説明

置換ベンゾ縮合誘導体およびバニロイド受容体リガンドとしてのその使用

本発明は、バニロイド受容体リガンドとして使用できる置換ベンゾ縮合誘導体、それらを使ってバニロイド受容体によって変調される疾患、症状および/または障害を治療する方法、およびそれらの調製方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の式、
【化1】

式中、
XとYがそれぞれ独立してO、S(O)m、またはNReであり、
1とR2が共に、O、NR9またはS(O)mから選択されるヘテロ原子を1個以上任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員の飽和または不飽和環式環を形成し、
3とR4がそれぞれ独立して水素、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキルまたは−NR910であるか、あるいはR3とR4が共にオキソ基を形成し、
(a)R5、R6およびR7がそれぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であり、および
8が、水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であるか、または
(b)R5とR6は前記の定義通りで、並びに
7とR8 が共に、O、NRe またはSから選択されるヘテロ原子を多くて2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員の飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのR9とR10が同一または異なっていてもよく、それぞれ独立して水素、−ORa、−SRa、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、NRab、−C(=L)−Ra、−C(O)O−Ra、−C(O)NRab、−S(O)m−Ra または−S(O)m−NRabであるか、あるいはR9とR10 が、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRとRがそれぞれ独立して水素、−ORc、−SRc、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−C(=L)−Rc、−C(O)O−Rc、−C(O)NRcd、−S(O)m−Rc、−S(O)m−NRcd、−NRcdあるいは保護基であるか、あるいはRとRが、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRcとRがそれぞれ独立して水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、あるいは置換または非置換ヘテロアリールアルキルあるいは保護基であるか、あるいはRとRが、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのReがそれぞれ独立して水素または置換または非置換アルキルであり、
それぞれのLがそれぞれ独立してO、S、 またはNReであり、
それぞれのmがそれぞれ独立して0、1、または2であって、および
nが0〜4の整数である、
その類似体、製薬学的に許容されるその塩、製薬学的に許容されるその溶媒和物、製薬学的に許容されるその水和物、そのN―酸化物、その互変異体、その位置異性体、その立体異性体、そのプロドラッグまたはその多形体の化合物。
【請求項2】
7とR8の1つが水素で、もう一方が置換または非置換フェニル、置換または非置換チエニルまたは置換または非置換2−、3−または4−ピリジルではない、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式Iの二環式環が6位において−S(O)2NRabまたは−S(O)2NR910で置換されていない、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
式Iの二環式環が6位において−S(O)2NRabまたは−S(O)2NR910で置換されている場合、Raが水素およびRbがメチル、そしてR9が水素およびR10がメチルである、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
9が水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、あるいはアシルの場合、R3とR4が−OR9ではない、請求項1〜4のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項6】
3とR4が−OR9ではない、請求項1〜4のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項7】
5が−NR910およびR9がC(=L)−Raである場合、Raが置換または非置換フェニル、ナプチル、ピリジル、ピリミジル、ピロリル、フリル、チエニル、インドリル、ピロリジノリニル、ピペリドンリル、アゼペネオンリル、またはピリダジノンではない、請求項1〜4のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項8】
1とR2が共に、O、NR9またはS(O)mから選択されるヘテロ原子を任意に1個以上含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員の飽和または不飽和環式環を形成する、請求項1〜7のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項9】
前記R5基のいずれも、−S(O)2NRab または−S(O)2NR910ではない、請求項1〜8のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項10】
XがOまたはS(O)mである、請求項1〜9のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項11】
XがOである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
XがSである、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
YがOまたはSである、請求項1〜12のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項14】
YがOである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
YがSである、請求項13に記載の化合物。
【請求項16】
1とR2が、それらが結合する炭素原子と共に、OまたはNR9から選択される1個のヘテロ原子を任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和環式環を形成する、請求項1〜15のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項17】
1とR2 が、それらが結合する炭素原子と共に、シクロブタン環を形成する、請求項1〜15のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項18】
1とR2が、それらが結合する炭素原子と共に、シクロペンチルまたはシクロヘキシル環を形成しない、請求項1〜16のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項19】
3とR4がそれぞれ独立して水素、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキルまたは−NR910である、請求項1〜18のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項20】
3とR4が水素である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
それぞれのR5がそれぞれ独立して水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、置換または非置換アルキル、−OR9、−NR910または−S(O)m9である、請求項1〜20のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項22】
それぞれのR5がそれぞれ独立して水素、ハロゲン、非置換アルキル、および−OR9で、ここでR9は非置換アルキルまたはハロゲン置換アルキルである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
それぞれのR5がそれぞれ独立して水素またはハロゲンである、請求項21に記載の化合物。
【請求項24】
それぞれのR5がそれぞれ独立して水素またはフッ素である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
nが0である、請求項1〜20のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項26】
nが1ならびにがR5がフッ素である、請求項1〜20のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項27】
6が水素である、請求項1〜26のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項28】
7が水素である、請求項1〜27のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項29】
8が置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、あるいは置換または非置換ヘテロシクリルである、請求項1〜28のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項30】
8がピロリジニル−3−イルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
8がキノリン−5−イルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項32】
8がイソキノリン−8−イルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項33】
8が(ピリジン−4−イル)メチルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項34】
8が4−トリフルオロメチルベンジルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項35】
8が置換または非置換ヘテロアリールで置換されている、請求項29に記載の化合物。
【請求項36】
8が4−トリフルオロメチルピリジン−2−イルである、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
7とR8が、それらが結合する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を1個以上任意に含んでもいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成する、請求項1〜27のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項38】
7とR8が共にピペリジンを形成する、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
下記の式、
【化2】

式中、
Xがそれぞれ独立してO、S(O)m、またはNReであり、
1とR2が共に、O、NR9またはS(O)mから選択されるヘテロ原子を1個以上任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員の飽和または不飽和環式環を形成し、
3とR4がそれぞれ独立して水素、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキルまたは −NR910であるか、あるいはR3とR4が共にオキソ基 を形成し、
それぞれのR5がそれぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−NR910、−C(=L)−R9、 −C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であり、
R’とR”がそれぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−OR9、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であり、
それぞれのR9とR10が同一または異なっていてもよく、それぞれ独立して水素、−ORa、−SRa、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−NRab、−C(=L)−Ra、−C(O)O−Ra、−C(O)NRab、−S(O)m−Raまたは−S(O)m−NRabであるか、あるいはR9とR10が、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRとRがそれぞれ独立して水素、−ORc、−SRc、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−C(=L)−Rc、−C(O)O−Rc、−C(O)NRcd、−S(O)m−Rc、−S(O)m−NRcd、−NRcdまたは保護基であるか、あるいはRとRが、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRcとRがそれぞれ独立して水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、あるいは置換または非置換ヘテロアリールアルキルあるいは保護基であるか、あるいはRとR が、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのReがそれぞれ独立して水素または置換または非置換アルキルであり、
それぞれのLがそれぞれ独立してO、S、またはNReであり、
それぞれのmがそれぞれ独立して0、1、または2であり、
それぞれのnが0〜4の整数であって、および
pとqがそれぞれ独立して0、1、2、または3である、
その類似体、製薬学的に許容されるその塩、製薬学的に許容されるその溶媒和物、製薬学的に許容されるその水和物、そのN−酸化物、その互変異体、その位置異性体、その立体異性体、そのプロドラッグまたはその多形体の化合物。
【請求項40】
9が水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、またはアシルの場合、R3とR4が−OR9ではない、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
3とR4が−OR9ではない、請求項39に記載の化合物。
【請求項42】
5が−NR910およびR9がC(=L)−Raの場合、Raが置換または非置換フェニル、ナプチル、ピリジル、ピリミジル、ピロリル、フリル、チエニル、インドリル、ピロリジノリニル、ピペリドンリル、アゼペネオンリル、またはピリダジノンではない、請求項39に記載の化合物。
【請求項43】
XがOである、請求項39〜42のいずれかに記載の化合物。
【請求項44】
XがSである、請求項39〜42のいずれかに記載の化合物。
【請求項45】
下記の式、
【化3】

式中、
XとYがそれぞれ独立して、O、S(O)m、またはNReであり、
3とR4がそれぞれ独立して、水素、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキルまたは−NR910であるか、あるいはR3とR4が共にオキソ基を形成し、
(a) R5、R6およびR7がそれぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であり、および
8が、水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であるか、または
(b) R5とR6は前記の定義通りで、並びに
7とR8 が共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を多くて2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員の飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのR9とR10が同一または異なっていてもよく、それぞれ独立して水素、−ORa、−SRa、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、NRab、−C(=L)−Ra、−C(O)O−Ra、−C(O)NRab、−S(O)m−Ra または−S(O)m−NRabであるか、あるいはR9とR10が、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択される少なくとも2個のヘテロ原子を任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRとRがそれぞれ独立して水素、−ORc、−SRc、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−C(=L)−Rc、−C(O)O−Rc、−C(O)NRcd、−S(O)m−Rc、−S(O)m−NRcd、−NRcdあるいは保護基であるか、あるいはRとRが、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRcとRがそれぞれ独立して、水素、 置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、あるいは置換または非置換ヘテロアリールアルキルあるいは保護基であるか、あるいはRとRが、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのReがそれぞれ独立して水素または置換または非置換アルキルであり、
それぞれのLがそれぞれ独立してO、S、またはNReであり、
mが存在する場合は毎回別個に0、1、または2であって、および
nが0〜4の整数である、
その類似体、製薬学的に許容されるその塩、製薬学的に許容されるその溶媒和物、製薬学的に許容されるその水和物、そのN―酸化物、その互変異体、その位置異性体、その立体異性体、そのプロドラッグまたはその多形体の化合物。
【請求項46】
XがOである、請求項45に記載の化合物。
【請求項47】
XがSである、請求項45に記載の化合物。
【請求項48】
YがOである、請求項45〜47のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項49】
8が置換または非置換キノリニルまたはイソキノリニルである、請求項45〜48のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項50】
キノリニルまたはイソキノリニル基が、炭素のみから成る環式環の1つの位置で化合物の主構造に付着する、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
7とR8の1つが水素で、もう一方が置換または非置換フェニル、置換または非置換チエニルまたは置換または非置換2−、3−または4−ピリジルではない、請求項45〜50のいずれかに記載の化合物。
【請求項52】
式Iの二環式環が6位において−S(O)2NRabまたは−S(O)2NR910で置換されていない、請求項45〜51のいずれかに記載の化合物。
【請求項53】
式Iの二環式環が6位において−S(O)2NRabまたは−S(O)2NR910で置換されている場合、Rが水素およびRbがメチル、そしてR9が水素およびR10がメチルである、請求項45〜51のいずれかに記載の化合物。
【請求項54】
9が水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、またはアシルの場合、R3およびR4が−OR9ではない、請求項45〜53のいずれかに記載の化合物。
【請求項55】
3とR4が−OR9ではない、請求項45〜53のいずれかに記載の化合物。
【請求項56】
5が−NR910およびR9がC(=L)−Raの場合、Raが置換または非置換フェニル、ナプチル、ピリジル、ピリミジル、ピロリル、フリル、チエニル、インドリル、ピロリジノリニル、ピペリドンリル、アゼペネオンリル、またはピリダジノンではない、請求項45〜53のいずれかに記載の化合物。
【請求項57】
下記の式、
【化4】

式中、
3とR4がそれぞれ独立して水素、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキルまたは−NR910であるか、あるいはR3とR4が共にオキソ基を形成し、
それぞれのR5がそれぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−OR9、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、または−C(O)NR910であり、
6がそれぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、 −C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であり、
それぞれのR9とR10同一または異なっていてもよく、それぞれ独立して水素、−ORa、−SRa、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、NRab、−C(=L)−Ra、−C(O)O−Ra、−C(O)NRab、−S(O)m−Raまたは−S(O)m−NRabであるか、あるいはR9とR10が、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
11−R14の1つがNで、残りのR11−R14基 がCHまたはCRaであり、
それぞれのR15とR16 がそれぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−OR9、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であり、
それぞれのRとRがそれぞれ独立して水素、−ORc、−SRc、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−C(=L)−Rc、−C(O)O−Rc、−C(O)NRcd、−S(O)m−Rc、−S(O)m−NRcd、−NRcdあるいは保護基であるか、あるいはRとRが、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRcとRがそれぞれ独立して水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、あるいは置換または非置換ヘテロアリールアルキルあるいは保護基であるか、あるいはRとRが、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのReがそれぞれ独立して水素または置換または非置換アルキルであり、
それぞれのLがそれぞれ独立してO、S、またはNReであり、
それぞれのmがそれぞれ独立して0、1、または2であり、
nが0〜4の整数であって、および
pとqがそれぞれ独立して0、1、2、または3である、
その類似体、製薬学的に許容されるその塩、製薬学的に許容されるその溶媒和物、製薬学的に許容されるその水和物、そのN―酸化物、その互変異体、その位置異性体、その立体異性体、そのプロドラッグまたはその多形体の化合物。
【請求項58】
XがOである、請求項57に記載の化合物。
【請求項59】
XがSである、請求項57に記載の化合物。
【請求項60】
YがOである、請求項57〜59のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項61】
9が水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、あるいはアシルの場合、R3とR4が−OR9ではない、請求項57〜60のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項62】
3とR4が−OR9ではない、請求項57〜60のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項63】
5が−NR910およびR9がC(=L)−Raの場合、Raが置換または非置換フェニル、ナプチル、ピリジル、ピリミジル、ピロリル、フリル、チエニル、インドリル、ピロリジノリニル、ピペリドンリル、アゼペネオンリル、またはピリダジノンではない、請求項57〜60のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項64】
前記の化合物は下記の化合物、
(±)1−{3,4−ジヒドロ−1’−(メチル)スピロ−[2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピペリジン]−4−イル}−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(2’,3, 3’,4, 5’,6’−ヘキサヒドロスピロ−[2H−1−ベンゾピラン−2,4’−ピラン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ−[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(+)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ−[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(−)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ−[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(8−クロロイソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−
3−(1−メチルイソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(2−オキソイソキノリン−5−イル)尿素、
(+)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(2−オキソイソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−
3−(ピリジン−3−イルメチル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(ピリジン−2−イルメチル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(6−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(6−フルオロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(6−メトキシ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(2−メチル−2H−インダゾール−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(5−tert−ブチル−1,3,4−チアジアゾール−2−yl)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−[5−(4−ブロモフェニル)−1,3−チアゾール−2−イル])尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(6−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(1−アセチル−1H−インダゾール−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(チエノ[2,3−c] ピリジン−3−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−[5−(4−ブロモフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル]−)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(5−クロロ−1,3−ベンズオキサゾール−2−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−[5−(4−ニトロフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(2−フリルメチル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(キノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロスピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−8−イル)尿素、
1−((R)−3,4−ジヒドロスピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−((S)−1−(4−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)尿素、
1−((R)−3,4−ジヒドロスピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−((R)−1−(4−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)尿素、
1−((S)−3,4−ジヒドロスピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−((R)−1−(4−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)尿素、
1−((S)−3,4−ジヒドロスピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−((S)−1−(4−トリフルオロメチルピリジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)尿素、
1−((S)−3,4−ジヒドロスピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(ピリジン−4−イル)メチル尿素、
1−((S)−3,4−ジヒドロスピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(4−トリフルオロメチルベンジル)尿素、
N−3,4−ジヒドロスピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イルピペリジン−1−カルボキサミド
N−2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−イル−N’−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル尿素、
N−2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−イル−N’−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル尿素、
N’−(1−オキソ−1,2−ジヒドロイソキノリン−5−イル)−N−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イル尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−6−メチル−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−7−メチル−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−6−フルオロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(+)1−(3,4−ジヒドロ−6−フルオロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(−)1−(3,4−ジヒドロ−6−フルオロスピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−7−ヒドロキシ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(3,4−ジヒドロ−7−メトキシ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
1−(6,8−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(8−クロロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(3,4−ジヒドロ−6−フルオロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(3,4−ジヒドロ−6−メトキシ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−シクロペンチルオキシ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(7−シクロペンチルオキシ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(7−ジフルオロメトキシ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素。塩酸塩、
(±) 1−(3,4−ジヒドロ−6−メチルアミノスルホニル−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(7−ジフルオロメトキシ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(7−クロロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(8−シアノ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(+) 1−(6,8−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(−) 1−(6,8−ジフルオロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(3,4−ジヒドロ−8−ヒドロキシ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(3,4−ジヒドロ−8−ジフルオロメトキシ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−クロロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(−) 1−(6−クロロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6,8−ジクロロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−7−メチルスピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6,7−ジクロロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−クロロ−3,4−ジヒドロ−7−メチル−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−クロロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(8−クロロイソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−フルオロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(8−クロロイソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−6−フルオロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−クロロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(3−メチルイソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−クロロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(1−メチルイソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−6−フルオロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(1−メチルイソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−アセトアミド3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(6−アミノ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(7−クロロ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(3,4−ジヒドロ−6−ニトロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
N’−イソキノリン−5−イル−N−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イルチオ尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ−[2H−1−ベンゾチオピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±) 1−(1,1−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−スピロ[−2H−1−ベンゾチオピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)尿素、
(±)1−(3,4−ジヒドロ−スピロ−[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロブタン]−4−イル)−3−(イソキノリン−5−イル)チオ尿素、
N’−イソキノリン−8−イル−N−3,3’,4,4’−テトラヒドロ−2’H−スピロ[クロメン−2,1’−シクロブタン]−4−イルチオ尿素、
およびそれらの製薬学的に許容される塩から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項65】
その塩が(a)塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩および硝酸塩から選択される無機酸付加塩であるか、または(b)酢酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、メシル酸塩、コハク酸塩および桂皮酸塩から選択される有機酸付加塩である、請求項1〜64のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項66】
請求項1〜65のいずれか1つに記載の化合物および製薬学的に許容される賦形剤を含む、医薬組成物。
【請求項67】
その製薬学的に許容される賦形剤が担体または希釈剤である、請求項66に記載の医薬組成物。
【請求項68】
バニロイド受容体が媒介する疾患、障害または症候群を予防、緩和または治療することを必要とする被験者において、請求項1〜65のいずれか1つに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、バニロイド受容体が媒介する疾患、障害または症候群を予防、緩和または治療する方法。
【請求項69】
該バニロイド受容体が媒介する疾患、障害または症候群が、バニロイド受容体1(VR1)によって媒介される疼痛または炎症性疾患、疾病または症候群である、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記疾患、障害または症候群が、疼痛、急性痛、慢性痛、侵害受容性疼痛、神経因性疼痛、術後疼痛、歯痛、癌疼痛、虚血性心筋に起因する心臓痛、片頭痛、関節痛、神経障害、神経痛、三叉神経痛、神経傷害、糖尿病性神経障害、神経変性、網膜症、神経性皮膚障害、卒中、膀胱過敏症、尿失禁、外陰部痛、過敏性腸症候群、胃食道逆流症、腸炎、回腸炎、胃・十二指腸潰瘍のような胃腸障害、炎症性腸疾患、クローン病(限局性回腸炎)、セリアック病、膵炎などの炎症性疾患、アレルギー性または非アレルギー性鼻炎、喘息または慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患、皮膚、眼または粘膜の過敏症、皮膚炎、尿毒症性そう痒症などのそう痒症状、発熱、筋痙攣、嘔吐、運動障害、うつ病、ハンチントン病、記憶欠損、限定された脳機能、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、痴呆、関節炎、骨関節炎、糖尿病、肥満、 蕁麻疹、光線性角化症、角化棘細胞腫、脱毛症、メニエール氏病、耳鳴、聴覚過敏、不安障害および良性前立腺過形成から成る群から選択される、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
疼痛の治療を必要とする被験者において、請求項1〜65のいずれか1つに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、疼痛治療のための方法。
【請求項72】
前記疼痛が急性疼痛である、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記疼痛が慢性疼痛である、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記疼痛が術後疼痛である、請求項71に記載の方法。
【請求項75】
神経因性疼痛の治療を必要とする被験者において、請求項1〜65のいずれか1つに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、神経因性疼痛の治療方法。
【請求項76】
尿失禁の治療を必要とする被験者において、請求項1〜65のいずれか1つに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、尿失禁の治療方法。
【請求項77】
潰瘍性大腸炎の治療を必要とする被験者において、請求項1〜65のいずれか1つに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、潰瘍性大腸炎の治療方法。
【請求項78】
喘息の治療を必要とする被験者において、請求項1〜65のいずれか1つに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、喘息の治療方法。
【請求項79】
炎症の治療を必要とする被験者において、請求項1〜65のいずれか1つに記載の化合物の治療有効量を前記被験者に投与することを含む、炎症の治療方法。
【請求項80】
6が水素である請求項1に記載の化合物の調製方法であって、
(a)式(1)の化合物を式(2)のケトンと反応させて、
【化5】

【化6】

式(3)の化合物を形成する工程、
【化7】

(b)式(3)の化合物を式(4)の化合物に変換する工程、
【化8】

(c)式(4)の化合物を還元剤で還元して、式(5)の化合物を形成する工程、
【化9】

(d)式(5)の化合物を式(6)の化合物と反応させ、ここでX’は脱離基 およびRpは、水素、アルキルまたはアリールで、
【化10】

式(7)の化合物を形成する工程、
【化11】

(e)式(7)の化合物を式(8)の化合物と反応させて
【化12】

請求項1に記載の化合物を形成する工程
からなる調製方法。
【請求項81】
6が水素である請求項1に記載の化合物の調製方法であって、
(a)式(8)のアミンを式(6)の化合物と反応させ、ここでX’は脱離基 およびRpは、水素、アルキルまたはアリールで、
【化13】

【化14】

式(9)の化合物を形成する工程、
【化15】

(b)式(9)の化合物を式(5)の化合物と反応させて
【化16】

請求項1に記載の化合物を形成する工程
からなる調製方法。
【請求項82】
6が水素でる請求項1に記載の化合物の調製方法であって、式(9’)の化合物を
【化17】

式(5)の化合物と反応させて
【化18】

請求項1に記載の化合物を形成する工程、
からなる調製方法。
【請求項83】
6が水素である請求項1に記載の化合物の調製方法であって、
式(10)のアミンを式(8)の化合物と反応させて
【化19】

【化20】

請求項1に記載の化合物を形成する工程
からなる調製方法。
【請求項84】
下記の式の化合物の調製方法であって、
【化21】

式中、
XとYがそれぞれ独立して O、S(O)m、またはNReであり、
1とR2が共に、O、NR9またはS(O)mから選択されるヘテロ原子を1個以上任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員の飽和または不飽和環式環を形成し、
3とR4がそれぞれ独立して水素、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキルまたは−NR910であるか、あるいはR3とR4が共にオキソ基を形成し、
それぞれのR5がそれぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であり、
それぞれのR’とR”それぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、 −OR9、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であり、
それぞれのR9とR10が同一または異なっていてもよく、それぞれ独立して水素、−ORa、−SRa、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−NRab、−C(=L)−Ra、 −C(O)O−Ra、−C(O)NRab、−S(O)m−Raまたは−S(O)m−NRabであるか、あるいはR9とR10が、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRとRがそれぞれ独立して水素、−ORc、−SRc、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−C(=L)−Rc、−C(O)O−Rc、−C(O)NRcd、−S(O)m−Rc、−S(O)m−NRcd、−NRcdあるいは保護基であるか、あるいはRとRが、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRとRがそれぞれ独立して水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、あるいは置換または非置換ヘテロアリールアルキルあるいは保護基であるか、あるいはRとRが、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのReがそれぞれ独立して水素または置換または非置換アルキルであり、
それぞれのLがそれぞれ独立してO、S、またはNReであり、
それぞれのmがそれぞれ独立して0、1、または2であり、
nが0〜4の整数であって、および
pとqがそれぞれ独立して0、1、2、または3であり、
前記方法は
(a)式(4)の化合物を還元して
【化22】

式(5’)のアミンを形成する工程、
【化23】

(b)式(5’)のアミンを式(11)の化合物と反応させて
【化24】

ここでRpが水素、アルキル、またはアリールである、式IIの化合物を形成する工程
からなる調製方法。
【請求項85】
下記の式の化合物の調製方法であって、
【化25】

式中、
XとYがそれぞれ独立して、O、−S(O)m、またはNReであり、
1とR2が共に、O、NR9またはS(O)mから選択されるヘテロ原子を1個以上任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員の飽和または不飽和環式環を形成し、
3とR4がそれぞれ独立して水素、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキルまたは−NR910であるか、あるいはR3とR4が共にオキソ基を形成し、
それぞれのR5それぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、−OR9、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であり、
それぞれのR’とR”がそれぞれ独立して水素、ニトロ、シアノ、ハロゲン、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−OR9、−NR910、−C(=L)−R9、−C(O)O−R9、−C(O)NR910、−S(O)m−R9、または−S(O)m−NR910であり、
それぞれのR9とR10 が同一または異なっていてもよく、それぞれ独立して水素、−ORa、−SRa、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、NRab、−C(=L)−Ra、−C(O)O−Ra、−C(O)NRab、−S(O)m−Ra または−S(O)m−NRabであるか、あるいはR9とR10 が、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRとRがそれぞれ独立して、水素、−ORc、−SRc、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換ヘテロアリールアルキル、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、−C(=L)−Rc、−C(O)O−Rc、−C(O)NRcd、−S(O)m−Rc、−S(O)m−NRcd、−NRcdあるいは保護基であるか、あるいはRとR が、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのRcとRそれぞれ独立して水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換シクロアルキルアルキル、置換または非置換シクロアルケニル、置換または非置換シクロアルケニルアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アリールアルキル、置換または非置換ヘテロアリール、置換または非置換複素環基、置換または非置換ヘテロシクリルアルキル、あるいは置換または非置換ヘテロアリールアルキルあるいは保護基であるか、あるいはRとRが、それらが付着する窒素原子と共に、O、NReまたはSから選択されるヘテロ原子を少なくとも2個任意に含んでいてもよく、任意に置換されていてもよい3〜7員飽和または不飽和環式環を形成し、
それぞれのReがそれぞれ独立して水素または置換または非置換アルキルであり、
それぞれのLがそれぞれ独立してO、S、またはNReであり、
それぞれのmがそれぞれ独立して0、1、または2であり、
nが0〜4の整数であって、および
pとqがそれぞれ独立して0、1、2、または3であり
前記方法は、
(a)式(3)の化合物を還元して
【化26】

式(13)の化合物を形成する工程、
【化27】

(b)式(13)の化合物を式(6’)の化合物と反応させ、ここでX’は、脱離基であって、
【化28】

式(14)の化合物を形成する工程、
【化29】

(c)式(14)の化合物を塩基で加水分解して、式(15)の化合物を形成する工程、
【化30】

(d)式(15)の化合物を式(11)の化合物と反応させて
【化31】

ここでRpは水素、アルキル、またはアリールである、式IIの化合物を形成する工程
からなる調製方法。

【公表番号】特表2009−511465(P2009−511465A)
【公表日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−534106(P2008−534106)
【出願日】平成18年10月9日(2006.10.9)
【国際出願番号】PCT/IB2006/002814
【国際公開番号】WO2007/042906
【国際公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【出願人】(507119755)グレンマーク・ファーマシューティカルズ・エスエー (9)
【Fターム(参考)】