説明

加熱調理器

【課題】被加熱物を焦がすことなく自動調理可能な加熱調理器を提供することを目的とする。
【解決手段】調理器本体1は、被加熱物を収容した加熱容器13を加熱する加熱手段4と、加熱容器13を載置する天板3と、加熱手段4を制御する制御手段5とを有し、撹拌機本体2は、加熱容器13内の被加熱物を撹拌する撹拌手段19と、制御手段5により制御され撹拌手段19を駆動するモータ16と、被加熱物の温度を検出する温度検知手段20とを有し、温度検知手段20で検出された温度値に基づき、加熱手段4の出力および撹拌手段19の動作を制御し加熱調理を行うものである。これによって、温度検知手段20は被加熱物の温度を直接測定し、その検出温度に基づいて加熱手段4の出力と撹拌手段19の動作を制御し加熱調理を行い、被加熱物を焦がすことなく自動調理可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被加熱物が焦げ付かないで自動調理できる機能を備えた加熱調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の加熱調理器としては、種々のものが提案されている。これらは、温度検知手段で検知した温度状態が調理メニューごとに予め記憶されている加熱プログラムに合うように加熱手段の出力が出力制御手段によって制御され、自動調理が行われるもの(例えば、特許文献1参照)、また、加熱容器とその容器に入った被加熱物の温度特性の関係を予め記憶させておき、実際の調理時に加熱容器の検出温度と予め記憶しておいた温度データから被加熱物の温度をほぼ正確に判定することで加熱容器と被加熱物の温度の相違をなくし、自動調理の加熱制御の精度向上を図っているもの(例えば、特許文献2参照)、また、温度検出手段に加えて被加熱物の重量検出手段を設けることによって、被加熱物の量に応じた最適な加熱制御を行い、焦げ付きなどを防止しているもの(例えば、特許文献3参照)、さらには、焦げ付き防止の羽根を設けたもの(例えば、特許文献4参照)、などである。
【特許文献1】特開2003−151741号公報
【特許文献2】特開2004−103320号公報
【特許文献3】特開2006−253007号公報
【特許文献4】特開2000−253993号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の特許文献1参照の構成では、温度検知手段での検知が最も温度が高く焦げが生じやすい加熱手段部分ではなく、加熱手段を避けた箇所である。そのため、そのような場所の検出温度を基に加熱制御を行っても焦げ付き改善はなされない。また、温度検知手段での検知箇所と加熱手段部分の温度差を考慮して加熱停止あるいは加熱低減しても加熱容器の余熱で焦げが発生するという課題があった。
【0004】
また、従来の特許文献2参照の構成では、被加熱物の温度を判定できるのが予め温度データを記憶させた加熱容器と被加熱物に限られることから汎用性に欠けていた。また、汎用性をもたせようとすると、無数にある調理メニューおよび何通りにも組み合わせがある加熱容器と被加熱物の温度データを記憶させなければならないという課題が生じた。
【0005】
また、従来の特許文献3参照の構成では、粘性を帯びた被加熱物では量が増えるにつれて対流しづらくなり、被加熱物の量に応じて火力を弱めるなどの加熱制御をしても加熱手段と接触している加熱容器底面は焦げ付きが生じた。
【0006】
さらに、従来の特許文献4参照の構成では、撹拌のための羽根は専用の加熱容器でしかその効果を発揮しない構成となっており、一般家庭用で使用している加熱容器には適応できないものであった。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、被加熱物の温度を直接測定する構成とし、被加熱物を焦がすことなく自動調理可能な加熱調理器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、調理器本体と、この調理器本体に設けた撹拌機本体とを備え、調理器本体は、被加熱物を収容した加熱容器を加熱する加熱手段と、加熱容器を載置する天板と、加熱手段を制御する制御手段とを有し、前記撹拌機本体は、加熱容器内の被加熱物を撹拌する撹拌手段と、調理器本体の制御手段により制御され撹拌手段を駆動するモータと、被加熱物の温度を検出する温度検知手段とを有し、撹拌機本体の温度検知手段で検出された温度値に基づき、制御手段は加熱手段の出力および撹拌手段の動作を制御し加熱調理を行うものである。
【0009】
これによって、温度検知手段は被加熱物の温度を直接測定し、その検出温度に基づいて加熱手段の出力と撹拌手段の動作を制御し加熱調理を行うことができ、被加熱物を焦がすことなく自動調理可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の加熱調理器は、被加熱物を焦がすことなく自動調理可能なものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の発明は、調理器本体と、この調理器本体に設けた撹拌機本体とを備え、前記調理器本体は、被加熱物を収容した加熱容器を加熱する加熱手段と、加熱容器を載置する天板と、加熱手段を制御する制御手段とを有し、前記撹拌機本体は、加熱容器内の被加熱物を撹拌する撹拌手段と、調理器本体の制御手段により制御され撹拌手段を駆動するモータと、被加熱物の温度を検出する温度検知手段とを有し、撹拌機本体の温度検知手段で検出された温度値に基づき、制御手段は加熱手段の出力および撹拌手段の動作を制御し加熱調理を行う加熱調理器とするものである。これによって、温度検知手段は被加熱物の温度を直接測定し、その検出温度に基づいて加熱手段の出力と撹拌手段の動作を制御し加熱調理を行うことができ、被加熱物を焦がすことなく自動調理可能となる。
【0012】
第2の発明は、特に、第1の発明において、撹拌手段と温度検知手段は双方が接触しない距離を保持して配設したことにより、温度検知手段によって撹拌手段の回転が妨げられることがなく、被加熱物を撹拌することができる。
【0013】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、撹拌手段は撹拌機本体に対して着脱自在であることにより、撹拌手段を調理後に取り外して、容易に洗浄することができる。また、対流が起こりやすく具材が大きいメニューなど焦げが発生しにくく撹拌が不要な場合は、撹拌手段を取り外すことで操作性を向上することができる。
【0014】
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、撹拌手段の高さを可変可能としたことにより、撹拌手段と加熱容器底面との距離を変えて最適撹拌が行える。また、特に、深い加熱容器使用時の調理前と調理後の撹拌手段の着脱がしやすくなる。
【0015】
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、撹拌機本体は調理器本体の天板に対して着脱自在であることにより、加熱調理器を使用していない時に撹拌機本体を天板から取り外すと天板上がフラットな状態となり、手入れがしやすくなるとともにすっきりとした外観を保つことができる。
【0016】
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明において、調理メニューを選択して設定する操作手段と、調理メニューごとに予め設定された加熱プログラムを記憶する記憶手段とを備え、予め記憶された加熱プログラムと温度検知手段で検知された温度値に基づいて、撹拌手段の速度を可変しながら加熱を行うようにしたことにより、温度上昇に伴って撹拌する速度を速くすることができ、被加熱物が焦げ付きやすい温度になっても焦がすことなく加熱を継続することができる。
【0017】
第7の発明は、特に、第1〜第6のいずれか1つの発明において、調理メニューを選択して設定する操作手段と、調理メニューごとに予め設定された加熱プログラムを記憶する記憶手段とを備え、予め記憶された加熱プログラムと温度検知手段で検知された温度値に基づいて、撹拌手段を間欠的に動作しながら加熱を行うようにしたことにより、具材が撹拌によって崩れる頻度が少なくなり、被加熱物の煮崩れを最低限に抑えつつ焦げ付きも防止して自動調理を進めることができる。
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0019】
(実施の形態)
図は、本発明の実施の形態における加熱調理器として、誘導加熱調理器を例示しているものである。
【0020】
図1に示すように、本実施の形態における加熱調理器は、調理器本体1と、この調理器本体1に着脱自在に設けた撹拌機本体2とを備えている。
【0021】
前記調理器本体1は、上面に被加熱物を収容した加熱容器13を載置する天板3を配設しており、この天板3の下方に、加熱容器13を誘導加熱する加熱コイルからなる3個の加熱手段4と、加熱手段4の出力を制御する制御手段5と、調理メニューごとに予め設定された加熱プログラムを記憶する記憶手段6と、制御手段5および記憶手段6を冷却する送風機7とを有し、ケース8に内装されている。ケース8前面には、電源の入/切を行う電源スイッチ9と、出力および調理メニューの設定を行う操作手段10と、調理メニューおよび出力の設定を表示する出力表示手段11、加熱をスタートさせるスタートボタン12が備えられている。
【0022】
また、天板3には加熱手段4が配設されている位置に加熱容器13を載せるため加熱領域内を示す円などの加熱可能領域が描かれており、その円周の外側に接続端子部14aが備えられ、撹拌機本体2の接続端子部14bと電気的に接続されるようになっている。接続端子部14aは凹みを形成して、撹拌機本体2が接続しない時はカバー(図示なし)で塞いで感電しない構成としている。
【0023】
撹拌機本体2は、その筐体15に調理器本体1の制御手段5により制御されて駆動するモータ16が内蔵され、モータ16に支軸17が連結されている。支軸17の先端には連結部18を介して加熱容器13内の被加熱物を撹拌する撹拌手段19が着脱自在に装着されている。撹拌手段19は耐熱性のプラスチックやセラミックからなり、例えば、シリコンなどでは多少変形可能であるので固形の被加熱物を撹拌する場合に適している。また、大きさについては3種類くらいの異なる大きさで設計し備えておく。例えば、回転時の直径として10、15、24cmの大きさに設計しておけば、撹拌手段19を取り替えることで、ミルクパンのような直径約14cmの小鍋から、直径20cm前後の中型の鍋、さらには直径25cm以上の大型鍋まで対応可能となる。また、撹拌手段19の形状については、2枚の羽根あるいは1枚の羽根からなるものとする。なお、連結部18は、図2示すように、ネジで締めつけるような構成でもよいし、撹拌手段19の挿入により支軸17の内側から固定のための突起が出るような構成でもよい。
【0024】
さらに、支軸17の先端部には、被加熱物と接しその温度を直接測定する温度検知手段20を備えている。温度検知手段20と撹拌手段19とは、撹拌手段19が回転しても双方が接触しない距離を保持して配設している。温度検知手段20が撹拌手段19の上方に位置することから、撹拌手段19付近の温度を検出でき、かつ検出された温度の電気信号は筐体15側の接続端子部14bと天板3の接続端子部14aが接続することで制御手段5に送られる。
【0025】
筐体15の接続端子部14bは、図3に示すように、凸型になっており、また、筐体15の側面には固定板21が2箇所設けられ、天板3の接続端子部14aに筐体15の接続端子部14bを挿入連結させたときに、固定板21が天板3上に載ることで撹拌機本体2は安定した状態で設置される。また、筐体15は高さ切り替え手段22を備え、高さ切り替え手段22を境にしてモータ16が内蔵されている筐体15上部が上下方向に一定距離可変する構成となっており、撹拌手段19の高さを可変可能としている。なお、筐体15上部の引き上げ可能な距離は一定で抜け出ないようになっている。
【0026】
上記構成により、加熱調理器は、撹拌機本体2の温度検知手段20で検出された温度値に基づき、制御手段5は加熱手段4の出力および撹拌手段19の動作を制御し加熱調理を行うものである。
【0027】
以上のように構成された加熱調理器において、その動作を説明する。なお、誘導加熱調理器の誘導加熱の原理などは公知であるのでここでは説明を省略する。
【0028】
まず、誘導加熱が可能である加熱容器13に被加熱物を入れ、加熱手段4上に描かかれている円などの範囲内(加熱可能領域)に載置する。次に使用する加熱容器13の大きさに適合した撹拌手段19を装着した撹拌機本体2の接続端子部14bを、天板3の凹部の接続端子部14aに挿入して連結する。そして、高さ切り替え手段22により筐体15上部を下方に押し下げると、撹拌手段19が加熱容器13の底面に接触しない寸前の高さに位置し、また温度検知手段20も被加熱物の内部に位置する。その後、電源スイッチ9を入れ、操作手段10でメニューを選択してスタートボタン12を押して加熱をスタートさせる。
【0029】
例えば、コーンスープなどの粘性が高いメニューを温める自動調理を選択した場合、加熱開始から撹拌手段19が回転し、温度検知手段20で検出した温度値が70℃に到達した段階で加熱手段4の出力を弱めるような加熱プログラムが記憶手段6に予め記憶されている。加熱初期は被加熱物の温度を上昇させるために加熱手段4を高出力で制御しなければならないが、コーンスープやポタージュ、あんかけのような粘性の高いとろみのついたメニューでは、対流が起こりにくいために加熱容器13底面で加熱手段4に接している部分は加熱開始直後から高温になり焦げやすい。このような理由によって、加熱プログラムには加熱初期から加熱容器13の底面部を撹拌手段19で撹拌するように設定されている。その結果、焦げ付きを抑えながらも高火力で被加熱物を効率的に温度上昇させることが可能となる。
【0030】
このような加熱プログラムにしたがって加熱の開始から制御手段5によってモータ16が駆動して撹拌手段19は180℃回転後に再度180℃逆回転して被加熱物の撹拌を行う。このような回転方式により、温度検知手段20として内蔵されている熱電対などの金属線が筐体15内で絡まらずにすむ。加熱が進むにつれて温度検知手段20の温度値は上昇していくが、10℃上昇していくに毎に撹拌手段19の回転速度も段階的に速くするように制御する。こうすることによって、温度上昇にともなって発生しやすい焦げを防止することができる。さらに加熱が進んで温度検知手段20の検出温度値が70℃に到達した時点で制御手段5は加熱手段4の出力を、例えば800Wから300Wに低下させる。その後、温度検知手段20の温度値が95℃に到達した時点で加熱手段4の出力とモータ16の駆動を停止する。加熱容器13の誘導加熱および撹拌手段19の回転が停止して、調理終了のお知らせが音声で行われる。あるいは終了音で行ってもよい。
【0031】
また、煮豆やカレー、シチューなどのメニューを選択した場合は、撹拌手段19が回転し続けると、具材が撹拌手段19に触れて煮崩れが生じやすく、豆などは皮が剥けてしまうので間欠的に撹拌手段19が回転するように制御される。例えば、カレーでは95℃に到達した時点で制御手段5は加熱手段4の出力を、例えば800Wから300Wに低下させる。その状態で20分経過後に市販のカレールウ投入を音声でお知らせし、モータ16を駆動して撹拌手段19が低速の60秒間で360度回転するように制御される。その後、制御手段5はモータ16を15秒間停止、再度60秒間駆動させて撹拌手段19を先ほどとは逆方向に360度回転させる。このモータ16の駆動と停止を加熱終了まで繰り返す。
【0032】
また、ポトフなど食材が大きく、液体が多く、対流も十分起こるメニューにおいては焦げ発生の恐れもないので、撹拌手段19は不要となる。その際、撹拌手段19のみを支軸17から取り外し、温度検知手段20が備えられている支軸17のみを被加熱物に挿入して温度の検出を行い、温度値をもとに加熱プログラムに従って制御手段5で加熱手段4の出力制御を行えばよい。
【0033】
撹拌手段19使用の調理終了後には高さ切り替え手段22を押しながら筐体15を上方へ引き上げ、撹拌手段19を支軸17から取り外して洗浄することもできる。また、筐体15全体を天板3から取り外して天板3の接続端子部14aにカバーをしておけばフラットな状態に戻すことができ、汚れのふき取りなどの手入れもしやすくすっきりとした外観も維持することができる。
【0034】
なお、加熱終了後に保温メニューを選択すれば、加熱終了後一定時間経過した時点、例えば調理終了後1分間経過後に撹拌手段19が作動して被加熱物を撹拌する。加熱終了直後は加熱容器13や天板3の余熱で被加熱物は高温に保たれ、焦げ付きやすい状態にある。よって、加熱終了後も撹拌手段19で被加熱物を撹拌することで余熱による焦げ付きを防止することができる。
【0035】
また、本実施の形態では、高さ切り替え手段22を境にしてモータ16が内蔵されている筐体15上部が上下方向に一定距離可変する構成となっていたが、図3のように、筐体15上部がヒンジ部23を支点として上方へ90度回転する構成を加えてもよい。この構成では、筐体15上部の高さを変えた後に90度上方に回転することで、支軸17が水平方向に移動するので撹拌手段19の着脱操作がさらに容易となる。
【0036】
なお、本実施の形態では、3箇所に加熱コイルよりなる加熱手段4を配置したものを例示したが、3箇所のうち一つをラジエントヒータとする構成でもよく、ラジエントヒータによる加熱においても撹拌機本体2を付設することで上記したような効果を得ることができる。また、加熱手段4は、加熱コイルあるいはラジエントヒータに限らず、他の熱源であるガスあるいはシーズヒータなどであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、被加熱物を焦がすことなく自動調理可能なものであるので、誘導加熱調理器としてはもちろんのこと、他の熱源を用いた加熱調理器などであってもよく、加熱調理器全般に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施の形態における加熱調理器の断面図
【図2】同加熱調理器の撹拌手段の部分構成図
【図3】同加熱調理器の撹拌機本体の斜視図
【符号の説明】
【0039】
1 調理器本体
2 撹拌機本体
3 天板
4 加熱手段
5 制御手段
6 記憶手段
13 加熱容器
14a、14b 接続端子部
16 モータ
19 撹拌手段
20 温度検知手段
22 高さ切り替え手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
調理器本体と、この調理器本体に設けた撹拌機本体とを備え、前記調理器本体は、被加熱物を収容した加熱容器を加熱する加熱手段と、加熱容器を載置する天板と、加熱手段を制御する制御手段とを有し、前記撹拌機本体は、加熱容器内の被加熱物を撹拌する撹拌手段と、調理器本体の制御手段により制御され撹拌手段を駆動するモータと、被加熱物の温度を検出する温度検知手段とを有し、撹拌機本体の温度検知手段で検出された温度値に基づき、制御手段は加熱手段の出力および撹拌手段の動作を制御し加熱調理を行う加熱調理器。
【請求項2】
撹拌手段と温度検知手段は双方が接触しない距離を保持して配設した請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
撹拌手段は撹拌機本体に対して着脱自在である請求項1または2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
撹拌手段の高さを可変可能とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項5】
撹拌機本体は調理器本体の天板に対して着脱自在である請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項6】
調理メニューを選択して設定する操作手段と、調理メニューごとに予め設定された加熱プログラムを記憶する記憶手段とを備え、予め記憶された加熱プログラムと温度検知手段で検知された温度値に基づいて、撹拌手段の速度を可変しながら加熱を行うようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項7】
調理メニューを選択して設定する操作手段と、調理メニューごとに予め設定された加熱プログラムを記憶する記憶手段とを備え、予め記憶された加熱プログラムと温度検知手段で検知された温度値に基づいて、撹拌手段を間欠的に動作しながら加熱を行うようにした請求項1〜6のいずれか1項に記載の加熱調理器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2009−26579(P2009−26579A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−187904(P2007−187904)
【出願日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】