説明

フォトリソグラフィ・プロセス用のフォトレジスト・トップコート

【課題】フォトリソグラフィおよび液浸フォトリソグラフィシステムにおいて非常に適したフォトレジスト用のトップコートを提供する。
【解決手段】本発明のトップコートは、式TR3(ただしmが8、10、または12に等しい)および式QR1,R2,R3(ただしnが8、10、または12に等しい)の官能化多面体オリゴマー・シルセスキオキサン誘導体を含む組成物である。その官能基として、塩基性水溶液可溶性部分を含むことが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非ポリマーの化学的性質、フォトリソグラフィ、および半導体製作の分野に関する。より詳細には、本発明は、非ポリマー性シリコン含有材料の組成物、非ポリマー性シリコン含有トップコート組成物、およびこのトップコートを使用してフォトリソグラフィ像を形成する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最新型集積回路の構造のサイズが縮小するにつれ、製造業者は、その解像能力が高まるという理由で、液浸リソグラフィと呼ばれるマイクロリソグラフィ技法に移行しつつある。液浸リソグラフィでは、浸漬流体を、光学レンズとフォトレジスト層の間に置く。浸漬流体は、従来の空気中での光照射よりも、かなり高い解像度を提供する。しかし、多くのフォトレジスト系では、フォトレジストの成分が浸漬流体中に浸出し、または浸漬流体がフォトレジスト内に浸透し、あるいはその両方が生じて性能を低下させる。したがって、液浸リソグラフィシステムでは、フォトレジスト層と浸漬流体との間の相互作用を妨げる方法が、求められている。
【非特許文献1】J.V.CrivelloおよびR.Malik,"Synthesis and Photoinitiated Polymerization ofMonomers with the Silsesquioxane Core", J.Polym.Sci., Part A: Polymer Chemistry, Vol.35, 407-425,(1997)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、液浸リソグラフィシステムにおいて、フォトレジスト層と浸漬流体との間の相互作用を防げる方法を提供することである。また本発明の他の目的は、フォトリソグラフィおよび液浸フォトリソグラフィシステムにおいて、有用なフォトレジスト用トップコートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の液浸リソグラフィシステムで、フォトレジスト層と浸漬流体との間の相互作用を妨げる方法は、フォトレジスト層全面にトップコートを付着させ、このトップコートによって、露光中、フォトレジスト層を浸漬流体から隔てるようにすることである。本発明のトップコート組成物は、水に不溶性であり(多くの浸漬流体は水を含むので)、フォトレジスト現像液(特に塩基性現像液)に容易に溶解し、流延溶媒(casting solvent)に溶解し、フォトレジストと相互に作用せず(混合により、フォトレジストが溶解せず、膨潤しない)、フォトレジストの露光波長では吸収率が低いという、所望の属性を有する多面体オリゴマー・シルセスキオキサン誘導体を、ベースにしたものである。
【0005】
さらに、本発明のトップコート組成物は、浸漬流体中へのフォトレジスト成分の浸出を、抑制する。さらに、本発明のトップコート組成物は、その性質が非ポリマー性である。
【0006】
本発明の第1の態様は、QR1,R2,R3樹脂を含む樹脂組成物であって、QがSiO4/2を表し、MR1,R2,R3がR,R,RSiO1/2を表し、nが8、10、または12に等しいものである樹脂を含む樹脂組成物であり、上式で、RおよびRは、独立に、水素、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;Rは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;Rは、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、Y基の各1価結合は、Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである。
【0007】
本発明の第2の態様は、TR3樹脂を含む樹脂組成物であって、TがRSiO3/2を表し、mが8、10、または12に等しいものである樹脂を含む樹脂組成物であり、上式で、Rは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;Rは、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、Y基の各1価結合は、Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである。
【0008】
本発明の第3の態様は、2種以上の樹脂の混合物を含むトップコート組成物であって、この2種以上の樹脂の混合物の各樹脂が、異なるQR1,R2,R3樹脂を含んでおり、ただしQはSiO4/2を表し、MR1,R2,R3はR,R,RSiO1/2を表し、nは8、10、または12に等しいものであり、上式で、RおよびRは、独立に、水素、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;Rは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;Rは、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、Y基の各1価結合は、Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである、2種以上の樹脂の混合物と;4〜10個の炭素原子を有する直鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する直鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状2価アルコール、およびこれらの組合せからなる群から選択された流延溶媒とを含む、トップコート組成物である。
【0009】
本発明の第4の態様は、2種以上の樹脂の混合物を含むトップコート組成物であって、この2種以上の樹脂の混合物の各樹脂が、異なるTR3樹脂を含んでおり、ただしTはRSiO3/2を表し、mは8、10、または12に等しいものであり、上式で、Rは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;Rは、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、Y基の各1価結合は、Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである、2種以上の樹脂の混合物と;4〜10個の炭素原子を有する直鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する直鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状2価アルコール、およびこれらの組合せからなる群から選択された流延溶媒とを含む、トップコート組成物である。
【0010】
本発明の第5の態様は、2種以上の異なる樹脂の混合物を含むトップコート組成物であって、この2種以上の異なる樹脂の混合物の各樹脂が、QR1,R2,R3樹脂およびTR3樹脂からなる群から選択され、ただしQはSiO4/2を表し、MR1,R2,R3はR,R,RSiO1/2を表し、nは8、10、または12に等しく、TはRSiO3/2を表し、mは8、10、または12に等しいものであり、2種以上の異なる樹脂の混合物の第1の樹脂は、QR1,R2,R3樹脂であり、2種以上の異なる樹脂の混合物の第2の樹脂は、TR3であるものであり、上式で、RおよびRは、独立に、水素、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;Rは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;Rは、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、Y基の各1価結合は、Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである、2種以上の樹脂の混合物と;4〜10個の炭素原子を有する直鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する直鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状2価アルコール、およびこれらの組合せからなる群から選択された流延溶媒とを含む、トップコート組成物である。
【0011】
本発明の第6の態様は、フォトレジスト層内に像を形成する方法であって、(a)基板を用意するステップと、(b)この基板上にフォトレジスト層を形成するステップと、(c)フォトレジスト層の上面にトップコートを形成するステップであって、このトップコート層が、少なくとも1種のシリコン含有材料を含み、または非ポリマー材料を含み、あるいは少なくとも1種のシリコン含有材料および非ポリマー材料を含むものであるステップと、(d)不透明な領域および透明な領域を有するフォトマスクを通して、フォトレジストを放射線で露光するステップであって、この不透明な領域が放射線を阻止し、透明な領域が放射線を通し、放射線は、この放射線で露光されたフォトレジスト層の領域の化学組成を変化させ、フォトレジスト層内に、露光領域および未露光領域を形成するステップと、(e)フォトレジスト層の露光領域またはフォトレジスト層の未露光領域のいずれかを除去するステップとを含む方法である。
【0012】
本発明の特徴を、上述の特許請求の範囲に示す。しかし本発明自体は、添付図面と併せて読みながら、例示的な実施形態に関する以下の詳細な記述を参照すことにより、最も良く理解されよう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
オリゴマーは、約20未満の少数の反復単位からなる分子と定義される。したがって、本発明の多面体オリゴマー・シルセスキオキサン(POSS)誘導体の、多面体シルセスキオキサン骨格は、少数の(約24個以下のSi原子)反復単位を持つ、Si原子およびO原子のオリゴマーである。さらに、POSS誘導体そのものは、ポリマーとは見なされず、本発明のPOSS誘導体中には1つの非反復POSS単位しかないので、むしろモノマーと見なされる。
【0014】
本発明のPOSS誘導体は、下記の構造(IA)、(IB)、(IIA)、(IIB)、(IIIA)、または(IIIB)を有する樹脂であり、ただし:
【0015】
【化1】

【0016】
上記構造を式TR3で示し、TはRSiO3/2を表すものであり;
【0017】
【化2】

【0018】
上記構造を式QR1,R2,R3で示し、QはSiO4/2を表し、MR1,R2,R3はR,R,RSiO1/2を表すものであり;
【0019】
【化3】

【0020】
上記構造を式T10R3で示し、TはRSiO3/2を表すものであり;
【0021】
【化4】

【0022】
上記構造を式Q1010R1,R2,R3で示し、QはSiO4/2を表し、MR1,R2,R3はR,R,RSiO1/2を表すものであり;
【0023】
【化5】

【0024】
上記構造を式T12R3で示し、TはRSiO3/2を表すものであり;
【0025】
【化6】

【0026】
上記構造を式Q1212R1,R2,R3で示し、QはSiO4/2を表し、MR1,R2,R3はR,R,RSiO1/2を表すものであり;
上式で、RおよびRは、独立に、水素、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基を含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、Y基の各1価結合は、Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである。
【0027】
は、下記構造によって表される基であることが好ましい。
【0028】
【化7】

【0029】
上記構造のRにおいて、Yは−COO(CHCHであることがさらに好ましい。また、Yは−COOHであることがさらに好ましい。
【0030】
別の好ましいRとしては、下記構造によって表される基がある。
【0031】
【化8】

【0032】
上記構造のRにおいてYは−COOHであることがさらに好ましい。また、Yは−Hであることがさらに好ましい。
【0033】
さらに別の好ましいRとしては、下記構造によって表される基がある。
【0034】
【化9】

【0035】
SiOx/yという表記では、xは、各シリコン原子が結合する酸素原子の数を表し、yは、各酸素が結合するシリコン原子の数を表す。本発明のPOSS樹脂は、一般式TR3であってmが8、10、または12に等しいもの、およびQR1,R2,R3であってnが8、10、または12に等しいものにより示すことができる。
【0036】
また、QR1,R2,R3という表記は、Rが−CHである場合にはQR2,R3と書くことができ、Rが−CHである場合にはQR1,R3と書くことができ、RおよびRが共に−CHである場合にはQR3と書くことができ、Rが−Hである場合にはQH,R2,R3と書くことができ、Rが−Hである場合にはQR1,H,R3と書くことができ、RおよびRが共に−Hである場合にはQH,H,R3と書くことができ、Rが−CHでありRがHである場合にはQH,R3と書くことができることにも留意すべきである。
【0037】
R3樹脂およびQR1,R2,R3樹脂の合成
構造(IA)は、下記の構造(IVA)を、置換アルケンまたはシクロアルケンと反応させることによって合成することができ、
【0038】
【化10】

【0039】
この置換基は、適切な溶媒中で、または白金(0)−1,3−ジビニル−1,1,3,3テトラメチルジシロキサン錯体などの触媒の存在下で、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基(あるいは、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基に変換することのできる基)などの水溶性の部分である。
【0040】
構造(IB)は、下記の構造(IVB)を、置換アルケンまたはシクロアルケンと反応させることによって合成することができ、
【0041】
【化11】

【0042】
この置換基は、適切な溶媒中で、または白金(0)−1,3−ジビニル−1,1,3,3テトラメチルジシロキサン錯体などの触媒の存在下で、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基(あるいは、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基に変換することのできる基)などの水溶性の部分である。
【0043】
構造(IIA)は、下記の構造(VA)を、置換アルケンまたはシクロアルケンと反応させることによって、合成することができ、
【0044】
【化12】

【0045】
この置換基は、適切な溶媒中で、または白金(0)−1,3−ジビニル−1,1,3,3テトラメチルジシロキサン錯体などの触媒の存在下で、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基(あるいは、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基に変換することのできる基)などの水溶性の部分である。
【0046】
構造(IIB)は、下記の構造(VB)を、置換アルケンまたはシクロアルケンと反応させることによって、合成することができ、
【0047】
【化13】

【0048】
この置換基は、適切な溶媒中で、または白金(0)−1,3−ジビニル−1,1,3,3テトラメチルジシロキサン錯体などの触媒の存在下で、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基(あるいは、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基に変換することのできる基)などの水溶性の部分である。
【0049】
構造(IIIA)は、下記の構造(VIA)を、置換アルケンまたはシクロアルケンと反応させることによって、合成することができ、
【0050】
【化14】

【0051】
この置換基は、適切な溶媒中で、または白金(0)−1,3−ジビニル−1,1,3,3テトラメチルジシロキサン錯体などの触媒の存在下で、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基(あるいは、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基に変換することのできる基)などの水溶性の部分である。
【0052】
構造(IIIB)は、下記の構造(VIIB)を、置換アルケンまたはシクロアルケンと反応させることによって、合成することができ、
【0053】
【化15】

【0054】
この置換基は、適切な溶媒中で、または白金(0)−1,3−ジビニル−1,1,3,3テトラメチルジシロキサン錯体などの触媒の存在下で、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基(あるいは、Y基もしくはY基またはその両方、あるいはY基に変換することのできる基)などの水溶性の部分である。
【0055】
、R、またはRおよびRの両方が、−Hである場合、置換アルケンまたはシクロアルケン基は、複数の置換アルケンまたはシクロアルケン基の付加が立体的に妨げられるよう十分大きくない限り、これら置換アルケンまたはシクロアルケン基が多重に付加する可能性がある。本発明の範囲は、そのような多重付加を包含するものである。
【0056】
合成例
シルセスキオキサン出発物質は、TAL Materials Inc.およびHybrid Plasticsから入手した。テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,12]ドデカ−3−エン出発物質は、JSR(株)から得た。その他の試薬全ては、Aldrich Chemical Companyから入手した。生成物を、NMR、IR、DSC、TGA、およびGPCによって特徴付けた。全ての生成物に関するGPCトレースは、主ピークの高分子量側に、小さい肩を示していた。これらは、反応中に形成された2量体と考えられる(J.V.CrivelloおよびR.Malik,"Synthesis and Photoinitiated Polymerization of Monomers with the Silsesquioxane Core", J.Polym.Sci.,Part A: Polymer Chemistry, Vol.35, 407-425, (1997))。場合によっては、塩基可溶性誘導体を流延溶媒中で合成し、そのまま使用した。
【0057】
POSS樹脂の性能評価は、溶解特性、吸水、およびフィルムの相互作用に関して、水晶振動子マイクロバランス(QCM)を使用して行われた。リソグラフィの挙動は、ISI Ultratech 193nm 0.60NAマイクロステッパ(乾式露光)と、液浸実験用の257nm干渉計ツールを使用して、評価された。
【実施例1】
【0058】
カルボン酸/エステルPOSS誘導体の合成
【0059】
【化16】

【0060】
オクタキス(ジメチルシリルオキシ)シルセスキオキサン(Q)(2.54g、0.0025モル)、シス−5−ノルボルネン−エンド−2,3−ジカルボン酸無水物(3.28g、0.020モル)、およびテトラヒドロフラン(THF)(20ml)を、磁気撹拌子、窒素導入口、および水冷コンデンサを備えた丸底フラスコに入れた。白金(0)−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体をキシレン(1ml)に溶かしたものを、この混合物に添加し、室温で1時間撹拌し、さらに1時間、加熱還流した。反応生成物のIRスペクトルによって、反応が終了したことを確認した。溶媒を、ロータリーエバポレータで除去し、残留物を、真空中、室温で乾燥した。
【0061】
上述の固体に、n−ブタノール(50g)、ジメチルアミノピリジン(DMAP)(50mg)を添加し、1時間加熱還流した。反応生成物のIRスペクトルによって、反応が終了したことを確認した。この溶液を、アンバーリスト15(洗浄済み、2g)と共に5時間撹拌し、0.2ミクロンのシリンジフィルタを通して濾過した。
【実施例2】
【0062】
N−ヒドロキシイミドPOSS誘導体の合成
【0063】
【化17】

【0064】
オクタキス(ジメチルシリルオキシ)シルセスキオキサン(Q)(2.0g、0.002モル)、エンド−N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシミド(2.96g、0.016モル)、およびテトラヒドロフラン(THF)(20ml)を、磁気撹拌子、窒素導入口、および水冷コンデンサを備えた丸底フラスコに入れた。白金(0)−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体をキシレン(1ml)に溶かしたものを、この混合物に添加し、室温で1時間撹拌し、さらに1時間、加熱還流した。反応生成物のIRスペクトルによって、反応が終了したことを確認した。反応混合物を室温まで冷却し、ヘキサン(400ml)中に、1滴ずつ添加した。固体を、ろ過ガラス付き漏斗を通して濾過し、4時間空気乾燥し、次いで真空中、55℃で一晩乾燥した(収率、73%)。
【実施例3】
【0065】
カルボン酸POSS誘導体の合成
【0066】
【化18】

【0067】
オクタキス(ジメチルシリルオキシ)シルセスキオキサン(Q)(0.57g、0.00056モル)、テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,12]ドデカ−3−エン−5−カルボン酸(0.92g、0.0045モル)、およびn−ブタノール(13.41g)を、磁気撹拌子、窒素導入口、および水冷コンデンサを備えた丸底フラスコに入れた。白金(0)−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体をキシレン(0.1ml)に溶かしたものを、この混合物に添加し、室温で24時間撹拌し、次いで30℃で1時間撹拌した。反応生成物のIRスペクトルによって、反応が終了したことを確認した。この溶液を、0.2ミクロンのフィルタに通して濾過した。
【0068】
実験
図1は、トップコート層のないフォトレジスト層と、本発明の合成例1の生成物を含むトップコートを備えたフォトレジスト層との、対比曲線をプロットした図である。市販の193nm(露光波長)ポジ型フォトレジスト(フォトレジストA)の140nm膜厚層を、第1および第2の5インチ(約12.7cm)の、それぞれ反射防止膜(ARC)を有するシリコン・ウェハー上に形成した。次いで両方のウェハーに110℃で90秒間、塗布後の加熱(bake)を行った。実施例1で述べた生成物の、2重量%のn−ブタノール溶液を使用して、第1のウェハーのフォトレジスト上にトップコートを形成した。フォトレジスト・ウェハーのうち第2のウェハーのフォトレジスト層は、コーティングしないままにした。次いで両ウェハーは120℃で60秒間加熱された。次いで両方のウェハーを、空気中でブランケット露光することにより(マスクなし)、波長193nmで、約0mJ/cmから約11.5mJ/cmまでの一連の露光量を生成した。次いでこれらウェハーに110℃で90秒間、露光後の加熱を行った。次いでウェハーを、0.26N水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)現像液中で、60秒間現像した。照射線量に対する、両方のウェハーのフォトレジスト層の厚さ変化を測定し、これを図1にプロットした。曲線10は、第1(トップコートを備えた)のウェハーから得られ、対照曲線20は、第2(コーティングされていない)のウェハーから得られた。対比曲線10および20は、ほぼ同一であり、フォトレジスト露光/現像システムに対するトップコートの著しい干渉がないことを示している。
【0069】
図2は、トップコートなしで、空気中で形成されたフォトレジストパターン(130nmライン/スペース)の、電子顕微鏡写真である。市販の193nm(露光波長)ポジ型フォトレジスト(フォトレジストA)の140nm膜厚層を、第1および第2の5インチ(約12.7cm)の、それぞれ反射防止膜(ARC)を有するシリコン・ウェハー上に形成した。ウェハーに110℃で90秒間、塗布後の加熱を行った。次いでウェハーに波長193nmで、透明部対不透明部の比1:1のマスクパターンを通して空気中で露光し、次いで110℃で90秒間、露光後の加熱を行った。ウェハーを、引き続き0.26N TMAH現像液中で60秒間、現像した。
【0070】
図3は、本発明の合成例1の生成物を含むトップコートを用いて、空気中で形成されたフォトレジストパターン(130nmライン/スペース)の電子顕微鏡写真である。市販の193nm(露光波長)ポジ型フォトレジスト(フォトレジストA)の140nm膜厚層を、反射防止膜(ARC)を有する5インチ(約12.7cm)シリコン・ウェハー上に形成した。ウェハーを110℃で90秒間、塗布後の加熱を行った。合成例1の生成物の2重量%のn−ブタノール溶液を使用して、ウェハーのフォトレジスト層上にトップコートを形成した。次いでウェハーを波長193nmで、透明部対不透明部の比1:1のマスクパターンを通して空気中で露光し、次いで110℃で90秒間、露光後加熱した。ウェハーを、引き続き0.26N TMAH現像液中で60秒間、現像した。
【0071】
図2の電子顕微鏡写真と図3の電子顕微鏡写真とを比較すると、トップコートを有するフォトレジスト層(図3)から形成されたフォトレジスト画像は、トップコートを持たなかったフォトレジスト層(図2)から形成された画像に匹敵する画像をを有することが示されている。事実、トップコートを有するフォトレジスト層は、トップコートを持たないフォトレジスト層よりも角張ったフォトレジストプロフィルを有するという点で、すなわち粗いエッジ部が少なくかつ厚みの損失が少ないという点で、改善された性能を観察することができる。
【0072】
図4は、本発明の合成例1の生成物を含むトップコートを用いて、液浸状態で形成されたフォトレジストパターン(90nmライン/スペース)の電子顕微鏡写真である。市販の193nm(露光波長)ポジ型フォトレジスト(フォトレジストA)の140nm膜厚層を、ARCを有する5インチ(約12.7cm)シリコン・ウェハー上に形成した。そのウェハーを110℃、90秒間塗布後加熱した。合成例1の生成物の2重量%のn−ブタノール溶液を使用して、ウェハーのフォトレジスト層上にトップコートを形成した。次いでウェハーを257nm干渉リソグラフィを使用して液浸状態で露光し、次いで110℃で90秒間、露光後加熱した。ウェハーを引き続き0.26N TMAH現像液中で60秒間現像した。図4のフォトレジスト画像は、液浸リソグラフィ用のトップコート材料として、実施例1の生成物が有用であることを実証している。
【0073】
プロセス方法論およびツーリング
図5は、本発明による半導体製造プロセスを示す部分断面図である。図5(a)では、基板30が提供される。ある実施例では、基板30が半導体基板である。半導体基板の例には、バルク(単結晶)シリコン・ウェハー、およびシリコン・オン・インシュレータ(SOI)ウェハーが含まれるが、これらに限定するものではない。基板30の最上面35には、任意選択のARC40が形成されている。ある実施例では、ARC40をスピン塗布し、ARC塗布後の加熱(室温よりも高く加熱して、ARC溶媒のほとんどを除去する)を行う。ARC40の最上面45には、フォトレジスト層50が形成されている。ある実施形態では、フォトレジスト層50をスピン塗布し、露光前加熱またはプリベークとしても知られるフォトレジスト塗布後の加熱(室温よりも高く加熱して、フォトレジスト溶媒のほとんどを除去する)を行う。次に、トップコート60を、フォトレジスト層50の最上面55に形成する。ある実施例では、トップコート60をスピン塗布し、トップコート塗布後の加熱(室温よりも高く加熱して、トップコート溶媒のほとんどを除去する)を行った。トップコート60は、前掲の、単一のTR3樹脂、複数の異なるTR3樹脂、単一のQR1,R2,R3樹脂、複数の異なるQR1,R2,R3樹脂、あるいは、1種または複数の異なるTR3樹脂および1種または複数の異なるQR1,R2,R3樹脂の混合物を含む。
【0074】
図5(b)では、浸漬流体70の層が、液浸フォトリソグラフィ機器(図6および以下の記述参照)内で、トップコート60の最上面75に形成されている。浸漬流体の例は、添加剤を含む、または添加剤を含まない水である。フォトレジスト層50が感受性を示す波長の光は、フォトマスク80を通過する。フォトマスク80は、光を通す透明領域85と光を阻止する不透明領域90とを有する。マスク80を通る光でフォトレジスト層50を露光すると、フォトレジスト層50の未露光領域95Aと、フォトレジスト層50の露光領域95Bが形成される。露光領域95Bは、潜像領域としても知られる。場合により、露光後加熱(室温よりも高く加熱して、フォトレジストの化学反応を進める)を行ってもよい。
【0075】
ポジ型フォトレジストを図5(b)に示すが、本発明は、ネガ型フォトレジスト系、またはデュアル・トーン型フォトレジスト系の場合も同様に、十分機能するものである。ネガ型フォトレジスト系では、光で露光されていないフォトレジストを現像除去することになり、したがって、図6に示すものとは反対の極性を持つフォトマスクが必要である。デュアル・トーン型レジストは、使用される現像液系に応じて、ネガ型としてもポジ型としても働くことができる。
【0076】
図5(c)では、基板30を、液浸フォトリソグラフィ機器から取り外し、フォトレジスト層50を現像して露光領域95B(図5(b)参照)を除去し、未露光領域95Aを残す。ある実施例では、現像液がTMAHなどの塩基性水溶液を含む。トップコート60(図5(b)参照)も、現像液で除去する。任意で、トップコート層60は、露光したフォトレジスト層50を現像する前に別に除去してもよい。任意で、現像後の加熱(室温よりも高く加熱して、フォトレジスト像を硬化する)を行うことができる。
【0077】
フォトレジスト層の露光は、液浸フォトリソグラフィ・システムに関して説明したが、本発明のトップコート組成物は、像形成プロセスの質を低下させ、フォトレジスト像に欠陥を引き起こし、最終的には製作された製品の歩留りおよび信頼性に欠陥をもたらす可能性のある微粒子、水蒸気、および化学物質の蒸気からの環境汚染に対する保護コーティングとして、前掲の図2および図3の比較によって示されるように従来の(非液浸)フォトリソグラフィ・システムでも有用である。本発明のトップコートは、フッ素含有材料を含んでいてもよいが、適用例によってはフッ素含有材料を含まないことが好ましい場合もある。
【0078】
図6は、本発明によるトップコート層を有する半導体ウェハーを処理するのに使用することのできる、例示的な液浸フォトリソグラフィ・システムの図である。図6で、液浸リソグラフィ・システム100は、制御された環境チャンバ105とコントローラ110とを含む。制御された環境チャンバ105内には、集束ミラー115、光源120、第1の集束レンズ(または一組のレンズ)125、マスク130、露光スリット135、第2の集束レンズ(または一組のレンズ)140、最終集束レンズ145、浸漬ヘッド150、およびウェハー・チャック155を収容する。浸漬ヘッド150は、透明な窓160、中央チャンバ部165、周囲プレート部170、浸漬流体入口175A、および浸漬流体出口175Bを含む。浸漬流体185を中央チャンバ部165に満たし、ウェハー190の最上面188にあるフォトレジスト層186に接触させるが、このフォトレジスト層186は、本発明によるPOSS誘導体樹脂、またはそのPOSS誘導体の混合物で形成されたトップコートを有する。あるいは、ウェハー190は、最上面188に形成されたARCを有することができ、次いでフォトレジスト層186をARCの最上面に形成する。ある実施例では浸漬流体185が水を含む。プレート部170はフォトレジスト層186の十分近くに位置決めされて、プレート部170の下にメニスカス192を形成する。窓160は、フォトレジスト層186を露光するために選択された光の波長を通さなければならない。
【0079】
集束ミラー115、光源120、第1の集束レンズ125、マスク130、露光スリット135、第2の集束レンズ140、最終集束レンズ145、浸漬ヘッド150は全て、Z方向も画定する光軸200に沿って並べられる。X方向は、Z方向に直交し、かつ図の平面内にあると定義される。Y方向は、X方向とZ方向の両方に直交する方向と定義される。ウェハー・チャック155は、フォトレジスト層186に露光されたフォトレジスト領域と未露光のフォトレジスト領域が形成されるよう、コントローラ110の指示に従ってX方向とY方向に動かすことができる。XYステージが動くにつれ、フォトレジスト層186の新しい部分が浸漬流体185に接触するようになり、このフォトレジスト層の既に浸漬させた部分は、浸漬流体との接触から除かれる。マスク130およびスリット135は、フォトレジスト層186上にマスク130の像(図示せず)が走査されるよう、コントローラ110の制御下でY方向に動かすことができる。ある実施例で、マスク130上の像は、印刷すべき像を1×から10×の倍率で作成したものであり、1つまたは複数の集積回路チップ像を含む。
【0080】
露光が終了したら、浸漬流体185を流出させることなく、ウェハー190を制御された環境チャンバ105から取り出す。このため、制御された環境チャンバ105はカバー・プレート195も含むが、このプレートは、まずウェハー・チャック155に接触するよう移動し、次いでウェハー・チャック155が浸漬ヘッド150下の位置から外れるよう動くときにはウェハー・チャック155と共に移動することができ、したがってこのカバー・プレートは、浸漬ヘッド150下のウェハー・チャックの代わりをすることができるものである。
【0081】
本発明のトップコート組成物は、その他のタイプの液浸リソグラフィ機器に使用することができ、その例は、レンズを取り囲むレンズ・バレルの開口からウェハー上に浸漬流体が定量吐出される液浸リソグラフィ機器である。
【0082】
本発明の実施形態についての記述を、本発明の理解のため上記に示す。本発明は、本明細書に記載される特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者に明らかにされるような様々な修正例、再構成例、および置換例が可能であることが理解されよう。したがって、上述の特許請求の範囲は、本発明の真の精神および範囲内に包含されるような修正例および変更例の全てを網羅する。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】トップコート層のないフォトレジスト層と、本発明の合成例1の生成物を含むトップコートを備えたフォトレジスト層との対比曲線をプロットした図である。
【図2】トップコートなしで空気中で形成されたフォトレジストパターンの電子顕微鏡写真である。
【図3】本発明の合成例1の生成物を含むトップコートを用いて、空気中で形成されたフォトレジストパターンの電子顕微鏡写真である。
【図4】本発明の合成例1の生成物を含むトップコートを用いて、水浸漬下で形成されたフォトレジストパターンの電子顕微鏡写真である。
【図5】本発明による半導体製造プロセスを例示する部分断面図である。
【図6】本発明によるトップコート層を有する半導体ウェハーを処理するのに使用することができる、例示的な液浸フォトリソグラフィ・システムを示す図である。
【符号の説明】
【0084】
30 基板
40 反射防止膜(ARC)
50 フォトレジスト層
60 トップコート
70 浸漬流体
80 フォトマスク
85 透明領域
90 不透明領域
95A 未露光領域
95B 露光領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
R1,R2,R3樹脂を含む樹脂組成物であって、QがSiO4/2を表し、MR1,R2,R3がR,R,RSiO1/2を表し、nが8、10、または12に等しいものであり、上式で、
およびRは、独立に、水素、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、前記Y基の各1価結合は、前記Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである樹脂組成物。
【請求項2】
が、下記の式、
【化1】

によって表される、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
が−COO(CHCHであり、Yが−COOHである、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
が、下記の式、
【化2】

によって表される、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
が−COOHであり、Yが−Hである、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
が、下記の式、
【化3】

によって表される、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
4〜10個の炭素原子を有する直鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する直鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状2価アルコール、およびこれらの組合せからなる群から選択された流延溶媒をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
R3樹脂を含む樹脂組成物であって、TがRSiO3/2を表し、mが8、10、または12に等しいものであり、上式で、
は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、前記Y基の各1価結合は、前記Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである樹脂組成物。
【請求項9】
4〜10個の炭素原子を有する直鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する直鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状2価アルコール、およびこれらの組合せからなる群から選択された流延溶媒をさらに含む、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
2種以上の樹脂の混合物を含み、前記2種以上の樹脂の混合物の各樹脂が異なるQR1,R2,R3樹脂を含んでおり、式中QはSiO4/2を表し、MR1,R2,R3はR,R,RSiO1/2を表し、nは8、10、または12に等しいものであり、
上式中で、
およびRは、独立に、水素、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、前記Y基の各1価結合は、前記Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである、2種以上の樹脂の混合物と;
4〜10個の炭素原子を有する直鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する直鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状2価アルコール、およびこれらの組合せからなる群から選択された流延溶媒と
を含む、トップコート組成物。
【請求項11】
2種以上の樹脂の混合物であって、前記2種以上の樹脂の混合物の各樹脂が、異なるTR3樹脂を含んでおり、ただしTはRSiO3/2を表し、mは8、10、または12に等しいものであり、上式で、
は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、前記Y基の各1価結合は、前記Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである、2種以上の樹脂の混合物と;
4〜10個の炭素原子を有する直鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する直鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状2価アルコール、およびこれらの組合せからなる群から選択された流延溶媒と
を含む、トップコート組成物。
【請求項12】
2種以上の異なる樹脂の混合物であって、前記2種以上の異なる樹脂の混合物の各樹脂が、QR1,R2,R3樹脂およびTR3樹脂からなる群から選択され、ただしQはSiO4/2を表し、MR1,R2,R3はR,R,RSiO1/2を表し、nは8、10、または12に等しく、TはRSiO3/2を表し、mは8、10、または12に等しいものであり、前記2種以上の異なる樹脂の混合物の第1の樹脂は、QR1,R2,R3樹脂であり、前記2種以上の異なる樹脂の混合物の第2の樹脂は、TR3であるものであり、上式で、
およびRは、独立に、水素、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、前記Y基の各1価結合は、前記Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである、2種以上の樹脂の混合物と;
4〜10個の炭素原子を有する直鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する直鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状2価アルコール、およびこれらの組合せからなる群から選択された流延溶媒と
を含む、トップコート組成物。
【請求項13】
フォトレジスト層内に像を形成する方法であって、
(a)基板を用意するステップと、
(b)前記基板上に前記フォトレジスト層を形成するステップと、
(c)前記フォトレジスト層上にトップコート層を形成するステップであって、前記トップコート層が、少なくとも1種のシリコン含有材料を含み、または非ポリマー材料を含み、または少なくとも1種のシリコン含有材料および非ポリマー材料を含むものであるステップと、
(d)不透明な領域および透明な領域を有するフォトマスクを通して、前記フォトレジストを放射線で露光するステップであって、前記不透明な領域が前記放射線を阻止し、前記透明な領域が前記放射線を通し、前記放射線は、前記放射線で露光された前記フォトレジスト層の領域の化学組成を変化させ、前記フォトレジスト層内に、露光領域および未露光領域を形成するステップと、
(e)前記フォトレジスト層の前記露光領域、または前記層の前記未露光領域のいずれかを除去するステップとを含む方法。
【請求項14】
ステップ(a)と(b)の間に、前記基板の上面に反射防止膜を形成し、前記反射防止膜の上面に前記フォトレジスト層を形成するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
ステップ(c)と(d)の間に、前記トップコート層と前記フォトマスクとの間に浸漬流体の層を形成するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記浸漬流体が水を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
ステップ(e)が、前記トップコート層を除去するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
ステップ(c)と(d)の間に、前記トップコート層から流延溶媒を除去するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項19】
ステップ(c)と(d)の間に、前記トップコートを室温よりも高い温度に加熱するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項20】
前記トップコート層が、多面体オリゴマー・シルセスキオキサンをベースにした材料を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項21】
前記多面体オリゴマー・シルセスキオキサンをベースにした材料が、塩基性水溶液可溶性官能基を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記トップコート層が、
1種または複数の樹脂であって、前記1種または複数の樹脂の各樹脂が、QR1,R2,R3樹脂およびTR3樹脂からなる群から選択され、ただしQはSiO4/2を表し、MR1,R2,R3はR,R,RSiO1/2を表し、nは8、10、または12に等しく、TはRSiO3/2を表し、mは8、10、または12に等しいものであり、
およびRは、独立に、水素、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するシクロアルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化直鎖アルキル基、2〜12個の炭素原子を有するフッ素化分枝状アルキル基、3〜17個の炭素原子を有するフッ素化シクロアルキル基、4〜23個の炭素原子を有するシクロアルキル置換アルキル基、および4〜23個の炭素原子を有するアルキル置換シクロアルキル基からなる群から選択され;
は、(a)置換基Y基および置換基Y基、または(b)置換基Y基のいずれかを含み、ただしYおよびYは、それぞれ、水素、−COOH、−COOR−、−SOOH、−C(CFOH、−NHSO、−NHCORからなる群から選択され、YおよびYは、共に水素となることはできず、Yは、−CONHCO−および−CONOHCO−からなる群から選択され、前記Y基の各1価結合は、前記Rの異なる隣接炭素原子に結合しているものである、1種または複数の樹脂と;
4〜10個の炭素原子を有する直鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状1価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する直鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する分枝鎖2価アルコール、4〜10個の炭素原子を有する環状2価アルコール、およびこれらの組合せからなる群から選択された流延溶媒と
を含む、請求項13に記載の方法。

【図1】
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【図5】
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【図6】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−251794(P2006−251794A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−48025(P2006−48025)
【出願日】平成18年2月24日(2006.2.24)
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】