説明

過剰増殖性疾患および血管新生と関連する疾患を処置するために有用なインドリルピラジノン誘導体

【化1】


本発明は、式(I)の化合物ならびに過剰増殖性疾患および血管新生と関連する疾患を処置することにおけるその使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

[式中、
【化2】

は0、1もしくは2個のN原子を含有する6員の芳香環を表し、
およびRはH、ハロ、CF、C(O)R
【化3】

場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;場合により
【化4】

およびN[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)から各々独立して選択される1もしくは2個の置換基で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ;NH(C−C)アルキル(ここで、該アルキルは場合によりOH、F、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、NH(C−C)アルキル、フェニル、ピロリジニルおよび
【化5】

から各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、F、フェニルおよび(C−C)アルコキシ(該アルコキシは場合により
【化6】

で置換されていてもよい)から各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);場合によりN[(C−C)アルキル]で2回まで置換されていてもよいピロリジニル;場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニルから各々独立して選択され、ただし、
【化7】

が1もしくは2個のN原子を含有する場合、RおよびRは各々Hでなければならず、そして
およびRはそれらが結合している隣接するC原子と一緒になってベンゾ、ジオキソロおよびイミダゾ(該イミダゾは場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよい)から選択される環を形成し、ただし、RおよびRは、
【化8】

がN原子を含有しない場合にのみ、それらが結合している隣接するC原子と一緒になって環を形成し、
はH、(C−C)アルキル、OH、NO、NH、NH(C−C)アルキル、NHC(O)(C−C)アルキルおよびNHC(O)フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から選択され;
はH、OH、ハロ、CN、C(O)R、S(O)、OSi[(C−C)アルキル]、テトラゾリル、チエニル、ピロリル、ピリミジニル、オキサゾリル、フラニル;各々場合によりOH、F、OC(O)NHフェニル、NHC(O)(C−C)アルキル、C(O)NH、C(O)NH(C−C)アルキル、C(O)N[(C−C)アルキル]
【化9】

場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい(C−C)アルコキシ、NHC(O)NH(C−C)アルキル(ここで、該アルキルは場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、NHC(O)NHフェニル(ここで、該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CF、CNおよび
【化10】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、NHC(O)N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、NH−フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CNおよび
【化11】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CN、CFおよび
【化12】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりN[(C−C)アルキル]で2回まで置換されていてもよいピロリジニルで置換されていてもよい、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニルもしくは(C−C)アルキニル;場合により(C−C)アルコキシ、ピロリジニル、
【化13】

およびN[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、F、(C−C)アルコキシおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、(C−C)アルキル、F、(C−C)アルコキシおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいオキサジアゾリル;場合により(C−C)アルコキシ、CN、(C−C)アルキル、ハロ、
【化14】

場合により(C−C)アルコキシ、OH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいC(O)(C−C)アルキル、ならびにC(O)N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル;場合により(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピリジル;C(O)N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい);ならびに場合によりCF、ハロおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいO−ピリジルから選択され、
はH、ハロ、CN、(C−C)アルコキシおよび(C−C)アルキルから選択され、
はOH、NHR10、O−(C−C)シクロアルキル、(C−C)アルコキシ、O−(C−C)アルケニル、O−(C−C)アルキニル;場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、CN、N[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシ、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);N[(C−C)アルキル]R(ここで、[(C−C)アルキル]は場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい);N[(C−C)シクロアルキル](C−C)アルキル(ここで、該アルキルは(C−C)アルコキシ、OH、CN、N[(C−C)アルキル]、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されている);場合によりNH、NH(C−C)アルキル、N[(C−C)アルキル]、C(O)NH、NHC(O)(C−C)アルキル、NHS(O)(C−C)アルキル、ピリジル、N[(C−C)アルキル]C(O)NH(C−C)アルキル、N[(C−C)アルキル]C(O)(C−C)アルキル、ならびに場合によりN[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシおよびピロリジニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピロリジニル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいモルホリニル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいチオモルホリニル;場合によりピラジニル、C(O)NH、C(O)NH−フェニル、C(O)−フラニル、C(O)(C−C)アルキル、C(O)NH(C−C)アルキル、C(O)N[(C−C)アルキル]R、S(O)(C−C)アルキル、S(O)−フェニル、
【化15】

場合により(C−C)アルキル、CNおよびCFから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピリジル、場合により(C−C)アルキル、CN、ハロ、CFおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりOH、F、フェニル、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、ピロリニジル、C(O)−ピロリジニル、
【化16】

および場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよいピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピぺラジニル;ならびに場合によりフェニル、ピリジル、ピロリジニルおよびオキソ−ジヒドロベンズイミダゾリルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピペリジニルから選択され、
はNH、ピロリジニル、
【化17】

NH(C−C)アルキル(該アルキルは場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、NH−フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、CN、(C−C)アルコキシ、ハロおよびCFから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、ならびに場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニルから選択され、
は(C−C)アルコキシ、ピリジル、ピペリジニル、ピラニルおよびフェニルから選択され、ここで、各環部分は場合により(C−C)アルコキシおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよく、
は(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、OH、
【化18】

場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNで置換されていてもよいフェニル;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、CN、N[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシ、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルで置換されていてもよい);ならびに場合によりN[(C−C)アルキル]で置換されていてもよいピロリジニルから選択され、そして
【化19】

がN原子を含有しない場合にのみ、Rはまたピリジル、チエニルおよびNHR10からも選択され、
10はH、インドリル;場合によりOH、F、フェニル、(C−C)アルコキシ、NHC(O)(C−C)アルキル、S−(C−C)アルキル、ベンズイミダゾリル、インドリル、チエニル、ピラゾリル、
【化20】

N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、CN、ハロ、CF、S(O)(C−C)アルキル、S(O)フェニルおよびS(O)NHから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりCFで2回まで置換されていてもよいピリジル、場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいイミダゾリル、場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいフリル、ならびに場合により(C−C)アルコキシ、(O)、ならびに場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピロリジニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;場合により(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル、ハロおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいS(O)−フェニル;場合により(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルおよびフェニル(該フェニルは、場合により(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピラゾリル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいベンゾチアゾリル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいチアゾリル;場合によりCF、(C−C)シクロアルキルおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいチアジアゾリル;場合によりCN、ハロ、CF、N[(C−C)アルキル]、インドリル、
【化21】

場合によりC(O)NH(C−C)アルキルで置換されていてもよいO−ピリジル、場合によりピリジル、
【化22】

OH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニル、ならびに場合によりN[(C−C)アルキル](ここで、1個のアルキル基は、場合によりフェニルで置換されていてもよい)で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ、もしくは場合により
【化23】

で置換されていてもよい(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル;場合によりフェノキシ(ここで、該フェノキシは場合により(C−C)アルキルおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)で置換されていてもよいピリジル;ならびに場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいインダゾリルから選択され、
11およびR12はH、FおよびClから各々独立して選択され、ただし、R11およびR12の一方がFもしくはClである場合、他方はHでなければならず;
XはO、S、CHおよびNHから選択され、そしてXがNHである場合、NH上のHは場合によりピリジル、ピラジニル、フェニル、もしくは場合によりOH、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、C(O)−ピロリジニル、N[(C−C)アルキル]およびフェニル(該フェニルは場合によりCNおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルで置き換えられていてもよく、そしてXがO、SもしくはCHである場合、
【化24】

部分は場合により
【化25】

部分における任意のH原子を(C−C)アルキルで置き換えることにより置換されていてもよい]
の化合物またはその製薬学的に許容しうる塩もしくはエステル。
【請求項2】
【化26】

がN原子を含有しない6員環を表す請求項1の化合物。
【請求項3】
およびRがH、(C−C)アルコキシ、FおよびCFから各々独立して選択され;RがH、NHおよびNHC(O)(C−C)アルキルから選択され;RがH、ハロ、(C−C)アルコキシ、CN、COR、S(O)、N[(C−C)アルキル]、場合により置換されていてもよいフェニルおよび場合により置換されていてもよい(C−C)アルキルから選択され;そしてRがH、(C−C)アルコキシ、FおよびCNから選択される請求項2の化合物。
【請求項4】
がHおよびFから選択され;そしてRがH、ハロ、(C−C)アルコキシ、CN、COR、S(O)、N[(C−C)アルキル]および場合により置換されていてもよい(C−C)アルキルから選択される請求項3の化合物。
【請求項5】
およびRが各々Hであり;RがNHであり;RがCOR、S(O)、ならびに場合によりN[(C−C)アルキル]およびN[(C−C)シクロアルキル][(C−C)アルキル]で置換されていてもよい(C−C)アルキルであり;RがHであり;RがN[(C−C)アルキル]およびN[(C−C)シクロアルキル][(C−C)アルキル]であり;RがN[(C−C)アルキル]であり;そしてR11およびR12が各々Hである請求項4の化合物。
【請求項6】
【化27】

が1もしくは2個のN原子を含有する6員の芳香環である請求項1の化合物。
【請求項7】
がH、NHおよびNHC(O)(C−C)アルキルから選択され;RがH、ハロ、(C−C)アルコキシ、CN、COR、S(O)、N[(C−C)アルキル]、場合により置換されていてもよいフェニルおよび場合により置換されていてもよい(C−C)アルキルから選択され;そしてRがH、(C−C)アルコキシ、FおよびCNから選択される請求項6の化合物。
【請求項8】
式I
【化28】

[式中、
【化29】

は0、1もしくは2個のN原子を含有する6員の芳香環を表し、
およびRはH、ハロ、CF、C(O)R
【化30】

場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;場合により
【化31】

およびN[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)から各々独立して選択される1もしくは2個の置換基で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ;NH(C−C)アルキル(ここで、該アルキルは場合によりOH、F、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、NH(C−C)アルキル、フェニル、ピロリジニルおよび
【化32】

から各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、F、フェニルおよび(C−C)アルコキシ(該アルコキシは場合により
【化33】

で置換されていてもよい)から各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);場合によりN[(C−C)アルキル]で2回まで置換されていてもよいピロリジニル;場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニルから各々独立して選択され、ただし、
【化34】

が1もしくは2個のN原子を含有する場合、RおよびRは各々Hでなければならず、そして
およびRはそれらが結合している隣接するC原子と一緒になってベンゾ、ジオキソロおよびイミダゾ(該イミダゾは場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよい)から選択される環を形成し、ただし、RおよびRは、
【化35】

がN原子を含有しない場合にのみ、それらが結合している隣接するC原子と一緒になって環を形成し、
はH、(C−C)アルキル、OH、NO、NH、NH(C−C)アルキル、NHC(O)(C−C)アルキルおよびNHC(O)フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から選択され;
はH、OH、ハロ、CN、C(O)R、S(O)、OSi[(C−C)アルキル]、テトラゾリル、チエニル、ピロリル、ピリミジニル、オキサゾリル、フラニル;各々場合によりOH、F、OC(O)NHフェニル、NHC(O)(C−C)アルキル、C(O)NH、C(O)NH(C−C)アルキル、C(O)N[(C−C)アルキル]
【化36】

場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい(C−C)アルコキシ、NHC(O)NH(C−C)アルキル(ここで、該アルキルは場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、NHC(O)NHフェニル(ここで、該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CF、CNおよび
【化37】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、NHC(O)N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、NH−フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CNおよび
【化38】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CN、CFおよび
【化39】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりN[(C−C)アルキル]で2回まで置換されていてもよいピロリジニルで置換されていてもよい、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニルもしくは(C−C)アルキニル;場合により(C−C)アルコキシ、ピロリジニル、
【化40】

およびN[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、F、(C−C)アルコキシおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、(C−C)アルキル、F、(C−C)アルコキシおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいオキサジアゾリル;場合により(C−C)アルコキシ、CN、(C−C)アルキル、ハロ、
【化41】

場合により(C−C)アルコキシ、OH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいC(O)(C−C)アルキル、ならびにC(O)N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル;場合により(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピリジル;C(O)N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい);ならびに場合によりCF、ハロおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいO−ピリジルから選択され、
はH、ハロ、CN、(C−C)アルコキシおよび(C−C)アルキルから選択され、
はOH、NHR10、O−(C−C)シクロアルキル、(C−C)アルコキシ、O−(C−C)アルケニル、O−(C−C)アルキニル;場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル、N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、CN、N[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシ、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);N[(C−C)アルキル]R(ここで、[(C−C)アルキル]は場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい);N[(C−C)シクロアルキル](C−C)アルキル(ここで、該アルキルは(C−C)アルコキシ、OH、CN、N[(C−C)アルキル]、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されている);場合によりNH、NH(C−C)アルキル、N[(C−C)アルキル]、C(O)NH、NHC(O)(C−C)アルキル、NHS(O)(C−C)アルキル、ピリジル、N[(C−C)アルキル]C(O)NH(C−C)アルキル、N[(C−C)アルキル]C(O)(C−C)アルキル、ならびに場合によりN[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシおよびピロリジニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピロリジニル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいモルホリニル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいチオモルホリニル;場合によりピラジニル、C(O)NH、C(O)NH−フェニル、C(O)−フラニル、C(O)(C−C)アルキル、C(O)NH(C−C)アルキル、C(O)N[(C−C)アルキル]R、S(O)(C−C)アルキル、S(O)−フェニル、
【化42】

場合により(C−C)アルキル、CNおよびCFから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピリジル、場合により(C−C)アルキル、CN、ハロ、CFおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりOH、F、フェニル、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、ピロリニジル、C(O)−ピロリジニル、
【化43】

および場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよいピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピぺラジニル;ならびに場合によりフェニル、ピリジル、ピロリジニルおよびオキソ−ジヒドロベンズイミダゾリルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピペリジニルから選択され、
はNH、ピロリジニル、
【化44】

NH(C−C)アルキル(該アルキルは場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、NH−フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、CN、(C−C)アルコキシ、ハロおよびCFから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、ならびに場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニルから選択され、
は(C−C)アルコキシ、ピリジル、ピペリジニル、ピラニルおよびフェニルから選択され、ここで、各環部分は場合により(C−C)アルコキシおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよく、
は(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、OH、
【化45】

場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNで置換されていてもよいフェニル;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、CN、N[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシ、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルで置換されていてもよい);ならびに場合によりN[(C−C)アルキル]で置換されていてもよいピロリジニルから選択され、そして
【化46】

がN原子を含有しない場合にのみ、Rはまたピリジル、チエニルおよびNHR10からも選択され、
10はH、インドリル;場合によりOH、F、フェニル、(C−C)アルコキシ、NHC(O)(C−C)アルキル、S−(C−C)アルキル、ベンズイミダゾリル、インドリル、チエニル、ピラゾリル、
【化47】

N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、CN、ハロ、CF、S(O)(C−C)アルキル、S(O)フェニルおよびS(O)NHから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりCFで2回まで置換されていてもよいピリジル、場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいイミダゾリル、場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいフリル、ならびに場合により(C−C)アルコキシ、(O)、ならびに場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピロリジニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;場合により(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル、ハロおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいS(O)−フェニル;場合により(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルおよびフェニル(該フェニルは、場合により(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピラゾリル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいベンゾチアゾリル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいチアゾリル;場合によりCF、(C−C)シクロアルキルおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいチアジアゾリル;場合によりCN、ハロ、CF、N[(C−C)アルキル]、インドリル、
【化48】

場合によりC(O)NH(C−C)アルキルで置換されていてもよいO−ピリジル、場合によりピリジル、
【化49】

OH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニル、ならびに場合によりN[(C−C)アルキル](ここで、1個のアルキル基は、場合によりフェニルで置換されていてもよい)で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ、もしくは場合により
【化50】

で置換されていてもよい(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル;場合によりフェノキシ(ここで、該フェノキシは場合により(C−C)アルキルおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)で置換されていてもよいピリジル;ならびに場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいインダゾリルから選択され、
11およびR12はH、FおよびClから各々独立して選択され、ただし、R11およびR12の一方がFもしくはClである場合、他方はHでなければならず;
XはO、S、CHおよびNHから選択され、そしてXがNHである場合、NH上のHは場合によりピリジル、ピラジニル、フェニル、もしくは場合によりOH、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、C(O)−ピロリジニル、N[(C−C)アルキル]およびフェニル(該フェニルは場合によりCNおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルで置き換えられていてもよく、そしてXがO、SもしくはCHである場合、
【化51】

部分は場合により
【化52】

部分における任意のH原子を(C−C)アルキルで置き換えることにより置換されていてもよい]
の化合物またはその製薬学的に許容しうる塩もしくはエステルの有効量を処置を必要とする哺乳類に投与することを含んでなる過剰増殖性疾患を処置する方法。
【請求項9】
過剰増殖性疾患が乳癌、肺癌、結腸癌、膵臓癌、前立腺癌、皮膚癌、白血病、リンパ腫、グリア芽細胞腫および頭頸部癌から選択される請求項8に記載の方法。
【請求項10】
過剰増殖性疾患が乳癌、肺癌、結腸癌および膵臓癌から選択される請求項9に記載の方法。
【請求項11】
式I
【化53】

[式中、
【化54】

は0、1もしくは2個のN原子を含有する6員の芳香環を表し、
およびRはH、ハロ、CF、C(O)R
【化55】

場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;場合により
【化56】

およびN[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)から各々独立して選択される1もしくは2個の置換基で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ;NH(C−C)アルキル(ここで、該アルキルは場合によりOH、F、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、NH(C−C)アルキル、フェニル、ピロリジニルおよび
【化57】

から各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、F、フェニルおよび(C−C)アルコキシ(該アルコキシは場合により
【化58】

で置換されていてもよい)から各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);場合によりN[(C−C)アルキル]で2回まで置換されていてもよいピロリジニル;場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニルから各々独立して選択され、ただし、
【化59】

が1もしくは2個のN原子を含有する場合、RおよびRは各々Hでなければならず、そして
およびRはそれらが結合している隣接するC原子と一緒になってベンゾ、ジオキソロおよびイミダゾ(該イミダゾは場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよい)から選択される環を形成し、ただし、RおよびRは、
【化60】

がN原子を含有しない場合にのみ、それらが結合している隣接するC原子と一緒になって環を形成し、
はH、(C−C)アルキル、OH、NO、NH、NH(C−C)アルキル、NHC(O)(C−C)アルキルおよびNHC(O)フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から選択され;
はH、OH、ハロ、CN、C(O)R、S(O)、OSi[(C−C)アルキル]、テトラゾリル、チエニル、ピロリル、ピリミジニル、オキサゾリル、フラニル;各々場合によりOH、F、OC(O)NHフェニル、NHC(O)(C−C)アルキル、C(O)NH、C(O)NH(C−C)アルキル、C(O)N[(C−C)アルキル]
【化61】

場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい(C−C)アルコキシ、NHC(O)NH(C−C)アルキル(ここで、該アルキルは場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、NHC(O)NHフェニル(ここで、該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CF、CNおよび
【化62】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、NHC(O)N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、NH−フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CNおよび
【化63】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CN、CFおよび
【化64】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりN[(C−C)アルキル]で2回まで置換されていてもよいピロリジニルで置換されていてもよい、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニルもしくは(C−C)アルキニル;場合により(C−C)アルコキシ、ピロリジニル、
【化65】

およびN[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、F、(C−C)アルコキシおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、(C−C)アルキル、F、(C−C)アルコキシおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいオキサジアゾリル;場合により(C−C)アルコキシ、CN、(C−C)アルキル、ハロ、
【化66】

場合により(C−C)アルコキシ、OH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいC(O)(C−C)アルキル、ならびにC(O)N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル;場合により(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピリジル;C(O)N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい);ならびに場合によりCF、ハロおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいO−ピリジルから選択され、
はH、ハロ、CN、(C−C)アルコキシおよび(C−C)アルキルから選択され、
はOH、NHR10、O−(C−C)シクロアルキル、(C−C)アルコキシ、O−(C−C)アルケニル、O−(C−C)アルキニル;場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、CN、N[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシ、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);N[(C−C)アルキル]R(ここで、[(C−C)アルキル]は場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい);N[(C−C)シクロアルキル](C−C)アルキル(ここで、該アルキルは、(C−C)アルコキシ、OH、CN、N[(C−C)アルキル]、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されている);場合によりNH、NH(C−C)アルキル、N[(C−C)アルキル]、C(O)NH、NHC(O)(C−C)アルキル、NHS(O)(C−C)アルキル、ピリジル、N[(C−C)アルキル]C(O)NH(C−C)アルキル、N[(C−C)アルキル]C(O)(C−C)アルキル、ならびに場合によりN[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシおよびピロリジニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピロリジニル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいモルホリニル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいチオモルホリニル;場合によりピラジニル、C(O)NH、C(O)NH−フェニル、C(O)−フラニル、C(O)(C−C)アルキル、C(O)NH(C−C)アルキル、C(O)N[(C−C)アルキル]R、S(O)(C−C)アルキル、S(O)−フェニル、
【化67】

場合により(C−C)アルキル、CNおよびCFから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピリジル、場合により(C−C)アルキル、CN、ハロ、CFおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりOH、F、フェニル、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、ピロリニジル、C(O)−ピロリジニル、
【化68】

および場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよいピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピぺラジニル;ならびに場合によりフェニル、ピリジル、ピロリジニルおよびオキソ−ジヒドロベンズイミダゾリルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピペリジニルから選択され、
はNH、ピロリジニル、
【化69】

NH(C−C)アルキル(該アルキルは場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、NH−フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、CN、(C−C)アルコキシ、ハロおよびCFから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、ならびに場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニルから選択され、
は(C−C)アルコキシ、ピリジル、ピペリジニル、ピラニルおよびフェニルから選択され、ここで、各環部分は場合により(C−C)アルコキシおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよく、
は(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、OH、
【化70】

場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNで置換されていてもよいフェニル;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、CN、N[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシ、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルで置換されていてもよい);ならびに場合によりN[(C−C)アルキル]で置換されていてもよいピロリジニルから選択され、そして
【化71】

がN原子を含有しない場合にのみ、Rはまたピリジル、チエニルおよびNHR10からも選択され、
10はH、インドリル;場合によりOH、F、フェニル、(C−C)アルコキシ、NHC(O)(C−C)アルキル、S−(C−C)アルキル、ベンズイミダゾリル、インドリル、チエニル、ピラゾリル、
【化72】

N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、CN、ハロ、CF、S(O)(C−C)アルキル、S(O)フェニルおよびS(O)NHから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりCFで2回まで置換されていてもよいピリジル、場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいイミダゾリル、場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいフリル、ならびに場合により(C−C)アルコキシ、(O)、ならびに場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピロリジニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;場合により(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル、ハロおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいS(O)−フェニル;場合により(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルおよびフェニル(該フェニルは、場合により(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピラゾリル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいベンゾチアゾリル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいチアゾリル;場合によりCF、(C−C)シクロアルキルおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいチアジアゾリル;場合によりCN、ハロ、CF、N[(C−C)アルキル]、インドリル、
【化73】

場合によりC(O)NH(C−C)アルキルで置換されていてもよいO−ピリジル、場合によりピリジル、
【化74】

OH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニル、ならびに場合によりN[(C−C)アルキル](ここで、1個のアルキル基は、場合によりフェニルで置換されていてもよい)で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ、もしくは場合により
【化75】

で置換されていてもよい(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル;場合によりフェノキシ(ここで、該フェノキシは場合により(C−C)アルキルおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)で置換されていてもよいピリジル;ならびに場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいインダゾリルから選択され、
11およびR12はH、FおよびClから各々独立して選択され、ただし、R11およびR12の一方がFもしくはClである場合、他方はHでなければならず;
XはO、S、CHおよびNHから選択され、そしてXがNHである場合、NH上のHは場合によりピリジル、ピラジニル、フェニル、もしくは場合によりOH、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、C(O)−ピロリジニル、N[(C−C)アルキル]およびフェニル(該フェニルは場合によりCNおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルで置き換えられていてもよく、そしてXがO、SもしくはCHである場合、
【化76】

部分は場合により
【化77】

部分における任意のH原子を(C−C)アルキルで置き換えることにより置換されていてもよい]
の化合物またはその製薬学的に許容しうる塩もしくはエステルの有効量を処置を必要とする哺乳類に投与することを含んでなる血管新生疾患を処置する方法。
【請求項12】
血管新生疾患が糖尿病性網膜症、黄斑変性症、血管線維症、リウマチ性炎症性疾患、腫瘍性疾患および充実性腫瘍増殖から選択される請求項11の方法。
【請求項13】
血管新生疾患が乳癌、肺癌、結腸癌、前立腺癌および膵臓癌から選択される請求項12の方法。
【請求項14】
式I
【化78】

[式中、
【化79】

は0、1もしくは2個のN原子を含有する6員の芳香環を表し、
およびRはH、ハロ、CF、C(O)R
【化80】

場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;場合により
【化81】

およびN[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)から各々独立して選択される1もしくは2個の置換基で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ;NH(C−C)アルキル(ここで、該アルキルは場合によりOH、F、(C−C)アルコキシ;N[(C−C)アルキル]、NH(C−C)アルキル、フェニル、ピロリジニルおよび
【化82】

から各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、F、フェニルおよび(C−C)アルコキシ(該アルコキシは場合により
【化83】

で置換されていてもよい)から各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);場合によりN[(C−C)アルキル]で2回まで置換されていてもよいピロリジニル;場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから各々独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニルから各々独立して選択され、ただし、
【化84】

が1もしくは2個のN原子を含有する場合、RおよびRは各々Hでなければならず、そして
およびRはそれらが結合している隣接するC原子と一緒になってベンゾ、ジオキソロおよびイミダゾ(該イミダゾは場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよい)から選択される環を形成し、ただし、RおよびRは、
【化85】

がN原子を含有しない場合にのみ、それらが結合している隣接するC原子と一緒になって環を形成し、
はH、(C−C)アルキル、OH、NO、NH、NH(C−C)アルキル、NHC(O)(C−C)アルキルおよびNHC(O)フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から選択され;
はH、OH、ハロ、CN、C(O)R、S(O)、OSi[(C−C)アルキル]、テトラゾリル、チエニル、ピロリル、ピリミジニル、オキサゾリル、フラニル;各々場合によりOH、F、OC(O)NHフェニル、NHC(O)(C−C)アルキル、C(O)NH、C(O)NH(C−C)アルキル、C(O)N[(C−C)アルキル]
【化86】

場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい(C−C)アルコキシ、NHC(O)NH(C−C)アルキル(ここで、該アルキルは場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、NHC(O)NHフェニル(ここで該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CF、CNおよび
【化87】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、NHC(O)N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、NH−フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CNおよび
【化88】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CN、CFおよび
【化89】

から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりN[(C−C)アルキル]で2回まで置換されていてもよいピロリジニルで置換されていてもよい、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニルもしくは(C−C)アルキニル;場合により(C−C)アルコキシ、ピロリジニル、
【化90】

およびN[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、F、(C−C)アルコキシおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、(C−C)アルキル、F、(C−C)アルコキシおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいオキサジアゾリル;場合により(C−C)アルコキシ、CN、(C−C)アルキル、ハロ、
【化91】

場合により(C−C)アルコキシ、OH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいC(O)(C−C)アルキル、ならびにC(O)N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル;場合により(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピリジル;C(O)N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい);ならびに場合によりCF、ハロおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいO−ピリジルから選択され、
はH、ハロ、CN、(C−C)アルコキシおよび(C−C)アルキルから選択され、
はOH、NHR10、O−(C−C)シクロアルキル、(C−C)アルコキシ、O−(C−C)アルケニル、O−(C−C)アルキニル;場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、CN、N[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシ、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい);N[(C−C)アルキル]R(ここで、[(C−C)アルキル]は場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい);N[(C−C)シクロアルキル](C−C)アルキル(ここで、該アルキルは(C−C)アルコキシ、OH、CN、N[(C−C)アルキル]、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されている);場合によりNH、NH(C−C)アルキル、N[(C−C)アルキル]、C(O)NH、NHC(O)(C−C)アルキル、NHS(O)(C−C)アルキル、ピリジル、N[(C−C)アルキル]C(O)NH(C−C)アルキル、N[(C−C)アルキル]C(O)(C−C)アルキル、ならびに場合によりN[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシおよびピロリジニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピロリジニル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいモルホリニル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいチオモルホリニル;場合によりピラジニル、C(O)NH、C(O)NH−フェニル、C(O)−フラニル、C(O)(C−C)アルキル、C(O)NH(C−C)アルキル、C(O)N[(C−C)アルキル]R、S(O)(C−C)アルキル、S(O)−フェニル、
【化92】

場合により(C−C)アルキル、CNおよびCFから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピリジル、場合により(C−C)アルキル、CN、ハロ、CFおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりOH、F、フェニル、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、ピロリニジル、C(O)−ピロリジニル、
【化93】

および場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよいピリジルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピぺラジニル;ならびに場合によりフェニル、ピリジル、ピロリジニルおよびオキソ−ジヒドロベンズイミダゾリルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピペリジニルから選択され、
はNH、ピロリジニル、
【化94】

NH(C−C)アルキル(該アルキルは場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、NH−フェニル(該フェニルは場合により(C−C)アルキル、CN、(C−C)アルコキシ、ハロおよびCFから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合により(C−C)アルコキシで2回まで置換されていてもよい)、ならびに場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニルから選択され、
は(C−C)アルコキシ、ピリジル、ピペリジニル、ピラニルおよびフェニルから選択され、ここで、各環部分は場合により(C−C)アルコキシおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよく、
は(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、OH、
【化95】

場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロ、CFおよびCNで置換されていてもよいフェニル;N[(C−C)アルキル](ここで、該アルキル基の各々は、独立して、場合によりOH、CN、N[(C−C)アルキル]、(C−C)アルコキシ、S(O)−フェニル、S(O)(C−C)アルキル、フェニル、フリル、テトラヒドロフリル、(C−C)シクロアルキルおよびピリジルで置換されていてもよい);ならびに場合によりN[(C−C)アルキル]で置換されていてもよいピロリジニルから選択され、そして
【化96】

がN原子を含有しない場合にのみ、Rはまたピリジル、チエニルおよびNHR10からも選択され、
10はH、インドリル;場合によりOH、F、フェニル、(C−C)アルコキシ、NHC(O)(C−C)アルキル、S−(C−C)アルキル、ベンズイミダゾリル、インドリル、チエニル、ピラゾリル、
【化97】

N[(C−C)アルキル](ここで、各アルキルは、独立して、場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)、場合により(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、CN、ハロ、CF、S(O)(C−C)アルキル、S(O)フェニルおよびS(O)NHから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル、場合によりCFで2回まで置換されていてもよいピリジル、場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいイミダゾリル、場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいフリル、ならびに場合により(C−C)アルコキシ、(O)、ならびに場合によりOH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピロリジニルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキル;場合により(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル、ハロおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいS(O)−フェニル;場合により(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキルおよびフェニル(該フェニルは、場合により(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル、ハロ、CFおよびCNから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいピラゾリル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいベンゾチアゾリル;場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいチアゾリル;場合によりCF、(C−C)シクロアルキルおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいチアジアゾリル;場合によりCN、ハロ、CF、N[(C−C)アルキル]、インドリル、
【化98】

場合によりC(O)NH(C−C)アルキルで置換されていてもよいO−ピリジル、場合によりピリジル、
【化99】

OH、(C−C)アルコキシ、Fおよびフェニル、ならびに場合によりN[(C−C)アルキル](ここで、1個のアルキル基は、場合によりフェニルで置換されていてもよい)で置換されていてもよい(C−C)アルコキシ、もしくは場合により
【化100】

で置換されていてもよい(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよいフェニル;場合によりフェノキシ(ここで、該フェノキシは場合により(C−C)アルキルおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)で置換されていてもよいピリジル;ならびに場合により(C−C)アルキルで2回まで置換されていてもよいインダゾリルから選択され、
11およびR12はH、FおよびClから各々独立して選択され、ただし、R11およびR12の一方がFもしくはClである場合、他方はHでなければならず;
XはO、S、CHおよびNHから選択され、そしてXがNHである場合、NH上のHは場合によりピリジル、ピラジニル、フェニル、もしくは場合によりOH、(C−C)アルコキシ、N[(C−C)アルキル]、C(O)−ピロリジニル、N[(C−C)アルキル]およびフェニル(該フェニルは場合によりCNおよび(C−C)アルコキシから独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい)から独立して選択される2個までの置換基で置換されていてもよい(C−C)アルキルで置き換えられていてもよく、そしてXがO、SもしくはCHである場合、
【化101】

部分は場合により
【化102】

部分における任意のH原子を(C−C)アルキルで置き換えることにより置換されていてもよい]
の化合物またはその製薬学的に許容しうる塩もしくはエステルを含んでなる製薬学的組成物。

【公表番号】特表2006−509840(P2006−509840A)
【公表日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−507146(P2005−507146)
【出願日】平成15年11月10日(2003.11.10)
【国際出願番号】PCT/US2003/036003
【国際公開番号】WO2004/043950
【国際公開日】平成16年5月27日(2004.5.27)
【出願人】(503211596)バイエル・フアーマシユーチカルズ・コーポレーシヨン (46)
【Fターム(参考)】