説明

幼児管理システム、モニタリング装置および管理サーバ

【課題】幼児監視の目的以外にも適用可能な幼児管理システムを提供することにより、システムの付加価値の向上を図る。
【解決手段】モニタリング装置1は、幼児を撮像するカメラ4と、幼児の状態を検出する各種センサ5〜9とを有し、カメラ4により得られる画像情報とセンサ5,7〜9により得られるセンサ情報とを関連付けた上で、管理サーバ20側に定期的に送信する。また、モニタリング装置1は、センサ5,6により幼児の状態に異常が発生した判断した場合には、管理サーバ20側に異常情報を送信する。管理サーバ20は、モニタリング装置1側より受信した画像情報とセンサ情報とを蓄積していくとともに、幼児の撮像画像と身体状態との経時的な推移が閲覧できるように所定のホームページ上に育児日記を掲載する。さらに、管理サーバ20は、モニタリング装置1側より異常情報を受信した場合には、予め指定された端末に対して異常を通知する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを用いて、幼児の様子をモニタリングする幼児管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】育児者の負担を軽減するために、特開平9−16879号公報には、幼児の状況を随時把握する監視システムが開示されている。このシステムは、小型マイクと、自動音声識別装置と、自動電話送受信機とで構成されており、幼児のベット近傍に設置される。自動音声識別装置によって幼児の泣き声が検出された場合(異常検出時)、自動電話送受信機が作動し、公衆電話回線を介して育児者(監視者)が携帯する携帯電話または近傍の一般電話に連絡する。これにより、監視者は幼児が目覚めたことを知ることができる。
【0003】また、特開平10−11674号公報には、無線で相互に通信可能な、携帯端末と異常通報装置とによって構成された異常通報システムが開示されている。異常通報装置は、幼児の周辺環境の変化または体調の変化を検出し、異常を検出した場合には異常通報信号を携帯端末に無線で通信する。
【0004】なお、現在、ソニー株式会社が提供するインターネットサービスとして、「イメージステーション」と呼ばれるオンラインアルバム作成サービスが実現されている(http://imagestation.peo.ne.jpを参照)。このサービスの利用形態として、例えば、登録ユーザは、カメラ付PC(カメラ内蔵型ノート)を用いて動画や静止画を撮像し、その画像情報をPC経由で所定のWebサイトにアップロードする。これにより、デジタル写真の保存とオンラインアルバムの自動作成とが可能となる他、それを公開することにより、友人,家族等との間で情報の共有が可能となる(ビジュアル・コミュニケーション)。さらに、公開したアルバムにコメントを付記することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した公報に開示されたいずれのシステムも、監視者に通知すべき事態(異常)が発生した場合、幼児の様子をモニタリングするモニタリング装置側から特定の端末(育児者である監視者側)へ、公衆電話回線または無線を介して異常を「直接」通知している。つまり、従来のシステムは、モニタリング装置と端末との間の閉鎖的なシステムであることから、利用目的が異常発生対策に限定されてしまい、それ以外の用途への適用は困難である。また、「直接」通知する場合には、通知の有無を示す履歴(ログ)の記録が困難なことが多く、事実、上述した公報には履歴の記録に関する記述や示唆は存在しない。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、幼児監視以外の用途にも適用可能な幼児管理システムを提供することにより、システムの付加価値の向上を図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するために、第1の発明は、幼児の近傍に設置されているとともに幼児の様子をモニタリングするモニタリング装置と、管理サーバとの間でネットワークを介した情報伝達可能な幼児管理システムを提供する。ここで、モニタリング装置は、幼児を撮像するカメラと、幼児の状態を検出するセンサとを有し、カメラにより得られる画像情報とセンサにより得られるセンサ情報とを関連付けた上で、管理サーバ側に定期的に送信し、かつ、センサにより幼児の状態に異常が発生したと判断した場合には、管理サーバ側に幼児の状態に異常が生じたことを示す異常情報を送信する。また、管理サーバは、モニタリング装置側より受信した画像情報とセンサ情報とを蓄積していくとともに、幼児の撮像画像と身体状態との経時的な推移が閲覧できるように所定のホームページ上に掲載し、かつ、モニタリング装置側より異常情報を受信した場合には、予め指定された端末に対して異常を通知する。
【0008】第2の発明は、管理サーバとの間でネットワークを介した情報伝達可能で、幼児の近傍に設置されており、かつ、幼児の様子をモニタリングするモニタリング装置を提供する。このモニタリング装置は、幼児を撮像するカメラと、幼児の状態を検出するセンサと、カメラにより得られる画像情報とセンサにより得られるセンサ情報とに基づき、設定された送信スケジュールに従い、定期的に幼児管理用情報を生成するとともに、センサにより幼児の状態に異常が発生したと判断した場合、幼児の状態に異常が生じたことを示す異常情報を生成するコンピュータと、幼児管理用情報および異常情報を管理サーバ側に送信する通信装置とを有する。
【0009】ここで、第2の発明において、送信スケジュールは、ユーザによって変更可能であることが好ましい。
【0010】第3の発明は、幼児の近傍に設置されているとともに幼児の様子をモニタリングするモニタリング装置との間でネットワークを介した情報伝達が可能な管理サーバを提供する。この管理サーバは、モニタリング装置より定期的に受信した、幼児の撮像画像と幼児の身体状態とを含む幼児管理用情報を蓄積し、幼児の撮像画像と幼児の身体状態との経時的な推移が閲覧できるように所定のホームページ上に掲載し、かつ、モニタリング装置より幼児の状態の異常を示す異常情報を受信した場合、予め指定された端末に対して異常を通知する。
【0011】ここで、第3の発明において、管理サーバは、予め設定された者によって入力されたコメントを受け付け可能であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態に係る幼児管理システムの全体構成図である。このシステムは、モニタリング装置1と管理サーバ20との間で情報伝達可能なネットワーク環境が整備されていることを前提としている。ネットワークとしては、典型的にはインターネット等が挙げられるが、これに限定されるものではなく、各種の有線・無線ネットワークを適用することができる。
【0013】モニタリング装置1は、監視対象となる幼児(特に、乳幼児)の状況を監視する装置であり、幼児の近傍(通常はベビーベッド脇)に設置されている。このモニタリング装置1は、コンピュータ2,送信スケジュールが格納された不揮発性メモリ等の記憶装置3,幼児を撮像するカメラ4,幼児の状態を検出する各種センサ5〜9,入力装置10,および通信装置11等を主体に構成されている。コンピュータ2は、各種センサ5〜9からのセンサ情報に基づいて、幼児の状態をモニタリングし、その状態に異常が発生したか否かの判定を行う(異常判定部2a)。そして、異常が発生した場合、幼児の状態に異常が生じたことを示す異常情報を生成し(送信情報生成部2b)、その異常情報を通信装置11を介して管理サーバ20側に送信する。また、送信スケジュールにより設定された送信日時になった場合、その日時における幼児の撮像画像(動画または静止画)と、幼児管理用情報の一態様である、幼児の身体状態とを主体にした育児日記用情報とを生成する(送信情報生成部2b)。生成された育児日記用情報は、通信装置11を介して管理サーバ20に送信される。なお、送信スケジュールは、例えば、毎日,毎週,特定の曜日または特定の日時等のように定期的なスケジュールが任意に設定でき、ユーザが入力装置10を操作することによって、その設定内容を変更することができる。このように、モニタリング装置1は、育児日記用情報を定期的に管理サーバ20側に配信する機能と、幼児の状態異常を検出する監視機能との双方を備えている。
【0014】一方、管理サーバ20は、コンピュータ21,記憶装置22,モニタリング装置1との間で情報の送受信を行う通信装置23等を主体に構成されている。この管理サーバ20は、インターネット上の所定のWebサイトにおいて、幼児の成長過程を記した育児日記ホームページを開設している。また、管理サーバ20は、モニタリング装置1側から幼児の状態に異常が生じたことを示す異常情報を受信した場合、予め設定された端末(通常、幼児の監視者が有する端末)にその情報を転送する。記憶装置22には、育児日記ホームページの運営と異常情報の転送とに必要な、ユーザ管理データベース,育児日記データベースおよび異常履歴データベースが格納されている。なお、これらのデータベースは、個々の登録ユーザを識別するユーザIDによって互いに関連付けられている。
【0015】図2は、ユーザ管理データベースの構成を説明するための図である。このデータベースは、育児日記ホームページの登録ユーザを一元的に管理する目的で設けられており、個々の登録ユーザに対応付けられたユーザレコード群で構成されている。ユーザレコードを構成するフィールドの内、「ユーザID」には、個々のユーザを識別可能なユーザ固有のIDが記述される。「ユーザ情報」には、幼児の名前等を含めたユーザ情報が記述され、「作成者名,パスワード」には、育児日記作成者のIDおよびパスワードが記述される。また、「閲覧可能者名,パスワード」には、育児日記の閲覧が許可されている者のIDおよびパスワードが記述され、複数の者を設定することができる。さらに、「監視者端末アドレス」には、異常情報を転送する監視者(通常、幼児の親)が有する携帯端末のアドレス(電話番号またはメールアドレス等)が記述される。
【0016】図3は、育児日記データベースの構成を説明するための図である。このデータベースは、登録ユーザの育児日記を一元的に監視する目的で設けられている。個々のレコードは、ある「日時」に撮像された画像情報の「画像ファイル名」と、その「日時」に検出された幼児の身体状態(「身長」,「体重」,「体温」)と、その「日時」に録音された音声情報の「音声ファイル名」と、入力された「コメント1」,「コメント2」とが、「ユーザID」と関連付けて記述されている。
【0017】図4は、異常履歴データベースの構成を説明するための図である。このデータベースは、管理サーバ20が幼児の異常情報を監視者側の端末に転送した履歴を一元的に管理する目的で設けられている。個々のレコードは、異常情報の転送を行った「日時」と、その転送先を示す「監視者端末アドレス」とが、「ユーザID」と関連付けて記述されている。
【0018】図5は、モニタリング装置1側の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、所定の時間毎に繰り返し実行される。まず、モニタリング装置1側のコンピュータ2は、カメラ4により撮像された静止画または動画を読み込むとともに、各種センサ5〜9からのセンサ情報を読み込む。つぎに、ステップ2において、幼児監視モードが設定されているか否かが判断される。ユーザ(幼児の監視者)は、入力装置10を操作することにより、このモードの設定/非設定のいずれかを選択することができる。例えば、ユーザが幼児を直接監視できない場所に行く場合、このモードを選択する。ステップ2で否定判定された場合、すなわち、幼児監視モードが指定されていない場合には、ステップ3,4をスキップしてステップ5に進む。これに対して、このモードが指定されている場合には、ステップ3に進む。
【0019】ステップ3において、コンピュータ2は、各種センサ5〜9からのセンサ情報に基づいて「幼児の状態」をモニタリングし、「幼児の状態」に異常が発生していないか否かを判定する。本実施形態では、下記のセンサ情報に基づいて異常判定を行う。
(異常と判定する場合)
(1) マイク5からの音声に基づき幼児の泣き声が検出された場合(2) 体温センサ8より検出された幼児の体温が所定値よりも高い場合(3) 呼吸センサ6より検出された幼児の単位時間当たりの呼吸数が所定値よりも大きい場合若しくは少ない場合
【0020】なお、これ以外にも、発汗センサを別途設け、幼児の発汗状態を検出することによって、異常判定を行うことも可能である。本明細書では、「幼児の状態」という用語を、幼児の体調,音声といった「身体状態」のみならず、幼児周辺の「環境状態」を含む広い概念で用いている。したがって、温度センサを別途設け、室温が所定値以上に上昇した場合(或いは、所定値以下に下降した場合)、幼児の状態に異常が生じたと判定してもよい。なお、このような状態の異常を判断するための基準、換言すれば、異常通知を行うか否かの基準を、ユーザ側で任意に設定できるようにしてもよい。
【0021】ステップ3に続くステップ4の判断に従い、幼児の異常が発生した場合にはステップ8に進む。このステップ8において、モニタリング装置1は、幼児の異常を示す異常情報をユーザIDとともに管理サーバ20側に送信する。なお、監視者側の端末(異常情報の通知を受ける端末)がマルチメディア環境を有するならば、幼児の画像情報および幼児の音声情報の少なくとも一方を異常情報中に含めてもよい。画像や音声を含めることにより、異常の通知を受けた者は、幼児の状況を一層的確に把握することができる。
【0022】これに対して、幼児の異常が発生していない場合には、ステップ4の否定判定よりステップ5に進む。このステップ5では、定期的な送信日時が規定された送信スケジュールがコンピュータ2に読み込まれる。そして、現在の日時がこの送信スケジュールに規定された送信時間であるか否かが判断される(ステップ6)。このステップ6で否定判定された場合、すなわち送信時間でない場合には、ステップ7,8をスキップして今回のサイクルにおける処理を終了する。これに対して、送信時間の場合はステップ7に進み、育児日記用情報が生成される。この情報は、その日時において、カメラ4によって撮像された幼児の画像と、マイク5により録音された幼児の音声と、検出された幼児の身体状態(身長、体温、体重)とが関連付けられた情報セットであり、育児日記の作成に必要な情報である。そして、ステップ8において、生成された育児日記用情報がユーザIDとともに管理サーバ20側に送信され、一連の処理が終了する。
【0023】上述した処理からわかるように、モニタリング装置1は、下記のケースに該当する場合に所定の情報を管理サーバ20側に送信する。
(1) 幼児の異常判定時 ・・・送信情報:異常情報(2) 送信スケジュールに規定された送信時間・・・送信情報:育児日記用情報
【0024】図6は、管理サーバ20側の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステップ11において、コンピュータ21は、モニタリング装置1からの情報をユーザIDとともに受信する。そして、ステップ12の判断に従い、異常情報を受信した場合にはステップ14に進む。このステップ14において、コンピュータ21は、ユーザ管理データベースを検索し、ユーザIDに対応するユーザレコードに記述された監視者端末アドレスを特定する。上述したように、このアドレスは、幼児の異常発生時における異常の通知先として登録ユーザが予め指定したものである。
【0025】続くステップ15において、異常履歴データベースに異常通知の履歴が新規レコードとして追加される。そして、ステップ16において、異常情報が特定の監視者端末(固定端末,携帯端末側のいずれも設定可)に転送され、管理サーバ20での処理が終了する。管理サーバ20側より通知を受けた監視者は、幼児に異常が発生したことをリアルタイムで認識することができる。
【0026】一方、育児日記用情報を受信した場合には、ステップ12の否定判定を経てステップ13に進み、育児日記データベースに新規レコードが追加される。すなわち、その「日時」における画像、音声、身体状態等が互いに関連付けられて、記憶装置22に格納される。そして、管理サーバ20での処理が終了する。定期的に受信した育児日記用情報は経時的に蓄積されていき、これらは時系列的に管理される。育児日記データベースの内容が更新されると、その内容がリアルタイムで育児日記ホームページに反映される。
【0027】日記作成者(典型的には幼児の父母)は、自己の端末から育児日記サイト(幼児の情報管理サイト)にアクセスすることにより、育児日記ホームページを閲覧できるとともに、その内容にコメントを付記することもできる。具体的には、まず、図7に示す初期画面においてユーザ名とパスワードとを入力し、「OK」ボタンをクリックする。このアクションによって、管理サーバ20においてユーザ認証が行われ、適切な認証が得られた場合には、図8に示す自己の育児日記画面が表示される。この画面には、その日時における幼児の画像と、身体状態(身長、体重、体温)とが表示されており、「LISTEN」ボタンをクリックすることにより、幼児の音声(泣き声)を聞くこともできる。また、日記作成者は、コメントを画面に直接書き込むことにより、或いは、メールでコメントをテキスト送信することにより、育児日記画面の編集を行うことができる。なお、この画面からジャンプすることで、幼児の身体状態の変化を表示したグラフ画面を閲覧することも可能である。
【0028】また、日記作成者は、図9に示す育児日記の更新通知画面において、コメント入力することにより、予め登録された登録者(例えば、祖父母や友人等)に対して更新通知を送付することもできる。そして、育児日記を閲覧した登録者がメッセージを入力した場合、それは図8に示した育児日記画面に表示される。
【0029】さらに、この育児日記サービスでは、図10に示す冊子申込画面から所定の申込操作を行うことにより、幼児の一連の記録を一冊の本に製本することができる。
【0030】このように、本実施形態では、幼児の状態に異常が発生した場合、モニタリング装置1から異常情報を管理サーバ20側に送信する。そして、管理サーバ20は、受信した異常情報の履歴(ログ)を異常履歴データベースに記録するとともに、予め設定された監視者側の端末にその情報を転送する。これにより、監視者は、異常の発生をリアルタイムで認識することができる。また、異常発生の履歴が管理サーバ20側に記録されるため、後日、異常の有無に関する検証を的確に行うことが可能となる。
【0031】また、ホームページ上で幼児の成長過程を示す情報を公開することにより、親だけでなく、祖父母・友人との間で情報を共有することが可能となる。それとともに、幼児の成長過程を特定し得る幼児管理用情報(育児日記用情報)が管理サーバ20側に自動的に蓄積されるため、育児日記・成長記録の作成を効率的に行うことができる。すなわち、幼児の成長過程を映像等で記録しようとする思いは幼児を持つ親心の常であるが、従来は、映像等の記録・収集作業に多くの労力を要していた。これに対し本実施形態では、モニタリング装置1から幼児の身体状態等を管理するための情報が、管理サーバ20側で受信・蓄積され、育児日記が自動的に作成されるため、人的な労力を殆ど必要としない。
【0032】
【発明の効果】本発明では、幼児の異常通知機能の他に、幼児の撮像画像と身体状態との経時的な推移の閲覧機能を有する汎用性の高いシステムを実現することが可能となる。したがって、システムの付加価値を高めることができ、商品訴求力の高いシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】幼児管理システムの全体構成図
【図2】ユーザ管理データベースの説明図
【図3】育児日記データベースの説明図
【図4】異常履歴データベースの説明図
【図5】モニタリング装置側の処理手順を示すフローチャート
【図6】管理サーバ側の処理手順を示すフローチャート
【図7】育児日記ホームページの初期画面の表示例を示す図
【図8】育児日記画面の表示例を示す図
【図9】育児日記の更新通知画面の表示例を示す図
【図10】冊子申込画面の表示例を示す図
【符号の説明】
1 モニタリング装置、 2 コンピュータ、2a 異常判定部、 2b 送信情報生成部、3 記憶装置、 4 カメラ、5 マイク、 6 呼吸センサ、7 身長センサ、 8 体温センサ、9 体重センサ、 10 入力装置、11 通信装置、 20 管理サーバ、21 コンピュータ、 22 記憶装置、23 通信装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】幼児の近傍に設置されているとともに幼児の様子をモニタリングするモニタリング装置と、管理サーバとの間でネットワークを介した情報伝達可能な幼児管理システムにおいて、前記モニタリング装置は、幼児を撮像するカメラと、幼児の状態を検出するセンサとを有し、前記カメラにより得られる画像情報と前記センサにより得られるセンサ情報とを関連付けた上で、前記管理サーバ側に定期的に送信し、かつ、前記センサにより幼児の状態に異常が発生したと判断した場合には、前記管理サーバ側に幼児の状態に異常が生じたことを示す異常情報を送信し、前記管理サーバは、前記モニタリング装置側より受信した画像情報とセンサ情報とを蓄積していくとともに、幼児の撮像画像と身体状態との経時的な推移が閲覧できるように所定のホームページ上に掲載し、かつ、前記モニタリング装置側より前記異常情報を受信した場合には、予め指定された端末に対して異常を通知することを特徴とする幼児管理システム。
【請求項2】管理サーバとの間でネットワークを介した情報伝達可能で、幼児の近傍に設置されており、かつ、幼児の様子をモニタリングするモニタリング装置において、幼児を撮像するカメラと、幼児の状態を検出するセンサと、前記カメラにより得られる画像情報と前記センサにより得られるセンサ情報とに基づき、設定された送信スケジュールに従い、定期的に幼児管理用情報を生成するとともに、前記センサにより幼児の状態に異常が発生したと判断した場合、幼児の状態に異常が生じたことを示す異常情報を生成するコンピュータと、前記幼児管理用情報および前記異常情報を前記管理サーバ側に送信する通信装置とを有することを特徴とするモニタリング装置。
【請求項3】前記送信スケジュールは、ユーザによって変更可能であることを特徴とする請求項2に記載されたモニタリング装置。
【請求項4】幼児の近傍に設置されているとともに幼児の様子をモニタリングするモニタリング装置との間でネットワークを介した情報伝達が可能な管理サーバにおいて、前記管理サーバは、前記モニタリング装置より定期的に受信した、幼児の撮像画像と幼児の身体状態とを含む幼児管理用情報を蓄積し、幼児の撮像画像と幼児の身体状態との経時的な推移が閲覧できるように所定のホームページ上に掲載し、かつ、前記モニタリング装置より幼児の状態の異常を示す異常情報を受信した場合、予め指定された端末に対して異常を通知することを特徴とする管理サーバ。
【請求項5】前記管理サーバは、予め設定された者によって入力されたコメントを受け付けることを特徴とする請求項4に記載された管理サーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図7】
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【図9】
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【図5】
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【図6】
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【図10】
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【図8】
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【公開番号】特開2002−149909(P2002−149909A)
【公開日】平成14年5月24日(2002.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−343980(P2000−343980)
【出願日】平成12年11月10日(2000.11.10)
【出願人】(000003584)株式会社トミー (248)
【Fターム(参考)】