説明

線状及び架橋済み高分子量ポリシラン、ポリゲルマン、及びそれらのコポリマー、それらを含む組成物、並びにこのような化合物及び組成物の製造及び使用方法

線状及び架橋済みのHMW(高分子量)ポリシラン及びポリゲルマン、ポリペルヒドロシラン及びポリペルヒドロゲルマン、それを含む機能性液体の製造方法、並びに一連の望ましい用途における液体の使用方法を開示する。シラン及びゲルマンポリマーは一般に、R’置換基で置換されたSi及び/またはGeの鎖で構成され、ここで、R’の各場合は、例えば、独立して、水素、ハロゲン、アルケニル、アルキニル、ヒドロカルビル、芳香族ヒドロカルビル、複素環式芳香族ヒドロカルビル、SiR”、GeR”、PR”、OR”、NR”、またはSR”であり;ここで、Rの各場合は独立して、水素またはヒドロカルビルである。架橋済みポリマーを、脱ハロゲン化的カップリングまたはデヒドロカップリングによって合成することができる。線状ポリマーを、開環重合によって合成することができる。ポリマーを、ハロゲン化及び/または水素化物の源との反応によってさらに修正して、ペルヒドロシラン及びペルヒドロゲルマンポリマーを与えることができ、これらは、液体インキ配合物において使用される。合成は、液体特性(例えば、粘度、揮発度、及び表面張力)の適合に対処する。液体を、スピンコーティング、インクジェッティング、ドロップキャスティング等による膜及び物体の堆積のために使用でき、UV照射の使用はあってもなくてもよい。堆積した膜を、400〜600℃でのキュアリング及び(所望により)レーザー−または熱−誘起結晶化(及び/またはドーパントが存在する場合、ドーパント活性化)によって、アモルファス及び多結晶ケイ素またはゲルマニウム、並びにケイ素または酸化ゲルマニウムまたは窒化物に転換することができる。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
架橋済みポリマーを含む組成物において、該ポリマーは:
(a)原子の線状鎖であって、該原子は、独立して、Si原子及びGe原子からなる群から選択され、原子の前記鎖は、異なる鎖からの原子同士の間の直接結合によって互いに架橋する、原子の線状鎖と;
(b)側鎖Rであって、R基は、前記鎖中の前記原子と直接に結合して、前記鎖中の前記原子の原子価を完全なものにし、但し、前記R基が全て独立して、水素、ハロゲン、芳香族ヒドロカルビル基、または置換芳香族ヒドロカルビル基のみからなる群から選択される場合、架橋度は、線状鎖原子の約10%以下を含む、側鎖Rと;を含む、組成物。
【請求項2】
前記線状鎖中の前記Si及びGe原子の平均数は50を超える、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記R基は、独立して、水素、ハロゲン、アルケニル基、置換アルケニル基、アルキニル基、置換アルキニル基、芳香族ヒドロカルビル基、置換芳香族ヒドロカルビル基、複素環式芳香族ヒドロカルビル基、置換複素環式芳香族ヒドロカルビル基、SiR基、GeR基、NR基、PR基、OR基、及びSR基からなる群から選択され、全てのRは、独立して、水素、ヒドロカルビル基、及び置換ヒドロカルビル基からなる群から選択され、前記R基は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記Rは所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記R基はHである、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記架橋度は、本質的に環状物は、環式基中の12個以下の原子を有する架橋によって形成されない程十分低い、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
導体、半導体、及び誘電体からなる群から選択される膜及び物体の製造方法であって:
(a)液体材料を基板の上に適用して、適用された物体を形成し、前記材料は、請求項1に記載のポリマーを含むことと;
(b)前記適用された物体を、アモルファスの水素化された物体を形成するのに十分に加熱することと;を含む方法。
【請求項7】
前記加熱は、Si、Ge若しくはこれらの合金を製造するためのH;対応する酸化物を製造するための空気、O、若しくはO;または対応する窒化物を製造するためのNH若しくはNの存在下で実行される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記アモルファスの水素化された物体を、少なくとも部分的に結晶化する及び/または前記導体、半導体、または誘電体の水素含量を低減するのに十分に加熱及び/または照射することによってアニーリングすることをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記照射は、実質的に多結晶性の材料中のアモルファス材料を転換するために結晶化を実行するために、レーザーを用いて実行される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記液体材料は、有機溶媒、表面張力調整剤及びB、P、As、Sbまたはこれらの組合せを含む化合物を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
同時にまたは後に紫外線照射を用いて前記液体材料を照射して、前記液体材料を前記基板に適用することをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
式I:
【化1】

[式中、全てのEは、独立して、Si原子及びGe原子からなる群から選択され、R基は、独立して、水素、ハロゲン、アルケニル基、置換アルケニル基、アルキニル基、置換アルキニル基、芳香族ヒドロカルビル基、置換芳香族ヒドロカルビル基、複素環式芳香族ヒドロカルビル基、置換複素環式芳香族ヒドロカルビル基、SiR基、GeR基、NR基、PR基、OR基、またはSR基であり、全てのR基は独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R基は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記Rは所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、平均aは、2〜1,000,000の数であり、前記R基の部分は、ポリマー鎖同士の間の架橋結合で置き換えられ、架橋鎖は、−(ERa’−ポリマー鎖を含み、R’は独立して上記の群から選択され、a’は1〜約1000の平均を有する数の分布である。]
によって表される架橋済みポリマーの製造方法であって、
モノマーを含む反応性組成物を重合し、該モノマーは、式IIによって表されるモノマーまたは式IIIによって表されるモノマー:
【化2】

[式中、全てのXは独立して、ハロゲンであり、全てのEは独立して、Si原子またはGe原子であり、全てのR基は、独立して、上記に指定したように選択され、cは、0〜100の数である。]であることと;
重合の生成物を水素化物の源と反応させて前記R基をHで置き換えることと;を含む方法。
【請求項13】
前記重合は、電気分解を行うための、またはLi、Na、Na/K合金、K、Rb、Cs、Mg、Ca、Sr、及びAlからなる群から選択される重合反応物と式IIのモノマーのための、またはCpMH、CpCpMH、CpM(CH、CpCpM(CH、CpM(C、CpCpM(C、CpM(C、CpCpM(C、CpM(C、CpCpM(C、CpM(C、CpCpM(C、RM、Rf+f−、これらのその場で合成された類似体、及びこれらの固定化誘導体と式IIIのモノマーのための装置を用いて駆動され、CpはCシクロペンタジエニルであり、CpはC(CHペンタメチルシクロペンタジエニル基であり、Mは、元素の周期表の3族〜13族の金属及びメタロイド、ランタニド、並びにアクチニドからなる群から選択され;d及びeは、0〜10の整数であり、fは、0〜2の数であり、全てのRは、独立して、SiR基、GeR基、NR基、NR基、NR基、PR基、PR基、PR基、OR基、SR基、及びシクロペンタジエニル基または式C5−gによって表される置換シクロペンタジエニル基であり、前記Rは所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、gは、0〜5の整数であり、全てのRは、独立して、水素、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、OR基、C(=O)R基、CO基、SiR基、GeR基、またはNR基からなる群から選択され;R基は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、全てのRは独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、R基は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、Rは独立して、CO基、RCN基、RNC基、水素化物基、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、SiR基、GeR基、NR基、NR基、NR基、PR基、PR基、PR基、OR基、またはSR基であり、前記Rは所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、ここで、全てのRは、独立して、水素、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、OR基、C(=O)R基、CO基、SiR基、GeR基、またはNR基であり、前記Rは所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、全てのRは独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記Rは所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、Af−は、BF、PF、SbF、CFSO、CB1112、CB10、CB、CB11、B(C、及び[(M...Zf−からなる群から選択される陰イオンであり、Xはハロゲンであり、Mは、B、Al、またはGaであり、hは、0〜4の数であり、jは、0〜12の整数であるか、またはjは4であり、Z〜Zは独立して、H、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、ハロゲン、ハロゲン置換ヒドロカルビル基、ハロゲン置換ヒドロカルビルオルガノメタロイド基、OR、C(=O)R、CO、及びNRであり、ここで、全てのRは、H、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、及びハロゲン置換ヒドロカルビル基であり、前記Z〜Zは所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記反応性組成物は、クリプタンド、クラウンエーテル、封じ込め配位子、線状オリゴエーテル、線状ポリエーテル、化合物RO((CR10O)、化合物R(NR11)((CR10(NR11))、化合物RN[((CR10O)(CR10NR、及び化合物N[((CR10O)(CR10Nからなる群から選択される可溶化剤を含み、k及びmは1〜20の数であり、全てのR及びR11は、独立して、ヒドロカルビル基または置換ヒドロカルビル基であり、全てのR10は、独立して、水素化物基、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R、R10、及びR11は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
水素化物の前記源は、LiH、NaH、KH、LiAlH、NaBH、NaAlH(OCHCHOCH、H12、及びH12からなる群から選択され、n、p、q、r及びsは独立して、0〜20の数であり、M及びMは独立して、Li、Na、K、Rb、Cs、Mg、Ca、Sr、B、Al、Si、またはSnであり、全てのXは独立して、ハロゲンであり、全てのR12は独立して、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、NR13基、またはOR13基であり、全てのR13は独立して、ヒドロカルビル基または置換ヒドロカルビル基であり、前記R12及びR13基は、複数のO及びN原子で所望により置換され、前記R12は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記R13は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
水素化物の前記源と反応させる前に重合の前記生成物をハロゲン化することをさらに含み、前記ハロゲン化は、重合の前記生成物をハロゲン化源と反応させることによって実行され、前記ハロゲン源は、HX、R14(C=O)X、またはHXとMの組合せであり、Xは独立して、ハロゲンであり、Xは、OMsメタンスルホネート基、OTfトリフルオロメタンスルホネート基、またはOTsトルエンスルホネート基であり;Mは、Li、Na、K、Cs、またはRbであり;R14は、水素化物基、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基である、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記ハロゲン化は、Mを含む触媒組成物によって促進され、Mは、元素の周期表の3族〜13族の金属及びメタロイド、ランタニド、並びにアクチニドからなる群から選択され、Xは独立して、ハロゲンであり、tは、1〜5の数であり、uは、1〜30の数である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
水素化物の前記源と反応させる前に重合の前記生成物をハロゲン化することをさらに含み、前記ハロゲン化は、重合の前記生成物をハロゲン化源と反応させることによって実行され、前記ハロゲン源は、HX、R14(C=O)X、またはHXとMの組合せであり、Xは独立して、ハロゲンであり、Xは、OMsメタンスルホネート基、OTfトリフルオロメタンスルホネート基、またはOTsトルエンスルホネート基であり;Mは、Li、Na、K、Cs、またはRbであり;R14は、水素化物基、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、
前記モノマーは、限定するものではなく前記式IIによって表されるかまたは、
前記モノマーは前記式IIIによって表されるが、前記モノマーの前記R基は、芳香族ヒドロカルビル基でも、置換芳香族ヒドロカルビル基でもない、請求項12に記載の方法。
【請求項19】
式IV:
【化3】

[式中、vは2〜1000000の平均を有する数の分布であり、全てのEは、独立して、Si及びGe原子からなる群から選択され、全ての基R15は、R19、R20、またはR21であり;全ての基R28は、水素、ハロゲン、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、SiR29基、GeR29基、NR29基、PR29基、OR29基、またはSR29基であり、全てのR29は独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記基R28は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記基R29は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記基R15は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する。]
によって表される化合物の製造方法であって、
式V’
【化4】

[式中、iは、1〜20の数であり、少なくとも1つのF/分子はGe原子であり、少なくとも1つのG/分子はSi原子である以外は全てのGは独立して、Si原子またはGe原子であり、但し、i=lである場合GはSiまたはGeとすることができ、iは、1〜20の数であり、全てのR17及びR18は独立して、水素、ハロゲン、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R17及びR18は、複数のO原子、N原子またはこれらの組合せで所望により置換され、前記R18は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、全てのR19基は独立して、水素、ハロゲン、アルケニル基、置換アルケニル基、アルキニル基、置換アルキニル基、芳香族ヒドロカルビル基、置換芳香族ヒドロカルビル基、複素環式芳香族ヒドロカルビル基、置換複素環式芳香族ヒドロカルビル基、SiR22基、GeR22基、NR22基、PR22基、OR22基、またはSR22基であり、全てのR22は独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R19は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記R22は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、全てのR20基は独立して、複素環式芳香族ヒドロカルビル基、置換複素環式芳香族ヒドロカルビル基、GeR23基、NR23基、PR23基、またはSR23基であり、全てのR23は独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R20は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記R23は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、全てのR21基は独立して、複素環式芳香族ヒドロカルビル基、置換複素環式芳香族ヒドロカルビル基、GeR16基、NR16基、PR16基、またはSR16基であり、全てのR16は独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R16は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する。]
によって表される化合物からなる群から選択されるモノマーまたはモノマーの組合せを重合することを含む、方法。
【請求項20】
重合工程は、前記モノマーを触媒と混合することによって実行される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記触媒は、R24、R24、R24NF、LiAlH、NaBH、NaAlH(OCHCHOCH、H12、H12、HX、HBF、HPF、HSbF、CFSOH、またはCF(CO)Hであり、n、p、q、r及びsは独立して、0〜20の数であり、wは、1〜4の数であり、M、M、及びMは、独立して、Li、Na、K、Rb、Cs、Mg、Ca、Sr、B、Al、Si、及びSnからなる群から選択され、全てのXは独立して選択されたハロゲンであり、全てのR12は、独立して、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、NR13基、またはOR13基であり、全てのR13は独立して、ヒドロカルビル基または置換ヒドロカルビル基であり、前記R12及びR13基は、複数のO原子、N原子またはこれらの組合せで所望により置換され、前記R12は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記R13は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、全てのR24は独立して、水素、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、SiR25基、GeR25基、NR25基、PR25基、OR25基、またはSR25基であり、全てのR25は独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R24は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記R25は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
反応は、クリプタンド、クラウンエーテル、封じ込め配位子、線状オリゴエーテル、線状ポリエーテル、化合物RO((CR10O)、化合物R(NR11)((CR10(NR11))、化合物RN[((CR10O)(CR10NR、及び化合物N[((CR10O)(CR10Nからなる群から選択される可溶化剤の存在下で実行され、k及びmは1〜20の数であり、全てのR及びR11は、独立して、ヒドロカルビル基または置換ヒドロカルビル基であり、全てのR10は、独立して、水素化物基、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R、R10、及びR11は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
重合の生成物を水素化物の源と反応させることをさらに含み、水素化物の前記源は、LiH、NaH、KH、LiAlH、NaBH、NaAlH(OCHCHOCH、H12、及びH12からなる群から選択され、n、p、q、r及びsは独立して、0〜20の数であり、M及びMは、独立して、Li、Na、K、Rb、Cs、Mg、Ca、Sr、B、Al、Si、及びSnからなる群から選択され、全てのXは独立して選択されたハロゲンであり、全てのR12は独立して、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、NR13基、またはOR13基であり、全てのR13は独立して、ヒドロカルビル基または置換ヒドロカルビル基であり、前記R12及びR13基は、複数のO原子、N原子またはこれらの組合せで所望により置換され、前記R12は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記R13は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
重合の前記生成物をハロゲン化することをさらに含み、前記ハロゲン化は、重合の前記生成物を、HX、R14(C=O)X、及びHXとMの組合せからなる群から選択されるハロゲン化剤と反応させることによって実行され、Xはハロゲンであり、Xは、OMsメタンスルホネート基、OTfトリフルオロメタンスルホネート基、またはOTsトルエンスルホネート基であり、Mは、Li、Na、K、Cs、またはRbであり、R14は、水素化物基、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基である、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
前記ハロゲン化は、Mを含む触媒組成物によって促進され、Mは、元素の周期表の3族〜13族の金属及びメタロイド、ランタニド、並びにアクチニドからなる群から選択され、Xはハロゲンであり、tは、1〜5の数であり、uは、1〜30の数である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
ハロゲン化の生成物を水素化物の源と反応させることをさらに含み、前記水素化物の源は、LiH、NaH、KH、LiAlH、NaBH、NaAlH(OCHCHOCH、H12、及びH12からなる群から選択され、n、p、q、r及びsは独立して、0〜20の数であり、M及びMは、独立して、Li、Na、K、Rb、Cs、Mg、Ca、Sr、B、Al、Si、及びSnからなる群から選択され、全てのXは、独立して選択されたハロゲンであり、全てのR12は独立して、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、NR13基、またはOR13基であり、全てのR13は独立して、ヒドロカルビル基または置換ヒドロカルビル基であり、前記R12及びR13基は、複数のO原子、N原子またはこれらの組合せで所望により置換され、前記R12は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記R13は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
vは、8〜100000の平均を有する数の分布である、請求項19に記載の方法。
【請求項28】
導体、半導体、及び誘電体からなる群から選択される膜及び物体の製造方法であって:
(a)液体材料を基板の上に適用して、適用された物体を形成し、前記液体材料は、請求項19に記載の方法によって形成される組成物を含むことと;
(b)前記適用された物体を、アモルファスの水素化された物体を形成するのに十分に加熱することと;を含む方法。
【請求項29】
式IV:
【化5】

[式中、vは2〜1000000の平均を有する数の分布であり、全てのEは、独立して、Si及びGe原子からなる群から選択され、全ての基R15は、R19、R20、またはR21であり;全ての基R28は、水素、ハロゲン、ヒドロカルビル基、置換ヒドロカルビル基、SiR29基、GeR29基、NR29基、PR29基、OR29基、またはSR29基であり、全てのR29は独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記基R28は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記基R29は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記基R15は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する。]
によって表される化合物の製造方法であって、
式V
【化6】

[式中、全てのEは、独立して、Si原子及びGe原子からなる群から選択され、iは、1〜20の数であり、全てのR17及びR18は独立して、水素、ハロゲン、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R17及びR18は、複数のO原子、N原子またはこれらの組合せで所望により置換され、前記R18は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、全てのR19基は独立して、ハロゲン、アルケニル基、置換アルケニル基、アルキニル基、置換アルキニル基、芳香族ヒドロカルビル基、置換芳香族ヒドロカルビル基、複素環式芳香族ヒドロカルビル基、置換複素環式芳香族ヒドロカルビル基、SiR22基、GeR22基、PR22基、NR22基、OR22基、またはSR22基であり、全てのR22は独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R19は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記R22は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、全てのR20基は独立して、ハロゲン、アルケニル基、置換アルケニル基、アルキニル基、置換アルキニル基、芳香族ヒドロカルビル基、置換芳香族ヒドロカルビル基、複素環式芳香族ヒドロカルビル基、置換複素環式芳香族ヒドロカルビル基、SiR23基、GeR23基、PR23基、NR23基、OR23基、またはSR23基であり、全てのR23は独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R20は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、前記R23は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成し、全てのR21基は独立して、ハロゲン、アルケニル基、置換アルケニル基、アルキニル基、置換アルキニル基、芳香族ヒドロカルビル基、置換芳香族ヒドロカルビル基、複素環式芳香族ヒドロカルビル基、置換複素環式芳香族ヒドロカルビル基、SiR16基、GeR16基、PR16基、NR16基、OR16基、またはSR16基であり、全てのR16は独立して、水素、ヒドロカルビル基、または置換ヒドロカルビル基であり、前記R16は所望により互いに結合して、安定な橋かけ基を形成する。]
によって表される化合物からなる群から選択されるモノマーまたはモノマーの組合せを重合することと;
ポリマーを試薬と反応させて、R15基を水素で置き換え、反応工程は、水素化物の源との直接反応、または、まず前記ポリマーを反応させて、R15をハロゲンで置き換え、続いてハロゲン化ポリマーと水素化物の源とを反応させることを含むことと;を含む、方法。
【請求項30】
導体、半導体、及び誘電体からなる群から選択される膜及び物体の製造方法であって:
(a)液体材料を基板の上に適用して、適用された物体を形成し、前記液体材料は、請求項29に記載の方法によって形成される組成物を含むことと;
(b)前記適用された物体を、アモルファスの水素化された物体を形成するのに十分に加熱することと;を含む方法。

【公表番号】特表2009−511670(P2009−511670A)
【公表日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−534671(P2008−534671)
【出願日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際出願番号】PCT/US2006/038878
【国際公開番号】WO2007/044429
【国際公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【出願人】(507205807)ナノグラム・コーポレーション (3)
【Fターム(参考)】