、充電スタンド検索部354は、記録部355に記録されている地図情報に基づいて、現在地(車両213の現在位置)から最も近い充電スタンド211を検索する。充電スタンド検索部354は、検索した充電スタンド211の位置と連絡先(例えば、メールアドレス、電話番号、充電スタンド211のホームページのURL(Uniform Resource Locator)など)を含む情報を救援依頼部376に供給する。その後、処理はステップS166に進む。
【0248】
ステップS166において、救援依頼部376は、検索された充電スタンド211に救援を打診する。すなわち、救援依頼部376は、通信装置321、基地局216、ネットワーク217、および、基地局215を介して、検索された充電スタンド211に救援の打診を示す情報を送信する。上述したように、救援の打診を示す情報には、例えば、救援を打診した車両213のナンバー、現在位置、充電方式、走行可能距離、連絡先などが含まれる。
【0249】
ステップS167において、救援依頼部376は、救援の打診に対する応答を受信する。すなわち、救援依頼部376は、図14のステップS111において、救援を打診した充電スタンド211から送信された救援の打診に対する応答を受信する。
【0250】
ステップS168において、救援依頼部376は、ステップS167で受信した応答に基づいて、救援を打診した充電スタンド211は救援可能であるか否かを判定する。救援を打診した充電スタンド211が救援可能であると判定された場合、処理はステップS169に進む。
【0251】
ステップS169において、救援依頼部376は、救援を打診した充電スタンド211への救援の依頼が指令されたか否かを判定する。具体的には、救援依頼部376は、救援の打診に対して救援可能との応答があった充電スタンド211の位置、連絡先、および、応答内容を含む情報を表示制御部352に供給する。表示部353は、表示制御部352の制御の基に、救援可能な充電スタンド211の情報および応答内容を表示するとともに、正式に救援を依頼するか否かの判断を入力するための表示を行う。このとき、表示とともに通知用の音声を出力するようにしてもよい。
【0252】
車両213の運転者は、提示された充電スタンド211に救援を依頼するか否かを判断し、その判断を示す情報を、入力部351を介して表示制御部352に入力する。表示制御部352は、入力された情報を救援依頼部376に供給する。救援依頼部376は、取得した情報に基づいて、救援を打診した充電スタンド211への救援の依頼が指令されたか否かを判定する。救援を打診した充電スタンド211への救援の依頼が指令されなかったと判定された場合、処理はステップS170に進む。
【0253】
一方、ステップS168において、救援を打診した充電スタンド211が救援不可であると判定された場合、ステップS169の処理はスキップされ、処理はステップS170に進む。
【0254】
ステップS170において、充電スタンド検索部354は、今回救援を打診した充電スタンド211を検索対象から除外する。具体的には、救援依頼部376は、今回救援を打診した充電スタンド211には救援を依頼しないことを充電スタンド検索部354に通知する。充電スタンド検索部354は、通知された充電スタンド211を検索対象から除外する。
【0255】
その後、処理はステップS163に戻り、ステップS169において、救援を打診した充電スタンド211への救援の依頼が指令されたと判定されるまで、ステップS163乃至S170の処理が繰り返し実行される。すなわち、救援を依頼する充電スタンド211が見つかるまで、目的地までの経路付近にある充電スタンド211が現在地から近い順に検索され、あるいは、単純に現在地から近い順に充電スタンド211が検索され、検索された充電スタンド211に救援が打診される。
【0256】
一方、ステップS169において、救援を打診した充電スタンド211への救援の依頼が指令されたと判定された場合、処理はステップS171に進む。
【0257】
ステップS171において、救援依頼部376は、救援を打診した充電スタンド211に救援を依頼する。すなわち、救援依頼部376は、通信装置321、基地局216、ネットワーク217、および、基地局215を介して、今回救援を打診した充電スタンド211に救援の依頼を示す情報を送信する。上述したように、救援の依頼を示す情報には、例えば、救援を依頼した車両213のナンバー、現在位置、充電方式、走行可能距離、連絡先などが含まれる。その後、処理は終了する。
【0258】
この後、例えば、救援を依頼した車両213は、指定された待ち合わせ場所に向かい、待ち合わせ場所において、高電圧バッテリ303を充電するなどの救援を受けることができる。
【0259】
一方、ステップS157もしくはステップS161において、走行可能範囲内に充電スタンド211があると判定された場合、処理はステップS173に進む。
【0260】
ステップS173において、図8のステップS57の処理と同様に、充電スタンド情報を受信したか否かが判定され、充電スタンド情報を受信したと判定された場合、処理はステップS174に進む。
【0261】
ステップS174において、図8のステップS58の処理と同様に、走行可能範囲内の各充電スタンド211への到着時刻が予想される。
【0262】
ステップS175において、充電時刻演算部374は、走行可能範囲内の各充電スタンド211おける充電開始時刻を予想する。具体的には、表示制御部352は、走行可能範囲内にある各充電スタンド211が備える各充電装置221の使用の有無、および、使用中の充電装置221の充電終了予定時刻、並びに、各充電スタンド211の充電待ちをしている車両数、および、単位時間あたりの来車数の予測値を示す情報を充電時刻演算部374に供給し、走行可能範囲内の各充電スタンド211における充電開始予想時刻の演算を指令する。
【0263】
充電時刻演算部374は、走行可能範囲内の各充電スタンド211の中から1つを選択する。充電時刻演算部374は、選択した充電スタンド211の単位時間あたりの来車数の予測値に基づいて、現時点からその充電スタンド211への到着予想時刻までの間に、その充電スタンド211に新たに来る車両数を予想する。そして、充電時刻演算部374は、選択した充電スタンド211の各充電装置221の充電終了予定時刻、充電待ちをしている車両数、および、来車数の予想値に基づいて、その充電スタンド211への到着予想時刻において、充電待ちをしている車両数を予想する。
【0264】
充電時刻演算部374は、到着予想時刻、各充電装置221の充電終了予定時刻、および、到着予想時刻において充電待ちをしている車両数の予想値に基づいて、選択した充電スタンド211に到着してから充電を開始するまでの待ち時間を予想する。そして、充電時刻演算部374は、到着予想時刻に予想待ち時間を加算した時刻を、その充電スタンド211における充電開始予想時刻とする。充電時刻演算部374は、走行可能範囲内の全ての充電スタンド211について、以上の演算を行う。そして、充電時刻演算部374は、演算結果を示す情報を表示制御部352に供給する。
【0265】
ステップS176において、表示部353は、図8のステップS60と同様の処理により、表示制御部352の制御の基に、充電開始予想時刻が最も早い充電スタンド211を点滅表示する。
【0266】
ステップS177において、表示部353は、図8のステップS61と同様の処理により、表示制御部352の制御の基に、残りの充電スタンド211を充電開始予想時刻に応じて、区別して表示する。その後、処理はステップS179に進む。
【0267】
一方、ステップS173において、充電スタンド情報を受信していないと判定された場合、処理はステップS178に進む。
【0268】
ステップS178において、図8のステップS62の処理と同様に、走行可能範囲内にある充電スタンド211が表示され、処理はステップS179に進む。
【0269】
ステップS179において、図8のステップS63の処理と同様に、情報を更新するタイミングであるか否かが判定され、情報を更新するタイミングでないと判定された場合、処理はステップS180に進む。
【0270】
一方、ステップS162において、救援の依頼が指令されなかったと判定された場合、処理はステップS180に進む。
【0271】
ステップS180において、図8のステップS64の処理と同様に、処理の終了条件が成立したか否かが判定され、処理の終了条件が成立していないと判定された場合、処理はステップS179に戻る。その後、ステップS179において、情報を更新するタイミングであると判定されるか、ステップS180において、処理の終了条件が成立したと判定されるまで、ステップS179およびS180の処理が繰り返し実行される。
【0272】
一方、ステップS180において、処理の終了条件が成立したと判定された場合、処理は終了する。
【0273】
また、ステップS179において、情報を更新するタイミングであると判定された場合、処理はステップS155に戻り、ステップS155以降の処理が実行される。これにより、走行可能範囲、および、走行可能範囲内の充電スタンド211の充電開始予想時刻の情報が更新され、表示部353における充電スタンド211の案内表示が更新される。
【0274】
以上のようにして、高電圧バッテリ303の残量が少なくなったとき、または、車両213の運転者が所望するときに、より早く充電を開始できる充電スタンド211を案内することができる。その結果、例えば、充電スタンド211における待ち時間を短縮することができる。
【0275】
また、走行可能範囲内において充電スタンド211が見つからなかった場合、電力抑制モードに設定され、走行可能距離が延長され、その結果、現在のバッテリ残量で充電スタンド211にたどり着ける可能性が高くなる。
【0276】
さらに、電力抑制モードに設定しても、走行可能範囲内において充電スタンド211が見つからなかった場合、ユーザ(運転者など)の意志に基づいて、充電スタンド211に救援が依頼されるので、高電圧バッテリ303の残量がなくなり、車両213が走行できなくなり、立ち往生してしまうことが防止される。
【0277】
なお、以上では、充電開始予想時刻に基づいて各充電スタンド211の位置を区別して表示する例を示したが、その他にも、到着予想時刻、充電完了予想時刻、または、予想待ち時間に基づいて区別して表示するようにしてもよい。あるいは、到着予想時刻、充電開始予想時刻、充電完了予想時刻、および、予想待ち時間のうちの2つ以上を組み合わせて、各充電スタンド211の位置を区別して表示するようにしてもよい。
【0278】
なお、図16乃至図18の処理は、図9の通信端末214により実行することも可能である。この場合、バッテリ残量や平均電費などの必要な車両213の情報を、例えば、通信端末214が、有線または無線の通信により車両213から取得したり、ユーザが通信端末214に直接入力したりするようにすればよい。
【0279】
なお、以上の説明では、充電装置221と管理装置222とを別に設ける例を示したが、例えば、管理装置222を充電装置221内に設けるようにすることも可能である。
【0280】
また、以上の説明では、各充電装置221の充電終了予定時刻を管理装置222が演算する例を示したが、例えば、充電装置221が充電終了予定時刻を演算し、管理装置222に演算結果を示す情報を供給するようにしてもよい。
【0281】
さらに、充電待ちをしている車両数、単位時間あたりの来車数の予測値を、外部から管理装置222に与えるようにしてもよい。
【0282】
また、図13に示されるナビゲーション装置322と充電管理装置323の機能の配分は、その一例であり、ナビゲーション装置322の機能の一部を充電管理装置323に設けたり、充電管理装置323の機能の一部をナビゲーション装置322に設けたりすることも可能である。また、充電管理装置323を、ナビゲーション装置322またはBMU302に含めるようにすることも可能である。
【0283】
さらに、情報処理端末241に、外部から走行可能距離を入力したり、充電スタンド211を検索する範囲を指定できるようにしてもよい。
【0284】
また、走行可能範囲内において充電スタンド211が検索されなかった場合、電力抑制モードに設定する前に、救援を依頼するようにしてもよい。
【0285】
さらに、電力抑制モードを、抑制する電力に応じて、2段階以上に分けるようにしてもよい。
【0286】
また、センタ212と情報処理端末241および通信端末214との間の通信は、上述したブロードキャストではなく、例えば、1対1の通信とするようにしてもよい。
【0287】
さらに、情報処理端末241および通信端末214において、走行可能距離の演算および走行可能範囲内の充電スタンド211の検索を定期的に行い、走行可能範囲内から最寄りの充電スタンド211が外れそうになった場合に、運転者に警報するようにしてもよい。
【0288】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
【0289】
図19は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
【0290】
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)501,ROM(Read Only Memory)502,RAM(Random Access Memory)503は、バス504により相互に接続されている。
【0291】
バス504には、さらに、入出力インタフェース505が接続されている。入出力インタフェース505には、入力部506、出力部507、記憶部508、通信部509、及びドライブ510が接続されている。
【0292】
入力部506は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部507は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部508は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部509は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ510は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア511を駆動する。
【0293】
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU501が、例えば、記憶部508に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース505及びバス504を介して、RAM503にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
【0294】
コンピュータ(CPU501)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア511に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
【0295】
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア511をドライブ510に装着することにより、入出力インタフェース505を介して、記憶部508にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部509で受信し、記憶部508にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM502や記憶部508に、あらかじめインストールしておくことができる。
【0296】
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
【0297】
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置、手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0298】
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0299】
1 情報処理システム
11−1乃至11−n 充電スタンド
12 センタ
13−1乃至13−4 車両
14 通信端末
21−1乃至21−4 充電装置
22 管理装置
41−1乃至41−4 情報処理端末
51 充電装置管理部
52 充電終了時刻演算部
53 充電装置情報生成部
54 通信部
81 通信部
82 蓄積部
83 充電スタンド情報生成部
84 送信部
102 BMU
103 高電圧バッテリ
121 通信装置
122 ナビゲーション装置
123 充電管理装置
152 表示制御部
153 表示部
154 充電スタンド検索部
155 記録部
171 バッテリ残量取得部
172 走行可能距離演算部
173 到着時刻演算部
174 充電時刻演算部
201 情報処理システム
211−1乃至211−n 充電スタンド
212 センタ
213−1乃至213−6 車両
214 通信端末
221−1乃至221−4 充電装置
222 管理装置
223 PC
224 カメラ
241−1乃至241−6 情報処理端末
251 充電装置管理部
252 充電終了時刻演算部
253 充電装置情報生成部
254 通信部
255 充電待ち台数検出部
256 来車数予測部
261 救援受付部
262 表示部
281 通信部
282 蓄積部
283 充電スタンド情報生成部
284 送信部
302 BMU
303 高電圧バッテリ
321 通信装置
322 ナビゲーション装置
323 充電管理装置
352 表示制御部
353 表示部
354 充電スタンド検索部
355 記録部
371 バッテリ残量取得部
372 走行可能距離演算部
373 到着時刻演算部
374 充電時刻演算部
375 電力モード制御部
376 救援依頼部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電が終了する予定時刻を示す充電終了予定時刻を含む充電スタンド情報を受信する充電スタンド情報受信手段と、
前記充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある前記充電スタンドを検索する充電スタンド検索手段と、
検索された各前記充電スタンドへの到着予想時刻を演算する到着時刻演算手段と、
検索された各前記充電スタンドについて、前記充電スタンドに備えられている前記充電装置の使用の有無および使用中の前記充電装置の前記充電終了予定時刻、並びに、前記充電スタンドへの前記到着予想時刻に基づいて、前記充電スタンドにおいて前記車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算する充電時刻演算手段と、
前記到着予想時刻、前記充電開始予想時刻および前記充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、前記充電スタンドの位置を区別して表示するように制御する表示制御手段と
を含むことを特徴とする情報処理端末。
【請求項2】
前記走行可能範囲内において前記充電スタンドが検索されなかった場合、
前記走行可能距離演算手段は、前記車両の消費電力を抑制した場合の前記走行可能距離をさらに演算し、
前記充電スタンド検索手段は、前記車両の消費電力を抑制した場合の前記走行可能距離で走行可能な範囲内にある前記充電スタンドをさらに検索する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項3】
前記走行可能範囲内において前記充電スタンドが検索されなかった場合、消費電力を抑制するモードに前記車両を設定する電力モード設定手段を
さらに含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理端末。
【請求項4】
前記充電スタンド情報は、各前記充電スタンドで充電待ちをしている車両数、および、各前記充電スタンドの来車数の予測値をさらに含み、
前記充電時刻演算手段は、検索された各前記充電スタンドについて、前記充電スタンドが備える前記充電装置の前記充電終了予定時刻、前記充電スタンドへの前記到着予想時刻、前記充電スタンドで充電待ちをしている車両数、および、前記充電スタンドの来車数の予測値に基づいて、前記充電スタンドにおける予想待ち時間をさらに演算し、前記到着予想時刻および前記予想待ち時間に基づいて、前記充電開始予想時刻および前記充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算し、
前記表示制御手段は、前記到着予想時刻、前記充電開始予想時刻、前記充電完了予想時刻、および、前記予想待ち時間のうち少なくとも1つに基づいて、前記充電スタンドの位置を区別して表示するように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項5】
救援の依頼を示す情報である救援依頼情報を送信する救援依頼情報送信手段を
さらに含み、
前記走行可能範囲内において前記充電スタンドが検索されなかった場合、
前記充電スタンド検索手段は、前記車両の現在位置から近い順に前記充電スタンドを検索し、
前記救援依頼情報送信手段は、検索された前記充電スタンドに前記救援依頼情報を送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項6】
前記バッテリの残量に基づいて、前記車両の走行可能距離を演算する走行可能距離演算手段を
さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
【請求項7】
情報処理端末が、
各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電が終了する予定時刻を示す充電終了予定時刻を含む充電スタンド情報を受信し、
前記充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある前記充電スタンドを検索し、
検索された各前記充電スタンドへの到着予想時刻を演算し、
検索された各前記充電スタンドについて、前記充電スタンドに備えられている前記充電装置の使用の有無および使用中の前記充電装置の前記充電終了予定時刻、並びに、前記充電スタンドへの前記到着予想時刻に基づいて、前記充電スタンドにおいて前記車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算し、
前記到着予想時刻、前記充電開始予想時刻および前記充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、前記充電スタンドの位置を区別して表示するように制御する
ステップを含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
各充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電が終了する予定時刻を示す充電終了予定時刻を含む充電スタンド情報を受信し、
前記充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある前記充電スタンドを検索し、
検索された各前記充電スタンドへの到着予想時刻を演算し、
検索された各前記充電スタンドについて、前記充電スタンドに備えられている前記充電装置の使用の有無および使用中の前記充電装置の前記充電終了予定時刻、並びに、前記充電スタンドへの前記到着予想時刻に基づいて、前記充電スタンドにおいて前記車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算し、
前記到着予想時刻、前記充電開始予想時刻および前記充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、前記充電スタンドの位置を区別して表示するように制御する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項9】
充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報を取得する取得手段と、
前記充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報を、各前記充電スタンドに備えられている前記充電装置の使用状況を示す情報を収集して送信する通信装置に送信する充電装置情報送信手段と
を含むことを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
前記取得手段は、使用中の前記充電装置の前記充電終了予定時刻の代わりに、使用中の前記充電装置の残りの充電量を示す情報を取得し、
取得した前記残りの充電量に基づいて、使用中の前記充電装置の前記充電終了予定時刻を演算する充電終了時刻演算手段を
さらに含むことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記取得手段は、前記充電スタンドにおいて充電待ちをしている車両数を示す情報をさらに取得し、
前記充電装置情報送信手段は、前記充電スタンドにおいて充電待ちをしている車両数をさらに含む前記充電装置情報を送信する
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記充電スタンドの周囲を撮影した画像に基づいて、前記充電スタンドにおいて充電待ちをしている車両数を検出する充電待ち台数検出手段を
さらに含み、
前記充電装置情報送信手段は、前記充電スタンドにおいて充電待ちをしている車両数をさらに含む前記充電装置情報を送信する
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記取得手段は、前記充電スタンドの来車数の予測値を示す情報をさらに取得し、
前記充電装置情報送信手段は、前記充電スタンドの来車数の予測値をさらに含む前記充電装置情報を送信する
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記充電スタンドの過去の来車数の分析を行い、前記充電スタンドの来車数の予測値を演算する来車数予測手段を
さらに含み、
前記充電装置情報送信手段は、前記充電スタンドの来車数の予測値をさらに含む前記充電装置情報を送信する
ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項15】
車両の現在位置の周辺にある前記充電スタンドの案内を行う情報処理端末が、前記車両が走行可能な範囲内において前記充電スタンドを検索できなかった場合に送信する、救援の依頼を示す情報を受信し、その応答を送信する救援受付手段を
さらに含むことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項16】
情報処理装置が、
充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報を取得し、
前記充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報を、各前記充電スタンドに備えられている前記充電装置の使用状況を示す情報を収集して送信する通信装置に送信する
ステップを含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項17】
充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報の取得を制御し、
前記充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報の、各前記充電スタンドに備えられている前記充電装置の使用状況を示す情報を収集して送信する通信装置への送信を制御する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項18】
複数の情報処理装置、複数の前記情報処理装置から送信される情報を収集して送信する通信装置、および、前記通信装置から送信される情報を受信する情報処理端末により構成される情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報を取得する取得手段と、
前記充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報を、前記通信装置に送信する充電装置情報送信手段と
を含み、
前記通信装置は、
複数の前記情報処理装置からの前記充電装置情報に基づいて、各前記充電スタンドに備えられている前記充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の前記終了予定時刻を含む充電スタンド情報を生成する充電スタンド情報生成手段と、
前記充電スタンド情報を送信する充電スタンド情報送信手段と
を含み、
前記情報処理端末は、
前記充電スタンド情報を受信する充電スタンド情報受信手段と、
前記充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある前記充電スタンドを検索する充電スタンド検索手段と、
検索された各前記充電スタンドへの到着予想時刻を演算する到着時刻演算手段と、
検索された各前記充電スタンドについて、前記充電スタンドに備えられている前記充電装置の使用の有無および使用中の前記充電装置の前記充電終了予定時刻、並びに、前記充電スタンドへの前記到着予想時刻に基づいて、前記充電スタンドにおいて前記車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算する充電時刻演算手段と、
前記到着予想時刻、前記充電開始予想時刻および前記充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、前記充電スタンドの位置を区別して表示するように制御する表示制御手段と
を含むことを特徴とする情報処理システム。
【請求項19】
複数の情報処理装置、複数の前記情報処理装置から送信される情報を収集して送信する通信装置、および、前記通信装置から送信される情報を受信する情報処理端末により構成される情報処理システムの情報処理方法において、
前記情報処理装置が、
充電スタンドに備えられている充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電が終了する予定時刻である充電終了予定時刻を示す情報を取得し、
前記充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の充電終了予定時刻を含む充電装置情報を、前記通信装置に送信する
ステップと、
前記通信装置が、
複数の前記情報処理装置からの前記充電装置情報に基づいて、各前記充電スタンドに備えられている前記充電装置の使用の有無、および、使用中の前記充電装置の前記終了予定時刻を含む充電スタンド情報を生成し、
前記充電スタンド情報を送信する
ステップと、
前記情報処理端末が、
前記充電スタンド情報を受信し、
前記充電スタンドの位置を含む地図情報に基づいて、車両の動力源であるバッテリの残量で走行可能な距離の範囲である走行可能範囲内にある前記充電スタンドを検索し、
検索された各前記充電スタンドへの到着予想時刻を演算し、
検索された各前記充電スタンドについて、前記充電スタンドに備えられている前記充電装置の使用の有無および使用中の前記充電装置の前記充電終了予定時刻、並びに、前記充電スタンドへの前記到着予想時刻に基づいて、前記充電スタンドにおいて前記車両の充電が開始される予想時刻である充電開始予想時刻および充電が完了する予想時刻である充電完了予想時刻のうち少なくとも一方を演算し、
前記到着予想時刻、前記充電開始予想時刻および前記充電完了予想時刻のうち少なくとも1つに基づいて、前記充電スタンドの位置を区別して表示するように制御する
ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2010−175492(P2010−175492A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−21109(P2009−21109)
【出願日】平成21年2月2日(2009.2.2)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【Fターム(参考)】