説明

最終列車自動通知方法及び最終列車自動通知システム

【課題】ユーザが最終列車の発車時刻を事前に把握しておくことなく、何処に居ても、自動的に、最終列車に関する情報の通知を受け取ることが出来るシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】最終列車の発車時刻から前に遡った時間を、最終列車に関する情報を受け取る指定時間として指定するとともに、目的地となる行先情報例えば自宅情報を設定して、ユーザの携帯端末例えば携帯電話1から最終列車通知サーバ4の最終列車通知用データベース43にあらかじめ登録することにより、前記指定時間に到達した際に、最終列車通知サーバ4は、当該携帯端末1の現在位置を取得し、該現在位置に近い最寄りの駅から前記行先情報に近い駅に向かって発車する最終列車の発車時刻と経路とを検索して、当該携帯端末1に通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、最終列車自動通知方法及び最終列車自動通知システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話の現在の位置情報を検索すると共に、最寄り駅から目的駅までの経路及び時刻を検索するシステムが、特許文献1の特開2002−293241号公報「列車の案内方法及びそのシステム並びに携帯電話」や特許文献2の特開2002−293241号公報「列車経路案内方法および列車経路案内システム」に記載されている。
これらの従来のシステムは、いずれも、訪問者の検索要求を受け付けると、訪問者が所持する携帯電話の位置情報と訪問先の電話番号との双方から検索した位置情報に基づいて、それぞれ最寄りの駅を検索し、検索結果を訪問者の携帯電話に送信するシステムである。
【特許文献1】特開2002−293241号公報(第3−4頁)
【特許文献2】特開2005−212499号公報(第5−7頁)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前述のような従来の列車検索システムでは、最終列車に関する情報を得たいという場合には、最終列車の或る程度の時刻をあらかじめ把握しておき、それ以前の早い時刻に、列車の経路及び時間を検索しなければならないという問題があった。すなわち、最終列車の発車時刻が分からなくても、その発車時刻前までに、確実に、その最終列車に関する最寄り駅や発車時刻などの情報を入手することができない場合があるという問題があった。
【0004】
また、訪問者が移動中であった場合、最寄りの駅も、その時点での現在位置に最も近い駅が検索されてしまい、最終的に知りたい時点における最寄り駅から発車する最終列車に関する情報を得ることもできないという問題もあった。
【0005】
更には、従来の列車検索システムでは、訪問者が、訪問先との打ち合わせ中などで、携帯電話を使用することができない状況にあるか否かに関係なく、列車に関する情報を通知してくるため、不都合が生じるという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明は、かかる問題を解決するために、ユーザが、前もって、最終列車の発車時刻前に遡った時間を指定して、その時点における最寄り駅からの最終列車の発車時刻を通知するように設定しておくことにより、最終列車の発車時刻の指定した時間前の該当する時刻になった時点で、その時点における最寄り駅からの最終列車の発車時刻、経路を検索し、自動的に通知を受け取ることが出来るシステムを提供することに、その目的がある。
【0007】
すなわち、本発明の一つの目的は、ユーザが最終列車の発車時刻を事前に把握しておくことなく、何処に居ても、自動的に、最終列車に関する情報の通知を受け取ることが出来る最終列車自動通知方法及び最終列車自動通知システムを提供することにある。
【0008】
更に、本発明の他の目的は、ユーザのプレゼンス状態が、最終列車に関する情報を受け取り可能な状態にあった場合に、最終列車に関する情報の通知を受け取ることが出来るシステムを提供することにある。ここで、通知可能か否かを示すプレゼンス状態は、ユーザが任意に設定することが出来るようにする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の課題を解決するため、本発明による最終列車自動通知方法及び最終列車自動通知システムは、次のような特徴的な構成を採用している。
【0010】
(1)最終列車に関する情報をユーザが所持する携帯端末に通知する最終列車自動通知方法において、少なくとも、最終列車の発車時刻から前に遡った時間を、最終列車に関する情報を受け取る指定時間として指定するとともに、目的地となる行先情報を設定して、ユーザの当該携帯端末からあらかじめ登録することにより、前記指定時間に到達した際に、当該携帯端末の現在位置を取得し、該現在位置に近い最寄りの駅から前記行先情報に近い駅に向かって発車する最終列車の発車時刻と経路とを検索して、当該携帯端末に通知する最終列車自動通知方法。
(2)前記携帯端末に通知する時点として、前記指定時間に到達した時点の代わりに、あらかじめ前記携帯端末の現在位置を取得し、取得した該現在位置から最寄り駅までの距離に応じた時間を余裕時間として前記指定時間に加算した補正指定時間を用いる上記(1)の最終列車自動通知方法。
(3)現在位置に近い最寄りの駅から前記行先情報に近い駅に向かって発車する最終列車の発車時刻と経路とを、1個のみならず、複数個検索して、最終列車詳細情報として詳細情報領域に登録し、該詳細情報領域に登録した前記最終列車詳細情報の中から、最寄りの駅から最も遅く発車する最終列車を選択して、ユーザの前記携帯端末に通知する上記(1)または(2)の最終列車自動通知方法。
(4)最寄りの駅から最も遅く発車する最終列車を選択して、ユーザの前記携帯端末に通知する際に、前記最終列車詳細情報が登録されている前記詳細情報領域にアクセスすることが出来るアドレス情報を含めて通知する上記(3)の最終列車自動通知方法。
(5)ユーザの前記携帯端末は、通知された前記アドレス情報の前記詳細情報領域にアクセスして、前記最終列車詳細情報を表示することが出来る上記(4)の最終列車自動通知方法。
(6)ユーザの前記携帯端末の各プレゼンス状態に対応して、当該携帯端末へ最終列車に関する情報を通知可能な状態にあるか否かを、当該携帯端末の各プレゼンス状態における最終列車通知可否状態として、当該携帯端末からあらかじめ登録することにより、当該携帯端末があらかじめ指定した前記指定時間または当該携帯端末の現在位置から最寄り駅までの距離に応じた時間を余裕時間として前記指定時間に加算した補正指定時間に到達した際に、当該携帯端末の現在のプレゼンス状態を取得して、取得した現在のプレゼンス状態に基づいて、あらかじめ登録された当該携帯端末の各プレゼンス状態における最終列車通知可否状態を検索し、該最終列車通知可否状態の検索結果に基づいて、最終列車に関する情報を通知するか否かを判断する上記(1)ないし(5)のいずれかの最終列車自動通知方法。
(7)最終列車の発車時刻と経路とをユーザの前記携帯端末に通知する通知手段として、ショートメッセージ、電子メール、インスタントメッセージ、あるいは、音声応答のいずれか1ないし複数の手段を用いる上記(1)ないし(6)のいずれかの最終列車自動通知方法。
(8)最終列車に関する情報をユーザが所持する携帯端末に通知する最終列車自動通知システムにおいて、少なくとも、最終列車の発車時刻から前に遡った時間を、最終列車に関する情報を受け取る指定時間として指定するとともに、目的地となる行先情報を設定して、ユーザの当該携帯端末からあらかじめ登録することにより、前記指定時間に到達した際に、当該携帯端末の現在位置を取得し、該現在位置に近い最寄りの駅から前記行先情報に近い駅に向かって発車する最終列車の発車時刻と経路とを検索して、当該携帯端末に通知する最終列車自動通知システム。
(9)前記携帯端末に通知する時点として、前記指定時間に到達した時点の代わりに、あらかじめ前記携帯端末の現在位置を取得し、取得した該現在位置から最寄り駅までの距離に応じた時間を余裕時間として前記指定時間に加算した補正指定時間を用いる上記(8)の最終列車自動通知システム。
(10)現在位置に近い最寄りの駅から前記行先情報に近い駅に向かって発車する最終列車の発車時刻と経路とを、1個のみならず、複数個検索して、最終列車詳細情報として詳細情報領域に登録し、該詳細情報領域に登録した前記最終列車詳細情報の中から、最寄りの駅から最も遅く発車する最終列車を選択して、ユーザの前記携帯端末に通知する上記(8)または(9)の最終列車自動通知システム。
(11)最寄りの駅から最も遅く発車する最終列車を選択して、ユーザの前記携帯端末に通知する際に、前記最終列車詳細情報が登録されている前記詳細情報領域にアクセスすることが出来るアドレス情報を含めて通知する上記(10)の最終列車自動通知システム。
(12)ユーザの前記携帯端末は、通知された前記アドレス情報の前記詳細情報領域にアクセスして、前記最終列車詳細情報を表示させることが出来る上記(11)の最終列車自動通知システム。
(13)ユーザの前記携帯端末の各プレゼンス状態に対応して、当該携帯端末へ最終列車に関する情報を通知可能な状態にあるか否かを、当該携帯端末の各プレゼンス状態における最終列車通知可否状態として、当該携帯端末からあらかじめ登録することにより、当該携帯端末があらかじめ指定した前記指定時間または当該携帯端末の現在位置から最寄り駅までの距離に応じた時間を余裕時間として前記指定時間に加算した補正指定時間に到達した際に、当該携帯端末の現在のプレゼンス状態を取得して、取得した現在のプレゼンス状態に基づいて、あらかじめ登録された当該携帯端末の各プレゼンス状態における最終列車通知可否状態を検索し、該最終列車通知可否状態の検索結果に基づいて、最終列車に関する情報を通知するか否かを判断する上記(8)ないし(12)のいずれかの最終列車自動通知システム。
(14)最終列車の発車時刻と経路とをユーザの前記携帯端末に通知する通知手段として、ショートメッセージ、電子メール、インスタントメッセージ、あるいは、音声応答のいずれか1ないし複数の手段を用いる上記(8)ないし(13)のいずれかの最終列車自動通知システム。
【発明の効果】
【0011】
本発明の最終列車自動通知方法及び最終列車自動通知システムによれば、ユーザが最終列車の時刻を把握しておくことなく、最終列車の発車時刻よりも前に遡る時間を指定することにより、最終列車が発車する時刻になる前に、確実に、その時点でユーザが所在する場所に最も近い最寄り駅から最終列車が発車する発車時刻、経路などの通知を受け取ることが出来るという効果が得られる。
【0012】
また、ユーザが所持する携帯電話のプレゼンス状態と連携することにより、ユーザの意向に合わせた任意の通知可能な状態を設定することが出来、通知可能な状態にある場合にのみ通知を実施させることが出来るという効果も得られる。
【0013】
また、最終列車の通知を受け取る時間を指定した際に、更に、現在位置から該当する最寄り駅までの移動距離に比例した、移動時間を勘案して、通知する時刻を自動的に変更することも出来るという効果も得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明による最終列車自動通知方法及び最終列車自動通知システムの好適実施形態例について添付図を参照して説明する。
【0015】
(本発明の最終列車自動通知システムの一実施形態の構成)
まず、本発明の最終列車自動通知システムの一実施形態について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の最終列車自動通知システムの概略構成の一例を示すシステム構成図であり、本発明の最終列車自動通知方法を具体的に実現するシステム構成の一例を示している。
【0016】
図1に示すように、最終列車自動通知システム10は、位置取得サーバ2、プレゼンスサーバ3、最終列車通知サーバ4を少なくとも備えており、各サーバに対して、ユーザが所持する携帯電話1などからネットワーク5を介してアクセスすることが出来る。携帯電話1、位置取得サーバ2、プレゼンスサーバ3、最終列車通知サーバ4のいずれも、ハードウェア論理だけではなく、プログラム制御によって動作することも可能である。
【0017】
また、本実施形態では、ユーザが所持する携帯端末として携帯電話1を用いる場合について説明するが、携帯電話1の代わりに、携帯情報端末(PDA)や携帯ノートPCなどを用いることももちろん可能である。また、携帯電話1と、位置通知サーバ2、プレゼンスサーバ3、最終列車通知サーバ4の各サーバとの間のみならず、各サーバ間も、ネットワーク5を介して相互に接続することが出来る。ここで、ネットワーク5は、インターネットや公衆通信ネットワークや携帯電話などの無線通信ネットワークから構成されている。なお、位置通知サーバ2、プレゼンスサーバ3、最終列車通知サーバ4の各サーバを、同一サイトにまとめて配置するように構成する場合は、ネットワーク5を介することなく、直接、情報を送受信出来るように構成することも可能である。
【0018】
携帯電話1は、GPS機能や、あるいは、位置取得サーバ2と通信することにより、現在位置情報を検知する機能を有している。また、携帯電話1は、目的地となる行先情報例えば自宅などの自宅情報、現在のプレゼンス状態、各プレゼンス状態における最終列車通知の可/不可(各プレゼンス状態における最終列車通知可否状態)の設定、最終列車に関する情報を受け取る指定時間(例えば、ユーザの現在位置の最寄り駅から発車する最終列車の発車時刻から前に遡る1時間前など)を、当該携帯電話1に関するステータス情報として、プレゼンスサーバ3に対して通知する機能を有している。
【0019】
すなわち、携帯電話1が送信するステータス情報としては、例えば、目的地となる行先情報例えば自宅情報、当該携帯電話1の現在の状態を示すプレゼンス状態、最終列車通知要求情報などを含む。ここで、最終列車通知要求情報とは、当該携帯電話1の各プレゼンス状態における最終列車情報の通知の可/不可の設定、最終列車に関する情報の通知を受け取る指定時間を意味している。
【0020】
また、携帯電話1は、最終列車通知サーバ4から最終列車に関するメッセージを指定した時間に受信する機能を有しており、該メッセージに含まれているURL(Uniform Resource Locator)やIPアドレスに基づいて、最終列車通知サーバ4にアクセスして、最終列車に関する詳細情報(複数の最終列車それぞれに関する情報など)を受信して表示する機能を有している。
【0021】
位置取得サーバ2は、ネットワーク5または他のサーバとの情報の送受信を行う送受信部21と、携帯電話1の現在位置をGPSシステムや無線セル領域などにより算出する位置情報算出部22とを少なくとも備え、送受信部21にて、携帯電話1やプレゼンスサーバ3などの他サーバからの問い合わせ情報を受信した際に、検索対象の当該携帯電話1の位置を位置情報算出部22にて算出して、携帯電話1の現在位置情報として取得する機能と、取得した携帯電話1の現在位置情報を、送受信部21を介して、問い合わせ先のプレゼンスサーバ3などの他サーバへあるいは携帯電話1へ通知する機能と、を少なくとも有している。
【0022】
プレゼンスサーバ3は、ネットワーク5または他のサーバとの情報の送受信を行う送受信部31と、携帯電話1が送信してきた当該携帯電話1に関するステータス情報と位置取得サーバ2から取得した当該携帯電話1の現在位置情報とを当該携帯電話1に関するプレゼンス情報として蓄積するプレゼンスデータベース32とを少なくとも備え、携帯電話1が送信してきた当該携帯電話1に関するステータス情報と位置取得サーバ2から当該携帯電話1の現在位置情報とを送受信部31にて受信する機能を有している。
【0023】
また、プレゼンスサーバ3は、携帯電話1が送信してきた当該携帯電話1に関するステータス情報を送受信部31にて受信すると、当該携帯電話1の現在位置情報を、位置取得サーバ2から送受信部31を介して取得して、当該携帯電話1に関するステータス情報と現在位置情報とを、当該携帯電話1に関するプレゼンス情報としてプレゼンスデータベース32に保存する機能と、プレゼンスデータベース32に保存した当該携帯電話1に関するプレゼンス情報を、送受信部31を介して、最終列車通知サーバ4に対して送信する機能を有している。
【0024】
最終列車通知サーバ4は、ネットワーク5または他のサーバとの情報の送受信を行う送受信部41と、目的地への列車経路を検索する列車経路検索部42と、当該携帯電話1に関する最終列車の通知状態を蓄積する最終列車通知用データベース43とを少なくとも備えている。ここに、最終列車通知用データベース43に蓄積する最終列車通知状態とは、携帯電話1の現在位置情報、プレゼンスサーバ3から取得した当該携帯電話1の自宅情報(行先情報)、最終列車通知要求情報、および、列車経路検索部42にて検索された目的地への最終列車に関する詳細情報を含む情報である。
【0025】
最終列車通知サーバ4は、プレゼンスサーバ3が送信してきた、携帯電話1に関するプレゼンス情報(当該携帯電話1の現在位置情報と、自宅情報と、現在のプレゼンス状態、各プレゼンス状態における最終列車通知可/不可の状態と、最終列車の通知を受け取る指定時間)を送受信部41にて受信する機能を有している。
【0026】
さらに、最終列車通知サーバ4は、当該携帯電話1の現在のプレゼンス状態として、最終列車の通知が可能か不可能かを判断した上で、当該携帯電話1の現在位置情報と目的地となる自宅情報との双方からそれぞれの最寄り駅を列車経路検索部42にて数個検索し、目的地となる自宅の最寄り駅までの最終列車の経路を検索し、最終列車詳細情報として最終列車通知用データベース43の詳細情報領域に保存する機能を有している。
【0027】
また、最終列車通知サーバ4は、列車経路検索部42にて検索した複数個の経路(目的地となる自宅の最寄り駅までの最終列車の経路)の中から、例えば現在位置の最寄り駅で最も遅い発車時刻となる最終列車の経路を選択し、当該携帯電話1に対して、選択した最寄り駅、最終列車経路、発車時刻、更には、最終列車に関する詳細情報を参照することが出来るURL(あるいはIPアドレス)も含まれたメッセージを例えばメールとして送信する機能を有している。
【0028】
また、最終列車通知サーバ4は、携帯電話1からアクセスのあったURL(IPアドレス)に登録されている最終列車詳細情報を携帯電話1側に転送して表示するために、最も遅い発車時刻として選択した最寄り駅、最終列車経路、発車時刻のみならず、最終列車詳細情報として最終列車通知用データベース43に保存された複数個の最終列車の経路、最寄り駅、発車時刻を送出する機能を有している。
【0029】
(本実施形態の動作の説明)
次に、図2および図3のフローチャートを参照しながら、図1に示す最終列車通知システムの動作の一例について、さらに詳細に説明する。図2は、本発明の最終列車通知システムの動作の一例を説明するためのフローチャートであり、最終列車通知サーバ4が、ユーザからの最終列車通知の要求情報を取得して、最終列車通知用データベース43に登録するまでの動作の一例を説明している。図3は、本発明の最終列車通知システムの動作の図2の後で実行される動作の一例を説明するためのフローチャートであり、ユーザの携帯電話1に通知すべき時刻に到達した際に、最終列車通知サーバ4が、ユーザの現在位置から目的地に向かう最終列車に関する詳細情報を取得して、最終列車通知用データベース43に登録するとともに、選択した最終列車の経路、最寄り駅、発車時刻と、最終列車詳細情報を参照するためのアドレス情報とを、当該ユーザの携帯電話1に対して通知し、表示するまでの動作の一例を説明している。
【0030】
まず、図2のフローチャートを用いて、最終列車通知用サーバ43に登録するまでの動作の一例を説明する。まず、ユーザは、自らが所持する携帯電話1を用いて、目的地となる自宅情報、現在のプレゼンス状態、最終列車通知要求情報に含まれる情報の一つである最終列車の通知を受け取りたい時間(最寄り駅から発車する最終列車の発車時刻から前に遡った時間)を設定する(ステップS1)。更に、ユーザは、最終列車通知要求情報に含まれる情報の一つである、当該携帯電話1の各プレゼンス状態における最終列車の通知の実施可若しくは不可を指定する情報を設定する(ステップS2)。
【0031】
自宅情報とは、前述のように、最終列車の検索の際に使用する目的地となる住所情報あるいは駅情報であり、実際にユーザが居住している自宅情報だけでなく、目的地となる到着住所や到着駅として使用したい情報を用いることが出来る。
【0032】
現在のプレゼンス状態とは、当該携帯電話1の現在の状態を示すものであり、例えば、当該携帯電話1のユーザが外出しているとか、自宅に居るとか、当該携帯電話1が使用可能な状態にあるとか、使用不可能な状態にあるとか、他のユーザに貸与している状態にあるとか、など、最終列車に関する情報の通知を受け取るか否かを、ユーザの意向に合わせて任意の状態に指定することができる状態を示すものである。
【0033】
最終列車通知要求情報とは、前述したように、当該携帯電話1の各プレゼンス状態における最終列車通知可/不可の設定、最終列車の通知を受け取りたい指定時間情報(最終列車の発車時刻から前に遡った時間情報)などを含む情報である。
【0034】
ここで、最終列車の通知の実施可/不可の設定は、携帯電話1に設定されているプレゼンス状態に応じて、最終列車の通知を行なうか否かの設定であり、例えば、当該携帯電話1のユーザの現在のプレゼンス状態が、外出中の場合は、通知を行い、自宅の場合は、通知を行なわないという設定をユーザの意向に応じて任意に行うことが出来る。
【0035】
また、最終列車の通知を受け取りたい指定時間とは、前述したように、ユーザが所在する場所に最も近い最終列車の発車駅、発車時刻を当該携帯電話1に対して通知するタイミングの設定であり、例えば、最終列車の発車時刻から30分前とか1時間前とか通知を受けたい任意の時間を、すなわち、最終列車発車時刻から前に遡った時間を指定時間として指定することが出来る。更には、最終列車通知サーバ4にて、携帯電話1の位置情報と最寄り駅情報とから得た双方の間の距離に比例した時間を余裕時間として割り当てて、余裕時間を指定時間に加算して補正した補正指定時間を通知を受け取る時間として用いることも出来る。
【0036】
図2のフローチャートに戻って、携帯電話1が、プレゼンスサーバ3に対して、ステップS1、S2で設定した情報(自宅情報、現在のプレゼンス状態、最終列車通知要求情報)を送信すると、プレゼンスサーバ3は、当該携帯電話1の携帯電話番号からユーザを特定し、当該携帯電話1から受信した自宅情報、現在のプレゼンス状態、最終列車通知要求情報を、当該携帯電話1のステータス情報としてプレゼンスデータベース32の当該ユーザ領域に保存する(ステップS3)。
【0037】
さらに、プレゼンスサーバ3は、受信した情報に含まれている当該ユーザの現在のプレゼンス状態をチェックし、最終列車の通知の実施が可能か否かを確認する(ステップS4)。通知の実施が可能な場合には(ステップS4のYES)、位置取得サーバ2に対して、当該ユーザが所持している携帯電話1の現在の位置情報を問い合わせ、位置取得サーバ2から現在の位置情報を入手し、プレゼンスデータベース32の当該ユーザ領域に保存する(ステップS6)。
【0038】
一方、最終列車の通知の実施が不可能な場合は(ステップS4のNO)、当該ユーザのプレゼンス状態が通知の実施が可能な状態に変更されるまで、最終列車の通知に関する処理を実施しない状態に設定した後(ステップS5)、プレゼンス状態が最終列車の通知の実施が可能な状態に変更されたか否かを監視する(ステップS7)。変更されない間は(ステップS7のNO)、ステップS5とS7との間の待機状態を繰り返す。ここで、プレゼンス状態が最終列車の通知の実施が可能な状態に変更した場合(ステップS7のYES)、ステップS6に移行して、位置取得サーバ2から現在位置情報を取得して、プレゼンスデータベース32の該当のユーザ領域に保存する(ステップS6)。
【0039】
しかる後、プレゼンスサーバ3は、プレゼンスデータベース32の当該ユーザ領域に保存したプレゼンス情報すなわち現在位置情報、自宅情報、最終列車通知要求情報などを、最終列車通知サーバ4に対して送信する(ステップS8)。これらのプレゼンス情報を受信した最終列車通知サーバ4は、最終列車通知用データベース43に、当該ユーザからの要求情報として一旦保存する(ステップS9)。ここまでの動作にて、最終列車通知のための事前登録が完了し、最終列車通知サーバ4は、以降、最終列車通知用データベース43に登録された最終列車通知要求情報の中に含まれている、最終列車の通知を受け取りたい指定時間に達するか否かを監視する動作を行う。
【0040】
次に、図3に示すフローチャートを用いて、最終列車通知サーバ4における時間監視、最終列車に関する情報の携帯電話1への通知動作について説明する。最終列車通知サーバ4は、まず、最終列車の通知を行う指定時間に至るまでの間に、当該ユーザの携帯電話1が移動したか否かをプレゼンスサーバ3に問い合わせることにより確認する(ステップS10)。プレゼンスサーバ3は、さらに、位置取得サーバ2に問い合わせることにより、当該ユーザの携帯電話1が移動しているか否かを確認して、移動の有無を最終列車通知サーバ4に返送する。
【0041】
ここで、携帯電話1が移動していた場合(ステップS10のYES)、最終列車通知サーバ4は、プレゼンスサーバ3から当該ユーザの携帯電話1の現在位置情報と現在のプレゼンス状態とを再取得する(ステップS11)。かかる携帯電話1の現在位置の変更の有無を確認しながら、最終列車の通知指定時間に達した場合(ステップS12)、最終列車通知サーバ4は、該携帯電話1の最終列車通知要求情報に含まれている各プレゼンス状態における最終列車通知可/不可の設定と取得した現在のプレゼンス状態とを照合して、現在のプレゼンス状態が、最終列車の発車駅、発車時刻の通知が可能な状態にあるか否かを確認する(ステップS13)。最終列車の通知が実施不可能な状態にある場合は(ステップS13のNO)、そのまま、最終列車通知処理を終了する。
【0042】
このような実施不可能な状態にある場合、携帯電話1のプレゼンス状態として最終列車通知が可能にならない限り、一切、処理は行なわない。ただし、最終列車の通知指定時刻は、1個のみならず、1時間前または30分前などのように、複数の時間を指定しておくことも可能であり、この場合は、次の指定時間についても、前述の動作を再度繰り返すようになる。
【0043】
一方、最終列車の通知が可能な状態にあった場合は(ステップS13のYES)、プレゼンスサーバ3から、再度、当該携帯電話1の最新の現在位置情報を入手し直す(ステップS14)。プレゼンスサーバ3から最新の位置情報を入手した最終列車通知サーバ4は、入手した現在位置情報と最終列車通知用データベース43に登録されている自宅情報とを用いて、列車経路検索部42にて、現在位置の最寄り駅から目的地となる自宅情報の最寄り駅までの最終列車の経路と発車時刻とを検索する(ステップS15)。
【0044】
ここで、列車経路検索部42では、現在位置と自宅情報との双方の最寄り駅間の最終列車の経路と発車時刻とを、詳細な検索情報として、複数個検索しており、これらの複数の最終列車に関する詳細情報は、最終列車通知用データベース43の当該ユーザ領域内にある最終列車詳細情報の領域に登録される。しかる後、これら複数の最終列車に関する詳細情報のうち、例えば、現在位置に最寄りの駅から最も遅く発車する最終列車を選択する。
【0045】
選択された最寄り駅間の最終列車の経路と発車時刻とに関するメッセージは、最終列車通知サーバ4から携帯電話1に対して送信される(ステップS16)。かかるメッセージの送受信方法としては、例えば、ショートメッセージやメールによる送信の他に、インスタントメッセージによる送信も可能であるし、場合によっては、音声応答による通知も可能であるし、これらの通知手段と1ないし複数の任意の組み合わせも用いるようにしても良い。
【0046】
最後に、携帯電話1は、送信されてきたメッセージを受信すると、受信アラームにより、ユーザにメッセージを受信したことを伝え、受信したメッセージを表示する(ステップS17)。これにより、ユーザは、自動的に最終列車の最寄り駅からの発車時刻を知ることが出来るとともに、当該最終列車の経路も把握することが出来る。
【0047】
なお、送信されるメッセージには、複数の最終列車に関する詳細情報が登録されている最終列車通知用データベース43の当該ユーザ領域内にある最終列車通知状態のアドレスURL(IPアドレス)も含まれている。したがって、当該携帯電話1のユーザは、メッセージに記載されている最終列車とは異なる別の最終列車に関する情報も知りたい場合には、該メッセージに含まれているURLを選択してその詳細情報を表示する旨の要求を行うことも出来る。最終列車通知サーバ4が、ユーザの詳細情報の表示指示を受け付けた携帯電話1から、その旨の要求を受け取ると(ステップS18のYES)、最終列車通知サーバ4は、URLが示す最終列車通知用データベース43の当該ユーザ領域内にある最終列車通知状態にアクセスして、複数の最終列車に関する詳細情報を、当該携帯電話1に対して送信する(ステップS19)。
【0048】
この結果、ユーザは、最寄り駅、最終列車経路、発車時刻に関する更なる詳細情報を参照することが出来、例えば、最終列車の一つ前の時刻の列車に関する発車駅、発車時刻、経路を知ることも出来る。
【0049】
以上に詳細に説明したように、本発明によれば、ユーザが最終列車の時刻を把握しておくことなく、最終列車の発車時刻よりも前に遡る時間をあらかじめ指定することにより、最終列車が発車する時刻になる前までに、確実に、その時点でユーザが所在する場所に最も近い最寄り駅から最終列車が発車する発車時刻、経路などの通知を受け取ることが出来る。
【0050】
また、ユーザが所持する携帯電話1のプレゼンス状態と連携することにより、ユーザの意向に合わせた任意の通知可能な状態を設定することが出来、通知可能な状態にある場合にのみ通知を実施させることが出来るという効果も得られる。
【0051】
また、最終列車の通知を受け取る時間を指定した際に、更に、現在位置から該当する最寄り駅までの移動距離に比例した、移動時間を勘案して、通知する時刻を自動的に変更することも出来るという効果も得られる。
【0052】
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることは、当業者には容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の最終列車自動通知システムの概略構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の最終列車通知システムの動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の最終列車通知システムの動作の図2の後で実行される動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0054】
1 携帯電話
2 位置取得サーバ
3 プレゼンスサーバ
4 最終列車通知サーバ
5 ネットワーク
10 最終列車自動通知システム
21 送受信部
22 位置情報算出部
31 送受信部
32 プレゼンスデータベース
41 送受信部
42 列車経路検索部
43 最終列車通知用データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
最終列車に関する情報をユーザが所持する携帯端末に通知する最終列車自動通知方法において、少なくとも、最終列車の発車時刻から前に遡った時間を、最終列車に関する情報を受け取る指定時間として指定するとともに、目的地となる行先情報を設定して、ユーザの当該携帯端末からあらかじめ登録することにより、前記指定時間に到達した際に、当該携帯端末の現在位置を取得し、該現在位置に近い最寄りの駅から前記行先情報に近い駅に向かって発車する最終列車の発車時刻と経路とを検索して、当該携帯端末に通知することを特徴とする最終列車自動通知方法。
【請求項2】
前記携帯端末に通知する時点として、前記指定時間に到達した時点の代わりに、あらかじめ前記携帯端末の現在位置を取得し、取得した該現在位置から最寄り駅までの距離に応じた時間を余裕時間として前記指定時間に加算した補正指定時間を用いることを特徴とする請求項1に記載の最終列車自動通知方法。
【請求項3】
現在位置に近い最寄りの駅から前記行先情報に近い駅に向かって発車する最終列車の発車時刻と経路とを、1個のみならず、複数個検索して、最終列車詳細情報として詳細情報領域に登録し、該詳細情報領域に登録した前記最終列車詳細情報の中から、最寄りの駅から最も遅く発車する最終列車を選択して、ユーザの前記携帯端末に通知することを特徴とする請求項1または2に記載の最終列車自動通知方法。
【請求項4】
最寄りの駅から最も遅く発車する最終列車を選択して、ユーザの前記携帯端末に通知する際に、前記最終列車詳細情報が登録されている前記詳細情報領域にアクセスすることが出来るアドレス情報を含めて通知することを特徴とする請求項3に記載の最終列車自動通知方法。
【請求項5】
ユーザの前記携帯端末は、通知された前記アドレス情報の前記詳細情報領域にアクセスして、前記最終列車詳細情報を表示することが出来ることを特徴とする請求項4に記載の最終列車自動通知方法。
【請求項6】
ユーザの前記携帯端末の各プレゼンス状態に対応して、当該携帯端末へ最終列車に関する情報を通知可能な状態にあるか否かを、当該携帯端末の各プレゼンス状態における最終列車通知可否状態として、当該携帯端末からあらかじめ登録することにより、当該携帯端末があらかじめ指定した前記指定時間または当該携帯端末の現在位置から最寄り駅までの距離に応じた時間を余裕時間として前記指定時間に加算した補正指定時間に到達した際に、当該携帯端末の現在のプレゼンス状態を取得して、取得した現在のプレゼンス状態に基づいて、あらかじめ登録された当該携帯端末の各プレゼンス状態における最終列車通知可否状態を検索し、該最終列車通知可否状態の検索結果に基づいて、最終列車に関する情報を通知するか否かを判断することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の最終列車自動通知方法。
【請求項7】
最終列車の発車時刻と経路とをユーザの前記携帯端末に通知する通知手段として、ショートメッセージ、電子メール、インスタントメッセージ、あるいは、音声応答のいずれか1ないし複数の手段を用いることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の最終列車自動通知方法。
【請求項8】
最終列車に関する情報をユーザが所持する携帯端末に通知する最終列車自動通知システムにおいて、少なくとも、最終列車の発車時刻から前に遡った時間を、最終列車に関する情報を受け取る指定時間として指定するとともに、目的地となる行先情報を設定して、ユーザの当該携帯端末からあらかじめ登録することにより、前記指定時間に到達した際に、当該携帯端末の現在位置を取得し、該現在位置に近い最寄りの駅から前記行先情報に近い駅に向かって発車する最終列車の発車時刻と経路とを検索して、当該携帯端末に通知することを特徴とする最終列車自動通知システム。
【請求項9】
前記携帯端末に通知する時点として、前記指定時間に到達した時点の代わりに、あらかじめ前記携帯端末の現在位置を取得し、取得した該現在位置から最寄り駅までの距離に応じた時間を余裕時間として前記指定時間に加算した補正指定時間を用いることを特徴とする請求項8に記載の最終列車自動通知システム。
【請求項10】
現在位置に近い最寄りの駅から前記行先情報に近い駅に向かって発車する最終列車の発車時刻と経路とを、1個のみならず、複数個検索して、最終列車詳細情報として詳細情報領域に登録し、該詳細情報領域に登録した前記最終列車詳細情報の中から、最寄りの駅から最も遅く発車する最終列車を選択して、ユーザの前記携帯端末に通知することを特徴とする請求項8または9に記載の最終列車自動通知システム。
【請求項11】
最寄りの駅から最も遅く発車する最終列車を選択して、ユーザの前記携帯端末に通知する際に、前記最終列車詳細情報が登録されている前記詳細情報領域にアクセスすることが出来るアドレス情報を含めて通知することを特徴とする請求項10に記載の最終列車自動通知システム。
【請求項12】
ユーザの前記携帯端末は、通知された前記アドレス情報の前記詳細情報領域にアクセスして、前記最終列車詳細情報を表示させることが出来ることを特徴とする請求項11に記載の最終列車自動通知システム。
【請求項13】
ユーザの前記携帯端末の各プレゼンス状態に対応して、当該携帯端末へ最終列車に関する情報を通知可能な状態にあるか否かを、当該携帯端末の各プレゼンス状態における最終列車通知可否状態として、当該携帯端末からあらかじめ登録することにより、当該携帯端末があらかじめ指定した前記指定時間または当該携帯端末の現在位置から最寄り駅までの距離に応じた時間を余裕時間として前記指定時間に加算した補正指定時間に到達した際に、当該携帯端末の現在のプレゼンス状態を取得して、取得した現在のプレゼンス状態に基づいて、あらかじめ登録された当該携帯端末の各プレゼンス状態における最終列車通知可否状態を検索し、該最終列車通知可否状態の検索結果に基づいて、最終列車に関する情報を通知するか否かを判断することを特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載の最終列車自動通知システム。
【請求項14】
最終列車の発車時刻と経路とをユーザの前記携帯端末に通知する通知手段として、ショートメッセージ、電子メール、インスタントメッセージ、あるいは、音声応答のいずれか1ないし複数の手段を用いることを特徴とする請求項8ないし13のいずれかに記載の最終列車自動通知システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−186117(P2007−186117A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−6313(P2006−6313)
【出願日】平成18年1月13日(2006.1.13)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】