説明

CVD前駆体

ビスアミノシラシクロブタンと、窒素供給ガス、酸素供給ガスおよびこれらの混合物から選択した原料ガスとの反応ガス混合物の熱重合によるシリコン含有薄膜の生成方法。堆積膜は窒化ケイ素、炭窒化ケイ素、二酸化ケイ素または炭素ドープ二酸化ケイ素であってもよい。これら膜は、半導体デバイスにおける誘電体、不動態化膜、バリア膜、スペーサ、ライナおよび/またはストレッサとして有用である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
二酸化ケイ素および炭素ドープ酸化ケイ素の薄膜は、半導体デバイスの製造に用いる一般的な誘電体である。これら物質の薄膜の低温での堆積は、通常プラズマ化学気相堆積(PECVD)プルセスで達成される。しかし、トランジスタへの潜在的なプラズマ損傷の懸念から、低温プロセスが状況次第で好まれる。
【背景技術】
【0002】
熱伝導窒化ケイ素または炭窒化ケイ素が、半導体デバイスにおいて誘電体、不動態化膜、バリア膜、スペーサ、ライナーまたはストレッサーとして用いられてきた。デバイスの厳しい熱収支および感熱成分により制限され、半導体製造産業がこれら膜のより低温での堆積を可能にする新しい前駆体を求めている。大量生産が開始する際に膜の堆積温度が22nmの技術ノードで400〜450℃の低温であり得ることが予測される。膜をかかる低温で堆積させることを可能にするため、前駆体が200℃近くで分解する必要があり、その間保存安定性の要件をまだ満たす必要がある。今までこうした低熱分解温度および良好な保存寿命を有することが示された唯一のシラン前駆体は、おそらくAir Productsにより開発されたヒドラジノシランである。ビス(1,1−ジメチルヒドラジノ)エチルシラン、HEtSi(NH−NMeがアンモニア中370℃で15Å/分の膜成長速度をもたらすことが開示された。弱いN−N結合を含有する1,1−ジメチルヒドラジノ配位子はシリコン表面上で200℃より低い温度で分解することが知られている。しかしながら、ヒドラジノシランから堆積した炭窒化ケイ素膜は低密度という問題を有していた。
【0003】
ビスアミノシラシクロブタンが、シリコン含有膜の低温堆積用の新しい前駆体ファミリーとして提案されている。これら分子は、低温で分解し得るシラシクロブタンの張力4員環を有する。しかし、ビスアミノシラシクロブタンはヒドラジノシランとは異なるメカニズムによって分解するので、ビスアミノシラシクロブタンは優れた薄膜特性をもたらすことが期待される。ビスアミノシラシクロブタンは99+%純度で調製され、200〜250℃で分解することが見出された。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、ビスアミノシラシクロブタンならびに窒素供給ガス、酸素供給ガスおよびこれらの混合物から選択した原料ガスを含む反応性ガス混合物の熱重合によるシリコン含有薄膜の製造方法に関する。堆積膜は、窒化ケイ素、炭窒化ケイ素、二酸化ケイ素または炭素ドープ二酸化ケイ素とすることができる。これらの膜は、半導体デバイスにおいて誘電体、不動態化膜、バリア膜、スペーサ、ライナーおよび/またはストレッサーとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【図1】ビス(t−ブチルアミノ)シラシクロブタン(BTBSCB)を用いる低圧CVD反応装置における炭窒化ケイ素膜の堆積プロセスを示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本発明は、ケイ素含有膜を基板上に生成する方法に関するもので、ここで該膜を窒化ケイ素、炭窒化ケイ素、二酸化ケイ素または炭素ドープ二酸化ケイ素とすることができる。代表的な基板としては、半導体基板、液晶デバイス、発光ダイオード表示デバイスおよび有機発光表示デバイスが挙げられるが、これらに限定されない。「半導体基板」とは、限定しないが、焦点面アレイを含む半導体部品の製造に用いるためのシリコン系デバイスおよびヒ化ガリウム系デバイス、光・電子デバイス、太陽電池、光学デバイス、トランジスタ様デバイス、3Dデバイス、シリコン・オン・インシュレータデバイス、超格子デバイス等を含むことを意図する。半導体基板は1つ以上の配線層を含有することができる。半導体基板はまた、配線層形成前の基板であってもよい。
【0007】
本発明に有用なビスアミノシラシクロブタンは、次式
【化1】


を有する化合物およびその組み合わせから選択され、ここで各R、R、R、R、RおよびRは独立して水素または1〜6個の炭素を有する一価炭化水素基(直鎖、分岐鎖または環状;飽和または不飽和)から選択され、mおよびnは0〜10の値を有する。各R、R、R、R、RおよびRの例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、シクロへキシル、シクロプロピル、フェニル、ビニル、ヘキセニル等を挙げることができるが、これらに限定されない。
【0008】
本発明に有用なビスアミノシラシクロブタンの例としては次式
【化2】


を有する化合物を挙げることができる。
【0009】
膜を生成するのに用いる反応性ガス混合物はまた、窒素供給ガス、酸素供給ガスまたはその混合物から選択された原料ガスの制御量を含むこともできる。原料ガスの量は、用いるガスのタイプ、または膜堆積プロセス条件により制御することができる。
【0010】
窒素供給ガスとしては、窒素N、アンモニアNH、ヒドラジンN、ヒドラゾ酸HN、およびこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。通常、窒素供給ガスはアンモニアであるが、低温堆積にヒドラジンおよびヒドラゾ酸を用いることができる。窒素供給ガスの量は、一般にビスアミノシラシクロブタン1体積部当たり窒素供給ガス0.1〜50体積部、あるいはビスアミノシラシクロブタン1体積部当たり窒素供給ガス0.2〜7体積部である。当業者は、窒素供給ガスの量を窒素供給ガスのタイプおよび堆積条件に基づいて容易に決定することができる。
【0011】
酸素供給ガスとしては、酸素、空気、亜酸化窒素、酸化窒素、一酸化炭素、過酸化物、二酸化硫黄およびこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。酸素供給ガスの量は、一般にビスアミノシラシクロブタン1体積部当たり酸素供給ガス0.1〜50体積部、あるいはビスアミノシラシクロブタン1体積部当たり酸素供給ガス0.2〜7体積部である。当業者は、酸素供給ガスの量を酸素供給ガスのタイプおよび堆積条件に基づいて容易に決定することができるだろう。
【0012】
反応性ガス混合物中に他の物質が存在していてもよい。例えば、ヘリウム、窒素、もしくはアルゴンのようなキャリアガス、ホスフィンもしくはジボランのようなドーパント、フッ素のようなハロゲン、SiF、CF、CおよびCのようなハロゲン含有ガス、または膜に追加の望ましい特性もたらすその他の物質が存在していてもよい。
【0013】
反応性ガス混合物を、基板、好ましくは半導体基板を含有する堆積室に導入し、ここでビスアミノシラシクロブタンの重合を誘発して、基板上への膜の堆積をもたらす。低圧化学蒸着(LPCVD)または原子層堆積(ALD)のような熱化学蒸着が、使用し得る低温と、業界での幅広い利用とにより好ましい。プラズマ補助CVDを用いて、酸素供給ガスの有無にかかわらずビスアミノシラシクロブタンから二酸化ケイ素もしくは炭素ドープ酸化ケイ素膜を、若しくは窒素供給ガスの有無にかかわらずビスアミノシラシクロブタンから窒化もしくは炭窒化ケイ素膜を堆積させることもできる。
【0014】
PECVDでは、ガス混合物をプラズマ場に通すことにより反応させる。かかるプロセスに用いるプラズマは、放電、無線周波数もしくはマイクロ波領域における電磁場、レーザーまたは粒子ビームのようなさまざまな供給源から誘導されるエネルギーを含む。一般に、無線周波数(10kHz〜10MHz)またはマイクロ波(1.0〜10GHz)のエネルギーを適度な電力密度(0.1〜5ワット/cm)で用いるのがプラズマ堆積プロセスにおいて好ましい。しかし、特定の周波数、電力および電圧を通常装置に合わせる。20〜1000Wの電力;0.13〜1333Paの電圧;および25〜500℃の温度でPECVDを用いて膜を堆積させるのが好ましい。よく高密度プラズマと称する密閉の低圧(0.13〜0.65Pa)マイクロ波周波数プラズマを、CVD成長中に可変表面形状を平坦化するのに役立つプロセスにおいてRF周波数励起と組み合わせることができる。
【0015】
本発明において堆積させ得る膜の1つのタイプは炭窒化ケイ素膜である。これらの膜は、通常式Siを有し、この場合C:Siの比が約0:1〜約10:1の範囲内で、N:Siの比が0:1〜約1.5:1の範囲内で、残部が水素である。炭窒化ケイ素膜を堆積させるため、共反応剤は窒素供給ガスである。膜をビスアミノシラシクロブタンおよび窒素供給ガスから堆積させる場合、アミノ基がアミノ交換反応によって窒素源ガスに置き換えられ、シラシクロブタン基が分解してガス状有機種を放出することが理論化されている。従って、膜中のC:Si比は前駆体中のC:Si比とはかなり異なるだろうことが予想される。ビスアミノシラシクロブタンの窒素供給ガスに対する量は、窒素供給ガス100部に対してビスアミノシラシクロブタン1部、あるいは窒素供給ガス10部に対してビスアミノシラシクロブタン1部の範囲内である。
【0016】
本発明において堆積させ得る膜の別のタイプは窒化ケイ素膜である。これらの膜は、通常式Siを有し、この場合H:Siの比が約0:1〜約5:1の範囲内で、N:Siの比が0:1〜約1.5:1の範囲内とすることができる。これらの膜は、通常窒素供給ガスを共反応剤として用いて堆積される。ビスアミノシラシクロブタンの窒素供給ガスに対する量は、窒素供給ガス100部に対してビスアミノシラシクロブタン1部、あるいは窒素供給ガス10部に対してビスアミノシラシクロブタン1部の範囲内である。
【0017】
本発明において堆積させ得る膜の他のタイプは酸化ケイ素膜である。これらの膜は、通常式SiOを有し、この場合xが0〜3である。これらの膜は、通常酸素供給ガスを共反応剤として用いて堆積される。ビスアミノシラシクロブタンの酸素供給ガスに対する量は、酸素供給ガス100部に対してビスアミノシラシクロブタン1部、あるいは酸素供給ガス10部に対してビスアミノシラシクロブタン1部の範囲内である。
【0018】
本発明において堆積させ得る膜の第4のタイプは炭素ドープ二酸化ケイ素膜である。これらの膜は、通常式Siを有し、この場合eが10〜33、あるいは18〜20原子%の値を有し、fが1〜66、あるいは18〜21原子%の値を有し、gが1〜66、あるいは31〜38原子%の値を有し、hが0.1〜60、あるいは25〜32原子%の値を有し;e+f+g+h=100原子%である。これらの膜は、通常酸素供給ガスを共反応剤として用いて堆積される。ビスアミノシラシクロブタンの酸素供給ガスに対する量は、酸素供給ガス100部に対してビスアミノシラシクロブタン1部、あるいは酸素供給ガス10部に対してビスアミノシラシクロブタン1部の範囲内である。
【0019】
本発明で堆積させた膜は、さまざまな厚さとすることができる。0.01〜10μmの厚さを有する膜を本発明の方法により堆積させることができる。あるいはまた、膜は0.5〜3.0μmの厚さを有する。
【0020】
本発明で堆積させた膜は、限定されないが、ゲート誘電体、プレメタルおよび金属間誘電体ならびに不動態化膜を含む半導体集積回路製造における誘電体またはバリア金属膜として特に適している。
【0021】
図1は、ビスアミノシラシクロブタンから窒化または炭窒化ケイ素薄膜を堆積する代表的なプロセス示す。このプロセスでは、ウエハ基板を低圧CVD(LPCVD)反応装置に装填し、LPCVD反応装置を目標温度まで加熱し、10−4トル未満まで排気する。アンモニアガスを希釈窒素ガスと混合し、次に定量の混合NH−NガスをLPCVD反応装置に入れる。窒素キャリアガスを液体BTBSCBを含有する試料シリンダーに通す。窒素で運ばれる定量のBTBSCB蒸気をLPCVD反応装置に入れる。膜が堆積された後、LPCVD反応装置を冷却し、窒素を充填して大気圧まで戻す。最後に、被覆ウエハをLPCVD反応装置から取り出す。
【実施例】
【0022】
以下の実施例は本発明の実施形態を示すために記載する。実施例に開示した技術が本発明者により本発明の実施においてうまく機能することが見出された技術を示すことは当業者により理解されるはずである。しかし、当業者であれば本開示を踏まえ、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、開示する具体的な実施形態において多くの変更を行うことができ、同様のまたは類似の結果を得ることができることを理解するはずである。すべての割合は質量%である。
【実施例1】
【0023】
1,1−ジクロロシラシクロブタンを過剰量のt−ブチルアミンと反応させることによりビス(t−ブチルアミノ)シラシクロブタン(BTBSCB)を合成した(式1)。このため、19.7ml(0.166モル)の1,1−ジクロロシラシクロブタンを1Lのヘキサン中の105ml(0.999モル)のt−ブチルアミンに0℃で添加した。室温で3日間熟成した後、反応スラリーをろ過してt−ブチルアミン塩酸塩を除去した。ろ液を真空乾燥して粗液体生成物を得、その後真空蒸留した。99.2%純度の生成物16gを、71℃で50torrの圧力下45%収率で分離した。H、13Cおよび29Si NMR、FT−IRおよびGC−MSで分析した生成物の構造は、ビス(t−ブチルアミノ)シラシクロブタンと一致する。
【化3】

(式1)
【実施例2】
【0024】
1,1−ジクロロシラシクロブタンを過剰量のエチルアミンと反応させることによりビス(エチルアミノ)シラシクロブタンを合成した(式2)。このため、20.0ml(0.169モル)の1,1−ジクロロシラシクロブタンを1Lのペンタン中の66.2ml(1.01モル)のエチルアミンに−10℃で添加した。室温で1日間熟成した後、反応スラリーをろ過してエチルアミン塩酸塩を除去した。ろ液を真空乾燥して粗液体生成物を得、その後真空蒸留した。少なくとも99%純度の生成物9.8gを、42℃で30torrの圧力下36%収率で分離した。H、13Cおよび29Si NMR、FT−IRおよびGC−MSで分析した生成物の構造は、ビス(エチルアミノ)シラシクロブタンと一致する。
【化4】

(式2)
【実施例3】
【0025】
1,1−ジクロロシラシクロブタンを過剰量のピロリジンと反応させることによりビス(ピロリジノ)シラシクロブタンを合成した(式3)。このため、23.7ml(0.200モル)の1,1−ジクロロシラシクロブタンを1Lのヘキサン中の100.0ml(1.20モル)のピロリジンに−10℃で添加した。室温で2日間熟成した後、反応スラリーをろ過してピロリジン塩酸塩を除去した。ろ液を真空乾燥して粗液体生成物を得、その後真空蒸留した。99.7%純度の生成物15.4gを、51℃で1torrの圧力下34%収率で分離した。H、13Cおよび29Si NMR、FT−IRおよびGC−MSで分析した生成物の構造は、ビス(ピロリジノ)シラシクロブタンと一致する。
【化5】

(式3)
【実施例4】
【0026】
(ビスアミノシラシクロブタンの熱分解温度の測定)
実施例1〜3で生成したビスアミノシラシクロブタンを示差走査熱量測定法(DSC)で分析した。分子の熱分解は、発熱曲線がDSCスペクトルについて傾斜し始める温度で開始する。熱分解温度は、ビス(t−ブチルアミノ)シラシクロブタン(BTBSCB)、ビス(エチルアミノ)シラシクロブタンおよびビス(ピロリジノ)シラシクロブタンについてそれぞれ200℃、200℃および250℃であると測定された。熱処理を施したDSC試料をGC−MSで分析して、これら物質の分解を確認した。BTBSCBの分解を200℃および295℃で行ったヘッドスペースGCでさらに確認した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビスアミノシラシクロブタンと、窒素供給ガス、酸素供給ガスおよびこれらの混合物から選択した原料ガスとを含む反応性ガス混合物を熱重合することを特徴とするシリコン含有膜を基板上に生成する方法。
【請求項2】
前記ビスアミノシラシクロブタンを次式
【化1】


から選択し、ここで各R、R、R、R、RおよびRは独立して水素または1〜6個の炭素を有する一価炭化水素基から選択され、mおよびnは0〜10の値を有する請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ビスアミノシラシクロブタンがビス(t−ブチルアミノ)シラシクロブタンである請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ビスアミノシラシクロブタンがビス(エチルアミノ)シラシクロブタンである請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ビスアミノシラシクロブタンがビス(ピロリジノ)シラシクロブタンである請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記原料ガスが窒素供給ガスである請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記原料ガスが窒素N2、アンモニアNH3、ヒドラジンN2H4、ヒドラゾ酸HN3およびその混合物から選択される請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ビスアミノシラシクロブタン1体積部当たり0.1〜50体積部の窒素供給ガスがある、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記窒素供給ガスがビスアミノシラシクロブタン1体積部当たり0.2−7体積部である請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記原料ガスがアンモニアである請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記原料ガスが酸素供給ガスである請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記原料ガスが酸素、空気、亜酸化窒素、酸化窒素、一酸化炭素、過酸化物、二酸化硫黄およびこれらの混合物から選択される請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記酸素供給ガスがビスアミノシラシクロブタン1体積部当たり0.1−50体積部である請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記酸素供給ガスがビスアミノシラシクロブタン1体積部当たり0.2−7体積部である請求項11に記載の方法。
【請求項15】
キャリアガス、ドーパント、ハロゲンおよびハロゲン含有ガスから選択した物質も存在する請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記基板が半導体基板である請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記熱重合を低圧化学蒸着により行う請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記熱重合を原子層堆積により行う請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記堆積膜が炭窒化ケイ素膜である請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記堆積膜が窒化ケイ素膜である請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記堆積膜が酸化ケイ素膜である請求項1に記載の方法。
【請求項22】
前記堆積膜が炭素ドープ二酸化ケイ素膜である請求項1に記載の方法。
【請求項23】
前記堆積膜が0.01〜10μmの厚さを有する請求項1に記載の方法。
【請求項24】
ビス(エチルアミノ)シラシクロブタンを含む組成物。
【請求項25】
ビス(ピロリジノ)シラシクロブタンを含む組成物。

【図1】
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【公表番号】特表2012−506147(P2012−506147A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−532103(P2011−532103)
【出願日】平成21年8月11日(2009.8.11)
【国際出願番号】PCT/US2009/053364
【国際公開番号】WO2010/047869
【国際公開日】平成22年4月29日(2010.4.29)
【出願人】(590001418)ダウ コーニング コーポレーション (166)
【氏名又は名称原語表記】DOW CORNING CORPORATION
【Fターム(参考)】