説明

車載用ナビゲーション装置およびナビゲーションにおける情報提示方法

【課題】 運転者にとって必要となる施設サービス情報を適切に表示することができる車載用ナビゲーション装置およびナビゲーションにおける情報提示方法を得ることを目的とする。
【解決手段】 施設サービス情報を取得する施設サービス情報取得部41と、車両100の位置210を検出する位置検出部3と、施設サービス情報の提示条件を設定する施設サービス情報条件設定部43と、取得した施設サービス情報のうちから、設定した提示条件に合致する施設サービス情報を抽出する施設サービス情報抽出部423と、抽出された施設サービス情報を検出した車両100の位置210に応じて出力する情報出力制御部421と、出力された施設サービス情報を提示する情報提示部7と、を備えるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載用ナビゲーション装置に関し、とくに、ユーザが必要とするジャンルの施設サービス情報を適切に提示する車載用ナビゲーション装置およびナビゲーションにおける情報提示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のナビゲーション装置においては、施設に関する情報のうち、走行経路における分岐点で目標となりうる施設が変更されていても、情報が更新されていることが知らされず、運転者が分岐点で正しい進行方向を判断できないという問題があった。そこで、走行系路上の分岐点にさしかかると、取得した施設情報のうち、分岐走行する際に目標物となりうる施設について情報が更新されていると、目標物が変更されていることを知らせるナビゲーション装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2005−326265号公報(段落0031、第4図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のように分岐点に対応する施設に対して更新された情報を提示する場合、例えば、運転者にとって興味対象でない施設であっても表示され、運転者にとって不必要な情報まで提示されることになる。逆に、運転者が欲する施設の情報であっても、その施設が分岐点に対応していなければ表示されることがない。また、施設のサービスに関する情報についても、運転者の嗜好を反映しておらず、結局、運転者にとって必要となる施設の情報を適切に表示することが困難であるという問題があった。
【0005】
本発明は、上述のような問題を解消するためになされたもので、運転者にとって必要となる施設サービス情報を適切に表示することができる車載用ナビゲーション装置およびナビゲーションにおける情報提示方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における車載用ナビゲーション装置は、施設サービス情報を取得する施設サービス情報取得部と、車両位置を検出する位置検出部と、前記施設サービス情報の提示条件を設定する施設サービス情報条件設定部と、前記取得した施設サービス情報のうち、前記設定した提示条件に合致する施設サービス情報を抽出する施設サービス情報抽出部と、前記抽出された施設サービス情報を検出した車両位置に応じて出力する情報出力制御部と、前記出力された施設サービス情報を提示する情報提示部と、を備えたものである。
【0007】
本発明におけるナビゲーションにおける情報提示方法は、施設サービス情報を取得する施設サービス情報取得ステップと、位置を検出する位置検出ステップと、前記施設サービス情報の提示条件を設定する施設サービス情報条件設定ステップと、前記取得した施設サービス情報のうち、前記設定した提示条件に合致する施設サービス情報を抽出する施設サービス情報抽出ステップと、前記抽出された施設サービス情報を検出した位置に応じて出力する情報出力制御ステップと、前記出力された施設サービス情報を提示する情報提示ステップと、を備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、取得した施設サービス情報のうち、施設サービス情報の提示条件を設定し、設定した提示条件に対応する施設のうちから、車両位置に応じて施設サービス情報を提示するように構成したので、運転者や同乗者にとって必要となる施設サービス情報を適切に表示することができる車載用ナビゲーション装置およびナビゲーションにおける情報提示方法を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は本実施の形態1にかかる車載用ナビゲーション装置の構成図である。図において、車載用ナビゲーション装置1は、地図データファイルや施設サービス情報等のナビゲーションに必要な情報を記憶する情報記憶装置2と、GPS(Global Positioning System)31や方位センサ32および車速センサ33等を有し、車両の現在位置や進行方向等を検出する現在位置検出部3と、BIOS(Basic Input/Output System)その他プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)81や各種処理に用いる一時的なデータやプログラム本体を格納するRAM(Random Access Memory)82等を有する一時記憶装置8と、ユーザからの情報を入力するタッチスイッチ71や地図等の視覚情報を表示するディスプレイ72および音声等の聴覚情報を出力するスピーカ73を有する入出力装置7と、これら各部を制御する中央処理装置10とを備え、これら各部と中央処理装置10とはバス9を介して情報の入出力が行われる。また、外部の施設情報サーバ500から施設サービス情報や更新地図情報等を通信により入手する通信制御部6を有し、これも中央処理装置10によって制御されている。以下、詳細を説明する。
【0010】
情報記憶装置2は、地図表示処理や経路探索処理などで使用される地図データファイル21や施設サービス情報データファイル22等のナビゲーションや施設サービス情報の表示に必要な情報を記憶する装置である。情報記憶装置2は、例えばハードディスク装置を用いて構成することができるが、書込みできる領域を確保できるのであれば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード等の記憶装置やこれらを組み合わせて構成することもできる。情報記憶装置2に記憶された情報は中央処理装置10によって読出し・書込み制御される。
【0011】
情報記憶装置2に記憶される地図データファイル22の地図データには、文字通りナビゲーションに使用する地図データ以外にも施設名称から所在地を検索するための施設データや分岐点における目標物となる施設名称も含まれる。一方、施設サービス情報データファイル22の施設サービス情報は、施設が飲食店や宿泊施設または買物をする店舗であるか等の種類(ジャンル)や営業時間、おすすめ品やバーゲン情報といった主に施設のサービス内容(ソフト)等に関する情報である。つまり、地図データでの施設情報のように目的地や車両が走行するための目印となる建物(ハード)の情報と異なり、運転者や同乗者といったユーザが立寄ったり利用したりするための情報である。したがって、その内容は、短期間に更新されることが多く、外部の施設情報サーバから地図データの更新データとともに取得できる場合もある。また、情報の性質上、長期間同じデータを維持している(更新されない)データよりも、むしろ頻繁に更新されるようなデータの方が、普段その施設の近辺を通行するユーザにとっては有用である場合が多い。また、その情報自身は古くとも、ユーザが久しく訪れることのなかった地域で得る情報であれば、施設サービス情報データファイル22にとっては更新すべきデータである。そこで、本実施の形態1においては、地図データの更新をつかさどるために中央処理装置10に設けた更新情報制御部4の中に施設サービス情報に関する処理を行う機能を設けている。
【0012】
現在位置検出部3は、複数の衛星からの時刻を含む信号により車両の現在位置を算出するGPS31と、ジャイロやハンドルの角度等により車両の走行方向を検出する方位センサ32、および加速度計や車輪の回転数等により車両の速度を検出する車速センサ33等を有し、車両の現在位置や進行方向、速度等の情報を出力する。これら各情報の検出や出力のタイミングは中央処理装置10によって制御される。
【0013】
通信制御部6は、外部の施設情報サーバ500から施設サービス情報や更新地図情報等を通信により入手する装置である。通信方法は無線により、直接施設情報サーバ500と通信を行うが、例えば、携帯電話のような通信手段と接続することにより、接続した通信手段を経由して施設情報サーバ500と通信するようにしてもよい。これら施設情報サーバ500との通信のタイミングは更新情報制御部4によって制御される。
【0014】
入出力装置7は、ナビゲーションにおける地図等の視覚情報を表示するディスプレイ72と、音声等の聴覚情報を出力するスピーカ73を有している。そして、ディスプレイ72の表示面に設けられたセンサにより、ユーザの画面への接触を検知し、ユーザからの情報を入力する入力装置であるタッチスイッチ71を有している。ディスプレイ72には、例えばLCD(Liquid Crystal Display)が用いられるが、フロントガラスに投影するようにしてもよく、フロントガラスを通して視認できる外部の景色に合致させるようにしてナビゲーションや施設サービス情報を表示するようにしてもよい。また、ユーザからの情報を入力する入力装置としてはタッチスイッチ71に限定する必要はなく、リモコンや携帯電話のような外部機器を用いてもよい。
【0015】
中央処理装置10は、更新情報全般を制御する更新情報制御部4とナビゲーション制御部5を備え、ナビゲーション装置1全体の動作を制御する。ナビゲーション制御部5は、設定した出発地、目的地、経由地、および車両の現在地や進行方向、地図情報を基に車両の走行経路を算出する走行経路算出部51を有している。算出した走行経路の情報はナビゲーション制御に用いられるとともに、後述する更新情報制御部4にも出力され、施設サービス情報の検索や提示の制御にも用いられる。
【0016】
更新情報制御部4は、更新情報全般を制御する部分であるが、とくに本発明の特徴である施設サービス情報を制御する部分として、施設サービス情報制御部42と、通信制御部6を介して施設情報サーバ500から施設サービス情報を取得する施設サービス情報取得部41と、施設サービス情報の提示条件を設定する施設サービス情報条件設定部43と、を備えている。提示条件についての詳細は後述するが、基本的には施設が飲食店や宿泊施設または買物をする店舗であるか等の種類(ジャンル)の限定、おすすめ料理や割引セールといったサービスの種類、提示する範囲を地域や走行経路からの距離や寄り道にかかる所要時間といった地理的な範囲での限定、および情報の新しさの目安としての更新が行われた時期、つまり更新期間の限定等がある。
【0017】
図2に更新情報制御部4のうち、施設サービス情報の制御において中核的な部分である施設サービス情報制御部42の構成図を示す。なお、情報の入出力については、施設サービス情報制御部42を中心として記載しており、施設サービス情報制御部42に間接的につながる部分についての記載は省略している。図において、施設サービス情報制御部42は、現在位置検出部3からの車両の現在位置の情報と、走行経路算出部51から出力された走行経路の情報とに基づいて、施設の所在地における検索領域を算出する検索領域設定部422と、検索領域設定部422が算出した検索領域に該当する施設のうちから、施設サービス情報条件設定部で設定された提示条件に合致する施設サービス情報を情報記憶装置2の施設サービス情報データファイル22から抽出する施設サービス情報抽出部423と、施設サービス情報取得部41が取得した施設サービス情報により施設サービス情報データファイル22を書き換えたり、不要なデータを削除したりする施設サービス情報書換制御部424と、これら施設サービス情報制御部42の動作全体を制御する施設サービス情報中央制御部421とを備えている。そして、施設サービス情報中央制御部421は、現在位置検出部3からの車両の現在位置にもとづき、施設サービス情報抽出部423が抽出した施設サービス情報を情報提示部である入出力装置7のディスプレイ72やスピーカ73に出力し、ユーザに提示する施設サービス情報を制御する情報出力制御部としても機能する。
【0018】
つまり、本発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置1の特徴となる構成は、施設サービス情報を取得する施設サービス情報取得部41と、車両位置を検出する位置検出部3と、施設サービス情報の提示条件を設定する施設サービス情報条件設定部43と、検出した車両位置の所定範囲ごとに、施設を検索するための検索領域を設定する検索領域設定部422と、設定した検索領域内の施設のうちから、設定した提示条件に合致する施設サービス情報を抽出する施設サービス情報抽出部423と、抽出された施設サービス情報を車両位置に応じて出力する情報出力制御部である施設サービス情報中央制御部421と、出力された施設サービス情報を提示する情報提示部である入出力装置7と、を備えたものとなる。
【0019】
つぎに動作について説明する。
図3は本実施の形態1における車載用ナビゲーション装置1が車両走行中に検索領域および提示範囲を切り替える様子を示す図である。図において、車両100は走行経路200上を走行している。210A〜210Eは、車両100の現在位置(総じて210と記す場合あり)であり、車両100は走行経路200上を210Aの位置から210B〜210C〜210D〜210Eと移動するように走行している。300A、300B、300Cは検索領域設定部422が算出した検索領域(総じて300と記す場合あり)であり、300Aは車両100が210Aの位置から210Bまでの区間を走行している場合、300Bは車両100が210Cの位置から210Dに入る手前までの区間を走行している場合、300Cは車両100が210Dの位置から210Eまでの区間を走行している場合の検索領域である。また、400A〜400E(総じて400と記す場合あり)は、施設サービス情報中央制御部421が車両100の現在位置210に応じて設定したユーザに施設サービス情報を提示する施設の所在地の範囲、つまり提示領域である。図に示すように提示領域400は車両の現在位置210に応じて刻々と変化させていくが、検索領域300は、車両100走行経路200上で所定距離を移動するまでは変化せず、概ねひとつの検索領域300における走行経路200上の半分の道のり(5km)を越えた時点で次の検索領域を設定する。つまり、検索領域設定部422は、車両位置210の所定範囲ごとに施設を検索するための検索領域300を設定する。
【0020】
図4は車両走行中の車載用ナビゲーション装置における処理の流れを示すフローチャートであり、ナビゲーションにおける情報提示方法を示す図でもある。図にもとづいて説明する。車載用ナビゲーション装置1が起動し、一般的なナビゲーションの設定(経由地、目的地等の設定)が行われ、ナビゲーション制御部5の走行経路算出部51により走行経路200が算出された後、施設サービス情報に関する処理がスタートする(S10)。
【0021】
はじめに、施設サービス情報取得部41が通信制御部6を介して施設情報サーバ500から施設サービス情報を取得する(S20)。施設サービス情報を取得する範囲はナビゲーション機能により設定した走行経路200を基準に、出発地から目的地までの距離(道のり)の2割の幅からなる帯状の範囲とする。例えば、出発地から目的地までが50kmの道のりであれば、走行経路200に沿った幅10kmの帯状の範囲にある施設サービス情報を取得する。なお、この幅は一律である必要はなく、例えば、高速道路のように一度乗るとわき道へ外れる頻度が少ない場合には高速道路沿いの狭い範囲のみに限定するようにしてもよい。さらに、この動作は、上記一般的なナビゲーションの動作のときに行っておいてもよい。また、通信できる施設情報サーバ500が有する施設サービス情報の管轄エリアが施設情報サーバ500ごとに異なる場合には、次の施設情報サーバ500との通信範囲に入ったときに行うようにしてもよい。つぎに、施設サービス情報書換制御部424は、取得した施設サービス情報をもとに、情報記憶装置2の施設サービス情報データファイル22を書き換える(S30)。これにより、更新施設を提示するためのデータが車載用ナビゲーション装置1に格納されることになる。なお、施設サービス情報を取得する際には、地図データの更新データも取得する場合があるが、その場合、更新情報制御部4の図示しない更新データ制御部が地図データに関する情報を分離して別途処理を行う。また、上記取得した施設サービス情報や後述する抽出した施設サービス情報は、一時記憶装置8に格納させるようにしてもよい。
【0022】
つぎに、施設サービス情報を表示させるための提示条件を設定する(S40)。条件設定についてはディスプレイ72に設定する提示条件の種類等を表示し、タッチパネル71によりユーザの嗜好を入力させる。図5は、ステップS40における条件設定の際のディスプレイ72での入力表示画面を示すものである。画面DS400は条件入力のメイン画面であり、提示する施設サービス情報の条件として「施設カテゴリ」、「地域」、「施設内の更新情報(サービス内容)」、および「更新期間」の4種類を選択できるようにしている。
【0023】
画面DS400において、「施設カテゴリ」を選択すると画面DS410が表示され、「レジャー」、「食事」、「ホテル」、「買物」および「全ジャンル」のように施設のジャンル(種類)が表示される。ここで、例えば「食事」を選択すると、画面DS412が表示され、さらに、「ファーストフード」、「ファミリーレストラン」、「本格レストラン」および「全ジャンル」のようにレストランについてのさらに詳細なジャンル(種類)が表示され、選択できるようになっている。
【0024】
同様に、メイン画面DS400において、「地域」を選択すれば画面DS420が表示されて提示する施設の地域が選択できる。また、図示しない次の画面でさらに小さな地域へと絞っていき、所在地により提示する施設を絞ることができる。また同様に、メイン画面DS400において、「サービス情報の種類」を選択すれば画面DS430が表示されて提示するサービス情報の種類が選択され、「レストランの新メニュー」、「デパートのバーゲン情報」、「新作映画の公開情報」といった施設のサービス情報の内容によって選択することができる。また、図示しない次の画面でさらにサービスの有効期間または営業時間のような条件を加えることもできる。とくに、営業時間やサービスの対象となる時間帯で限定した場合、運転者や同乗者が立寄っても利用することができないサービスを除外することにより、ユーザにとって有用な情報を選択的に提示することができる。この場合、時間帯の制限は絶対的な時間で規定してもよいが現在時刻からの時間幅で規定してもよい。
【0025】
また、上記「施設カテゴリ」、「地域」、「サービス情報の種類」等の施設のジャンルや地域、サービスの種類や時間帯等の条件の他、「更新期間」を選択すれば、画面DS500が表示され、施設サービス情報が更新された時期によりさらに提示する施設サービス情報の条件を絞ることができる。とくに、ユーザが頻繁に通るような経路においては「1週間」のように更新されて間もない施設サービス情報だけを提示するように選択することで、ユーザが必要とする情報を選別することができる。また、これらの提示条件は単に施設サービス情報を提示する施設を限定するだけではなく、提示する情報を限定するようにしてもよい。例えば、レストランであれば、食事の種類と価格帯のみを提示するように設定してもよい。
【0026】
上記提示条件の設定は施設サービス情報中央制御部421の制御により、施設サービス情報条件設定部43が情報提示部7を動作させることにより行われ、設定された提示条件は施設サービス情報中央制御部421にて保持され、以降の動作に使用される。
【0027】
つぎに、施設サービス情報を検索する検索領域300を設定するための車両100の現在位置210を検出(S50)する。なお、施設サービス情報中央制御部421は、常時現在位置検出部3と通信し、リアルタイムで車両100の現在位置情報を保持しているが、本フローチャートでは、施設サービス情報に関する処理に用いる現在位置210の検出動作のみをピックアップして記載している。検索領域設定部422は、施設サービス情報中央制御部421が示すタイミングにより、検出した車両位置210の所定範囲ごとに施設サービス情報を検索するための検索領域300を設定(S60)する。図4において、車両100が210Aから出発する場合、検索領域設定部422は、車両位置210Aを起点として、走行経路算出部51が算出した走行経路200に沿って前方10kmの走行区間と、当該走行区間から左右各2.5km幅の範囲を検索領域300Aとして設定する。なお、この検索領域300Aは、車両100が現在位置210Aから走行経路200に沿って前方5kmにある検索領域300Aの中間位置210Bを過ぎるまでは変更せず、同じ検索領域300Aを使用する。その後、210Bを過ぎると次の検索領域300Bを再設定し、300Bの中間地点を通過するまで検索領域300Bを使用する。このように、検索領域設定部422は、はじめに設定した起点から順次走行経路200内で車両100が所定距離進む毎に、施設を検索するための検索領域300を設定していく。
【0028】
つぎに、施設サービス情報中央制御部421は、施設サービス情報抽出部423を制御して、検索領域300A内にある施設サービス情報を情報記憶装置2の施設サービス情報データファイル22から検索(S70)し、さらに、ステップS40で設定した提示条件に合う施設サービス情報を抽出(S80)する。つまり、施設サービス情報抽出部423は、設定した検索領域300A内の施設のうちから、設定した施設サービス情報の提示条件に合致する施設サービス情報を抽出する(S70およびS80)。なお、ステップS60で説明したように、車両100が検索領域300の中間地点を過ぎるまでは同じ検索領域300を使用するので、その間は、S70およびS80で抽出された施設サービス情報を使用することになる。
【0029】
つぎに、抽出した施設サービス情報を出力するタイミングを決めるため、車両100の現在位置210を検出(S90)する。施設サービス情報中央制御部421は、車両100の現在位置210から道のりで200m以内の範囲、つまり、抽出した施設サービス情報のうち、現在位置210から所定の範囲に入った施設を順次提示するよう、施設サービス情報を出力するタイミングを制御する。
【0030】
図4において、車両100の現在位置210が210Aのとき、210Aから道のり200m以内の提示領域400A内に出力すべき施設、つまり、抽出した施設サービス情報の施設があれば(S100「yes」)、施設サービス情報の詳細を情報提示部7に出力する。出力された施設サービス情報はディスプレイ72からの画面表示またはスピーカ73からの音声表示にてユーザである運転者または同乗者に提示される(S110)。ユーザに情報を提示すると、施設サービス情報中央制御部421は、同じ情報が繰り返し表示されるのを避けるため、提示した情報を削除するかどうかをユーザに選択させる(S130)。
【0031】
あるいは、ステップS100において、210Aから道のり200m以内の提示領域400A内に出力すべき施設、つまり、抽出した施設サービス情報の施設がない場合(「No」)、ステップS200に移行する。
【0032】
図6はステップS110とステップS120における画面表示を示したものである。ステップS110では、例えば、「左前方のコンビには7月10日に閉店しました。」、や「この道路を一本右へ入った通りの婦人服店は、今日から半額セールをしています。」などと音声出力する。あるいは、画面DS1110のように画面表示するとともに「右前方の中華料理屋は7/15に閉店し、ファミリーレストランが8/1にオープンしました。お勧めメニューはイタリアンハンバーグステーキです。」などのように音声出力することが考えられる。そして、ユーザに提示した情報については、画面DS1200に示すように「情報を削除しますか?」と表示する。
【0033】
ステップS130において「yes」が選択されれば、施設サービス情報中央制御部421は、施設サービス情報書換制御部424を制御して、提示した施設の情報を情報記憶装置2の施設サービス情報データファイル22から削除(S140)し、ステップS200に移行する。あるいは、ステップS130において「No」が選択されれば、そのまま、ステップS200に移行する。
【0034】
ステップS200では、とくに、施設サービス情報の処理を中止(「No」を選択)するよう指令がない限り、上記動作を繰り返す。つまり、デフォルトとしてユーザが停止を選択しない限り「yes」とみなしてステップS210へ移行し、施設サービス情報に関する処理動作を繰り返す。
【0035】
ステップS210では、車両100の位置210が現在の検索領域300を脱したか否かを判断するための車両位置210を検出する。例えば、図4において車両100が検索領域300A内において、210Cに達したとき、つまり、210Bを超えると、現在位置210Cは検索領域300Aを脱したと判断(S230「yes」)してステップS60に移行し、新たな検索領域300Bを設定する(S60)。そして、300B内の施設について情報を抽出し(S70、S80)、ステップS90にて検出した現在位置210に対応する提示領域400にて出力すべき施設が有るか否かを判断する(S100)。
【0036】
一方、例えば、図4において車両100が検索領域300A内において、210Bの位置にいる場合、つまり、210Bを超えていないと現在位置210Bは検索領域300A内であると判断(S230「No」)して、ステップS100に移行し、現在位置210Bに対応する提示領域400Bにて出力すべき施設が有るか否かを判断する(S100)。
【0037】
なお、本実施の形態1では、施設サービス情報を施設情報サーバ500から通信により入手する場合について説明したが、これに限定されることなく、CD等の記録媒体等を介して得られるものであってよい。その場合、施設サービス情報取得部41は、図示しないCD等の読取装置を制御して、施設サービス情報を取得することになる。
【0038】
なお、検索経路300や提示領域400といった地図上の領域の設定に用いる道のりは、地図上の走行距離だけではなく、走行速度または制限速度等をもとに換算した走行時間により規定してもよく、あるいは、これらの設定方法を選択できるようにしてもよい。
【0039】
また、検索経路300や提示領域400は、車両100の位置210または走行経路200からの道のりではなく、走行経路200から所定の幅の領域、あるいは、位置210から所定の直線距離の範囲や位置210を基準とした所定の面積を持った閉図形で設定してもよい。例えば、検索領域設定部422が、検出した位置210から所定距離の範囲を検索領域300とするようにすれば、道のり等の複雑な計算する必要がなく、簡単なアルゴリズムで容易に計算できるので、メモリの消費が少なく、計算速度が向上する。
【0040】
また、検索領域300は、位置210が検索領域300の半分を過ぎたところで切り替えるようにしているが、次の検索領域300で施設サービス情報が途切れることなく取得できるのであれば、検索領域300を超えたときに検索領域300切り替えるようにしてもよい。あるいは、地域毎に異なる施設情報サーバ500から施設サービス情報が提供される場合には、検索領域300の範囲を施設情報サーバの管轄範囲に合わせてもよい。この場合、施設サービス情報取得ステップS20で施設サービス情報を取得するときに施設情報サーバ500の管轄範囲情報を取得し、検索領域設定ステップS60では、管轄範囲情報を用いて検索領域300を設定することができる。または、施設情報サーバ500ごとに取得した施設サービス情報のデータを区分しておき、ステップS80ではデータ区分ごとに抽出するようにしてもよい。
【0041】
また、上記説明では、検索領域300内の施設で提示条件に合致した施設を抽出し、抽出した施設の中から提示領域400に入った施設の施設サービス情報を順次提示するようにしている。しかし、例えば、施設情報サーバ500から取得した施設サービス情報の情報量がナビゲーション装置1における処理能力上、負担が多すぎるようなものでなければ、施設情報サーバ500から取得した施設サービス情報の全てに対して、提示条件にあった施設を抽出しておき、抽出した施設について提示領域に入った施設の施設サービス情報を順次提示するようにしてもよい。
【0042】
また、情報出力制御部である施設サービス情報中央制御部421が、走行経路200上における、車両100の位置210から所定距離の走行区間に沿った施設の施設サービス情報を出力するようにしてもよい。その場合、運転者や同乗者に走行経路200をはずれずに立寄ることができる施設を提示することができるので、回り道を好まない運転者あるいは同乗者にとって興味のある施設の更新情報を適切に表示することができる。
【0043】
あるいは、情報出力制御部である施設サービス情報中央制御部421が、上記走行区間を含む走行経路200からはずれた周辺の道路区間を走行経路200へ復帰するまでの距離に応じて選定し、当該周辺の道路区間にある施設の施設サービス情報も出力するようにしてもよい。その場合には、多少回り道をしても適切な施設に立寄ることを欲する運転者あるいは同乗者にとって興味のある施設の更新情報を適切に表示することができる。
【0044】
以上のように、本発明の実施の形態1にかかるナビゲーション装置によれば、施設サービス情報を取得する施設サービス情報取得部41と、車両100の位置210を検出する位置検出部3と、施設サービス情報の提示条件を設定する施設サービス情報条件設定部43と、取得した施設サービス情報のうちから、設定した提示条件に合致する施設サービス情報を抽出する施設サービス情報抽出部423と、抽出された施設サービス情報を検出した車両100の位置210に応じて出力する情報出力制御部421と、出力された施設サービス情報を提示する情報提示部7と、を備えるようにしたので、車両100の運転者あるいは同乗者にとって必要な施設の施設サービス情報を適切に表示することができる。
【0045】
また、本発明の実施の形態1にかかるナビゲーションにおける情報提示方法によれば、施設サービス情報を取得する施設サービス情報取得ステップS20と、位置210を検出する位置検出ステップS50,S90と、施設サービス情報の提示条件を設定する施設サービス情報条件設定ステップS40と、取得した施設サービス情報のうちから、設定した提示条件に合致する施設サービス情報を抽出する施設サービス情報抽出ステップS70,S80と、抽出された施設サービス情報を検出した位置210に応じて出力する情報出力制御ステップS100と、出力された施設サービス情報を提示する情報提示ステップS110と、を備えるように構成したので、車両100の運転者あるいは同乗者にとって必要な施設の施設サービス情報を適切に表示することができる。
【0046】
また、車両位置210の所定範囲ごとに施設を検索するための検索領域300を設定する検索領域設定部424を備え、施設情報抽出部は設定した検索領域300内の施設のうちから、設定した提示条件に合致する施設サービス情報を抽出するようにしたので、抽出した施設の数が絞られ、車両位置210の変化により提示領域400に出入りする施設を確実に検出して運転者や同乗者に必要な施設サービス情報をタイミングよく提示することができる。
【0047】
また、走行経路200を算出する走行経路算出部51を備え、情報出力制御部42は、走行経路200上における、検出した位置210から所定距離の走行区間に沿った施設の施設サービス情報を出力するように構成すれば、回り道を好まない運転者あるいは同乗者にとって興味のある施設の更新情報を適切に表示することができる。
【0048】
あるいは、情報出力制御部42は、走行経路200からはずれた周辺の道路区間を走行経路200からの距離に応じて選定し、走行区間を含む周辺の道路区間に沿った施設の施設サービス情報も出力するように構成すれば、多少回り道をしても適切な施設に立寄ることを欲する運転者あるいは同乗者にとって興味のある施設の更新情報を適切に表示することができる。
【0049】
さらに、施設サービス情報条件設定部43は、施設サービス情報のなかの営業時間に関する情報と現在時間とにもとづいて、抽出した施設サービス情報を出力するか否かを判断するように構成したので、運転者や同乗者が実際にサービスを受けることができる施設サービス情報を選別して提示することができる。
【0050】
また、施設サービス情報条件設定部43は、施設サービス情報の提示条件として所定の更新期間を設定し、情報出力制御部である施設サービス情報中央制御部421は、所定の更新期間内に更新された更新情報のみを出力するように構成したので、運転者や同乗者にとって気になる期間に更新された施設サービス情報を選別して提示することができる。
【0051】
また、取得した施設サービス情報を記憶する施設情報記憶部22を備え、情報出力制御部421は、情報提示部7に出力した施設サービス情報を施設情報記憶部22から削除するようにしたので、同じ情報を繰り返し表示することがなくなり、必要な情報を適切に提示することができる。
【0052】
実施の形態2.
本実施の形態2では、検索領域設定部422が検索領域300を算出した後に、検索領域300内の施設サービス情報のみを施設情報サーバ500から取得するようにした。それ以外については実施の形態1とほぼ同様であり、機器の構成や各種設定については実施の形態1において図1〜図3、図5、図6を用いて説明した内容と同じである。したがって、実施の形態1と異なるフローチャートによって構成を説明する。
【0053】
図7は本実施の形態2における車両走行中の車載用ナビゲーション装置1における処理の流れを示すフローチャートであり、ナビゲーションにおける情報提示方法を示す図でもある。本実施の形態2においても、車載用ナビゲーション装置1が起動し、一般的なナビゲーションの設定(経由地、目的地等の設定)が行われ、ナビゲーション制御部5の走行経路算出部51により走行経路200が算出された後、施設サービス情報に関する処理がスタートする(S10)。
【0054】
ここでは、はじめに、ステップS40により施設サービス情報を提示させる条件を設定する。つぎに、施設サービス情報を検索する検索領域300を設定するための車両100の現在位置210を検出(S50)する。そして、検索領域設定部422は、施設サービス情報中央制御部421が示すタイミングにより、検出した位置210に基づいて、施設の検索領域300を設定(S60)する。検索領域300の設定方法については実施の形態1と同様である。
【0055】
つぎに、施設サービス情報取得部41が通信制御部6を介して施設情報サーバ500から施設の施設サービス情報を取得する(S620)。このステップS620では、更新情報を取得する範囲はステップS60で設定した検索領域300である。つぎに、施設サービス情報書換部424は、取得した更新情報を基に、情報記憶装置2の施設サービス情報データファイル22を書き換える(S630)。これにより、施設サービス情報を提示するためのデータが車載用ナビゲーション装置1に格納されることになる。なお、この場合も、施設サービス情報を取得する際には、地図データの更新データも同時に取得する場合があるが、その場合、更新情報制御部4の図示しない更新データ制御部が地図データに関する情報を分離して別途処理を行う。
【0056】
以降、ステップS90に移行し、実施の形態1と同様の処理を行うこととなる。
【0057】
本実施の形態2では、検索領域300毎に施設情報サーバ500から施設サービス情報を取得するようにしたので、施設サービス情報抽出ステップS80においては、施設サービス情報条件設定ステップS40で設定した条件のみをもとに施設サービス情報を抽出すればよいので、計算速度が速くなる。また、1回あたりに取得する施設サービス情報の数が少なく、施設情報サーバ500との通信時間やメモリ等の記憶領域を節約することができる。さらに、施設サービス情報取得ステップS620において、ステップS40で設定した提示条件に合致する施設のみのデータを取得するようにすれば、施設サービス情報抽出部423の機能が不要になり、施設情報サーバ500との通信時間やメモリ等の記憶領域も一層節約することができる。
【0058】
以上のように、本発明の実施の形態2にかかるナビゲーション装置によれば、車両位置210の所定範囲ごとに施設を検索するための検索領域300を設定する検索領域設定部422を備え、施設サービス情報取得部41は、設定した検索領域300内の施設のうちから、施設サービス情報を取得するように構成したので、車両100の運転者あるいは同乗者にとって必要な施設の施設サービス情報を簡単な構成で適切に表示することができる。
【0059】
また、本発明の実施の形態2にかかるナビゲーションにおける情報提示方法によれば、車両位置210の所定範囲ごとに施設を検索するための検索領域300を設定する検索領域設定ステップS60を備え、施設サービス情報取得ステップS620では、設定した検索領域300内の施設のうちから、施設サービス情報を取得するように構成したので、車両100の運転者あるいは同乗者にとって必要な施設サービス情報を簡単な方法で適切に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1にかかるナビゲーション装置の主要部分の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1にかかるナビゲーション装置の動作を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態1にかかるナビゲーション装置のナビゲーションにおける情報提示方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態1にかかるナビゲーション装置の動作を説明するための画面表示を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1にかかるナビゲーション装置の動作を説明するための画面表示を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態2にかかるナビゲーション装置のナビゲーションにおける情報提示方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0061】
1 ナビゲーション装置、 2 情報記憶装置、 3 現在位置検出部(位置検出部)、 4 更新情報制御部、 5 ナビゲーション制御部、 6 通信制御部、 7 入出力装置、 8 一時記憶装置、 9 バス、 10 中央処理装置、 21 地図データファイル、 22 施設サービス情報データファイル(施設情報記憶部)、 41 施設サービス情報取得部、 42 施設サービス情報制御部、 43施設サービス情報条件設定部、 51 走行経路算出部、 71 タッチスイッチ、 72 ディスプレイ(情報提示部)、 73 スピーカ(情報提示部)、 100 車両、 200 走行経路、 210 位置、 300 検索領域、 400 提示領域、421 施設サービス情報中央制御部(情報出力制御部)、 422 検索領域設定部、 423施設サービス情報抽出部、 424 施設サービス情報書換制御部、 500 施設情報サーバ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設サービス情報を取得する施設サービス情報取得部と、
車両位置を検出する位置検出部と、
前記施設サービス情報の提示条件を設定する施設サービス情報条件設定部と、
前記取得した施設サービス情報のうち、前記設定した提示条件に合致する施設サービス情報を抽出する施設サービス情報抽出部と、
前記抽出された施設サービス情報を検出した車両位置に応じて出力する情報出力制御部と、
前記出力された施設サービス情報を提示する情報提示部と、
を備えてなる車載用ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記車両位置の所定範囲ごとに施設を検索するための検索領域を設定する検索領域設定部を備え、
前記施設サービス情報取得部は、前記設定した検索領域内の施設のうちから、施設サービス情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項3】
走行経路を算出する走行経路算出部を備え、
前記情報出力制御部は、前記走行経路上における、検出した位置から所定距離の走行区間に沿った施設の施設情報を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項4】
前記情報出力制御部は、前記走行経路からはずれた周辺の道路区間を前記走行経路からの距離に応じて選定し、前記走行区間を含む前記周辺の道路区間に沿った施設の施設サービス情報も出力することを特徴とする請求項3に記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項5】
施設サービス情報条件設定部は、前記施設サービス情報の提示条件として所定の更新期間を設定し、
前記情報出力制御部は、前記所定の更新期間内に更新された施設サービス情報を出力することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項6】
前記情報出力制御部は、前記施設サービス情報のなかの営業時間に関する情報と現在時間とにもとづいて、前記抽出した施設情報を出力するか否かを判断することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項7】
前記取得した施設サービス情報を記憶する施設情報記憶部を備え、
前記情報出力制御部は、前記情報提示部に出力した施設サービス情報を前記施設情報記憶部から削除することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車載用ナビゲーション装置。
【請求項8】
施設サービス情報を取得する施設サービス情報取得ステップと、
位置を検出する位置検出ステップと、
前記施設サービス情報の提示条件を設定する施設サービス情報条件設定ステップと、
前記取得した施設サービス情報のうち、前記設定した提示条件に合致する施設サービス情報を抽出する施設サービス情報抽出ステップと、
前記抽出された施設サービス情報を検出した位置に応じて出力する情報出力制御ステップと、
前記出力された施設サービス情報を提示する情報提示ステップと、
を備えてなるナビゲーションにおける情報提示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−250791(P2009−250791A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−99332(P2008−99332)
【出願日】平成20年4月7日(2008.4.7)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】