説明

データ交換方法

【課題】従来の方法に比べてユーザが遂行すべき行為が少なく、付加的なデータ収集器または確認ステーションを設置せずともデータ交換を管理できるよう、データ交換方法を開発する。
【解決手段】ユーザ(40)によって携行される可搬式通信装置(10)と、少なくとも一つの第1の通信装置(20、21)、第2の通信装置(30)、およびコンピュータ装置との間のデータ交換のための方法において、第1の通信装置と可搬式通信装置とが互いに所定の距離(R)を隔てて位置し、この距離内に近接場無線接続が発生するときに、両者の間に連絡が確立し、データ交換が行われ、データが第1の通信装置によって、第1の通信装置と接続状態にあるコンピュータ装置へ伝達される。加えて、可搬式通信装置と、第2の通信装置とが互いに所定の距離を隔てて位置するときに、両者の間に連絡が確立し、この距離内に近接場無線接続が発生し、データ交換が行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザによって携行される可搬式通信装置と、少なくとも一つの第1の通信装置、第2の通信装置、およびコンピュータ装置との間のデータ交換のための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現代のホテル複合施設では部屋への立ち入りに電子ドアロックが使われている。費用の理由から、これらの電子ドアロックは結線されず、エネルギー供給のためのバッテリで作動する。ロックされたアクセスコードの全電子ドアロックへの配布と、全電子ドアロックからのデータ、例えばバッテリの充電状態や誰がいつ立ち入るかのデータの照合については、二つの方法が知られている。
【0003】
第1の方法では、全てのドアロックに赤外線インターフェイスが装備される。ただしこの種のシステムの不利点は、ドアロックとデータを交換するデータ収集器を赤外線インターフェイスとともに、ホテルの廊下の様々な場所の天井に設置しなければならないことにある。他方データ収集器は、電子ドアロックとデータをやり取りするため、結線接続によって中央コンピュータ装置へ接続される。第2の方法においては、中央コンピュータ装置とのデータ交換によって、例えば部屋清掃員が電子ドアロックとしてスマートカードを身に付けることを可能にする。その人物が電子ドアロックの中にスマートカードを差し込んだ後、スマートカードにファイルされたアクセスコードのチェックに成功すると、部屋への立ち入りが解放される。同時に、スマートカードから電子ドアロックにはロックされたアクセスコードが、電子ドアロックからスマートカードにはアクセスデータが、転送される。ただしこの種のシステムの不利点は、スマートカードから管理システムへ、または集中データバンクへデータを移すため、またその逆を果たすため、この種のスマートカードを、通常ならば中央コンピュータ装置にリンクされた確認ステーションにて挿入しなければならないことにある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、従来の方法に比べてユーザが遂行すべき行為が少なく、付加的なデータ収集器または確認ステーションを設置せずともデータ交換を管理できるよう、データ交換方法を開発することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によると、この目的の達成のため、ユーザによって携行される可搬式通信装置と、環境内の、特に建物内の様々な場所に位置する、少なくとも一つの第1の通信装置、第2の通信装置、およびコンピュータ装置との間のデータ交換方法の場合に、同方法が請求項1に従い以下のステップ、すなわち、
a)第1の通信装置(20、21)と可搬式通信装置(10)とが互いに所定の距離(R)を隔てて位置するときに、可搬式通信装置(10)と第1の通信装置(20、21)との間に連絡(contact)を確立し、この距離(R)内に近接場無線接続が発生することと、
b)近接場無線接続によって、可搬式通信装置(10)と第1の通信装置(20、21)との間でデータを交換することと、
c)第1の通信装置(20、21)から第1の通信装置(20、21)と接続状態にあるコンピュータ装置へ、データを伝達することと、
d)可搬式通信装置(10)と、第1の通信装置(20、21)とは異なる第2の通信装置(30)との間に、第2の通信装置(30)と可搬式通信装置(10)とが互いに所定の距離(R)を隔てて位置するときに連絡を確立し、この距離(R)内に近接場無線接続が発生することと、
e)近接場無線接続によって、可搬式通信装置(10)と第2の通信装置(30)との間でデータを交換することと
を含むと定められる。
【0006】
環境とは、例えば建物、工場区域、高層構造物、ショッピングセンター、都市管区、レジャーパーク、鉄道駅、空港、水泳プール、スポーツ競技場等、多くの人々が集う場所である。
【0007】
本発明による方法は、一方で、複数の通信装置によって、例えば第1の通信装置によって、中央コンピュータ装置とのデータ交換を行えるとの認識に基づいている。他方、無線接続を介し近接場通信システムによってデータ交換を行うことができ、これによりユーザは環境の中を自由に移動でき、可搬式通信装置は一時的なデータストアとして機能し、目的のデータ交換を管理するにあたりユーザに要求される行為はほとんどないか皆無でさえある。
【0008】
少なくとも一つのエレベータと、第1の通信装置としてそれぞれの階に配置される多数の目的地コール端末と、第2の通信装置としての複数の電子ドアロックとを備える建物に好ましくは使用される方法が、本発明により提供される。近接場無線接続のためのデータ伝送規格として、好ましくはNFC規格が提供される。これは、各装置間のデータ交換が近接場内に限り可能であることを意味する。こうして、データへの不正アクセス、例えばアクセスコードのスパイ行為が行われないことを、さらに保証することができる。
【0009】
本発明による方法の有利な展開は、請求項2から15にかけて記載されている。
【0010】
方法の有利な展開においては、可搬式通信装置と第1の通信装置との間のデータ交換の場合に、第1の通信装置の位置を記述する第1の位置特定コードが、第1の通信装置によって可搬式通信装置へ伝達されると定められる。この接続においては同様に、第2の通信装置の位置を記述する第2の位置特定コードを、第2の通信装置によって可搬式通信装置へ伝達できると定めることができる。ある特定の領域、特に部屋でいつ出入りがあったのかを、位置特定コードと関連通信時点とに基づき立証することができる。位置特定コードとは別に識別コードが追加で伝達される場合には、どのユーザが領域に出入りしたかを判定することもできる。
【0011】
本発明による方法の一展開においては、データ交換に先駆けステップb)またはe)でユーザのアクセス権限がチェックされ、アクセス権限のチェックに成功した場合に限りデータが交換されることが提案される。この措置により、アクセス権限を持つ人物だけがデータと情報アイテムを、特にアクセスコードを得ることを保証できる。
【0012】
本発明による方法の一展開においては、データ、例えばロックされたアクセスコードのリストが、ステップb)より前にコンピュータ装置によって全ての第1の通信装置へ配布され、これらのデータが第1の通信装置で蓄積されることが提案される。
【0013】
本発明による方法の一展開においては、ステップb)で、第1の通信装置に蓄積されたデータ、例えばロックされたアクセスコードのリストが、可搬式通信装置へ転送され、これらのデータは可搬式通信装置で一時的に蓄積され、ステップe)で第2の通信装置へ転送され、電子ドアロックに蓄積されることが提案される。このようにして、ロックされたアクセスコードは、全電子ドアロックへ非常に効率的に配布でき、アクセス権限の評価にあたってはロックされたアクセスコードを認識することができる。
【0014】
本発明による方法の一展開においては、ステップe)で電子ドアロックの第2の通信装置から可搬式通信装置へ転送されたデータが、可搬式通信装置がこの時点でなお第1の通信装置との間に短距離無線接続、例えばBluetoothを確立している場合に、短距離無線接続によって第1の通信装置へ直接的に引き渡され、第1の通信装置はデータをコンピュータ装置に引き渡すことが提案される。
【0015】
本発明による方法の一展開においては、可搬式通信装置がステップe)で地域移動無線事業者を介してコンピュータ装置に至る通信接続を生起するための追加の通信パラメータが、ステップb)で可搬式通信装置へ転送され、その結果、電子ドアロックの第2の通信装置によって可搬式通信装置へ転送されたデータは、コンピュータ装置へ直接的に引き渡すことができることが提案される。
【0016】
本発明による方法の一展開においては、電子ドアロックの第2の通信装置によってステップe)で可搬式通信装置へ転送されたデータが、可搬式通信装置で中間的に蓄積され、可搬式通信装置が後ほど再び第1の通信装置との間に近接場無線接続を確立する場合に限り、中間的に蓄積されたデータがこの第1の通信装置を経由しコンピュータ装置へ伝達されることが提案される。
【0017】
本発明による方法の好ましい展開によると、ステップb)またはe)におけるデータ交換でアクセスコードが伝達される。この接続においては、可搬式通信装置が第1の通信装置または第2の通信装置へアクセスコードを伝達すると定めることができる。ユーザは必要に応じ、あらかじめ可搬式通信装置にファイルされたアクセスコードを、自動的に、またはキーボードの手動操作によって、または音声入力によって、伝達することができる。方法の好ましい展開によると、データは、一定の時点または一定の期間中に限り、通信装置の内少なくとも一つによってコンピュータ装置へ伝達される。これによりまずはデータを収集すること、そして一定量のデータからのみデータを伝達することが可能となる。同様にデータは、一定の時点または一定の期間内に限り、コンピュータ装置によって少なくとも一つの通信装置へ伝達されると定めることができる。
【0018】
もしもデータがアクセス権限次第で交換されるなら、さらに有利である。よって、それぞれのアクセス権限レベルに応じて異なるデータを送信できる。
【0019】
方法のさらなる好ましい展開においては、データが可搬式通信装置によって選択されると定める。このようにしてユーザは特定情報アイテムの伝達を禁じることができ、あるいは各自の目的にとって有用な情報アイテムだけを呼び出すことができる。
【0020】
好ましくは可搬式通信装置として、携帯電話、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、または腕時計が使用される。よって、例えばユーザが自身の携帯電話だけでなく、さらなる可搬式通信装置を携行する負担を回避することが可能となる。第1の通信装置は好ましくはエレベータ端末である。好ましくは複数のエレベータ端末が各階のエレベータ設備領域に配置される。第2の通信装置は好ましくは電子ドアロックを制御する。
【0021】
近接場の範囲は好ましくは約10メートルに満たない。これは、データ交換のための装置が約10メートル未満の間隔をおいて位置するときに限り、可搬式通信装置と第1の通信装置または第2の通信装置との間に連絡が成立することを意味する。この接続において、データ伝送のための伝送規格として特にBluetooth規格をかかる距離内で利用できることは、特に有利である。
【0022】
図面を参照しながら下記にて本発明をさらに説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1はデータ交換のためのシステムを備える建物の詳細を概略的に示すものであって、ここでシステムはさらに、建物内でのユーザ40の案内、そしてエレベータ1および扉4によって閉ざされた部屋への出入規制に貢献する。システムはエレベータ1を備え、これにより第1の階2から第2の階3へユーザ40を輸送できる。加えて、第1の階2のエレベータ1の近くには第1の端末20が配置され、第2の階3のエレベータ1の近くには第2の端末21が配置される。端末20および21はそれぞれ第1の通信装置を形成し、コンピュータ装置に接続される。エレベータ1への、ならびに扉4によって閉ざされた部屋への立ち入りを許可するため、ユーザ40は、可搬式通信装置を形成する携帯電話10を携行する。扉4は、第2の通信装置を形成する送/受信装置30を装備する。携帯電話10は、記憶装置、インターフェイス、ディスプレイ、およびキーボードを有する。
【0024】
このシステムに基づき、建物における前述の通信装置10、20、21、および30によるデータ交換の方法を、下記にて説明する。ユーザ40は階2にて建物に入った後、エレベータ1へ接近する。ユーザ40が端末20の近くに、例えば約10メートル未満の距離をおいて立つと直ちに、携帯電話10と端末20との間に連絡が確立する。この目的のため端末20は、距離R以内で、すなわち約10メートル未満の領域内で、連絡信号を常時発する。携帯電話を携行するユーザ40が端末20から距離R以内に位置し、連絡信号を受け取ると、直ちに連絡が成立する。
【0025】
その際この連絡成立に基づき、NFC規格を用いる近接場通信システムによって携帯電話10と端末20との間でデータが交換される。その場合、例えば端末20の位置を記述する位置特定コードがデータとして端末20によって携帯電話10へ送信される。携帯電話10は位置特定コードを受信した後に、携帯電話10の記憶装置にファイルされた対応するコードをこの位置特定コードに割り当てることができるか否かを、自動的にチェックする。このチェックに成功した場合、携帯電話10は、エレベータ1への立ち入りを可能にする第1のアクセスコードを端末20へ送信する。これを受けて端末20は、携帯電話10によって送信されたアクセスコードが、端末20または中央コンピュータ装置にファイルされた本来のアクセスコードに一致するか否かをチェックし、一致する場合にはエレベータ1への立ち入りを解放し、ロックされたアクセスコードのリストを携帯電話10で一時的蓄積するため送信する。
【0026】
ユーザ40がエレベータ1によって第1の階2から第2の階3へ輸送され、第2の階3でエレベータ1を離れた後には、端末20と携帯電話10との間と同じ要領で、特に端末1が発する近接場の距離R以内にユーザ40が位置するとの前提条件のもと、端末21と携帯電話10との間に連絡が成立する。この後に続く端末21と携帯電話10との間のデータ交換の場合には、携帯電話10に対し、目的地、すなわち閉ざされた部屋へのユーザ40の案内を可能にする情報を含むデータの伝送がある。ユーザ40は、携帯電話10のディスプレイから読み取ることができるこの情報を頼りに、扉4の方向に移動する。
【0027】
ユーザ40が、例えば扉4から約2メートルの間隔をおいて位置すると直ちに、第2の通信装置を形成する送/受信装置30が携帯電話10との連絡を確立する。これは、前述した、近接場無線接続による携帯電話10の端末20または端末21との連絡確立と、同じ要領で行われる。その後の送/受信装置30と携帯電話10との間のデータ交換の場合、携帯電話10は送/受信装置30へ、扉4の電子ドアロックを解除する働きをする第2のアクセスコード、および携帯電話に一時的に蓄積されているロックされたアクセスコードのリストを送信する。送/受信装置30はその後、伝達された第2のアクセスコードを、電子ドアロックにファイルされている本来のアクセスコードと、ロックされたアクセスコードのリストとともにチェックし、一致する場合には電子ドアロックを、そして扉4を解放する。このときユーザ40は部屋に入ることができる。
【0028】
ただし第2のアクセスコードとは別に、さらなるデータ、例えば個人識別コード、入室の時点、そして退室の時点などのデータが伝達される。送/受信装置30はその場合に、これが携帯電話10によって伝達された全データを所定の期間にわたって記憶装置に蓄積するよう、および/または蓄積されたアクセスデータをパケットとして携帯電話10へ送信し、携帯電話10にこのデータを一時的に蓄積するよう、装備される。
【0029】
前述の方法は特に、端末20、21がデータ収集ステーションとして機能するという事実によって特徴づけられる。このようにしてユーザは、これまで常であったように、受動的データ蓄積装置を携行しなくてよく、いうなれば輸送手段となってデータを確認ステーションまで運ばなくてよい。よって、従来のスマートカードをはじめとする単独チップカードの携行を免ずることが可能となる。特に、もしも前述した連絡確立とデータ交換のプロセスを自動的に行えるよう携帯電話10が装備されるなら、ユーザにとって扱いやすいシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】データ交換のためのシステムを備える建物の詳細を概略的に示す図である。
【符号の説明】
【0031】
1 エレベータ
2 第1の階
3 第2の階
4 扉
10 携帯電話
20 第1の端末
21 第2の端末
30 送/受信装置
40 ユーザ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ(40)によって携行される可搬式通信装置(10)と、環境内の様々な場所に位置する、少なくとも一つの第1の通信装置(20、21)、第2の通信装置(30)、およびコンピュータ装置との間のデータ交換のための方法であって、以下のステップ、すなわち、
a)第1の通信装置(20、21)と可搬式通信装置(10)とが互いに所定の距離(R)を隔てて位置するときに、可搬式通信装置(10)と第1の通信装置(20、21)との間に連絡を確立し、この距離(R)内に近接場無線接続が発生することと、
b)近接場無線接続によって、可搬式通信装置(10)と第1の通信装置(20、21)との間でデータを交換することと、
c)第1の通信装置(20、21)から第1の通信装置(20、21)と接続状態にあるコンピュータ装置へデータを伝達することと、
d)可搬式通信装置(10)と、第1の通信装置(20、21)とは異なる第2の通信装置(30)との間に、第2の通信装置(30)と可搬式通信装置(10)とが互いに所定の距離(R)を隔てて位置するときに連絡を確立し、この距離(R)内に近接場無線接続が発生することと、
e)近接場無線接続によって可搬式通信装置(10)と第2の通信装置(30)との間でデータを交換することと
を含む、方法。
【請求項2】
第1の通信装置(20、21)の位置を記述する第1の位置特定コードが、ステップb)で第1の通信装置(20、21)によって可搬式通信装置(10)へ伝達されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第2の通信装置(30)の位置を記述する第2の位置特定コードが、ステップe)で第2の通信装置(30)によって可搬式通信装置(10)へ伝達されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
データ交換に先駆けステップb)またはステップe)でユーザ(40)のアクセス権限がチェックされ、アクセス権限のチェックに成功した場合に限りデータを交換できることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
ステップb)またはステップe)でのデータ交換とともにアクセスコードが伝達されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
可搬式通信装置(10)が、第1の通信装置(20、21)または第2の通信装置(30)へアクセスコードを伝達することを特徴とする、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
データが、一定の時点または一定の期間内に限り、通信装置(10、20、21、30)の内少なくとも一つによってコンピュータ装置へ伝達されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
データが、一定の時点または一定の期間内に限り、コンピュータ装置によって少なくとも通信装置(10、20、21、30)へ伝達されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
データがアクセス権限次第で交換されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
データが可搬式通信装置(10)によって選択されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
可搬式通信装置(10)が携帯電話であることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
第1の通信装置(20、21)がエレベータ端末(20、21)であることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
第2の通信装置(30)が電子ドアロックを制御することを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
距離(R)が約10メートルに満たないことを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
環境が、建物、工場区域、高層構造物、ショッピングセンター、都市管区、レジャーパーク、鉄道駅、空港、水泳プール、またはスポーツ競技場であることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。

【図1】
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【公開番号】特開2007−141210(P2007−141210A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−201444(P2006−201444)
【出願日】平成18年7月25日(2006.7.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(390040729)インベンテイオ・アクテイエンゲゼルシヤフト (166)
【氏名又は名称原語表記】INVENTIO AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】