説明

移動体用アプリケーション実行装置

【課題】場所毎に装置を製造することなく、また、場所が移動したときにアプリケーションソフトが対応できなくなる不具合を解消する。
【解決手段】ナビゲーション装置において、制御回路は、GPS受信装置の信号により現在地を認識し(S1〜S3)、記録媒体に記録している現在地に対応したアプリケーションソフトを読み出して実行する(S4〜S8)。これにより、起動時に適切なアプリケーションソフトを実行することができ、移動中でも、アプリケーションが異なる地域に入ると自動的に読み込んで切り替えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動する場所に応じて異なるアプリケーションソフトを実行する必要が生ずる場合に好適な移動体用アプリケーション実行装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の装置として例えばナビゲーション装置においては、地図データを媒体から読み込んで、これを表示させるためのアプリケーションソフトを用いている。この場合、ナビゲーション装置で使われる地図データは、決められたフォーマットの下に作成されており、その地図データを用いるアプリケーションソフトは、異なるフォーマットで作成されたものについては対応するものに変更する必要がある。
【0003】
例えば、上記した地図データとして、地域Aではフォーマット1.0で作成されており、地域Bではフォーマット2.0で作成されているといった場合、アプリケーションソフトは同じものを適用することができなくなり、別々に作成する必要がある。地図データを格納する媒体はHDDやDVDといったものがあり、ユーザがナビゲーション装置を使用するときに随時CPUがこれらの媒体にアクセスしてメモリに展開する。また、アプリケーションソフトはナビゲーション使用時には媒体から製品内メモリに格納されて実行されている。
【0004】
従来では、例えば、図7(a)に示すように、ナビゲーション本体の基板1に対応するアプリケーションソフトを決定する要素として、CPU2の基準入力端子に電源電圧Vcを分圧する抵抗3、4の直列回路を接続し、その分圧電圧Vdを入力する構成としたものがある。これにより、CPU2は、入力される分圧電圧VdをAD変換して対応するアプリケーションソフトを決定する。また、同様のことをCPU2に接続されるROM5にあらかじめアプリケーションソフトを決定するIDを記憶させておき、起動時にこれを読み込むことで対応するアプリケーションソフトを設定できるようにしたものである。
【0005】
上述の場合に、メモリに展開される際、ナビゲーション装置本体内の製品情報を元にアプリケーションソフトを選択し、これを展開する構成であるため、アプリケーションソフトが別々になると、ナビゲーション本体を製品単位として分ける必要があり、これによって製品品種が増加してしまい、作り分けや在庫管理などの煩雑な状況が発生してしまうという技術的課題があった。
【0006】
また、従来の技術として、特許文献1のようなものがあるが、このものにおいては、ナビゲーションのアプリケーションソフトが動作している状態で現在地情報を地図データを用いて判定し、仕様変更を行っている。
【特許文献1】特開平10−208194号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に示されるものでは、ロードされているアプリケーションソフトが読み込める地図フォーマットと現在位置の存在する地域の地図フォーマットが異なると、地図データが読み込めず、現在位置を認識することができないこととなる。
【0008】
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、場所に対応したアプリケーションソフトを使用する構成で、場所毎に装置を製造することなく、また、場所が移動したときにアプリケーションソフトが対応できなくなる不具合を解消することができるようにした移動体用アプリケーション実行装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明によれば、制御手段は、位置認識手段により認識された現在位置に対応するアプリケーションソフトをアプリケーション提供媒体から読み出して実行するので、あらかじめアプリケーション提供媒体に格納されているアプリケーションソフトのうちから、現在位置に対応したものを読み込むことができ、これによって、例えば地域によって異なるアプリケーションソフトが必要になる場合でも、場所に対応して個別に設定した装置を作製する必要がなくなり、コスト低減を図ることができるようになる。
【0010】
請求項2の発明によれば、上記発明において、制御手段により、電源投入時に、位置認識手段により認識された現在位置に対応するアプリケーションソフトをアプリケーション提供媒体から読み出して実行するように構成しているので、使用者が初めて使用する場合に確実にその場所に対応したアプリケーションソフトを読み込んで利用することができるようになる。
【0011】
請求項3の発明によれば、上記各発明において、制御手段により、移動体が移動状態にあるときに、位置認識手段により認識された現在位置に対応するアプリケーションソフトがそのとき実行しているアプリケーションソフトと異なるときにアプリケーション提供媒体から読み出して実行するように構成したので、例えば、移動体に搭載して移動していくうちに異なる地域に移動して適用するアプリケーションソフトが異なるようになった場合でも、その地域に対応するアプリケーションソフトを自動的に認識して読み出して実行することができるようになる。
【0012】
請求項4の発明によれば、上記請求項3の発明において、制御手段により、位置認識手段により認識された現在位置に対応するアプリケーションソフトがそのとき実行しているアプリケーションソフトと異なることが判定されてからその状態が一定条件の期間継続したときに、アプリケーション提供媒体から読み出して実行するように構成したので、例えば、アプリケーションソフトが異なる地域を行ったり来たりするような場合でも、頻繁にアプリケーションソフトを切り替えることで動作が中断するなどの弊害を防止することができ、安定した動作を実行させることができるようになる。
【0013】
請求項5および6の発明によれば、上記請求項4の発明において、領域の境界から一定距離だけ進行したことや一定時間が経過したことを一定条件として設定しているので、領域境界付近を行ったり来たりしているような場合には不用意にアプリケーションソフトの読出し動作が実行されることがなくなり、安定した動作を行わせることができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
(第1の実施形態)
以下、本発明をカーナビゲーション装置に適用した場合の第1の実施形態について図1ないし図4を参照して説明する。
図1は電気的なブロック構成を示すもので、カーナビゲーション装置11は、制御回路12を中心として構成されており、この制御回路12はCPU、ROM、RAMや各種インターフェース回路を備えると共に、カーナビゲーションの経路探索プログラムおよび経路案内プログラムその他のプログラムを備え、使用者の入力に応じた経路案内を行うように構成されている。
【0015】
制御回路12には、位置認識手段としてのGPS受信装置13が接続されると共に、各種センサとして車速センサ14、角速度センサ15およびGセンサ(加速度センサ)16などが接続されている。GPS受信装置13は、GPS衛星から現在位置に対応したGPS信号を受信するもので、制御回路12はこのGPS信号に基づいて現在位置(現在地)を算出することができる。また、車速センサ14、角速度センサ15、Gセンサ16は車両の走行位置を正確に求めるための信号を得るものである。
【0016】
また、制御回路12には、通信装置17、表示装置18、操作スイッチ19、スピーカ20、メモリ21が接続されると共に、アプリケーション提供媒体としての記録媒体22が接続されている。通信装置17は、携帯電話機能などが備えられていて、外部のネットワークに接続したり、各種の通信処理を行うためのものである。表示装置18は、液晶パネルなどの表示部から構成されており、制御回路12からの表示信号に対応する表示動作を行うもので、前面に配置されるタッチパネルと一体に構成されていて、操作スイッチ19を兼ねた構成となっている。表示装置18の周囲にも操作スイッチ19が設けられていて、固定的な操作が可能に構成されている。
【0017】
スピーカ20はナビゲーションのための音声を合成して出力するもので、このほかにも例えば報知音などを出力することができるものである。メモリ21は、設定情報や各種情報を記憶するもので、走行情報記憶手段としての機能を果たすようにデータベースが設けられており、EEPROMなどの不揮発性記憶装置から構成されている。記録媒体22は、具体的には、地図データやこれを表示するためのアプリケーションソフトが記録されたCD−ROMあるいはDVDなどからなる媒体であり、これを図示しないデータ入力器を介して読み取るように構成されている。
【0018】
次に本実施形態の作用について図2ないし図4を参照して説明する。なお、動作説明においては、ナビゲーション機能は一般的なものであることから説明を省略するが、現在位置に対応した地図を表示すると共に、目的地が設定されるとその経路を探索して設定し、これにしたがって経路案内をするようになっている。そして、以下の説明においては、この発明に関係する特徴的な動作について主として説明する。
【0019】
カーナビゲーション装置11は、起動時に次のように動作する。まず、電源が投入されて制御回路12が動作を開始すると、メモリ21のROMのローダ部に記録されている実行命令を実行する。これは、図2に示すようなプログラムであり、制御回路12は、まず、現在地(現在位置)をGPS受信装置13からGPS信号を受信して算出する(ステップS1)。このとき、制御回路12は、現在地情報がまだ取得できていない場合には現在地情報取得中の表示を表示装置18に出力して表示させ(ステップS2,S3)、取得できた場合にはその取得した現在地に対応するアプリケーションソフトを決定する(ステップS4)。
【0020】
この場合、現在地情報と対応するアプリケーションソフトは、例えば図3に示すように、地域A,B,Cなどに対応してそれぞれV1.5のバージョン、V2.5のバージョン、あるいはV3.5のバージョンなどが設定されおり、これらの各バージョンのアプリケーションソフトは、記録媒体22に格納されている。
【0021】
制御回路12は、検知した現在地情報に対応するアプリケーションソフトを決定し(ステップS4)、これがあらかじめ設定されているアプリケーションソフトと一致しているか否かを判断し(ステップS5)、一致する場合(YES)にはそのアプリケーションソフトを実行する(ステップS6)。また、一致しない(NO)場合には、制御回路12は、記録媒体22に対応するアプリケーションソフトが格納されているか否かを判断し(ステップS7)、存在する(YES)場合にはそのアプリケーションソフトを読み込み(ステップS8)、ステップS5に戻るようになる。今度は、制御回路12は、読み込んだアプリケーションソフトが一致していることから、このアプリケーションソフトを実行するようになる(ステップS6)。
【0022】
また、記録媒体22に読み込むべきアプリケーションソフトが格納されていない場合、例えば、記録媒体22そのものが対応していないものであったり、装着していない場合などで読み込むことが出来ない場合には、エラー状態であることを表示装置18に表示させた上で(ステップS9)、ステップS1に戻るようになる。
【0023】
次に、移動中の動作について図4のプログラムを参照して説明する。
すなわち、海外などで国境を越えて移動する場合など、地図データに対応するアプリケーションソフトが国別に異なるといった状況では、移動先の国に対応して設定されているアプリケーションソフトを実行できることが要求される。そこで、このカーナビゲーション装置11では、案内動作を実行しているときに、図4のプログラムを実行してアプリケーションソフトの適否について判断し、適切なアプリケーションソフトを実行するように設定されている。
【0024】
まず、制御回路12は、起動時と同様にして現在地を算出し(ステップP1〜P3)、現在地が取得できると、対応するアプリケーションソフトが現在実行しているアプリケーションソフトであるか否かを判定し、YESの場合には現在のアプリケーションソフトの実行を継続し(ステップP5)、ナビゲーション処理が終了か否かを確認して(ステップP6)ステップP1に戻る。
【0025】
また、制御回路12は、ステップP4で、現在地に対応するアプリケーションソフトが現在実行しているものと異なる場合には、現在地に対応するアプリケーションソフトが記録媒体22に存在するか否かを確認し(ステップP7)、YESの場合にはそのアプリケーションソフトを読み込み(ステップP8)、ステップP4に戻ってYESとなるので読み込んだアプリケーションソフトを実行するようになる(ステップP5)。
【0026】
なお、記録媒体22に記録されたアプリケーションソフトの中に、現在地に対応するアプリケーションソフトが存在しない場合には、制御回路12は、前述同様にしてエラー状態の画面表示を表示装置18に行わせてステップP1に戻るようになる。
このようにして、現在地に応じてアプリケーションソフトが異なる毎に、上記のステップを経て対応するアプリケーションソフトを読み込んで経路案内動作を継続的に実施することができるようになる。この後、経路案内が終了すると、制御回路12は、ステップP6でナビゲーション処理終了と判断して所定の終了処理を実施して(ステップP10)プログラムを終了するようになる。
【0027】
このような本実施形態によれば、制御回路12は、起動時に現在地に対応したアプリケーションソフトを読み込んで実行することが出来る。また、移動体の移動に伴って現在地に対応するアプリケーションソフトが異なる状態となった場合でも、そのアプリケーションソフトを読み込んで実行することができるようになる。
これにより、場所に対応したアプリケーションソフトを使用する構成で、場所毎に装置を製造することなく、また、場所が移動したときにアプリケーションソフトが対応できなくなる不具合を解消することができるようになる。
【0028】
(第2の実施形態)
図5は本発明の第2の実施形態を示すもので、以下、第1の実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態においては、前述同様にして移動中の動作に対応した図4のプログラムを実行する場合に、アプリケーションソフトが異なる地域の境界付近を移動するときに発生することが想定される不具合について解消するものである。
【0029】
すなわち、アプリケーションソフトが異なる地域の境界付近を移動するときには、境界を越えて移動したときに、すぐにアプリケーションソフトの読み込みおよび実行をすると、境界付近を行ったり来たりするような道路を走行している場合に、かえって頻繁に読み込み動作が発生してしまうため、案内動作を安定して実行できなくなるような場合に対応するものである。
【0030】
そこで、この実施形態においては、図4に対応するプログラムにステップP11を付加している。制御回路12は、ステップP4でYESと判断した後に、ステップP11に移行し、ここで現在地に対応したアプリケーションソフトが異なることを判定した領域の境界からAkm以上(例えば数km)進入したときにステップP7に移行して記録媒体22からアプリケーションソフトを読み込むようにし、ステップP11でNOの場合にはこの条件が満たされるようになるまでステップP1,P2,P4,P11,P5,P6P1〜P4を繰り返し実行する。
【0031】
これにより、制御回路12は、領域境界から一定以上の距離を進入した場合に初めてその現在地に対応したアプリケーションソフトを読み込むことができるようになる。領域の境界を行ったり来たりするような場合に、アプリケーションソフトの読み込み動作が頻繁に発生することを防止して安定した動作を行わせることができるようになる。
【0032】
(第3の実施形態)
図6は本発明の第3の実施形態を示すもので、第2の実施形態と異なる部分について説明する。すなわち、第2の実施形態で実施したステップP11に代えて、本実施形態ではステップP12を設け、一定距離だけ進入したときにステップP7に移行していたのを、一定時間としてB分以上経過したことを条件としてステップP7に移行するようにしたところが異なる。
このような第3の実施形態によっても、領域の境界を行ったり来たりするような場合に、アプリケーションソフトの読み込み動作が頻繁に発生することを防止して安定した動作を行わせることができるようになる。
【0033】
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形また拡張できる。
地図表示のためのアプリケーションソフト以外にも、ガイド情報や付加的な情報を提供するためのアプリケーションソフトなどにも適用することができる。
位置認識手段は、GPS受信装置に限らず、現在位置を外部から受信することで認識する手段とすることもできる。また、GPS信号のような緯度経度情報に限らず、実際の地名や住所などの情報として認識するようにしても良い。
【0034】
記録媒体は、CD−ROMやDVD以外に、ハードディスク装置や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリでも良いし、ICカードのような媒体を利用しても良い。さらには、通信などを利用して外部に記憶している媒体を利用することもできる。
カーナビゲーション以外にも、例えば人が持ち歩いて用いることができる携帯型の情報機器やパソコンあるいは電話機など種々の移動体用アプリケーション実行装置に適用することができる。
【0035】
上記第2および第3の実施形態では、いわゆるヒステリシス機能を付加しているが、このような機能を利用するかすぐに対応するアプリケーションソフトに切り替えるかをユーザが選択可能な構成とすることもできる。また、ヒステリシス量(距離、時間)をユーザが選択可能な構成とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す全体のブロック構成図
【図2】起動時のプログラムのフローチャート
【図3】地域に対応したアプリケーションソフトの対応を示す図
【図4】移動時のプログラムのフローチャート
【図5】本発明の第2の実施形態を示す図4相当図
【図6】本発明の第3の実施形態を示す図4相当図
【図7】従来例を示す基板の構成図
【符号の説明】
【0037】
図面中、11はカーナビゲーション装置、12は制御回路(制御手段)、13はGPS受信装置(位置認識手段)、21はメモリ、22は記録媒体(アプリケーション提供媒体)である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在位置を認識する位置認識手段と、
位置に対応して設定されたアプリケーションソフトが読み出し可能に格納されたアプリケーション提供媒体と、
前記位置認識手段により認識された現在位置に対応するアプリケーションソフトを前記アプリケーション提供媒体から読み出して実行する制御手段とを備えたことを特徴とする移動体用アプリケーション実行装置。
【請求項2】
請求項1に記載の移動体用アプリケーション実行装置において、
前記制御手段は、電源投入時に、前記位置認識手段により認識された現在位置に対応するアプリケーションソフトを前記アプリケーション提供媒体から読み出して実行するように構成されていることを特徴とする移動体用アプリケーション実行装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の移動体用アプリケーション実行装置において、
前記制御手段は、移動体が移動状態にあるときに、前記位置認識手段により認識された現在位置に対応するアプリケーションソフトがそのとき実行しているアプリケーションソフトと異なるときに前記アプリケーション提供媒体から読み出して実行するように構成されていることを特徴とする移動体用アプリケーション実行装置。
【請求項4】
請求項3に記載の移動体用アプリケーション実行装置において、
前記制御手段は、前記位置認識手段により認識された現在位置に対応するアプリケーションソフトがそのとき実行しているアプリケーションソフトと異なることが判定されてからその状態が一定条件の期間継続したときに、前記アプリケーション提供媒体から読み出して実行するように構成されていることを特徴とする移動体用アプリケーション実行装置。
【請求項5】
請求項4に記載の移動体用アプリケーション実行装置において、
前記一定条件は、一定距離として設定されていることを特徴とする移動体用アプリケーション実行装置。
【請求項6】
請求項4に記載の移動体用アプリケーション実行装置において、
前記一定条件は、一定時間として設定されていることを特徴とする移動体用アプリケーション実行装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−120973(P2007−120973A)
【公開日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−309906(P2005−309906)
【出願日】平成17年10月25日(2005.10.25)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】