新規トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル誘導体の使用による動物における寄生虫の制御
本発明は、有効な抗寄生虫剤であるオキシムエーテル誘導体を提供する。本明細書中には、環境における内部寄生虫および/または外部寄生虫を制御するのに有用なトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物が、それらを製造する方法、および本発明の化合物を使用してインビボまたはエキソビボで寄生虫感染を処置する方法と共に、詳細に提供されている。一実施形態では、本発明は、上記化合物を送達するための組成物を提供する。本発明の組成物は、適当なキャリアと共に使用する本発明の化合物または本発明の化合物の組み合わせの有効量を含有する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物であって、ここで:
R1、R2、R3およびR4は、独立して、水素、ホルミル、カルボキシル、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、チオール、ハロならびに以下の必要に応じて置換した部分:アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルカノイル、アロイル、ヘテロシクロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アルカノエート、アリーロエート、ヘテロシクロエート、ヘテロアリーロエート、アルキルスルホネート、アリールスルホネート、ヘテロシクリルスルホネート、ヘテロアリールスルホネート、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アリールアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、ヘテロシクリルカルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ、シクロアルキルチオ、シクロアルケニルチオ、アリールチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、アルキルスルフィニル、アルケニルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルケニルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロシクリルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルケニルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ハロアルコキシ、ハロアルケニルオキシ、ハロアルキルスルホネート、ハロアルキルカルボニルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニルおよびハロアルキルスルホニルからなる群より選択され;
R5は、水素、ハロゲン、シアノならびに以下の必要に応じて置換した部分:アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ハロアルキル、ハロアルケニルおよびハロアルキニルから選択され;そして
R6は、水素ならびに以下の必要に応じて置換した部分:アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、アルカノイル、アロイル、ヘテロシクロイル、ヘテロアロイル、シアノアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルキルチオアルキル、シクロアルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、シクロアルキルスルホニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニルおよびハロアルキニルから選択される、
トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項2】
R2およびR3が、一緒になって、同じ縮合炭素環、複素環、アリール環またはヘテロアリール環の一部であり、該環が、置換または非置換である、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項3】
R4およびR5が、一緒になって、同じ縮合炭素環、複素環、アリール環またはヘテロアリール環の一部であり、該環が、置換または非置換である、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項4】
R5およびR6が、一緒になって、同じ縮合複素環またはヘテロアリール環の一部であり、該環が、置換または非置換である、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項5】
請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物であって、ここで:
R1は、水素、(C1〜C6)アルキルまたは(C1〜C6)アルコキシであり;
R2は、水素、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R3は、水素、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R2およびR3は、一緒になって、同じ縮合炭素環、複素環、アリール環またはヘテロアリール環の一部であり、該環は、置換または非置換であり;
R4は、水素である;
R5は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキルまたは必要に応じて置換したアリールである;そして
R6は、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C3〜C10)シクロアルケニル、(C3〜C10)シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、(C3〜C10)シクロアルケニル(C1〜C6)アルキル、ならびに以下の必要に応じて置換した部分:アリール、アリール(C1〜C6)アルキル、アリール(C2〜C6)アルケニル、ヘテロシクリル(C1〜C6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1〜C6)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルキル、アリールオキシ(C1〜C6)アルキル、(C1−C6)アルキルチオ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)ハロアルキルおよび(C2〜C6)ヘテロアルケニルからなる群より選択される、
トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項6】
請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物であって、ここで:
R1は、水素、メチルまたはメトキシであり;
R2は、水素、フッ素、塩素またはトリフルオロメチルであり;
R3は、水素、フッ素、塩素、臭素またはトリフルオロメチルであり;
R2およびR3は、一緒になって、メチレンジオキシ環の一部であり;
R4は、水素であり;
R5は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、t−ブチル、シクロヘキシルまたはフェニルであり;そして
R6は、メチル、エチル、i−プロピル、i−ブチル、t−ブチル、sec−ブチル、−CH(CH2CH3)2、アリル、プロパルギル、シクロペンチル、シクロヘキシル、3−シクロヘキセニル、トランス−シンナミル、−CH2CN、−CH(CH3)CN、−(CH2)2OCH3、−CH2SCH3、−CH2CF3または以下:
【化2】
のうちの1つであり、ここで:
nは、0、2または3であり;
mは、2または3であり;
pは、2であり;
Yは、水素または塩素であり;そして
Zは、塩素または臭素である、
化合物。
【請求項7】
式(II):
【化3】
のトリフルオロメタンスルホンアニリド化合物であって、ここで、R1、R2、R3およびR4は、請求項1で定義したとおりであり、R13およびR14は、独立して、水素、ホルミル、カルボキシル、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、チオール、ハロならびに以下の必要に応じて置換した部分:アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルカノイル、アロイル、ヘテロシクロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、アルコキシアルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アルカノエート、アリーロエート、ヘテロシクロエート、ヘテロアリーロエート、アルキルスルホネート、アリールスルホネート、ヘテロシクリルスルホネート、ヘテロアリールスルホネート、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アリールアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、ヘテロシクリルカルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ、シクロアルキルチオ、シクロアルケニルチオ、アリールチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、アルキルスルフィニル、アルケニルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルケニルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロシクリルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルケニルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ハロアルコキシ、ハロアルケニルオキシ、ハロアルキルスルホネート、ハロアルキルカルボニルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニルおよびハロアルキルスルホニルからなる群より選択される、
化合物。
【請求項8】
次式:
【化4】
に対応する、トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物であって、ここで:
R1およびR7は、独立して、水素または(C1〜C6)アルキルであり;
R2は、水素または(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R3は、水素、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R4は、水素であり;
R5は、水素、(C1〜C6)アルキルまたは必要に応じて置換したアリールであり;
R8およびR12は、独立して、水素、シアノ、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R9およびR11は、独立して、水素、必要に応じて置換したアリールオキシ、必要に応じて置換したヘテロアリールオキシ、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;そして
R10は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、必要に応じて置換したアリール、(C1〜C6)アルコキシカルボニル、シアノ、(C1〜C6)アルコキシ、ニトロ、ハロおよび(C1〜C6)ハロアルキルである、
トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項9】
請求項8に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物であって、ここで:
R1およびR7は、独立して、水素またはメチルであり;
R2は、水素またはトリフルオロメチルであり;
R3は、水素、塩素またはトリフルオロメチルであり;
R4は、水素であり;
R5は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピルまたはフェニルであり;
R8は、水素、シアノ、フッ素、塩素またはトリフルオロメチルであり;
R9は、水素、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチルまたは以下:
【化5】
のうちの1つであり;
R10は、水素、t−ブチル、シクロヘキシル、フェニル、メトキシカルボニル、シアノ、メトキシ、ニトロ、フッ素、塩素、臭素またはトリフルオロメチルであり;
R11は、水素、フッ素、臭素またはトリフルオロメチルであり;そして
R12は、水素、フッ素または塩素である、
化合物。
【請求項10】
次式:
【化6】
に対応する、トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物であって、ここで:
R1は、水素であり;
R2は、水素または(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R3は、水素、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R4は、水素であり;
R5は、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、または必要に応じて置換したアリールであり;
R8およびR12は、独立して、水素または(C1〜C6)アルキルであり;
R9およびR11は、独立して、水素、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;そして
R10は、水素、(C1〜C6)アルキル、シアノ、ハロ、(C1〜C6)ハロアルキルまたは(C1〜C6)ハロアルコキシである、
トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項11】
請求項9に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物であって、ここで:
R1は、水素であり;
R2は、水素またはトリフルオロメチルであり;
R3は、水素、塩素またはトリフルオロメチルであり;
R4は、水素であり;
R5は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、t−ブチル、シクロヘキシルまたはフェニルであり;
R8は、水素またはメチルであり;
R9は、水素、フッ素、塩素またはトリフルオロメチルであり;
R10は、水素、メチル、シアノ、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
R11は、水素であり;そして
R12は、水素である、
化合物。
【請求項12】
次式
【化7】
に対応する、トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテルプロドラッグ化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物であって、ここで:
R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、請求項1で定義したとおりであり、そして、
Aは、以下の必要に応じて置換した部分:アルキル、アルケニル、アリールアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロシクリルオキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルキルカルボニルオキシアルキル、アリールカルボニルオキシアルキル、ヘテロシクリルカルボニルオキシアルキル、ヘテロアリールカルボニルオキシアルキル、アルコキシカルボニルオキシアルキル、アリールオキシカルボニルオキシアルキル、ヘテロシクリルオキシカルボニルオキシアルキル、ヘテロアリールオキシカルボニルオキシアルキル、アルキルアミノカルボニルオキシアルキル、アリールアミノカルボニルオキシアルキル、ヘテロシクリルアミノカルボニルオキシアルキル、ヘテロアリールアミノカルボニルオキシアルキル、アルキルカルボニルアミノアルキル、アリールカルボニルアミノアルキル、ヘテロシクリルカルボニルアミノアルキル、ヘテロアリールカルボニルアミノアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロシクリルスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルカノイル、アロイル、ヘテロシクロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、ヘテロシクリルアミノチオカルボニル、ヘテロアリールアミノチオカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロシクリルスルホニルおよびヘテロアリールスルホニルから選択される、
トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテルプロドラッグ化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項13】
表8で識別されるような化合物1〜224から選択される、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項14】
表9で識別されるような化合物225〜231から選択される、請求項7に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項15】
寄生虫に感染した動物を処置するための薬学的組成物であって、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の処置有効投薬量と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項16】
前記トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物が、表8で識別されるような化合物1〜224、およびそれらの組み合わせから選択される、請求項15に記載の薬学的組成物。
【請求項17】
寄生虫に感染した動物を処置するための薬学的組成物であって、請求項7に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の処置有効投薬量と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項18】
前記トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物が、表9で識別された化合物225〜231の1つ、およびそれらの組み合わせから選択される、請求項17に記載の薬学的組成物。
【請求項19】
寄生虫に感染した動物を処置するための薬学的組成物であって、請求項8に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の処置有効投薬量と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項20】
寄生虫に感染した動物を処置するための薬学的組成物であって、請求項10に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の処置有効投薬量と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項21】
寄生虫に感染した動物を処置するための薬学的組成物であって、請求項12に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の処置有効投薬量と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項22】
動物の寄生虫感染を処置するか、または動物を寄生虫感染から保護する方法であって、動物に、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項23】
動物の寄生虫感染を処置するか、または動物を寄生虫感染から保護する方法であって、動物に、請求項7に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項24】
動物の寄生虫感染を処置するか、または動物を寄生虫感染から保護する方法であって、動物に、請求項8に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項25】
動物の寄生虫感染を処置するか、または動物を寄生虫感染から保護する方法であって、動物に、請求項10に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項26】
動物の寄生虫感染を処置するか、または動物を寄生虫感染から保護する方法であって、動物に、請求項12に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
前記寄生虫が、節足動物または蠕虫である、請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記寄生虫が、節足動物または蠕虫である、請求項23に記載の方法。
【請求項29】
前記寄生虫が、節足動物または蠕虫である、請求項24に記載の方法。
【請求項30】
前記寄生虫が、節足動物または蠕虫である、請求項25に記載の方法。
【請求項31】
前記寄生虫が、節足動物または蠕虫である、請求項26に記載の方法。
【請求項32】
節足動物または蠕虫を殺傷するか、あるいはその成長を阻止する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項1に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項33】
節足動物または蠕虫を殺傷するか、あるいはその成長を阻止する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項7に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項34】
節足動物または蠕虫を殺傷するか、あるいはその成長を阻止する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項8に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項35】
節足動物または蠕虫を殺傷するか、あるいはその成長を阻止する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項10に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項36】
節足動物または蠕虫を殺傷するか、あるいはその成長を阻止する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項12に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項37】
植物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物を保護する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項1に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項38】
植物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物を保護する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項7に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項39】
植物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物を保護する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項8に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項40】
植物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物を保護する方法であって、請求項10に記載の化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項41】
植物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物を保護する方法であって、請求項12に記載の化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項42】
植物もしくは動物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物または動物を保護する方法であって、請求項13に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項43】
植物もしくは動物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物または動物を保護する方法であって、請求項14に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項1】
式(I):
【化1】
のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物であって、ここで:
R1、R2、R3およびR4は、独立して、水素、ホルミル、カルボキシル、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、チオール、ハロならびに以下の必要に応じて置換した部分:アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルカノイル、アロイル、ヘテロシクロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アルカノエート、アリーロエート、ヘテロシクロエート、ヘテロアリーロエート、アルキルスルホネート、アリールスルホネート、ヘテロシクリルスルホネート、ヘテロアリールスルホネート、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アリールアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、ヘテロシクリルカルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ、シクロアルキルチオ、シクロアルケニルチオ、アリールチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、アルキルスルフィニル、アルケニルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルケニルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロシクリルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルケニルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ハロアルコキシ、ハロアルケニルオキシ、ハロアルキルスルホネート、ハロアルキルカルボニルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニルおよびハロアルキルスルホニルからなる群より選択され;
R5は、水素、ハロゲン、シアノならびに以下の必要に応じて置換した部分:アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ハロアルキル、ハロアルケニルおよびハロアルキニルから選択され;そして
R6は、水素ならびに以下の必要に応じて置換した部分:アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニルアルキル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、アルカノイル、アロイル、ヘテロシクロイル、ヘテロアロイル、シアノアルキル、アルコキシアルキル、シクロアルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルキルチオアルキル、シクロアルキルチオアルキル、アリールチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、シクロアルキルスルフィニルアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、シクロアルキルスルホニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ハロアルキル、ハロアルケニルおよびハロアルキニルから選択される、
トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項2】
R2およびR3が、一緒になって、同じ縮合炭素環、複素環、アリール環またはヘテロアリール環の一部であり、該環が、置換または非置換である、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項3】
R4およびR5が、一緒になって、同じ縮合炭素環、複素環、アリール環またはヘテロアリール環の一部であり、該環が、置換または非置換である、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項4】
R5およびR6が、一緒になって、同じ縮合複素環またはヘテロアリール環の一部であり、該環が、置換または非置換である、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項5】
請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物であって、ここで:
R1は、水素、(C1〜C6)アルキルまたは(C1〜C6)アルコキシであり;
R2は、水素、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R3は、水素、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R2およびR3は、一緒になって、同じ縮合炭素環、複素環、アリール環またはヘテロアリール環の一部であり、該環は、置換または非置換であり;
R4は、水素である;
R5は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキルまたは必要に応じて置換したアリールである;そして
R6は、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、(C3〜C10)シクロアルキル、(C3〜C10)シクロアルケニル、(C3〜C10)シクロアルキル(C1〜C6)アルキル、(C3〜C10)シクロアルケニル(C1〜C6)アルキル、ならびに以下の必要に応じて置換した部分:アリール、アリール(C1〜C6)アルキル、アリール(C2〜C6)アルケニル、ヘテロシクリル(C1〜C6)アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1〜C6)アルキル、シアノ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ(C1〜C6)アルキル、アリールオキシ(C1〜C6)アルキル、(C1−C6)アルキルチオ(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)ハロアルキルおよび(C2〜C6)ヘテロアルケニルからなる群より選択される、
トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項6】
請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物であって、ここで:
R1は、水素、メチルまたはメトキシであり;
R2は、水素、フッ素、塩素またはトリフルオロメチルであり;
R3は、水素、フッ素、塩素、臭素またはトリフルオロメチルであり;
R2およびR3は、一緒になって、メチレンジオキシ環の一部であり;
R4は、水素であり;
R5は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、t−ブチル、シクロヘキシルまたはフェニルであり;そして
R6は、メチル、エチル、i−プロピル、i−ブチル、t−ブチル、sec−ブチル、−CH(CH2CH3)2、アリル、プロパルギル、シクロペンチル、シクロヘキシル、3−シクロヘキセニル、トランス−シンナミル、−CH2CN、−CH(CH3)CN、−(CH2)2OCH3、−CH2SCH3、−CH2CF3または以下:
【化2】
のうちの1つであり、ここで:
nは、0、2または3であり;
mは、2または3であり;
pは、2であり;
Yは、水素または塩素であり;そして
Zは、塩素または臭素である、
化合物。
【請求項7】
式(II):
【化3】
のトリフルオロメタンスルホンアニリド化合物であって、ここで、R1、R2、R3およびR4は、請求項1で定義したとおりであり、R13およびR14は、独立して、水素、ホルミル、カルボキシル、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、チオール、ハロならびに以下の必要に応じて置換した部分:アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、アルカノイル、アロイル、ヘテロシクロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、アルコキシアルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アルカノエート、アリーロエート、ヘテロシクロエート、ヘテロアリーロエート、アルキルスルホネート、アリールスルホネート、ヘテロシクリルスルホネート、ヘテロアリールスルホネート、アルキルアミノ、アルケニルアミノ、アリールアミノ、ヘテロシクリルアミノ、ヘテロアリールアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、ヘテロシクリルカルボニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、アルキルチオ、アルケニルチオ、シクロアルキルチオ、シクロアルケニルチオ、アリールチオ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロアリールチオ、アルキルスルフィニル、アルケニルスルフィニル、シクロアルキルスルフィニル、シクロアルケニルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロシクリルスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルスルホニル、アルケニルスルホニル、シクロアルキルスルホニル、シクロアルケニルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロシクリルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ハロアルコキシ、ハロアルケニルオキシ、ハロアルキルスルホネート、ハロアルキルカルボニルアミノ、ハロアルキルチオ、ハロアルキルスルフィニルおよびハロアルキルスルホニルからなる群より選択される、
化合物。
【請求項8】
次式:
【化4】
に対応する、トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物であって、ここで:
R1およびR7は、独立して、水素または(C1〜C6)アルキルであり;
R2は、水素または(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R3は、水素、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R4は、水素であり;
R5は、水素、(C1〜C6)アルキルまたは必要に応じて置換したアリールであり;
R8およびR12は、独立して、水素、シアノ、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R9およびR11は、独立して、水素、必要に応じて置換したアリールオキシ、必要に応じて置換したヘテロアリールオキシ、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;そして
R10は、水素、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、必要に応じて置換したアリール、(C1〜C6)アルコキシカルボニル、シアノ、(C1〜C6)アルコキシ、ニトロ、ハロおよび(C1〜C6)ハロアルキルである、
トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項9】
請求項8に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物であって、ここで:
R1およびR7は、独立して、水素またはメチルであり;
R2は、水素またはトリフルオロメチルであり;
R3は、水素、塩素またはトリフルオロメチルであり;
R4は、水素であり;
R5は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピルまたはフェニルであり;
R8は、水素、シアノ、フッ素、塩素またはトリフルオロメチルであり;
R9は、水素、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチルまたは以下:
【化5】
のうちの1つであり;
R10は、水素、t−ブチル、シクロヘキシル、フェニル、メトキシカルボニル、シアノ、メトキシ、ニトロ、フッ素、塩素、臭素またはトリフルオロメチルであり;
R11は、水素、フッ素、臭素またはトリフルオロメチルであり;そして
R12は、水素、フッ素または塩素である、
化合物。
【請求項10】
次式:
【化6】
に対応する、トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物であって、ここで:
R1は、水素であり;
R2は、水素または(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R3は、水素、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;
R4は、水素であり;
R5は、(C1〜C6)アルキル、(C3〜C10)シクロアルキル、または必要に応じて置換したアリールであり;
R8およびR12は、独立して、水素または(C1〜C6)アルキルであり;
R9およびR11は、独立して、水素、ハロまたは(C1〜C6)ハロアルキルであり;そして
R10は、水素、(C1〜C6)アルキル、シアノ、ハロ、(C1〜C6)ハロアルキルまたは(C1〜C6)ハロアルコキシである、
トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項11】
請求項9に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物であって、ここで:
R1は、水素であり;
R2は、水素またはトリフルオロメチルであり;
R3は、水素、塩素またはトリフルオロメチルであり;
R4は、水素であり;
R5は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、t−ブチル、シクロヘキシルまたはフェニルであり;
R8は、水素またはメチルであり;
R9は、水素、フッ素、塩素またはトリフルオロメチルであり;
R10は、水素、メチル、シアノ、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチルまたはトリフルオロメトキシであり;
R11は、水素であり;そして
R12は、水素である、
化合物。
【請求項12】
次式
【化7】
に対応する、トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテルプロドラッグ化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物であって、ここで:
R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、請求項1で定義したとおりであり、そして、
Aは、以下の必要に応じて置換した部分:アルキル、アルケニル、アリールアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロシクリルオキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、アルキルカルボニルオキシアルキル、アリールカルボニルオキシアルキル、ヘテロシクリルカルボニルオキシアルキル、ヘテロアリールカルボニルオキシアルキル、アルコキシカルボニルオキシアルキル、アリールオキシカルボニルオキシアルキル、ヘテロシクリルオキシカルボニルオキシアルキル、ヘテロアリールオキシカルボニルオキシアルキル、アルキルアミノカルボニルオキシアルキル、アリールアミノカルボニルオキシアルキル、ヘテロシクリルアミノカルボニルオキシアルキル、ヘテロアリールアミノカルボニルオキシアルキル、アルキルカルボニルアミノアルキル、アリールカルボニルアミノアルキル、ヘテロシクリルカルボニルアミノアルキル、ヘテロアリールカルボニルアミノアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アリールスルホニルアルキル、ヘテロシクリルスルホニルアルキル、ヘテロアリールスルホニルアルキル、アルカノイル、アロイル、ヘテロシクロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロシクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、ヘテロシクリルアミノカルボニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、アルキルアミノチオカルボニル、アリールアミノチオカルボニル、ヘテロシクリルアミノチオカルボニル、ヘテロアリールアミノチオカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロシクリルスルホニルおよびヘテロアリールスルホニルから選択される、
トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテルプロドラッグ化合物、あるいはそれらの薬学的に受容可能な塩またはそれらの溶媒和物。
【請求項13】
表8で識別されるような化合物1〜224から選択される、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項14】
表9で識別されるような化合物225〜231から選択される、請求項7に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物。
【請求項15】
寄生虫に感染した動物を処置するための薬学的組成物であって、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の処置有効投薬量と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項16】
前記トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物が、表8で識別されるような化合物1〜224、およびそれらの組み合わせから選択される、請求項15に記載の薬学的組成物。
【請求項17】
寄生虫に感染した動物を処置するための薬学的組成物であって、請求項7に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の処置有効投薬量と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項18】
前記トリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物が、表9で識別された化合物225〜231の1つ、およびそれらの組み合わせから選択される、請求項17に記載の薬学的組成物。
【請求項19】
寄生虫に感染した動物を処置するための薬学的組成物であって、請求項8に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の処置有効投薬量と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項20】
寄生虫に感染した動物を処置するための薬学的組成物であって、請求項10に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の処置有効投薬量と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項21】
寄生虫に感染した動物を処置するための薬学的組成物であって、請求項12に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の処置有効投薬量と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項22】
動物の寄生虫感染を処置するか、または動物を寄生虫感染から保護する方法であって、動物に、請求項1に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項23】
動物の寄生虫感染を処置するか、または動物を寄生虫感染から保護する方法であって、動物に、請求項7に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項24】
動物の寄生虫感染を処置するか、または動物を寄生虫感染から保護する方法であって、動物に、請求項8に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項25】
動物の寄生虫感染を処置するか、または動物を寄生虫感染から保護する方法であって、動物に、請求項10に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項26】
動物の寄生虫感染を処置するか、または動物を寄生虫感染から保護する方法であって、動物に、請求項12に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
前記寄生虫が、節足動物または蠕虫である、請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記寄生虫が、節足動物または蠕虫である、請求項23に記載の方法。
【請求項29】
前記寄生虫が、節足動物または蠕虫である、請求項24に記載の方法。
【請求項30】
前記寄生虫が、節足動物または蠕虫である、請求項25に記載の方法。
【請求項31】
前記寄生虫が、節足動物または蠕虫である、請求項26に記載の方法。
【請求項32】
節足動物または蠕虫を殺傷するか、あるいはその成長を阻止する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項1に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項33】
節足動物または蠕虫を殺傷するか、あるいはその成長を阻止する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項7に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項34】
節足動物または蠕虫を殺傷するか、あるいはその成長を阻止する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項8に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項35】
節足動物または蠕虫を殺傷するか、あるいはその成長を阻止する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項10に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項36】
節足動物または蠕虫を殺傷するか、あるいはその成長を阻止する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項12に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項37】
植物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物を保護する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項1に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項38】
植物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物を保護する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項7に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項39】
植物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物を保護する方法であって、該節足動物または蠕虫を、請求項8に記載の化合物の有効量と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項40】
植物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物を保護する方法であって、請求項10に記載の化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項41】
植物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物を保護する方法であって、請求項12に記載の化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項42】
植物もしくは動物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物または動物を保護する方法であって、請求項13に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項43】
植物もしくは動物における節足動物または蠕虫の侵襲を処置するか、あるいは節足動物または蠕虫の侵襲から植物または動物を保護する方法であって、請求項14に記載のトリフルオロメタンスルホンアニリドオキシムエーテル化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公表番号】特表2008−514610(P2008−514610A)
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−533602(P2007−533602)
【出願日】平成17年9月21日(2005.9.21)
【国際出願番号】PCT/US2005/033791
【国際公開番号】WO2006/034333
【国際公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【出願人】(503442097)シェーリング−プラウ・リミテッド (47)
【住所又は居所原語表記】Weystrasse20,Lucerne6,CH−6000,Switzerland
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年9月21日(2005.9.21)
【国際出願番号】PCT/US2005/033791
【国際公開番号】WO2006/034333
【国際公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【出願人】(503442097)シェーリング−プラウ・リミテッド (47)
【住所又は居所原語表記】Weystrasse20,Lucerne6,CH−6000,Switzerland
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]