説明

機能選択性α2Cアドレナリン受容体アゴニスト

本発明は、その多くの実施形態において、α2Cアドレナリン受容体アゴニストの阻害薬としての新規クラスのビアリール化合物、このような化合物を調製する方法、1つ以上のこのような化合物を含有する製薬組成物、1つ以上のこのような化合物を含む製薬調合物を調製する方法、およびこのような化合物または製薬組成物を使用したα2Cアドレナリン受容体に関連する1つ以上の状態の治療、予防、阻害、または緩和の方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化107】

(式中:
、J、およびJは独立して、−N−、−N(O)−または−C(R)であり;
は:
【化108】

であり、ここで:
Jは、C、N、または−C(R)−であり;
Zは−[C(R)(R)]x−であり、
ここで:
は独立して、Hまたはアルキルであり;
xは、1、2、または3であり;
は、−C(R6’)−、−N(R6’)−、−O−または−S−であり;
Aは、1〜3個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環であり、少なくとも1個のRおよび/あるいは1または2個の(=O)(カルボニル)基によって任意選択で置換され;
、J、およびJは独立して、−N−、−N(O)−または−C(R)であり;
は、C、N、または−C(R)−であり;
は、−C(R6’)−、−N(R6’)−、−O−または−S−であり、Jが−O−または−S−であるときに、Jと隣接環原子との間に二重結合が存在しないという条件であり;
【化109】

は、2個の連続二重結合がありえないという条件で、そして原子1または2が二重結合を形成するときに、R4’が存在しないというさらなる条件で、単結合または二重結合であり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロアリールから成る群より選択される環であり、そのそれぞれが少なくとも1個のR12によって任意選択で置換され;
は、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−(CHYR7’、−(CHN(R)YR7’、−(CHOYR7’、および−(CHON=CR7’、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より選択され;
は、H、ハロ、および(=O)、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、wが3であるときに、R3の2個以下が(=O)でありうるという条件であり;
は、H、−CN、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
4’は、非存在であるか、あるいはH、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−CN、およびハロ、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
6’は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分および/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されており、あるいは
b)可変基が−(CHON=CR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された炭素原子と共に、3〜8員シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記ヘテロシクリル(hetroacyclyl)、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環は、O、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、前記環は1〜5個の独立して選択されたR部分および/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されており;
は、H、アルキル、ハロ、ニトリルおよびアルコキシから成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、−C(O)−OR14、−N(R14)−C(O)−R14、−N(R14)−C(O)−R14、−C(O)−N(R11、−N(R14)−S(O)−R11’、−S(O)−N(R11および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)基、ならびにそのそれぞれが次に、H、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、任意選択で置換されたヘテロシクレニルオキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)基から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、およびヘテロシクレニルアルコキシ基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシ、アリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、およびヘテロシクレニルオキシは置換されるときに、R11によって1回以上置換され;
13は、Hならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
14は独立して、H、アルキル、またはアリールであり;
mは、0または1であり;
nは独立して、1、2、または3であり;
pは独立して、0、1、または2であり;
qは独立して、0、1、2、3、4、5、または6であり;
wは、0、1、2、3、4または5であり;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
次の条件を伴う:
(a)JがNである場合、Jは−C(R6’)−である;
(b)JがO、Sまたは−N(R6’)である場合、Jは−C−またはC(R)である;
(c)mが0である場合、zは0ではありえない;
(d)Jが−C−または−C(R)であり、Jが−C(R6’)−である場合、Rはシクロアルキルではありえない)
の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項2】
式中:
およびJが−C(R)−であり、Jが−C(R)−または−N−であり;
Aが、少なくとも1個のRならびに/あるいは1または2個の(=O)によって任意選択で置換されたイミダゾール、イミダゾリン、およびオキサゾリンから成る群からの5員ヘテロアリールまたはヘテロシクレニル環であり;
が、それぞれ少なくとも1個のR12によって任意選択で置換されたアリールおよびヘテロアリールから成る群より選択され;
が、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−(CHYR7’、−(CHN(R)YR7’、−(CHOYR7’、−(CHON=CR7’、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
が、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
が、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
4’が、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
が、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
が、H、−CNおよびハロ、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より選択され;
6’が、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基置換基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
が、Hおよびそのそれぞれがアルキル、ハロアルキル、ハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’が、Hおよびそのそれぞれがアルキル、ハロアルキル、ハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分によって任意選択で置換されており;
が、Hおよびアルキルから成る群より独立して選択され;
が、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10が、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11)、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
11が、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
13が独立して、Hまたはアルキルであり;
mが、0または1であり;
nが独立して、1または2であり;
pが独立して、0、1、または2であり;
qが独立して、0、1、2、または3であり;
wが、0、1、2、または3であり;
zが、0または1である;
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Aが任意選択で置換されたイミダゾリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
JがNである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が−N(R6’)−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
構造式Ia
【化110】

(式中:
Aは、1〜3個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環であり、少なくとも1個のRおよび/あるいは1または2個の(=O)(カルボニル)基によって任意選択で置換され;
、J、およびJは独立して、−N−、−N(O)−または−C(R)であり;
Jは、C、N、または−C(R6’)−であり;
は、−C(R6’)−、−N(R6’)−、−O−または−S−であり;
【化111】

は、2個の連続二重結合がありえないという条件で、そして原子1および2が二重結合を形成するときに、R4’が存在しないというさらなる条件で、単結合または二重結合であり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロアリールから成る群より選択される環であり、そのそれぞれが少なくとも1個のR12によって任意選択で置換され;
は、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−(CHYR7’、−(CHN(R)YR7’、−(CHOYR7’、および−(CHON=CR7’、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より選択され;
は、H、ハロ、および(=O)、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、wが3であるときに、Rの2個以下が(=O)でありうるという条件であり;
は、H、−CN、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
4’は、非存在であるか、あるいはH、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−CN、およびハロ、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
6’は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基置換基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される追加の1または2個のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分および/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されており、あるいは
b)可変基が−(CHON=CR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された炭素原子と共に、3〜8員シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記ヘテロシクリル(hetroacyclyl)、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環は、O、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、前記環は1〜5個の独立して選択されたR部分および/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されており;
は、H、アルキル、ハロ、ニトリルおよびアルコキシから成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、−C(O)−OR14、−N(R14)−C(O)−R14、−N(R14)−C(O)−R14、−C(O)−N(R11、−N(R14)−S(O)−R11’、−S(O)−N(R11および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)基、ならびにそのそれぞれが次に、H、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、任意選択で置換されたヘテロシクレニルオキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)基から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、およびヘテロシクレニルアルコキシ基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシ、アリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、およびヘテロシクレニルオキシは置換されるときに、R11によって1回以上置換され;
14は独立して、H、アルキル、またはアリールであり;
mは、0または1であり;
nは独立して、1、2、または3であり;
pは独立して、0、1、または2であり;
qは独立して、0〜6の整数であり;
wは、0、1、2、3、4または5であり;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
次の条件を伴う:
(a)JがNである場合、Jは−C(R6’)−である;
(b)JがO、Sまたは−N(R6’)である場合、Jは−C−または−C(R)−である;
(c)mが0である場合、zは0ではありえない;
(d)Jが−C−または−C(R)−であり、Jが−C(R6’)−である場合、Rはシクロアルキルではありえない)
によって表される請求項1に記載の化合物、あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項7】

【化112】

(式中:
Aは、1〜3個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環であり、少なくとも1個のRおよび/あるいは1または2個の(=O)(カルボニル)基によって任意選択で置換され;
、J、およびJは独立して、−N−、−N(O)−または−C(R)であり;
Jは、C、N、または−C(R)−であり;
は、−C(R6’)−、−N(R6’)−、−O−または−S−であり;
【化113】

は、二重結合が2個連続しないという条件で、単結合または二重結合であり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロアリールから成る群より選択される環であり、そのそれぞれが少なくとも1個のR12によって任意選択で置換され;
は、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−(CHYR7’、−(CHN(R)YR7’、−(CHOYR7’、および−(CHON=CR7’、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より選択され;
は、H、ハロ、および(=O)、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、wが3であるときに、2個以下のR基が(=O)でありうるという条件であり;
は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、H、−CN、およびハロ、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
6’は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分および/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されており、あるいは
b)可変基が−(CHON=CR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された炭素原子と共に、3〜8員シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記ヘテロシクリル(hetroacyclyl)、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環は、O、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、前記環は1〜5個の独立して選択されたR部分および/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されており;
は、H、アルキル、ハロ、ニトリルおよびアルコキシから成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、−C(O)−OR14、−N(R14)−C(O)−R14、−N(R14)−C(O)−R14、−C(O)−N(R11、−N(R14)−S(O)−R11’、−S(O)−N(R11および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)基、ならびにそのそれぞれが次に、H、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、任意選択で置換されたヘテロシクレニルオキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)基から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、およびヘテロシクレニルアルコキシ基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシ、アリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、およびヘテロシクレニルオキシは置換されるときに、R11によって1回以上置換され;
13は、Hならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
14は独立して、H、アルキル、またはアリールであり;
mは、0または1であり;
nは独立して、1、2、または3であり;
pは独立して、0、1、または2であり;
qは独立して、0〜6の整数であり;
wは、0、1、2、3、4または5であり;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
次の条件を伴う:
(a)JがNである場合、Jは−C(R6’)−である;
(b)JがO、Sまたは−N(R6’)である場合、Jは−C−または−C(R)−である;
(c)mが0である場合、zは0ではありえない;
(d)Jが−C−または−C(R)であり、Jが−C(R6’)−である場合、Rはシクロアルキルではありえない)
を有する請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項8】
構造式Ic
【化114】

(式中:
Aは、1〜3個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環であり、少なくとも1個のRおよび/あるいは1または2個の(=O)(カルボニル)基によって任意選択で置換され;
、J、およびJは独立して、−N−、−N(O)−または−C(R)−であり;
は、−C(R6’)−、−N(R6’)−、−O−または−S−であり、Jが−O−または−S−であるときに、Jと隣接環原子との間に二重結合が存在しないという条件であり;
【化115】

は、二重結合が2個連続しないという条件で、単結合または二重結合であり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロアリールから成る群より選択される環であり、そのそれぞれが少なくとも1個のR12によって任意選択で置換され;
は、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−(CHYR7’、−(CHN(R)YR7’、−(CHOYR7’、および−(CHON=CR7’、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より選択され;
は、H、ハロ、および(=O)、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、wが3であるときに、Rの2個以下が(=O)でありうるという条件であり;
は、H、−CN、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
6’は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基置換基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分および/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されており、あるいは
b)可変基が−(CHON=CR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された炭素原子と共に、3〜8員シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記ヘテロシクリル(hetroacyclyl)、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環は、O、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、前記環は1〜5個の独立して選択されたR部分および/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されており;
は、H、アルキル、ハロ、ニトリルおよびアルコキシから成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、−C(O)−OR14、−N(R14)−C(O)−R14、−N(R14)−C(O)−R14、−C(O)−N(R11、−N(R14)−S(O)−R11’、−S(O)−N(R11および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)基、ならびにそのそれぞれが次に、H、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、任意選択で置換されたヘテロシクレニルオキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)基から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、およびヘテロシクレニルアルコキシ基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシ、アリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、およびヘテロシクレニルオキシは置換されるときに、R11によって1回以上置換され;
14は独立して、H、アルキル、またはアリールであり;
mは、0または1であり;
nは独立して、1、2、または3であり;
pは独立して、0、1、または2であり;
qは独立して、0〜6の整数であり;
wは、0、1、2、3、4または5であり;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
次の条件を伴う:
(a)JがNである場合、Jは−C(R6’)−である;
(b)JがO、Sまたは−N(R6’)である場合、Jは−C−または−C(R)−である;
(c)mが0である場合、zは0ではありえない;
(d)Jが−C−または−C(R)であり、Jが−C(R6’)−である場合、Rはシクロアルキルではありえない)
によって表される請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項9】
構造式
【化116】

(式中:
Xは、Hまたはハロであり;
【化117】

は、単結合または二重結合であり;
は、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたアリールアルキル、任意選択で置換されたアリールアルコキシ、任意選択で置換されたピリジル、任意選択で置換されたピリミジル、任意選択で置換されたフラニル、任意選択で置換されたチオフェニル、任意選択で置換されたキノリニル、任意選択で置換されたインドリル、任意選択で置換されたピロリル、および任意選択で置換されたピロリジニルから成る群より選択され、前記基は、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−C(O)−アミノ;−C(O)−アルキルアミノ、−C(O)−ジアルキルアミノ、−C(O)−OH、−C(O)−O−アルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール、およびヘテロアリールから成る群より選択される置換基によって任意選択で1〜3回置換されることがあり、前記アリールおよびヘテロアリールは、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、およびハロアルコキシによって任意選択で1〜3回置換され;
は、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
4’は、Hおよびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
は、Hならびにそのそれぞれがアルキル、ハロアルキル、ハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’が、Hならびにそのそれぞれがアルキル、ハロアルキル、ハロ、アルコキシ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分によって任意選択で置換されており;
は独立して、Hまたはアルキルであり;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より選択され;
11が、Hならびにアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
nは、1、2、または3であり;
pは独立して、0、1、または2であり;
qは独立して、0〜6の整数であり;
wは、0、1、2、または3であり;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
は、0、1、2、または3である)。
によって表される請求項6に記載の化合物あるいは前記化合物の製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項10】
mが1であり、aが1であり、Rが、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたアリールアルキル、任意選択で置換されたアリールアルコキシ、任意選択で置換されたピリジル、任意選択で置換されたピリミジル、任意選択で置換されたフラニル、任意選択で置換されたチオフェニル、任意選択で置換されたキノリニル、任意選択で置換されたインドリル、任意選択で置換されたピロリル、および任意選択で置換されたピロリジニルから成る群より選択され、前記基は、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−C(O)−アミノ;−C(O)−アルキルアミノ、−C(O)−ジアルキルアミノ、−C(O)−OH、−C(O)−Oアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール、およびヘテロアリールから成る群より選択される置換基によって任意選択で1〜3回置換されることがあり、前記アリールおよびヘテロアリールが、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、およびハロアルコキシによって任意選択で1〜3回置換される、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
構造式X
【化118】

(式中:
Aは、1〜3個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル環であり、少なくとも1個のRならびに/あるいは1または2個の(=O)(カルボニル)基によって任意選択で置換され;
、J、およびJは独立して、−N−、−N(O)−または−C(R)であり;
は、−C(R6’)−、−N(R6’)−、−O−または−S−であり;
【化119】

は、二重結合が2個連続しないという条件で、単結合または二重結合であり;
は、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、およびヘテロアリールから成る群より選択される環であり、そのそれぞれが少なくとも1個のR12によって任意選択で置換され;
は、H、−OH、ハロ、−CN、−NO、−S(O)、−NR7’、−(CHYR7’、−(CHN(R)YR7’、−(CHOYR7’、および−(CHON=CR7’、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
Yは、結合、−C(=O)−、−C(=O)NR−、−C(=O)O−、−C(=NR)−、−C(=NOR)−、−C(=NR)NR−、−C(=NR)NRO−、−S(O)−、−SONR−、および−C(=S)NR−から成る群より選択され;
は、H、ハロ、および(=O)、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され、wが3であるときに、R基の2個以下が(=O)でありうるという条件であり;
は、H、−CN、およびハロ、ならびに少なくとも1個のRによって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より選択され;
は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)、ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基から成る群より独立して選択され;
6’は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−NR7’、および−S(O)置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキル基、ならびに−C(=O)R、−C(=O)OR、−C(=O)NR7’、−SOおよび−SONR7’から成る群より独立して選択され;
は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
7’は、HならびにそのそれぞれがR12によって任意選択で1回以上置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロシクレニル、シクロシクレニルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;あるいは
a)可変基が−NR7’、−C(O)NR7’または−SONR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された窒素原子と共に、N原子に加えてO、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1または2個の追加のヘテロ原子を有する3〜8員ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記環は、1〜5個の独立して選択されたR部分および/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されており、あるいは
b)可変基が−(CHON=CR7’であるとき、RおよびR7’はそれらが結合された炭素原子と共に、3〜8員シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環を独立して形成し、前記ヘテロシクリル(hetroacyclyl)、ヘテロシクレニルまたはヘテロアリール環は、O、N、−N(R)−およびSから成る群より独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有し、前記環は1〜5個の独立して選択されたR部分および/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されており;
は、H、アルキル、ハロ、ニトリルおよびアルコキシから成る群より独立して選択され;
は、H、−C(O)−R10、−C(O)−OR10、および−S(O)−OR10ならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
10は、そのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11置換基の少なくとも1個ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、およびヘテロアリールアルキル基から成る群より独立して選択され;
11は、Hならびにそのそれぞれがハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11’、および−S(O)11’から成る群より独立して選択された少なくとも1個の置換基ならびに/あるいは1または2個の(=O)基によって任意選択で置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択される部分であり;
11’は、H、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリルアルキルから成る群より独立して選択され;
12は、H、ハロ、−OH、−CN、−NO、−N(R11、−C(O)−OR14、−N(R14)−C(O)−R14、−N(R14)−C(O)−R14、−C(O)−N(R11、−N(R14)−S(O)−R11’、−S(O)−N(R112、−C(O)−OR14、−N(R14)−C(O)−R14、−N(R14)−C(O)−R14、−C(O)−N(R11、−N(R14)−S(O)−R11’、−S(O)−N(R11および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)基、ならびにそのそれぞれが次に、H、アルキル、ハロアルキル、ハロ、−OH、任意選択で置換されたアルコキシ、任意選択で置換されたアリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、任意選択で置換されたヘテロシクレニルオキシ、−CN、−NO、−N(R11、および−S(O)11ならびに/あるいは1または2個の(=O)基から成る群より選択された置換基によって任意選択で少なくとも1回置換されたアルキル、アルコキシ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、アリールアルコキシ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、およびヘテロシクレニルアルコキシ基から成る群より独立して選択され、前記任意選択で置換されたアルコキシ、アリールオキシ、任意選択で置換されたシクロアルコキシ、任意選択で置換されたヘテロアリールオキシ、およびヘテロシクレニルオキシは置換されるときに、R11によって1回以上置換され;
14は独立して、H、アルキル、またはアリールであり;
mは、0または1であり;
nは独立して、1、2、または3であり;
pは独立して、0、1、または2であり;
qは独立して、0〜6の整数であり;
wは、0、1、2、3、4または5であり;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
次の条件を伴う:
(a)JがNである場合、Jは−C(R6’)−である;
(b)JがO、Sまたは−N(R6’)である場合、Jは−C−または−C(R)−である;
(c)mが0である場合、zは0ではありえない;
(d)Jが−C−または−C(R)−であり、Jが−C(R6’)−である場合、Rはシクロアルキルではありえない)
によって表される請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項12】
構造XI
【化120】

(式中:
Aはイミダゾールであり;
は、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたアリールアルキル、任意選択で置換されたアリールアルコキシ、任意選択で置換されたピリジル、任意選択で置換されたピリミジル、任意選択で置換されたフラニル、任意選択で置換されたチオフェニル、任意選択で置換されたキノリニル、任意選択で置換されたインドリル、任意選択で置換されたピロリル、および任意選択で置換されたピロリジニルから成る群より選択され、前記基は、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−C(O)−アミノ;−C(O)−アルキルアミノ、−C(O)−ジアルキルアミノ、−C(O)−OH、−C(O)−Oアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール、およびヘテロアリールから成る群より選択される置換基によって任意選択で1〜3回置換されることがあり、前記アリールおよびヘテロアリールは、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、およびハロアルコキシによって任意選択で1〜3回置換され;
nは、1または2であり;
は、−(CH)−、−O−、または−S−である)
によって表される請求項7に記載の化合物あるいはその製薬的に許容されるエステルまたは塩。
【請求項13】
構造式VIII
【化121】

(式中:
、J、およびJは独立して、−N−または−(CR)−であり;
は、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたアリールアルキル、任意選択で置換されたアリールアルコキシ、任意選択で置換されたピリジル、任意選択で置換されたピリミジル、任意選択で置換されたフラニル、任意選択で置換されたチオフェニル、任意選択で置換されたキノリニル、任意選択で置換されたインドリル、任意選択で置換されたピロリル、および任意選択で置換されたピロリジニルから成る群より選択され、前記基は、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−C(O)−アミノ;−C(O)−アルキルアミノ、−C(O)−ジアルキルアミノ、−C(O)−OH、−C(O)−O−アルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール、およびヘテロアリールから成る群より選択される置換基によって任意選択で1〜3回置換されることがあり、前記アリールおよびヘテロアリールは、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、およびハロアルコキシによって任意選択で1〜3回置換され;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
wは、0、1、2、または3であり;
は、0、1、2、または3であり;
nは、1、2、または3である)
によって表される請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項14】
構造式IX
【化122】

(式中:
、J、およびJは独立して、−N−または−(CR)−であり;
は、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたアリールアルキル、任意選択で置換されたアリールアルコキシ、任意選択で置換されたピリジル、任意選択で置換されたピリミジル、任意選択で置換されたフラニル、任意選択で置換されたチオフェニル、任意選択で置換されたキノリニル、任意選択で置換されたインドリル、任意選択で置換されたピロリル、および任意選択で置換されたピロリジニルから成る群より選択され、前記基は、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、−C(O)−アミノ;−C(O)−アルキルアミノ、−C(O)−ジアルキルアミノ、−C(O)−OH、−C(O)−O−アルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アリール、およびヘテロアリールから成る群より選択される置換基によって任意選択で1〜3回置換されることがあり、前記アリールおよびヘテロアリールは、アルキル、ハロアルキル、ニトロ、シアノ、ハロ、ヒドロキシル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、およびハロアルコキシによって任意選択で1〜3回置換され;
zは、0、1、2、3、4または5であり;
wは、0、1、2、または3であり;
は、0、1、2、または3であり;
nは独立して、1、2、または3である)
によって表される請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項15】
【化123】

【化124】

から成る群より選択される化合物あるいはその製薬的に許容される塩または溶媒和物。
【請求項16】
請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、あるいはその製薬的に許容される塩または溶媒和物および少なくとも1つの製薬的に許容される担体、アジュバントまたはビヒクルを含む製薬組成物。
【請求項17】
1つ以上の追加の治療剤をさらに含む、請求項16に記載の製薬組成物。
【請求項18】
前記追加の治療剤がグルコステロイド、PDE−4阻害薬、抗ムスカリン剤、クロモリンナトリウム、H受容体アンタゴニスト、5−HTアゴニスト、NSAID、アンギオテンシン変換酵素阻害薬、アンギオテンシンII受容体アゴニスト、β遮断薬、βアゴニスト、ロイコトリエンアンタゴニスト、利尿薬、アルドステロンアンタゴニスト、イオンチャネル剤、ナトリウム利尿ペプチド、疼痛管理剤、抗不安剤、抗片頭痛剤、ならびに心臓病、精神病性障害、および緑内障を治療するのに適切な治療剤から成る群より選択される、請求項17に記載の製薬組成物。
【請求項19】
α2Cアドレナリン受容体に関連する1つ以上の状態を治療する方法であって、このような治療が必要な哺乳類に、請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩、エステル、溶媒和物、またはプロドラッグを投与するステップを含む方法。
【請求項20】
前記状態がアレルギー性鼻炎、うっ滞、疼痛、下痢、緑内障、うっ血性心不全、心臓虚血、躁障害、うつ病、不安、片頭痛、ストレス誘発性尿失禁、虚血による神経損傷、統合失調症、注意欠陥多動性障害および糖尿病の症状から成る群より選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記状態がうっ滞である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記うっ滞が通年性アレルギー性鼻炎、季節性アレルギー性鼻炎、非アレルギー性鼻炎、血管運動神経性鼻炎、薬物性鼻炎、副鼻腔炎、急性鼻副鼻腔炎、または慢性鼻副鼻腔炎に関連しているか、あるいはうっ滞が感冒に関連している、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記状態が疼痛である、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記疼痛がニューロパシー、炎症、関節炎、糖尿病に関連している、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
【化125】

から成る群より選択される式を有する請求項1に記載の化合物あるいはその製薬的に許容される塩または溶媒和物。

【公表番号】特表2010−518159(P2010−518159A)
【公表日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−549594(P2009−549594)
【出願日】平成20年2月11日(2008.2.11)
【国際出願番号】PCT/US2008/001765
【国際公開番号】WO2008/100456
【国際公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【出願人】(509228466)ファーマコピア, エルエルシー (4)
【Fターム(参考)】