説明

ナビゲーション装置及びプログラム

【課題】地点の候補を検索するに当たり、操作部の操作性を向上させることができ、操作部を操作するための作業を簡素化することができるようにする。
【解決手段】表示部35と、該表示部35に、仮名文字で表記される地点の名称をローマ字で入力するための名称入力画面を形成する地点入力画面形成処理手段と、前記名称入力画面において、子音を表すアルファベットに続けて母音を表すアルファベットが入力されたかどうかによって、仮名文字が確定されたかどうかを判断する文字確定判断処理手段と、仮名文字が確定された場合、確定された仮名文字に該当する地点の候補を検索する候補検索処理手段と、検索された地点の候補の件数を表示部35に表示する候補件数表示処理手段とを有する。子音を表すアルファベットに続けて母音を表すアルファベットが入力された場合に仮名文字が確定されるので、操作部34の操作性を向上させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ナビゲーション装置においては、操作者である運転者が目的地を入力し、探索条件を設定すると、該探索条件に基づいて経路探索処理が行われ、地図データに基づいて現在地で表される出発地から目的地までの経路が探索される。そして、探索された経路、すなわち、探索経路が、表示部に形成された地図画面に、車両の現在地を表す自車位置と共に表示され、探索経路の案内、すなわち、経路案内が行われる。また、地図画面上の探索経路の表示のほかに、音声出力による経路案内も行われる。
【0003】
ところで、前記ナビゲーション装置においては、所定の施設等の地点を目的地として設定したり、所定の地点を登録された地点、すなわち、登録地点として登録したりする場合、運転者が、表示部に形成された地点入力画面において、前記地点の名称、電話番号、住所等のうちの、例えば、地点の名称を入力すると、ナビゲーション装置に配設されたCPUの地点検索処理手段は、前記地点の名称に基づいて地点の候補を検索するようになっている。
【0004】
次に、運転者が地点の名称を選択したときの前記地点検索処理手段の動作について説明する。この場合、前記表示部には地点入力画面のうちの名称入力画面が形成される。
【0005】
図2は従来のナビゲーション装置における名称入力画面を示す第1の図、図3は従来のナビゲーション装置における名称入力画面を示す第2の図である。
【0006】
図において、g1は仮名文字で表記される地点の名称を五十音の文字で入力するための名称入力画面、AR1は五十音の文字(この場合、半濁音記号「゜」、濁音記号「゛」、長音記号「ー」等の各記号も便宜上文字という。)を入力するための複数のキーを備えた五十音入力部、AR2は入力された文字を表示するための文字表示部、AR3は入力された文字に該当する地点の候補を検索したときの、検索された候補の件数、すなわち、ヒット件数を表示するためのヒット件数表示部、k1は入力された文字を修正するための修正キー、k2は検索結果の表示を指示するための確定キーである。この場合、表示部としてタッチパネルが使用され、表示部は操作部として機能する。
【0007】
運転者が、名称入力画面g1において、五十音入力部AR1の所定のキーを順次タッチ(押下)して文字を入力すると、地点検索処理手段は、文字が入力されるたびに、入力された文字を文字列として文字表示部AR2に表示し、入力された文字に該当する地点の候補を検索し、ヒット件数をヒット件数表示部AR3に表示する。すなわち、図2に示されるように、文字「えい」に続けて文字「た」を入力すると、文字「えいた」及び「えいだ」を含む地点のヒット件数が「345件」と表示され、続いて、図3に示されるように、文字「えいた」に続けて濁音記号「゛」を入力すると、文字「えいだ」を含む地点のヒット件数が「123件」と表示される。
【0008】
さらに、運転者が、ヒット件数を目安にして文字の入力を継続し、ヒット件数がある程度まで少なくなったときに、確定キーk2をタッチすると、地点検索処理手段は、その時点で入力された文字に該当する地点の一覧を検索結果表示画面にリスト形式で表示する。
【0009】
さらに、検索結果表示画面において、運転者が所定の地点を選択すると、該地点が目的地として設定されたり、登録地点として登録されたりする(例えば、特許文献1及び2参照。)。
【特許文献1】特開平10−111141号公報
【特許文献2】特開2000−339339号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、前記従来のナビゲーション装置においては、名称入力画面g1の五十音入力部AR1に五十音の各文字を表すキーを表示する必要があるので、キーの数が多く、各キーをその分小さくする必要がある。したがって、操作部の操作性が低下してしまう。
【0011】
そこで、前記名称入力画面g1に表示されるキーの数を少なくするために、地点の名称をローマ字で入力するための名称入力画面を形成するようにしたナビゲーション装置が考えられる。
【0012】
ところが、その場合、キーの数を少なくすることはできるが、ローマ字においては母音を表すアルファベットと子音を表すアルファベットとの組合せによって表記がされるので、母音を表すアルファベットのキー及び子音を表すアルファベットのキーをタッチする必要があり、キーのタッチ回数がその分多くなり、操作部を操作するための作業が煩わしい。
【0013】
本発明は、前記従来のナビゲーション装置の問題点を解決して、地点の候補を検索するに当たり、操作部の操作性を向上させることができ、操作部を操作するための作業を簡素化することができるナビゲーション装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
そのために、本発明のナビゲーション装置においては、表示部と、該表示部に、仮名文字で表記される地点の名称をローマ字で入力するための名称入力画面を形成する地点入力画面形成処理手段と、前記名称入力画面において、子音を表すアルファベットに続けて母音を表すアルファベットが入力されたかどうかによって、仮名文字が確定されたかどうかを判断する文字確定判断処理手段と、仮名文字が確定された場合、確定された仮名文字に該当する地点の候補を検索する候補検索処理手段と、検索された地点の候補の件数を前記表示部に表示する候補件数表示処理手段とを有する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、名称入力画面において、アルファベットが入力されると、子音を表すアルファベットに続けて母音を表すアルファベットが入力されたかどうかによって、仮名文字が確定されたかどうかが判断され、仮名文字が確定された場合、確定された仮名文字に該当する地点の候補が検索される。したがって、操作部の操作性を向上させることができるとともに、操作者は、次のアルファベットを続けて入力する前に、検索件数を目安にして検索結果を表示させることができる。また、操作部を操作するための作業を簡素化することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムを示すブロック図である。
【0018】
図において、14は情報端末、例えば、車両に搭載された車載装置としてのナビゲーション装置、63はネットワーク、51は情報提供者としての情報センタであり、前記ナビゲーション装置14、ネットワーク63、情報センタ51等によってナビゲーションシステムが構成される。
【0019】
前記ナビゲーション装置14は、自車位置及び自車方位を検出する現在地検出部としてのGPSセンサ15、地図データのほかに各種の情報が記録された情報記録部としてのデータ記録部16、入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部17、操作者である運転者が操作することによって所定の入力を行うための第1の入力部としての操作部34、図示されない画面に表示された画像によって各種の表示を行い、運転者に対して通知を行うための第1の出力部としての表示部35、音声によって所定の入力を行うための第2の入力部としての音声入力部36、音声によって各種の表示を行い、運転者に対して通知を行うための第2の出力部としての音声出力部37、及び通信端末として機能する送受信部としての通信部38を備え、前記ナビゲーション処理部17に、GPSセンサ15、データ記録部16、操作部34、表示部35、音声入力部36、音声出力部37及び通信部38が接続される。また、前記ナビゲーション処理部17には、車速を検出する車速検出部としての車速センサ44が接続される。なお、本実施の形態においては、GPSセンサ15によって自車方位を検出するようになっているが、自車方位を検出するために方位検出部としての図示されない方位センサを独立させて配設することができる。また、前記GPSセンサ15は、併せて時刻を検出する。
【0020】
前記データ記録部16には地図データが記録され、該地図データには、交差点に関する交差点データ、ノードに関するノードデータ、道路リンクに関する道路データ、探索用に加工された探索データ、施設に関する施設データ等が含まれる。また、前記データ記録部16には、所定の情報を音声出力部37によって出力するためのデータ、統計データ、走行履歴データ等が記録される。
【0021】
前記データ記録部16は、前記各種のデータを記録するために、ハードディスク、CD、DVD、光ディスク等の図示されないディスクを備えるほかに、各種のデータを読み出したり、書き込んだりするための読出・書込ヘッド等の図示されないヘッドを備える。前記データ記録部16にメモリカード等を使用することができる。
【0022】
また、前記ナビゲーション処理部17は、ナビゲーション装置14の全体の制御を行う制御装置としての、かつ、演算装置としてのCPU31、該CPU31が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM32、制御用のプログラムのほか、目的地までの経路の探索、経路案内等を行うための各種のプログラムが記録されたROM33、各種のデータ、プログラム等を記録するために使用される図示されないフラッシュメモリ等を備える。
【0023】
前記操作部34は、運転者が操作することによって、ナビゲーション装置14において各種の機能を実現させるためのものであり、ナビゲーション装置14とは独立させて配設されたリモコン、キーボード、マウス等のほかに、ナビゲーション装置14の筐(きょう)体等に部品による操作要素としてのスイッチ、ボタン、キー、ボタン、ダイヤル等が形成される。また、前記表示部35としてはディスプレイが使用される。本実施の形態においては、操作部34及び表示部35として、操作部の機能を併せて有するタッチパネルを使用することができ、該タッチパネルにおいては、画面に画像による操作要素としてのキー、スイッチ、ボタン等が表示され、キー、スイッチ、ボタン等をタッチすることによって、所定の入力操作を行うことができる。
【0024】
また、音声入力部36は、図示されないマイクロホン等によって構成され、音声によって必要な情報を入力することができる。さらに、音声出力部37は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音声出力部37から各種の情報が音声で出力される。
【0025】
前記通信部38は、情報提供者としてのVICS(登録商標)センタ等の図示されない道路交通情報センタ等から送られた交通情報、一般情報等の各種の情報を、道路に沿って配設された電波ビーコン装置、光ビーコン装置等を介して電波ビーコン、光ビーコン等として受信するためのビーコンレシーバ、ラジオ局を介してラジオ放送、例えば、FM多重放送を受信するためのラジオ受信機等を備える。なお、前記交通情報には、渋滞情報、規制情報、駐車場情報、交通事故情報、サービスエリアの混雑状況情報等が含まれ、一般情報には、ニュース、天気予報等が含まれる。なお、前記通信部38は、前記情報センタ51から交通情報、一般情報等の各種の情報を受信することもできる。そのために、前記情報センタ51は、サーバ53、該サーバ53に接続された通信部57及び情報記録部としてのデータベース(DB)58等を備え、前記サーバ53は、制御装置としての、かつ、演算装置としてのCPU54、RAM55、ROM56等を備える。また、前記データベース58に、前記データ記録部16に記録された各種のデータと同様のデータが記録される。さらに、情報センタ51は、複数の車両(自車又は他車)から収集した走行履歴データをリアルタイムに提供することができる。
【0026】
なお、前記ナビゲーションシステム、ナビゲーション処理部17、CPU31、54、サーバ53等は、各種のプログラム、データ等に基づいてコンピュータとして機能する。また、データ記録部16、RAM32、55、ROM33、56、データベース58、フラッシュメモリ等によって記録媒体が構成される。そして、演算装置として、CPU31、54に代えてMPU等を使用することもできる。
【0027】
次に、前記構成のナビゲーションシステムの基本動作について説明する。
【0028】
まず、運転者によって操作部34が操作され、ナビゲーション装置14が起動されると、CPU31の図示されない初期化処理手段は、初期化処理を行い、GPSセンサ15によって検出された自車位置及び自車方位を読み込むとともに、各種のデータを初期化する。なお、前記CPU31の図示されないマッチング処理手段は、マッチング処理を行い、読み込まれた自車位置の軌跡、及び自車位置の周辺の道路を構成する各道路リンクの形状、配列等に基づいて、自車位置がいずれの道路リンク上に位置するかの判定を行うことによって、自車位置を特定する。
【0029】
続いて、CPU31の図示されない基本情報取得処理手段は、基本情報取得処理を行い、前記地図データを、データ記録部16から読み出して取得するか、又は通信部38を介して情報センタ51等から受信して取得する。
【0030】
そして、前記CPU31の図示されない表示処理手段は、表示処理を行い、前記表示部35に地図画面を形成し、該地図画面に自車位置、自車位置の周辺の地図及び自車方位を表示する。したがって、運転者は、前記自車位置、自車位置の周辺の地図及び自車方位に従って車両を走行させることができる。
【0031】
また、運転者が操作部34を操作して目的地を入力すると、CPU31の図示されない目的地設定処理手段は、目的地設定処理を行い、目的地を設定する。なお、必要に応じて出発地を入力し、設定することもできる。また、あらかじめ所定の地点を登録しておき、登録地点を目的地として設定することができる。続いて、運転者が操作部34を操作して探索条件を入力すると、CPU31の図示されない経路探索処理手段は、経路探索処理を行い、前記自車位置、目的地、探索条件等を読み込むとともに、データ記録部16から探索データ等を読み出し、自車位置、目的地及び探索データに基づいて、自車位置で表される出発地から目的地までの経路を前記探索条件で探索し、探索経路を表す経路データを出力する。この場合、各道路リンクごとに付与されたリンクコストの合計が最も小さい経路が探索経路とされる。
【0032】
続いて、前記CPU31の図示されない案内処理手段は、案内処理を行い、経路案内を行う。そのために、前記案内処理手段の経路表示処理手段は、経路表示処理を行い、前記経路データを読み込み、該経路データに従って前記地図画面に探索経路を表示する。この場合、必要に応じて、前記案内処理手段の音声出力処理手段は、音声出力処理を行い、音声出力部37から探索経路を音声で出力して経路案内を行う。
【0033】
また、前記表示処理手段は、通信部38を介して交通情報を受信すると、該交通情報を交通状況指標としての渋滞帯に変換し、該渋滞帯を前記地図画面上の道路に沿って表示する。この場合、前記渋滞帯は、渋滞の始点から終点まで延在させて表示され、かつ、渋滞の度合いに応じて、赤、橙(だいだい)、緑等の色で表示される。このようにして、運転者は、車両を走行させる予定の経路、探索経路等における道路の渋滞状況を知ることができる。
【0034】
ところで、本実施の形態においては、所定の施設等の地点を目的地として設定したり、所定の地点を登録地点として登録したりする場合、運転者は、ナビゲーション装置14の表示部35に地点入力画面を形成し、該地点入力画面において前記地点の名称、電話番号、住所等を入力し、地点の候補を検索するようになっている。
【0035】
すなわち、メニュー画面において運転者が操作部34を操作して目的地の設定を選択すると、前記目的地設定処理手段の地点検索処理手段は、地点検索処理を行い、地点の候補の検索を行う。また、メニュー画面において運転者が操作部34を操作して地点の登録を選択すると、CPU31の図示されない地点登録処理手段は、地点登録処理を行い、更に前記地点登録処理手段の地点検索処理手段は、地点検索処理を行い、地点の候補の検索を行う。
【0036】
この場合、地点を目的地として設定する場合と地点を登録地点として登録する場合とで、地点検索処理手段は同じ内容の処理を行うので、地点を目的地として設定する場合における地点検索処理手段の動作についてだけ説明し、地点を登録地点として登録する場合における地点検索処理手段の動作については省略する。
【0037】
図4は本発明の実施の形態における地点検索処理手段の動作を示すフローチャート、図5は本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第1の図、図6は本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第2の図、図7は本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第3の図、図8は本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第4の図、図9は本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第5の図、図10は本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第6の図、図11は本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第7の図である。
【0038】
すなわち、目的地の設定が選択されると、前記地点検索処理手段の入力項目表示処理手段は、入力項目表示処理を行い、表示部35(図1)に入力メニュー画面を形成し、入力メニュー画面に、地点の候補を検索するための入力項目として地点の名称、電話番号、住所等を表示する。続いて、運転者が、地点の名称、電話番号、住所等のうちの所定の入力項目を選択すると、前記地点検索処理手段の地点入力画面形成処理手段は、地点入力画面形成処理を行い、入力項目に対応する地点入力画面を形成する。
【0039】
例えば、運転者が地点の名称を選択すると、地点入力画面形成処理手段は、地点入力画面として、図5に示されるような名称入力画面g11を、運転者が地点の電話番号を選択すると、地点入力画面形成処理手段は、地点入力画面として、図示されない電話番号入力画面を、運転者が地点の住所を選択すると、地点入力画面形成処理手段は、地点入力画面として、図示されない住所入力画面を形成する。したがって、運転者は、地点の名称、電話番号、住所等を入力し、地点の候補を順次絞り込むことができる。
【0040】
ところで、本実施の形態においては、地点の名称、電話番号、住所等を入力するに当たり、五十音で入力する五十音入力モードと、ローマ字で入力するローマ字入力モードとで、モードを選択することができるようになっている。
【0041】
例えば、五十音入力モードが選択されると、図5に示されるような名称入力画面g11が形成される。該名称入力画面g11において、AR1は五十音の文字(この場合、半濁音記号「゜」、濁音記号「゛」、長音記号「ー」等の各記号も便宜上文字という。)を入力するための複数の操作要素としてのキーを備えた文字入力部としての五十音入力部、AR2は入力された文字を表示するための文字表示部、AR3は入力された文字に該当する地点の候補を検索したときのヒット件数を表示するための件数表示部としてのヒット件数表示部、k1は入力された文字を修正するための修正操作要素としての修正キー、k2は検索結果の表示を指示するための確定操作要素としての確定キー、k3は五十音入力モードからローマ字入力モードに変換するための入力モード変換操作要素しての入力モード変換キーである。
【0042】
本実施の形態においては、五十音入力モードが選択されている場合、地点検索処理手段は、運転者の操作に対して従来の技術と同様に動作する。
【0043】
すなわち、運転者が名称入力画面g11において、五十音入力部AR1の所定のキーを順次タッチ(押下)して文字を入力すると、地点検索処理手段の入力文字表示処理手段は、入力文字表示処理を行い、文字が入力されるたびに、入力された文字を文字列として文字表示部AR2に表示し、地点検索処理手段の候補検索処理手段は、候補検索処理を行い、入力された文字に該当する地点の候補を検索し、地点検索処理手段の候補件数表示処理手段は、候補件数表示処理を行い、ヒット件数をヒット件数表示部AR3に表示する。
【0044】
この場合、入力された文字に該当する地点の候補としては、入力された文字自体に該当する地点の候補のほかに、入力された文字のうちの末尾の文字に半濁音記号又は濁音記号を加えた文字に該当する地点の候補が検索される。
【0045】
そして、運転者が、ヒット件数を目安にして文字の入力を継続し、ヒット件数がある程度まで少なくなったときに、確定キーk2をタッチすると、地点検索処理手段の検索結果表示処理手段は、検索結果表示処理を行い、検索結果を、この場合、その時点で入力された文字に該当する地点の候補の一覧を検索結果表示画面にリスト形式で表示する。
【0046】
例えば、図2に示されるように、運転者が文字「えい」(文字列)に続けて文字「た」を入力すると、文字「えいた」に該当する地点の候補が検索されるが、この場合、入力された文字「えいた」自体に該当する地点の候補のほかに、末尾の文字「た」に半濁音記号又は濁音記号を加えた文字「えいだ」に該当する地点の候補も検索され、文字「えいた」及び「えいだ」を含む地点のヒット件数が「345件」と表示され、続いて、図3に示されるように、文字「えいた」に続けて濁音記号「゛」を入力すると、文字「えいだ」を含む地点のヒット件数が「123件」と表示される。
【0047】
さらに、前記検索結果表示画面において、運転者が所定の地点を選択すると、前記目的地設定処理手段の地点設定処理手段は、地点設定処理を行い、選択された地点を目的地として設定する。
【0048】
一方、前記名称入力画面g11において、入力モード変換キーk3をタッチすると、前記地点検索処理手段の入力モード変換処理手段は、入力モード変換処理を行い、入力モードを五十音入力モードからローマ字入力モードに変換し、地点入力画面形成処理手段は、名称入力画面g21を形成する。
【0049】
該名称入力画面g21において、AR11は仮名文字で表記される地点の名称をローマ字(この場合、記号「−」等の各記号も便宜上ローマ字という。また、数字も含む。)で入力するための複数の操作要素としてのキーを備えた文字入力部としてのローマ字入力部、AR12は入力された文字、この場合、アルファベット、及びアルファベットが入力されるのに伴って確定された仮名文字を文字列として表示するための文字表示部、AR13は確定された仮名文字に該当する地点の候補を検索したときのヒット件数を表示するための件数表示部としてのヒット件数表示部、k11は入力されたアルファベット、確定された仮名文字等の文字を修正するための修正操作要素としての修正キー、k12は検索結果の表示を指示するための確定操作要素としての確定キー、k13はローマ字入力モードから五十音入力モードに変換するための入力モード変換操作要素しての入力モード変換キーである。
【0050】
前記名称入力画面g21において、ローマ字入力部AR11の所定のキーを順次タッチしてアルファベットを入力すると、前記入力文字表示処理手段は、アルファベットが入力されるたびに、入力されたアルファベット及び確定された仮名文字を文字表示部AR12に表示し、前記候補検索処理手段は、確定された仮名文字に該当する地点の候補を検索し、前記候補件数表示処理手段は、ヒット件数をヒット件数表示部AR13に表示する。
【0051】
本実施の形態においては、ローマ字入力部AR11にローマ字の各アルファベットを表すキーを表示するだけでよいので、キーの数が少なく、各キーをその分大きくすることができる。したがって、操作部34の操作性を向上させることができる。
【0052】
この場合、アルファベットが入力されると、前記候補検索処理手段の文字確定判断処理手段は、文字確定判断処理を行い、入力されたアルファベットによって仮名文字が確定されたかどうかを判断する。ところで、ローマ字においては、母音を表すアルファベットと子音を表すアルファベットとの組合せによって表記がされるので、母音を表すアルファベットだけが入力されたとき、子音を表すアルファベットに続けて母音を表すアルファベットが入力されたとき、及びアルファベットの「N」が2回続けて入力(「ん」を表記する場合)されたときにだけ仮名文字を確定することができる。そこで、本実施の形態において、文字確定判断処理手段は、入力されたアルファベットが母音を表すアルファベットであるかどうか、入力された二つのアルファベットが「N」であるかどうか、子音を表す二つのアルファベットに続く母音を表すアルファベットであるかどうかによって仮名文字が確定されたかどうかを判断する。
【0053】
仮名文字が確定されたと判断されると、前記候補検索処理手段の検索実行処理手段は、検索実行処理を行い、確定された仮名文字に該当する地点の候補を検索する。
【0054】
そして、運転者が、ヒット件数を目安にしてアルファベットの入力を継続し、ヒット件数がある程度まで少なくなったときに、確定キーk12をタッチすると、前記検索結果表示処理手段は、検索結果を、この場合、その時点で確定された仮名文字に該当する地点の候補の一覧を検索結果表示画面にリスト形式で表示する。
【0055】
一方、入力されたアルファベットが母音を表すアルファベットではなく、末尾の二つのアルファベットが「N」でもない場合、前記文字確定判断処理手段は、仮名文字が確定されたと判断しない。この場合、前記検索実行処理手段は、末尾のアルファベットに対応する行の仮名文字、すなわち、末尾の子音を表すアルファベットと、前記子音を表すアルファベットに続けて入力される可能性のあるすべてのアルファベットとの組合せによって表記される仮名文字に該当する地点の候補を併せて検索する。入力される可能性のあるアルファベットには、すべての母音を表すアルファベットが含まれるほかに、「っ」等の促音又は「ゃ」、「ゅ」及び「ょ」の拗音を仮名文字で表記するために入力される、子音を表すアルファベット及びそれに続く母音を表すアルファベットが含まれる。
【0056】
そして、運転者が、ヒット件数を目安にしてアルファベットの入力を継続し、ヒット件数がある程度まで少なくなったときに、確定キーk12をタッチすると、前記検索結果表示処理手段は、検索結果を、この場合、その時点で確定された仮名文字に該当する地点の候補の一覧を検索結果表示画面にリスト形式で表示する。
【0057】
例えば、運転者が、既に確定された仮名文字「えい」に続けてアルファベット「T」を入力すると、入力されたアルファベット「T」が子音を表すアルファベットであるので、図6に示されるように、文字「えいT」は確定されない。したがって、仮名文字「えい」に、末尾のアルファベット「T」に対応するた行の仮名文字、すなわち、「た」、「ち」、「つ」、「て」及び「と」を加えた「えいた」、「えいち」、「えいつ」、「えいて」及び「えいと」に該当する地点の候補、並びに仮名文字「えい」に末尾のアルファベット「T」に対応する促音を表す仮名文字、すなわち、「った」、「っち」、「っつ」、「って」及び「っと」を加えた「えいった」、「えいっち」、「えいっつ」、「えいって」及び「えいっと」に該当する地点の候補が併せて検索され、ヒット件数が「2345件」と表示される。
【0058】
また、例えば、運転者が、既に確定された仮名文字「に」に続けてアルファベット「S」を入力すると、文字「にS」は確定されない。したがって、仮名文字「に」に、末尾のアルファベット「S」に対応するさ行の仮名文字、すなわち、「さ」、「し」、「す」、「せ」及び「そ」を加えた「にさ」、「にし」、「にす」、「にせ」及び「にそ」に該当する地点の候補、並びに仮名文字「に」に、末尾のアルファベット「S」に対応する促音を表す仮名文字、すなわち、「っさ」、「っし」、「っす」、「っせ」及び「っそ」を加えた「にっさ」、「にっし」、「にっす」、「にっせ」及び「にっそ」に該当する地点の候補が併せて検索される。ここで、仮名文字「に」に、末尾のアルファベット「S」に対応する拗音を表す仮名文字、すなわち、「しゃ」、「しゅ」及び「しょ」を加えた「にしゃ」、「にしゅ」及び「にしょ」に該当する地点の候補も併せて検索されるが、これらは「にし」に該当する地点の候補に含まれるので、ヒット件数としては変わりはない。同様に、仮名文字「に」に末尾のアルファベット「S」に対応する促音及び拗音の両方を表す仮名文字、すなわち、「っしゃ」、「っしゅ」及び「っしょ」を加えた「にっしゃ」、「にっしゅ」及び「にっしょ」に該当する地点の候補も併せて検索されるが、これらは「にっし」に該当する地点の候補に含まれるので、ヒット件数としては変わりはない。
【0059】
続いて、運転者が文字「えいT」に続けてアルファベット「A」を入力すると、図7に示されるように、仮名文字「えいた」が確定される。したがって、既に確定された仮名文字「えいた」に該当する地点の候補が検索され、ヒット件数が「222件」と表示される。なお、この場合、既に仮名文字「えいた」が確定されても、確定された仮名文字「えいた」自体に該当する地点の候補のほかに、末尾の仮名文字「た」に半濁音記号又は濁音記号を付加した仮名文字「えいだ」に該当する地点の候補については検索されない。
【0060】
同様に、例えば、運転者が仮名文字「えい」に続けてアルファベット「D」を入力すると、入力されたアルファベット「D」が子音を表すアルファベットであるので、図8に示されるように、文字「えいD」は確定されない。したがって、仮名文字「えい」に末尾のアルファベット「D」に対応するだ行の仮名文字、すなわち、「だ」、「ぢ」、「づ」、「で」及び「ど」を加えた「えいだ」、「えいぢ」、「えいづ」、「えいで」及び「えいど」に該当する地点の候補、並びに仮名文字「えい」に、末尾のアルファベット「D」に対応する促音を表す仮名文字、すなわち、「っだ」、「っぢ」、「っづ」、「っで」及び「っど」を加えた「えいっだ」、「えいっぢ」、「えいっづ」、「えいっで」及び「えいっど」に該当する地点の候補が併せて検索され、ヒット件数が「1234件」と表示される。
【0061】
続いて、運転者が文字「えいD」に続けてアルファベット「A」を入力すると、図9に示されるように、仮名文字「えいだ」が確定される。したがって、既に確定された仮名文字「えいだ」に該当する地点の候補が検索され、ヒット件数が「123件」と表示される。なお、この場合、既に仮名文字「えいだ」が確定されているので、末尾のアルファベットから半濁音記号又は濁音記号を除去した仮名文字「えいた」に該当する地点の候補については検索されない。
【0062】
このように、従来のナビゲーション装置においては、五十音による名称入力画面を使用して地点の名称を入力する場合、例えば、文字「た」が入力されると、半濁音記号又は濁音記号を付加された文字、例えば、文字「えいた」及び「えいだ」を含む地点についても検索されるので、地点のヒット件数が多くなってしまう。これに対して、本実施の形態においては、ロ−マ字モードが選択されると、仮名文字が確定された場合、確定された仮名文字に該当する地点の候補だけが検索され、末尾の仮名文字に半濁音記号又は濁音記号を付加した仮名文字に該当する地点の候補、末尾の仮名文字から半濁音記号又は濁音記号を除去した仮名文字に該当する地点の候補等については検索されないので、検索結果に、無用な地点が含まれるのを防止することができ、ヒット件数をその分少なくすることができる。したがって、操作部34を操作するための作業を簡素化することができる。
【0063】
また、入力された仮名文字が確定されない場合、末尾の子音を表すアルファベットと母音を表すアルファベットとの組合せによって表記される仮名文字に該当する地点の候補が検索されるので、運転者は、次のアルファベットを続けて入力する前に、ヒット件数を目安にして確定キーk12をタッチし、検索結果を表示させるこができる。
【0064】
ところで、本実施の形態においては、確定された仮名文字に該当する地点の候補が検索されると、前記地点検索処理手段の候補判定処理手段は、候補判定処理を行い、仮に、所定の仮名文字が続けて確定された場合、確定されれた仮名文字に該当する地点の候補が存在するかどうかを判断する。地点の候補が存在しない場合、前記地点検索処理手段の操作阻止処理手段は、操作阻止処理を行い、前記アルファベットのキーについてはハーフトーンで表示するとともに、タッチしても入力を行うことができなくする。
【0065】
すなわち、前述されたように、運転者が文字「えいD」に続けてアルファベット「A」を入力すると、仮名文字「えいだ」が確定される。したがって、既に確定された文字「えいだ」に該当する地点の候補が検索され、図9に示されるように、ヒット件数が「123件」と表示される。
【0066】
そして、操作阻止処理手段は、図10に破線で示されるように、所定のアルファベットのキーについてはハーフトーンで表示するとともに、タッチしても入力を行うことができなくする。
【0067】
さらに、本実施の形態においては、既に確定された仮名文字に該当する地点の候補が検索された後に、所定のアルファベットが続けて入力されると、前記候補判定処理手段は、入力されたアルファベットが子音を表すアルファベットである場合、子音に対応する母音が一つだけ存在するかどうかを判断する。子音に対応する母音が一つだけ存在する場合、前記文字確定判断処理手段は、前記子音を表すアルファベットが入力された時点で、仮名文字が確定されたと判断する。
【0068】
そして、前記候補件数表示処理手段は、その時点におけるヒット件数をヒット件数表示部AR13に表示する。
【0069】
例えば、運転者が、既に確定された仮名文字「えいだ」に続けてアルファベット「B」を入力すると、入力されたアルファベット「B」が子音を表すアルファベットであるので、仮名文字「えいだ」に、末尾のアルファベット「B」に対応するば行の仮名文字、すなわち、「ば」、「び」、「ぶ」、「べ」及び「ぼ」を加えた「えいだば」、「えいだび」、「えいだぶ」、「えいだべ」及び「えいだぼ」に該当する地点の候補が存在するかどうか、又は仮名文字「えいだ」に、末尾のアルファベット「B」に対応する促音を表す仮名文字、すなわち、「っば」、「っび」、「っぶ」、「っべ」及び「っぼ」を加えた「えいだっば」、「えいだっび」、「えいだっぶ」、「えいだっべ」及び「えいだっぼ」に該当する地点の候補が存在するかどうかを判断する。地点の候補が前記ば行の母音を表す一つの仮名文字「ぶ」についてだけ存在する場合、図11に示されるように、一つの仮名文字「ぶ」によって仮名「えいだぶ」を確定する。そして、その時点におけるヒット件数をヒット件数表示部AR13に「12件」と表示される。
【0070】
そして、検索結果表示画面において、運転者が所定の地点を選択すると、前記地点設定処理手段は、選択された地点を目的地として設定する。
【0071】
このように、本実施の形態においては、所定の子音を表すアルファベットが入力されたときに、末尾のアルファベットの行の仮名文字に該当する地点の候補が存在するかどうかが判断され、地点の候補が前記行の一つの仮名文字についてだけ存在する場合に、該行の一つの仮名文字が確定されるので、運転者は、次のアルファベットを続けて入力する前に、ヒット件数を目安にして確定キーk12をタッチして検索結果を表示させることができる。したがって、操作部34を操作するための作業を簡素化することができる。
【0072】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 50音入力モードが選択されたかどうかを判断する。50音入力モードが選択された場合はステップS2に、選択されていない場合はステップS9に進む。
ステップS2 文字を入力する。
ステップS3 入力された文字に該当する地点の候補を検索する。
ステップS4 検索結果の表示の指示があるかどうかを判断する。検索結果の表示の指示がある場合はステップS5に、ない場合はステップS6に進む。
ステップS5 検索結果を表示し、処理を終了する。
ステップS6 濁音又は半濁音が入力されたかどうかを判断する。濁音又は半濁音が入力された場合はステップS7に進み、入力されていない場合はステップS2に戻る。
ステップS7 入力された文字に該当する地点の候補を検索する。
ステップS8 検索結果の表示の指示があるかどうかを判断する。検索結果の表示の指示がある場合はステップS5に進み、ない場合はステップS2に戻る。
ステップS9 アルファベットを入力する。
ステップS10 仮名文字が確定されたかどうかを判断する。仮名文字が確定された場合はステップS11に、確定されていない場合はステップS12に進む。
ステップS11 確定された仮名文字に該当する地点の候補を検索する。
ステップS12 入力されたアルファベットに対応する行の仮名文字に該当する地点の候補を検索する。
ステップS13 検索結果の表示の指示があるかどうかを判断する。検索結果の表示の指示がある場合はステップS5に進み、ない場合はステップS9に戻る。
【0073】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明の実施の形態におけるナビゲーションシステムを示すブロック図である。
【図2】従来のナビゲーション装置における名称入力画面を示す第1の図である。
【図3】従来のナビゲーション装置における名称入力画面を示す第2の図である。
【図4】本発明の実施の形態における地点検索処理手段の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第1の図である。
【図6】本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第2の図である。
【図7】本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第3の図である。
【図8】本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第4の図である。
【図9】本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第5の図である。
【図10】本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第6の図である。
【図11】本発明の実施の形態における名称入力画面を示す第7の図である。
【符号の説明】
【0075】
14 ナビゲーション装置
17 ナビゲーション処理部
31、54 CPU
35 表示部
51 情報センタ
53 サーバ
63 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、該表示部に、仮名文字で表記される地点の名称をローマ字で入力するための名称入力画面を形成する地点入力画面形成処理手段と、前記名称入力画面において、子音を表すアルファベットに続けて母音を表すアルファベットが入力されたかどうかによって、仮名文字が確定されたかどうかを判断する文字確定判断処理手段と、仮名文字が確定された場合、確定された仮名文字に該当する地点の候補を検索する候補検索処理手段と、検索された地点の候補の件数を前記表示部に表示する候補件数表示処理手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記文字確定判断処理手段は、さらに、アルファベットの「N」が2回続けて入力されたかどうかによって仮名文字が確定したかどうかを判断する請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記候補検索処理手段は、子音を表すアルファベットに続けて母音を表すアルファベットが入力されず、仮名文字が確定されていない場合、前記子音を表すアルファベットに続けて入力される可能性のあるすべてのアルファベットに該当する地点の候補を検索する請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記候補検索処理手段は、子音を表すアルファベットに続けて母音を表すアルファベットが入力されず、仮名文字が確定されていない場合、少なくとも、すべての母音を表すアルファベットに該当する地点の候補を検索する請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記文字確定判断処理手段は、子音を表すアルファベットに続けて母音を表すアルファベットが入力されず、かつ、末尾の子音を表すアルファベットに対応する母音を表すアルファベットが一つだけ存在する場合、前記子音を表すアルファベットが入力された時点で仮名文字が確定されたと判断する請求項1〜4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
コンピュータを、表示部に、仮名文字で表記される地点の名称をローマ字で入力するための名称入力画面を形成する地点入力画面形成処理手段、前記名称入力画面において、子音を表すアルファベットに続けて母音を表すアルファベットが入力されたかどうかによって、仮名文字が確定されたかどうかを判断する文字確定判断処理手段、仮名文字が確定された場合、確定された仮名文字に該当する地点の候補を検索する候補検索処理手段、及び検索された地点の候補の件数を前記表示部に表示する候補件数表示処理手段として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−222405(P2009−222405A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−64194(P2008−64194)
【出願日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】