説明

ブラジキニンアンタゴニストとしての新規スルホンアミド誘導体



本発明は、ブラジキニンB1の選択的アンタゴニストである、R−R及びZが特許請求の範囲に定義されている式(I)の新規スルホンアミド誘導体並びにその光学対掌体又はラセミ化合物及び/又は塩及び/又は水和物及び/又は溶媒和物、これらの化合物を製造する方法、それらを含む薬理学的組成物、疼痛状態及び炎症状態の治療又は予防におけるそれらの使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、疼痛プロセス及び炎症プロセスの治療又は予防に有用な、式(I)の新規スルホンアミド誘導体並びにその光学対掌体及び/又はラセミ化合物及び/又は塩及び/又は水和物及び/又は溶媒和物に関する。本発明は、式(I)の化合物を製造する方法及び前記を含む薬理学的組成物にも関する。
【背景技術】
【0002】
キニンは、組織損傷又は感染に応答してカリクレイン酵素によるキニノーゲンの触媒的開裂に次いで血漿及び末梢組織中で形成される内因性ペプチドである。キニンは疼痛及び炎症を伴う病態生理学プロセスにおいて重要な役割を果たす。その生物学的作用は、B1及びB2と表示される2つのGタンパク質結合膜受容体により媒介される。B1及びB2受容体の両方がクローニングされており(Biochem. Biophys. Res. Commun., 184 (1992) 260−268及びJ.Biol.Chem., 269 (1994) 21583−21586)、それらの発現を制御する機序、自己保全及びシグナル伝達機能が徹底的に調査されている(Pharmacol. Rev., 57 (2005) 27−77)。
【0003】
キニンの第1セット、ブラジキニンン(BK)及びカリジン(LysBK)は、多くの組織に広く分布している、構成的に発現し迅速に脱感作するB2受容体の刺激により選択的に作用する。他方で、それらの活性カルボキシペプチダーゼ代謝物である、キニンの第2セット、desArgBK(DABK)及びLysdesArgBK(LysDABK)は、誘導性で非脱感作性B1受容体を活性化するが、これは非病的状態では希にしか発現されない。一般的にB1受容体は、種々の性質の損傷(組織外傷、感染など)後に迅速に現れる。したがって、B1受容体発現増加は、種々の創傷に対する初期及び後期の組織応答において広く知られているとおり重要な役割を果たす酵素、受容体、オータコイド、サイトカイン及びケモカインの局所共発現(結局は発現増加)を含む全身的応答の一部として現れる。
【0004】
動物モデルで、慢性炎症状態においてB2からB1に機能の優位の切り替えがあることが示されている。B2受容体は炎症及び疼痛応答の急性期に関わっているが、B1受容体はこの応答の慢性期に関与している。炎症及び疼痛伝導へのキニン受容体の関与は、ブラジキニンンB1受容体を欠くマウスの研究結果により支持されている。B1受容体欠損マウスは、感覚機能が野生型マウスと異なり、有毒化学物質及び熱の刺激に対して鎮痛閾値が上昇し、炎症部位での多形核白血球の蓄積が劇的に減少する(PNAS, 97 (2000) 8140−8145及びNeuropharmacology 41 (2001) 1006−1012)。さらに、B1受容体欠損マウスにおける最も新奇な発見は、侵害受容における中枢キニン受容体の役割の直接的な証拠であり、B1受容体ノックアウトマウスに見られる痛覚鈍麻が部分的に脊髄中の中枢感作の低下によることを示している。しかし、上記の変化を除けば、B1ノックアウトマウスは、明らかな病理学的変化が全くなく明らかに正常であった。
【0005】
末梢でのB1受容体の基本的発現の証拠とは別に、B1受容体が、脊髄を含むいくつかの神経要素並びにいくつかのより高度な組織において「中枢的に」構成的発現をしていることが、より多くの証拠により最近示されている。これらの受容体の機能は不明確であるが、疼痛伝達及び痛覚過敏に関与している。したがって、B1受容体アンタゴニストは、末梢部位により痛みを軽減するのに有用であるだけでなく、それらが中枢B1受容体も遮断するならおそらく鎮痛効果の幅広いスペクトルも持つと考えられている(NeuroReport 11 (2000) 4003−4005; NeuroReport, 12 (2001) 2311−2313; Neuroscience 107 (2001) 665−673及びNeuroscience Letters 294 (2000) 175−178)。
【0006】
科学的データに基づくと、ブラジキニン受容体は、いくつかの方法で疼痛の媒介及び痛覚過敏に関与している。B1受容体アンタゴニストは、様々な作用様式を持っているかもしれない。それらは、(1)他の発痛メディエーターの放出の阻害により侵害受容器に間接的な(「末梢」)効果を持つ。注意されたい。B1受容体は知覚ニューロンに隣接する細胞(マクロファージ、繊維芽細胞又は内皮細胞)に炎症惹起と同時に現れ、侵害受容器を感作し又は活性化するメディエーター(プロスタグランジン、サイトカイン及び一酸化窒素)の放出に関与する。(2)B1受容体を(構成的に)発現する侵害受容器に対する、又は惹起と同時の直接的な(「末梢」)効果並びに(3)脊髄の後角表層中の疼痛処理に対する「中枢」効果を有する。
【0007】
したがって、経口活性のある非ペプチドブラジキニンB1受容体アンタゴニストは、慢性炎症疼痛の治療において潜在的な治療薬になるであろう。
【0008】
いくつかの特許及び特許出願が、化学構造の異なるブラジキニンB1受容体アンタゴニストを記載している。そのような文書は、例えば、以下の国際特許出願:国際公開第200075107号、国際公開第02076964号、国際公開第04054584号、国際公開第02099388号、国際公開第05004810号である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
発明者らは、ブラジキニンB1受容体に高い親和性を有しブラジキニンB2受容体に優先する選択性を持つ、1種のベンズアミド誘導体を見いだした。化合物の望ましくない副作用がはるかに目立たなくなるので選択性は特に重要である。
【0010】
本発明は式(I)の新規スルホンアミド誘導体並びにその光学対掌体又はラセミ化合物及び/又は塩及び/又は水和物及び/又は溶媒和物に関するが、
【化1】

上式において
は水素原子又はC−Cアルキル基であり;
は、(1)RとRが同時に水素になることはないという条件で水素;(2)−(CH−NR、(3)−(CH−X−Qから選択され、或いは
及びRはそれらが結合している窒素原子と共に、O、S及びNから選択される0−3のヘテロ原子(R及びRが結合している窒素原子に加え)を含む4−7員複素環を形成し;前記環は、C−Cアルキル、−(CH−Y−P、オキソ、4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジル、4−(1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン−2−イル)−ベンジル又は4−イルメチル−ベンズアミジン基により任意に置換されており;
、R及びRは、互いに独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ、アミノ或いはC−Cアルキル基、C−Cアルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−Cアルキル、ヒドロキシ、C−Cアルコキシカルボニル又は−C(=O)NH基の1つ又は複数で置換されているアミノであり;
Zは、(1)単結合;(2)酸素原子;(3)CH基;(4)CO基;(5)NR基;(6)S原子;(7)SO基から選択され;
nは1から4の整数であり;
mは0又は2から6の整数であり;
qは0から4の整数であり;
及びRは、(1)水素原子、(2)直鎖又は分岐C−Cアルキル基であり;
は水素原子又はC−Cアルキル基であり;
Xは、単結合、−CO−或いは−CO−NH−又は−NH−CO−基であり;
Yは、単結合、−CO−又は−CONR基であり;
Pは、(1)−N(C−Cアルキル)基;(2)−NH−(CH−Het基;(3)O、S及びNから選択される1−3のヘテロ原子を含む、飽和、部分的に不飽和又は芳香族4−7員環であり;前記環はオキソ又はC−Cアルキル基により任意に置換されており;
Qは、(1)O、S及びNから選択される1−3のヘテロ原子を含む、飽和、部分的に不飽和又は芳香族4−7員環であり;前記環はオキソ、−(CH−Het、1−ピペリジニル、1−(C−Cアルキル)−4−ピペリジニル、4−ピペリジニル、2−ピリミジニル、2−ピラジニル、2−ピリジル、4−メチル−2−ピリジル、6−メチル−2−ピリジル又は4−ピリジル基により任意に置換されており;(2)任意に−(CH−Het、−(CH−NH−C(=NH)−NH、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル又は[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル基により置換されているフェニル基;(3)任意に−(CH−Het基により置換されているC−Cシクロアルキル基;(4)任意に−(CH−Het、−(CH−NH−C(=NH)−NH又は4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル基により置換されているベンジル基;(5)−(CH−Het基であり;
HetはO、S、SO及びNから選択される1−3のヘテロ原子を含む4−7員複素環であり、任意に(1)オキソ;(2)1つ又は複数のC−Cアルキル基により置換されている。
【0011】
本発明は、式(I)の化合物或いはその光学対掌体又はラセミ化合物又は塩又は水和物又は溶媒和物を有効成分として含む医薬組成物にも関する。
【0012】
さらに、本発明の目的は、式(I)の化合物の合成及びこれらの化合物を含む薬剤の化学的及び薬学的製造並びにヒトを含む治療すべき哺乳動物に本発明の式(I)の化合物の有効量(複数可)をそれ自体又は薬剤として投与することを意味する、これらの化合物による治療の方法である。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、式(I)の新規ブラジキニンB1受容体アンタゴニストスルホンアミド誘導体並びにその光学対掌体又はラセミ化合物及び/又は塩及び/又は水和物及び/又は溶媒和物に関するが、
【化2】

上式において
は水素原子又はC−Cアルキル基であり;
は、(1)RとRが同時に水素になることはないという条件で水素;(2)−(CH−NR、(3)−(CH−X−Qから選択され、或いは
及びRはそれらが結合している窒素原子と共に、O、S及びNから選択される0−3のヘテロ原子(R及びRが結合している窒素原子に加え)を含む4−7員複素環を形成し;前記環は、C−Cアルキル、−(CH−Y−P、オキソ、4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジル、4−(1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン−2−イル)−ベンジル又は4−イルメチル−ベンズアミジン基により任意に置換されており;
、R及びRは、互いに独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ、アミノ或いはC−Cアルキル基、C−Cアルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−Cアルキル、ヒドロキシ、C−Cアルコキシカルボニル又は−C(=O)NH基の1つ又は複数で置換されているアミノであり;
Zは、(1)単結合;(2)酸素原子;(3)CH基;(4)CO基;(5)NR基;(6)S原子;(7)SO基から選択され;
nは1から4の整数であり;
mは0又は2から6の整数であり;
qは0から4の整数であり;
及びRは、(1)水素原子、(2)直鎖又は分岐C−Cアルキル基であり;
は水素原子又はC−Cアルキル基であり;
Xは、単結合、−CO−或いは−CO−NH−又は−NH−CO−基であり;
Yは、単結合、−CO−又は−CONR基であり;
Pは、(1)−N(C−Cアルキル)基;(2)−NH−(CH−Het基;(3)O、S及びNから選択される1−3のヘテロ原子を含む、飽和、部分的に不飽和又は芳香族4−7員環であり;前記環はオキソ又はC−Cアルキル基により任意に置換されており;
Qは、(1)O、S及びNから選択される1−3のヘテロ原子を含む、飽和、部分的に不飽和又は芳香族4−7員環であり;前記環はオキソ、−(CH−Het、1−ピペリジニル、1−(C−Cアルキル)−4−ピペリジニル、4−ピペリジニル、2−ピリミジニル、2−ピラジニル、2−ピリジル、4−メチル−2−ピリジル、6−メチル−2−ピリジル又は4−ピリジル基により任意に置換されており;(2)任意に−(CH−Het、−(CH−NH−C(=NH)−NH、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル又は[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル基により置換されているフェニル基;(3)任意に−(CH−Het基により置換されているC−Cシクロアルキル基;(4)任意に−(CH−Het、−(CH−NH−C(=NH)−NH又は4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル基により置換されているベンジル基;(5)−(CH−Het基であり;
HetはO、S、SO及びNから選択される1−3のヘテロ原子を含む4−7員複素環であり、任意に(1)オキソ;(2)1つ又は複数のC−Cアルキル基により置換されている。
【0014】
本発明は、式(I)の化合物或いはその光学対掌体又はラセミ化合物又は塩又は水和物又は溶媒和物を有効成分として含む医薬組成物にも関する。
【0015】
さらに、本発明の目的は、式(I)の化合物の合成及びこれらの化合物を含む薬剤の化学的及び薬学的製造並びにヒトを含む治療すべき哺乳動物に本発明の式(I)の化合物の有効量(複数可)をそれ自体又は薬剤として投与することを意味する、これらの化合物による治療の方法である。
【0016】
「ハロゲン」置換基という用語は、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素原子を意味する。本明細書で使用されるC−Cアルキル基という用語は、メチル、エチル、ノルマル及びイソプロピル並びに種々のブチル基を意味する。これらのC−Cアルキル基は、C−Cアルコキシ基及びC−Cアルコキシカルボニル基中にあってよい。
【0017】
及びRの意味における4−7員複素環は、例えば、ピペリジン、ピロリジン、ピペラジン、ホモピペラジン、モルホリン、チオモルホリンなどがあり得る。
【0018】
Het基は、例えば、ピペリジン、ピロリジン、ピペラジン、ホモピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、ピリジン、ピリミジン、ピラジンなどがあり得る。
【0019】
P及びQの意味における飽和、部分的に飽和又は芳香族4−7員環は、例えば、ピペリジン、ピロリジン、ピペラジン、ホモピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、イミダゾール、ピリジンなどがあり得る。
【0020】
本発明は、酸又は塩基と共に形成された式(I)の化合物の塩にも関する。
【0021】
有機酸及び無機酸の両方が酸付加塩の形成に使用できる。好適な無機酸は、例えば、塩化水素酸、硫酸及びリン酸でよい。一価有機酸の典型は、例えば、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸及び種々の酪酸、吉草酸及びカプリン酸でよい。二価有機酸の典型は、例えば、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸及びコハク酸でよい。他の有機酸も使用でき、例えばクエン酸、酒石酸などのヒドロキシ酸、安息香酸又はサリチル酸などの芳香族カルボン酸並びに脂肪族及び芳香族スルホン酸、例えばメタンスルホン酸及びp−トルエンスルホン酸でよい。特に貴重な群の酸付加塩は、酸成分自体は利用される投与に治療効果を持たない又は有効成分の効果に不都合な効果を持たない場合である。これらの酸付加塩は薬剤的に許容できる酸付加塩である。薬剤的に許容できる酸付加塩に属していない酸付加塩が本発明に属する理由は、特定の場合に所望の化合物の精製及び単離において有利になりうるからである。
【0022】
塩基と共に形成された塩の中で、特に重要なものは、アルカリ金属、例えばナトリウム、カリウム、アルカリ土類金属、例えばカルシウム及びマグネシウム並びにアンモニア又は有機アミンとともに形成された塩である。後者の塩基はさらなる置換基、例えばヒドロキシ又はアミノ基を有してよく、これらは例えば生成物の溶解度及び取扱いに影響を与えうる。塩基と共に形成された塩は薬剤的に許容できる塩基付加塩である。
【0023】
本発明によると、式(I)の化合物は、式(II)のアミン誘導体を
【化3】

上式において、R、R及びRの意味は式(I)のために上述したとおりであり、式(III)のスルホニルクロライドと反応させて、
【化4】

次いで、そのように得られた式(IV)のフェニルスルファモイル安息香酸誘導体を
【化5】

上式において、R、R及びRの意味は上記で定義したとおりであり、式(V)のアミン誘導体と反応させて合成でき、
【化6】

上式において、R及びRの意味は上記で定義したとおりであり、特定の場合に、得られた式(I)のフェニルスルファモイルベンズアミド誘導体は、新しい置換基の導入及び/又は既存の置換基の修飾又は除去及び/又は塩の形成及び/又は塩からの化合物の遊離により、式(I)の他の化合物に変換できる。
【0024】
スルホニル化反応は好ましくは適当な溶媒中で、好ましくは塩基の存在下で行われる。反応は、薄層クロマトグラフィーで追跡される。必要な反応時間は6−20時間である。反応混合物の検査は種々の方法により実施できる。
【0025】
a)反応混合物は濃縮され、生成物は結晶化又は抽出により単離される。粗生成物の純度が不十分である場合、カラムクロマトグラフィーをその精製に利用できる。カラムクロマトグラフィーは、吸着剤としてKieselgel 60を、種々の溶媒系、例えばn−ヘキサン/酢酸エチル、クロロホルム/メタノール、ジクロロメタン/酢酸エチル又はクロロホルム/アセトンを溶離液として利用して順相で、又はYMC−Pack ODS−AQタイプの充填材(YMC製)及びアセトニトリル/水/トリフルオロ酢酸又はアセトニトリル/水/酢酸を溶離液として利用して逆相で実施される。
【0026】
b)反応混合物は氷水中に注がれ、生成物が濾過又は抽出により単離される。粗生成物は、結晶化又は上述のカラムクロマトグラフィーにより精製される。生成物の構造は、IR、NMR又は質量分析により決定される。
【0027】
アミド結合形成は、好ましくは、式(IV)のカルボン酸から活性誘導体を調製し、それを好ましくは塩基の存在下で式(V)のアミンと反応させて実施される。
【0028】
カルボン酸の活性誘導体への変換は、適切な溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、塩素化炭化水素又は炭化水素或いはこれらの混合物)中で、アミド結合形成の間にインシチュで実施できる。活性誘導体は、酸クロライド(例えば、チオニルクロライドによりカルボン酸から調製)、混合無水物(例えば、塩基、例えばトリエチルアミンの存在下でクロロギ酸イソブチルによりカルボン酸から調製)、活性エステル(例えば、塩基、例えばトリエチルアミンの存在下で、ヒドロキシベンズトリアゾール(HOBt)及びジクロロヘキシル−カルボジイミド(DCC)又はO−ベンゾトリアゾル−1−イル−N,N,N’N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HBTU)によりカルボン酸から調製)でよい。活性誘導体は、0℃から室温の範囲の温度で調製できる。式(V)の適切なアミンは、アミンの遊離のために必要な、例えばトリエチルアミンなどの塩基の存在下で、そのように得られた溶液又は懸濁液に、塩基として又は無機酸により形成された塩として加えられる。縮合反応は、薄層クロマトグラフィーにより追跡される。必要な反応時間は6−20時間である。反応混合物の検査は種々の方法で実施できる。
【0029】
反応混合物が懸濁液である場合、沈殿物を濾過して除き、水及び/又は有機溶媒で洗浄すると純粋な生成物を与える。反応混合物がアミド結合形成反応の終わりに溶液である場合:
a)反応混合物は濃縮され、残渣が結晶化又は適当な有機溶媒で抽出され、特定の場合カラムクロマトグラフィーにより精製される。カラムクロマトグラフィーは、吸着剤としてKieselgel 60を、種々の溶媒系、例えばトルエン/メタノール、クロロホルム/メタノール又はトルエン/アセトンを溶離液として利用して順相で、又はYMC−Pack ODS−AQタイプの充填材(YMC製)及びアセトニトリル/水/トリフルオロ酢酸又はアセトニトリル/水/酢酸を溶離液として利用して逆相で実施される。
【0030】
b)反応混合物は上述のとおりカラムクロマトグラフィーにより直接精製され、純粋な生成物を与える。
【0031】
生成物の構造は、IR、NMR及び質量分析により決定される。
【0032】
調製の方法に関わらず、得られた式(I)のベンズアミド誘導体は、特定の場合に、さらなる置換基の導入及び/又は既存の置換基の修飾又は除去及び/又は酸による塩の形成及び/又は得られた酸付加塩からの塩基による処理による式(I)のベンズアミド誘導体の遊離により、式(I)の他の化合物に変換でき、かつ/又は式(I)のフリーのスルホンアミド誘導体が、塩基との処理により塩に変換できる。
【0033】
例えば、フリーのヒドロキシ基を含む式(I)の化合物は、種々のアシル化剤又はスルホニル化剤によりアシルオキシ又はスルホキシ誘導体に変換できる。反応は、例えば、塩基(例えば、トリエチルアミン又は炭酸ナトリウム)の存在下で、塩素化炭化水素中で酸クロライド又は酸無水物をアシル化剤として使用して実施できる。ニトロ基を含む式(I)のスルホンアミド誘導体は還元によりアミンに変換でき、アミンはさらに反応して、ヒドロキシ基のアシル化に関して説明のとおり酸アミドを与えるが、又はカルバメート誘導体も合成できる。エステル基を加水分解して、得られたフリーのカルボン酸を、適当なアミン誘導体と反応させてアミドに変換できる。N−(tert−ブトキシカルボニル)基は、有機酸又は無機酸(例えばトリフルオロ酢酸又は塩化水素)により切断できる。シアノ基は、アミド、N−ヒドロキシ−アミジン又は種々のN含有複素環基に変換できる。
【0034】
式(V)のアミン及び式(III)のスルホニルクロライドのほとんどは市販されているか、種々の公知の方法で合成できる。式(V)の新しいアミンのいくつかの合成は実施例に記載されている。これらの手順に従って、式(V)の他のアミンも調製できる。
【0035】
本発明の化合物並びにそれらの薬剤的に許容できる塩又は水和物又は溶媒和物は、それ自体でも、好適には医薬組成物の形態でも使用できる。これらの組成物(薬)は、固体でも、液体でも、半液体形態でもよく、基剤、賦形剤、希釈剤、安定剤、湿潤剤又は乳化剤、pH及び浸透圧影響添加剤、着香剤、芳香剤並びに調剤促進又は調剤提供添加剤など実際に通常使用される薬剤アジュバント及び助剤を添加できる。
【0036】
治療効果を発揮するのに要する投与量は幅広い限度内で変えることができ、疾病の段階、治療すべき患者の状態及び体重並びに有効成分に対する患者の感受性、投与経路及び毎日の治療の回数により、特定の状況のそれぞれにおいて個人の要件に適応されるであろう。使用される有効成分の実際の投与量は、治療すべき患者について知識がある、当分野に詳しい主治医により安全に決めることができる。
【0037】
本発明の有効成分を含む医薬組成物は、個々の投与単位に0.01から100mgの有効成分を通常含む。もちろん、ある組成物中の有効成分の量が、上記で定義の上限又は下限を超えることも可能である。
【0038】
医薬組成物の固体形態は、例えば、錠剤、糖衣錠、カプセル、丸剤又は注射液の調製に有用な凍結乾燥粉体アンプルでよい。液体組成物は、注射可能及び点滴可能な組成物、流体医薬品、湿布液及び滴剤である。半液体組成物は、軟膏、バルサム、クリーム、振盪混合物及び坐薬でよい。
【0039】
投与を簡単にするため、医薬組成物が1回に投与すべき有効成分の量、或いはその数倍、半分、3分の1又は4分の1を含む投与単位を含むのが好適である。そのような投与単位は、例えば、有効成分の要求される量を正確に投与するために、錠剤を半分又は4分の1にしやすい溝を付けて分割できる錠剤である。
【0040】
錠剤は、胃を出た後に有効成分含量の放出を確実にするため、酸溶性層により被覆できる。そのような錠剤は腸溶性被覆されている。有効成分をカプセル化しても類似効果が得られる。
【0041】
経口投与のための医薬組成物は、例えば、ラクトース又はデンプンを賦形剤として、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ポリビニルピロリジン又はスターチペーストをバインダー又は造粒剤として含むことがある。ポテトスターチ又は微結晶セルロースが崩壊剤として添加されるが、ウルトラアミロペクチン又はホルムアルデヒドカゼインも使用できる。タルカム、コロイド状ケイ酸、ステアリン、ステアリン酸カルシウム又はステアリン酸マグネシウムも抗接着剤及び潤滑剤として使用できる。
【0042】
錠剤は、例えば、湿式造粒の後圧縮して製造できる。有効成分と賦形剤の混合物並びに特定の場合崩壊剤の一部が、適当な装置中でバインダーの水性、アルコール性又は水性アルコール溶液とともに造粒され、次いで、粒子が乾燥される。他の崩壊剤、潤滑剤及び抗接着剤が乾燥した粒子に加えられ、混合物が圧縮されて錠剤になる。特定の場合、錠剤は、投与を容易にするため半分にするための溝をつけて製造される。
【0043】
錠剤は、有効成分と適切な賦形剤の混合物から圧縮により直接製造することもできる。特定の場合、錠剤は、製薬分野の常法において通常使用される添加剤、例えば、砂糖、セルロース誘導体(メチル又はエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなど)、ポリビニルピロリドン、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、食用色素、食品用紐、芳香剤、酸化鉄顔料などの安定剤、着香料、着色剤を使用して被覆できる。カプセルの場合、有効成分と助剤の混合物がカプセルに充填される。
【0044】
液体経口組成物、例えば懸濁液、シロップ、エリキシルなどは、水、グリコール、油、アルコール、着色剤及び着香料を使用して製造できる。
【0045】
直腸内投与には、組成物は坐薬又は浣腸剤として調剤される。坐薬は、有効成分の他に、基剤、いわゆる豚脂プロ坐薬を含んでよい。基剤は、水素化植物油などの植物油、C12−C18脂肪酸のトリグリセライド(好ましくはWitepsolの商標を持つ基材)でよい。有効成分は、溶融した豚脂プロ坐薬と均一に混合され、坐薬が成型される。
【0046】
非経口投与には、組成物は注射液として調剤される。注射液の製造には、有効成分が、蒸留水及び/又は種々の有機溶媒、例えばグリコールエーテルに、特定の場合可溶化剤、例えばポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、モノオレエート又はモノステアレート(Tween 20、Tween 60、Tween 80)の存在下で溶解される。注射液は、保存剤、例えばエチレンジアミン四酢酸並びにpH調整剤及び緩衝剤を、特定の場合、局所麻酔剤、例えばリドカインなどの種々の助剤も含んでよい。本発明の有効成分を含む注射液は濾過されてからアンプルに充填され、充填の後滅菌される。
【0047】
有効成分が吸湿性である場合、凍結乾燥により安定化できる。
【0048】
有用性
本発明の化合物はブラジキニン受容体アンタゴニスト、特に選択的ブラジキニンB1受容体アンタゴニストであり、従って疼痛プロセス及び炎症プロセスの治療又は予防に有用である。化合物は、慢性疼痛、特に炎症疼痛、痛覚過敏、骨及び関節の痛み(骨関節症)、反復動作の痛み、筋筋膜痛(筋肉損傷、繊維筋痛症)、内臓痛(潰瘍性大腸炎、膵炎、膀胱炎、ブドウ膜炎)、手術中の痛み(一般手術、婦人科手術)、手術後の痛み(術後疼痛症候群)、外傷後の痛み(例えば捻挫又は骨折)、神経障害疼痛(ヘルペス後神経痛、神経損傷、幻肢痛、単神経障害、多発性神経炎)、歯の痛み及びガンの痛みを含む疼痛の治療に有効であろう。さらに、アンギナ、月経、糖尿病性血管症、後毛細血管抵抗又はインスリン炎に伴う糖尿病症状(例えば、高血糖症、利尿、タンパク尿及び増大した亜硝酸塩及びカリクレインの尿中排出)、糖尿病性痛覚過敏に伴う疼痛の治療のために。さらに、化合物は、血管浮腫、アテローム性動脈硬化症、敗血症ショック、例えば抗血液量減少剤及び/又は抗低血圧剤として、及び敗血症の治療にも使用できる。それらは、消化管又は子宮の痙攣の治療のための平滑筋弛緩薬としても使用できる。さらに、本発明の化合物は、乾癬及び湿疹などの炎症性皮膚疾患並びに火傷及び日焼け(UV紅斑及び痛み)を含む皮膚の損傷の治療にも追加的に使うことができる。化合物は、種々の器官の炎症性疼痛(例えば、関節リウマチ、リウマチ性疾患、腱鞘炎、肝臓病、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、クローン病、腎炎、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、ブドウ膜炎、歯肉炎)、アルルギーの治療にも使用できる。そのような化合物は、炎症性気道疾患、例えば慢性閉塞性肺疾患、成人呼吸促迫症候群、気管支炎、肺炎、喘息の治療に治療的に使用できる。それらを使用して、喘息における気道の過反応を制御、制限又は逆転し、アレルギー性喘息(アトピー性又は非アトピー性)、職業性喘息、ウイルス又は細菌により悪化した喘息、他の非アレルギー性喘息、「喘鳴幼児症候群」を含む内因性喘息及び外因性喘息並びに運動誘発性気管支収縮の治療ができる。それらは、アルミニウム肺症、炭肺症、石綿肺症、石肺症、羽毛肺症、鉄肺症、ケイ肺症、タバコ症及び綿肺症を含む塵肺症にも有効であるかも知れない。さらに、それらは、いくつかの神経系疾患、例えば、多発性硬化症、アルツハイマー病、癲癇、脳浮腫、群発性頭痛を含む頭痛、予防的及び急性使用を含む偏頭痛並びに閉鎖性頭部外傷にも有効であるかも知れない。
【0049】
生物学的評価
機能アッセイ
リコンビナントヒトB1又はB2受容体を発現する細胞中でのプレートリーダー蛍光計によるサイトゾルカルシウムイオン濃度の測定によるインビトロのB1及びB2受容体でのアンタゴニスト効能の評価
細胞培養
リコンビナントヒトB1(CHO−B1、Euroscreen)又はB2(CHO−B2、Perkin−Elmer)受容体を安定して発現するチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞は、10%ウシ胎児血清(FCS)、100 U/mlペニシリン、0.1mg/mlストレプトマイシン、0.25pg/mlアンホテリシンB、1%最小必須培地(MEM)、非必須アミノ酸溶液、600μg/ml G418、1%ピルベート(B2セルライン用)を含むダルベッコ変法イーグル培地(DMEM)中で培養された。細胞は、5%CO/95%空気の雰囲気において加湿インキュベーター中で37℃に保たれ、1:4で週に3回継代された。細胞は、標準96穴マイクロプレートに1.5−2.5×10細胞/ウェルで播種され、サイトゾルカルシウムイオン濃度([Ca2+)の測定は細胞播種の1−2日後に実施された。
【0050】
サイトゾルカルシウム濃度の蛍光測定
[Ca2+の測定は、それぞれヒトB1及びB2受容体を安定に発現するCHO−B1及びCHO−B2細胞で実施された。細胞は標準96穴マイクロプレートで増殖し、測定前に蛍光Ca2+感受性染料、flo−4/AM(2μM)がロードされた。培地が除去された後、染料が細胞に加えられ(以下のアッセイ緩衝液に溶解:145mM NaCl、5mM KCl、2mM MgCl、2mM CaCl、10mM HEPES、20mM D−グルコース、2mM プロベネシッド、100μl/ウェル)、細胞は5%CO/95%空気の雰囲気において加湿インキュベーター中で37℃で40−120分インキュベートされた。染料ローディングを停止するため、細胞はアッセイ緩衝液で2回洗浄された。洗浄後、種々の濃度の被験化合物(DMSOストック溶液から細胞外培地に希釈、最終DMSO濃度は0.1%未満であった)又は緩衝液が、実験の構成によって各ウェルに加えられた。37℃で20−25分インキュベート後、ベースライン及びアゴニストが引き起こした[Ca2+の変化が、プレートリーダー蛍光計(Fluoroskan Ascent、Labsystems)によりカラム毎に測定された。励起及び発光の検出はプレートの底部から実施された。Fluo−4に使用されたフィルター:励起フィルター−485nm、発光フィルター−538nm。測定プロセス全体は37℃で実施され、カスタムソフトウェアにより制御された。被験化合物の阻害活性は、種々の濃度の化合物の存在下でアゴニストが引き起こした[Ca2+の上昇の減少を測定して評価された。アゴニストは、CHO−B1にはLysDABKであり、CHO−B2細胞にはブラジキニンであった。アゴニストはEC80濃度で与えられたが、EC80濃度は、毎日決められる用量反応曲線から誘導された。蛍光データはΔF/F(ベースラインに規格化された蛍光変化)として表された。単一のプレート上の全ての処理は複数のウェルで測定された。同じ処理を受けた全てのウェルからのデータは平均化され、平均値が分析に使用された。単一の濃度点での化合物の阻害活性は、コントロールアゴニスト応答のパーセント阻害として表された。S字状濃度−阻害曲線が(少なくとも3の独立した実験から誘導された)データにフィッティングされ、化合物によって起こる最大阻害の半分を生み出す濃度としてIC50値が決定された。
【0051】
機能及び結合試験で測定され検討された参考化合物は以下のとおりである:
1)4−{2−[(2,2−ジフェニル−エチル)−アミノ]−5−{4−[4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−カルボニル]−1−ピペリジニル]−スルホニル}−ベンゾイル}−モルホリン(NVP−SAA164, Br. J. Pharmacol.144 (2005) 889−899);K 8nM;IC50:33nM;
2)(R)−N−[2,3−ジヒドロ−2−オキソ−5−(2−フェニル−エチル)−1−プロピル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル]−N’−{4−[4−(4−ピリジニル)−1−ピペラジニル]−フェニル}−ウレア(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806);K 0.59nM;IC50 1.9nM;
3)N−[4−(,4’−ビピペリジン)−1’−イルフェニル]−N’−[(3R)−2,3−ジヒドロ−5−(4−メチル−フェニル)−2−オキソ−1−プロピル−1H−1,4−ベンゾジアゼピン−3−イル]−ウレア(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806);K 13.4nM;IC50 64.5nM。
【0052】
参考化合物について発明者らが測定したK及びIC50データは、文献に与えられているデータとよく一致する。
【0053】
機能アッセイで測定された本発明の最も有効な化合物が表1に列記されている。
【表1】

【0054】
受容体結合アッセイ
1.ヒトリコンビナントブラジキニンB1受容体結合
Euroscreen Technical Data Sheet(カタログ番号ES−091)に従い、ヒトリコンビナントブラジキニン1受容体(CHO細胞中に発現)に結合アッセイが実施された。20μgタンパク質/チューブが、放射性リガンドとしての[3,4−プロリル−3,4−H(N)]−[Des−Arg10]カリジンと共にインキュベートされた。非特異的結合は、10μM Lys−des−Arg−ブラジキニンの存在下で測定された。最終インキュベーション体積は250μlであった。試料は25℃で15分間インキュベートされ、次いで、少なくとも1時間0.5%PEIに予備浸漬されたGF/Bフィルターを通して迅速に真空濾過された。放射能は、液体シンチレーション分光法により測定された。
【0055】
結合アッセイで測定された本発明の最も有効な化合物が表2に列記されている。
【表2】

【0056】
2.ヒトリコンビナントブラジキニンB2受容体結合
Receptor Biology Technical Data Sheet(カタログ番号RBHB2M)に従いわずかな変更点を加えて、ヒトリコンビナントブラジキニン2受容体(CHO細胞中に発現)に結合アッセイが実施された。8.4μgタンパク質/チューブが、放射性リガンドとしての[2,3−プロリル−3,4−H(N)]−ブラジキニンと共にインキュベートされた。非特異的結合は、5μMブラジキニンの存在下で測定された。最終インキュベーション体積は200μlであった。試料は+4℃で90分間インキュベートされ、次いで、少なくとも1時間0.5%PEIに予備浸漬されたGF/Bフィルターを通して迅速に真空濾過された。放射能は、液体シンチレーション分光法により測定された。
【0057】
化合物は、機能アッセイ及び結合アッセイの両方で、ヒトB2受容体よりもヒトB1受容体に高い(50倍を超える)親和性及び選択性を示した。
【0058】
本発明の化合物及び医薬組成物の合成は以下の非限定的な実施例により説明される。
【実施例】
【0059】
参考例1
2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン
a)2−[2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−イソインドール−1,3−ジオン
1−ピリジン−4−イル−ピペラジン(Org. Lett. 4 (2002) 737−740)(1.0g、6.12ミリモル)、N−(2−ブロモエチル)−フタルイミド(1.71g、6.74ミリモル)、炭酸カリウム(0.85g、6.12ミリモル)、ヨウ化カリウム(1.02g、6.12ミリモル)及びジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を70℃で24時間攪拌し、次いで濃縮した。残渣を水に溶解し、ジクロロメタンで抽出し、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して濃縮した。吸着剤としてKieselgel 60(0.040−0.063mm)(Merck)を、溶離液としてクロロホルム:メタノール:水酸化アンモニウム=10:1:0.1を利用したカラムクロマトグラフィーで粗生成物を精製すると、白色固体として1.52g(74%)の標題化合物が得られた。
【0060】
b)2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン
2−[2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−イソインドール−1,3−ジオン(1.52g、4.52ミリモル)、エタノール(47.5mL)、水(2.5mL)及び水和ヒドラジン(98%、0.438mL、9.04ミリモル)の攪拌されている混合物を3時間還流し、次いで冷却してジエチルエーテル(100mL)で希釈した。沈殿した結晶を濾過して除き、ジエチルエーテルで洗浄し、濾液を濃縮した。残渣をN水酸化ナトリウム(25mL)に溶解し、ジクロロメタン(4×25mL)で抽出し、合わせた有機層を塩水(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して濃縮すると、無色の油として0.58g(62%)の標題化合物が得られた。
【0061】
参考例2
2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチルアミン二塩酸塩
a)4−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エチル]−ベンゾニトリル
4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ベンゾニトリル(Helv. Chim. Acta 64 (1981) 1688−1703)(4.49g、30.5ミリモル)、フタルイミド(4.94g、33.55ミリモル)、トリフェニルホスフィン(8.8g、33.55ミリモル)及びジメチルホルムアミド(100mL)の溶液をアルゴン下で0℃で20分攪拌し、次いでジエチルアゾジカルボキシレート(7.59mL、48.8ミリモル)を0℃で滴下して加えた。そのように得られた反応混合物を室温で一晩攪拌し、次いで氷水(740mL)中に注いだ。沈殿した生成物を濾過して除き、水で洗浄して乾燥した。粗生成物を2−プロパノールから再結晶すると、黄色固体として7.83g(93%)の標題化合物が得られた。
【0062】
b)2−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−イソインドール−1,3−ジオン
4−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−エチル]−ベンゾニトリル(7.83g、28.3ミリモル)をエタノール(400mL)に溶かした氷冷溶液に乾燥塩化水素ガスを3時間バブリングし、次いでそのように得られた混合物を一晩8℃に保った。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を乾燥エタノール(400mL)に溶解し、エチレンジアミン(2.0mL、29.7ミリモル)を加え、反応混合物を室温で一晩攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣をジクロロメタン(400mL)と濃水酸化アンモニウム(400mL)の間で分割し、相を分け、水相をジクロロメタン(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して濃縮した。粗生成物を2−プロパノールから再結晶すると、白色固体として5.58g(62%)の標題化合物が得られた。
【0063】
c)2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチルアミン二塩酸塩
2−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−イソインドール−1,3−ジオン(5.58g、17.47ミリモル)、エタノール(140mL)及び水和ヒドラジン(98%、6.57mL、135.4ミリモル)の混合物を室温で2時間攪拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣をジクロロメタン(250mL)とN水酸化ナトリウム(250mL)の間で分割し、相を分け、水相をジクロロメタン(6×250mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して濃縮した。粗生成物をメタノール(15mL)中に溶解し、塩化水素酸のメタノール溶液を加えて溶液のpHを5に調整し、次いで混合物を室温で1時間攪拌した。ジエチルエーテル(200mL)を加えた後、懸濁液を0℃で2時間攪拌し、沈殿した結晶を濾過して除き、ジエチルエーテルで洗浄し乾燥すると、白色固体として4.11g(90%)の標題化合物が得られた。
【0064】
参考例3
(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル)プロピルアミン三塩酸塩
a)(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
4−ピペリジノピペリジン(Aldrich)(2.0g、11.88ミリモル)、(3−ブロモ−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(Eur. J. Med. Chem. Chim. Ther. 37 (2002) 573−584)(3.96g、16.63ミリモル)、ジメチルホルムアミド(130mL)及び炭酸カリウム(1.64g、11.88ミリモル)の混合物を室温で一晩攪拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣を水(150mL)に溶解し、ジクロロメタン(3×150mL)で抽出し、合わせた有機層を塩水(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して濃縮した。粗生成物を、吸着剤としてKieselgel 60(0.040−0.063mm)(Merck)を、溶離液としてクロロホルム:メタノール:水酸化アンモニウム=10:1:0.1を利用したカラムクロマトグラフィーにかけると、油として2.27g(59%)の標題化合物が得られた。
【0065】
b)3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピルアミン三塩酸塩
(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.15g、6.6ミリモル)、乾燥ジオキサン(40mL)及びジオキサン(22mL)中の6.5N塩化水素酸の混合物を室温で一晩攪拌し、次いでジエチルエーテルで希釈し、0℃で1時間攪拌した。沈殿した結晶を濾過して除き、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥するとベージュ色の固体として2.03g(92%)の標題化合物が得られた。
【0066】
参考例4
トランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩
a)トランス−2−{1−[4−(N−tert−ブトキシカルボニル)−アミノ]−シクロヘキシル}−エタノール
乾燥テトラヒドロフラン(500mL)中のトランス−2−{1−[4−(N−tert−ブトキシカルボニル)−アミノ]−シクロヘキシル}−酢酸メチルエステル(J. Med. Chem. 43 (2000) 1878−1885)(28.5g、105.2ミリモル)の溶液を−2℃に冷却し、水素化リチウムアルミニウム(5.4g、142ミリモル)を少しずつ加え、混合物を−2℃で60分間攪拌した。反応混合物を−10℃に冷却し、酢酸エチル(15mL)で停止し、次いで塩水(43mL)を0℃で混合物にゆっくりと加えた。沈殿した塩を濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を真空中で濃縮した。残渣をジイソプロピルエーテル(100mL)から再結晶すると、白色粉体として23.7g(93%)の標題化合物が得られた。
【0067】
b)メタンスルホン酸トランス2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−シクロヘキシル)−エチルエステル
トランス−2−{1−[4−(N−tert−ブトキシカルボニル)−アミノ]−シクロヘキシル}−エタノール(15g、62ミリモル)及びトリエチルアミン(10.5mL、75ミリモル)を乾燥ジクロロメタン(150mL)に溶かした攪拌している溶液に、ジクロロメタン(25mL)中のメタンスルホニルクロライド(5.7mL、73.4ミリモル)を0℃で滴下して加えた。0℃で30分間攪拌した後、溶液を水で3回抽出した。有機溶液を硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮すると、13.0g(65%)の標題化合物が得られた。
【0068】
c)トランス−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル
メタンスルホン酸トランス2−(4−tert−ブトキシカルボニルアミノ−シクロヘキシル)−エチルエステル(3.2g、10ミリモル)、炭酸カリウム(1.4g、10ミリモル)及びピロリジン(1.25mL、15ミリモル)をアセトニトリル(40mL)に溶かした混合物を60℃で2時間攪拌した。混合物を室温まで冷却し、水(200mL)中に注いだ。沈殿した白色結晶を濾過して除き、水で洗浄すると、1.9g(64%)の標題化合物が得られた。
【0069】
d)トランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩
参考例3/bに記載の方法により、トランス−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルから標題化合物を調製した。
【0070】
参考例5
(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピペリジン−4−イル−メタノン塩酸塩
a)4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−ピペリジンカルボン酸(Aldrich)(21.88g、95.4ミリモル)、トリエチルアミン(13.3mL、95.4ミリモル)及びHBTU[O−ベンゾトリアゾル−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(Advanced Chem.Tech.)](38.36g、101.0ミリモル)を乾燥ジメチルホルムアミド(100mL)に溶かした溶液を室温で5分間攪拌した後、N−メチルピペラジン(10.6mL、95.5ミリモル)を加えた。トリエチルアミンを加えて反応混合物のpHを8に調整し、そのように得られた混合物を室温で一晩攪拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣を、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(350mL)で処理し、酢酸エチル(3×250mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水及び塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して濃縮した。残渣を、吸着剤としてKieselgel 60(0.040−0.063mm)(Merck)を、溶離液としてクロロホルム:メタノール=9:1を利用したカラムクロマトグラフィーにかけると、油として25.8g(87%)の標題化合物が得られた。
【0071】
b)(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピペリジン−4−イル−メタノン塩酸塩
参考例3/bに記載の方法により、4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから標題化合物を調製した。
【0072】
参考例6
2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン四塩酸塩
a)2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エタノール三塩酸塩
1−(2−ピリジル)−ピペラジン(Aldrich)(4.6mL、30ミリモル)、2−ブロモエタノール(2.5mL、35ミリモル)、炭酸カリウム(4.8g、35ミリモル)及び1−ブタノール(60mL)の攪拌している混合物を一晩還流し、次いでさらなる量の2−ブロモエタノール(2.5mL、35ミリモル)を加え、混合物を24時間還流した。室温に冷却した後、沈殿した塩を濾過して除き、酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮した。残渣を酢酸エチル(150mL)に溶解し、水(150mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して濃縮した。残渣をジエチルエーテル(100mL)に溶解し、酢酸エチルに溶かした塩化水素酸の溶液を加えて溶液のpHを5に調整し、次いで、混合物を室温で1時間攪拌した。ジエチルエーテル(150mL)を加えた後、懸濁液を0℃で2時間攪拌し、沈殿した結晶を濾過して除き、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥すると4.8g(50%)の標題化合物が得られた。
【0073】
b)2−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−イソインドール−1,3−ジオン
参考例2/aに記載の方法により、2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エタノール(10%水酸化ナトリウム溶液により三塩酸塩から遊離し、ジクロロメタンで抽出)から標題化合物を調製した。
【0074】
c)2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン四塩酸塩
参考例2/cに記載の方法により、2−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−イソインドール−1,3−ジオンから標題化合物を調製した。
【0075】
参考例7
N−(4−アミノメチル−ベンジル)−グアニジン二塩酸塩
a)(4−(N,N’−ジtert−ブトキシカルボニル−グアニジノメチル−ベンジル))−カルバミン酸tert−ブチルエステル
(4−アミノメチル−ベンジル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(Aldrich)(0.47g、2ミリモル)、1−メチル−ジtert−ブトキシ−チオウレア(J. Org. Chem. 52 (1987) 1700−1703)(0.6g、2ミリモル)、HgCl(0.56g、2ミリモル)及びジメチルホルムアミド(10mL)の混合物を室温で48時間攪拌した。沈殿した塩を濾過して除き、濾液を真空中で濃縮した。残った油をクロロホルム(70mL)に溶解し、水(3×40mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し濃縮すると、0.65g(68%)の標題化合物が得られた。
【0076】
b)N−(4−アミノメチル−ベンジル)−グアニジン二塩酸塩
参考例3/bに記載の方法により、(4−(N,N’−ジtert−ブトキシカルボニル−グアニジノメチル−ベンジル))−カルバミン酸tert−ブチルエステルから標題化合物を調製した。
【0077】
参考例8
4−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジル]−ピペリジン
a)(4−シアノ−ベンジル)−ホスホン酸ジエチルエステル
4−シアノ−ベンジルブロマイド(41.8g、0.213モル)及びトリエチルホスファイト(42mL、0.244モル)の混合物を、ディーン・スターク・トラップを備えたフラスコ中で150℃で6時間攪拌し、次いで、反応混合物を真空で蒸留すると、52.2g(97%)の標題化合物が得られた。
【0078】
b)4−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル)−ベンゾニトリル
アルゴン下で、N−ベンジル−4−ピペリドン(Aldrich)(26.0g、0.137モル)及び(4−シアノ−ベンジル)−ホスホン酸ジエチルエステル(36.6g、0.1445モル)をジメチルホルムアミド(260mL)に溶かした攪拌している混合物に、水素化ナトリウム(60%、7.8g、0.195モル)を0℃で加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌し、次いでエタノール(10mL)を滴下して加え、そのように得られた混合物を水(300mL)に注ぎ、ジエチルエーテル(3×300mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し濃縮した。残渣を、吸着剤としてKieselgel 60(0.040−0.063mm)(Merck)を、溶離液としてn−ヘキサン:酢酸エチル=2:1を利用したカラムクロマトグラフィーで精製すると、油として34.65g(87%)の標題化合物が得られた。
【0079】
c)4−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル)−ベンズイミド酸エチルエステル
4−[1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル]−ベンゾニトリル(14g、48.6ミリモル)、クロロホルム(10mL)及びエタノール(300mL)中の6M塩化水素酸の混合物を室温で48時間攪拌した。溶液を真空中で濃縮し、残った固体を繰り返しエタノール(400mL)に溶解して真空中で濃縮すると、16.4g(92.4%)の標題化合物が得られたが、さらなる精製なしに次の工程で使用した。
【0080】
d)1−ベンジル−4−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジリデン]−ピペリジン
エタノール(250mL)に溶かした4−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル)−ベンズイミド酸エチルエステル(6.8g、18.3ミリモル)の溶液に、エチレンジアミン(2.45mL、36.6ミリモル)を加え、混合物を室温で一晩攪拌した。沈殿した固体を濾過して除き、濾液を真空中で濃縮した。残渣を繰り返しエタノール(100mL)に溶解し、真空中で濃縮した。粗生成物を、クロロホルム:メタノール:水酸化アンモニウム=9:2:0.1を溶離液として利用するフラッシュクロマトグラフィーで精製すると、2.7g(44.6%)の標題化合物が得られた。
【0081】
e)4−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジル]−ピペリジン
エタノール(20mL)に溶かした1−ベンジル−4−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジリデン]−ピペリジン(0.1g、0.3ミリモル)の攪拌している溶液に、ギ酸アンモニウム(0.19g、3ミリモル)及び10%Pd/C(20mg)を加え、混合物を8時間還流した。触媒を濾過して除き、濾液を真空中で濃縮した。残った粗物質を、吸着剤として塩基性酸化アルミニウム(150メッシュ、Aldrich)を、溶離液としてクロロホルムに溶かした10%メタノールを利用したカラムクロマトグラフィーにより精製し、68mg(92%)の標題化合物が得られた。
【0082】
参考例9
4−ピペリジン−4−イルメチル−ベンズアミジン
a)4−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル)−ベンズアミジン
参考例8/dに記載の方法により、4−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル)−ベンズイミド酸エチルエステル及びアンモニアメタノール溶液から標題化合物を調製した。
【0083】
b)4−ピペリジン−4−イルメチル−ベンズアミジン
参考例8/eに記載の方法により、4−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル)−ベンズアミジンから標題化合物を調製した。
【0084】
参考例10
2−(4−ピペリジン−4−イルメチル−フェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン
a)2−[4−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル)−フェニル]−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン
参考例8/dに記載の方法により、4−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル)−ベンズイミド酸エチルエステル及び1,2−ジアミノプロパンから、標題化合物を調製した。
【0085】
b)2−(4−ピペリジン−4−イルメチル−フェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン
参考例8/eに記載の方法により、2−[4−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル)−フェニル]−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジンから標題化合物を調製した。
【0086】
参考例11
2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミン
a)2−[2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−イソインドール−1,3−ジオン
参考例1/aに記載の方法により、1−ピリジン−4−イル−ピペラジン(Org. Lett. 4 (2002) 737−740)及びN−(2−ブロモプロピル)−フタルイミドから標題化合物を調製した。
【0087】
b)2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミン
参考例1/bに記載の方法により、2−[2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−イソインドール−1,3−ジオンから標題化合物を調製した。
【0088】
参考例12
4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
a)4−(3−メタンスルホニルオキシ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−(3−ヒドロキシプロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.12g、8.7ミリモル)をジクロロメタン(10mL)に溶かした溶液に、トリエチルアミン(1.33mL、9.57ミリモル)及びメタンスルホニルクロライド(0.74mL、9.57ミリモル)を0℃で加え、反応混合物をこの温度で1時間攪拌した。メタノール(1mL)を加えて反応を停止した後、混合物を水、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し濃縮すると、2.73g(97%)の標題化合物が得られた。
【0089】
b)4−(3−シアノ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−(3−メタンスルホニルオキシ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.35g、4.2ミリモル)をジメチルホルムアミド(30mL)に溶かした溶液に、シアン化カリウム(0.33g、5.1ミリモル)を加え、反応混合物を80℃で20時間攪拌した。真空中で濃縮した後、残渣を水で処理し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し濃縮すると、0.919g(87%)の標題化合物が得られた。
【0090】
c)4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−(3−シアノ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.896g、3.55ミリモル)及び水酸化リチウム水和物(0.447g、10.65ミリモル)をジオキサン(56mL)と水(14mL)の混合物に溶かした攪拌している溶液に、10%Pd/C(90mg)及びラネーニッケル(0.42g)を加えた。反応混合物を50℃で3時間水素化し、次いで触媒を濾過して除き、濾液を濃縮した。残渣を、吸着剤としてKieselgel 60(0.015−0.040mm)(Merck)を、溶離液としてメタノール:水酸化アンモニウム=10:1を利用したカラムクロマトグラフィーで精製すると、0.493g(54%)の標題化合物が得られた。MS(EI)257.2(MH)。
【0091】
参考例13
4−(3−アミノ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
a)4−(3−アジド−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−(3−メタンスルホニルオキシ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tertブチルエステル(参考例13/a)(1.35g、4.2ミリモル)をジメチルホルムアミド(30mL)に溶かした溶液に、アジ化ナトリウム(0.33g、5.1ミリモル)を加え、反応混合物を80℃で20時間攪拌した。真空中で濃縮した後、残渣を水で処理し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水及び塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し濃縮すると、1.08g(96%)の標題化合物が得られた。MS(EI)291.3(M+Na)。
【0092】
b)4−(3−アミノ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−(3−アジド−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.738g、6.48ミリモル)を乾燥テトラヒドロフラン(50mL)に溶かした溶液に、水(0.49mL)及びトリフェニルホスフィン(3.4g、12.96ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌し、次いで濃縮した。残渣を、吸着剤としてKieselgel 60(0.015−0.040mm)(Merck)を、溶離液としてメタノール:水酸化アンモニウム=10:1を利用したカラムクロマトグラフィーで精製すると、1.498g(95%)の標題化合物が得られた。MS(EI)243.2(MH)。
【0093】
参考例14
2−(1’−メチル−[1,4’]ビピペリジニル−4−イル)−エチルアミン三トリフルオロ酢酸塩
a)[2−(1’−メチル−[1,4’]ビピペリジニル−4−イル)−エチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル
乾燥エタノール(5mL)にトリエチルアミン(44mg、0.44ミリモル)を溶かした溶液に、(2−ピペリジン−4−イル−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(Bioorg. Med. Chem. Lett.; 11 (2001) 2325−2330)(300mg、0.44ミリモル)、チタン(IV)イソプロポキシド(125mg、0.44ミリモル)及びN−メチルピペリドン(50mg、0.44ミリモル)を加えた。反応混合物を25℃で20時間攪拌し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(17mg、0.44ミリモル)を加え、得られた混合物を25℃で20時間さらに攪拌した。次いで、混合物を2Nアンモニア水(0.66mL)に注いで反応を停止し、得られた無機沈殿物を濾過して除き、ジクロロメタンで洗浄し、水性濾液をジクロロメタンで抽出した。合わせた抽出液を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し真空中で濃縮した。残渣を、吸着剤としてKieselgel 60(0.040−0.063mm)(Merck)を、溶離液としてクロロホルム:メタノール:水酸化アンモニウム=10:1:0.1を利用したカラムクロマトグラフィーで精製すると、黄色がかった油として77mg(54%)の標題化合物が得られた。MS(EI)326.3(MH)。
【0094】
b)2−(1’−メチル−[1,4’]ビピペリジニル−4−イル)−エチルアミン三トリフルオロ酢酸塩
[2−(1’−メチル−[1,4’]ビピペリジニル−4−イル)−エチル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(77mg、0.236ミリモル)をジクロロメタン(5mL)に溶かした氷冷溶液に、トリフルオロ酢酸(0.15mL)を加え、反応混合物を室温で一晩攪拌し、次いで真空中で濃縮すると、127mg(95%)の標題化合物が得られた。MS(EI)226.4(MH)。
【0095】
参考例15
2−(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン
a)(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−アセトニトリル
1−(2−ピリジルメチル)ピペラジン(EMKA−Chemie)(309mg、1.69ミリモル)をエタノール(10mL)に溶かした攪拌している溶液に、クロロアセトニトリル(306mg、4.06ミリモル)及び炭酸ナトリウム(718mg、6.77ミリモル)を加え、混合物を4時間還流した。次いで沈殿した無機塩を濾過して除き、エタノールで洗浄し、濾液を真空で濃縮すると黄色の油として340mg(93%)の標題化合物が得られた。MS(EI)217.2(MH)。
【0096】
b)2−(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン
アルゴン雰囲気下で、乾燥テトラヒドロフラン(15mL)中の水素化リチウムアルミニウム(125mg、3.37ミリモル)の懸濁液に、(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−アセトニトリル(340mg、1.57ミリモル)をテトラヒドロフラン(15mL)に溶かした溶液を加え、反応混合物を室温で3時間攪拌した。次いで10%水酸化ナトリウム溶液(0.2mL)及び水(0.75mL)を加えて反応を停止し、混合物を室温で一晩攪拌した。不溶性物質を濾過して除き、テトラヒドロフランで洗浄し、濾液を真空中で濃縮すると、黄色がかった油として338mg(98%)の標題化合物が得られた。MS(EI)221.2(MH)。
【0097】
参考例16
2−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチルアミン
a)(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−アセトニトリル
参考例17/aに記載の方法により、1−(2−ピラジニルメチル)ピペラジン(EMKA−Chemie)から標題化合物を調製した。MS(EI)204.2(MH)。
【0098】
b)2−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチルアミン
参考例17/bに記載の方法により、(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−アセトニトリルから標題化合物を調製した。MS(EI)208.2(MH)。
【0099】
参考例17
4−(4−アミノメチル−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
a)4−ピペリジン−4−イルメチル−ベンゾニトリル
4−(1−ベンジル−ピペリジン−4−イリデンメチル)−ベンゾニトリル(参考例8/b)(17.4g、60ミリモル)をメタノール(100mL)に溶かした攪拌している溶液に、10%Pd/C(1.7g)を加え、反応混合物を3日間水素化し、次いで触媒を濾過して除き、濾液を濃縮した。残渣を、吸着剤としてKieselgel 60(0.015−0.040mm)(Merck)を、溶離液としてクロロホルム:メタノール:水酸化アンモニウム=4:1:0.1を利用したカラムクロマトグラフィーで精製すると、3.6g(30%)の標題化合物が得られた。
【0100】
b)4−(4−シアノ−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
4−ピペリジン−4−イルメチル−ベンゾニトリル(3.6g、18ミリモル)をジオキサン(105mL)及び水(52mL)に溶かした溶液に、二炭酸ジtert−ブチル(5.44g、25ミリモル)を加え、反応混合物を室温で一晩攪拌した。濃縮の後、残渣を水とクロロホルムの間で分割し、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し真空中で濃縮すると、黄色がかった油として4.0g(74%)の標題化合物が得られたが、放置すると固化する。MS(EI)323.1(M+Na)。
【0101】
c)4−(4−アミノメチル−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
参考例13/cに記載の方法により、4−(4−シアノ−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから標題化合物を調製した。MS(EI)305.3(MH)。
【0102】
実施例1
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−ピリジン−4−イルピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド二塩酸塩
a)2,4−ジクロロ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼン
1−フルオロ−2−ニトロベンゼン(4.8mL、45.42ミリモル)、炭酸カリウム(13.8g、0.1モル)及び2,4−ジクロロ−フェノール(8.16g、50.06ミリモル)を乾燥ジメチルホルムアミド(70mL)に溶かした混合物を、100℃で2時間攪拌した。固体を濾過して除き、濾液を真空中で濃縮した。残渣をジエチルエーテルと1N水酸化ナトリウムの間で分割し、有機層を1N水酸化ナトリウム、水及び塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して真空中で濃縮すると、黄色がかった油として11.69g(91%)の標題化合物が得られたが、放置すると固化する。MS(EI)285.2(MH)。文献(Chem. Heterocycl. Compd. (Engl. Transl.) 11. (1975) 1356−1358)。
【0103】
b)2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルアミン(Chem. Abstr. 84 (1976) 164313q)
2,4−ジクロロ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼン(3.5g、12.32ミリモル)を酢酸エチル(60mL)に溶かした攪拌している溶液に、塩化第1スズ二水和物(13.89g、61.6ミリモル)を加え、混合物を2時間還流してから、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(192mL)で停止した。有機相を分け、水相を酢酸エチルで数回洗浄した。合わせた抽出液を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して真空中で濃縮すると、黄色がかった油として3.1g(99%)の標題化合物が得られた。MS(EI)255.2(MH)。
【0104】
c)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
アルゴン雰囲気下で、2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルアミン(0.5g、1.97ミリモル)を乾燥ピリジン(5mL)に溶かした氷冷溶液に、4−クロロスルホニル安息香酸(0.45g、1.97ミリモル)を少しずつ加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣を1N塩化水素酸(20mL)で処理し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を1N塩化水素酸、水及び塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して真空中で濃縮した。残渣を、吸着剤としてKieselgel 60(0.015−0.040mm)(Merck)を、溶離液としてクロロホルム:メタノール:酢酸=294:6:1を利用したフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけると、淡桃色の固体として0.6g(70%)の標題化合物が得られ、ジエチルエーテル−石油エーテルから再結晶した。MS(EI)439.3(MH)。
【0105】
d)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド二塩酸塩
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(0.2g、0.45ミリモル)、トリエチルアミン(0.07mL、0.5ミリモル)及びHBTU[O−ベンゾトリアゾル−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(Advanced Chem.Tech.)](0.19g、0.5ミリモル)を乾燥ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かした溶液を室温で5分間攪拌した後、2−(4ピリジン−4−イル)−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(参考例1)(0.11g、0.5ミリモル)を加えた。トリエチルアミンを加えて反応混合物のpHを8に調整し、そのように得られた混合物を室温で一晩攪拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(10mL)で処理し、酢酸エチル(3×25mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水及び塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し濃縮した。残渣を、吸着剤としてKieselgel 60(0.015−0.040mm)(Merck)を、溶離液としてクロロホルム:メタノール:水酸化アンモニウム=95:5:1を利用したフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけ、二塩酸塩形態に転化させると、淡黄色のアモルファス固体として0.078g(25%)の標題化合物が得られた。MS(EI)627.5(MH)。
【0106】
実施例2
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)(0.35g、0.8ミリモル)、トリエチルアミン(0.36mL、2.56ミリモル)及びHBTU(0.34g、0.88ミリモル)を乾燥ジメチルホルムアミド(8mL)に溶かした溶液を室温で5分間攪拌してから、2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチルアミン二塩酸塩(参考例2)(0.23g、0.88ミリモル)を加えた。トリエチルアミンを加えて反応混合物のpHを8に調整し、そのように得られた混合物を室温で一晩攪拌し、真空中で濃縮した。残渣を、YMC−Pack ODS−AQタイプの充填材(YMC製)及び溶離液としてアセトニトリル/水/トリフルオロ酢酸を利用する逆相HPLCにかけた。適当な画分を濃縮した後、残渣をエーテルで粉砕し、濾過し乾燥すると、白色のアモルファス固体として0.33g(57%)の標題化合物が得られた。MS(EI)610.5(MH)。
【0107】
実施例3
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例1/dに従い、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から標題化合物を調製した。MS(EI)646.5(MH)。
【0108】
実施例4
4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド
a)4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルアラニン(Chem. Pharm. Bull. 33 (1985) 4409−4421)(0.2g、0.787ミリモル)を乾燥ピリジン(5mL)に溶かした攪拌している溶液に、4−クロロスルホニル安息香酸(0.2g、0.9ミリモル)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌し、次いで氷水(50mL)に注いだ。沈殿した結晶を濾過して除き、水で洗浄し乾燥すると、0.3g(87%)の標題化合物が得られた。
【0109】
b)4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド
4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(0.11g、0.25ミリモル)、トリエチルアミン(0.07mL、0.5ミリモル)及びHBTU(0.11g、0.29ミリモル)を乾燥ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かした溶液を室温で5分間攪拌してから、2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチルアミン二塩酸塩(参考例2)(0.11g、0.5ミリモル)を加えた。 トリエチルアミンを加えて反応混合物のpHを8に調整し、そのように得られた混合物を室温で一晩攪拌し、次いで真空中で濃縮した。残渣を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(30mL)で処理し、沈殿した結晶を濾過して除き、水で洗浄し乾燥した。粗生成物を、吸着剤としてKieselgel 60(0.040−0.063mm)(Merck)を、溶離液としてクロロホルム:メタノール:水酸化アンモニウム=9:1:0.1を利用したカラムクロマトグラフィーにより精製した。生成物をジエチルエーテルから結晶化すると、0.65g(42%)の標題化合物が得られた。
【0110】
実施例5
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から標題化合物を調製した。
【0111】
実施例6
4−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド
a)4−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例4/aに記載の方法により、2−(4−クロロ−フェノキシ)−フェニルアミン(Collect. Czech. Chem. Commun. 65 (2000) 862−880)から標題化合物を調製した。
【0112】
b)4−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド
実施例4/bに記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチルアミン二塩酸塩(参考例2)から標題化合物を調製した。
【0113】
実施例7
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド
a)4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例4/aに記載の方法により、2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルアミン(J Chem.. Soc. (1930) 1202, 1206)から標題化合物を調製した。
【0114】
b)4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド
実施例4/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチルアミン二塩酸塩(参考例2)から標題化合物を調製した。
【0115】
実施例8
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)(0.3g、0.68ミリモル)、HOBt[1−ヒドロキシベンゾトリアゾール](0.093g、0.68ミリモル)及びEDC塩酸塩[N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド](0.132g、0.68ミリモル)を乾燥ジメチルホルムアミド(5mL)に溶かした溶液を0℃で10分間攪拌してから、4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)(0.178g、0.68ミリモル)を加え、反応混合物を室温で一晩攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣を飽和炭酸水素ナトリウム溶液(10mL)で処理し、クロロホルム(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過して真空中で濃縮した。残渣をクロロホルムから再結晶すると、黄色のアモルファス固体として0.115g(25%)の標題化合物が得られた。MS(EI)680.6(MH)。
【0116】
実施例9
トランス−4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド
実施例4/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から標題化合物を調製した。MS(EI)617.6(MH)。
【0117】
実施例10
3−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド二塩酸塩
a)3−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例1/cに記載の方法により、2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−アニリン(実施例1/b)及び3−クロロスルホニル安息香酸から標題化合物を調製した。MS(EI)439.3(MH)。
【0118】
b)3−[2−(2,4−ジクロロフェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド二塩酸塩
実施例1/dに記載の方法により、3−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び2−(4−ピリジン−4−イル)−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(参考例1)から標題化合物を調製した。MS(EI)627.5(MH)。
【0119】
実施例11
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(2−ピペリジン−4−イルエチル)−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
a)4−[2−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−エチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び4−(2−アミノ−エチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(Bioorg. Med. Chem. Lett. 13 (2003) 2167−2172)から標題化合物を調製した。MS(EI)672.6(M+Na)。
【0120】
b)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(2−ピペリジン−4−イルエチル)−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
4−(2−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−エチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.26g、0.4ミリモル)をジクロロメタン(2mL)に溶かした氷冷溶液に、トリフルオロ酢酸(0.4mL)を加え、反応混合物を室温で一晩攪拌し、次いで濃縮した。残渣をジエチルエーテルで粉砕し、濾過し乾燥すると、白色のアモルファス固体として0.22g(83%)の標題化合物が得られた。MS(EI)549.4(MH)。
【0121】
実施例12
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ベンズアミド
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びN,N−ジメチルエチレンジアミン(Aldrich)から、標題化合物を調製した。MS(EI)509.4(MH)。
【0122】
実施例13
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジル]−N−メチル−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
a)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−シアノ−ベンジル)−N−メチル−ベンズアミド
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びN−メチル−4’−シアノ−ベンジルアミン(J. Med. Chem. 26 (1983) 309−312)から、標題化合物を調製した。
【0123】
b)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジル]−N−メチル−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−シアノ−ベンジル)−N−メチル−ベンズアミド(0.51g、0.9ミリモル)を乾燥エタノール(50mL)に溶かした氷冷溶液に、乾燥塩化水素ガスを1時間バブリングし、そのように得られた混合物を一晩8℃に保った。反応混合物を真空中で濃縮し、残渣を乾燥エタノール(15mL)に溶解し、エチレンジアミン(67μL、0.99ミリモル)を加え、反応混合物を室温で一晩攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣を、YMC−Pack ODS−AQタイプの充填材(YMC製)及び溶離液としてアセトニトリル/水/トリフルオロ酢酸を利用する逆相HPLCにかけた。適当な画分を濃縮した後、残渣をエーテルで粉砕し、濾過し乾燥すると、白色固体として0.347g(53%)の標題化合物が得られた。MS(EI)610.5(MH)。
【0124】
実施例14
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−ピペリジン−4−イルメチル−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
a)4−({4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例4/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び4−アミノメチル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(Fluka)から、標題化合物を調製した。
【0125】
b)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−ピペリジン−4−イルメチル−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
実施例11/bに記載の方法により、4−({4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−メチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから、標題化合物を調製した。MS(EI)535.5(MH)。
【0126】
実施例15
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−エチル]−ベンズアミド
a)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(プロピオニトリル−3−イル)−ベンズアミド
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び3−アミノプロピオニトリル(Fluka)から、標題化合物を調製した。MS491.4(EI)(MH)。
【0127】
b)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例13/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(プロピオニトリル−3−イル)−ベンズアミドから、標題化合物を調製した。
【0128】
実施例16
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−ピペリジン−4−イル−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
a)4−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例4/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル塩酸塩(Fluka)から、標題化合物を調製した。MS(EI)643.5(M+Na)。
【0129】
b)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−ピペリジン−4−イル−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
実施例11/bに記載の方法により、4−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから、標題化合物を調製した。
【0130】
実施例17
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−メチル−ベンズアミド
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びメチルアミン(1.61Mキシレン溶液)から、標題化合物を調製した。MS452.3(EI)(MH)。
【0131】
実施例18
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−ピペリジン−4−イルメタノン塩酸塩(参考例5)から、標題化合物を調製した。MS632.5(EI)(MH)。
【0132】
実施例19
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(2−ジメチルアミノ−エチル)−N−メチルベンズアミド
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びN,N,N’−トリメチル−エチレンジアミン(Aldrich)から、標題化合物を調製した。MS523.3(EI)(MH)。
【0133】
実施例20
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
実施例2に記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(参考例6)から、標題化合物を調製した。
【0134】
実施例21
4−([1,4’]ビピペリジニル−1’−カルボニル)−N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例8に記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び4,4’−ビピペリジンから、標題化合物を調製した。
【0135】
実施例22
4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド
a)4−ブロモ−2−クロロ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼン
実施例1/aに記載の方法により、4−ブロモ−2−クロロ−フェノールから、標題化合物を調製した。MS(EI)329.3(MH)。
【0136】
b)2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルアミン
実施例1/bに記載の方法により、4−ブロモ−2−クロロ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼンから、標題化合物を調製した。MS(EI)300.2(MH)。
【0137】
c)4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例1/cに記載の方法により、2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルアミンから、標題化合物を調製した。MS(EI)483.4(MH)。
【0138】
d)4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド
実施例2に記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチルアミン二塩酸塩(参考例2)から、標題化合物を調製した。MS655(EI)(MH)。
【0139】
実施例23
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−グアニジノメチル−ベンジル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例2に記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及びN−(4−アミノメチル−ベンジル)−グアニジン二塩酸塩(参考例7)から、標題化合物を調製した。
【0140】
実施例24
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(1’−メチル−[1,4’]ビピペリジニル−4−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び2−(1’−メチル−[1,4’]ビピペリジニル−4−イル)−エチルアミン三トリフルオロ酢酸塩(参考例14)から、標題化合物を調製した。MS(EI)646.3(MH)。
【0141】
実施例25
N−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニル]−4−{4−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジル]−ピペリジン−1−カルボニル}−ベンゼンスルホンアミド
実施例2に記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及び4−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジル]−ピペリジン(参考例8)から、標題化合物を調製した。
【0142】
実施例26
4−(1−{4−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペリジン−4−イルメチル)−ベンズアミジン
実施例2に記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例6/a)及び4−ピペリジン−4−イルメチル−ベンズアミジン(参考例9)から、標題化合物を調製した。
【0143】
実施例27
N−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−{4−[4−(1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン−2−イル)−ベンジル]−ピペリジン−1−カルボニル}−ベンゼンスルホンアミド
実施例2に記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例6/a)及び2−(4−ピペリジン−4−イルメチル−フェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジン(参考例10)から、標題化合物を調製した。
【0144】
実施例28
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ベンズアミド
実施例2に記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミン(参考例11)から、標題化合物を調製した。
【0145】
実施例29
ピペリジン−4−カルボン酸(2−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−エチル)−アミド塩酸塩
a)(2−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び(2−アミノ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(Aldrich)から、標題化合物を調製した。MS(EI)603.2(M+Na)。
【0146】
b)N−(2−アミノ−エチル)−4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド塩酸塩
(2−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(0.41 g、0.71ミリモル)をジクロロメタン(5mL)に溶かした攪拌している溶液に、エタノール(0.4mL)中の9M塩化水素を加え、反応混合物を室温で2時間放置した。次いで、混合物をジエチルエーテル(20mL)で希釈し、沈殿した生成物を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥すると、白色固体として0.28g(77%)の標題化合物が得られた。MS(EI)481.2(MH)。
【0147】
c)4−(2−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−エチルカルバモイル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、N−(2−アミノ−エチル)−4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド及びピペリジン−1,4−ジカルボン酸モノ−tert−ブチルエステル(Aldrich)から、標題化合物を調製した。MS(EI)692.1(MH)。
【0148】
d)ピペリジン−4−カルボン酸(2−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−エチル)−アミド塩酸塩
実施例29/bに記載の方法により、4−(2−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−エチルカルバモイル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから、標題化合物を調製した。MS(EI)592.1(MH)。
【0149】
実施例30
4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ベンズアミド塩酸塩
4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例22/c)(41mg、0.085ミリモル)を、ジクロロメタン(2mL)とジメチルホルムアミド(0.2mL)の混合物に溶かした攪拌している溶液に、4−(3−アミノ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例13)(24mg、0.1ミリモル)、HBTU(46mg、0.12ミリモル)及びトリエチルアミン(60μL、0.4ミリモル)を加えた。混合物を室温で24時間攪拌し、次いで、吸着剤としてKieselgel 60(0.015−0.040mm)(Merck)を利用し、100%A溶離液で始まり20分間で100%B溶離液へ処理する勾配溶離(溶離液A:n−ヘキサン;溶離液B:酢酸エチル)を利用してカラムクロマトグラフィーにより精製した。精製された化合物を酢酸エチル(0.5mL)に溶解し、酢酸エチル(2.0mL)中の2.5M塩化水素を加え、混合物を室温で24時間攪拌した。沈殿した生成物を濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、真空中で乾燥すると、35mg(64%)の標題化合物が得られた。MS(EI)608.1(MH)。
【0150】
実施例31
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−ベンズアミド
a)4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−安息香酸
実施例4/aに記載の方法により、2−フェノキシ−フェニルアミン(Aldrich)から標題化合物を調製した。MS(EI)370.2(MH)。
【0151】
b)N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−ベンズアミド
4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−安息香酸(31mg、0.085ミリモル)をジクロロメタン(2mL)とジメチルホルムアミド(0.2mL)の混合物に溶かした攪拌している溶液に、4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)(26mg、0.1ミリモル)、HBTU(46mg、0.12ミリモル)及びトリエチルアミン(30μL、0.2ミリモル)を加えた。混合物を室温で24時間攪拌し、次いで、吸着剤としてKieselgel 60(0.015−0.040mm)(Merck)を利用し、100%A溶離液で始まり15分間で70%A及び30%B溶離液へ処理する勾配溶離(溶離液A:クロロホルム;溶離液B:5%水酸化アンモニウムを含むメタノール)を利用してカラムクロマトグラフィーにより精製すると、24.8mg(48%)の標題化合物が得られた。MS(EI)611.3(MH)。
【0152】
実施例32
1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペリジン−4−カルボン酸(ピペリジン−4−イルメチル)−アミド酢酸/塩酸混合塩
a)1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びイソニペコチン酸エチル(Aldrich)から、標題化合物を調製した。MS(EI)578.2(MH)。
【0153】
b)1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペリジン−4−カルボン酸
1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル(0.24g、0.42ミリモル)をテトラヒドロフラン(2.5mL)、水(1.25mL)とメタノール(1.25mL)の混合物に溶かした攪拌している溶液に、水酸化リチウム1水和塩(0.044g、1.0ミリモル)を加え、反応混合物を室温で2時間攪拌した。混合物を濃縮し、残渣を水に溶解し、1M塩化水素酸で酸性化し、沈殿した塩を濾過して除き、水で洗浄し乾燥すると、0.18g(79%)の標題化合物が得られた。MS(EI)550.2(MH)。
【0154】
c)4−{[(1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペリジン−4−カルボニル)−アミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例2に記載の方法により、1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペリジン−4−カルボン酸及び4−(アミノメチル)−Boc−ピペリジン(Fluka)から、標題化合物を調製した。MS(EI)746.2(MH)。
【0155】
d)1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペリジン−4−カルボン酸(ピペリジン−4−イルメチル)−アミド酢酸/塩酸混合塩
実施例29/bに記載の方法により、4−{[(1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペリジン−4−カルボニル)−アミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから、標題化合物を調製した。粗生成物を、YMC−Pack ODS−AQタイプ充填材(YMC製)及び溶離液としてアセトニトリル/水/酢酸を利用する逆相HPLCにかけると、標題化合物が得られた。MS(EI)646.2(MH)。
【0156】
実施例33
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(ピペリジン−4−イルカルバモイル)−エチル]−ベンズアミド酢酸塩
a)3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオン酸エチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びβ−アラニンエチルエステル塩酸塩(Aldrich)から、標題化合物を調製した。MS(EI)538.2(MH)。
【0157】
b)3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオン酸
実施例32/bに記載の方法により、3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオン酸エチルエステルから、標題化合物を調製した。MS(EI)510.1(MH)。
【0158】
c)4−(3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオニルアミノ)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオン酸及び4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(Fluka)から、標題化合物を調製した。MS(EI)692.2(MH)。
【0159】
d)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(ピペリジン−4−イルカルバモイル)−エチル]−ベンズアミド酢酸塩
実施例29/bに記載の方法により、4−(3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオニルアミノ)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから、標題化合物を調製した。粗生成物を、YMC−Pack ODS−AQタイプ充填材(YMC製)及び溶離液としてアセトニトリル/水/酢酸を利用する逆相HPLCにかけると、標題化合物が得られた。MS(EI)592.2(MH)。
【0160】
実施例34
(S)−1−{4−[2―(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピロリジン−2−カルボン酸(ピペリジン−4−イルメチル)−アミド塩酸塩
a)(S)−1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピロリジン−2−カルボン酸ベンジルエステル
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びL−プロリンベンジルエステル塩酸塩(Aldrich)から、標題化合物を調製した。MS(EI)626.3(MH)。
【0161】
b)(S)−1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピロリジン−2−カルボン酸
実施例32/bに記載の方法により、(S)−1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピロリジン−2−カルボン酸ベンジルエステルから、標題化合物を調製した。MS(EI)536.2(MH)。
【0162】
c)4{[((S)−1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、(S)−1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピロリジン−2−カルボン酸及び4−アミノメチル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(Fluka)から、標題化合物を調製した。MS(EI)754.2(M+Na)。
【0163】
d)(S)−1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピロリジン−2−カルボン酸(ピペリジン−4−イルメチル)−アミド塩酸塩
実施例29/bに記載の方法により、4−{[((S)−1−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピロリジン−2−カルボニル)−アミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから、標題化合物を調製した。MS(EI)632.1(MH)。
【0164】
実施例35
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及び2−[4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチルアミン(Arzneim. Forsch.; 24 (1974) 1964−1970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)651.2(MH)。
【0165】
実施例36
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−ベンズアミド
実施例8に記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び2−[4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチルアミン (Arzneim. Forsch.; 24 (1974) 1964−1970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)641.2(MH)。
【0166】
実施例37
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[(ピペリジン−4−イルメチル)−カルバモイル]−エチル}−ベンズアミド酢酸/塩酸混合塩
a)4−[(3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオニルアミノ)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオン酸(実施例33/b)及び4−(アミノメチル)−Boc−ピペリジン(Fluka)から、標題化合物を調製した。MS(EI)706.2(MH)。
【0167】
b)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[(ピペリジン−4−イルメチル)−カルバモイル]−エチル}−ベンズアミド酢酸/塩酸混合塩
実施例29/bに記載の方法により、4−[(3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオニルアミノ)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから、標題化合物を調製した。粗生成物を、YMC−Pack ODS−AQタイプ充填材(YMC製)及び溶離液としてアセトニトリル/水/酢酸を利用する逆相HPLCにかけると、標題化合物が得られた。MS(EI)606.2(MH)。
【0168】
実施例38
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)632.2(MH)。
【0169】
実施例39
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−ピロリドン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)618.2(MH)。
【0170】
実施例40
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びジメチル(3−ピペラジン−1−イル−プロピル)−アミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)592.2(MH)。
【0171】
実施例41
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(1−メチル−ピペリジン−3−イルメチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−(1−メチル−ピペリジン−3−イルメチル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)618.2(MH)。
【0172】
実施例42
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペリジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペリジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)603.2(MH)。
【0173】
実施例43
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)612.2(MH)。
【0174】
実施例44
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル−4−[4−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−ホモピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)648.2(MH)。
【0175】
実施例45
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びジメチル−(2−ピペラジン−1−イル−エチル)−アミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)578.2(MH)。
【0176】
実施例46
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び2−ピペラジン−1−イル−ピペリジン−1−イル−エタノン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)632.0(MH)。
【0177】
実施例47
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)598.2(MH)。
【0178】
実施例48
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イルメチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−ピリジン−3−イルメチル−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)598.2(MH)。
【0179】
実施例49
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びジエチル−(2−ピペラジン−1−イル−エチル)−アミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)606.2(MH)。
【0180】
実施例50
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ピリジン−4−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−(2−ピリジン−4−イル−エチル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)612.2(MH)。
【0181】
実施例51
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−(4−ピリジン−4−イルメチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−ピリジン−4−イルメチル−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)598.2(MH)。
【0182】
実施例52
2−(4−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペラジン−1−イル)−N−メチル−N−フェニル−アセトアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及びN−メチル−N−フェニル−2−ピペラジン−1−イル−アセトアミド(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)654.2(MH)。
【0183】
実施例53
2−(4−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペラジン−1−イル)−N−ピリジン−3−イル−アセトアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び2−ピペラジン−1−イル−N−ピリジン−2−イル−アセトアミド(EMKA−−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)641.2(MH)。
【0184】
実施例54
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−ベンズアミド
実施例8に記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び2−[4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチルアミン(Arzneim. Forsch.; 24 (1974) 1964−1970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)641.2(MH)。
【0185】
実施例55
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び2−ピペラジン−1−イル−ピロリジン−1−イル−エタノン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)618.2(MH)。
【0186】
実施例56
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(2−ピペリジン−4−イル−エチルカルバモイル)−エチル]−ベンズアミド塩酸塩
a)4−[2−(3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオニルアミノ)−エチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオン酸(実施例33/b)及び4−(2−アミノ−エチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(Bioorg. Med. Chem. Lett.; 13 (2003) 2167−2172)から、標題化合物を調製した。MS(EI)742.1(M+Na)。
【0187】
b)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(2−ピペリジン−4−イル−エチルカルバモイル)−エチル]−ベンズアミド塩酸塩
実施例29/bに記載の方法により、4−[2−(3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオニルアミノ)−エチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから、標題化合物を調製した。MS(EI)620.1(MH)。
【0188】
実施例57
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
a)4−(3−{4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及び4−(3−アミノ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例14)から、標題化合物を調製した。MS(EI)696.1(M+Na)。
【0189】
b)4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
実施例11/bに記載の方法により、4−(3−{4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから、標題化合物を調製した。MS(EI)573.2(MH)。
【0190】
実施例58
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
a)4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸
アルゴン雰囲気下で、2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルアミン(Yakugaku Zasshi; 87 (1967) 591, 594; Chem.Abstr.; 67 (1967) 73282)(0.43g、1.52ミリモル)を乾燥ピリジン(10mL)に溶かした氷冷溶液に、4−クロロスルホニル安息香酸(0.34g、1.52ミリモル)を少しずつ加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。混合物を真空中で濃縮し、残渣を1N塩化水素酸(15mL)で処理し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を1N塩化水素酸、水及び塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し真空中で濃縮した。残渣をジエチルエーテルで粉砕し、濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、乾燥すると、薄桃色固体として0.31g(43%)の標題化合物が得られた。MS(EI)467.9(MH)。
【0191】
b)N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)から、標題化合物を調製した。MS(EI)707.7(MH)。
【0192】
実施例59
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イルメチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−ピリジン−3−イルメチル−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)598.1(MH)。
【0193】
実施例60
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ピリジン−4−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−(2−ピリジン−4−イル−エチル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)612.0(MH)。
【0194】
実施例61
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼ
ンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)604.2(MH)。
【0195】
実施例62
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−3−オキソ−プロピル)−4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
実施例8に記載の方法により、3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピオン酸(実施例33/b)から、標題化合物を調製した。粗生成物を、YMC−Pack ODS−AQタイプ充填材(YMC製)及び溶離液としてアセトニトリル/水/トリフルオロ酢酸を利用する逆相HPLCにかけると、標題化合物が得られた。
【0196】
実施例63
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)から、標題化合物を調製した。MS(EI)680.2(MH)。
【0197】
実施例64
トランス−4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)617.2(MH)。
【0198】
実施例65
4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン四塩酸塩(参考例6)から、標題化合物を調製した。MS(EI)627.2(MH)。
【0199】
実施例66
4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[3−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び2−(4ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミン(参考例11)から、標題化合物を調製した。MS(EI)641.2(MH)。
【0200】
実施例67
2−(4−{4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペラジン−1−イル)−N−ピリジン−2−イル−アセトアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び2−ピペラジン−1−イル−N−ピリジン−2−イル−アセトアミド(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)641.2(MH)。
【0201】
実施例68
2−(4−{4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペラジン−1−イル)−N−ピリジン−3−イル−アセトアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び2−ピペラジン−1−イル−N−ピリジン−3−イル−アセトアミド(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)641.2(MH)。
【0202】
実施例69
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−(4−ピリジン−4−イルメチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−ピリジン−4−イルメチル−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)598.2(MH)。
【0203】
実施例70
4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び2−[4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチルアミン(Arzneim. Forsch.; 24 (1974) 1964−1970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)641.2(MH)。
【0204】
実施例71
4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び2−[4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチルアミン(Arzneim. Forsch.; 24 (1974) 1964−1970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)641.2(MH)。
【0205】
実施例72
4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.; 12 (2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)628.2(MH)。
【0206】
実施例73
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−ホモピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)648.2(MH)。
【0207】
実施例74
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び4−(3−ピペラジン−1−イル−プロピル)−モルホリン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)634.2(MH)。
【0208】
実施例75
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ジメチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及びジメチル−(2−ピペラジン−1−イル−エチル)−アミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)578.2(MH)。
【0209】
実施例76
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び3−ピペリジン−1−イル−プロピルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)563.1(MH)。
【0210】
実施例77
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)604.2(MH)。
【0211】
実施例78
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び4−(3−ピペラジン−1−イル−プロピル)−モルホリン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)633.3(MH)。
【0212】
実施例79
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)618.2(MH)。
【0213】
実施例80
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び4−(2−ピペラジン−1−イル−エチル)−モルホリン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)620.2(MH)。
【0214】
実施例81
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ホモピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)632.1(MH)。
【0215】
実施例82
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び1−モルホリン−4−イル−2−ピペラジン−1−イルエタノン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)634.1(MH)。
【0216】
実施例83
4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び3−ピペリジン−1−イル−プロピルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)563.3(MH)。
【0217】
実施例84
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−(2−ピリジン−2−イル−エチル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)612.2(MH)。
【0218】
実施例85
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)598.1(MH)。
【0219】
実施例86
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ジエチルアミノ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及びジエチル−(2−ピペラジン−1−イル−エチル)−アミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)606.2(MH)。
【0220】
実施例87
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)633.2(MH)。
【0221】
実施例88
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)619.1(MH)。
【0222】
実施例89
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−ジメチルアミノ−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及びジメチル−(3−ピペラジン−1−イル−プロピル)−アミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)593.1(MH)。
【0223】
実施例90
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(1−メチル−ピペリジン−3−イルメチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−(1−メチル−ピペリジン−3−イルメチル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)618.0(MH)。
【0224】
実施例91
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペリジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペリジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)603.0(MH)。
【0225】
実施例92
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)618.0(MH)。
【0226】
実施例93
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び2−ピペラジン−1−イル−ピロリジン−1−イル−エタノン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)618.0(MH)。
【0227】
実施例94
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−モルホリン−4−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び4−(2−ピペラジン−1−イル−エチル)−モルホリン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)620.0(MH)。
【0228】
実施例95
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−オキソ−2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び2−ピペラジン−1−イル−1−ピペリジン−1−イル−エタノン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)632.0(MH)。
【0229】
実施例96
2−(4−{4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイル}−ピペラジン−1−イル)−N−メチル−N−フェニル−アセトアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及びN−メチル−N−フェニル−2−ピペラジン−1−イル−アセトアミド(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)654.0(MH)。
【0230】
実施例97
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(2−モルホリン−4−イル−2−オキソ−エチル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−モルホリン−4−イル−2−ピペラジン−1−イル−エタノン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)634.0(MH)。
【0231】
実施例98
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及び2−[4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチルアミン(Arzneim. Forsch.; 24 (1974) 1964−1970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)651.2(MH)。
【0232】
実施例99
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及び2−(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(参考例15)から、標題化合物を調製した。MS(EI)651.2(MH)。
【0233】
実施例100
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.; 12 (2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)638.2(MH)。
【0234】
実施例101
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、表題化合物を調製した。MS(EI)587.2(MH)。
【0235】
実施例102
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例58/a)及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から、標題化合物を調製した。MS(EI)674.2(MH)。
【0236】
実施例103
トランス−4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例58/a)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)645.2(MH)。
【0237】
実施例104
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例58/a)及び2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン四塩酸塩(参考例6)から、標題化合物を調製した。MS(EI)654.2(MH)。
【0238】
実施例105
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−[3−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例58/a)及び2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミン(参考例11)から、標題化合物を調製した。MS(EI)669.2(MH)。
【0239】
実施例106
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−{2−{4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル}−エチル}−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例58/a)及び2−[4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチルアミン(Arzneim. Forsch.; 24 (1974) 1964−1970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)669.2(MH)。
【0240】
実施例107
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例58/a)及び2−[4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチルアミン(Arzneim. Forsch.; 24 (1974) 1964−1970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)669.2(MH)。
【0241】
実施例108
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例58/a)及び2−(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(参考例15)から、標題化合物を調製した。MS(EI)669.2(MH)。
【0242】
実施例109
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例58/a)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.; 12 (2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)656.2(MH)。
【0243】
実施例110
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例58/a)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、標題化合物を調製した。MS(EI)605.0(MH)。
【0244】
実施例111
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル)−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から、標題化合物を調製した。MS(EI)656.2(MH)。
【0245】
実施例112
トランス−4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)627.2(MH)。
【0246】
実施例113
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及び2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン四塩酸塩(参考例6)から、標題化合物を調製した。MS(EI)637.2(MH)。
【0247】
実施例114
4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[3−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例7/a)及び2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミン(参考例11)から、標題化合物を調製した。MS(EI)651.2(MH)。
【0248】
実施例115
N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例4/a)及び1−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ホモピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)633.1(MH)。
【0249】
実施例116
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
a)2−クロロ−4−フルオロ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼン
実施例1/aに記載の方法により、2−クロロ−4−フルオロ−フェノールから、標題化合物を調製した。
【0250】
b)2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルアミン
実施例1/bに記載の方法により、2−クロロ−4−フルオロ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼンから、標題化合物を調製した。
【0251】
c)4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例4/aに記載の方法により、2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルアミンから、標題化合物を調製した。MS(EI)422.1(MH)。
【0252】
d)N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル)−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から、標題化合物を調製した。MS(EI)629.2(MH)。
【0253】
実施例117
4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例116/c)及び3−ピペリジン−1−イル−プロピルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)546.1(MH)。
【0254】
実施例118
4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例116/c)及び2−ピペリジン−1−イル−エチルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)532.1(MH)。
【0255】
実施例119
4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例116/c)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.; 12 (2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)611.1(MH)。
【0256】
実施例120
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例116/c)及び4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)から、標題化合物を調製した。MS(EI)663.2(MH)。
【0257】
実施例121
トランス−4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例116/c)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)600.2(MH)。
【0258】
実施例122
4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ベンズアミド
a)2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルアミン
実施例1/bに記載の方法により、4−クロロ−2−メトキシ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼン(J. Chem. Soc. (1934) 867)から、標題化合物を調製した。
【0259】
b)4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例1/cに記載の方法により、2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルアミンから、標題化合物を調製した。MS(EI)434.2(MH)。
【0260】
c)4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び2−ピペリジン−1−イル−エチルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)544.2(MH)。
【0261】
実施例123
4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例122/b)及び3−ピペリジン−1−イル−プロピルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)558.2(MH)。
【0262】
実施例124
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例122/b)及び4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)から、標題化合物を調製した。MS(EI)675.2(MH)。
【0263】
実施例125
4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例122/b)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.; 12 (2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)623.2(MH)。
【0264】
実施例126
4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例122/b)及び2−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチルアミン(参考例16)から、標題化合物を調製した。MS(EI)623.2(MH)。
【0265】
実施例127
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
a)4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例4/aに記載の方法により、2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルアミン(J. Chem. Soc. Perkin Trans. 1. (1976) 1279−1285)から、標題化合物を調製した。MS(EI)438.0(MH)。
【0266】
b)N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)から、標題化合物を調製した。MS(EI)680.2(MH)。
【0267】
実施例128
N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例127/a)及び3−ピペリジン−1−イル−プロピルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)562.2(MH)。
【0268】
実施例129
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例127/a)及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル)−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から、標題化合物を調製した。MS(EI)645.2(MH)。
【0269】
実施例130
トランス−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例127/a)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)616.2(MH)。
【0270】
実施例131
N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例127/a)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.; 12 (2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)627.2(MH)。
【0271】
実施例132
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例122/b)及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル)−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から、標題化合物を調製した。MS(EI)641.2(MH)。
【0272】
実施例133
トランス−4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例122/b)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)612.2(MH)。
【0273】
実施例134
4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例122/b)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、標題化合物を調製した。MS(EI)572.2(MH)。
【0274】
実施例135
4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例116/c)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、標題化合物を調製した。MS(EI)560.2(MH)。
【0275】
実施例136
N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例127/a)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、標題化合物を調製した。MS(EI)576.1(MH)。
【0276】
実施例137
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
a)4−(3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
実施例1/dに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び4−(3−アミノ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例13)から、標題化合物を調製した。MS(EI)685.2(M+Na)。
【0277】
b)4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩
実施例11/bに記載の方法により、4−(3−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルから、標題化合物を調製した。MS(EI)563.2(MH)。
【0278】
実施例138
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
a)4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例4に記載の方法により、2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルアミン(J. Med. Chem. 13 (1970) 295−297)から、標題化合物を調製した。MS(EI)454.1(MH)。
【0279】
b)N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から、標題化合物を調製した。MS(EI)661.2(MH)。
【0280】
実施例139
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例138/a)及び4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)から、標題化合物を調製した。MS(EI)695.2(MH)。
【0281】
実施例140
N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例138/a)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.;12 (2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)643.2(MH)。
【0282】
実施例141
N−[2−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチル]−4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例138/a)及び2−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチルアミン(参考例16)から、標題化合物を調製した。MS(EI)643.3(MH)。
【0283】
実施例142
4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンズアミド
a)2−クロロ−4−メトキシ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼン
実施例1/aに記載の方法により、2−クロロ−4−メトキシ−フェノールから、標題化合物を調製した。
【0284】
b)2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルアミン
実施例1/bに記載の方法により、2−クロロ−4−メトキシ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼンから、標題化合物を調製した。
【0285】
c)4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例4/aに記載の方法により、2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルアミンから、標題化合物を調製した。MS(EI)434.1(MH)。
【0286】
d)4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び3−ピペリジン−1−イル−プロピルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)558.2(MH)。
【0287】
実施例143
4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例142/c)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、標題化合物を調製した。MS(EI)572.2(MH)。
【0288】
実施例144
N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例138/a)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、標題化合物を調製した。MS(EI)592.2(MH)。
【0289】
実施例145
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例142/c)及び4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)から、標題化合物を調製した。MS(EI)675.2(MH)。
【0290】
実施例146
4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例142/c)及び2−ピペリジン−1−イル−エチルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)544.2(MH)。
【0291】
実施例147
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例142/c)及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル)−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から、標題化合物を調製した。MS(EI)641.2(MH)。
【0292】
実施例148
トランス−4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例142/c)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)612.2(MH)。
【0293】
実施例149
4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例142/c)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.; 12 (2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)623.2(MH)。
【0294】
実施例150
4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(2,3,5,6−テトラヒドロ[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例142/c)及び2−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチルアミン(参考例16)から、標題化合物を調製した。MS(EI)623.3(MH)。
【0295】
実施例151
4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−N−(2−ピペリジン−1−イル−エチル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−安息香酸(実施例31/a)及び2−ピペリジン−1−イル−エチルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)480.2(MH)。
【0296】
実施例152
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−安息香酸(実施例31/a)及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル)−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から、標題化合物を調製した。MS(EI)577.2(MH)。
【0297】
実施例153
トランス−4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−安息香酸(実施例31/a)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)548.3(MH)。
【0298】
実施例154
4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−安息香酸(実施例31/a)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.; 12
(2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)559.2(MH)。
【0299】
実施例155
4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−安息香酸(実施例31/a)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、標題化合物を調製した。MS(EI)508.2(MH)。
【0300】
実施例156
4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例22/c)及び3−ピペリジン−1−イル−プロピルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)608.1(MH)。
【0301】
実施例157
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例22/c)及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル)−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から、標題化合物を調製した。MS(EI)691.1(MH)。
【0302】
実施例158
4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例22/c)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.; 12 (2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)673.0(MH)。
【0303】
実施例159
4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例22/c)及び2−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチルアミン(参考例16)から、標題化合物を調製した。MS(EI)673.0(MH)。
【0304】
実施例160
4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンズアミド
a)3−ジエチルアミノ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼン
実施例1/aに記載の方法により、3−ジエチルアミノ−フェノールから、標題化合物を調製した。MS(EI)287.1(MH)。
【0305】
b)2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルアミン
実施例1/bに記載の方法により、3−ジエチルアミノ−1−(2−ニトロ−フェノキシ)−ベンゼンから、標題化合物を調製した。
【0306】
c)4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例1/cに記載の方法により、2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルアミンから、標題化合物を調製した。MS(EI)441.1(MH)。
【0307】
d)4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び3−ピペリジン−1−イル−プロピルアミン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)565.3(MH)。
【0308】
実施例161
N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例160/c)及び3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル)−プロピルアミン三塩酸塩(参考例3)から、標題化合物を調製した。MS(EI)648.3(MH)。
【0309】
実施例162
トランス−4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例160/c)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)619.3(MH)。
【0310】
実施例163
4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例160/c)及び2−(4−ピリミジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン(Bioorg. Med. Chem.; 12 (2004) 3965−3970)から、標題化合物を調製した。MS(EI)630.3(MH)。
【0311】
実施例164
4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例160/c)及び4−(3−アミノ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例13)から、標題化合物を調製した。MS(EI)565.3(MH)。
【0312】
実施例165
4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イルメチル−ベンジル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例160/c)及び4−(4−アミノメチル−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例17)から、標題化合物を調製した。MS(EI)627.3(MH)。
【0313】
実施例166
4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イルメチル−ベンジル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例160/c)及び4−(4−アミノメチル−ベンジル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例17)から、標題化合物を調製した。MS(EI)670.2(MH)。
【0314】
実施例167
4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例22/c)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、標題化合物を調製した。MS(EI)622.1(MH)。
【0315】
実施例168
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(3−ジエチルアミノ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例160/c)及び4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)から、標題化合物を調製した。MS(EI)682.3(MH)。
【0316】
実施例169
N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例22/c)及び4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニルアミン(J. Med. Chem. 46 (2003) 1803−1806)から、標題化合物を調製した。MS(EI)725.1(MH)。
【0317】
実施例170
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、標題化合物を調製した。MS(EI)576.2(MH)。
【0318】
実施例171
N−(2−ベンゾイル−フェニル)−4−[4−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
a)4−(2−ベンゾイル−フェニルスルファモイル)−安息香酸
実施例1/cに記載の方法により、2−アミノ−ベンゾフェノンから、標題化合物を調製した。MS(EI)382.2(MH)。
【0319】
b)N−(2−ベンゾイル−フェニル)−4−[4−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例1/dに記載の方法により、4−(2−ベンゾイル−フェニルスルファモイル)−安息香酸及び1−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)575.2(MH)。
【0320】
実施例172
N−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ピペリジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例1/c)及び4,4’−トリメチレンジピペリジン(Aldrich)から、標題化合物を調製した。MS(EI)631.2(MH)。
【0321】
実施例173
N−(2−ベンゾイル−フェニル)−4−[4−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−(2−ベンゾイル−フェニルスルファモイル)−安息香酸(実施例171/a)及び1−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)575.2(MH)。
【0322】
実施例174
N−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニル]−4−[4−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
a)4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−安息香酸
実施例1/cに記載の方法により、(2−アミノ−フェニル)−(2,4−ジクロロ−フェニル)−メタノン(Synthesis, (1980) 677−688)及び4−クロロスルホニル−安息香酸から、標題化合物を調製した。MS(EI)451(MH)。
【0323】
b)N−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニル]−4−[4−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−安息香酸及び1−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、調製した。MS(EI)630.4(MH)。
【0324】
実施例175
N−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニル]−4−[4−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例174/a)及び1−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン(EMKA−Chemie)から、標題化合物を調製した。MS(EI)644.3(MH)。
【0325】
実施例176
トランス−4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例174/a)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)629.2(MH)。
【0326】
実施例177
4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−N−[3−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例174/a)及び2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミン(参考例11)から、標題化合物を調製した。MS(EI)653.2(MH)。
【0327】
実施例178
N−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニル]−4−[4−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ピペリジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例174/a)及び4,4’−トリメチレンジピペリジン(Aldrich)から、標題化合物を調製した。MS(EI)643.2(MH)。
【0328】
実施例179
トランス−4−(2−ベンゾイル−フェニルスルファモイル)−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−(2−ベンゾイル−フェニルスルファモイル)−安息香酸(実施例171/a)及びトランス−4−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩(参考例4)から、標題化合物を調製した。MS(EI)560.5(MH)。
【0329】
実施例180
4−(2−ベンゾイル−フェニルスルファモイル)−N−[3−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ベンズアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−(2−ベンゾイル−フェニルスルファモイル)−安息香酸(実施例171/a)及び2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミン(参考例11)から、標題化合物を調製した。MS(EI)584.4(MH)。
【0330】
実施例181
4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例174/a)及び4−(3−アミノ−プロピル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例13)から、標題化合物を調製した。MS(EI)575.3(MH)。
【0331】
実施例182
4−(2−ベンゾイル−フェニルスルファモイル)−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩
実施例30に記載の方法により、4−[2−(2,4−ジクロロ−ベンゾイル)−フェニルスルファモイル]−安息香酸(実施例171/a)及び4−(4−アミノ−ブチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(参考例12)から、標題化合物を調製した。MS(EI)520.4(MH)。
【0332】
実施例183
N−(2−ベンゾイル−フェニル)−4−[4−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ピペリジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド
実施例31/bに記載の方法により、4−(2−ベンゾイル−フェニルスルファモイル)−安息香酸(実施例171/a)及び4,4’−トリメチレンジピペリジン(Aldrich)から、標題化合物を調製した。MS(EI)574.2(MH)。
【0333】
実施例184
医薬組成物の調製
a)錠剤
0.01−50%の式(I)の有効成分、15−50%のラクトース、15−50%のポテトスターチ、5−15%のポリビニルピロリドン、1−5%のタルク、0.01−3%のステアリン酸マグネシウム、1−3%のコロイド二酸化ケイ素及び2−7%のウルトラアミロペクチンを混合し、湿式造粒により造粒し、圧縮して錠剤にした。
【0334】
b)糖衣錠、フィルム被膜錠剤
上述の方法により製造された錠剤を、腸溶性又は胃溶性フィルムからなる層或いは砂糖及びタルクからなる層で被覆した。糖衣錠を、密蝋とカルナバ蝋の混合物で磨いた。
【0335】
c)カプセル
0.01−50%の式(I)の有効成分、1−5%のラウリル硫酸ナトリウム、15−50%のデンプン、15−50%のラクトース、1−3%のコロイド二酸化ケイ素及び0.01−3%のステアリン酸マグネシウムを完全に混合し、混合物をふるいにかけ、ハードゼラチンカプセルに充填した。
【0336】
d)懸濁液
成分:0.01−15%の式(I)の有効成分、0.1−2%の水酸化ナトリウム、0.1−3%のクエン酸、0.05−0.2%のnipagin(4−ヒドロキシ安息香酸メチルナトリウム)、0.005−0.02%のnipasol、0.01−0.5%のcarbopol(ポリアクリル酸)、0.1−5%の96%エタノール、0.1−1%の着香料、20−70%のソルビトール(70%水溶液)及び30−50%の蒸留水。
【0337】
20mLの蒸留水にnipagin及びクエン酸を溶かした溶液に、激しく攪拌しながらcarbopolを少量ずつ加え、溶液を10−12時間放置した。次いで、1mLの蒸留水に溶かした水酸化ナトリウム、ソルビトールの水溶液、最後にエタノール性ラズベリー香料を攪拌しながら加えた。この基材に、有効成分を少量ずつ加え、浸漬型ホモジナイザーで懸濁した。最後に懸濁液を、蒸留水で所望の最終体積まで満たし、懸濁シロップをコロイドミル装置に通した。
【0338】
e)坐薬
坐薬それぞれに、0.01−15%の式(I)の有効成分及び1−20%のラクトースを完全に混合し、次いで50−95%の豚脂プロ坐薬(例えばWitepsol 4)を融解し、35℃に冷却し、ホモジナイザーにより有効成分とラクトースの混合物をその中に混合した。得られた混合物を冷却した型中で成型した。
【0339】
f)凍結乾燥粉体アンプル組成物
マンニトール又はラクトースの5%溶液を注射用の2回蒸留水でつくり、滅菌溶液を得るように溶液を濾過した。式(I)の有効成分の0.01−5%溶液を、やはり注射用の2回蒸留水でつくり、滅菌溶液を得るようにこの溶液を濾過した。これら2つの溶液を無菌状態で混合し、アンプルに1mlずつ充填し、アンプルの内容物を凍結乾燥し、アンプルを窒素下で密封した。投与の前に、アンプルの内容物を滅菌水又は0.9%(生理)滅菌塩化ナトリウム水溶液に溶解した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の新規ブラジキニンB1受容体アンタゴニストスルホンアミド誘導体であって、
【化1】

上式において
は水素原子又はC−Cアルキル基であり;
は、(1)RとRが同時に水素になることはないという条件で水素;(2)−(CH−NR、(3)−(CH−X−Qから選択され、或いは
及びRはそれらが結合している窒素原子と共に、O、S及びNから選択される0−3のヘテロ原子(R及びRが結合している窒素原子に加え)を含む4−7員複素環を形成し;前記環は、C−Cアルキル、−(CH−Y−P、オキソ、4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジル、4−(1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン−2−イル)−ベンジル又は4−イルメチル−ベンズアミジン基により任意に置換されており;
、R及びRは、互いに独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ、アミノ或いはC−Cアルキル基、C−Cアルコキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C−Cアルキル、ヒドロキシ、C−Cアルコキシカルボニル又は−C(=O)NH基の1つ又は複数で置換されているアミノであり;
Zは、(1)単結合;(2)酸素原子;(3)CH基;(4)CO基;(5)NR基;(6)S原子;(7)SO基から選択され;
nは1から4の整数であり;
mは0又は2から6の整数であり;
qは0から4の整数であり;
及びRは、(1)水素原子、(2)直鎖又は分岐C−Cアルキル基であり;
は水素原子又はC−Cアルキル基であり;
Xは、単結合、−CO−或いは−CO−NH−又は−NH−CO−基であり;
Yは、単結合、−CO−又は−CONR基であり;
Pは、(1)−N(C−Cアルキル)基;(2)−NH−(CH−Het基;(3)O、S及びNから選択される1−3のヘテロ原子を含む、飽和、部分的に不飽和又は芳香族4−7員環であり;前記環はオキソ又はC−Cアルキル基により任意に置換されており;
Qは、(1)O、S及びNから選択される1−3のヘテロ原子を含む、飽和、部分的に不飽和又は芳香族4−7員環であり;前記環はオキソ、−(CH−Het、1−ピペリジニル、1−(C−Cアルキル)−4−ピペリジニル、4−ピペリジニル、2−ピリミジニル、2−ピラジニル、2−ピリジル、4−メチル−2−ピリジル、6−メチル−2−ピリジル又は4−ピリジル基により任意に置換されており;(2)任意に−(CH−Het、−(CH−NH−C(=NH)−NH、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル又は[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル基により置換されているフェニル基;(3)任意に−(CH−Het基により置換されているC−Cシクロアルキル基;(4)任意に−(CH−Het、−(CH−NH−C(=NH)−NH又は4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル基により置換されているベンジル基;(5)−(CH−Het基であり;
HetはO、S、SO及びNから選択される1−3のヘテロ原子を含む4−7員複素環であり、任意に(1)オキソ;(2)1つ又は複数のC−Cアルキル基により置換されている、新規ブラジキニンB1受容体アンタゴニストスルホンアミド誘導体並びにその光学対掌体又はラセミ化合物及び/又は塩及び/又は水和物及び/又は溶媒和物。
【請求項2】
4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド二塩酸塩、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、4−[2−(4−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド、N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、トランス−4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド、3−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド二塩酸塩、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(2−ピペリジン−4−イル−エチル)−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−フェニル]−エチル}−ベンズアミド、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−グアニジノメチル−ベンジル)−ベンズアミド塩酸塩、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(1’−メチル−[1,4’]ビピペリジニル−4−イル)−エチル]−ベンズアミド、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ベンズアミド、ピペリジン−4−カルボン酸(2−{4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンゾイルアミノ}−エチル)−アミド、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ベンズアミド塩酸塩、N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−ベンズアミド、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(ピペリジン−4−イルカルバモイル)−エチル]−ベンズアミド酢酸塩、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−ベンズアミド、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[(ピペリジン−4−イルメチル)−カルバモイル]−エチル}−ベンズアミド塩酸塩、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−ベンズアミド、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(2−ピペリジン−4−イル−エチルカルバモイル)−エチル]−ベンズアミド塩酸塩、N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−3−オキソ−プロピル)−4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミドトリフルオロ酢酸塩、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[3−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ベンズアミド、4−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−{2−[4−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−エチル}−ベンズアミド、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ベンズアミド、N−[2−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニル]−4−[4−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミド、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(4−ピリジン−2−イルメチル−ピペラジン−1−イル)−エチル]−ベンズアミド、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−[3−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ベンズアミド、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−5−フルオロ−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、4−[2−(4−ブロモ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[3−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ベンズアミド、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシル]−ベンズアミド、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−クロロ−2−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、4−[2−(2−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩、N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(3−ピペリジン−4−イル−プロピル)−ベンズアミド塩酸塩、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(2−クロロ−4−メトキシ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−(2−フェノキシ−フェニルスルファモイル)−ベンズアミド、N−(3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−プロピル)−4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−[2−(2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2’]ビピラジニル−4−イル)−エチル]−ベンズアミド、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イルメチル−ベンジル)−ベンズアミド塩酸塩、4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩、N−(4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−フェニル)−4−[2−(4−ブロモ−2−クロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−ベンズアミド、4−[2−(2,4−ジクロロ−フェノキシ)−フェニルスルファモイル]−N−(4−ピペリジン−4−イル−ブチル)−ベンズアミド塩酸塩又はN−(2−ベンゾイル−フェニル)−4−[4−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピペラジン−1−カルボニル]−ベンゼンスルホンアミドの群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
請求項1に記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、式(II)のアミン誘導体を
【化2】

上式において、R、R及びRの意味は式(I)のために上記で定義したとおりであり、式(III)のスルホニルクロライドと反応させる工程、
【化3】

次いで、そのように得られた式(IV)のフェニルスルファモイル安息香酸誘導体を
【化4】

上式において、R、R及びRの意味は上記で定義したとおりであり、式(V)のアミン誘導体と反応させ、
【化5】

上式において、R及びRの意味は上記で定義したとおりであり、式(I)のフェニルスルファモイルベンズアミド誘導体又はその光学対掌体又はラセミ化合物及び/又は薬剤的に許容できる塩及び/又は水和物及び/又は溶媒和物を得る工程を含む方法。
【請求項4】
新しい置換基の導入及び/又は既存の置換基の修飾又は除去及び/又は塩の形成及び/又は塩からの化合物の遊離により、式(I)の他の化合物への式(I)の化合物の変換を含む、請求項1に記載の式(I)の化合物を調製する方法。
【請求項5】
2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン、トランス−4−(2−ピロリジン−1−イル−エチル)−シクロヘキシルアミン二塩酸塩、2−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−エチルアミン四塩酸塩、N−(4−アミノメチル−ベンジル)−グアニジン二塩酸塩、4−[4−(4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾル−2−イル)−ベンジル]−ピペリジン、4−ピペリジン−4−イルメチル−ベンズアミジン、2−(4−ピペリジン−4−イルメチル−フェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−ピリミジン、2−(4−ピリジン−4−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミンの群から選択される式(V)の化合物。
【請求項6】
治療上有効な量の請求項1に記載の式(I)の化合物又はその光学対掌体又はラセミ化合物又は薬剤的に許容できる塩又は水和物又は溶媒和物並びに1種以上の薬剤的に許容できる賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項7】
ブラジキニン受容体の阻害を要する状態の予防及び/又は治療のための薬剤の製造のための、請求項1に記載の式(I)の化合物又はその光学対掌体又はラセミ化合物又は薬剤的に許容できる塩又は水和物又は溶媒和物の使用。
【請求項8】
前記ブラジキニン受容体がブラジキニンB1受容体である、請求項7に記載の使用。
【請求項9】
ブラジキニン受容体の阻害を要する状態を治療及び/又は予防する方法であって、その必要のある患者への、有効量の請求項1に記載の式(I)の化合物又はその光学対掌体又はラセミ化合物又は薬剤的に許容できる塩又は水和物又は溶媒和物の投与を含む方法。
【請求項10】
前記ブラジキニン受容体がブラジキニンB1受容体である、請求項9に記載の治療及び/又は予防の方法。

【公表番号】特表2010−507644(P2010−507644A)
【公表日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−533966(P2009−533966)
【出願日】平成19年10月27日(2007.10.27)
【国際出願番号】PCT/HU2007/000104
【国際公開番号】WO2008/050168
【国際公開日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(591180314)リヒター ゲデオン ニルバーノシャン ミーケデーレスベニュタールシャシャーグ (33)
【Fターム(参考)】