説明

誘導加熱用調理器具、誘導加熱調理器及び調理方法

【課題】炙り焼き調理等を実行可能な炭で構成された誘導加熱用調理器具を提供する。
【解決手段】誘導加熱用調理器具である炭プレート50は、筐体10の上部を覆うガラストップ30と、ガラストップ30の下側に設けた誘導加熱コイル20とを備えた誘導加熱調理器100に使用され、その原材料の炭素含有量を99%以上としたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導加熱調理器に使用される誘導加熱用調理器具、その誘導加熱用調理器具を使用して加熱調理する誘導加熱調理器及びそれらを使用した調理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、炊飯器やIHクッキングヒータ等の誘導加熱調理器に使用する炭(炭素)で構成された調理器具が存在する。そのようなものとして、「調理器本体に載置される鍋と、この鍋の外底面部または外周面部に対向するように設けられ前記鍋を誘導加熱する誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルを通電制御する制御手段とを備え、前記鍋を黒鉛から構成した」誘導加熱調理器が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。また、「炭素材料を主成分とし、前記炭素材料に合成樹脂を添加した複合材料を基材として成形した」調理鍋が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
【0003】
このように炭で構成された調理器具は、鉄やステンレス等の磁性体金属により構成される調理器具に比較して、渦電流が発生し易く、熱伝導性に優れているという特徴を有している。また、磁性体金属で構成される調理器具よりも、軽量化を図ることができ、ユーザの利便性を向上できる。さらに、腐食の発生を防止できるとともに、調理器具の製造時における損傷や変形を低減でき、調理器具の品質を向上させることが可能になっている。
【0004】
【特許文献1】特開平9−75211号公報(第3頁、第1図)
【特許文献2】特開2005−168551号公報(第4頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の特許文献に記載されている調理器具は、調理鍋等として炊飯や煮物等の調理に使用されている。また、近年においては、ラジエントヒータで行っていた調理についても、誘導加熱で行なえることが望まれている。つまり、ラジエントヒータが行っていた炙り焼き調理等を、ラジエントヒータを備えていなくても実行できる誘導加熱調理器が望まれているのである。しかしながら、炭で構成されている調理鍋では、炙り焼き調理等をすることができないという課題があった。
【0006】
なお、鉄やステンレス等の磁性体金属で構成されているフライパン等を使用すれば、炙り焼き調理等をすることができる。しかしながら、これでは、炭で構成されている調理器具の有している有利な特徴を活用することができないという課題もあった。したがって、炭で構成された調理器具の有する有利な特徴を活用しつつ、今後の市場動向に対応できるような誘導加熱調理器が望まれているのである。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、炙り焼き調理等を実行可能な炭成分で構成された誘導加熱用調理器具を提供することを第1の目的とする。この第1の目的に加えて、誘導加熱用調理器具を使用可能な誘導加熱調理器を提供することを第2の目的とする。また、炭成分で構成された誘導加熱用調理器具の特徴を更に活用した調理方法を提供することを第3の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る誘導加熱用調理器具は、筐体の上部を覆うガラストップと、前記ガラストップの下側に設けた誘導加熱コイルとを備えた誘導加熱調理器に使用される誘導加熱用調理器具であって、該誘導加熱用調理器具の原材料の炭素含有量を99%以上としたことを特徴とする。また、本発明に係る誘導加熱調理器は、上記の誘導加熱用調理器具を収容可能なロースターを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る調理方法は、上記の誘導加熱用調理器具を上記の誘導加熱調理器で加熱調理する調理方法であって、前記誘導加熱用調理器具を前記誘導加熱コイルで誘導加熱した後に、連続して前記ロースター内で加熱調理可能にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る誘導加熱用調理器具は、原材料の炭素含有量を99%以上としたので、渦電流が発生し易く、熱伝導性に優れており、誘導加熱調理に適しているという特徴を有している。また、本発明に係る誘導加熱調理器は、上記の誘導加熱用調理器具を収容可能なロースターを備えているので、誘導加熱用調理器具をそのままの状態でロースター内に収容でき、加熱調理することができる。
【0011】
本発明に係る調理方法は、誘導加熱用調理器具を誘導加熱コイルで誘導加熱した後に、連続してロースター内で加熱調理可能になっているので、調理の一連の流れを簡略することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炭プレート50が誘導加熱調理器100に載置されている状態を示す斜視図である。図1に基づいて、誘導加熱用調理器具である炭プレート50の構成及び機能について説明する。この炭プレート50は、原材料の99%以上を炭成分で構成したことを特徴としている。つまり、炭プレート50は、原材料の炭素含有量が99%以上の焼結体として構成されている。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
【0013】
図1に示すように、炭プレート50は、誘導加熱用調理器具として誘導加熱調理器100に載置されて使用される。この図1では、炭プレート50が円盤状に構成されている場合を例に示している。そして、炭プレート50の上面が波打つような形状となっており、下面(底面)が平坦な形状となっている。この誘導加熱調理器100は、誘導加熱による調理鍋載置部を左右に二口、ラジエントヒータ(RH)加熱による調理鍋載置部を奥中央に一口設けた、ビルトイン型(システムキッチン一体型)IHクッキングヒータである場合を例に示している。
【0014】
この炭プレート50のように誘導加熱調理器を炭で構成すると、鉄やステンレス等の磁性体金属により構成される誘導加熱調理器に比較して、渦電流が発生し易く、熱伝導性に優れているという特徴を有している。また、炭プレート50は、磁性体金属により構成される誘導加熱調理器に比較して、熱応力に対する変形が少ないという特徴を有している。さらに、炭プレート50は、磁性体金属で構成される誘導加熱調理器よりも、軽量化を図ることができるともに、腐食の発生を防止できるという特徴を有している。
【0015】
したがって、炭プレート50は、以上のような特徴を有しているために、フライパン等の調理器具を用いなくても、炙り焼き調理等を容易にすることが可能になる。また、誘導加熱に不向きなアルミニウムや銅で構成された調理器具を、炭プレート50に載置して加熱することが可能になる。さらに、炙り焼き調理に限らず、肉や魚等の被加熱物を焼く際にも、炭プレート50が変形しにくいという効果を有している。
【0016】
ここで、簡単に誘導加熱調理器100の構成について説明する。誘導加熱調理器100は、筐体10と、筐体10の上部を覆うガラストップ30と、ガラストップ30の外周部を保持するフレーム32とで構成されている。筐体10には、電流によって発生する磁力線によって、ガラストップ30に載置される鍋やフライパン、炭プレート50等の誘導加熱用調理器具に渦電流を生じさせ、誘導加熱調理器自体を発熱させる誘導加熱コイル20(図3参照)や、通常の商用周波数の交流電力が供給され、ヒータ自体が発熱することにより、その輻射熱で被加熱物を加熱するラジエントヒータ等が搭載されている。また、筐体10には、筐体10の手前側に引き出し可能な魚等を焼くロースター11が設けられている。なお、誘導加熱コイル20のみが筐体10内に搭載されていてもよい。
【0017】
ガラストップ30は、筐体10の上面側に配置され、筐体10の上部を覆うトッププレートであり、耐熱ガラス等で構成され、誘導加熱用調理器具を載置するものである。このガラストップ30の上面側には、3つの鍋載置部31が形成されている。この鍋載置部31は、筐体10に搭載されている加熱手段(誘導加熱コイル20及びラジエントヒータ)に対応する位置を示しており、被加熱物を載置する目安となっている。すなわち、ガラストップ30の前方(手前側)左右の鍋載置部31に対応する位置には誘導加熱コイル20が、ガラストップ30の後方(奥側)中央の鍋載置部31に対応する位置にはラジエントヒータがそれぞれ配置されていることがわかり、加熱手段の位置の目安になっているのである。
【0018】
また、ガラストップ30は、その外周部をフレーム32で保持されるように構成されている。このフレーム32の後方には、筐体10の内部を循環させた空気を吸排気するための吸排気口33が形成されている。このフレーム32は、ガラストップ30の外周部を保持できる材料で形成されていればよい。なお、図1では、鍋載置部31がガラストップ30に形成されている場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、鍋載置部31がガラストップ30に形成されていなくてもよい。また、3つの鍋載置部31がガラストップ30に形成されている場合を例に示しているが、鍋載置部31の個数を特に限定するものではない。
【0019】
なお、ユーザからの支持を受け付けるための操作部や、誘導加熱調理器100の運転状態や運転時の設定内容、トラブルの状態等の内容をユーザに表示する液晶表示装置等の表示部が筐体10やガラストップ30に設けられている。また、筐体10内には、高周波電源基板や制御基板等の実装部品も搭載されている。この高周波電源基板や制御基板は、ユーザからの指示内容や図示省略の温度センサからの温度情報に基づいて誘導加熱コイル20やラジエントヒータの加熱を制御するようになっている。
【0020】
図2は、取っ手51を設けた炭プレート50を説明するための説明図である。この図2では、炭プレート50が誘導加熱調理器100に載置されている状態を上から見た平面図を表している。図2に示すように、炭プレート50は、2つの取っ手51が外周の対向する位置に設けられている。また、炭プレート50の外径を筐体10の内部に搭載されている誘導加熱コイル20の外径よりも大きくしている場合を例に示している。つまり、取っ手51を誘導加熱コイル20の外径よりも外側に位置するようしているのである。
【0021】
このように取っ手51を誘導加熱コイル20の外径よりも外側となる位置に設けることで、取っ手51が誘導加熱されることを防止できる。つまり、炭プレート50を誘導加熱したとしても、取っ手51が熱くならずにユーザの使い勝手を良くすることが可能になる。なお、図2では、炭プレート50の外径が誘導加熱コイル20の外径よりも大きくなっている場合を例に説明したが、取っ手51が誘導加熱コイル20の外径よりも外側に位置できるようになっていれば炭プレート50の外径が誘導加熱コイル20の外径よりも小さくなっていてもよい。また、2つ取っ手51が設けられている場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、炭プレート50の外周に少なくとも1つ設けられていればよい。
【0022】
図3は、取っ手51を設けた炭プレート50の断面構成を示す縦断面図である。図3に基づいて、炭プレート50の断面構成について説明する。図3に示すように、取っ手51とガラストップ30との間に所定の距離(ギャップt)を設けるようになっている。つまり、取っ手51と誘導加熱コイル20との間に所定の間隔を設けることで、取っ手51を誘導加熱コイル20から遠ざけ、誘導加熱コイル20の磁界を届かないようにして加熱されにくくしているのである。
【0023】
図2で示したように、取っ手51を誘導加熱コイル20の外径よりも外側となる位置に設けるとともに、ガラストップ30との間にギャップtを設けることで、取っ手51が誘導加熱されることを更に防止できる。つまり、炭プレート50を誘導加熱したとしても、取っ手51が熱くならずにユーザの使い勝手を良くすることが可能になる。なお、ギャップtの長さを特に限定するものではない。たとえば、誘導加熱コイル20の能力や炭プレート50の大きさ等の諸条件によってギャップtを決定するとよい。
【0024】
図4は、炭プレート50の使用例を説明するための説明図である。図4に基づいて、炭プレート50の使用例について説明する。図4に示すように、炭プレート50は両面使用可能になっている。つまり、炭プレート50をひっくり返し、底面(裏面)を利用して誘導加熱を行なうことができるようになっているのである。したがって、取っ手51を炭プレート50の上面よりも高くなるようにしておけば、炭プレート50をひっくり返した際に、ガラストップ30と炭プレート50との間に隙間ができ、低入力及び低温度での誘導加熱が実現できる。
【0025】
たとえば、取っ手51を炭プレート50の上面よりも1〜3mm程度高くなるように設けておけば、炭プレート50をひっくり返した際に、炭プレート50とガラストップ30との間に1〜3mm程度の隙間ができ、その分だけ誘導加熱コイル20から炭プレート50を遠ざけることが可能になる。したがって、炭プレート50の底面を保温用として使用することが可能になるのである。
【0026】
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る炭鍋60が誘導加熱調理器100に載置されている状態を示す斜視図である。図5に基づいて、誘導加熱用調理器具である炭鍋60の構成及び機能について説明する。この炭鍋60は、原材料の99%以上を炭成分で構成したことを特徴としている。つまり、炭鍋60は、原材料の炭素含有量が99%以上の焼結体として構成されている。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
【0027】
図5に示すように、炭鍋60は、誘導加熱用調理器具として誘導加熱調理器100に載置されて使用される。また、炭鍋60は、原材料の99%以上を炭成分で構成するとともに、底面の厚みを5mm以上としている。これは、原材料が炭成分の場合、磁界の浸透深さが5mm以上であるため、炭鍋60の底面の厚みを5mm以上とすれば、鍋底からの磁束の漏洩を低減することができるからである。したがって、磁束の漏洩によるエネルギー損失を低減することができる。
【0028】
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係る炭鍋60の調理方法を説明するための説明図である。図6に基づいて、炭鍋60を利用した調理方法について説明する。なお、図6は、誘導加熱調理器100を正面から見た状態を示している。図6に示すように、誘導加熱調理器100のロースター11には、炭鍋60が収容可能になっている。つまり、炭鍋60は、ガラストップ30に載置し誘導加熱コイル20で誘導加熱されることができるととともに、ロースター11内のヒータ12で加熱調理されることができるようになっているのである。
【0029】
このロースター11の内壁面を輻射率(放射率)の低い材料で構成すれば、炭鍋60を輻射率の低い壁面で囲むことができ、ロースター11内部の熱が炭鍋60に吸収されやすくできる。したがって、効率よく炭鍋60全体を加熱することができる。したがって、炭鍋60をガラストップ30上で誘導加熱した後に、炭鍋60をそのままの状態でロースター11に収容することができ、ロースター11内において炭鍋60を加熱調理することができる。たとえば、炭鍋60に収容されている被加熱物に焦げ目を付けたいような場合に有効である。
【0030】
また、炭鍋60をガラストップ30上で誘導加熱した後に、連続してロースター11内において炭鍋60を加熱調理すること(以下、リレー調理と称する)を、料理メニューの1つとして誘導加熱調理器100に備えておけば、1つの操作でリレー調理を実行でき、各加熱調理を単独で設定する必要がなくなり、ユーザの利便性を向上させることができる。さらに、リレー調理が選択された場合に、ロースター11内を予め予熱しておくように制御しておけば、ロースター11内での加熱調理にスムーズに移行することが可能になる。
【0031】
なお、リレー調理で、ロースター11内の加熱調理に移行した際には、ロースター11内の入力制御を優先させるようにデマンド制御しておくとよい。また、この実施の形態3では、炭鍋60の調理方法を例に説明したが、炭プレート50でも同様の調理方法で調理することが可能である。さらに、各実施の形態では、誘導加熱調理器をビルトイン型(システムキッチン一体型)IHクッキングヒータに用いた場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、据え置き型や卓上型のIHクッキングヒータに用いても同様の作用効果を有することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】実施の形態1に係る炭プレートが誘導加熱調理器に載置されている状態を示す斜視図である。
【図2】取っ手を設けた炭プレートを説明するための説明図である。
【図3】取っ手を設けた炭プレートの断面構成を示す縦断面図である。
【図4】炭プレートの使用例を説明するための説明図である。
【図5】実施の形態2に係る炭鍋が誘導加熱調理器に載置されている状態を示す斜視図である。
【図6】実施の形態3に係る炭鍋の調理方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0033】
10 筐体、11 ロースター、12 ヒータ、20 誘導加熱コイル、30 ガラストップ、31 鍋載置部、32 フレーム、33 吸排気口、50 炭プレート、51 取っ手、60 炭鍋、100 誘導加熱調理器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体の上部を覆うガラストップと、前記ガラストップの下側に設けた誘導加熱コイルとを備えた誘導加熱調理器に使用される誘導加熱用調理器具であって、
該誘導加熱用調理器具の原材料の炭素含有量を99%以上とした
ことを特徴とする誘導加熱用調理器具。
【請求項2】
円盤状の炭プレートとして構成するとともに、底面を平坦な形状とした
ことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱用調理器具。
【請求項3】
前記炭プレートの外周に少なくとも1つの取っ手を設けた
ことを特徴とする請求項2に記載の誘導加熱用調理器具。
【請求項4】
前記取っ手を前記炭プレートの外周の対向する位置に2つ設けた
ことを特徴とする請求項3に記載の誘導加熱用調理器具。
【請求項5】
前記取っ手を前記誘導加熱コイルの外径よりも外側となるように設けた
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の誘導加熱用調理器具。
【請求項6】
前記取っ手と前記ガラストップとの間に所定のギャップを設けた
ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の誘導加熱用調理器具。
【請求項7】
前記プレートの両面を使用可能とした
ことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の誘導加熱用調理器具。
【請求項8】
炭鍋として構成するとともに、底面の厚みを5mm以上とした
ことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱用調理器具。
【請求項9】
前記請求項1〜8のいずれかに記載の誘導加熱用調理器具を収容可能なロースターを備えた
ことを特徴とする誘導加熱調理器。
【請求項10】
前記ロースターの内壁面を輻射率の低い材料で構成した
ことを特徴とする請求項9に記載の誘導加熱調理器。
【請求項11】
前記請求項1〜8のいずれかに記載の誘導加熱用調理器具を前記請求項9又は10に記載の誘導加熱調理器で加熱調理する調理方法であって、
前記誘導加熱用調理器具を前記誘導加熱コイルで誘導加熱した後に、連続して前記ロースター内で加熱調理可能にした
ことを特徴とする調理方法。
【請求項12】
前記誘導加熱用調理器具を前記誘導加熱コイルで誘導加熱した後に、連続して前記ロースター内で加熱調理することを1つの操作で実行可能にした
ことを特徴とする請求項11に記載の調理方法。
【請求項13】
前記誘導加熱用調理器具を前記誘導加熱コイルで誘導加熱した後に、連続して前記ロースター内で加熱調理する場合において、
予めロースター内を予熱しておく
ことを特徴とする請求項11又は12に記載の調理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−181675(P2008−181675A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−12176(P2007−12176)
【出願日】平成19年1月23日(2007.1.23)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】