感光性組成物、感光性フィルム、永久パターン形成方法、及びプリント基板
【課題】所定の高分子化合物を含むことにより、感度、保存安定性、及び無電解金めっき耐性に優れ、かつタック性が良好で感光層を傷付けることなく、高精細な永久パターン(保護膜、層間絶縁膜、及びソルダーレジストパターンなど)を効率よく形成可能な感光性組成物、感光性フィルム、前記感光性組成物を用いた永久パターン形成方法、及び前記永久パターン形成方法により永久パターンが形成されるプリント基板の提供。
【解決手段】バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、及びアルカリ不溶性の熱架橋剤を含む感光性組成物を含み、前記バインダーが、側鎖に、炭素原子数7〜20の置換基を有していてもよい鎖状及び環状のいずれかの炭化水素基、並びにエチレン性不飽和結合を有する高分子化合物を含むことを特徴とする感光性組成物等である。前記高分子化合物が側鎖にカルボキシル基を有する態様、などが好ましい。
【解決手段】バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、及びアルカリ不溶性の熱架橋剤を含む感光性組成物を含み、前記バインダーが、側鎖に、炭素原子数7〜20の置換基を有していてもよい鎖状及び環状のいずれかの炭化水素基、並びにエチレン性不飽和結合を有する高分子化合物を含むことを特徴とする感光性組成物等である。前記高分子化合物が側鎖にカルボキシル基を有する態様、などが好ましい。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、及びアルカリ不溶性の熱架橋剤を含む感光性組成物を含み、前記バインダーが、側鎖に、炭素原子数7〜20の置換基を有してもよい鎖状及び環状のいずれかの炭化水素基、並びにエチレン性不飽和結合を有する高分子化合物を含むことを特徴とする感光性組成物。
【請求項2】
高分子化合物が、側鎖にカルボキシル基を有する請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
高分子化合物が、下記構造式(I)で表される構造単位を含む請求項1から2のいずれかに記載の感光性組成物。
【化1】
ただし、前記構造式(I)中、R1、R2、及びR3は、水素原子及び1価の有機基のいずれかを表す。Xは炭素原子数7〜20の置換基を有してもよい鎖状及び環状のいずれかの炭化水素基を表す。
【請求項4】
高分子化合物が、下記構造式(II)で表される単量体少なくとも1つと、構造式(III)で表される単量体少なくとも1つとを共重合させた共重合体のカルボキシル基に、構造式(IV)で表される化合物を付加させてなる請求項1から3のいずれかに記載の感光性組成物。
【化2】
ただし、前記構造式(II)中、R4は水素原子及びメチル基のいずれかを表す。Aは炭素原子数7以上の置換基を有してもよい鎖状及び環状のいずれかの炭化水素基を表す。
【化3】
ただし、前記構造式(III)中、R5は水素原子及びメチル基のいずれかを表す。
【化4】
前記構造式(IV)中、R6は水素原子及びメチル基のいずれかを表す。Lは有機基を表す。
【請求項5】
重合性化合物が、エチレン性不飽和結合を1つ以上有する化合物を含む請求項1から4のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項6】
アルカリ不溶性の熱架橋剤が、エポキシ化合物を含む請求項1から5のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項7】
支持体と、該支持体上に請求項1から6のいずれかに記載の感光性組成物からなる感光層を有することを特徴とする感光性フィルム。
【請求項8】
長尺状であり、ロール状に巻かれてなる請求項7に記載の感光性フィルム。
【請求項9】
請求項1から6のいずれかに記載の感光性組成物により形成された感光層に対して露光を行うことを含むことを特徴とする永久パターン形成方法。
【請求項10】
請求項9に記載の永久パターン形成方法により永久パターンが形成されることを特徴とするプリント基板。
【請求項1】
バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、及びアルカリ不溶性の熱架橋剤を含む感光性組成物を含み、前記バインダーが、側鎖に、炭素原子数7〜20の置換基を有してもよい鎖状及び環状のいずれかの炭化水素基、並びにエチレン性不飽和結合を有する高分子化合物を含むことを特徴とする感光性組成物。
【請求項2】
高分子化合物が、側鎖にカルボキシル基を有する請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
高分子化合物が、下記構造式(I)で表される構造単位を含む請求項1から2のいずれかに記載の感光性組成物。
【化1】
ただし、前記構造式(I)中、R1、R2、及びR3は、水素原子及び1価の有機基のいずれかを表す。Xは炭素原子数7〜20の置換基を有してもよい鎖状及び環状のいずれかの炭化水素基を表す。
【請求項4】
高分子化合物が、下記構造式(II)で表される単量体少なくとも1つと、構造式(III)で表される単量体少なくとも1つとを共重合させた共重合体のカルボキシル基に、構造式(IV)で表される化合物を付加させてなる請求項1から3のいずれかに記載の感光性組成物。
【化2】
ただし、前記構造式(II)中、R4は水素原子及びメチル基のいずれかを表す。Aは炭素原子数7以上の置換基を有してもよい鎖状及び環状のいずれかの炭化水素基を表す。
【化3】
ただし、前記構造式(III)中、R5は水素原子及びメチル基のいずれかを表す。
【化4】
前記構造式(IV)中、R6は水素原子及びメチル基のいずれかを表す。Lは有機基を表す。
【請求項5】
重合性化合物が、エチレン性不飽和結合を1つ以上有する化合物を含む請求項1から4のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項6】
アルカリ不溶性の熱架橋剤が、エポキシ化合物を含む請求項1から5のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項7】
支持体と、該支持体上に請求項1から6のいずれかに記載の感光性組成物からなる感光層を有することを特徴とする感光性フィルム。
【請求項8】
長尺状であり、ロール状に巻かれてなる請求項7に記載の感光性フィルム。
【請求項9】
請求項1から6のいずれかに記載の感光性組成物により形成された感光層に対して露光を行うことを含むことを特徴とする永久パターン形成方法。
【請求項10】
請求項9に記載の永久パターン形成方法により永久パターンが形成されることを特徴とするプリント基板。
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図32】
【図33】
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図21A】
【図21B】
【図22】
【図23A】
【図23B】
【図24】
【図31A】
【図31B】
【図34A】
【図34B】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図32】
【図33】
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図21A】
【図21B】
【図22】
【図23A】
【図23B】
【図24】
【図31A】
【図31B】
【図34A】
【図34B】
【公開番号】特開2007−248497(P2007−248497A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−67691(P2006−67691)
【出願日】平成18年3月13日(2006.3.13)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月13日(2006.3.13)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】
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