説明

冷却システムおよび電子機器

【課題】 流体ポンプにより冷却液を循環させて発熱部品を冷却するシステムにおいて、流体ポンプを受熱部と別に配置とせずとも済んで省スペースとなり、しかも、流体ポンプが故障しても、発熱部品を冷却し続けることができる冷却システム
【解決手段】 モータ一体型の流体ポンプ8のケーシング10のケーシングカバー16をアルミなどの熱良導体によって形成し、このケーシングカバー16を発熱部品5に接触させてケーシング10内を流れる冷却液によって発熱部品5を冷却する。複数台の流体ポンプ8のいずれかが故障しても他の流体ポンプ8から送り出された冷却液が故障した流体ポンプ8のインペラ12を回転させるので、その故障した流体ポンプ8もほぼ正常に発熱部品5を冷却する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は流体ポンプにより冷却液を循環させて受熱部を介して発熱部品冷却するようにした冷却システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ラックマウントサーバにおける冷却システムが開示されている。これは、ラックキャビネットの各段に搭載されたサーバモジュールの発熱部品(例えばCPU)に受熱装置を設け、流体ポンプと放熱装置とを直列に接続した循環路に対してこれら受熱装置を並列接続して構成されている。このものでは、流体ポンプから送り出された冷却液は、複数の受熱装置に並列に流れて発熱部品を冷却し、そして発熱部品から熱を奪って高温となった冷却液は、放熱装置で放熱して温度低下した後、再び流体ポンプから複数の受熱装置へと送り出されるようになっている。
【0003】
また、この特許文献1には、流体ポンプが1台であると、その流体ポンプが故障したとき、受熱装置に冷却液を送ることができず、サーバモジュールを冷却できなくなるので、冗長化のために流体ポンプを2台設け、1台の流体ポンプが故障した場合には、もう1台の流体ポンプを駆動して引き続き発熱部品を冷却できるように構成することが開示されている。
【特許文献1】特開2004−246649号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された構成では、受熱装置は、発熱部品に密着する伝熱板に対して、冷却液が極力広い面積で接するように蛇行した流路を設けて構成されている。このように、受熱装置は、蛇行流路を有しているので、比較的大形のものとなる。このため、冗長化のために2台の流体ポンプを設けようとすると、流体ポンプのための配置スペースが別途必要となり、冷却システムの大型化やコストアップを招く。
【0005】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、複数の流体ポンプを備えるものでありながら、流体ポンプの配置スペースを小さくでき、しかも、複数の流体ポンプを駆動して複数の発熱部品を冷却する場合にいずれかの流体ポンプが故障しても、発熱部品を冷却し続けることができる冷却システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、流体ポンプにより冷却液を循環させて複数の発熱部品を冷却するようにした冷却システムにおいて、前記流体ポンプは、モータによって回転駆動されるインペラを有したターボ型で、内部を流れる冷却液が接するように設けられた熱伝導性の良い受熱部を備えて構成され、この流体ポンプが、前記発熱部品の各々に対し、前記受熱部を直接または熱伝導材を介して間接的に接触させるようにして複数台設直列接続して設けられていることを特徴とする冷却システムにある。
【発明の効果】
【0007】
上記手段の本発明によれば、受熱部と流体ポンプとを一体化できるので、システムの大型化を回避できる。また、複数台の流体ポンプのうちのいずれかが故障しても、他の正常に運転されている流体ポンプから吐出された冷却液が、故障した流体ポンプのインペラを回転させながら循環するので、発熱部品に対する冷却性能をそれほど低下させずに済む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
[第1の実施例]
以下、本発明の第1の実施例を図1〜図5に基づいて説明する。図2は本発明を適用するラックマウントサーバ(電子機器)1を示す。この図2のラックマウントサーバ1は、ラックキャビネット2内にサーバモジュール3を複数段に配置して構成され、各サーバモジュール3が有する基板4上には、CPUやLSIなどの多数の電子部品が実装されている。
【0009】
ラックマウントサーバには、CPUやLSIなどの発熱部品5のための冷却システム6が搭載されている。この冷却システム6は、図1に示すように、循環路7によって接続された複数台の流体ポンプ8と1台の放熱器9とを備え、循環路7中の冷却液を流体ポンプ8によって循環させることにより発熱部品5を冷却し、そして、発熱部品5を冷却することで高温となった冷却液を放熱器9に通して放熱させるという構成のものである。
【0010】
流体ポンプ8は、発熱部品5からの熱を受ける受熱部を一体に有した受熱部一体型のもので、更に、この実施例では、モータ一体型にもなっている。受熱部一体化は、流体ポンプ8のケーシング10の一部を熱伝導性に優れた例えばアルミで形成し、このアルミ部分を発熱部品5に直接或いは熱伝導可能に接触させることにより達成するようにしている。また、この実施例では、流体ポンプ8を駆動するモータを例えばブラシレスモータ11で構成し、流体ポンプ8のインペラ12をロータ13として機能させることによってモータ一体化を達成するようにしている。
【0011】
ここで、流体ポンプ8の具体的構成について図3ないし図5を参照しながら説明する。流体ポンプ8のケーシング10は、有底円形状のポンプ室14が形成されたケーシング主体15と、このケーシング主体15に取り付けられたケーシングカバー16とから構成されている。ケーシング主体15は、非磁性体である例えばプラスチックにより形成され、ケーシングカバー16は、熱伝導性に優れたアルミによって形成されている。そして、このアルミ製のケーシングカバー16を受熱部とする構成とし、このケーシングカバー16により発熱部品5の熱を奪う(冷却する)ようにしている。
【0012】
ケーシング10のポンプ室14内には、遠心型の前記インペラ12が回転可能に配設されている。このインペラ12は、ポンプ室14の底部の軸突部17に回転自在に支持されたボス部12aから複数の羽根板12bを放射状に延ばして構成されている。なお、インペラ12は、非磁性の例えばプラスチック製とされている。このポンプ室14内のインペラ12の背部(図3で上側)には、磁性体例えば鉄板製のロータヨーク18を一体に有したロータ用永久磁石としてのロータマグネット19が固定されている。このロータマグネット19の固定により、インペラ12がブラシレスモータ11のロータ13として機能するようになっている。
【0013】
上記インペラ12のロータマグネット19に対して、ケーシング主体15の背部には、スペーサ20を介してプリント配線基板21が取り付けられている。そして、この基板21上には、ステータコイル22が搭載されている。この場合、ステータコイル22は、ロータマグネット19が図5に示すように8極に着磁されているのに対し、6個設けられている。また、ケーシング主体15の背面には、前記軸突部17と同心の軸23が突設されている。この軸23は、基板21の裏側にまで突出しており、その突出端部には、磁性体例えば鉄板製の円形のステータヨーク24が回転自在に支持されている。
【0014】
以上のステータコイル22とステータヨーク24とでステータ25が構成され、前記ロータ13とこのステータ25とでブラシレスモータ11が構成される。そして、基板21に設けられた位置検出素子(図示せず)によりロータマグネット19の回転位置を検出し、ロータマグネット19の回転位置に応じて6個のステータコイル22に順次通電することによってロータマグネット19(インペラ12)が回転するようになっている。なお、基板21には、ステータコイル22への通電を制御するための制御回路の構成部品も搭載されている。
【0015】
さて、流体ポンプ8のケーシング主体15には、吸入口26と吐出口27とが形成されている。そして、複数台の流体ポンプ8は、ラックマウントサーバ1のラックキャビネット2内の各段のサーバモジュール3に、受熱部であるケーシングカバー16がCPUやLSIなどの発熱部品5に直接或いは導電性グリースなどの熱伝導材を介して間接的に密着するように搭載されている。
【0016】
各段のサーボモジュール3に搭載された複数台の流体ポンプ8は、図1に示すように、吐出口27と吸入口26とが互いに接続チューブ28にて接続される。これにより、複数台の流体ポンプ8が互いに直列に接続された状態となる。そして、直列接続された複数台の流体ポンプ8のうち、初段の流体ポンプ8の吸入口26は、ラックキャビネット2の最上部に搭載された放熱器9の出口28に接続チューブ30により接続されると共に、最終段の流体ポンプ8の吐出口27は、放熱器9の入口31に接続チューブ32により接続されている。なお、前記循環路7は、上記のような接続チューブ28,30,32によって構成されている。
【0017】
上記構成において、図示しない制御回路により複数のステータコイル22が順次通電されると、ロータマグネット19が回転し、このロータマグネット19と一体のインペラ12のポンプ作用によって冷却液が複数台の流体ポンプ8および放熱器9を順に通るように循環する。この冷却運転中、各流体ポンプ8のケーシングカバー16は発熱部品5から熱伝導によって受熱し、これによって発熱部品5の冷却が行われる。
【0018】
一方、各流体ポンプ8では、ポンプ室14内を冷却液がケーシングカバー16に接して流れることにより、発熱部品5からケーシングカバー16に伝えられた熱が冷却液に伝えられる。以上のようにして発熱部品5が流体ポンプ8内を流れる冷却液によって冷却される。そして、発熱部品5を冷却することによって温度上昇した冷却液は、放熱器9にて放熱して温度低下し、再び複数台の流体ポンプ8に順次吸入されて各発熱部品5を冷却する。
【0019】
このような冷却運転中、複数台の流体ポンプ8のうちのいずれかの流体ポンプ8のブラシレスモータ11が故障してインペラ12を駆動できなくなることがある。しかしながら、複数台の流体ポンプ8が直列に接続されているため、循環経路中には、正常に動作している他の流体ポンプ8のポンプ作用によって冷却液が循環し続ける。このため、故障した流体ポンプ8においても、冷却液が吸入口26からポンプ室14内に流入し、吐出口27から流出してゆく。
【0020】
このポンプ室14内の冷却液の流通により、故障した流体ポンプ8においても発熱部品5の冷却が継続して行われる。この際、ポンプ室14内を流れる冷却液は、インペラ12を回転させる。このインペラ12の回転により、冷却液がポンプ室14内を乱流となって流れるようになるため、ケーシングカバー16に対する冷却性能が特に低下するような事態は生じない。
【0021】
ところで、上記のようにブラシレスモータが故障しても、ポンプ室14内を冷却液が流通することによってインペラ12が回転する。この場合において、仮に、ステータヨーク24が基板4に固定されていたとすると、インペラ12と一体に回転するロータマグネット19の磁気によってステータヨーク24に渦電流が流れ、その渦電流によって生ずる磁界の影響でロータマグネット19にブレーキ力が作用し、インペラ12の回転抵抗が増大して冷却液の流通を妨げるといった不具合をもたらす。
【0022】
しかしながら、本実施例においては、ステータヨーク24は回転自在であるため、ロータマグネット19との磁気カップリング作用により、ステータヨーク24がロータマグネット19と一緒になって回転するようになる。このため、ステータヨーク24とロータマグネット19との回転速度差にもよるが、ステータヨーク24には渦電流が発生せず、或いは発生しても小さな渦電流に抑えることができるので、インペラ12に作用する回転抵抗は小さなものとなる。
【0023】
このように本実施例によれば、流体ポンプ8のケーシングカバー16を発熱部品5から熱を奪う受熱部とし、そのケーシングカバー16をポンプ室14内を流れる冷却液によって直接冷却するように構成したので、自身で発熱部品5を冷却する機能を有した流体ポンプ8を薄型に構成することができる。このため、冗長化のために複数台の流体ポンプ8を配置する場合に、各発熱部品5に対して一対一の関係で流体ポンプ8を設けることができ、別途複数台の流体ポンプ8を配置する場所を確保しなくとも済む。
【0024】
[第2の実施例]
図6は本発明の第2の実施例を示す。この実施例が上述の第1の実施例と相違するところは、ステータヨーク33をロータマグネット19の磁極数と同数の凸部33aを形成した円盤から構成したところにある。このように、ステータヨーク33に凸部33aを設けることによって故障時にステータヨーク33がインペラ12と同期回転する度合いが高くなり、渦電流の発生の抑制効果が高くなる。
【0025】
[第3の実施例]
図7および図8は本発明の第3の実施例を示す。この実施例が上述の第1の実施例と相違するところは、ステータヨーク34を、ロータマグネット19の磁極数と同数の磁極となるように着磁した永久磁石35にバックヨーク36を固定した構成のものとしたところにある。このようにステータヨーク34を構成することにより、故障時にステータヨーク34がインペラ12と同期回転する程度が一層高くなる。
【0026】
[第4の実施例]
図9は本発明の第4の実施例を示す。この実施例が上述の第1の実施例と相違するところは、流体ポンプ8をモータ一体型とするのではなく、ブラシレスモータ37を流体ポンプ8とは別に構成し、このブラシレスモータ37を、ケーシング10の外側に取り付けてロータの回転を磁気カップリングによりインペラ12に伝達するように構成したところにある。
【0027】
即ち、図9に示すように、ケーシング10の背部側(ケーシングカバー16の反対側)には、ブラシレスモータ37が取付枠38を介して固定されている。このブラシレスモータ37の回転軸39は、ケーシング10側に突出し、その先端部分には、円盤状のプリント配線基板40が固定されている。そして、このプリント配線基板40上には、ロータマグネット19の磁極数と同数の電磁石41が搭載されている。なお、電磁石41は、図示しない電源装置にスリップリングおよびブラシ(いずれも図示せず)によって接続されている。
【0028】
この構成において、ブラシレスモータ37が起動すると、電磁石41も通電されてロータマグネット19と磁気カップリングを構成し、ブラシレスモータ37の回転軸39の回転がロータマグネット19、従ってインペラ12に伝達され、当該インペラ12が回転する。なお、この場合、インペラ12に設けたロータマグネット19は、界磁用のマグネットとしては機能せず、磁気カップリング用として機能するものである。
【0029】
ブラシレスモータ37が故障すると、その回転軸(ロータ)39は停止する。このため、ロータの回転速度を検出するFG信号が出力されなくなる。ブラシレスモータ37の制御回路(図示せず)は、FG信号の入力ないことから、ブラシレスモータ37の故障を検知し、電磁石41を断電する。すると、ブラシレスモータ37と流体ポンプ8との回転伝達用の磁気カップリングが機能しなくなるため、インペラ12はポンプ室14内に流入する冷却液によって回転するが、その回転がブラシレスモータ37側に伝達されることはなく、ブラシレスモータ37側がインペラ12の回転抵抗となることを回避する。
【0030】
[他の実施例]
本発明は上記し且つ図面に示す第1〜第4の実施例に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
発熱部品5にアルミ板からなる伝熱部を接触させ、この伝熱部にケーシングカバー16を接触させる構成であっても良い。
受熱部はケーシングカバー16に限られない。発熱部品に密接させる受熱部としては、流体ポンプ8内を通る冷却液に接する部分であれば良い。
冷却対象物はサーバに限られず、パソコンなどの電子機器一般の冷却システムに広く適用することができる。
流体ポンプ8を駆動するモータは、ブラシレスモータに限られない。
ターボ型の流体ポンプは、上記実施例のように遠心型のインペラに限らず、斜流型、軸流型のインペラを備えたポンプを言う。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、流体ポンプを中心とした冷却システムの接続構成を概念的に示した図
【図2】ラックマウントサーバの斜視図
【図3】モータ一体型の流体ポンプを示す断面図
【図4】モータ一体型の流体ポンプの分解斜視図
【図5】インペラの斜視図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図4相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図4相当図
【図8】図3相当図
【図9】本発明の第4の実施例を示す図3相当図
【符号の説明】
【0032】
図面中、1はラックマウントサーバ(電子機器)、2はラックキャビネット、3はサーバモジュール、4は基板、5は発熱部品、6は冷却システム、7は循環路、8は流体ポンプ、9は放熱器、10はケーシング、11はブラシレスモータ(モータ)、12はインペラ、13はロータ、14はポンプ室、15はケーシング本体、16はケーシングカバー(受熱部)、18はロータヨーク、19はロータマグネット(ロータ用永久磁石)、22はステータコイル、24はステータヨーク、25はステータ、33,34はステータコイル、35は永久磁石、37はブラシレスモータ、41は電磁石である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体ポンプにより冷却液を循環させて複数の発熱部品を冷却するようにした冷却システムにおいて、
前記流体ポンプは、
モータによって回転駆動されるインペラを有したターボ型で、内部を流れる冷却液が接するように設けられた熱伝導性の良い受熱部を備えて構成され、
この流体ポンプが、前記発熱部品の各々に対し、前記受熱部を直接または熱伝導材を介して間接的に接触させるようにして複数台直列接続して設けられていることを特徴とする冷却システム。
【請求項2】
前記流体ポンプには、前記インペラと一体に回転する永久磁石が設けられていると共に、前記モータには、前記流体ポンプの前記永久磁石と磁気カップリングを構成する電磁石がロータと一体的に回転するように設けられ、
前記電磁石と前記永久磁石との間の磁気力によって、前記モータのロータの回転を前記インペラに伝達するように構成したことを特徴とする請求項1記載の冷却システム。
【請求項3】
前記モータは、
前記流体ポンプのケーシング内に前記インペラと一体に回転するように設けられたロータ用永久磁石と、
前記ケーシングの外に前記ロータ用永久磁石に対向するように設けられ、前記ロータ用永久磁石を回転させるステータコイルと
を備えて構成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却システム。
【請求項4】
前記モータは、ステータヨークを備え、
このステータヨークは、前記ロータ用永久磁石と前記ステータコイルを挟んで対向するように回転可能に支持され、前記ロータ用永久磁石の各磁極に対応する凸部を有していることを特徴とする請求項3記載の冷却システム。
【請求項5】
前記モータは、ステータヨークを備え、
このステータヨークは、前記ロータ用永久磁石と前記ステータコイルを挟んで対向するように回転可能に支持され、前記ロータ用永久磁石と同じ極数に磁化された永久磁石を有することを特徴とする請求項3記載の冷却システム。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかに記載の冷却システムを搭載した電子機器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−27257(P2007−27257A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−204356(P2005−204356)
【出願日】平成17年7月13日(2005.7.13)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】