説明

認証装置、当該装置の制御方法、制御プログラム及び認証システム

【課題】携帯電話を利用する認証機能を携帯電話を有していないユーザでも利用可能にする認証装置を提供することにある。
【解決手段】コンピュータ3が、インターフォン2から呼出情報を受信し(ステップS302)、当該呼出情報が受信されたときに、インターフォン2に第2認証データの送信を要求し(ステップS303)、インターフォン2から第2認証データを受信し(ステップS306)、当該受信された第2認証データに対応する携帯電話の所有者情報のうち、呼出可能な携帯電話の所有者情報(呼出しフラグ=1)が第2認証テーブルに登録されているか否かを判別し(ステップS308)、呼出可能な携帯電話の所有者情報が第2認証テーブルに登録されている場合には、当該受信された第2認証データに対応するユーザ情報(第2認証テーブルのユーザ欄のユーザ名)を当該呼出可能な携帯電話に送信する(ステップS309)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯情報端末と呼出装置とに接続可能な認証装置、当該装置の制御方法、制御プログラム及び認証システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、携帯電話を用いた認証システムが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
この認証システムでは、第1の照合として、電話をかけてきたユーザの発信者番号(電話番号)が、予め登録されている電話番号か否かの照合を行う。該発信者番号が予め登録されている電話番号であれば、次に、第2の照合として、携帯電話を有するユーザがパスワード受付手段を介してパスワードの入力を行い、予め登録されているパスワードと一致するか否かの照合を行う。
【0004】
このように、ユーザが所有している携帯電話を使用して2段階の認証を行うことによって高度なセキュリティを実現している。
【特許文献1】特開2001−144865号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術では、第1の照合で用いる携帯電話をユーザが有していなければ、認証を行うことができないため、盗難、紛失、置忘れ等で携帯電話を有していないユーザは、認証を行うことができない。
【0006】
本発明の目的は、携帯電話を利用する認証機能を携帯電話を有していないユーザでも利用可能にする認証装置、当該装置の制御方法、制御プログラム及び認証システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1の認証装置は、第1認証データを送信する携帯情報端末と第2認証データを送信する呼出装置とに接続可能な認証装置であって、前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信手段と、当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に第2認証データの送信を要求する第2認証データ送信要求手段と、前記呼出装置を利用しているユーザのユーザ情報と、第2認証データと、携帯情報端末の所有者情報と対応づけて登録する登録手段と、前記呼出装置から第2認証データを受信する第2認証データ受信手段と、当該受信された第2認証データに対応する携帯情報端末の所有者情報のうち、呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記登録手段に登録されているか否かを判別する判別手段と、呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記登録手段に登録されている場合には、当該受信された第2認証データに対応するユーザ情報を当該呼出可能な携帯情報端末に送信するユーザ情報送信手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項5の認証装置は、第1認証データを送信する携帯情報端末と、撮影部を備えると共にワンタイム認証データを送信する呼出装置とに接続可能な認証装置であって、前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信手段と、当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に撮影命令を送信する撮影命令送信手段と、前記呼出装置で撮影された撮影データを受信する撮影データ受信手段と、当該受信された撮影データを前記携帯情報端末に送信する撮影データ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項9の認証装置の制御方法及び請求項11の制御プログラムは、請求項1の認証装置と同様の動作をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
請求項10の認証装置の制御方法及び請求項12の制御プログラムは、請求項5の認証装置と同様の動作をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0011】
請求項13の認証システムは、呼出装置と、携帯情報端末から第1認証データ及び前記呼出装置から第2認証データを受信し、当該受信された第1認証データ及び第2認証データの認証を実行する認証装置とを備える認証システムであって、前記呼出装置は、前記認証装置に呼出情報を送信する呼出情報送信手段と、前記認証装置から第2認証データの送信を要求された場合に、当該第2認証データを入力する第2認証データ入力手段と、当該入力された第2認証データを前記認証装置に送信する第2認証データ送信手段とを備え、前記認証装置は、前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信手段と、当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に第2認証データの送信を要求する第2認証データ送信要求手段と、前記呼出装置を利用しているユーザのユーザ情報と、第2認証データと、携帯情報端末の所有者情報と対応づけて登録する登録手段と、前記呼出装置から第2認証データを受信する第2認証データ受信手段と、当該受信された第2認証データに対応する携帯情報端末の所有者情報のうち、呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記登録手段に登録されているか否かを判別する判別手段と、呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記登録手段に登録されている場合には、当該受信された第2認証データに対応するユーザ情報を当該呼出可能な携帯情報端末に送信するユーザ情報送信手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項14の認証システムは、呼出装置と、携帯情報端末から第1認証データ及び前記呼出装置からワンタイム認証データを受信し、当該受信された第1認証データ及びワンタイム認証データの認証を実行する認証装置とを備える認証システムであって、前記呼出装置は、前記認証装置に呼出情報を送信する呼出情報送信手段を備え、前記認証装置は、前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信手段と、当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に撮影命令を送信する撮影命令送信手段と、前記呼出装置で撮影された撮影データを受信する撮影データ受信手段と、当該受信された撮影データを前記携帯情報端末に送信する撮影データ送信手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本願発明によれば、携帯電話を有していないユーザが、携帯電話を利用する認証の前に、携帯電話を所有するユーザに認証装置への接続を依頼できる。よって、携帯電話を利用する認証機能を、携帯電話を有していないユーザでも利用可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る認証システムの構成図である。
【0016】
同図において、1はインターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線に接続可能な携帯電話である。携帯電話1は、通信回線を介してモデム又はネットワークI/F(不図示)を備えるコンピュータ3と通信可能である。更に、携帯電話1は、静止画像又は動画像を受信し、受信した静止画像や動画像等を表示部に表示することができる。
【0017】
また、2は、コンピュータ3と通信可能(アナログ・ディジタルいずれでも良い)に接続されているインターフォンである。
【0018】
コンピュータ3は、通信回線を介して携帯電話1、インターフォン2及び電気錠5と通信可能に接続されている。ドア4に備えられた電気錠5は、ドアの開平状態を検出するとともにコンピュータ3からの解錠又は施錠命令に従って解錠又は施錠を行う。
【0019】
尚、図1に示すシステム構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
【0020】
図2は、図1のインターフォン2及びコンピュータ3のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0021】
コンピュータ3は、CPU301、ROM302、RAM303、システムバス304、入力コントローラ305、ビデオコントローラ306、メモリコントローラ307、通信I/Fコントローラ308、キーボード/マウス309、CRTディスプレイ310(以下、単にCRTという)及び外部メモリ311を備えている。
【0022】
CPU301は、システムバス304に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM302又は外部メモリ311には、CPU301の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(OS)など、コンピュータの実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。RAM303は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU301は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM303にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現する。
【0023】
また、入力コントローラ305は、キーボード/マウス309や不図示の入力デバイスからの入力を制御する。ビデオコントローラ306は、CRT310等の表示器における表示処理を制御する。表示器はCRTだけでなく、例えば液晶ディスプレイ等の他の表示器であっても構わない。メモリコントローラ307は、ブートプログラム、ブラウザソフトウェア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザーファイル、編集ファイル、及び各種データ等を記憶する、ハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)又はPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ311へのアクセスを制御する。
【0024】
通信I/Fコントローラ308は、通信回線又はネットワークを介して外部機器と接続し、通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。尚、CPU301は、例えばRAM303内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT310上での表示を可能としている。また、CPU301は、CRT310上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0025】
さらに、音声信号については、不図示のマイクやスピーカーを通じてインターフォン2とで通信することを可能としている。
本実施の形態の動作を実現するためのプログラムは、外部メモリ311に記録されており、必要に応じてRAM303にロードされることによりCPU301によって実行される。さらに、上記のプログラムが用いる各種情報テーブル(図5に示す第1認証テーブルや図9に示す第2認証テーブル)も外部メモリ311に格納されており、必要に応じてRAM303にロードされる。
【0026】
インターフォン2は、CPU201、ROM202、RAM203、システムバス204、表示部205、撮影部206、入力部207及び通信I/Fコントローラ208を備えている。
【0027】
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202には、CPU201の制御プログラムなど、インターフォンの実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現する。
【0028】
表示部205は、入力部207で入力された内容を表示したり、ユーザに指示や警告を与える表示をしたり、撮影部206で撮影された画像を表示する。撮影部206は、入力部207でボタンが押下されたり、コンピュータ3からの撮影指示を受信したときに、インターフォン前の人物を撮影する。入力部207は、パスワードを入力するためのボタン、OKボタンやキャンセルボタン及びテンキーなどを有している。
【0029】
通信I/Fコントローラ208は、通信回線又はネットワークを介して外部機器と接続し、通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。
【0030】
なお、音声信号については、不図示のマイクやスピーカーを通じてコンピュータ3とで通信することを可能としている。
【0031】
図3及び図4は、図1の認証システムで実行される認証処理を示すフローチャートである。
【0032】
尚、インターフォン2で実行される処理はCPU201が、コンピュータ3で実行される処理はCPU301がそれぞれ主として行う。
【0033】
まず、ユーザが入力部207に含まれる呼び鈴を押下すると、インターフォン2は、コンピュータ3に呼び鈴が押下された旨の情報(呼出情報)を送信する(ステップS301)。
【0034】
コンピュータ3は、インターフォン2から送信された呼出情報を受信し(ステップS302)、第2キー(パスワード)の入力要求画面の情報をインターフォン2に送信する(ステップS303)。
【0035】
インターフォン2は、コンピュータ3から受けた第2キーの入力要求画面の情報から第2キーの入力を促す画面を表示する(ステップS304)。そして、ユーザが表示された入力画面を見て第2キーを入力するのを待つ。インターフォン2は、入力された第2キーをコンピュータに送信する(ステップS305)。
【0036】
コンピュータ3は、当該第2キーを受信し(ステップS306)、当該受信された第2キーが図9に示す第2認証テーブルに登録されているか否かを判別する(ステップS307)。受信された第2キーが第2認証テーブルに登録されていない場合には、本処理を終了する。一方、受信された第2キーが第2認証テーブルに登録されている場合には、第2認証テーブルの中に呼出しフラグが「1」のユーザがいるか否かを判別する(ステップS308)。尚、呼出フラグは、優先順位のある呼出フラグであっても構わない。具体的には、「1」「2」「3」・・・のような番号が、呼出フラグとして設定されていてもよい。この場合、優先順位の最も高い呼出しフラグ「1」の第1キー(携帯番号)に電話し、その携帯電話と接続できなければ、次に優先順位の高い呼出しフラグ「2」の第1キー(携帯番号)に電話することができる。
【0037】
ステップS308において、第2認証テーブルの中に呼出しフラグが「1」のユーザがいない場合には、本処理を終了する。一方、第2認証テーブルの中に呼出しフラグが「1」のユーザがいる場合(図9の第2認証テーブルでは家族A)には、該当する携帯電話に架電すると共に、ステップS306で受信された第2キーに対応するユーザ情報を第2認証テーブルから読み出し、該当する携帯電話(ここでは、携帯電話1とする)に送信する(ステップS309)。
【0038】
携帯電話1は、コンピュータ3から送信されてきたユーザ情報を受信し(ステップS311)、通話を一旦切断する(ステップS311)。
【0039】
なお、ステップS309からステップS311は、直接架電しユーザ情報を送受信するプログラムに基づいて行う方法に限らず、電子メールによる方法でもかまわない。
【0040】
携帯電話1は、解錠を許可する場合に(ステップS312でYES)、コンピュータ3に対して架電(発呼)する(ステップS313)。解錠を許可しない場合には(ステップS312でNO)、本処理は終了する。
【0041】
コンピュータ3は、携帯電話1からの着信を受け、第1キーとしての発信先電話番号を受信する(ステップS314)。コンピュータ3は、ステップS314で受信した発信先電話番号が、図5に示す第1認証テーブルに含まれているか検索する(ステップS315)。具体的には、コンピュータ3は、図5に示す第1認証テーブルを外部メモリ311に予め格納しており、発信先電話番号が該第1認証テーブルの第1キー(電話番号)のフィールドに登録されているかを検索する。
【0042】
ステップS315で検索後、発信先電話番号が第1認証テーブルに含まれているか否かを判別する(ステップS316)。発信先電話番号が第1認証テーブルに含まれていない場合には、コンピュータ3は携帯電話1に対し間違い電話である旨のメッセージを送信する(ステップS318)。一方、発信先電話番号が第1認証テーブルに含まれている場合には、コンピュータ3は、図6に示す通話状態フラグを「0」から「1」に更新する(ステップS317)。ここで、通話状態フラグは、外部メモリ311に記憶されており、通話中であることを「1」で示し、通話中でないことを「0」で示す。通話状態フラグの初期状態は「0」である。また、コンピュータ3は、携帯電話1との通信状態を常に監視し、携帯電話1との通信が切断されると、通話状態フラグは自動的に「0」に書き換えられる。
【0043】
次いで、コンピュータ3は、変数Nに対して0(ゼロ)を代入する(ステップS319)。変数Nは、外部メモリ311に記憶されており、不審者等を検知するためのパスワード(第2キー)を入力した回数をカウントするカウンターである。
【0044】
コンピュータ3は、第2キー(パスワード)の入力の要求画面の情報をインターフォン2に送信する(ステップS320)。
【0045】
インターフォン2は、コンピュータ3から受けた第2キーの入力要求画面の情報から第2キーの入力を促す画面を表示する(ステップS321)。そして、ユーザが表示された入力画面を見て第2キーを入力するのを待つ。インターフォン2は、入力された第2キーをコンピュータに送信する(ステップS322)。
【0046】
コンピュータ3は、当該第2キーを受信し(ステップS323)、図6に示す通話状態フラグが「1」であるか否かを判別する(ステップS324)。
【0047】
ステップS324で、通話状態フラグが「0」の場合、即ち通話中でない場合は、メッセージ表示処理を実行する(ステップS326)。
【0048】
ここで、メッセージ表示処理を図7に基づいて説明する。
【0049】
まず、コンピュータ3が、許可されなかった旨の認証不可メッセージ(情報)をインターフォン2に送信する(ステップS701)。インターフォン2は、そのメッセージを受信し(ステップS702)、当該メッセージを表示部205に表示して(ステップS703)、本処理を終了する。
【0050】
図4のステップS326のメッセージ表示処理の実行後に、コンピュータ3は、撮影処理を実行する(ステップS327)。この撮影処理は、インターフォン2に設けられたカメラ等の撮影部6が解錠しようとしている者(ユーザー)を撮影し、撮影した画像を携帯電話1に送信する処理である。
【0051】
以下、撮影処理を図8に基づいて説明する。
【0052】
コンピュータ3は、撮影命令をインターフォン2に送信する(ステップS801)。インターフォン2は撮影命令をコンピュータ3から受信し(ステップS802)、撮影部206で解錠しようとしている者を撮影し(ステップS803)、コンピュータ3に撮影したデータ(写真データ又は動画像データ)を送信する(ステップS804)。コンピュータ3は、インターフォン2からその写真データ又は動画像データを受信すると(ステップS805)、携帯電話1に対して当該写真データ又は動画像データを送信する(ステップS806)。携帯電話1は、当該写真データ又は動画像データを受信し(ステップS807)、当該写真データ又は動画像データを不図示の液晶表示部に表示する。これにより、携帯電話1の所持者は、解錠しようとしている者を把握することができ、不審者であるか否かの判断を行うことができる。特に、携帯電話1の所持者がインターフォン2から離れた遠隔地にいる場合に効果的である。また、通話中の状態でないと解錠ができないので、不審者が表示された場合には電話を切ることによって、解錠を阻止することができる。
【0053】
図4に戻り、ステップS324で通話状態フラグが「1」の場合には、コンピュータ3は、ステップS323で受信した第2キーが図9に示す第2認証テーブルに格納されているか検索する(ステップS325)。
【0054】
ステップS325で検索後、コンピュータ3は、第2キーが第2認証テーブルに含まれているか否かを判別する(ステップS328)。第2キーが第2認証テーブルに含まれている場合には、図8の撮影処理を実行する(ステップS329)。
【0055】
その後、コンピュータ3は、通話状態フラグが「1」であるか否かを判別する(ステップS330)。通話状態フラグが「0」である場合には、図7のメッセージ表示処理を実行し、本処理を終了する。一方、通話状態フラグが「1」である場合には、コンピュータ3は、解錠命令の信号(解錠信号)をドア4の電気錠5に送信する(ステップS331)。これにより、解錠信号を受信した電気錠5は解錠する。
【0056】
次いで、コンピュータ3は電気錠5からドアが閉まった旨の情報を受信したか否かを判別し(ステップS333)、電気錠5からドアが閉まった旨の情報を受信した場合には、施錠命令の信号(施錠信号)を電気錠5に送信する(ステップS335)。これを受信した電気錠5は施錠する。一方、電気錠5からドアが閉まった旨の情報を受信していない場合には、コンピュータ3は、ステップS331で電気錠5が解錠されてから一定時間(例えば、3分)経過したか否かを判別する(ステップS334)。
【0057】
電気錠5が解錠されてから一定時間経過していない場合には、ステップS333に戻る。一方、電気錠5が解錠されてから一定時間経過している場合には、ステップS335に進む。
【0058】
その後、コンピュータ3は、図6の通話状態フラグを「0」に更新し(ステップS336)、携帯電話1に施錠した旨のメッセージ(施錠情報)を送信し、通信を切断する(ステップS337)。携帯電話1は、施錠された旨のメッセージ(情報)を受信して(ステップS342)、本処理を終了する。
【0059】
上記ステップS328において、第2キーが第2認証テーブルに含まれていない場合には、変数Nが予め設定された所定数(例えば「2」)よりも大きいか否かを判別する(ステップS338)。ここでは、不審者検知のため、パスワード(第2キー)を入力した回数が所定数よりも大きいか否かを判別している。
【0060】
ステップS338において、変数Nが予め設定された所定数よりも大きい場合には、コンピュータ3が、照合できない旨の図7の認証不可メッセージ表示処理を実行し(ステップS339)、図8の撮影処理を実行して(ステップS340)、本処理を終了する。
【0061】
一方、ステップS338において、変数Nが予め設定された所定数よりも大きい場合には、変数Nを1インクリメントして(ステップS341)、ステップS320に戻る。
【0062】
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、コンピュータ3が、インターフォン2から呼出情報を受信し(ステップS302)、当該呼出情報が受信されたときに、インターフォン2に第2認証データの送信を要求し(ステップS303)、インターフォン2から第2認証データを受信し(ステップS306)、当該受信された第2認証データに対応する携帯電話の所有者情報のうち、呼出可能な携帯電話の所有者情報(呼出しフラグ=1)が第2認証テーブルに登録されているか否かを判別し(ステップS308)、呼出可能な携帯電話の所有者情報が第2認証テーブルに登録されている場合には、当該受信された第2認証データに対応するユーザ情報(第2認証テーブルのユーザ欄のユーザ名)を当該呼出可能な携帯電話に送信する(ステップS309)。つまり、携帯電話を有していない人がインターフォン2のボタンを押下すると自動的に携帯電話を有する人へのアクセスが行われるので、携帯電話を有していないユーザが、携帯電話を利用する認証の前に、携帯電話を所有するユーザにコンピュータ3への接続を依頼できる。よって、携帯電話を利用する認証機能を携帯電話を有していないユーザでも利用可能になる。また、一旦携帯電話を所有するユーザが携帯電話でコンピュータ3にアクセスすれば、第1キーの認証が自動的に終了し、その後の第2キーの入力はインターフォン2から可能であるので、携帯電話を有していないユーザでも簡単に電子鍵の解錠が可能となる。
【0063】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、携帯電話を有していないユーザが、携帯電話を所有するユーザにコンピュータ3への接続を依頼する際に、ユーザ情報(第2認証テーブルのユーザ欄のユーザ名)が送信していたが、本実施の形態では、インターフォン2の撮影部206を利用して、携帯電話を有していないユーザの写真データ又は動画像データを送信する。
【0064】
第1の実施の形態に係る認証システムと第2の実施の形態に係る認証システムの構成は同一なので、その説明は省略する。
【0065】
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る認証システムで実行される認証処理を示すフローチャートである。
【0066】
まず、ユーザが入力部207に含まれる呼び鈴を押下すると、インターフォン2は、コンピュータ3に呼び鈴が押下された旨の情報(呼出情報)を送信する(ステップS1001)。
【0067】
コンピュータ3は、インターフォン2から送信された呼出情報を受信し(ステップS1002)、図8の撮影処理を実行する(ステップS1003)。
【0068】
図8の撮影処理では、最後に携帯電話1がコンピュータ3から写真データ又は動画像データを受信する(ステップS807)。その後、携帯電話1は通話を一旦切断する(ステップS1004)。
【0069】
携帯電話1は、解錠を許可しない場合には(ステップS1005でNO)、本処理は終了する。一方、解錠を許可する場合には(ステップS1005でYES)、ワンタイムパスワードを作成する(ステップS1006)。このワンタイムキー(ワンタイムパスワード)は、携帯電話1においてユーザが選択した値を使用して作成するか又は携帯電話1において所定のボタンが押下されることで起動するワンタイムキー作成用のプログラムに基づいて自動的に作成される。
【0070】
次いで、携帯電話1は、コンピュータ3に対して架電(発呼)する(ステップS1007)。
【0071】
コンピュータ3は、携帯電話1からの着信を受け、第1キーとしての発信先電話番号を受信すると共にステップS1006で作成されたワンタイムキーを受信する(ステップS1008)。
【0072】
次いで、コンピュータ3は、受信したワンタイムキーをインターフォン2に対して送信する(ステップS1009)。
【0073】
インターフォン2は、コンピュータ3から送信されたワンタイムキーを受信し、受信されたワンタイムキーを表示部205で表示する(ステップS1010)。
【0074】
コンピュータ3は、ステップS1008で受信した発信先電話番号が、図5に示す第1認証テーブルに含まれているか検索する(ステップS1011)。具体的には、コンピュータ3は、図5に示す第1認証テーブルを外部メモリ311に予め格納しており、発信先電話番号が該第1認証テーブルの第1キー(電話番号)のフィールドに登録されているかを検索する。
【0075】
ステップS1011で検索後、発信先電話番号が第1認証テーブルに含まれているか否かを判別する(ステップS1012)。発信先電話番号が第1認証テーブルに含まれていない場合には、コンピュータ3は携帯電話1に対し間違い電話である旨のメッセージを送信する(ステップS1014)。一方、発信先電話番号が第1認証テーブルに含まれている場合には、コンピュータ3は、図6に示す通話状態フラグを「0」から「1」に更新する(ステップS1013)。ここで、通話状態フラグは、外部メモリ311に記憶されており、通話中であることを「1」で示し、通話中でないことを「0」で示す。通話状態フラグの初期状態は「0」である。また、コンピュータ3は、携帯電話1との通信状態を常に監視し、携帯電話1との通信が切断されると、通話状態フラグは自動的に「0」に書き換えられる。
【0076】
次いで、コンピュータ3は、変数Nに対して0(ゼロ)を代入する(ステップS1015)。変数Nは、外部メモリ311に記憶されており、不審者等を検知するため、パスワード(第2キー)を入力した回数をカウントするカウンターである。
【0077】
コンピュータ3は、ワンタイムキー(パスワードに相当する)の入力の要求画面の情報をインターフォン2に送信する(ステップS1016)。
【0078】
インターフォン2は、コンピュータ3から受けたワンタイムキーの入力要求画面の情報からワンタイムキーの入力を促す画面を表示する(ステップS1017)。そして、ユーザが表示された入力画面を見て第2キーを入力するのを待つ。インターフォン2は、入力されたワンタイムキーをコンピュータに送信する(ステップS1018)。
【0079】
コンピュータ3は、当該ワンタイムキーを受信する(ステップS1019)。
【0080】
その後のコンピュータ3の処理は図4のステップS324〜ステップS337と同様なので、説明は省略する。尚、図4のステップS324〜ステップS337の説明において、第2キーと記載されている部分はワンタイムキーと読替え、ステップS329の処理はスキップする(ステップS328でYES→ステップS330)。
【0081】
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、コンピュータ3が、インターフォン2から呼出情報を受信し(ステップS1002)、呼出情報が受信されたときに、インターフォン2に撮影命令を送信し(ステップS1003;ステップS801)、インターフォン2で撮影された撮影データを受信し(ステップS1003;ステップS805)、当該受信された撮影データを携帯電話1に送信する(ステップS1003;ステップS806)。これにより、携帯電話を有していないユーザが、携帯電話を利用する認証の前に、携帯電話を所有するユーザにコンピュータ3への接続を依頼できる。よって、携帯電話を利用する認証機能を携帯電話を有していないユーザでも利用可能になる。また、ワンタイムキー(ワンタイムパスワード)を用いることにより、携帯電話を有していないユーザが第二キーを知らなくても解錠することができる。
【0082】
なお、本発明は上述した個人住宅の玄関の認証システムに限らず、集合住宅の共同玄関や、金庫、ロッカーなどに適用しても良い。
【0083】
また、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0084】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0085】
又、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0086】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0087】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る認証システムの構成図である。
【図2】図1のインターフォン2及びコンピュータ3のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】図1の認証システムで実行される認証処理を示すフローチャートである。
【図4】図1の認証システムで実行される認証処理を示すフローチャートである。
【図5】第1認証テーブルの一例を示す図である。
【図6】通話状態フラグの一例を示す図である。
【図7】メッセージ表示処理を示すフローチャートである。
【図8】撮影処理を示すフローチャートである。
【図9】第2認証テーブルの一例を示す図である。
【図10】発明の第2の実施の形態に係る認証システムで実行される認証処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0089】
1 携帯電話
2 インターフォン
3 コンピュータ
4 ドア
5 電気錠
201,301 CPU
202,302 ROM
203,303 RAM
204,304 システムバス
205 表示部
206 撮影部
207 入力部
208,308 通信I/Fコントローラ
305 入力コントローラ
306 ビデオコントローラ
307 メモリコントローラ
309 キーボード/マウス
310 CRTディスプレイ
311 外部メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1認証データを送信する携帯情報端末と第2認証データを送信する呼出装置とに接続可能な認証装置であって、
前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信手段と、
当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に第2認証データの送信を要求する第2認証データ送信要求手段と、
前記呼出装置を利用しているユーザのユーザ情報と、第2認証データと、携帯情報端末の所有者情報と対応づけて登録する登録手段と、
前記呼出装置から第2認証データを受信する第2認証データ受信手段と、
当該受信された第2認証データに対応する携帯情報端末の所有者情報のうち、呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記登録手段に登録されているか否かを判別する判別手段と、
呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記登録手段に登録されている場合には、当該受信された第2認証データに対応するユーザ情報を当該呼出可能な携帯情報端末に送信するユーザ情報送信手段と
を備えることを特徴とする認証装置。
【請求項2】
前記携帯情報端末から前記第1認証データ及び前記呼出装置から前記第2認証データを受信するデータ受信手段と、
前記携帯情報端末と通信中に、前記受信された第1認証データ及び第2認証データの認証を実行する認証手段と
を備えることを特徴とする請求項1記載の認証装置。
【請求項3】
前記携帯情報端末との通信が切断されたときには、前記呼出装置に認証不可メッセージを送信するメッセージ送信手段を備えることを特徴とする請求項2記載の認証装置。
【請求項4】
前記呼出装置に撮影命令を送信する撮影命令送信手段と、
前記呼出装置で撮影された撮影データを受信する撮影データ受信手段と、
当該受信された撮影データを前記携帯情報端末に送信する撮影データ送信手段とを備えることを特徴とする請求項2又は3記載の認証装置。
【請求項5】
第1認証データを送信する携帯情報端末と、撮影部を備えると共にワンタイム認証データを送信する呼出装置とに接続可能な認証装置であって、
前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信手段と、
当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に撮影命令を送信する撮影命令送信手段と、
前記呼出装置で撮影された撮影データを受信する撮影データ受信手段と、
当該受信された撮影データを前記携帯情報端末に送信する撮影データ送信手段と
を備えることを特徴とする認証装置。
【請求項6】
前記携帯情報端末から前記第1認証データ及び前記呼出装置から前記ワンタイム認証データを受信するデータ受信手段と、
前記携帯情報端末と通信中に、前記受信された第1認証データ及びワンタイム認証データの認証を実行する認証手段と
を備えることを特徴とする請求項5記載の認証装置。
【請求項7】
前記携帯情報端末との通信が切断されたときには、前記呼出装置に認証不可メッセージを送信するメッセージ送信手段を備えることを特徴とする請求項6記載の認証装置。
【請求項8】
前記呼出装置に撮影命令を送信する撮影命令送信手段と、
前記呼出装置で撮影された撮影データを受信する撮影データ受信手段と、
当該受信された撮影データを前記携帯情報端末に送信する撮影データ送信手段とを備えることを特徴とする請求項5又は6記載の認証装置。
【請求項9】
第1認証データを送信する携帯情報端末と第2認証データを送信する呼出装置とに接続可能な認証装置の制御方法であって、
前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信工程と、
当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に第2認証データの送信を要求する第2認証データ送信要求工程と、
前記呼出装置を利用しているユーザのユーザ情報と、第2認証データと、携帯情報端末の所有者情報と対応づけてメモリに登録する登録工程と、
前記呼出装置から第2認証データを受信する第2認証データ受信工程と、
当該受信された第2認証データに対応する携帯情報端末の所有者情報のうち、呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記メモリに登録されているか否かを判別する判別工程と、
呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記メモリに登録されている場合には、当該受信された第2認証データに対応するユーザ情報を当該呼出可能な携帯情報端末に送信するユーザ情報送信工程と
を備えることを特徴とする認証装置の制御方法。
【請求項10】
第1認証データを送信する携帯情報端末と、撮影部を備えると共にワンタイム認証データを送信する呼出装置とに接続可能な認証装置の制御方法であって、
前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信工程と、
当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に撮影命令を送信する撮影命令送信工程と、
前記呼出装置で撮影された撮影データを受信する撮影データ受信工程と、
当該受信された撮影データを前記携帯情報端末に送信する撮影データ送信工程と
を備えることを特徴とする認証装置の制御方法。
【請求項11】
第1認証データを送信する携帯情報端末と第2認証データを送信する呼出装置とに接続可能なコンピュータに、
前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信工程と、
当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に第2認証データの送信を要求する第2認証データ送信要求工程と、
前記呼出装置を利用しているユーザのユーザ情報と、第2認証データと、携帯情報端末の所有者情報と対応づけてメモリに登録する登録工程と、
前記呼出装置から第2認証データを受信する第2認証データ受信工程と、
当該受信された第2認証データに対応する携帯情報端末の所有者情報のうち、呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記メモリに登録されているか否かを判別する判別工程と、
呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記メモリに登録されている場合には、当該受信された第2認証データに対応するユーザ情報を当該呼出可能な携帯情報端末に送信するユーザ情報送信工程と
を実行させることを特徴とする制御プログラム。
【請求項12】
第1認証データを送信する携帯情報端末と、撮影部を備えると共にワンタイム認証データを送信する呼出装置とに接続可能なコンピュータに、
前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信工程と、
当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に撮影命令を送信する撮影命令送信工程と、
前記呼出装置で撮影された撮影データを受信する撮影データ受信工程と、
当該受信された撮影データを前記携帯情報端末に送信する撮影データ送信工程と
を実行させることを特徴とする制御プログラム。
【請求項13】
呼出装置と、携帯情報端末から第1認証データ及び前記呼出装置から第2認証データを受信し、当該受信された第1認証データ及び第2認証データの認証を実行する認証装置とを備える認証システムであって、
前記呼出装置は、
前記認証装置に呼出情報を送信する呼出情報送信手段と、
前記認証装置から第2認証データの送信を要求された場合に、当該第2認証データを入力する第2認証データ入力手段と、
当該入力された第2認証データを前記認証装置に送信する第2認証データ送信手段とを備え、
前記認証装置は、
前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信手段と、
当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に第2認証データの送信を要求する第2認証データ送信要求手段と、
前記呼出装置を利用しているユーザのユーザ情報と、第2認証データと、携帯情報端末の所有者情報と対応づけて登録する登録手段と、
前記呼出装置から第2認証データを受信する第2認証データ受信手段と、
当該受信された第2認証データに対応する携帯情報端末の所有者情報のうち、呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記登録手段に登録されているか否かを判別する判別手段と、
呼出可能な携帯情報端末の所有者情報が前記登録手段に登録されている場合には、当該受信された第2認証データに対応するユーザ情報を当該呼出可能な携帯情報端末に送信するユーザ情報送信手段と
を備えることを特徴とする認証システム。
【請求項14】
呼出装置と、携帯情報端末から第1認証データ及び前記呼出装置からワンタイム認証データを受信し、当該受信された第1認証データ及びワンタイム認証データの認証を実行する認証装置とを備える認証システムであって、
前記呼出装置は、前記認証装置に呼出情報を送信する呼出情報送信手段を備え、
前記認証装置は、
前記呼出装置から呼出情報を受信する呼出情報受信手段と、
当該呼出情報が受信されたときに、前記呼出装置に撮影命令を送信する撮影命令送信手段と、
前記呼出装置で撮影された撮影データを受信する撮影データ受信手段と、
当該受信された撮影データを前記携帯情報端末に送信する撮影データ送信手段と
を備えることを特徴とする認証システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−174559(P2007−174559A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−372766(P2005−372766)
【出願日】平成17年12月26日(2005.12.26)
【出願人】(592135203)キヤノンシステムソリューションズ株式会社 (528)
【Fターム(参考)】