説明

ナビゲーション装置

【課題】より適切な目的地候補の表示を行うこと。
【解決手段】ナビゲーション装置では、特定の目的地点を設定する場合、この目的地点の候補地を種々の絞込条件に基づいて絞り込み設定する目的地点を決定する。目的地の候補を絞り込むための絞込条件には、例えば、時間が経過しても内容が変化しない静的絞込条件、時間の経過と共に内容が変化する動的絞込条件がある。ナビゲーション装置では、目的地点の設定処理の途中で処理が中断され、その後処理が再開された場合における、処理画面の表示方法について説明する。処理が中断される前に、動的絞込条件に基づく目的地点の絞込検索結果が表示されていた場合、処理の再開時に、再開時における現状情報を再取得し、再取得した情報と中断前に入力設定された動的絞込条件とに基づいて、再度目的地点の絞込検索を行う。そして、再開時には、この再検索結果を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置に係り、例えば、目的地を検索する際の候補表示に関する。
【背景技術】
【0002】
設定された目的地点や立ち寄り地点までの経路を探索し運転者に提供するナビゲーション装置が広く普及している。従来、このようなナビゲーション装置における、目的地(行き先)の入力操作を容易にするための技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、入力条件に基づく絞込検索時に、目的地の入力操作が中断して他の画面に切り替わった場合、その後、目的地の入力操作を再開する際に中断前の検索画面を表示させる技術が提案されている。このように、中断前の検索画面を表示させることにより、絞込条件の再入力の手間を省くことができる。
【特許文献1】特開2002−250636公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
目的地を検索するための絞込条件には、例えば、名称(頭文字など)や住所(所在エリア)など、時間が経過しても内容が変化しない条件(以下、静的絞込条件とする)、車両の現在地や設定された経路などに依存する、時間の経過と共に内容が変化する条件(以下、動的絞込条件とする)がある。
特許文献1に記載のナビゲーション装置では、入力された絞込条件が、静的絞込条件であっても、動的絞込条件であっても一律に、中断前の検索画面を表示させるように構成されている。
そのため、従来のように、静的・動的絞込条件に関わらず、一律に中断前の検索画面を再開時に表示すると、中断前に動的絞込条件が設定されていた場合、再表示される検索結果に再開時の状況を反映させることができない。
従って、中断前に動的絞込条件が設定されていた場合、初めから検索をやり直さなければならなかった。
【0004】
そこで本発明は、より適切な対象候補の表示を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、絞込条件の入力を受け付ける受付手段と、前記受け付けた絞込条件に基づいて対象候補を絞り込む絞込手段と、前記絞り込んだ対象候補を表示する表示手段と、中断要求を検出した場合に、絞込処理を中断する中断手段と、前記中断前に前記受け付けた絞込条件の履歴が記憶される履歴記憶手段と、前記中断中に再開要求を検出した場合に、前記履歴記憶手段に記憶された絞込条件に含まれる動的絞込条件に対応する現状情報を取得する現状情報取得手段と、前記記履歴記憶手段に記憶された絞込条件の履歴と、前記取得した現状情報とから対象候補を絞り込むことで、絞込処理を再開する再開手段と、を具備したことを特徴とするナビゲーション装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記現状情報取得手段は、前記動的絞込条件に対応する現状情報として、現在地周辺を絞込対象範囲とする現在地周辺条件に対応する現在地情報を取得し、前記再開手段は、前記絞込条件の履歴と、前記取得した現在地情報とから対象候補を絞り込むことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、特定の地点までの走行経路を設定する経路設定手段を具備し、前記現状情報取得手段は、前記動的絞込条件に対応する現状情報として、設定されている走行経路沿いの領域を絞込対象範囲とする走行経路条件に対応する走行経路情報を取得し、前記再開手段は、前記絞込条件の履歴と、前記取得した走行経路情報とから対象候補を絞り込むことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、絞込条件の履歴における動的絞込条件に対応する現状情報を取得し、絞込条件の履歴と、取得した現状情報とから対象候補を絞り込むことで、絞込処理を再開することにより、より適切な対象候補の表示を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の状態評価装置における好適な実施の形態について、図1から図7を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
ナビゲーション装置では、行き先や経由地点、立ち寄り地点などの特定の地点(目的地点)を設定する場合、この目的地点の候補地を種々の絞込条件に基づいて絞り込み、その絞込検索結果、即ち候補リストから設定する目的地点を決定する。
目的地の候補を絞り込むための絞込条件には、例えば、名称や住所など、時間が経過しても内容が変化しない静的絞込条件、及び、車両の現在地や設定された経路などに依存する、時間の経過と共に内容が変化する動的絞込条件がある。
【0008】
本実施形態に係るナビゲーション装置では、利用者が、目的地点の設定処理の途中、つまり、目的地候補の絞込処理を行っている途中で該処理が中断された場合、絞込条件の履歴を履歴情報記憶装置に記憶する。その後、処理が再開された場合、履歴情報記憶装置から絞込結果を求める。この際、絞込条件の履歴に動的絞込条件が含まれていれば、記憶した現在地情報ではなく、再開時の現在地情報を再取得した上で、絞込結果を求める。そして、再開時には、この再検索結果(目的地候補)を表示する。
【0009】
(2)実施形態の詳細
図1(a)は、本実施形態におけるナビゲーション装置1の構成を示した図である。
図1(a)に示すように、ナビゲーション装置1は、CPU11、ROM12、RAM13、入力装置14、出力装置15、現在位置検出装置16、情報送受信装置17、情報記憶装置18、履歴情報記憶装置19などを備えている。
CPU11は、ROM12、RAM13、情報記憶装置18や履歴情報記憶装置19などに格納されている各種プログラムやデータに従ってナビゲーション装置1を制御する中央演算処理装置である。
ROM12は、ナビゲーション装置1を機能させるための基本的なプログラムやパラメータなどが記憶された読み取り専用メモリである。
RAM13は、CPU11の作業領域として機能する記憶領域であり、処理中のデータ、例えば、入力された絞込条件データなどを一時的に記憶する。
【0010】
入力装置14は、利用者の意志によりナビゲーション処理をCPU11に指示する装置、例えば、目的地(住所や電話番号、地図上の座標など)、通過地点、立ち寄り地点、探索条件、絞込条件などの情報、経路案内のリクエスト要求など入力する装置である。
図1(b)は、情報の入出力機能を有する表示装置20の外観例を示した図である。
本実施形態では、入力装置14は、図1(b)に示す表示装置20によって構成されているが、ジョグダイアル等のリモートコントローラ等によって構成するようにしてもよい。
【0011】
図1(b)に示すように、表示装置20には、目的地の設定画面や現在地周辺の地図画面など各種メニュー画面を表示すると共に、表示画面(ディスプレイ)に、指で直接触れることでポインティングすることができるタッチパネル(タッチスクリーン)21が設けられている。
タッチパネル21の外周縁には、タッチパネル21を固定する枠組として機能するエスカッション22が設けられている。
このエスカッション22の上部領域には、物理的に存在する押しボタン(ハードキー)によって構成された目的地設定キー23及び地図キー25が設けられている。
【0012】
目的地設定キー23は、ナビゲーション装置1による経路探索を行う際に、行き先や経由地点、立ち寄り地点など(以下、目的地とする)を設定する画面をタッチパネル21に表示させるためのキーである。
利用者が目的地設定キー23を押下することによって、タッチパネル21に他の画面(例えば、現在地周辺の地図画面など)が表示されている場合であっても、強制的に目的地の設定画面(目的地の設定メニュー画面)をタッチパネル21に表示させることができる。
【0013】
地図キー25は、現在地周辺の地図画面をタッチパネル21に表示させるためのキーである。
利用者が地図キー25を押下することによって、タッチパネル21に他の画面(例えば、目的地の設定画面など)が表示されている場合であっても、強制的に現在地周辺の地図画面をタッチパネル21に表示させることができる。
つまり、目的地の設定画面において目的地の絞込検索などを行っている途中で、利用者が地図キー25を押下した場合、目的地の設定処理は中断される。
【0014】
図1(a)の説明に戻り、出力装置15は、例えば、入力装置14からの入力情報、経路案内情報、目的地の設定画面、現在地周辺の地図画面、各種メニュー画面などCPU11の処理結果を出力する装置である。本実施形態においては、出力装置15は、図1(b)に示す表示装置20によって構成されているが、経路案内を音声で出力するスピーカや、処理データを印字出力するプリンタを別途設けるようにしてもよい。
【0015】
現在位置検出装置16は、ナビゲーション装置1が搭載される車両の現在位置(緯度、経度からなる絶対座標値)を検出するためのものであり、人工衛星を利用して車両の位置を測定する衛星利用測位システム(GPS)から情報を取得するためのGPS受信装置を備えている。
なお、現在位置検出装置16は、GPS受信装置による現在位置検出を補足する装置として、地磁気を検出して車両の方位を求める地磁気センサ、ジャイロセンサ、車速センサ等を備えるようにしてもよい。
【0016】
情報送受信装置17は、衛星利用測位システム(GPS)を利用して現在位置や日付、時間情報等を入手するGPS受信装置、FM多重放送、電波ビーコン、光ビーコン等を利用して交通情報等を入手するためのVICS情報受信装置、携帯電話、パソコン等を利用することにより、情報センター(例えばATIS)や他車両と情報を双方向に通信するためのデータ送受信装置等から構成される。
【0017】
情報記憶装置18は、ナビゲーション用のプログラム及びデータを記憶した外部記憶装置であり、例えばCD−ROMやDVD−ROM等からなり、例えば、目的地検索処理プログラム、経路探索プログラム、経路案内プログラムなどのデータ、また、各プログラムの処理で用いられるデータが格納されている。
情報記憶装置18に格納されるデータとして、例えば、経路探索に使用する探索データ(目的地データ、登録地点データ、道路データ、ジャンル別データ等)、それ以外の案内・表示用のデータ(経路案内をする際に使用する案内データ、地図を表示する際に使用する表示データ、現在位置を検出する際に使用するマップマッチングデータ等)などの各種データが記憶されている。
履歴情報記憶装置19は、目的地を設定する際に、入力装置14(タッチパネル21)を介し利用者から選択(入力)された静的絞込条件や動的絞込条件の入力情報(指定条件情報)の履歴を、目的地の設定処理の中断時にRAM13から読み出し、履歴情報として記憶する記憶装置である。
【0018】
次に、本実施形態における、絞込処理の動作について説明する。
まず、ナビゲーション装置1に表示される画面の推移状態について説明する。
図2(a)は、目的地設定のメインメニュー画面の一例を示した図である。
利用者によって、目的地設定キー23が押下されると、目的地設定のメインメニュー画面がタッチパネル21に表示される。
図2(a)に示すように、目的地設定のメインメニュー画面には、目的地の絞込条件の選択肢が表示される。
即ち、ナビゲーション装置1には、目的地の絞込条件として、例えば、「名称絞込」、「住所絞込」、「ジャンル絞込」、「電話番号絞込」、「メモリ地点絞込」、「その他の方法」の絞込が表示される。これらの絞込条件は、いずれも静的絞込条件である。静的絞込条件とは、時間が経過しても内容が変化しない条件を示す。
【0019】
「名称絞込」は、目的地を名称の頭文字など目的地の名称の呼び名に含まれる文字に基づく絞り込みを示す。
「住所絞込」は、目的地の存在する住所(エリア)に基づく絞り込みを示す。
「ジャンル絞込」は、目的地の建物(施設)が属するジャンル、例えば、食べる・飲む(飲食店)、買う・借りる(ショップ)、泊まる(宿泊施設)、見る・遊ぶ(観光地・テーマパーク)などに基づく絞り込みを示す。
「電話番号絞込」は、目的地の電話番号に基づく絞り込みを示す。
「メモリ地点絞込」は、過去に登録した地点に基づく絞り込みを示す。
【0020】
また、図2(a)に示すように、目的地設定のメインメニュー画面には、前回操作呼出キー24が設けられている。
この前回操作呼出キー24は、目的地の設定処理が途中で中断した場合、中断前の時点からの目的地の設定処理の再開を指示するためのキーである。
目的地の設定処理が中断した際に、RAM13に格納されている絞込条件が履歴情報記憶装置19に記憶される。そして、前回操作呼出キー24の押下により、履歴情報記憶装置19に履歴情報として保存されている目的地の絞込条件が読み出され(呼び出され)、現在地情報など現状情報を反映させた絞込条件の結果が表示される。
本実施形態では、例えば、地図キー25や、タッチパネル21にTV画像を表示させるTVキー、DVD画像を表示させるDVDキーなどの他の処理を行うためのキーが押下された場合、目的地の設定処理が途中で中断する。また、ナビゲーション装置1において、走行時における入力を受け付けないように構成されているので、車両が走行を開始した際に目的地の設定処理が中断する。
【0021】
なお、前回操作呼出キー24には、アクティブ状態(操作の受け付けが可能な状態)と、非アクティブ状態がある。目的地設定キー23の押下によりメインメニュー画面が表示される際に、目的地設定処理の中断中か否かが判断される。そして、履歴情報記憶装置19に絞込条件の履歴情報が存在する場合には中断中であると判断し、前回操作呼出キー24がアクティブ状態となる。
一方、履歴情報が存在しない場合には中断中でない場合には、前回操作呼出キー24は非アクティブ状態となる。また、中断中に現状情報の取得が不可能状況となった場合においても、前回操作呼出キー24は非アクティブ状態となる。
現状情報の取得が不可能な場合としては、例えば、走行経路に基づいて検索対象を絞り込むルート絞込の途中で中断した場合に、中断中に目的地が消去されることにより走行経路の設定が解除(消去)された場合が該当する。
目的地消去のように中断中に走行経路の取得が不可能になる処理がされた場合、CPU11は、履歴情報記憶装置19に記憶されている絞込条件の履歴情報を消去するように構成されているため、前回操作呼出キー24は非アクティブ状態となる。
【0022】
利用者は、タッチパネル21に表示されたこれらの静的絞込条件の選択肢から、希望する静的絞込条件を選択(タッチ)する。すると、目的地の絞込処理の入力画面が起動し、絞込条件の入力が可能となる。
図2(b)は、名称絞込条件における絞込条件の入力画面の一例を示した図である。
目的地設定のメインメニュー画面において、利用者によって名称絞込が選択されると、図2(b)に示すような、目的地の名称(読み名)を入力するための文字入力画面がタッチパネル21に表示される。
利用者は、タッチパネル21に表示された文字入力画面を操作して、目的地の名称(全部又は一部)を入力し、入力操作が終了した後、画面上の「完了」キーを押下(タッチ)する。
すると、入力された文字列、例えば、“あいしん”が、静的絞込条件(名称絞込条件)として入力される。
【0023】
図2(c)は、名称絞込条件の検索結果の一例を示した図である。
入力された文字列に基づいて検索処理が行われると、その検索結果がタッチパネル21に表示される。
図2(c)に示すように、名称絞込条件の検索結果の表示画面には、名称絞込条件のキーワード“あいしん”に合致した施設数、及び、合致した施設リストが表示される。なお、一画面内に表示しきれない施設名は、タッチパネル21に表示されたスクロールバーを操作することにより表示させることができる。
【0024】
本実施形態に係るナビゲーション装置1では、名称絞込条件に基づく絞り込み処理によって、十分に目的地候補の絞り込みがなされない場合、さらに、他の条件に基づく目的地候補の絞り込みを行うことができる。
例えば、利用者によって、図2(c)に示す名称絞込条件の検索結果の表示画面において、「エリアで絞る」キーが押下(タッチ)されると、さらにエリアに基づく絞り込み処理が実行される。
【0025】
図3(a)は、絞込対象エリアの選択画面を示した図である。
「エリアで絞る」キーが操作されると、図3(a)に示すように、絞込対象エリアの選択画面が項目別にタブ表示される。
この絞込対象エリアの選択画面には、「住所絞込」、「地域絞込」、「周辺絞込」の選択画面がタブが表示される。
「住所絞込」タブは、住所(行政区画)に基づく絞込対象エリアの設定画面を示す。
「地域絞込」タブは、地域に基づく絞込対象エリアの設定画面を示す。
「周辺絞込」タブは、特定の地点に基づく絞込対象エリアの設定画面を示す。
【0026】
絞込対象エリアの選択画面において、例えば、「周辺絞込」タブが選択されると、絞込対象エリアの具体的な設定画面(詳細設定画面)がタッチパネル21に表示される。
図3(a)に示すように、絞込対象エリアの詳細設定画面には、絞込対象エリアの選択肢として、例えば、「全エリア」、「現在地周辺」、「先程の地図」、「目的地周辺」が表示される。
「全エリア」は、絞込対象エリアの絞込設定(現在の画面)を解除するためのキーを示す。
「現在地周辺」は、現在地から半径Rkm(例えば3km)の範囲に存在する施設を絞り込むためのキーを示す。
【0027】
「先程の地図」は、前回タッチパネルに表示されていた地図の領域に存在する施設を絞り込むためのキーを示す。
「目的地周辺」は、予め走行経路が設定されており、経由地点や立ち寄り地点などを設定する場合にのみ表示されるキーであり、設定されている経路の終着地(目的地)から半径Rkm(例えば3km)の範囲に存在する施設を絞り込むためのキーを示す。
なお、絞込範囲を設定する半径Rの値は任意に設定することができる。
このように、絞込対象エリアの選択画面に表示される絞込条件として、静的絞込条件だけでなく、「現在地周辺」における現在地に基づく絞り込みのように、時間の経過と共に内容が変化する動的絞込条件が設定されている。
【0028】
図3(b)は、現在地を設定するための地図画面の一例を示した図である。
絞込対象エリアの選択画面において、例えば、現在地周辺キーが押下されると、現在位置検出装置16から取得した現在地の情報に基づいて、図3(b)に示すような、現在地周辺を示した地図画面がタッチパネル21に表示される。
この現在地設定画面から、画面上の「セット」キーが押下(タッチ)されると、地図画面における設定ポイント(十字表示)の位置が現在地として設定(RAM13に記憶)される。
【0029】
図3(c)は、現在地周辺の絞込検索結果の一例を示した図である。
現在地が設定されると、現在地周辺の検索結果として、図3(c)に示すような、現在地から半径Rkmの範囲に存在する施設数、及び、施設リストがタッチパネル21に表示される。
なお、図3(c)の画面上に示されている、「エリアで絞り込む」キーが押下されると、図3(a)に示す絞込対象エリアの選択画面が表示され、再度、絞込対象エリアの設定が可能となる。また、図3(c)の画面上に示されている、「ジャンルで絞り込む」キーが押下されると、後述するジャンル絞込検索の設定画面へ移行する。
【0030】
図4(a)は、現在地周辺の地図画面(中断時画面)の一例を示した図である。
目的地の設定処理の途中で地図キー25が押下されると、目的地の設定処理は中断され、図4(a)に示すような、走行中の車両における現在地周辺の地図画面がタッチパネル21に表示される。
図4(b)は、現在地周辺の絞込検索結果(再開時画面)の一例を示した図である。
目的地の設定処理が中断されている間に、目的地設定キー23が押下されると、図2(a)に示す目的地設定のメインメニュー画面が表示される。この場合、履歴情報記憶装置19に絞込条件の履歴情報が存在するため、メインメニュー画面上に前回操作呼出キー24がアクティブ表示される。
そして、目的地設定のメインメニュー画面から前回操作呼出キー24の押下によって、、目的地の設定処理の再開が指示(要求)されると、図4(b)に示すような、再開時の現在地から半径Rkmの範囲に存在する施設数、及び、施設リストがタッチパネル21に表示される。
【0031】
図4(b)に示す絞込検索結果(再開時)と、図3(c)に示す絞込検索結果(中断前)とを比較すると、その内容が若干異なっていることがわかる。これは、目的地の設定処理が中断している間に、現在地が変化したことに起因する。
つまり、本実施形態では、目的地の設定処理が中断している間に、現在地が移動した場合であっても、目的地の検索処理の再開時(復帰時)に、移動後の現在地に基づく絞込検索結果を表示させることができる。
【0032】
図5(a)は、ジャンル絞込条件における絞込条件の入力画面の一例を示した図である。
また、図2(a)に示す目的地設定のメインメニュー画面において、利用者によってジャンル絞込が選択されると、図5(a)に示すような、絞込条件の入力画面がタッチパネル21に表示される。
図5(a)に示すように、ジャンル絞込条件の入力画面には、目的地のジャンルの選択肢が表示される。なお、一画面内に表示しきれないジャンル名は、タッチパネル21に表示されたスクロールバーを操作することにより表示させることができるように構成されている。
【0033】
図5(b)は、ジャンル絞込条件における絞込条件の入力画面の一例を示した図である。
利用者は、タッチパネル21に表示された希望するジャンル、例えば、「買う・借りる」のジャンルを選択し、入力操作が終了した後、画面上の「完了」キーを押下(タッチ)する。
すると、選択されたジャンル、例えば、「買う・借りる」が、静的絞込条件(ジャンル絞込条件)として入力される。
【0034】
図5(c)は、ジャンル絞込条件の検索結果の一例を示した図である。
入力されたジャンルに基づいて検索処理が行われると、その検索結果がタッチパネル21に表示される。
図5(c)に示すように、ジャンル絞込条件の検索結果の表示画面には、ジャンル絞込条件の「買う・借りる」に合致した施設数、及び、合致した施設リストが表示される。なお、一画面内に表示しきれない施設名は、タッチパネル21に表示されたスクロールバーを操作することにより表示させることができる。
【0035】
本実施形態に係るナビゲーション装置1では、ジャンル絞込条件に基づく絞り込み処理によって、十分に目的地候補の絞り込みがなされない場合、さらに、他の条件に基づく目的地候補の絞り込みを行うことができる。
例えば、利用者によって、図5(c)に示す名称絞込条件の検索結果の表示画面において、「ルート沿い考慮」キーが押下(タッチ)されると、さらに現在設定されている走行経路(ルート)に基づく絞り込み処理が実行される。
この現在設定されている走行経路に基づいて検索対象を絞り込むルート絞込条件は、動的絞込条件である。
但し、ここでは、ナビゲーション装置1における別処理において、特定の走行経路が設定されており、目的地の設定処理では、目的地として、経由地点や立ち寄り地点など走行経路の途中の経由目的地を設定する場合を想定する。なお、経由目的地とは、走行経路における走行目的地(終着地)と異なる性質を有する。
【0036】
図6(a)は、現在設定されている走行経路周辺の絞込検索結果の一例を示した図である。
「ルート沿い考慮」キーが操作されると、検索結果の表示画面には、図6(a)に示すように、走行経路から距離Rkmの範囲に存在する施設数、及び、施設リストが表示される。なお、絞込範囲を設定する距離Rの値は任意に設定することができる。
ここでも、目的地の設定処理の途中で地図キー25が押下されると、図4(a)に示す現在地周辺の地図画面が表示され、目的地の設定処理が中断される。
図6(b)は、ルート沿い周辺の絞込検索結果(再開時画面)の一例を示した図である。
目的地の設定処理が中断されている間に、目的地設定キー23が押下されると、図2(a)に示す目的地設定のメインメニュー画面が表示される。この場合、履歴情報記憶装置19に絞込条件の履歴情報が存在するため、メインメニュー画面上に前回操作呼出キー24がアクティブ表示される。
そして、目的地設定のメインメニュー画面から前回操作呼出キー24が押下されると、つまり、目的地の設定処理が再開されると、図6(b)に示すような、再開時において設定されている走行経路から距離Rkmの範囲に存在する施設数、及び、施設リストがタッチパネル21に表示される。
【0037】
図6(b)に示す絞込検索結果(再開時)と、図6(a)に示す絞込検索結果(中断前)とを比較すると、その内容が若干異なっていることがわかる。これは、目的地の設定処理が中断している間に、ナビゲーション装置1における別処理において、走行経路の設定内容が変更されたことに起因する。
つまり、本実施形態では、目的地の設定処理が中断している間に、走行経路の設定が変更された場合であっても、目的地の検索処理の再開時(復帰時)に、変更後の走行経路の設定に基づく絞込検索結果を表示させることができる。
【0038】
図7は、絞込条件に基づく目的地の設定処理の手順を示したフローチャートである。
CPU11は、図1(b)に示す表示装置20の目的地設定キー23が押下されたか否かについて監視する(ステップ10)。ここでは、目的地設定キー23の操作信号の有無に基づいて、判断をする。
目的地設定キー23が押下されない場合(ステップ10;N)、CPU11は引き続きステップ10の目的地設定キー23の押下を監視する。
一方、利用者によって、目的地設定キー23が押下されると(ステップ10;Y)、CPU11は、目的地設定キー23を受け付け、例えば、図2(a)に示すような目的地設定のメインメニュー画面をタッチパネル21に表示する(ステップ11)。
この目的地設定キー23が押下された時点において、履歴情報記憶装置19に絞込条件の履歴情報が存在する場合、メインメニュー画面上の前回操作呼出キー24はアクティブ状態となり、履歴情報記憶装置19に絞込条件の履歴情報が存在しない場合、前回操作呼出キー24は非アクティブ状態となる。
【0039】
次に、CPU11は、メインメニュー画面上の前回操作呼出キー24の押下(操作)によって、目的地の設定処理の再開が指示されたか否かを判断する(ステップ12)。
詳しくは、目的地設定キー23の押下により表示されたメインメニュー画面において、アクティブ状態の前回操作呼出キー24が操作されたか否かを判断する。
ここでは、前回操作呼出キー24の操作信号の有無に基づいて、目的地の設定処理の再開が指示されたか否かの判断を行う。
なお、ステップ11で表示される、目的地設定のメインメニュー画面において、前回操作呼出キー24が非アクティブ状態である場合には、前回操作呼出キー24の操作は不可能であるため、ステップ12における判断処理は行わず、そのままステップ13の処理に進む。
前回操作呼出キー24が押下されない場合(ステップ12;N)、CPU11は、次に説明する絞込条件を受け付け処理を行う(ステップ13)。
【0040】
利用者は、タッチパネル21に表示された目的地設定のメインメニュー画面の絞込条件の選択肢から、希望する絞込条件を選択(タッチ)する。
CPU11は、選択された絞込条件の操作信号を検出することによって、該絞込条件の選択を受け付け、選択された絞込条件に対応する具体的な条件の入力画面をタッチパネル21に表示する。
例えば、名称絞込が選択された場合には、図2(b)に示す画面が、ジャンル絞込が選択された場合には、図5(b)に示す画面が、具体的な条件の入力画面として表示される。
【0041】
利用者は、タッチパネル21に表示された入力画面を操作して、検索を希望する絞込条件の入力を行う。
すると、CPU11は、入力された絞込条件を受け付け、受け付けた絞込条件をRAM13に記憶する。
なお、ここで受け付ける絞込条件は、メインメニュー画面から選択された絞込条件に限定されるものではない。
例えば、図2(c)に示す名称絞込の検索結果画面から「エリアで絞る」キーが押下された場合に実行される、エリア絞込の際に入力される絞込対象エリアもまた、検索対象の絞込条件として受け付けられる。
また、例えば、図5(c)に示すジャンル絞込の検索結果画面から「ルート沿い考慮」キーが押下された場合に実行される、現在設定されている走行経路の周辺を絞込対象エリアとするルート絞込の指定(ルート絞込条件)もまた、検索対象の絞込条件として受け付けられる。
【0042】
次に、CPU11は、受け付けた絞込条件が、動的絞込条件であるか否かを判断する(ステップ14)。
受け付けた絞込条件が動的絞込条件である場合(ステップ14;Y)、CPU11は、受け付けた動的絞込条件に基づいて、検索時に必要な現状情報を取得する(ステップ15)。
絞込条件が、例えば、現在地に基づく「現在地周辺」のエリア絞込である場合、CPU11は、現状情報として、現在位置検出装置16から現在地の座標情報を取得する。
また、絞込条件が、例えば、現在設定されている走行経路の周辺を絞込対象エリアとするルート絞込である場合、CPU11は、現状情報として、現在設定されている走行経路の情報を取得する。
一方、受け付けた絞込条件が動的絞込条件でない場合(ステップ14;N)、つまり、受け付けた絞込条件が静的絞込条件である場合、CPU11はステップ16の処理へ進む。
【0043】
そして、CPU11は、受け付けた絞込条件に基づいて、検索対象の絞込処理を実行し、その検索結果をタッチパネル21に表示する(ステップ16)。
例えば、文字列“あいしん”に基づく絞り込み(名称絞込)を行う場合、CPU11は、名称絞込条件“あいしん”に該当する目的地候補を、情報記憶装置18に格納されている目的地データから検索し、図2(c)に示す検索結果をタッチパネル21に表示する。
例えば、ジャンル「買う・借りる」に基づく絞り込み(ジャンル絞込)を行う場合、CPU11は、ジャンル「買う・借りる」に該当する目的地候補を、情報記憶装置18に格納されている目的地データから検索し、図5(c)に示す検索結果をタッチパネル21に表示する。
【0044】
また、例えば、エリア「現在地周辺」に基づく絞り込み(エリア絞込)を行う場合、CPU11は、取得した現在地情報に基づいて、絞込対象エリアを特定し、この特定エリアに該当する目的地候補を、情報記憶装置18に格納されている目的地データから検索する。そして、図3(c)に示す検索結果をタッチパネル21に表示する。
例えば、現在設定されている走行経路(ルート絞込)を行う場合、CPU11は、取得した走行経路情報に基づいて、絞込対象エリアを特定し、この特定エリアに該当する目的地候補を、情報記憶装置18に格納されている目的地データから検索する。そして、図6(a)に示す検索結果をタッチパネル21に表示する。
【0045】
次に、CPU11は、タッチパネル21に表示された検索結果(目的地候補リスト)から、特定の施設が選択され、その施設が目的地として設定されたか否かを判断する(ステップ17)。
特定の施設が目的地として設定された場合(ステップ17;Y)、CPU11は、メインルーチンにリターンする。
一方、特定の施設が目的地として設定されない場合(ステップ17;N)、CPU11は、目的地の設定処理が中断されたか否かを判断する(ステップ18)。
ここでは、目的地の設定処理の中断を指示する中断キー、例えば、地図キー25やTVキー、DVDキーなどの他の処理を行うためのキーの操作信号の有無に基づいて、中断されたか否かの判断を行う。
【0046】
目的地の設定処理が中断されていない場合(ステップ18;N)、中断キーの操作信号が検出されない場合、CPU11は、ステップ13に戻って絞込条件の受け付け継続する。
一方、目的地の設定処理が中断された場合(ステップ18;Y)、中断キーの操作信号が検出された場合、CPU11は、RAM13に記憶されているステップ12の処理で受け付けた絞込条件のデータを、目的地の設定処理の履歴情報として履歴情報記憶装置19に記憶し(ステップ19)、その後、ステップ10に戻って、目的地設定キー23の操作の有無の判断を継続する。
例えば、利用者によって、例えば、地図キー25が押下された場合、目的地の設定処理が中断され、タッチパネル21に、図4(a)に示す現在地周辺の地図画面が表示される。
なお、ここでは、目的地の設定処理の履歴情報として、絞込条件のデータの他に、タッチパネル21の操作処理の履歴(操作履歴)などが履歴情報記憶装置19に記憶される。
例えば、図2(c)に示す名称絞込条件の検索結果の表示画面において、「エリアで絞る」キーが押下されたことを示すキーの操作情報なども操作履歴としてに記憶される。
【0047】
再度、利用者によって目的地設定キー23が押下されると、CPU11は、目的地設定のメインメニュー画面を表示する。
ここでは、先のステップ19において履歴情報記憶装置19に保存された絞込条件の履歴情報が存在する場合、メインメニュー画面上の前回操作呼出キー24はアクティブ状態となる。
そして、目的地設定のメインメニュー画面の前回操作呼出キー24が押下された場合(ステップ12;Y)、即ち、目的地の設定処理の再開が指示された場合、CPU11は、履歴情報記憶装置19に記憶されている目的地の設定処理の履歴情報から絞込条件を1つを読み出し(ステップ21)、RAM13に格納する。
【0048】
そして、CPU11は、履歴情報から読み出した絞込条件が動的絞込条件であるか否かを判断する(ステップ22)。
履歴情報から読み出した絞込条件が動的絞込条件である場合(ステップ22;Y)、CPU11は、該絞込条件に基づいて、検索時に必要な現状情報を取得する(ステップ23)。
CPU11は、絞込条件に基づいて、検索対象の絞込処理を実行する(ステップ24)。
続いて、CPU11は、履歴情報記憶装置19に記憶されている目的地の設定処理の履歴情報から全ての絞込条件の読み出しが完了したか否かを判断する(ステップ25)。
【0049】
履歴情報から全ての絞込条件の読み出しが完了した場合(ステップ25;Y)、CPU11は、最終の状態をタッチパネル21に表示し(ステップ26)、ステップ17に戻り、目的地が設定されたか否かの判断を継続する。
詳しくは、CPU11は、タッチパネル21に表示する最終の状態として、上述した履歴情報に基づく絞込結果、及び操作履歴に基づく画面を表示する。
なお、操作履歴を考慮することにより、具体的に絞込条件を入力していない状態、例えば、図3(a)に示すように選択項目を表示しただけの状態において、目的地の設定処理が中断した場合であっても、再開時に選択項目の画面を表示させることができる。
【0050】
このように、本実施形態によれば、目的地の設定処理が中断し、その後、再開した場合、単純に中断前の検索結果(処理結果)を再表示させるのではなく、中断前に実行された検索条件に動的絞込条件が含まれる場合には、再開時に再度現状情報を取得し、再取得した現状情報に基づく絞込結果を表示させることができる。
そのため、例えば、目的地の設定処理が中断している間に、例えば、現在地が変化したり、走行経路の設定が変更されたりした場合であっても、これらの現状状況の変化を適切に再開時の表示内容に反映させることができる。
これにより、利用者による目的地の設定処理の利便性をより向上させることができる。
【0051】
本実施形態では、前回操作呼出キー24は、目的地設定のメインメニュー画面上のソフトウェアキーとして設けるように構成されているが、この前回操作呼出キー24を、目的地設定キー23と同様に、物理的に存在する押しボタン(ハードキー)によって構成するようにしてもよい。
このように前回操作呼出キー24をハードキーで構成した場合、目的地設定のメインメニュー画面を表示させなくても、前回操作呼出キー24を操作することができる。即ち、目的地設定キー23を押下しなくても、前回操作呼出キー24を押下することによって、目的地の設定処理の中断状態から、直接、目的地の設定処理の再開を指示(要求)することができる。
さらに、前回操作呼出キー24を目的地設定のメインメニュー画面に配置すると共に、ハードキーを配置するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】(a)は本実施形態におけるナビゲーション装置の構成を示した図であり、(b)は情報の入出力機能を有する表示装置の外観例を示した図である。
【図2】(a)は目的地設定のメインメニュー画面の一例を示した図であり、(b)は名称絞込条件における絞込条件の入力画面の一例を示した図であり、(c)は名称絞込条件の検索結果の一例を示した図である。
【図3】(a)は絞込対象エリアの選択画面を示した図であり、(b)は現在地を設定するための地図画面の一例を示した図であり、(c)は現在地周辺の絞込検索結果の一例を示した図である。
【図4】(a)は現在地周辺の地図画面(中断時画面)の一例を示した図であり、(b)は現在地周辺の絞込検索結果(再開時画面)の一例を示した図である。
【図5】(a)はジャンル絞込条件における絞込条件の入力画面の一例を示した図であり、(b)はジャンル絞込条件における絞込条件の入力画面の一例を示した図であり、(c)はジャンル絞込条件の検索結果の一例を示した図である。
【図6】(a)は現在設定されている走行経路周辺の絞込検索結果の一例を示した図であり、(b)はルート沿い周辺の絞込検索結果(再開時画面)の一例を示した図である。
【図7】絞込条件に基づく目的地の設定処理の手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0053】
1 ナビゲーション装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 入力装置
15 出力装置
16 現在位置検出装置
17 情報送受信装置
18 情報記憶装置
19 履歴情報記憶装置
20 表示装置
21 タッチパネル
22 エスカッション
23 目的地設定キー
24 前回操作呼出キー
25 地図キー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
絞込条件の入力を受け付ける受付手段と、
前記受け付けた絞込条件に基づいて対象候補を絞り込む絞込手段と、
前記絞り込んだ対象候補を表示する表示手段と、
中断要求を検出した場合に、絞込処理を中断する中断手段と、
前記中断前に前記受け付けた絞込条件の履歴が記憶される履歴記憶手段と、
前記中断中に再開要求を検出した場合に、前記履歴記憶手段に記憶された絞込条件に含まれる動的絞込条件に対応する現状情報を取得する現状情報取得手段と、
前記記履歴記憶手段に記憶された絞込条件の履歴と、前記取得した現状情報とから対象候補を絞り込むことで、絞込処理を再開する再開手段と、
を具備したことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記現状情報取得手段は、前記動的絞込条件に対応する現状情報として、現在地周辺を絞込対象範囲とする現在地周辺条件に対応する現在地情報を取得し、
前記再開手段は、前記絞込条件の履歴と、前記取得した現在地情報とから対象候補を絞り込むことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
特定の地点までの走行経路を設定する経路設定手段を具備し、
前記現状情報取得手段は、前記動的絞込条件に対応する現状情報として、設定されている走行経路沿いの領域を絞込対象範囲とする走行経路条件に対応する走行経路情報を取得し、
前記再開手段は、前記絞込条件の履歴と、前記取得した走行経路情報とから対象候補を絞り込むことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−249451(P2008−249451A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−90343(P2007−90343)
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】