説明

電位依存性ナトリウムチャネルの調節因子としての第四級α−アミノカルボキサミド誘導体

本発明は、電位依存性ナトリウムチャネルの調節が介在する疾患および病態を治療するための式(I):


で示される第四級α−アミノカルボキシアミド誘導体に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中:RおよびRは、独立して、水素、C1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルC1−6アルキルであるか;あるいは、かかるRおよびRは、それらが結合する窒素と一緒になって、非置換3、4、5または6員の飽和環を形成してもよく;
は、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−3アルケニル、C1−3アルコキシC1−3アルキル、C1−3ハロアルコキシC1−3アルキルまたは(CH)tOHであるか;
あるいは、かかるRおよびRは、相互連結原子と一緒になって、飽和または不飽和5〜7員環を形成し、ただし、環に1個だけヘテロ原子が存在し、それは窒素でなければならず;
Xは炭素または窒素であり;
nは、0、1または2であり、ここで、nが存在する場合、各Rは、独立して、C1−3アルキル、ハロゲン、シアノ、ハロC1−3アルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよびC1−3ハロアルコキシからなる群から選択され;
qは1または2であり;
tは1または2であり;
またはRのいずれかは、−O−Rまたは−OCHであり、ここで、他のRまたはRは、水素またはRであり;ここで、Rは、フェニル環または5〜6員の芳香族複素環のいずれかであり(独立して、1個または複数の窒素、硫黄または酸素原子を含有)、ここで、フェニル環または複素環のいずれかは、C1−3アルキル、ハロゲン、シアノ、ハロC1−3アルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよびC1−3ハロアルコキシからなる群より独立して選択される1個または複数の置換基で置換されていてもよい]
で示される化合物、その医薬上許容される塩、溶媒和物、またはプロドラッグ。
【請求項2】
Xが炭素である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
qが1である、請求項1または請求項2記載の化合物。
【請求項4】
が、−O−Rまたは−OCHであって、Rが、水素またはRであり;ここで、Rは、フェニル環または5または6員の芳香族複素環のいずれかであり(独立して、1個または複数の窒素、硫黄または酸素原子を含有)、ここで、フェニル環または複素環は、C1−3アルキル、ハロゲン、シアノ、ハロC1−3アルキル、ヒドロキシ、C1−3アルコキシおよびC1−3ハロアルコキシからなる群より独立して選択される1個または複数の置換基で置換されていてもよい、前記請求項のいずれか記載の化合物。
【請求項5】
およびRが、相互連結原子と一緒になって、5員ピロリジノン環を形成する、前記請求項のいずれか記載の化合物。
【請求項6】
およびRが両方水素である、請求項1〜4のいずれか記載の化合物。
【請求項7】
(5R)−5−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−2−メチル−L−プロリンアミド;
(5R)−5−(4−{[(2−シアノフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−2−メチル−L−プロリンアミド;
(5R)−5−{4−[(2−シアノフェニル)オキシ]フェニル}−2−メチル−L−プロリンアミド;
(5S)−2−メチル−5−{4−[(フェニルメチル)オキシ]フェニル}−D−プロリンアミド;
(5S)−5−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−2−メチル−D−プロリンアミド;
(2R,5R)−2−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−6−オン;
2−[({4−[(2R,5R)−6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−イル]フェニル}オキシ)メチル]ベンゾニトリル;
2−({4−[(2R,5R)−6−オキソ−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノン−2−イル]フェニル}オキシ)ベンゾニトリル;
(2R,5R)−2−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−7−メチル−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−6−オン;
(2R,5R)−2−(3−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−6−オン;
(2R,5R)−2−(3−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−7−メチル−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−6−オン;
(2R,5R)−2−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−1,7−ジアザスピロ[4.6]ウンデカ−9−エン−6−オン;
(2R,5S)−2−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−1,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−6−オン;
(2S,5S)−2−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−1,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−6−オン;
(5R)−5−[4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}−3−(メチルオキシ)フェニル]−2−メチル−L−プロリンアミド;
(5R)−5−[4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}−3−(メチルオキシ)フェニル]−2−[(メチルオキシ)メチル]−L−プロリンアミド;
(5R)−5−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−2−[(メチルオキシ)メチル]−L−プロリンアミド;
(5R)−5−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−2−(ヒドロキシメチル)−L−プロリンアミド;
(2S,5S)−2−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−1,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−6−オン;
(5R,7R)−7−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−2,6−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オン;および
(5S,7S)−7−(4−{[(2−フルオロフェニル)メチル]オキシ}フェニル)−2,6−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オンである式(I)の化合物あるいはその医薬上許容される塩、溶媒和物、またはプロドラッグ。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項記載の式(I)の化合物、あるいはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグおよびその医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項9】
治療に用いるための、請求項1〜7のいずれか記載の式(I)の化合物あるいはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項10】
電位依存性ナトリウムチャネルの調節が介在する疾患または病態を治療または予防するのに用いるための、請求項1〜7のいずれか記載の式(I)の化合物あるいはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグ。
【請求項11】
疾患または病態が、うつ病または気分障害である、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
疾患または病態が、双極性障害である、請求項10記載の化合物。
【請求項13】
疾患または病態が、物質関連障害である、請求項10記載の化合物。
【請求項14】
電位依存性ナトリウムチャネルの調節が介在する疾患または病態を治療または予防するための医薬の製造における、請求項1〜7のいずれか記載の式(I)の化合物、あるいはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグの使用。
【請求項15】
疾患または病態が、うつ病または気分障害である、請求項14記載の使用。
【請求項16】
疾患または病態が、双極性障害である、請求項14記載の使用。
【請求項17】
疾患または病態が、物質関連障害である、請求項14記載の使用。
【請求項18】
哺乳類の電位依存性ナトリウムの調節が介在する疾患または病態の治療または予防の方法であって、有効量の請求項1〜7のいずれか記載の式(I)の化合物あるいはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグを投与することを含む方法。
【請求項19】
疾患または病態が、うつ病または気分障害である、請求項18記載の方法。
【請求項20】
疾患または病態が、双極性障害である、請求項18記載の方法。
【請求項21】
疾患または病態が、物質関連障害である、請求項18記載の方法。
【請求項22】
電位依存性ナトリウムチャネルの調節が介在する疾患または病態を治療または予防するための、請求項1〜7のいずれか記載の式(I)の化合物あるいはその医薬上許容される塩、溶媒和物またはプロドラッグの使用。
【請求項23】
疾患または病態が、うつ病または気分障害である、請求項22記載の使用。
【請求項24】
疾患または病態が、双極性障害である、請求項22記載の使用。
【請求項25】
疾患または病態が、物質関連障害である、請求項22記載の使用。
【請求項26】
請求項5記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、適当な溶媒中での塩酸溶液と式(XXII):
【化2】

[式中:n、q、X、R、R、RおよびRは請求項1に記載のとおりであり、RはC1−3アルキルである]
で示される化合物との反応を含む方法。
【請求項27】
請求項6記載の式(I)の化合物を調製する方法であって、適当な溶媒でのアンモニア溶液と式(XLIII):
【化3】

[式中:n、q、X、R、R、RおよびRは請求項1に記載のとおりであり、RはC1−3アルキルである]
で示される化合物との反応を含む方法。

【公表番号】特表2009−514801(P2009−514801A)
【公表日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−534911(P2008−534911)
【出願日】平成18年10月6日(2006.10.6)
【国際出願番号】PCT/EP2006/009732
【国際公開番号】WO2007/042240
【国際公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.PENTIUM
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】