説明

マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤としてのイソキノリン誘導体

本発明は、式I:
【化1】


により定義される化合物または医薬として許容し得るその塩を提供し、ここで、R1、Q
、Y、R2、R3、R4、R5およびnは、MMP−13酵素阻害剤として本明細書において定義されるとおりである。本発明はまた、式Iの化合物を含む医薬組成物、および変形性関節炎またはリウマチ様関節炎の治療に有用な医薬の製造のための式Iの化合物の使用を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

の化合物または医薬として許容し得るその塩。
上記式I中:
1は独立して:
5またはC6シクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているC5またはC6シクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
8−C10ビシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているC8−C10ビシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
5−または6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されている5−または6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
8−〜10−員のヘテロビシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されている8−〜10−員のヘテロビシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
フェニル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−(C1−C8アルキレニル);
ナフチル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているナフチル−(C1−C8アルキレニル);
5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル);
置換されている5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル);
8−〜10−員のヘテロビアリール−(C1−C8アルキレニル);
置換されている8−〜10−員のヘテロビアリール−(C1−C8アルキレニル);
フェニル;
置換されているフェニル;
ナフチル;
置換されているナフチル;
5−または6−員のヘテロアリール;
置換されている5−または6−員のヘテロアリール;
8−〜10−員のヘテロビアリール;および
置換されている8−〜10−員のヘテロビアリール
から選択され、
2は独立して:
H;
1−C6アルキル;
フェニル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−(C1−C8アルキレニル);
ナフチル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているナフチル−(C1−C8アルキレニル);
5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル);
置換されている5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル);
8−〜10−員のヘテロビアリール−(C1−C8アルキレニル);
置換されている8−〜10−員のヘテロビアリール−(C1−C8アルキレニル);
フェニル−O−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−O−(C1−C8アルキレニル);
フェニル−S−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−S−(C1−C8アルキレニル);
フェニル−S(O)−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−S(O)−(C1−C8アルキレニル);
フェニル−S(O)2−(C1−C8アルキレニル);および
置換されているフェニル−S(O)2−(C1−C8アルキレニル)
から選択され、
置換されているR1およびR2基のそれぞれは1〜4個の置換基を含み、該置換基はそれぞれ独立して炭素または窒素原子上において、独立して:
1−C6アルキル;
CN;
CF3
HO;
(C1−C6アルキル)−O;
(C1−C6アルキル)−S(O)2
2N;
(C1−C6アルキル)−N(H);
(C1−C6アルキル)2−N;
(C1−C6アルキル)−C(O)O−(C1−C8アルキレニル)m
(C1−C6アルキル)−C(O)O−(1−〜8−員のヘテロアルキレニル)m
(C1−C6アルキル)−C(O)N(H)−(C1−C8アルキレニル)m
(C1−C6アルキル)−C(O)N(H)−(1−〜8−員のヘテロアルキレニル)m
2NS(O)2−(C1−C8アルキレニル);
(C1−C6アルキル)−N(H)S(O)2−(C1−C8アルキレニル)m
(C1−C6アルキル)2−NS(O)2−(C1−C8アルキレニル)m
3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(G)m
置換されている3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(G)m
5−または6−員のヘテロアリール−(G)m
置換されている5−または6−員のヘテロアリール−(G)m
3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
置換されている3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
置換されている5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
フェニル−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
置換されているフェニル−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
フェニル−(G)m−(C1−C8アルキレニル)m
置換されているフェニル−(G)m−(C1−C8アルキレニル)m
(C1−C6アルキル)−S(O)2−N(H)−C(O)−(C1−C8アルキレニル)m;および
(C1−C6アルキル)−C(O)−N(H)−S(O)2−(C1−C8アルキレニル)m
から選択され、
ここで、炭素原子上の各置換基は、独立して更に:
ハロ;および
HO2
から選択されてもよく;
ここで、2個の置換基は、それらが共に結合している炭素原子と一緒になって、基C=Oを形成してよく;
ここで、2個の隣接した、実質的にはsp2炭素原子は、ジラジカル置換基と一緒になって次のものから選択される環式ジラジカルを形成してよく;
【化2】

RはHまたはC1−C6アルキルであり;
GはCH2、C(=O)−N(H)、N(H)−C(=O)、C(=O)−O、O−(C=O)、O、S、S(O)、またはS(O)2であり;
mはそれぞれ0または1の整数であり;
3およびR4は独立して、以下の基:
H;
1−C6アルキル;
置換されているC1−C6アルキル;
2−C6アルケニル;
置換されているC2−C6アルケニル;
2−C6アルキニル;
置換されているC2−C6アルキニル;
3−C6シクロアルキル;
置換されているC3−C6シクロアルキル;
3−C6シクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているC3−C6シクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
フェニル;
置換されているフェニル;
フェニル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−(C1−C8アルキレニル);
ナフチル;
置換されているナフチル;
ナフチル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているナフチル−(C1−C8アルキレニル);
3−〜6−員のヘテロシクロアルキル;
置換されている3−〜6−員のヘテロシクロアルキル;
3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されている3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
HO;
(C1−C6アルキル)−O;
2N;
(C1−C6アルキル)−N(H);
(C1−C6アルキル)2−N
から選択され;
置換されているR3およびR4基はそれぞれ1〜4個の置換基を含み、該置換基はそれぞれ独立して炭素または窒素原子上において、独立して、
2N;
1−C6アルキル;
CN;
CF3
(C1−C6アルキル)−OC(O);
HO;
(C1−C6アルキル)−O;
HS;および
(C1−C6アルキル)−S
から選択され;
ここで、炭素原子上の各置換基は独立して更に:
ハロ;および
HO2
から選択されてもよく、
ここで、2個の置換基は、それらが共に結合している炭素原子と一緒になって、基C=Oを形成してよく;
5はH、C1−C6アルキル、H2N、HO、またはハロであり;
nは0〜3の整数であり;
Qは:
OC(O);
CH(R6)C(O);
OC(NR6);
CH(R6)C(NR6);
N(R6)C(O);
N(R6)C(S);
N(R6)C(NR6);
N(R6)CH2
SC(O);
CH(R6)C(S);
SC(NR6);
trans−(H)C=C(H);
cis−(H)C=C(H);
C≡C;
CH2C≡C;
C≡CCH2
CF2C≡C;
C≡CCF2
【化3】

から選択され、
XはO、S、N(H)、またはN(C1−C6アルキル)であり;
Vはそれぞれ独立してC(H)またはNであり;
6はH、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、3−〜6−員のヘテロシクロアルキル、フェニル、ベンジル、または、5−または6−員のヘテロアリールであり;
YはC(=O)、CH2、C(H)(R7)、C(R7)2、O;S;S(O)、またはS(O)2であり;
7はそれぞれ独立してC1−C6アルキル、H2N;HO、またはハロであり;
----は、場合によって存在するかまたは存在しない結合を意味し;
ここで、C8−C10ビシクロアルキルはそれぞれ、8−、9−、または10−員の炭素原子を含む二環式炭素環式環であり、これはそれぞれ5,5−縮合、6,5−縮合、または6,6−縮合二環式環であり、そしてここで該環は飽和しているかまたは場合により1個の炭素−炭素二重結合を含み;
ここで、8−〜10−員のヘテロビシクロアルキルはそれぞれ、炭素原子並びに独立して2個のO、1個のS、1個のS(O)、1個のS(O)2、1個のN、4個のN(H)、および4個のN(C1−C6アルキル)から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む二環式環であり、そしてここで2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子が存在する場合、該2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子は互いには結合しておらず、そしてここで、該環は飽和しているかまたは場合により1個の炭素−炭素もしくは炭素−窒素二重結合を含み、そしてここで、該ヘテロビシクロアルキルはそれぞれ、5,5−縮合、6,5−縮合、または6,6−縮合二環式環であり、
ここで、ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、炭素原子並びに独立して2個のO、1個のS、1個のS(O)、1個のS(O)2、1個のN、4個のN(H)、および4個のN(C1−C6アルキル)から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む環であり、そしてここで2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子が存在する場合、該2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子は互いには結合しておらず、そしてここで該環は飽和しているかまたは場合により1個の炭素−炭素もしくは炭素−窒素二重結合を含み;
ここで、5員ヘテロアリールはそれぞれ、炭素原子並びに独立して1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1−C6アルキル)および4個のNから選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、そして6員ヘテロアリールはそれぞれ、炭素原子並びに独立してN、N(H)、およびN(C1−C6アルキル)から選択される1または2個のヘテロ原子を含み、そして5−および6−員のヘテロアリールは単環式環であり;
ここで、ヘテロビアリールはそれぞれ、炭素原子並びに独立して1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1−C6アルキル)および4個のNから選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、そして該8−、9−、および10−員のヘテロビアリールはそれぞれ、5,5−縮合、6,5−縮合、および6,6−縮合二環式環であり、そしてここで、二環式環の2つの縮合環の少なくとも1つは芳香環であり、そしてここで、OおよびS原子の両方が存在する場合、該OおよびS原子は互いには結合しておらず;
ここで、いずれの(C1−C6アルキル)2−N基についても、該C1−C6アルキル基は、場合によりそれらが結合している窒素原子と一緒になって5−または6−員のヘテロシクロアルキルを形成してよく;
ここで、上述の各基および各置換基は独立して選択され;そして
ここで、4−[1−オキソ−7−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イルプロパ−1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]安息香酸と命名される化合物は除外される。
【請求項2】
YがC(=O)であり、QがN(R6)C(O)であり、nが0であり、そしてR3およびR4が独立してHまたはCH3である、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩。
【請求項3】
YがC(=O)であり、QがC≡Cであり、nが0であり、そしてR3およびR4が独立してHまたはCH3である、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩。
【請求項4】
1およびR2のそれぞれが独立して:
フェニル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−(C1−C8アルキレニル);
5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル);および
置換されている5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル)
から選択され、ここで各基および各置換基は独立して選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩。
【請求項5】
式IIa
【化4】

の請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩(但し、4−[1−オキソ−7−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イルプロパ−1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]安息香酸と命名される化合物は除外される)。
【請求項6】
次の群:
4−[1−オキソ−7−(3−フェニル−プロパ−1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]−安息香酸;
4−[4−メチル−1−オキソ−7−(3−フェニル−プロパ−1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]−安息香酸;
7−(3−フェニル−プロパ−1−イニル)−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−2H−イソキノリン−1−オン;
4−[1−オキソ−7−(3−フェニル−プロパ−1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]−N−ピペリジン−1−イル−ベンズアミド;および
N−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)−4−[1−オキソ−7−(3−フェニル−プロパ−1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]−ベンズアミド
から選択される、請求項5に記載の化合物または医薬として許容し得るその塩。
【請求項7】
式III
【化5】

の請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩。
【請求項8】
次の群:
1−オキソ−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−7−カルボン酸(2−メトキシ−ピリジン−4−イルメチル)−アミド;
4−{7−[(2−メトキシ−ピリジン−4−イルメチル)−カルバモイル]−1−オキソ−1H−イソキノリン−2−イルメチル}−安息香酸;
1−オキソ−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−7−カルボン酸4−メトキシ−ベンジルアミド;
1−オキソ−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−7−カルボン酸3−メトキシ−ベンジルアミド;
1−オキソ−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−7−カルボン酸4−メチルスルファニル−ベンジルアミド;および
1−オキソ−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−7−カルボン酸(ピリジン−4−イルメチル)−アミド
から選択される、請求項7に記載の化合物または医薬として許容し得るその塩。
【請求項9】
請求項1に記載の化合物または医薬として許容し得るその塩を、医薬として許容し得る担体、添加剤または希釈剤と混合して含む医薬組成物。
【請求項10】
変形性関節炎またはリウマチ様関節炎疾患に罹った患者に、非毒性有効量の請求項1に記載の化合物または医薬として許容し得るその塩を投与することからなる、変形性関節炎またはリウマチ様関節炎を治療する方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

の化合物または医薬として許容し得るその塩。
上記式I中:
1は独立して:
5またはC6シクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているC5またはC6シクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
8−C10ビシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているC8−C10ビシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
5−または6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されている5−または6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
8−〜10−員のヘテロビシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されている8−〜10−員のヘテロビシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
フェニル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−(C1−C8アルキレニル);
ナフチル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているナフチル−(C1−C8アルキレニル);
5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル);
置換されている5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル);
8−〜10−員のヘテロビアリール−(C1−C8アルキレニル);
置換されている8−〜10−員のヘテロビアリール−(C1−C8アルキレニル);
フェニル;
置換されているフェニル;
ナフチル;
置換されているナフチル;
5−または6−員のヘテロアリール;
置換されている5−または6−員のヘテロアリール;
8−〜10−員のヘテロビアリール;および
置換されている8−〜10−員のヘテロビアリール
から選択され、
2は独立して:
H;
1−C6アルキル;
フェニル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−(C1−C8アルキレニル);
ナフチル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているナフチル−(C1−C8アルキレニル);
5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル);
置換されている5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル);
8−〜10−員のヘテロビアリール−(C1−C8アルキレニル);
置換されている8−〜10−員のヘテロビアリール−(C1−C8アルキレニル);
フェニル−O−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−O−(C1−C8アルキレニル);
フェニル−S−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−S−(C1−C8アルキレニル);
フェニル−S(O)−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−S(O)−(C1−C8アルキレニル);
フェニル−S(O)2−(C1−C8アルキレニル);および
置換されているフェニル−S(O)2−(C1−C8アルキレニル)
から選択され、
置換されているR1およびR2基のそれぞれは1〜4個の置換基を含み、該置換基はそれぞれ独立して炭素または窒素原子上において、独立して:
1−C6アルキル;
CN;
CF3
HO;
(C1−C6アルキル)−O;
(C1−C6アルキル)−S(O)2
2N;
(C1−C6アルキル)−N(H);
(C1−C6アルキル)2−N;
(C1−C6アルキル)−C(O)O−(C1−C8アルキレニル)m
(C1−C6アルキル)−C(O)O−(1−〜8−員のヘテロアルキレニル)m
(C1−C6アルキル)−C(O)N(H)−(C1−C8アルキレニル)m
(C1−C6アルキル)−C(O)N(H)−(1−〜8−員のヘテロアルキレニル)m
2NS(O)2−(C1−C8アルキレニル);
(C1−C6アルキル)−N(H)S(O)2−(C1−C8アルキレニル)m
(C1−C6アルキル)2−NS(O)2−(C1−C8アルキレニル)m
3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(G)m
置換されている3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(G)m
5−または6−員のヘテロアリール−(G)m
置換されている5−または6−員のヘテロアリール−(G)m
3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
置換されている3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
置換されている5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
フェニル−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
置換されているフェニル−(C1−C8アルキレニル)m−(G)m
フェニル−(G)m−(C1−C8アルキレニル)m
置換されているフェニル−(G)m−(C1−C8アルキレニル)m
(C1−C6アルキル)−S(O)2−N(H)−C(O)−(C1−C8アルキレニル)m;および
(C1−C6アルキル)−C(O)−N(H)−S(O)2−(C1−C8アルキレニル)m
から選択され、
ここで、炭素原子上の各置換基は、独立して更に:
ハロ;および
HO2
から選択されてもよく;
ここで、2個の置換基は、それらが共に結合している炭素原子と一緒になって、基C=Oを形成してよく;
ここで、2個の隣接した、実質的にはsp2炭素原子は、ジラジカル置換基と一緒になって次のものから選択される環式ジラジカルを形成してよく;
【化2】

RはHまたはC1−C6アルキルであり;
GはCH2、C(=O)−N(H)、N(H)−C(=O)、C(=O)−O、O−(C=O)、O
、S、S(O)、またはS(O)2であり;
mはそれぞれ0または1の整数であり;
3およびR4は独立して、以下の基:
H;
1−C6アルキル;
置換されているC1−C6アルキル;
2−C6アルケニル;
置換されているC2−C6アルケニル;
2−C6アルキニル;
置換されているC2−C6アルキニル;
3−C6シクロアルキル;
置換されているC3−C6シクロアルキル;
3−C6シクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているC3−C6シクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
フェニル;
置換されているフェニル;
フェニル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−(C1−C8アルキレニル);
ナフチル;
置換されているナフチル;
ナフチル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているナフチル−(C1−C8アルキレニル);
3−〜6−員のヘテロシクロアルキル;
置換されている3−〜6−員のヘテロシクロアルキル;
3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
置換されている3−〜6−員のヘテロシクロアルキル−(C1−C8アルキレニル);
HO;
(C1−C6アルキル)−O;
2N;
(C1−C6アルキル)−N(H);
(C1−C6アルキル)2−N
から選択され;
置換されているR3およびR4基はそれぞれ1〜4個の置換基を含み、該置換基はそれぞれ独立して炭素または窒素原子上において、独立して、
2N;
1−C6アルキル;
CN;
CF3
(C1−C6アルキル)−OC(O);
HO;
(C1−C6アルキル)−O;
HS;および
(C1−C6アルキル)−S
から選択され;
ここで、炭素原子上の各置換基は独立して更に:
ハロ;および
HO2
から選択されてもよく、
ここで、2個の置換基は、それらが共に結合している炭素原子と一緒になって、基C=Oを形成してよく;
5はH、C1−C6アルキル、H2N、HO、またはハロであり;
nは0〜3の整数であり;
Qは、N(R6)C(O)およびC≡Cから選択され;
6はH、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、3−〜6−員のヘテロシクロ
アルキル、フェニル、ベンジル、または、5−または6−員のヘテロアリールであり;
YはC(=O)であり;
----は、場合によって存在するかまたは存在しない結合を意味し;
ここで、C8−C10ビシクロアルキルはそれぞれ、8−、9−、または10−員の炭素
原子を含む二環式炭素環式環であり、これはそれぞれ5,5−縮合、6,5−縮合、または6,6−縮合二環式環であり、そしてここで該環は飽和しているかまたは場合により1個
の炭素−炭素二重結合を含み;
ここで、8−〜10−員のヘテロビシクロアルキルはそれぞれ、炭素原子並びに独立して2個のO、1個のS、1個のS(O)、1個のS(O)2、1個のN、4個のN(H)、およ
び4個のN(C1−C6アルキル)から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む二環式環であり、そしてここで2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子が存在する場合、該2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子は互いには結合しておらず、そしてここで、該環は飽和しているかまたは場合により1個の炭素−炭素もしくは炭素−窒素二重結合を含み、そしてここで、該ヘテロビシクロアルキルはそれぞれ、5,5−縮合、
6,5−縮合、または6,6−縮合二環式環であり、
ここで、ヘテロシクロアルキルはそれぞれ、炭素原子並びに独立して2個のO、1個の
S、1個のS(O)、1個のS(O)2、1個のN、4個のN(H)、および4個のN(C1−C6アルキル)から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む環であり、そしてここで2個のO
原子または1個のO原子および1個のS原子が存在する場合、該2個のO原子または1個のO原子および1個のS原子は互いには結合しておらず、そしてここで該環は飽和しているかまたは場合により1個の炭素−炭素もしくは炭素−窒素二重結合を含み;
ここで、5員ヘテロアリールはそれぞれ、炭素原子並びに独立して1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1−C6アルキル)および4個のNから選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、そして6員ヘテロアリールはそれぞれ、炭素原子並びに独立してN、N(H)、およびN(C1−C6アルキル)から選択される1または2個のヘテロ原子を含み、そして5−および6−員のヘテロアリールは単環式環であり;
ここで、ヘテロビアリールはそれぞれ、炭素原子並びに独立して1個のO、1個のS、1個のN(H)、1個のN(C1−C6アルキル)および4個のNから選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、そして該8−、9−、および10−員のヘテロビアリールはそれぞれ、5,5−縮合、6,5−縮合、および6,6−縮合二環式環であり、そしてここで、二環式環の2つの縮合環の少なくとも1つは芳香環であり、そしてここで、OおよびS原子の両方が存在する場合、該OおよびS原子は互いには結合しておらず;
ここで、いずれの(C1−C6アルキル)2−N基についても、該C1−C6アルキル基は、場合によりそれらが結合している窒素原子と一緒になって5−または6−員のヘテロシクロアルキルを形成してよく;
ここで、上述の各基および各置換基は独立して選択され;そして
ここで、4−[1−オキソ−7−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イルプロパ−
1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]安息香酸と命名される化合物は除
外される。
【請求項2】
QがN(R6)C(O)であり、nが0であり、そしてR3およびR4が独立してHまたはCH3である、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩。
【請求項3】
QがC≡Cであり、nが0であり、そしてR3およびR4が独立してHまたはCH3であ
る、請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩。
【請求項4】
1およびR2のそれぞれが独立して:
フェニル−(C1−C8アルキレニル);
置換されているフェニル−(C1−C8アルキレニル);
5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル);および
置換されている5−または6−員のヘテロアリール−(C1−C8アルキレニル)
から選択され、ここで各基および各置換基は独立して選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩。
【請求項5】
式IIa
【化3】

の請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩(但し、4−[1−オキソ−7−(3−[1,2,3]トリアゾール−1−イルプロパ−1−イニル)−1H−イソキリン−2−イルメチル]安息香酸と命名される化合物は除外される)。
【請求項6】
次の群:
4−[1−オキソ−7−(3−フェニル−プロパ−1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]−安息香酸;
4−[4−メチル−1−オキソ−7−(3−フェニル−プロパ−1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]−安息香酸;
7−(3−フェニル−プロパ−1−イニル)−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−2H−イソキノリン−1−オン;
4−[1−オキソ−7−(3−フェニル−プロパ−1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]−N−ピペリジン−1−イル−ベンズアミド;および
N−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−3−イル)−4−[1−オキソ−7−(3−フェニル−プロパ−1−イニル)−1H−イソキノリン−2−イルメチル]−ベンズアミド
から選択される、請求項5に記載の化合物または医薬として許容し得るその塩。
【請求項7】
式III
【化4】

の請求項1に記載の化合物、または医薬として許容し得るその塩。
【請求項8】
次の群:
1−オキソ−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−7−カルボン酸(2−メトキシ−ピリジン−4−イルメチル)−アミド;
4−{7−[(2−メトキシ−ピリジン−4−イルメチル)−カルバモイル]−1−オキソ−1H−イソキノリン−2−イルメチル}−安息香酸;
1−オキソ−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−7−カルボン酸4−メトキシ−ベンジルアミド;
1−オキソ−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−7−カルボン酸3−メトキシ−ベンジルアミド;
1−オキソ−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−7−カルボン酸4−メチルスルファニル−ベンジルアミド;および
1−オキソ−2−[4−(2H−テトラゾール−5−イル)−ベンジル]−1,2−ジヒドロ−イソキノリン−7−カルボン酸(ピリジン−4−イルメチル)−アミド
から選択される、請求項7に記載の化合物または医薬として許容し得るその塩。
【請求項9】
請求項1に記載の化合物または医薬として許容し得るその塩を、医薬として許容し得る担体、添加剤または希釈剤と混合して含む医薬組成物。
【請求項10】
変形性関節炎またはリウマチ様関節炎疾患に罹った患者に、非毒性有効量の請求項1に記載の化合物または医薬として許容し得るその塩を投与することからなる、変形性関節炎またはリウマチ様関節炎を治療する方法。

【公表番号】特表2006−500350(P2006−500350A)
【公表日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−527208(P2004−527208)
【出願日】平成15年8月4日(2003.8.4)
【国際出願番号】PCT/IB2003/003521
【国際公開番号】WO2004/014379
【国際公開日】平成16年2月19日(2004.2.19)
【出願人】(391011308)ワーナー−ランバート・カンパニー、リミテッド、ライアビリティ、カンパニー (37)
【氏名又は名称原語表記】WARNER−LAMBERT COMPANYLLC
【Fターム(参考)】