説明

樹脂封止装置

【課題】確実且つ早期に封止異常を検出する。
【解決手段】上型102と、上型102に対向して配置され上型102に対して接近・離反可能な下型104とを有し、上下金型102、104の少なくとも一方の対向面の少なくとも一部に形成されたキャビティ140において被成形品160を樹脂150にて圧縮封止する樹脂封止装置100を、上下金型102、104が接近する際の両金型の相対位置を検知可能なエンコーダ122と、上下金型102、104の接近によって変化する圧力を検知可能なロードセル128と、検知された位置情報及び圧力情報であって、正常に封止が行なわれた際の正常時位置情報及び正常時圧力情報を記憶可能な記憶部132と、正常時位置情報及び正常時圧力情報と、現在の封止作業において検知されている位置情報及び圧力情報との比較に基づいて封止異常を判断する演算部130と、を備えるように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂封止装置、詳しくは圧縮成形型の樹脂封止装置の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図4に示す圧縮成形型の樹脂封止装置2が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
この樹脂封止装置2は、上型12と、該上型12に対向して配置され該上型12に対して接近・離反可能な下型14とを有し、該上下金型12、14の少なくとも一方の対向面の少なくとも一部に形成された成形空間(キャビティ)46においてセラミック基板(被成形品)6を樹脂8にて圧縮封止する構成とされている。
【0004】
樹脂封止装置2においては、その構成上、投入する樹脂8の量が、事実上成形品(封止後のセラミック基板6)の仕上がり精度を支配することとなるため、樹脂8の量が厳密に調整された上で投入されている。
【0005】
【特許文献1】特開2005−305951号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、樹脂の調整が正確に行われず、誤って多くの樹脂がキャビティ内に投入されることもある。又、キャビティ内に本来在るべきでない異物等(例えば樹脂バリ)が存在する場合もある。これらの場合には、結果的に圧縮成形時のキャビティの空き容量よりも多くの樹脂が投入されたこととなり、圧縮する工程において樹脂が溢れてしまう場合があった。又、被成形品を正常にクランプできていなかったり、金型の動きに異常がある場合にも、圧縮する過程において樹脂が漏れ出す場合があった。
【0007】
このような樹脂漏れ(溢れ)が起きた状態のまま完全に圧縮してしまうと、漏れた(溢れた)樹脂が金型等の広い範囲に拡散して付着するため清掃の手間が煩雑となり、装置を長時間に亘って停止させなければならない等の問題がある。又、漏れた(溢れた)樹脂がバリとなって、次回以降の封止に対して影響を与える問題もあった。
【0008】
本発明は、このような問題点を解決するべくなされたものであって、特に樹脂の漏れ(溢れ)や異物の混入に起因する封止異常を早期に且つ的確に検知し、こうした封止異常に伴って発生する不具合を最小限に抑えることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、第1の金型と、該第1の金型に対向して配置され該第1の金型に対して接近・離反可能な第2の金型とを有し、該第1、第2の金型の少なくとも一方の対向面の少なくとも一部に形成されたキャビティにおいて被成形品を樹脂にて圧縮封止する樹脂封止装置であって、前記第1、第2の金型が接近する際の両金型の相対位置を検知可能な位置検知部と、前記第1、第2の金型の接近によって変化する圧力を検知可能な圧力検知部と、前記位置検知部により検知された位置情報及び前記圧力検知部により検知された圧力情報であって、正常に封止が行なわれた際の正常時位置情報及び正常時圧力情報を記憶可能な記憶部と、前記正常時位置情報及び前記正常時圧力情報と、現在の封止作業において検知されている前記位置情報及び前記圧力情報との比較に基づいて封止異常を判断する演算部と、を備えた構成とすることで、上記課題を解決するものである。
【0010】
このような構成を採用することによって、封止異常の発生を圧力上昇の段階の途中で早期に検知することができ、例えば、直ちに金型の動き(圧縮)を止めることができるため、漏れ(溢れ)出た樹脂が広い範囲に拡散することを防止することができる。
【0011】
発明者は、封止工程における所定の過程(例えば圧縮工程)において、金型の各部(例えばキャビティなど)の圧力が変化することに着目し、この変化する圧力と当該工程における金型の位置(相対位置)との関係を封止毎に比較することで、樹脂漏れを確実且つ早期に検知できることを見出した。即ち、正常に(樹脂漏れ等がない状態で)封止が行われた際の、金型の相対位置とそれに対応する圧力を予め記憶させておき、各回の封止の際に、当該同じ位置での圧力をそれぞれ検知して比較する。その結果、樹脂漏れ(溢れ)が生じた場合には、この圧力が正常時のものよりも低くなるはずである。又、異物等が混入している場合には、樹脂漏れ(溢れ)に先立って、一旦、正常時の圧力よりも高くなるはずである。本発明では、この差が所定の差よりも大きくなった場合に速やかに封止異常と判定できるため、所定の処理(例えば、金型の駆動源の駆動の停止)を確実且つ早期に行うことができる。
【0012】
又、更に、前記正常時位置情報及び前記正常時圧力情報の少なくとも一方に対して、所定の許容範囲を設定可能な設定部を備え、現在の封止作業において検知されている前記位置情報及び前記圧力情報の少なくとも一方が当該許容範囲内であるか否かを判断することにより、前記封止異常と判断するような構成とすれば、必要に応じて過敏な反応を抑制することができる。
【0013】
又、位置検知部として、第1、第2の金型の駆動源となるモータに備わるエンコーダの情報を利用すれば、新たに位置検知部を設ける必要がなく、低コストで実現することが可能となる。
【0014】
又、圧力検知部を、キャビティに配置すれば、樹脂漏れ(溢れ)をより直接的に検知ですることができる。
【0015】
又、第1、第2の金型の接近・離反が、第1、第2の金型の少なくとも一方に連結されたボールねじを介して行われる構成とし、圧力検知部を、当該ボールねじの連結された部位に配置してもよい。
【0016】
又、正常時位置情報及び正常時圧力情報が、正常な封止が行われる毎に最新の情報が加味された上で更新されるように構成すれば、時々刻々と変化する周囲の環境(例えば温度・湿度など)に柔軟に対応することができる。勿論、正常な封止が行われる毎に最新の情報で全面的に更新されるような構成としてもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明を適用することにより、確実且つ早期に封止異常を検出することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明にかかる樹脂封止装置100の概略構成図である。なお図1は、該樹脂封止装置100の概略をその機能に着目して模式的に示したものであり、実際の装置の具体的構成とは必ずしも一致していない。
【0020】
この樹脂封止装置100は、半導体チップ162を搭載した被成形品160に対して樹脂150を加熱圧縮成形し、半導体チップ162の搭載部分を樹脂封止するもので、上型(第1の金型)102及び該上型102と対向する下型(第2の金型)104を備える。下型104は、枠状金型106と圧縮金型108とから構成されている。上型102は、この樹脂封止装置100では固定とされており、下型104がモータ120によって(枠状金型106及び圧縮金型108ごと)上下動する構成とされている。
【0021】
このモータ120は、自身の出力軸120Aに備わるプーリ及びベルト124を介して、ボールねじ126と連結されている。又、このボールねじ126は圧縮金型108の下面(図1において下面)に、ロードセル(圧力検知部)128を介して連結された構成とされている。即ち、モータ120の駆動によって、下型104全体が、上型102に対して進退動(上下動)可能な構成とされている。
【0022】
枠状金型106は、上型102と対向して配置されており、貫通孔106Aを備える。圧縮金型108は、該貫通孔106Aに嵌合しながら上型102に対して進退動可能である。枠状金型106は、ばね110を介して圧縮金型108に取り付けられている。ばね110は、枠状金型106を常時上型102の方向(図1の上方向)に付勢している。又、この枠状金型106は、別途引き下げ駆動部(図示していない)に接続されており、必要に応じて、該引き下げ駆動部の駆動により、ばね110の付勢力に抗して枠状金型106のみを引き下げ駆動可能である。
【0023】
又、樹脂封止装置100には、ロードセル(圧力検知部)128の検知した圧力情報を所定のタイミングで監視している演算部130が備わっている。又、この演算部130は、同時に、モータ120に備わるエンコーダ122の情報を所定のタイミングで取り込んでいる。このエンコーダ122は、本来的にはモータ120の回転を制御するために備わっているものであるが、当該モータ120の回転によって結果的に、下型104の上型に対する相対位置を検知することが可能である。よって、このエンコーダ122を「位置検知部」として機能させ、当該エンコーダ122の情報を上型102と下型104との相対位置情報として利用している。その結果、別途位置検知部を新たに設ける必要がなく、低コストで実現可能となっている。勿論必要に応じて、独立した位置検知部を設けてもよい。例えば、ボールねじ126の回転を直接監視するような構成としてもよい。
【0024】
演算部130には、取り込んだ圧力情報及び位置情報を必要に応じて記憶可能な記憶部132が接続されている。又、演算部130には、設定部134が接続され、各種設定(詳細は後述する)が可能な構成とされている。
【0025】
なお、上型102、枠状金型106、及び圧縮金型108には、封止用の樹脂150を加熱するためのヒータ(図示しない)がそれぞれ搭載されている。
【0026】
樹脂封止装置100は、この他、圧縮金型108上に封止用の樹脂150を投入するための投入機構(図示しない)を備えている。投入された樹脂150は、圧縮金型108の対向面、枠状金型106の貫通孔106A、及び上型102の対向面で囲まれるキャビティ140内で加熱圧縮成形され、被成形品160の半導体チップ162の部分を封止する。上型102には、被成形品160を仮保持する吸着手段あるいはチャッキング手段(図示しない)が付設されている。
【0027】
又、下型104と投入される封止用の樹脂150との間に、リリースフィルム等の離型促進材を介在するように構成してもよい。
【0028】
次に、この樹脂封止装置100の作用を説明する。
【0029】
図2(A)〜(E)は、樹脂封止装置100において実行される封止工程図(封止から離型までの動作を説明した図)である。
【0030】
先ず、図2(A)に示されるように、半導体チップ162を搭載した被成形品160を、上型102に吸着又はチャッキングなどの手段により保持させた後、封止用の樹脂150を枠状金型106と圧縮金型108とで形成されるキャビティ140に投入する。この過程では、圧力検知部であるロードセル128(図2においては示していない)の検知する圧力に大きな変化は現れない。
【0031】
次に、図2(B)に示されるように、下型104、即ち枠状金型106及び圧縮金型108をモータ120によって上型102側へ駆動・上昇させ、被成形品160を上型102と枠状金型106とでクランプする。この過程から、ロードセル128の検知する圧力に変化が生じはじめる。
【0032】
この状態で下型104をさらに上昇させると、図2(C)に示されるように、ばね110を圧縮させながら圧縮金型108による型締めが進行し、樹脂150が加熱・圧縮成形され、半導体チップ162の部分が樹脂封止される。このときロードセル128の検知する圧力は次第に大きくなっていく。
【0033】
その後、図2(D)に示されるように、樹脂150が上下金型102、104から取り出せる程度に硬化した後、引き下げ駆動部(図示していない)を駆動することによって枠状金型106を引き下げ、上型102とのクランプ状態を解く。
【0034】
続いて図2(E)に示されるように、図2(D)の状態からさらに下型104全体を引き下げると、被成形品160のうち、封止されていない部分160A、160Bが金型(この実施形態の場合は上型102及び枠状金型106)から離反し、樹脂150のみが特定の金型(この実施形態の場合圧縮金型108)に接している状態が形成される。
【0035】
最後に、被成形品160を圧縮金型108から離反させる処理を行なった後、図示せぬ吸着などの手段により取り出される。その後、次回の封止作業へと移行する。
【0036】
上記図2(B)〜(C)の工程(圧縮工程)において、圧力検知部であるロードセル128で検知された情報(圧力情報)の変化例を図3に示す。この図3は、当該ロードセル128から得られる情報と位置検知部であるエンコーダ122から得られる情報とを関連付けたグラフである。即ち、圧縮工程における上下金型102、104の相対位置毎に、その時点での圧力がどの程度であったかを示すグラフである。縦軸が圧力、横軸が相対位置を示している。
【0037】
樹脂封止装置100を始めて使用する場合や、封止対象の被成形品の種類が変更された場合には、先ず、正常封止時の情報を記憶部132に記憶させる必要がある。そこで予め数回の封止作業を行わせ、正常時圧力情報及び正常時位置情報(以下単に「正常時情報」という場合がある)を演算部130に取り込み且つ、記憶部132に記憶させておく。
【0038】
記憶部132に正常封止時の情報が記憶されると、次回以降の封止毎に、該当する位置(位置情報)に対応した圧力(圧力情報)を取り込んで、比較する。このとき、正常時圧力情報に必要に応じてある程度の許容範囲α(図3参照)を設定しておくことによって、敏感に封止異常と判定してしまうことを防止している。この設定は、演算部130に接続された設定部134により自由に設定・変更可能である。なお、正常時圧力情報のみならず、正常時位置情報に許容範囲を設定してもよいし、両方に許容範囲を設定することも勿論可能である。
【0039】
その比較の結果、現在進行している封止の工程において取り込まれる情報が、正常時の情報と異なる(許容範囲を超えた)場合に「封止異常」と判定され、直ちにモータ120の駆動を停止させる。勿論、その他にも、ランプ等により異常が発生したことを知らせたり、ブザー音を鳴らす等の処理を独立して又は併用的に行なってもよい。
【0040】
又、封止の結果、異常と判定されなかった場合には、当該回の検知情報が正常時情報として参酌される。この参酌方法は種々の態様が想定でき、例えば、当該回の検知情報で全面的に正常時情報を書き換えるような構成としてもよい。又、当該回の検知情報を過去の全ての正常時情報に含めた上でその平均値をもって次回以降に使用する正常時情報としてもよい。更に、当該回の検知情報を含めた過去の所定の封止回数分(例えば10回分)の平均値をもって次回以降に使用する正常時情報として利用してもよい。このようにすれば、時々刻々変化する周囲の環境(例えば温度や湿度)等の影響を反映させることが可能となり、より制度の高い判定が可能となる。
【0041】
これにより、樹脂漏れ(溢れ)の発生を早期に検知することができ、更に、直ちに金型の動き(圧縮)を止めることができるため、漏れ(溢れ)出た樹脂が広い範囲に拡散することを防止することができる。
【0042】
なお、上記実施形態おいては、圧力検知部として、ボールねじ126と圧縮金型108の連結部位に配置されたロードセル128を利用しているが、圧力検知部の構成はこれに限定されるもではない。例えば、キャビティ140部分に圧力センサ等を設け圧力検知部としてもよい。更には、駆動源(本実施形態ではモータ102)の負荷等から圧力を導けるような場合には、そのような情報を利用して圧力検知部としてもよい。直接又は間接的に、圧縮工程における圧力の変化を導くことができる限りにおいて、本発明の意図する圧力検知部を構成し得る。
【0043】
又、上記実施形態においては、上下金型102、104の接近・離反をボールねじ126を介して駆動していたが、このような構成に限定されるものではない。金型を接近・離反可能な限りにおいて、例えば、流体アクチュエータ等の様々な推力発生装置を利用することが可能である。
【0044】
又、上記実施形態においては、本発明を適用するための樹脂封止装置として、上型(第1の金型)と該上型と対向して配置され貫通孔を有する枠状金型及びこの貫通孔に嵌合して上型に対して進退動可能な圧縮金型を有する下型と、を備えた構成のものが採用されていたが、本発明を適用するための樹脂封止装置の具体的な構成は、特にこの構成に限定されない。例えば、上型側の方に枠状金型と圧縮金型が形成されているものであってもよく、更には、上型及び下型の双方に枠状金型と圧縮金型が形成されているものであってもよい。又、必ずしも、枠状金型と圧縮金型の組合せとされている必要もない。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、半導体チップ等の半導体製品を樹脂にて圧縮封止する際に特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明にかかる樹脂封止装置100の概略構成図
【図2】上記樹脂封止装置100において実行される封止工程図
【図3】圧力検知部及び位置検知部から得られる情報の関係例を示したグラフ
【図4】特許文献1に記載される樹脂封止装置
【符号の説明】
【0047】
100…樹脂封止装置
102…上型
104…下型
106…枠状金型
108…圧縮金型
110…ばね
120…モータ
122…エンコーダ
124…ベルト
126…ボールねじ
128…ロードセル
130…演算部
132…記憶部
134…設定部
140…キャビティ
150…樹脂
160…被成形品
162…半導体チップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の金型と、該第1の金型に対向して配置され該第1の金型に対して接近・離反可能な第2の金型とを有し、該第1、第2の金型の少なくとも一方の対向面の少なくとも一部に形成されたキャビティにおいて被成形品を樹脂にて圧縮封止する樹脂封止装置であって、
前記第1、第2の金型が接近する際の両金型の相対位置を検知可能な位置検知部と、
前記第1、第2の金型の接近によって変化する圧力を検知可能な圧力検知部と、
前記位置検知部により検知された位置情報及び前記圧力検知部により検知された圧力情報であって、正常に封止が行なわれた際の正常時位置情報及び正常時圧力情報を記憶可能な記憶部と、
前記正常時位置情報及び前記正常時圧力情報と、現在の封止作業において検知されている前記位置情報及び前記圧力情報との比較に基づいて封止異常を判断する演算部と、を備えた
ことを特徴とする樹脂封止装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記演算部により封止異常と判断された場合に、前記第1、第2の金型の駆動源の駆動を停止する
ことを特徴とする樹脂封止装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、
更に、前記正常時位置情報及び前記正常時圧力情報の少なくとも一方に対して、所定の許容範囲を設定可能な設定部を備え、
現在の封止作業において検知されている前記位置情報及び前記圧力情報の少なくとも一方が当該許容範囲内であるか否かを判断することにより、前記封止異常と判断する
ことを特徴とする樹脂封止装置。
【請求項4】
請求項1乃至3において、
前記位置検知部が、前記第1、第2の金型の駆動源となるモータに備わるエンコーダである
ことを特徴とする樹脂封止装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかにおいて、
前記圧力検知部が、前記キャビティに配置されている
ことを特徴とする樹脂封止装置。
【請求項6】
請求項1乃至4のいずれかにおいて、
前記第1、第2の金型の接近・離反が、前記第1、第2の金型の少なくとも一方に連結されたボールねじを介して行われる構成とされ、
前記圧力検知部が、当該ボールねじの連結された部位に配置されている
ことを特徴とする樹脂封止装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記正常時位置情報及び前記正常時圧力情報が、正常な封止が行われる毎に最新の情報が加味された上で更新される
ことを特徴とする樹脂封止装置。
【請求項8】
請求項1乃至6のいずれかにおいて、
前記正常時位置情報及び前記正常時圧力情報が、正常な封止が行われる毎に最新の情報で更新される
ことを特徴とする樹脂封止装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−183827(P2008−183827A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−19941(P2007−19941)
【出願日】平成19年1月30日(2007.1.30)
【出願人】(000002107)住友重機械工業株式会社 (2,241)
【Fターム(参考)】