説明

置換イソキノリノン類およびキナゾリノン類

本発明は、式(I)


〔式中、ZはCHまたはN−RおよびX、R、R、R、R、Rおよびnは明細書に定義する通りである。〕
の置換含窒素二環式ヘテロ環に関する。かかる化合物は、MDM2および/またはMDM4またはその変異体の活性が仲介する障害または疾患の処置に適する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩:
【化1】

〔式中、
ZはCHまたはN−Rであり;
Xはハロゲンであり;

H−
−C−アルキル−
から成る群から選択され;

H−
R’O−
(R’)N−
から成る群から独立して選択され;

R’O−
(R’)N−
から成る群から独立して選択され;
各R’は
H−
−C−アルキル−
−C−アルケニル−
ハロ−C−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルケニル−
−C12−シクロアルキル−
ヘテロシクリル−
アリール−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
−C−アルコキシ−C−C−アルキル−
アミノ−C−C−アルキル−
N−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−
−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−
ヘテロシクリル−C−C−アルキル−
アリール−C−C−アルキル−
−C−アルキル−カルボニル−
ハロ−C−C−アルキル−カルボニル−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−カルボニル−
−C−アルコキシ−C−C−アルキル−カルボニル−
アミノ−C−C−アルキル−カルボニル−
N−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−カルボニル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−カルボニル−
−C12−シクロアルキル−カルボニル−
ヘテロシクリル−C−C−アルキル−カルボニル−
アリール−C−C−アルキル−カルボニル−
−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−カルボニル−
ヘテロシクリル−カルボニル−
アリール−カルボニル−
−C−アルキル−カルボニル−C−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−カルボニル−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−カルボニル−C−C−アルキル−
−C−アルコキシ−C−C−アルキル−カルボニル−C−C−アルキル−
アミノ−C−C−アルキル−カルボニル−C−C−アルキル−
N−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−カルボニル−C−C−アルキル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−カルボニル−C−C−アルキル−
−C12−シクロアルキル−カルボニル−C−C−アルキル−
ヘテロシクリル−カルボニル−C−C−アルキル−
アリール−カルボニル−C−C−アルキル−
カルボニル−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−カルボニル−C−C−アルキル−
−C−アルコキシ−カルボニル−C−C−アルキル−
アミノ−カルボニル−C−C−アルキル−
N−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−C−C−アルキル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−C−C−アルキル−
−C12−シクロアルキル−カルボニル−C−C−アルキル−
ヘテロシクリル−カルボニル−C−C−アルキル−
アリール−カルボニル−C−C−アルキル−
−C−アルキル−カルボニル−アミノ−C−C−アルキル−
−C−アルキル−カルボニル−N−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−カルボニル−アミノ−C−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−カルボニル−N−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−
から成る群から独立して選択され、
ここで、アリール、ヘテロシクリルおよびC−C12−シクロアルキルは非置換であるかまたはC−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、アミノ、ニトロまたはシアノから選択される1〜4個の置換基で置換されており;
各R
ハロゲン−
シアノ−
ニトロ−
−C−アルキル−
−C−アルケニル−
ハロ−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−
−C−アルコキシ−
アミノ−
N−C−C−アルキル−アミノ−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−
アミノ−カルボニル−アミノ−
N−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−アミノ−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−アミノ−
−C−アルキル−カルボニル−アミノ−
アミノ−カルボニル−
N−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
アミノ−C−C−アルキル−
N−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−
−C−アルキル−カルボニル−アミノ−C−C−アルキル−
−C−アルキル−カルボニル−N−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−
から成る群から独立して選択され;
nは0〜2であり;
は次のものから選択され:
(A)パラ位(イソキノリノンまたはキナゾリノンに対する)を(R)N−Y−で置換されているフェニル、2−ピリジルおよび3−ピリジル
ここで、Yは存在しない(結合)かまたは
(R)N−Y−は
【化2】

から選択され、
ここで、該フェニル、2−ピリジルまたは3−ピリジルは、場合によりさらに
ハロゲン−
シアノ−
−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−
−C−アルコキシ−および
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
から選択される1〜2個の置換基で置換されていてよい;
または
(B)シアノ−
ハロゲン−
ニトロ−
−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−カルボニル−
−C−アルコキシ−カルボニル−
−C−アルキル−カルボニル−
−C−アルコキシ−
(C結合)−ヘテロシクリル−
から選択される置換基でパラ位(イソキノリノンまたはキナゾリノンに対する)を置換されているフェニル、2−ピリジルまたは3−ピリジル
ここで、C結合)−ヘテロシクリルは非置換であるかまたはC−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、アミノ、ニトロまたはシアノから選択される1〜4個の置換基で置換されており;
そして、場合により
ハロゲン−
シアノ−
−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−
−C−アルコキシ−
(C結合またはN結合)ヘテロシクリル−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
から選択される1〜2個のさらなる置換基で置換されていてよい;
または
(C)オルト位(イソキノリノンまたはキナゾリノンに対する)をRO−で置換され、パラ位またはメタ位をメチル、クロロ、C−C−アルキル−カルボニル−またはC−C−アルコキシ−カルボニル−から選択される置換基で置換されているフェニル;
(D)
【化3】

から選択される(C結合)−ヘテロ環
(式中、Zは、パラおよびメタ位でフェニルと縮環する、N、OまたはSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む4〜6員ヘテロ環式環であり、
それは、場合により
ハロゲン−
シアノ−
−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−
−C−アルコキシ−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
から選択される1〜2個の置換基で置換されていてよい);
(E)ピラジン−2−イル、
次のもので5位を置換されている:
【化4】

(F)ピリダジン−3−イル、次のもので6位を置換されている:
【化5】

または
(G)ピリミジン−2−イル、次のもので5位を置換されている:
【化6】

ここで、各Rは独立して
H−
−C−アルキル−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
−C12−シクロアルキル−
−C−アルコキシ−C−C−アルキル−カルボニル−
アミノ−C−C−アルキル−カルボニル
N−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−カルボニル
N、N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−カルボニル
(R)N−C−C12−シクロアルキル−
(R)N−C−C−アルキル−
(R)N−C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−
(R)N−C−C12−シクロアルキル−カルボニル−
O−C−C12−シクロアルキル−
O−C−C−アルキル−
O−C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−
O−(C−C−アルキル)−C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−
O−(ヒドロキシ−C−C−アルキル)−C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−
(R)N−CO−C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−
−C−アルコキシカルボニル−C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−
ヒドロキシカルボニル−C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−
アミノ−カルボニル−C−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−
O−C−C12−シクロアルキル−カルボニル−
(R)N−カルボニル−C−C−アルキル−
O−カルボニル−C−C−アルキル−
アリール−C−C−アルキル−
ヘテロシクリル−C−C−アルキル−
−C−アルキル−カルボニル−
ハロ−C−C−アルキル−カルボニル−
ヘテロシクリル−カルボニル−
アリール−カルボニル−
−C12−シクロアルキル−カルボニル−
−C12−シクロアルキル−C−C−アルキル−
ヘテロシクリル−
アリール−
から選択され、
ここで、アリール、ヘテロシクリルおよびC−C12−シクロアルキルは非置換であるかまたは
ハロゲン−
−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−
−C−アルキル−カルボニル−
−C12−シクロアルキル−カルボニル−
−C−アルキル−スルホニル−
アミノ−スルホニル−
N−C−C−アルキル−アミノ−スルホニル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−スルホニル−
アミノ−カルボニル−
N−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−
オキソ=
から選択される1〜4個の置換基で置換されており、
または
2個のRは、それらが結合しているNと一体となって、場合によりN、OまたはSから選択される1〜4個のさらなるヘテロ原子を含んでよい3〜9員ヘテロ環式環を形成でき、該ヘテロ環式環は非置換であるかまたは
ハロゲン−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−
オキソ=
ヒドロキシ−
−C−アルコキシ−
アミノ−
N−C−C−アルキル−アミノ−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−
ヒドロキシ−カルボニル−
−C−アルコキシ−カルボニル−
アミノ−カルボニル−
N−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−
−C−アルキル−カルボニル−
−C−アルキル−スルホニル−
ヘテロシクリル−
−C−アルキル−カルボニル−アミノ−
−C−アルキル−カルボニル−N−C−C−アルキル−アミノ−
から選択される1〜3個の置換基で置換されており;
各R
H−
−C−アルキル−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
−C−アルキル−カルボニル−
−C−アルコキシ−カルボニル−C−C−アルキル−
アミノ−カルボニル−C−C−アルキル−
N−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−C−C−アルキル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−C−C−アルキル−
−C−アルキル−スルホニル−
アミノ−スルホニル−
N−C−C−アルキル−アミノ−スルホニル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−スルホニル−
ヘテロシクリル−カルボニル−
アミノ−カルボニル−
N−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−
−C12−シクロアルキル−カルボニル−
−C−アルコキシ−カルボニル−アミノ−C−C−アルキル−
−C−アルコキシ−カルボニル−N−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−
−C−アルコキシ−カルボニル−
−C12−シクロアルキル−
ヒドロキシ−C−C12−シクロアルキル−
から独立して選択され、
または
2個のRは、それらが結合しているNと一体となって、場合によりさらに1〜4個のN、OまたはSから選択されるヘテロ原子を含んでよい3〜9員ヘテロ環式環を形成し、該ヘテロ環式環は非置換であるかまたは
−C−アルキル−
オキソ=、
−C−アルキル−カルボニル、
−C−アルキル−スルホニル、
ヒドロキシ−C−C−アルキル
から選択される1〜3個の置換基で置換されている;
ただし、ZがCHであるならば、nは0または1であり、存在するならば、Rはオルト−クロロであり、R
パラ−C−C−アルキル−フェニル−
パラ−(ハロ−C−C−アルキル)−フェニル−
パラ−C−C−アルコキシ−フェニル−
パラ−ハロ−フェニル−
パラ−ニトロ−フェニル−
パラ−(C−C−アルコキシ−カルボニル)−フェニル−
パラ−(ヒドロキシ−カルボニル)−フェニル−
から選択され、
ここで、フェニルは場合により1〜2個のさらなる置換基で置換されていてよく、該置換基は独立してハロおよびメチルから選択され、
そして、RおよびRは両方ともエトキシまたはメトキシではない、そして
アリールはフェニルまたはナフチルを意味し、
ヘテロシクリルは、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個または12個の環原子を含み、少なくとも1個のN、OおよびSから選択されるヘテロ原子を有する不飽和、飽和または一部飽和環または環系を意味し、ここで、NおよびSはまた場合により酸化されていてもよく、特記しない限り、ヘテロ環式基はヘテロ原子または炭素原子で結合できる。〕。
【請求項2】
ZがCHである、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
Xがクロロである、請求項1または2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
各R’が独立して
H−
−C−アルキル−
ヘテロシクリル−C−C−アルキル−
アミノ−C−C−アルキル−
N−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−C−C−アルキル−
ヘテロシクリル−カルボニル−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
アミノ−カルボニル−C−C−アルキル−
N−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−C−C−アルキル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−C−C−アルキル−
メトキシ、
−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−
−C−シクロアルキル−
アリール−C−C−アルキル−
−C−アルコキシ−C−C−アルキル−
−C−アルケニル−
ハロ−C−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルケニル−
−C−アルキル−カルボニル−
−C−アルキル−カルボニル−アミノ−C−C−アルキル−
アリール−C−C−アルキル−
ヘテロシクリル−および
アリール−
から選択され、
ここで、該C−C−シクロアルキル(C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−中のC−C−シクロアルキル置換基を含む)は、場合によりヒドロキシまたはメチルで置換されていてよく、ここで、アリール(アリール−C−C−アルキル−中のアリールを含む)およびヘテロシクリル(ヘテロシクリル−C−C−アルキル−およびヘテロシクリル−カルボニル−C−C−アルキル−中のものを含む)は、場合により1個または2個のC−C−アルキル置換基で置換されていてよい、請求項1、2または3に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
がR’O−である、請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
がR’O−である、請求項1〜5のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】

(A)パラ位(イソキノリノンまたはキナゾリノンに対する)を(R)N−Y−で置換されているフェニル、2−ピリジルまたは3−ピリジルから選択され、
ここで、Yは存在しない(結合)かまたは
(R)N−Y−は
【化7】

から選択され、
ここで、該フェニル、2−ピリジルまたは3−ピリジルは、場合により、
ハロゲン−
シアノ−
−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−
ヒドロキシ−
−C−アルコキシ−
ヒドロキシ−C−C−アルキル−
から選択される1〜2個の置換基でさらに置換されていてよい、
請求項1〜6のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】

(A)パラ位(イソキノリノンまたはキナゾリノンに対する)を(R)N−Y−で置換されているフェニル、2−ピリジルまたは3−ピリジルから選択され、
こkどえ、Yは存在せず(結合)、
該フェニル、2−ピリジルまたは3−ピリジルはさらに置換されていない、
請求項7に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
各R
−C−アルキル−
−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−
ヘテロシクリル−C−C−アルキル−
アリール−C−C−アルキル−
(R)N−C−C−シクロアルキル−
(R)N−C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−
(R)N−CO−C−C−シクロアルキル−C−C−アルキル−
アリール−
ヘテロシクリル−
−C−シクロアルキル−
から独立して選択され、
ここで、アリール、ヘテロシクリルおよびC−C−シクロアルキルは非置換であるかまたは
ハロゲン−
−C−アルキル−
ハロ−C−C−アルキル−
−C−アルキル−カルボニル−
−C−シクロアルキル−カルボニル−
−C−アルキル−スルホニル−
アミノ−スルホニル−
N−C−C−アルキル−アミノ−スルホニル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−スルホニル−
アミノ−カルボニル−
N−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−
N,N−ジ−C−C−アルキル−アミノ−カルボニル−および
オキソ=
から選択される1〜4個の置換基で置換されている、
請求項1〜8のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】

(A)パラ位を(R)N−Y−で置換されてフェニル、2−ピリジルまたは3−ピリジルから選択され、
ここで、Yが存在せず、
一方のRがC−C−アルキル−であり、他方のRが(R)N−シクロヘキシル−C−C−アルキル−であり、2個のRが、それらが結合しているNと一体となって、場合によりさらに1個のNヘテロ原子および/または1個のO原子および/または1個のS原子を含んでよい6員ヘテロ環式環を形成し、該ヘテロ環式環は非置換であるかまたは
−C−アルキル−、
オキソ=、
−C−アルキル−カルボニル、
−C−アルキル−スルホニル、および
ヒドロキシ−C−C−アルキル
から選択される1個または2個の置換基で置換されている、
請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
2個のR置換基が存在し、かつそれらが一体となって環を形成しないとき、少なくとも一方のR置換基がC−C−アルキル−である、請求項1〜9のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
医薬として使用するための、請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項13】
MDM2および/またはMDM4の活性が仲介する障害または疾患の処置に使用するための、請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項14】
対象におけるMDM2および/またはMDM4の活性が仲介する障害または疾患の処置用医薬の製造のための、請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物の使用。
【請求項15】
治療有効量の請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物および1種以上の薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項16】
対象におけるMDM2および/またはMDM4活性を調節する方法であって、対象に治療有効量の請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物を投与する過程を含む、方法。
【請求項17】
MDM2および/またはMDM4の活性が仲介する障害または疾患の処置方法であって、対象に治療有効量の請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物を投与する過程を含む、方法。
【請求項18】
障害または疾患が増殖性障害または疾患である、請求項13、14または17に記載の化合物、使用または方法。
【請求項19】
1種以上の治療的活性剤と組み合わせた、請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項20】
次のピークを含むCu Kα照射を使用する粉末X線回折パターンを有する、(S)−1−(4−クロロ−フェニル)−7−イソプロポキシ−6−メトキシ−2−(4−{メチル−[4−(4−メチル−3−オキソ−ピペラジン−1−イル)−trans−シクロヘキシルメチル]−アミノ}−フェニル)−1,4−ジヒドロ−2H−イソキノリン−3−オン硫酸塩の結晶形態I:角度2−シータ°:18.8、21.3および22.7、誤差±0.2°。
【請求項21】
本明細書に定義する、化合物または薬学的に許容される塩。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−515038(P2013−515038A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−545293(P2012−545293)
【出願日】平成22年12月21日(2010.12.21)
【国際出願番号】PCT/EP2010/070364
【国際公開番号】WO2011/076786
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(504389991)ノバルティス アーゲー (806)
【Fターム(参考)】