説明

接合型電界効果トランジスタ、その製造方法及びアナログ回路

【課題】外部ノイズの影響を低減できるJFETを提供する。
【解決手段】本発明に係るJFET50は、p型半導体基板1と、p型半導体基板1の表面に形成されているn型チャネル領域3と、n型チャネル領域3内に形成されており、n型チャネル領域3よりも不純物濃度の高いn型埋め込み領域4と、n型チャネル領域3の表面に形成されているp型ゲート領域6と、n型チャネル領域3の表面に、p型ゲート領域6を挟むように形成されているn型ドレイン/ソース領域7及びn型ドレイン/ソース領域8とを備え、n型埋め込み領域4は、n型ドレイン/ソース領域7及びn型ドレイン/ソース領域8の一方の下方に形成されており、他方の下方に形成されていない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、接合型電界効果トランジスタ、その製造方法及びアナログ回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
接合型電界効果トランジスタ(JFET :Junction Filed Effect Transistor)は、ノイズ特性に対して良好なデバイスであり、低ノイズの回路を構成するのに用いられる。その結果、JFETは、ノイズを発生するロジック回路と混載する上において有利である。
【0003】
図19及び図20は、従来のJFET100の構造を示す図である。図20及び図21に示すJFET100では、p型のシリコン半導体基板101に、n型埋め込み領域104が形成され、その上部にp型の分離領域105で分離したチャネル領域103のn型層が設けられる。また、チャネル領域103にn型ソース領域107及びn型ドレイン領域108が設けられ、n型ソース領域107及びn型ドレイン領域108間にp型ゲート領域106が形成される。
【0004】
また、n型ソース領域107、n型ドレイン領域108及びp型ゲート領域106は、平面パターンにおいてストライプ状に設けられる。
【0005】
また、n型ソース領域107及びn型ドレイン領域108上にはこれらと接続するソース電極121及びドレイン電極122が設けられる。また、バックゲート領域となる半導体基板101の裏面には、ゲート電極120が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−43923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のJFETでは、チャネル領域の下部全面にn型埋め込み領域が形成されるため、チャネル領域の下部が低抵抗になる。これにより、従来のJFETは、ロジック回路部で発生した外部ノイズの影響を受けやすいという課題があった。これは、半導体基板内に回路を構成するためのレイアウト設計上の大きな制約となる。また、外部からのノイズ対策としてアナログ回路部の周囲を多重のウェル層で囲んだ場合には、チップサイズが大きくなるという問題を引き起こす。
【0008】
そこで、本発明は、外部ノイズの影響を低減できるJFET及びアナログ回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る接合型電界効果トランジスタは、接合型電界効果トランジスタであって、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成されており、前記第1導電型と異なる第2導電型のチャネル領域と、前記チャネル領域内に形成されており、前記チャネル領域よりも不純物濃度の高い前記第2導電型の第1埋め込み領域と、前記チャネル領域の表面に形成されている前記第1導電型の第1ゲート領域と、前記チャネル領域の表面に、前記第1ゲート領域を挟むように形成されている前記第2導電型の第1ドレイン/ソース領域及び第2ドレイン/ソース領域とを備え、前記第1埋め込み領域は、前記第1ドレイン/ソース領域の下方に形成されており、前記第2ドレイン/ソース領域の下方に形成されていない。
【0010】
この構成によれば、本発明の一形態に係る接合型電荷効果トランジスタでは、第2ドレイン/ソース領域の下方には埋め込み領域は形成されないので、当該第2ドレイン/ソース領域の下方は半導体基板に対して抵抗が高くなる。これにより、当該第2ドレイン/ソース領域は、外部からのノイズの影響が小さくなる。また、第1ドレイン/ソース領域の下方には埋め込み領域が形成されるため、当該接合型電界効果トランジスタのオン抵抗を低減できる。
【0011】
ここで、接合型電荷効果トランジスタをアナログ回路に用いた場合、アナログ回路の回路構成に応じて、接合型電荷効果トランジスタのソース端子とドレイン端子とに要求されるノイズ耐性は異なる。よって、高いノイズ耐性が要求されない端子(第1ドレイン/ソース領域)の下方に埋め込み領域を形成し、高いノイズ耐性が要求される端子(第2ドレイン/ソース領域)の下方に埋め込み領域を形成しないことにより、オン抵抗の低減を実現するとともに、接合型電荷効果トランジスタのノイズ耐性の低下を効率よく抑制できる。
【0012】
また、前記第1埋め込み領域は、前記第1ゲート領域の下方に形成されていなくてもよい。
【0013】
この構成によれば、本発明の一形態に係る接合型電界効果トランジスタは、ピンチオフ電圧を小さくできる。
【0014】
また、前記接合型電界効果トランジスタは、さらに、前記チャネル領域の表面に、前記第2ドレイン/ソース領域を前記第1ゲート領域と挟むように形成されている第2ゲート領域と、前記チャネル領域の表面に、前記第2ゲート領域を前記第2ドレイン/ソース領域と挟むように形成されている第3ドレイン/ソース領域と、前記第1ゲート領域と前記第2ゲート領域とを電気的に接続する第1配線と、前記第1ドレイン/ソース領域と前記第3ドレイン/ソース領域とを電気的に接続する第2配線と、前記チャネル領域内の前記第3ドレイン/ソース領域の下方に形成されており、前記チャネル領域よりも不純物濃度の高い前記第2導電型の前記第2埋め込領域とを備えてもよい。
【0015】
この構成によれば、本発明の一形態に係る接合型電荷効果トランジスタでは、第2ドレイン/ソース領域が、当該接合型電界効果トランジスタが形成される領域の中央部分に配置される。これにより、第2ドレイン/ソース領域に対するノイズ耐性をさらに向上できる。
【0016】
また、前記第1ゲート領域は、前記第2ドレイン/ソース領域を囲むように形成されており、前記第1ドレイン/ソース領域は、前記第1ゲート領域を囲むように形成されていてもよい。
【0017】
この構成によれば、本発明の一形態に係る接合型電荷効果トランジスタでは、第2ドレイン/ソース領域が、当該接合型電界効果トランジスタが形成される領域の中央部分に配置される。これにより、第2ドレイン/ソース領域に対するノイズ耐性をさらに向上できる。
【0018】
また、本発明に係るアナログ回路は、前記接合型電界効果トランジスタである第1接合型電界効果トランジスタを含み、出力端子と、電源端子と、接地電位端子とを有するアナログ回路であって、前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第1ドレイン/ソース領域は、前記電源端子側又は接地電位端子側に接続されており、前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第2ドレイン/ソース領域は、前記出力端子側に接続されている。
【0019】
この構成によれば、本発明の一形態に係るアナログ回路は、ノイズの影響を受けやすい出力端子側(第2ドレイン/ソース領域)のノイズ耐性を向上できる。また、ノイズの影響を受けにくい電源端子又は接地電位端子側(第1ドレイン/ソース領域)の下方に埋め込み領域を形成することにより、オン電流を増加できる。このように、本発明の一形態に係るアナログ回路は、オン抵抗を低減できるとともに、ノイズ耐性の低下を抑制できる。
【0020】
また、前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第2ドレイン/ソース領域は、前記出力端子に接続されていてもよい。
【0021】
この構成によれば、本発明の一形態に係るアナログ回路は、ノイズの影響を受けやすい出力端子(第2ドレイン/ソース領域)のノイズ耐性を向上できる。これにより、本発明の一形態に係るアナログ回路は、オン抵抗を低減できるとともに、ノイズ耐性の低下を効率よく抑制できる。
【0022】
また、前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第1ドレイン/ソース領域は、前記電源端子又は接地電位端子に接続されていてもよい。
【0023】
この構成によれば、本発明の一形態に係るアナログ回路は、ノイズの影響を受けにくい第1ドレイン/ソース領域の下方に埋め込み領域を形成することにより、ノイズ耐性の低下を抑制しつつ、オン抵抗を低減できる。
【0024】
また、前記アナログ回路は、入力端子を有するソース接地増幅回路であり、前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第1ゲート領域は、前記入力端子に接続されていてもよい。
【0025】
この構成によれば、本発明の一形態に係るアナログ回路は、ノイズの影響を受けにくいソース接地増幅回路を実現できる。
【0026】
また、前記アナログ回路は、入力端子を有するソースフォロア回路であり、前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第1ゲート領域は、前記入力端子に接続されていてもよい。
【0027】
この構成によれば、本発明の一形態に係るアナログ回路は、ノイズの影響を受けにくいソースフォロア回路を実現できる。
【0028】
また、前記アナログ回路は、差動入力端子を有する差動増幅回路であり、前記アナログ回路は、さらに、前記接合型電界効果トランジスタである第2接合型電界効果トランジスタを含み、前記第1及び第2接合型電界効果トランジスタは、差動対を形成し、前記第1接合型電界効果トランジスタの第1ゲート領域は、前記差動入力端子の一方に接続されており、前記第2接合型電界効果トランジスタの第1ゲート領域は、前記差動入力端子の他方に接続されていてもよい。
【0029】
この構成によれば、本発明の一形態に係るアナログ回路は、ノイズの影響を受けにくい差動増幅回路を実現できる。
【0030】
なお、本発明は、このような接合型電界効果トランジスタ及びアナログ回路として実現できるだけでなく、このような接合型電界効果トランジスタ及びアナログ回路を製造する接合型電界効果トランジスタの製造方法、及びアナログ回路の製造方法として実現してもよい。
【0031】
さらに、本発明は、このような電界効果トランジスタ、又はアナログ回路を含む半導体集積回路(LSI)として実現してもよい。
【発明の効果】
【0032】
以上より、本発明は、外部ノイズの影響を低減できるJFETを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施の形態1に係るJFETの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るJFETの断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るソース接地増幅回路の回路図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るJFETの変形例の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係るソースフォロア回路の回路図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る差動増幅回路の回路図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係るJFETの変形例の断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係るJFETの変形例の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係るJFETの平面図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係るJFETの断面図である。
【図12】本発明の実施の形態3に係るJFETの平面図である。
【図13】本発明の実施の形態2に係るJFETの断面図である。
【図14】本発明の実施の形態3に係るJFETの製造過程における断面図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係るJFETの製造過程における断面図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係るJFETの製造過程における断面図である。
【図17】本発明の実施の形態3に係るJFETの製造過程における断面図である。
【図18】本発明の実施の形態3に係るJFETの製造過程における断面図である。
【図19】本発明の実施の形態3に係るJFETの製造過程における断面図である。
【図20】従来のJFETの平面図である。
【図21】従来のJFETの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明に係るJFETの実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0035】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係るJFET50では、ソース領域及びドレイン領域のうち一方の下方にのみ埋め込み領域が形成される。これにより、本発明の実施の形態1に係るJFET50は外部ノイズの影響を低減できる。
【0036】
図1は、本発明の実施の形態1に係るJFET50の平面図である。図2は、図1のa−a線における断面図である。
【0037】
本発明の実施の形態1に係るJFET50は、p型半導体基板1と、n型チャネル領域3と、p型ゲート領域6と、n型ドレイン/ソース領域7及び8と、n型埋め込み領域4とを含む。n型チャネル領域3の表面には、p型ゲート領域6、n型ドレイン/ソース領域7及び8が配置される。
【0038】
p型半導体基板1は、p型のシリコン半導体基板(不純物濃度は4E15cm-3程度)である。
【0039】
n型チャネル領域3は、p型半導体基板1の表面にn型不純物をイオン注入及び拡散して設けたn型層であり、不純物濃度は、2.0E12cm-3程度である。また、n型チャネル領域3は、p型半導体基板1まで達する分離領域5により島状に分割され、n型チャネル領域3として区画される。
【0040】
p型ゲート領域6は、n型チャネル領域3の表面にp型不純物を注入して形成した領域であり、不純物濃度は4E15cm-3程度である。
【0041】
n型ドレイン/ソース領域7及び8は、n型チャネル領域3の表面にn型不純物を注入して形成した領域である。このn型ドレイン/ソース領域7及びn型ドレイン/ソース領域8は、p型ゲート領域6の両側に当該p型ゲート領域6を挟むように設けられる。また、n型ドレイン/ソース領域7及び8の一方はJFET50のソース領域であり、他方はJFET50のドレイン領域である。なお、図2では、ドレイン/ソース領域7がソース領域であり、ドレイン/ソース領域8がドレイン領域である例を示している。
【0042】
n型埋め込み領域4は、n型チャネル領域3内に形成され、n型チャネル領域3よりも不純物濃度の高い領域である。このn型埋め込み領域4は、n型ドレイン/ソース領域7の直下にn型不純物をイオン注入及び拡散して設けた層であり、不純物濃度は3E12cm-3程度である。また、分離領域5とn型埋め込み領域4が接すると耐圧が低下するため、分離領域5とn型埋め込み領域4とは2〜3μm程度の距離を設ける。
【0043】
また、n型埋め込み領域4は、n型ドレイン/ソース領域7の下方にのみn型埋め込み領域4が形成され、n型ドレイン/ソース領域8及びp型ゲート領域6の下方にはn型埋め込み領域4は形成されない。
【0044】
以上より、本発明の実施の形態1に係るJFET50では、n型ドレイン/ソース領域8の下方にはn型埋め込み領域4は形成されない。これにより、n型ドレイン/ソース領域8のノイズ耐性を向上できる。また、n型ドレイン/ソース領域7の下方にはn型埋め込み領域4が形成されるので、JFET50のオン抵抗を低減できる。
【0045】
ここで、本発明の実施の形態1に係るJFET50を用いた半導体集積回路200の構成を説明する。
【0046】
図3は、本発明の実施の形態1に係る半導体集積回路200のブロック図である。図3に示す半導体集積回路200は、同一の半導体基板1に形成されたロジック回路ブロック201と、アナログ回路ブロック202とを含む。また、アナログ回路ブロック202は複数のアナログ回路203を含む。アナログ回路203は、上述したJFET50を含む。
【0047】
図3に示すようにロジック回路ブロック201で発生したノイズは、JFET50を含むアナログ回路ブロック202へ半導体基板1より侵入してくる。また、JFET50では、n型ドレイン/ソース領域8の下方にはn型埋め込み領域4は形成されないので、当該n型ドレイン/ソース領域8の下方は半導体基板1に対して抵抗が高くなる。これにより、当該n型ドレイン/ソース領域8は、外部からのノイズの影響が小さくなる。
【0048】
ここで、JFET50をアナログ回路203に用いた場合、アナログ回路203の回路構成に応じて、JFET50のソース端子(n型ドレイン/ソース領域7)とドレイン端子(n型ドレイン/ソース領域8)とに要求されるノイズ耐性は異なる。例えば、JFET50のソース端子が電源線又は接地電位線に接続され、ドレイン端子がアナログ回路203の出力端子に接続される場合を考える。この場合、ソース端子には固定の電源電圧又は接地電位が供給されるためノイズの影響を受けにくいが、ドレイン端子(アナログ回路203の出力端子)はノイズの影響を受けやすい。また、ドレイン端子がノイズの影響を受けた場合に、当該影響がアナログ回路203の特性に大きく影響する。言い換えると、この場合、ソース端子には高いノイズ耐性は要求されないが、ドレイン端子には高いノイズ耐性が要求される。
【0049】
一方で、n型埋め込み領域4を形成した場合と形成しない場合とを比較すると、n型埋め込み領域4を形成することにより、JFET50のオン抵抗を低減させることができるという利点がある。また、n型埋め込み領域4を全面に形成すると、JFET50のオン抵抗は低減するものの、ノイズ耐性が低下してしまう。
【0050】
このように、ノイズ耐性の向上と、オン抵抗の低減とはトレードオフの関係にあり、両立することは困難である。
【0051】
これに対して、本発明の実施の形態1に係るJFET50は、ノイズの影響が少ないn型ドレイン/ソース領域7の下方にのみにn型埋め込み領域4を形成することにより、JFET50のオン抵抗を低減できるとともに、アナログ回路203のノイズ耐性の低下を抑制できる。
【0052】
以下、本発明の実施の形態1に係るJFET50を用いたアナログ回路203の具体例を説明する。
【0053】
図4は、本発明に係るアナログ回路203の一例であるソース接地増幅回路203Aの回路図である。図4に示すソース接地増幅回路203Aでは、JFET50のゲート端子(p型ゲート領域6)はソース接地増幅回路203Aの入力端子に接続され、ソース端子は接地電位線に接続され、n型埋め込み領域4が形成されていない側のドレイン端子はソース接地増幅回路203Aの出力端子に接続される。
【0054】
なお、上記説明では、n型埋め込み領域4が下方に形成されるn型ドレイン/ソース領域7は、ソース領域であるとしたが、ドレイン領域であってもよい。図5は、ドレイン領域であるn型ドレイン/ソース領域7の下方にのみn型埋め込み領域4が形成されるJFET50Aの断面図である。
【0055】
また、図6は、図5に示すJFET50Aを用いたアナログ回路203の一例であるソースフォロア回路203Bの回路図である。
【0056】
図6に示すソースフォロア回路203Bでは、JFET50Aのゲート端子はソースフォロア回路203Bの入力端子に接続され、ドレイン端子(n型ドレイン/ソース領域7)は電源線に接続され、n型埋め込み領域4が形成されていない側のソース端子(n型ドレイン/ソース領域8)はソースフォロア回路203Bの出力端子に接続される。
【0057】
また、図7は、本発明に係るアナログ回路203の一例である差動増幅回路203Cの回路図である。
【0058】
図7に示す差動増幅回路203Cでは、2つのJFET50は、差動対を形成する。また、2つのJFET50のゲート端子は、差動増幅回路203Cの差動入力端子にそれぞれ接続される。また、2つのJFET50のドレイン端子(n型ドレイン/ソース領域8)は、差動増幅回路203Cの差動出力端子にそれぞれ接続される。
【0059】
このように、ソース端子及びドレイン端子のうち、電圧端子側又は接地電位側の端子の下方にn型埋め込み領域4を形成し、出力端子側の端子の下方にn型埋め込み領域4を形成しないことにより、オン抵抗の低減と、ノイズ耐性の向上とを両立できる。
【0060】
なお、上記例では、n型ドレイン/ソース領域8はアナログ回路の出力端子に直接接続されているが、他の素子を介して出力端子と接続されていてもよい。
【0061】
また、n型埋め込み領域4が形成される範囲は、図2に示す例に限らない。
図8及び図9は、JFET50の変形例であるJFET50B及び50Cの断面図である。
【0062】
例えば、図8に示すように、n型埋め込み領域4は、p型ゲート領域6のn型ドレイン/ソース領域7側の端部である位置x3まで形成されていてもよい。また、図9に示すようにn型埋め込み領域4は、ドレイン/ソース領域7の直下の範囲x1−x2にのみ形成されてもよい。
【0063】
また、n型埋め込み領域4は、ドレイン/ソース領域7の直下の範囲x1−x2の一部にのみ形成されていてもよいし、p型ゲート領域6の直下の範囲x3−x4、又は、p型ゲート領域6とn型ドレイン/ソース領域8との間の範囲x4−x5まで延在していてもよい。
【0064】
ただし、オン抵抗の低減と、ノイズ耐性の低下の抑制とを両立するためには、少なくともn型ドレイン/ソース領域7の直下の範囲x1−x2にはn型埋め込み領域4が形成され、かつ、少なくともn型ドレイン/ソース領域8の直下の範囲x5−x6にはn型埋め込み領域4が形成されないことが好ましい。
【0065】
また、ノイズ耐性の低下の抑制しつつオン抵抗を効率よく低減するために、p型ゲート領域6のn型ドレイン/ソース領域7側の端部である位置x3付近までn型埋め込み領域4が延在していることが好ましい。
【0066】
また、p型ゲート領域6の直下の範囲x3−x4にn型埋め込み領域4を形成しないことにより、当該p型ゲート領域6の直下の領域の不純物濃度が低くなる。これにより、低いゲート電圧でn型チャネル領域3を空乏化することができる。すなわち、ピンチオフ電圧が小さくなる。その結果、JFET50を低電圧で動作するMOSロジック回路などへ適用することができる。
【0067】
このように、本発明の実施の形態1に係るJFETは、外部ノイズの影響を低減できる。また、外部ノイズ遮断のために、アナログ回路ブロック202の周囲を多重のウェル層で囲む必要がないので、半導体集積回路200チップ面積を縮小することもできる。
【0068】
なお、上記説明では、図3に示すように、本発明に係るJFETをアナログ、デジタル混載の半導体集積回路200に用いる例を示したが、本発明に係るJFETはアナログ回路のみを含む半導体集積回路に用いてもよい。この場合であっても、本発明に係るJFETは、他のアナログ回路、又は、当該半導体集積回路の外部からのノイズの影響を低減できるという効果を有する。
【0069】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、上述したJFET50の変形例について説明する。
【0070】
図10は、本発明の実施の形態2に係るJFET51の平面図である。図11は、図10のb−b線における断面図である。なお、以下では、実施の形態1との相違点のみを説明する。
【0071】
図10及び図11に示すJFET51は、2つのp型ゲート領域6A及び6Bと、JFET51のソース領域である2つのドレイン/ソース領域7A及び7Bとを含む。
【0072】
2つのp型ゲート領域6A及び6Bは、n型チャネル領域3の表面に形成されている。また、2つのp型ゲート領域6A及び6Bは、n型ドレイン/ソース領域8の両側に当該n型ドレイン/ソース領域8を挟むように形成されている。
【0073】
ドレイン/ソース領域7Aは及び7Bは、n型チャネル領域3の表面に形成されている。また、ドレイン/ソース領域7Aは、p型ゲート領域6Aを、n型ドレイン/ソース領域8と挟むように形成されている。また、ドレイン/ソース領域7Bは、p型ゲート領域6Bを、n型ドレイン/ソース領域8と挟むように形成されている。
【0074】
また、図示していないが、p型ゲート領域6A及び6Bは、Cu配線12を介して互いに電気的に接続されている。また、n型ドレイン/ソース領域7A及び7BはCu配線12を介して互いに電気的に接続されている。
【0075】
また、埋め込み領域4は、n型ドレイン/ソース領域7A及び7Bの下方にのみ形成されている。
【0076】
以上により、本発明の実施の形態2に係るJFET51は、実施の形態1に係るJFET50と同様に外部ノイズの影響を低減できる。
【0077】
さらに、JFET51では、n型ドレイン/ソース領域8は、JFET51が形成される領域の中央部分に配置される。これにより、n型ドレイン/ソース領域8に対するノイズ耐性をさらに向上できる。
【0078】
具体的には、実施の形態1で説明した図2に示す構成では、n型ドレイン/ソース領域8と、分離領域5とが近接する。これにより、抵抗値の低い分離領域5を介して、半導体基板1からのノイズがn型ドレイン/ソース領域8へ影響を与えてしまう可能性がある。一方、JFET51では、n型ドレイン/ソース領域8は、チャネル長方向(図10の横方向)において分離領域5と近接しないので、このようなノイズの影響を低減できる。
【0079】
なお、JFET51に対して、上述した実施の形態1と同様の変形例を適用してもよい。
【0080】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態2では、上述したJFET50の変形例について説明する。
【0081】
図12は、本発明の実施の形態3に係るJFET52の平面図である。図13は、図12のc−c線における断面図である。また、以下では、実施の形態1との相違点のみを説明する。
【0082】
図12及び図13に示すJFET52では、内側からn型ドレイン/ソース領域8、p型ゲート領域6、n型ドレイン/ソース領域7の順に、当該n型ドレイン/ソース領域8、p型ゲート領域6及びn型ドレイン/ソース領域7が同心円状に配置される。
【0083】
つまり、p型ゲート領域6は、n型ドレイン/ソース領域8を囲むように形成されており、n型ドレイン/ソース領域7は、p型ゲート領域6を囲むように形成されている。
【0084】
なお、埋め込み領域4が、n型ドレイン/ソース領域7の下方にのみ形成されている点は実施の形態1と同様である。
【0085】
以上により、本発明の実施の形態3に係るJFET52は、実施の形態1に係るJFET50と同様に外部ノイズの影響を低減できる。
【0086】
さらに、JFET52では、n型ドレイン/ソース領域8は、JFET52が形成される領域の中央部分に配置される。これにより、n型ドレイン/ソース領域8に対するノイズ耐性をさらに向上できる。
【0087】
具体的には、実施の形態1で説明した図2に示す構成では、n型ドレイン/ソース領域8と、分離領域5とが近接する。これにより、抵抗値の低い分離領域5を介して、半導体基板1からのノイズがn型ドレイン/ソース領域8へ影響を与えてしまう可能性がある。一方、JFET52では、n型ドレイン/ソース領域8は、分離領域5と近接しないので、このようなノイズの影響を低減できる。
【0088】
さらに、実施の形態2に係るJFET51と比較すると、実施の形態2に係るJFET51では、n型ドレイン/ソース領域8は、当該n型ドレイン/ソース領域8の長手方向(図10の上下方向)の端部において、分離領域5と近接する。一方、JFET52では、n型ドレイン/ソース領域8は、全ての方向において分離領域5と近接しない。よって、JFET52は、JFET51と比べて、さらにノイズの影響を低減できる。
【0089】
なお、JFET52に対して、上述した実施の形態1と同様の変形例を適用してもよい。
【0090】
以下、本発明の実施の形態3に係るJFET52の製造方法を説明する。なお、上述したJFET50及び51の製造方法も同様である。
【0091】
図14〜図19は、JFET52の製造過程における断面図である。
【0092】
(第1工程(図14):絶縁膜2を形成する工程)
p型半導体基板1に絶縁膜2を埋め込むための溝をトレンチエッチにより加工し、溝を形成したp型半導体基板1の上全面に絶縁膜2を堆積する。その後、絶縁膜2が上全面に堆積されているp型半導体基板1の表面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)で研磨して平坦化する。これにより、JFET52を他の素子と分離するリング状の絶縁膜2が形成される。
【0093】
(第2工程(図15):n型チャネル領域3を形成する工程)
JFET52が形成される領域全面に選択的にn型不純物(ドーズ量:1E12cm-2、注入エネルギー:300keV、及びドーズ量:1E12cm-2、注入エネルギー40keV)をイオン注入及び拡散(1000℃:60分)し、n型チャネル領域3を形成する。
【0094】
(第3工程(図16):n型埋め込み領域4を形成する工程)
絶縁膜2の下部の周囲に選択的にn型不純物(ドーズ量:3.0E12cm-2、注入エネルギー:1200keV)をイオン注入し、n型埋め込み領域4を形成する。n型埋め込み領域4は、後の工程で形成されるn型ドレイン/ソース領域7及び絶縁膜2の底部に設けられる。
【0095】
(第4工程(図17):分離領域5を形成する工程)
絶縁膜2の下部の周囲に選択的にp型不純物(ドーズ量:1.0E13cm-2、注入エネルギー:100keV、及びドーズ量:1.0E13cm-2、注入エネルギー:250keV)をイオン注入し、p型半導体基板1に達する分離領域5を形成する。
【0096】
(第5工程(図18):p型ゲート領域6を形成する工程)
n型チャネル領域3の表面に選択的にp型不純物(ドーズ量:3.6E15cm-2、注入エネルギー3keV、及びドーズ量:3.0E13cm-2、注入エネルギー:15keV)をイオン注入し、p型ゲート領域6を形成する。
【0097】
(第6工程(図19):n型ドレイン/ソース領域7及びn型ドレイン/ソース領域8を形成する工程)
n型埋め込み領域4の周囲及びp型ゲート領域6の間に選択的にn型不純物(ドーズ量:3.0E12cm-2.注入エネルギー:20keV、及び4E15cm-2、注入エネルギー50keV)をイオン注入し、n型ドレイン/ソース領域7及び8を形成する。
【0098】
(第7工程(図13):各領域に接続する電極を形成する工程)
図19の構成の上全面に絶縁膜9を形成し、その後、p型ゲート領域6、n型ドレイン/ソース領域7及び8のコンタクト窓を開口する。コンタクト窓にタングステン10を埋め込み、CMPにより平坦化する。
【0099】
次に、全面に絶縁膜11を形成し、その後、Cu配線12を埋め込むための溝を開口する。開口した絶縁膜11の溝にCu配線12を埋め込み、CMPで研磨し平坦化する。
【0100】
次に、全面に絶縁膜13、絶縁膜14、及び保護膜15を順次形成する。
以上、本発明の実施の形態に係るJFET、アナログ回路及び半導体集積回路について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
【0101】
例えば、上記説明では、分離領域5としてp型不純物領域を用いてJFETを分離しているが、DTI(deep trench isolation)を用いてもよい。例えば、分離領域5は、絶縁性のポリシリコン及びSiO2で構成されてもよい。
【0102】
また、上記説明では、n型埋め込み領域4は、p型半導体基板1内にも形成されているが、n型チャネル領域3内のみに形成されてもよい。
【0103】
また、上記平面図及び断面図において、各構成要素の角部及び辺を直線的に記載しているが、製造上の理由により、角部及び辺が丸みをおびたものも本発明に含まれる。
【0104】
また、上記実施の形態1〜3に係る、JFET、アナログ回路及び半導体集積回路、及びその変形例の構成のうち少なくとも一部を組み合わせてもよい。
【0105】
また、上記で用いた数字は、すべて本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された数字に制限されない。上記で示した各構成要素の材料は、すべて本発明を具体的に説明するために例示するものであり、本発明は例示された材料に制限されない。また、各領域の導電型(n型及びp型)は、本発明を具体的に説明するために例示するものであり、これらを反転させることで、同等の結果を得ることも可能である。
【0106】
更に、本発明の主旨を逸脱しない限り、本実施の形態に対して当業者が思いつく範囲内の変更を施した各種変形例も本発明に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0107】
本発明は、接合型電界効果トランジスタ、それを用いたアナログ回路及び半導体集積回路に適用できる。
【符号の説明】
【0108】
1、101 半導体基板
2、9、11、13、14 絶縁膜
3、103 チャネル領域
4、104 埋め込み領域
5、105 分離領域
6、6A、6B、106 ゲート領域
7、7A、7B、8 ドレイン/ソース領域
10 タングステン
12 Cu配線
15 保護膜
50、50A、50B、50C、51、52、100 JFET
107 ソース領域
108 ドレイン領域
120 ゲート電極
121 ソース電極
122 ドレイン電極
200 半導体集積回路
201 ロジック回路ブロック
202 アナログ回路ブロック
203 アナログ回路
203A ソース接地増幅回路
203B ソースフォロア回路
203C 差動増幅回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接合型電界効果トランジスタであって、
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板の表面に形成されており、前記第1導電型と異なる第2導電型のチャネル領域と、
前記チャネル領域内に形成されており、前記チャネル領域よりも不純物濃度の高い前記第2導電型の第1埋め込み領域と、
前記チャネル領域の表面に形成されている前記第1導電型の第1ゲート領域と、
前記チャネル領域の表面に、前記第1ゲート領域を挟むように形成されている前記第2導電型の第1ドレイン/ソース領域及び第2ドレイン/ソース領域とを備え、
前記第1埋め込み領域は、前記第1ドレイン/ソース領域の下方に形成されており、前記第2ドレイン/ソース領域の下方に形成されていない
接合型電界効果トランジスタ。
【請求項2】
前記第1埋め込み領域は、前記第1ゲート領域の下方に形成されていない
請求項1記載の接合型電界効果トランジスタ。
【請求項3】
前記接合型電界効果トランジスタは、さらに、
前記チャネル領域の表面に、前記第2ドレイン/ソース領域を前記第1ゲート領域と挟むように形成されている第2ゲート領域と、
前記チャネル領域の表面に、前記第2ゲート領域を前記第2ドレイン/ソース領域と挟むように形成されている第3ドレイン/ソース領域と、
前記第1ゲート領域と前記第2ゲート領域とを電気的に接続する第1配線と、
前記第1ドレイン/ソース領域と前記第3ドレイン/ソース領域とを電気的に接続する第2配線と、
前記チャネル領域内の前記第3ドレイン/ソース領域の下方に形成されており、前記チャネル領域よりも不純物濃度の高い前記第2導電型の前記第2埋め込領域とを備える
請求項1又は2記載の接合型電界効果トランジスタ。
【請求項4】
前記第1ゲート領域は、前記第2ドレイン/ソース領域を囲むように形成されており、
前記第1ドレイン/ソース領域は、前記第1ゲート領域を囲むように形成されている
請求項1又は2記載の接合型電界効果トランジスタ。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の接合型電界効果トランジスタである第1接合型電界効果トランジスタを含み、出力端子と、電源端子と、接地電位端子とを有するアナログ回路であって、
前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第1ドレイン/ソース領域は、前記電源端子側又は接地電位端子側に接続されており、
前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第2ドレイン/ソース領域は、前記出力端子側に接続されている
アナログ回路。
【請求項6】
前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第2ドレイン/ソース領域は、前記出力端子に接続されている
請求項5記載のアナログ回路。
【請求項7】
前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第1ドレイン/ソース領域は、前記電源端子又は接地電位端子に接続されている
請求項5又は6記載のアナログ回路。
【請求項8】
前記アナログ回路は、入力端子を有するソース接地増幅回路であり、
前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第1ゲート領域は、前記入力端子に接続されている
請求項7記載のアナログ回路。
【請求項9】
前記アナログ回路は、入力端子を有するソースフォロア回路であり、
前記第1接合型電界効果トランジスタの前記第1ゲート領域は、前記入力端子に接続されている
請求項7記載のアナログ回路。
【請求項10】
前記アナログ回路は、差動入力端子を有する差動増幅回路であり、
前記アナログ回路は、さらに、請求項1〜4のいずれか1項に記載の接合型電界効果トランジスタである第2接合型電界効果トランジスタを含み、
前記第1及び第2接合型電界効果トランジスタは、差動対を形成し、
前記第1接合型電界効果トランジスタの第1ゲート領域は、前記差動入力端子の一方に接続されており、
前記第2接合型電界効果トランジスタの第1ゲート領域は、前記差動入力端子の他方に接続されている
請求項6記載のアナログ回路。
【請求項11】
接合型電界効果トランジスタの製造方法であって、
第1導電型の半導体基板の表面に前記第1導電型と異なる第2導電型のチャネル領域を形成する工程と、
前記チャネル領域内に、前記チャネル領域よりも不純物濃度の高い前記第2導電型の第1埋め込み領域を形成する工程と、
前記チャネル領域の表面に前記第1導電型の第1ゲート領域を形成する工程と、
前記チャネル領域の表面に、前記第1ゲート領域を挟むように前記第2導電型の第1ドレイン/ソース領域及び第2ドレイン/ソース領域を形成する工程とを含み、
前記第1埋め込み領域を形成する工程では、前記埋め込み領域を前記第1ドレイン/ソース領域の下方に形成し、前記第2ドレイン/ソース領域の下方に形成しない
接合型電界効果トランジスタの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2011−243708(P2011−243708A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−113706(P2010−113706)
【出願日】平成22年5月17日(2010.5.17)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】