説明

2−シクロプロピル−チアゾール誘導体

本発明は、式(I)


(式中、B、Y及びRは、明細書に記載された通りである。)の、選択された2−シクロプロピル−チアゾール誘導体;その塩及び特にその薬学的に許容される塩、並びに医薬、特にオレキシン受容体拮抗薬としてのそのような化合物の使用に関する。本発明の2−シクロプロピル−チアゾール誘導体はヒトオレキシン受容体の非ペプチド性拮抗薬である。これらの化合物は、特に、例えば摂食障害、摂水障害(drinking disorders)、睡眠障害又は精神及び神経障害における認知障害の治療における利用可能性を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、式(I)の選択された2−シクロプロピル−チアゾール誘導体及び医薬としてのこれらの使用に関する。本発明はまた上記化合物の製造方法、式(I)の化合物を1又は2以上含有する医薬組成物、及び特にオレキシン受容体拮抗薬としてのそれらの使用を含む関連した側面に関する。
【背景技術】
【0002】
オレキシン類(オレキシンA又はOX−A及びオレキシンB又はOX−B)は、二つの研究グループによって1998年に発見された新規な神経ペプチド類であり、オレキシンAは、33個のアミノ酸ペプチドであり、オレキシンBは、28個のアミノ酸ペプチドである(非特許文献1)。オレキシン類は、外側視床下部の離散性神経細胞内で産生され、G蛋白質共役型受容体(OX及びOX受容体)に結合する。オレキシン−1受容体(OX)はOX−Aに対して選択的であり、オレキシン−2受容体(OX)はOX−Bと同様にOX−Aにも結合することができる。オレキシン類は、ラットにおいて食物消費を刺激し、食行動を調節する中枢フィードバック機構におけるこれらペプチド類のメディエーターとしての生理学的役割を示唆している(非特許文献2)。他方、オレキシン類は睡眠状態及び覚醒状態を調節しており、ナルコレプシー(睡眠発作)患者に対する潜在的な新規治療への道を開くものであるとも提唱されている(非特許文献3)。
【0003】
オレキシン受容体は哺乳動物の脳に見出され、文献から知られているように、病理学に多くの密接な関係をもっている可能性がある。
【0004】
本発明は、2−シクロプロピル−チアゾール誘導体を提供し、これらはヒトオレキシン受容体の非ペプチド性拮抗薬である。これらの化合物は、特に、例えば摂食障害、摂水障害(drinking disorders)、睡眠障害又は精神及び神経障害における認知障害の治療における利用可能性を有している。
【0005】
これまでに、OXか又はOXのどちらか、あるいは同時に両方の受容体に拮抗する能力を有するいくつかの低分子量化合物が知られている。オレキシン受容体拮抗薬として有用なピペリジン誘導体が特許文献1及び特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際公開公報第01/96302号
【特許文献2】国際公開公報第03/051368号
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】Sakurai T.ら、Cell、1998、92、573-585
【非特許文献2】Sakurai T.ら、Cell、1998、92、573-585
【非特許文献3】Chemelli R.M.ら、Cell、1999、98、437-451
【発明の開示】
【0008】
i) 本発明の第1の側面は式(I)の化合物に関する:
【化1】


式中
Yは(CHを表し、nは0又は1を表し;
Bはフェニルを表し、当該フェニル環は、未置換であるか、又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択され;そして
は、アリール又はヘテロシクリルを表し、当該アリール又はヘテロシクリルは、独立に、未置換であるか、又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル及び−NH−CO−(C1−4)アルキルから成る群より独立に選択され;
又は、Rは、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−、4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル−、2H−クロメニル、クロマニル−、2,3−ジヒドロ−チエノ[3,4−b][1,4]ジオキシニル−、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニル−又はインデニル基を表し;これらの基は、未置換であるか、又は、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択される。
【0009】
ii) 本発明の第二の態様は、態様(I)に従う式(I)の化合物に関する。
Yが(CHを表し、nが0又は1を表し;
Bがフェニルを表し、当該フェニル環は、未置換であるか、又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択され;そして
は、アリール又はヘテロシクリルを表し、当該アリール又はヘテロシクリルは、独立に、未置換であるか、又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ、ハロゲン、シアノ及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択され;
又は、Rは、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−又は4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル基を表し、これらの基は、未置換であるか、又は、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択される。
【0010】
式(I)(及びIa;下記参照。)の化合物、並びにその薬学的に許容される塩もまた、本発明の一部である。
【0011】
本特許出願において、点線は、記載された基の結合点を示す。例えば、下記の基
【化2】


は、5−(4−フルオロ−フェニル)−2−メチル−チアゾール−4−イル基である。
【0012】
別段の記載が無い限り、本開示において、上記及び下記で用いられる一般的用語は、好ましくは、以下の意味を有する:
【0013】
ハロゲンという用語は、フッ素、塩素又は臭素を意味し;好ましくはフッ素又は塩素を意味し、特にフッ素を意味する。
【0014】
(C1−4)アルキルという用語は、単独の場合も、組合わせて用いられる場合も、1から4の炭素原子をもつ、直鎖又は分枝鎖アルキル基を意味する。(C1−4)アルキル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec.−ブチル及びtert.−ブチルである。好ましくはメチル及びエチルである。
【0015】
Bに対し、(C1−4)アルキルという用語は、上記の意味を有し、好ましくは、メチル及びエチルを、特にメチルを意味する。
【0016】
(C1−4)アルコキシという用語は、単独の場合も、組合わせて用いられる場合も、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec.−ブトキシ及びtert.−ブトキシ等の、用語(C1−4)アルキルが前記の意味を有する、式(C1−4)アルキル−O−の基を意味する。好ましくはメトキシ及びエトキシであり、特にメトキシである。
【0017】
−NH−CO−(C1−4)アルキル基の例は、−NH−CO−CHである。
【0018】
アリールという用語は、単独の場合も、組合わせて用いられる場合も、フェニル又はナフチル基を表す。好ましくは、フェニル基である。アリール基は、未置換であるか、又は、1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル及び−NH−CO−(C1−4)アルキルから成る群より独立に選択される。特に、アリール基は、未置換であるか、又は、1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択される。
【0019】
がアリールを表す場合の例は、フェニル、ナフチル(特に、1−ナフチル)、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、4−メチル−3−トリフルオロメチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2,5−ジメトキシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,5−ジメトキシフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−フルオロ−2−メチルフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3−クロロ−2−メチルフェニル、2−クロロ−3−メチルフェニル、2−クロロ−3−フルオロフェニル、2−ブロモフェニル、3−ブロモフェニル、4−ブロモフェニル、2−ブロモ−3−メチルフェニル、2−シアノフェニル、3−シアノフェニル、4−シアノフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル及び3−アセチルアミノフェニルである。特に、Rがアリールを表す場合の例は、フェニル、ナフチル(特に、1−ナフチル)、3−メチルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、4−メチル−3−トリフルオロメチルフェニル、3−メトキシフェニル、2,5−ジメトキシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,5−ジメトキシフェニル、3−フルオロ−2−メチルフェニル、3−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3−クロロ−2−メチルフェニル、2−クロロ−3−メチルフェニル、2−クロロ−3−フルオロフェニル、3−ブロモフェニル、2−ブロモ−3−メチルフェニル,及び3−トリフルオロメチルフェニルである。最も好ましくは、3−メチルフェニル、3−クロロフェニル及び3−ブロモフェニルである。
【0020】
“B”がフェニルを表し、当該フェニル環が、未置換であるか、又は、1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基が(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択される場合の例は:
フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−ブロモフェニル、3−ブロモフェニル、4−ブロモフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル及び4−トリフルオロメチルフェニルである。特に、例は、フェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロロフェニル及び3−トリフルオロメチルフェニルである。
【0021】
ヘテロシクリルという用語は、単独の場合も、組合わせて用いられる場合も、例えば、酸素、窒素及び硫黄から独立に選択される1、2又は3個のヘテロ原子を含む、5−〜10−員の単環又は二環式芳香環を意味する。そのようなヘテロシクリル基の例は、フラニル、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、チエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピラジニル、インドリル、イソインドリル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンズオキサジアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、ナアフチリジニル、シノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジル、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル及び(特に)イミダゾ[2,1−b]チアゾリルである。上記の例のリストに加え、さらなる例は、ベンゾイソチアゾリル、チエノピラジニル、フロピロリル及びピロロ[2,1−b]チアゾリルである。別の態様において、好ましい例は、イソキサゾリル、ピラゾリル、ピリジル、インドリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイソキサゾリル、キノリニル、イソキノリニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル、チエノピラジニル、フロピロリル及び(特に)イミダゾ[2,1−b]チアゾリルである。最も好ましくは、インドリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイソキサゾリル、キノリニル及び(特に)イミダゾ[2,1−b]チアゾリルである。上記のヘテロシクリル基は、未置換であるか、又は、1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル及び−NH−CO−(C1−4)アルキルから成る群より独立に選択される。特に、上記のヘテロシクリル基は、未置換であるか、1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ、ハロゲン及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択される。好ましくは、上記のヘテロシクリル基は、未置換であるか、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル及びハロゲンから成る群より独立に選択される。さらなる好ましい態様において、上記の基は、未置換であるか、又は、1個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキルから選択される(特に、置換基はメチルである。)。
【0022】
別の態様において、そのようなヘテロシクリル基の好ましい例は、イソキサゾール−5−イル、ピラゾール−5−イル、ピリジン−3−イル、インドール−2−イル、インドール−3−イル、インドール−4−イル、インドール−5−イル、ベンゾフラン−4−イル、インダゾール−3−イル、ベンズイソキサゾール−3−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−1−イル、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−イル;イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−イル、チエノ[2,3−b]ピラジン−6−イル及び4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−イルから成る群より選択され(特に、イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−イルである。);上記のヘテロシクリル基は、未置換であるか、1又は2個の置換基により置換され、、当該置換基は、(C1−4)アルキル及びハロゲン(特に、(C1−4)アルキル)から成る群より独立に選択される。
【0023】
特に、置換基「R」に対して用いられる、上記のヘテロシクリル基は、好ましくは、以下のように置換される:イソキサゾリル基は1個の(C1−4)アルキルにより置換され;ピラゾリル基は、2個の(C1−4)アルキルにより置換され;ピリジル基は、1個の(C1−4)アルキルにより置換され;インドリル基は、未置換であるか、又は、独立に、1若しくは2個の(C1−4)アルキル若しくはハロゲンにより置換され(特に、未置換であるか、又は、1若しくは2個のメチルにより置換され);ベンゾフラニル基は未置換であり;インダゾリル基は、未置換であるか、又は、1個の(C1−4)アルキル(特に、メチル)により置換され;ベンズイソキサゾリル基は未置換であり;キノリニル基は未置換であり;イソキノリニル基は未置換であり;イミダゾ[1,2−a]ピリジル基は未置換であり;イミダゾ[2,1−b]チアゾリル基は、未置換であるか、又は、1個の(C1−4)アルキルにより置換され;チエノピラジニル基は未置換であり;そして、フロピロリル基は、1個の(C1−4)アルキルにより置換される;
【0024】
別の態様において、Rがヘテロシクリルを表す場合の好ましい例は:
【化3】


である。
【0025】
がアリール及びヘテロシクリルと異なる場合には、それは、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−、4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル−、2H−クロメニル、クロマニル−、2,3−ジヒドロ−チエノ[3,4−b] [1,4]ジオキシニル−、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニル−又はインデニル基を表す。特に、それは、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−、4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル−、2,3−ジヒドロ−チエノ[3,4−b][1,4]ジオキシニル−、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニル−又はインデニル基を表す。好ましくは、それは、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−又は4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル−基を表す。最も好ましくは、それは、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−基を表す。置換基Rに対して用いられる上記の基は、未置換であるか、又は、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択される。好ましくは、上記の基は、未置換であるか、又は、1個の(C1−4)アルキルにより置換される。
【0026】
特に、Rがアリール及びヘテロシクリルと異なる場合には、置換基Rに対して用いられる上記の基は、分子の残りの部分への結合点を有し、好ましくは、以下のように置換される:2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−基(特に、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−イル又は2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−イル)、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−基(特に、ベンゾ[1,3]ジオキソール−4−イル)、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−(特に、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−イル)、4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル−基(特に、4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−8−イル又は4H−ベンゾ[1,3]ジオキシン−5−イル)、2H−クロメニル(特に、2H−クロメン−5−イル)、クロマニル−(特に、クロマン−5−イル又はクロマン−8−イル)、2,3−ジヒドロ−チエノ[3,4−b][1,4]ジオキシニル−(特に、2,3−ジヒドロ−チエノ[3,4−b][1,4]ジオキシン−5−イル)、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニル−基(特に、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−5−イル又は3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−8−イル)は、好ましくは未置換であり;インデニル−基(特に、1H−インデン−2−イル)は、好ましくは、1個のメチルにより置換される。
【0027】
好ましくは、Rがアリール及びヘテロシクリルと異なる場合には、それは、
【化4】


を表す。
【0028】
iii) 本発明のさらなる態様は、示したキラル中心が(S)−配置である、式(Ia)の化合物でもある、態様i)又はii)に従う式(I)の化合物を含む。
【化5】

【0029】
iv) 本発明のさらなる態様は、Bがフェニルを表し、当該フェニル環が、未置換であるか、又は、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基が、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択される、態様i)〜iii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0030】
v) 本発明のさらなる態様は、Bがフェニルを表し、当該フェニル環が、未置換であるか、又は1個の置換基により置換され、当該置換基が、メチル、クロロ、フルオロ及びトリフルオロメチルから成る群より選択される、態様i)〜iv)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0031】
vi) 本発明のさらなる態様は、nが0を表す、態様i)〜v)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0032】
vii) 本発明のさらなる態様は、nが1を表す、態様i)〜v)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0033】
viii) 本発明のさらなる態様は、Rが、1(好ましい)、又は2個の置換基により置換されたフェニルを表し;好ましくは、置換基の一つが3位にあり、存在する場合には、他の置換基が4位にあり;当該置換基が、メトキシ、クロロ、ブロモ及びメチル(特に、クロロ、ブロモ及びメチル)から成る群より独立に選択され;
又は、Rがヘテロシクリルを表し、当該ヘテロシクリルが、インドリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイソキサゾリル、キノリニル及び(特に)イミダゾ[2,1−b]チアゾリルから成る群より選択され、当該ヘテロシクリルが、未置換であるか、又は1個の置換基により置換され、当該置換基が、(C1−4)アルキルから選択され;
又は、Rが、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−基を表し、当該基が未置換である、
態様i)〜vii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0034】
ix) 本発明のさらなる態様は、Rが、下記の基の一つを表す、態様i)〜viii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む:
【化6】


【0035】
x) 本発明のさらなる態様は、Rが、下記の基の一つを表す、態様i)〜ix)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む:
【化7】

【0036】
xi) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化8】


を表す、態様i)〜x)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0037】
xii) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化9】


を表す、態様i)〜x)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0038】
xiii) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化10】


を表す、態様i)〜viii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0039】
xiv) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化11】


を表す、態様i)〜x)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0040】
xv) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化12】


を表す、態様i)〜ix)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0041】
xvi) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化13】


を表す、態様i)〜ix)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0042】
xvii) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化14】


を表す、態様i)〜x)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0043】
xviii) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化15】


を表す、態様i)〜viii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0044】
xix) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化16】


を表す、態様i)〜vii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0045】
xx) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化17】


を表す、態様i)〜x)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0046】
xxi) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化18】


を表す、態様i)〜x)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0047】
xxii) 本発明のさらなる態様は、Rが、
【化19】



を表す、態様i)〜x)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0048】
xxiii) 本発明のさらなる態様は、Rが、(特に3位において)1個の置換基により置換され、当該置換基が、メトキシ、クロロ、ブロモ及びメチル(特にクロロ、ブロモ及びメチル)から選択されるフェニルを表す、態様i)〜viii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0049】
xxiv) 本発明のさらなる態様は、Rが3−クロロ−フェニルを表す、態様i)〜viii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0050】
xxv) 本発明のさらなる態様は、Rが3−ブロモ−フェニルを表す、態様i)〜viii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0051】
xxvi) 本発明のさらなる態様は、Rが3−メチル−フェニルを表す、態様i)〜viii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0052】
xxvii) 本発明のさらなる態様は、
がヘテロシクリルを表し、当該ヘテロシクリルが、インドリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイソキサゾリル、キノリニル及び(特に)イミダゾ[2,1−b]チアゾリルから成る群より選択され、当該ヘテロシクリルが、未置換であるか、又は1個の置換基により置換され、当該置換基が、(C1−4)アルキルから選択され;
又は、Rが、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−基を表し、これらの基が未置換である、
態様i)〜viii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0053】
xxviii) 本発明のさらなる態様は、Rがヘテロシクリルを表し、当該ヘテロシクリルが、インドリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイソキサゾリル、キノリニル及び(特に)イミダゾ[2,1−b]チアゾリルから成る群より選択され、当該ヘテロシクリルが、未置換であるか、又は1個の置換基により置換され、当該置換基が、(C1−4)アルキルから選択される、態様i)〜viii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0054】
xxix) 本発明のさらなる態様は、Rが、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−基を表し、これらの基が未置換である、態様i)〜viii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む。
【0055】
xxx) 本発明のさらなる態様は、以下の特徴の少なくとも一つ、好ましくはすべてを有する、態様i)〜iii)のいずれかに従う、式(I)の化合物を含む:
Yが(CHを表し、nが0又は1を表し;
Bがフェニルを表し、当該フェニル環が、1個の、(特に、メチル等の)(C1−4)アルキル、トリフルオロメチル又は(特に、フルオロ又はクロロ等の)ハロゲンにより置換され;そして
が、1個の、(特に、メチル等の)(C1−4)アルキル又は(特に、クロロ又はブロモ等の)ハロゲンにより置換されたフェニル;又は、(特に、1−ナフチル等の)未置換のナフチルを表すか;又は、Rが、下記の基:
【化20】


から選択される。
【0056】
式(I)の化合物は、1又は2以上の不斉炭素原子などの、1又は2以上のキラル又は不斉中心を含んでいてもよい。従って、式(I)の化合物は、立体異性体の混合物として、又は好ましくは純粋な立体異性体として存在してもよい。立体異性体の混合物は当業者に知られた方法で分離してもよい。
【0057】
xxxi) 態様i)に従う、式(I)の化合物の例は、下記の化合物から成る群より選択される:
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3−クロロ−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド:
(S)−キノリン−8−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;及び
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド。
【0058】
xxxii) 態様xxxi)に挙げた化合物に加えて、態様i)に従う式(I)の化合物の、さらなる例は、下記の化合物から成る群より選択される:
(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−6−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−3−ブロモ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−3−ブロモ−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;及び
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド。
【0059】
xxxiii) 態様xxxi)〜xxxii)に挙げた化合物に加えて、態様i)に従う式(I)の化合物の、さらなる例は、下記の化合物から成る群より選択される:
(S)−キノリン−8−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3−ブロモ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−3−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−3−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;及び
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド。
【0060】
xxxiv) 態様xxxi)〜xxxiii)に挙げた化合物に加えて、態様i)に従う式(I)の化合物の、さらなる例は、下記の化合物から成る群より選択される:
(S)−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−6−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;及び
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド。
【0061】
xxxv) 態様xxxi)〜xxxiv)に挙げた化合物に加えて、態様i)に従う式(I)の化合物の、さらなる例は、下記の化合物から成る群より選択される:
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3,4−ジメチル−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−4−メチル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
(S)−3−シアノ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2−エチル−5−メチル−2H−ピラゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メトキシ−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−チエノ[3,4−b][1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−フルオロ−2−メチル−ベンズアミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3,4−ジクロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−3−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−2−メチル−ベンズアミド;
(S)−2−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−フルオロ−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メトキシ−ベンズアミド;
(S)−クロマン−8−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1H−インダゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3,5−ジメトキシ−ベンズアミド;
(S)−イソキノリン−1−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−2,5−ジメトキシ−ベンズアミド;
(S)−3−メチル−イソキサゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1,2−ジメチル−1H−インドール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3−アセチルアミノ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3−メチル−1H−インデン−2−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−4−メチル−ニコチンアミド;
(S)−2−ブロモ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3,4−ジメトキシ−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−2,3−ジメチル−ベンズアミド;
(S)−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;及び
(S)−2−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド。
【0062】
式(I)及び/又は(Ia)の化合物に対するいかなる言及も、適宜かつ好都合に、それぞれ、式(I)及び/又は(Ia)の化合物の塩(特に、薬学的に許容される塩)にも言及しているものと理解されるべきである。
【0063】
「薬学的に許容される塩」という用語は、無毒性の無機若しくは有機酸及び/又は塩基付加塩を意味する。"Salt selection for basic drugs"、Int. J. Pharm.(1986)、33、201-217を参照してもよい。
【0064】
化合物、塩、医薬組成物、疾病等について複数形が使用される場合は、単数の化合物、塩等をも意味することが意図されている。
【0065】
式(I)及び/又は(Ia)の化合物及びこれらの薬学的に許容される塩は、医薬として、例えば経腸又は非経口投与のための医薬組成物の形態で使用することができる。
【0066】
本発明はまた、以下に記載する疾患及び障害の予防又は治療のための医薬組成物の製造のための、式(I)の化合物の使用に関する。
【0067】
さらに、本発明はまた、式(I)の化合物又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物にも関する。
【0068】
医薬組成物の製造は、いずれの当業者によく知られた様式で(例えば、Remington、The Science and Practice of Pharmacy、21st Edition(2005)、Part 5、“Pharmaceutical Manufacturing” [Lippincott Williams & Wilkinsにより出版]を見よ。)、記述された式(I)の化合物又はこれらの薬学的に許容される塩を、任意にその他の治療的に有益な物質と組み合わせて、適切な無毒の不活性な薬学的に許容される固体又は液体の担体材料及び必要に応じて、通常の薬学的アジュバントと共に、ガレノスの投与形態とすることにより遂行することができる。
【0069】
式(I)及び/又は(Ia)の化合物は、医薬の製造のために使用されてもよく、そして下記の群より選択される疾患又は障害の予防及び/又は治療に好適である:
大うつ病性障害及び気分循環症を含む気分変調性障害、情動神経症、すべてのタイプの躁鬱病、譫妄、精神病性障害、精神分裂病、緊張型分裂病、妄想性偏執病、適応障害及びすべての群の人格障害;分裂感情障害;全般性不安障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、パニック発作、すべてのタイプの恐怖症性不安及び回避性障害を含む不安障害;分離不安;向精神薬の使用、乱用、探索及び再燃;すべてのタイプの心理的又は身体依存、多重人格症候群及び心因性健忘を含む解離性障害;性及び生殖機能障害、心理性的障害及び依存;麻薬耐性又は麻薬離脱症状;麻酔リスク、麻酔応答性の増大;視床下部・副腎機能不全;生物リズム及び概日リズム障害;神経障害性疼痛、下肢静止不能症候群を含む神経障害等の疾患に関連した睡眠障害;睡眠時無呼吸;ナルコレプシー;慢性疲労症候群;精神障害に関連する不眠症;すべてのタイプの突発性不眠症及び錯眠;時差ぼけを含む睡眠-覚醒スケジュール障害;健常者並びに精神及び神経障害におけるすべての痴呆及び認知機能障害;加齢に伴う精神機能障害;すべてのタイプの健忘;重度知的障害;ジスキネジア及び筋疾患;筋痙縮、振戦、運動障害;自発性及び薬剤誘発ジスキネジア;ハンチントン病、クロイツフェルト・ヤコブ病、アルツハイマー病及びトウレット症候群を含む神経変性障害;筋萎縮性側索硬化症;パーキンソン病;クッシング症候群;外傷性病変;脊髄外傷;頭部外傷;周産期低酸素症;難聴;耳鳴り;脱髄疾患;脊髄及び脳神経疾患;眼損傷;網膜症;癲癇;発作障害;欠神発作、複雑部分及び全般発作;レノックスガストー症候群;偏頭痛及び頭痛;疼痛性障害;感覚脱失及び痛覚脱失;痛覚過敏、灼熱痛、異痛症などの疼痛感受性増強又は過大;急性疼痛;熱傷痛;非定型顔面痛;神経障害性疼痛;背部痛;複合局所性疼痛症候群I及びII;関節炎性疼痛;スポーツ外傷痛;歯痛;感染、例えばHIVに関連した疼痛、化学療法後の疼痛;発作後疼痛;術後痛;神経痛;骨関節炎;過敏腸管症候群などの内臓痛に関連した状態;摂食障害;糖尿病;無酸素脳症、糖尿病性神経障害及びアルコール依存症を含む中毒性及び代謝異常疾患;食欲、味覚障害、摂食又は摂水(Drinking)障害;心気症を含む身体表現性障害;嘔吐/悪心;嘔吐症;胃運動機能異常(ジスキネジア);胃潰瘍;カルマン症候群(嗅覚脱失);耐糖能障害;腸運動機能異常;視床下部疾患;下垂体疾患;高熱症候群、発熱、熱性痙攣、特発性発育不全;小人症;巨人症;先端巨大症;好塩基性細胞腺腫、プロラクチノーマ、高プロラクチン血症;脳腫瘍、腺腫;良性前立腺肥大、前立腺癌;子宮体癌、乳癌、大腸癌;すべてのタイプの精巣機能障害、避妊法;生殖ホルモン異常;閉経期一過性熱感;視床下部性生殖機能低下、機能性又は心因性無月経;膀胱尿失禁;喘息;アレルギー;すべてのタイプの皮膚炎、面皰及び嚢胞、皮脂腺機能障害;心臓血管疾患;心・肺疾患、急性・鬱血性心不全;低血圧;高血圧;脂質異常症、高脂血症、インスリン抵抗性;尿閉;骨粗鬆症;狭心症;心筋梗塞;不整脈、冠動脈疾患、左室肥大;虚血性又は出血性発作;クモ膜下出血;クモ膜下出血、虚血性及び出血性発作並びに血管性痴呆を含むすべてのタイプの脳血管障害;慢性腎不全及びその他の腎疾患;痛風;腎臓癌;尿失禁;並びに一般のオレキシン系機能障害に関連するその他の疾患。
【0070】
式(I)及び/又は(Ia)の化合物は、下記のグループから選択される疾患又は障害の治療における使用に特に適切である:
すべてのタイプの睡眠障害、ストレス関連症候群、向精神薬の使用及び乱用、健常者並びに精神及び神経障害における認知機能障害並びに摂食又は摂水(Drinking)障害。
【0071】
摂食障害は代謝機能不全;食欲調節不全;強迫的肥満;嘔吐・過食又は神経性食欲不振症を含むものとして定義できる。この摂食の病理学的変形は、食欲障害(食物に対する誘惑又は嫌悪);エネルギーバランスの変調(摂取/消費)、食品品質についての知覚障害(高脂肪又は高炭水化物、良味覚);食物入手可能性障害(無制限節食又は遮断)又は水分平衡障害から生じるかもしれない。摂水障害(Drinking disorders)は、精神障害における多飲症及びすべての他のタイプの過剰液体摂取を含む。睡眠障害は、すべてのタイプの錯眠、不眠症、ナルコレプシー及び過眠症、睡眠関連失調症、下肢静止不能症候群、睡眠時無呼吸症、時差症候群、交代勤務睡眠障害、睡眠相遅延症候群、睡眠相前進症候群又は精神障害に関連する不眠症を含む。不眠症は、加齢と関係付けられる睡眠障害;慢性不眠の間歇治療;環境による一過性の不眠症(新しい環境、騒音)又はストレス;悲嘆;疼痛又は病気による短期間の不眠症を含むものとして定義される。不眠症は、全般性不安障害、強迫性障害、パニック発作並びにすべてのタイプの恐怖症性不安及び回避性障害等の他のタイプ及びサブタイプの不安障害のみならず心的外傷後ストレス障害を含むストレス関連症候群をも包含する;向精神薬の使用、乱用、探索及び再燃は、すべてのタイプの心理的又は身体依存並びにそれらに関連する耐性及び依存因子と定義される。認知機能障害は、正常な、健康な、若年の、成人の又は老齢の集団において一時的に又は慢性的に生じ、また精神、神経、心臓血管及び免疫疾患において一時的に又は慢性的に生じるすべてのタイプの注意、学習及び記憶機能における欠損を含む。
【0072】
本発明のさらに好ましい態様において、式(I)及び/又は(Ia)の化合物は、下記のグループから選択される疾患又は障害の治療における使用に特に適切である:すべてのタイプの不眠、ナルコレプシー及び過眠症、睡眠関連失調症、下肢静止不能症候群、睡眠時無呼吸症、時差症候群、交代勤務睡眠障害、睡眠相遅延症候群、睡眠相前進症候群又は精神障害に関連する不眠症の他の障害を含む睡眠障害。
【0073】
本発明の別の好ましい態様において、式(I)及び/又は(Ia)の化合物は、下記のグループから選択される疾患又は障害の治療における使用に特に適切である:正常な、健康な、若年の、成人の又は老齢の集団において一時的に又は慢性的に生じ、また精神、神経、心臓血管及び免疫疾患において一時的に又は慢性的に生じるすべてのタイプの注意、学習及び記憶機能における欠損を含む認知機能障害。
【0074】
本発明の別の好ましい態様において、式(I)及び/又は(Ia)の化合物は、下記のグループから選択される疾患又は障害の治療における使用に特に適切である:代謝機能不全;食欲調節不全;強迫的肥満;嘔吐・過食又は神経性食欲不振症を含む摂食障害。
【0075】
本発明の別の好ましい態様において、式(I)及び/又は(Ia)の化合物は、下記のグループから選択される疾患又は障害の治療における使用に特に適切である:すべてのタイプの心理的又は身体依存並びにそれらに関連する耐性及び依存因子を含む向精神薬の使用及び乱用。
【0076】
本発明はまた、薬剤的に活性な量の式(I)の化合物を患者に投与することを含む、本明細書に言及した疾病又は障害の予防又は治療方法に関する。
【0077】
温度に関して、他の記載がされていない場合、数値「X」の前に置かれる「約」という用語は、本出願において、X−10%XからX+10%Xの間、好ましくはX−5%XからX+5%Xの間を表す。温度の特定の場合には、温度「Y」の前に置かれる「約」(又はその代わりの「およそ」)の用語は、この出願において、Y−10℃からY+10℃の間、好ましくはY−5℃からY+5℃の間を表す。
【0078】
本発明のさらなる側面は、式(I)の化合物の製造のための方法である。本発明の式(I)の化合物は、下記のスキームに概説した反応の一般的順序に従って製造することができ、該スキーム中、B、Y及びRは、式(I)について定義された意味を有する。得られた化合物は、それ自体知られた方法により、薬学的に許容されるそれらの化合物の塩に変換してもよい。一般的に、すべての化学的変換は、文献に記載され、又は下記の手順に記載された、よく知られた標準的方法論に従って遂行することができる。
【0079】
式(I)の化合物の製造:
経路1:最終化合物の合成は、N−Boc−保護−2−アミノメチルアザシクロアルカン誘導体1(商業的に入手可能)から出発し、この化合物は、標準的なペプチドカップリング反応条件下、活性化剤(例えば、TBTU)と塩基(例えば、DIPEA)の存在下で、カルボン酸誘導体2(商業的に入手可能であるか、又は、I−化学、セクションA.1.9.1〜A.1.9.4に記載の通りに製造される)とカップリングされ、モノ−アミド中間体3を与える。HClのジオキサン中4M溶液を用いた、標準的な条件下での脱保護により、アミン中間体4が、塩酸塩として生成する。ビス−アミド最終化合物6は、カルボン酸誘導体5(スキーム2及び3並びに実験の部、A.1.1〜A.1.5に記載の通りに製造される。)を用いることにより、上記と類似の条件下で、2番目のアミド結合形成反応により製造される。
【0080】
経路2:環外のN−原子がBoc−保護されたテンプレート7(商業的に入手可能)から出発し、カルボン酸誘導体5(スキーム2及び3並びにI−化学、セクションA.1.1〜A.1.5に記載の通りに製造。)を用いて、標準的なペプチド結合形成反応において、まず、環内のN−原子に置換基を導入することにより、反応順序を逆にすることができ、化合物8を与え、この化合物は、脱保護により9とした後、カルボン酸誘導体2(商業的に入手可能であるか、又は、実験の部、A.1.9.1〜A.1.9.4に記載の通りに製造される。)を用いた、最後のアミド結合形成工程において、最終化合物6を与える。
【化21】



【化22】

【0081】
カルボン酸誘導体16は、商業的に入手可能でない場合には、例えば、スキーム2及びスキーム3に従って、合成される。
【化23】

【0082】
KOt−Bu等の塩基の存在下における、メチルジクロロアセテート10(商業的に入手可能)の、アルデヒド11(商業的に入手可能)との反応により、α−オキソ−エステル誘導体12が得られ、それを、シクロプロピル−チオカルバミド14(商業的に入手可能なシクロプロピルカルボキシアミド(13)から、Lawessonの試薬を用いて製造。)との反応において、チアゾール誘導体15に変換する。MeOH等の溶媒中での、例えば、NaOH水溶液を用いたエステル官能基の加水分解により、所望のカルボン酸16を得る。
【化24】

【0083】
反応シークエンスは、α−オキソ−エステル誘導体12(スキーム2に記載の通りに入手。)から出発し、チオウレア17を用いたHantzsch環化工程により、2−アミノ−チアゾール中間体18を得、それを、古典的なSandmeyer反応により、2−ブロモ−チアゾール化合物19に変換する。シクロプロピル単位の導入は、トリブチル−シクロプロピル−スタナン(確立された手順に従い、シクロプロピルマグネシウムブロミド及び塩化トリブチルスズから製造。)を用いた、Pd−触媒Stille−カップリングにより達成され、2−シクロプロピル−チアゾール−誘導体15を与え、これは、スキーム2に記載した方法に従い、カルボン酸化合物16に変換される。
【0084】
式R−COOHのカルボン酸は、商業的に入手可能であるか、又は、技術分野において周知である(Lit.例えば、WO2001/96302;T. Eicher、S. Hauptmann "The Chemistry of Heterocycles: Structure、reactions、Syntheses、and Applications"、2nd Edition 2003、Wiley、ISBN 978-3-527-30720-3)。
【0085】
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−2−カルボン酸誘導体を表す、カルボン酸誘導体R−COOHは、商業的に入手可能であるか、又は、スキーム4に従って合成することができる。
【化25】

【0086】
経路A:2−クロロ−3−オキソ−酪酸メチルエステル(20)のチオウレアとの反応により、アミノ−チアゾール(21)を得ることができる。エステル(22)への変換は、ブロモアセトアルデヒド ジエチルアセタールから、酸性条件下、in−situで生成し得るブロモアセトアルデヒドを用いて行うことができる。NaOH等の塩基を用いたけん化の後、所望の酸(23)を得ることができる。
【0087】
経路B:構造(24)の化合物を、N,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタールとともに、トルエン等の溶媒中で加熱することにより、ホルムアミジン誘導体(25)を得ることができる。それらは、エチルブロモアセテートを用いてアルキル化することができ、それぞれのチアゾリウムブロミド(26)を生成し、DBU等の強塩基を用いてエステル(27)に環化することができる。エタノール/水等の溶媒中におけるNaOH等の塩基による処理等、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化は、対応するイミダゾ[2,1−b]チアゾール−2−カルボン酸誘導体(28)を与える。
【0088】
ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボン酸誘導体を表す、カルボン酸誘導体R−COOHは、スキーム5に従って製造することができる。
【0089】
フッ化セシウムの存在下における、2−メチルスルファニルチアゾール(29)のトリメチルシリルメチル トリフルオロメタンスルホネートとの反応、続く、得られるチアゾリニウム塩のエチルプロピオレートとの反応による環化により、ピロロ[2,1−b]チアゾール(30)を得ることができる。EtOH/水等の溶媒中におけるNaOH等の塩基による処理等の、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化は、対応するピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボン酸誘導体(31)を与える(Berry C.R.ら、Organic Letters、2007、9、21、4099-4102)。
【化26】

【0090】
NBSとの反応による(30)の臭素化、続く、Pd(dppf)Cl等のパラジウム触媒の存在下での、ジメチル亜鉛との反応による、得られる粗製エチル 6−ブロモ−ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボキシレートのメチル化により、エステル(32)を得る。EtOH/水等の溶媒中でのNaOH等の塩基による処理等の、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化は、対応する6−メチル−ピロロ[2,1−b]チアゾール−7−カルボン酸誘導体(33)を与える。
【0091】
3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニル誘導体を表すカルボン酸誘導体R−COOHは、スキーム6及び7に従い、文献に従って合成できる。
【0092】
EtOH中における、濃硫酸を用いた3−ヒドロキシ−アントラニル酸(34)のエステル化は、対応するエチルエステル(35)を与える。DMF等の溶媒中での、KCO等の塩基の存在下における、塩化アセチルによる環化は、3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン誘導体(36)を与える。構造(36)の化合物は、KCO等の塩基の存在下、ヨウ化メチル等のアルキル化剤を用いて、任意にアルキル化することができる。EtOH/水等の溶媒中での、NaOH等の塩基を用いたけん化は、対応する酸(37)又は(38)を与える。BF−ジエチルエテレートの存在下における、NaBHによる、構造(36)の化合物の還元は、対応する3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン誘導体を与え、これは、前記のように、任意にアルキル化及び/又はけん化することができ、対応する酸(40)又は(41)を与える(Kuroita T.ら、Chemical Pharmaceutical Bulletin 1996,44,4,756-764)。
【化27】

【0093】
パラジウム触媒の存在下における、メチル 3−ニトロサリチレート(42)の水素化は、アニリン誘導体(43)を与え、これは、前記のように、クロロ塩化アセチルを用いて、エステル(44)に環化することができる。BF−ジエチルエテレートの存在下における、NaBHを用いた、構造(44)の化合物の還元は、対応する3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン誘導体を与え、これは、前記のように、任意にアルキル化及び/又はけん化することができ、対応する酸(45)又は(46)を与える(Kuroita T.ら、Chemical Pharmaceutical Bulletin 1996、44、4、756-764)。
【化28】

【0094】
ベンゾオキサゾール−4−カルボン酸誘導体を表すカルボン酸誘導体R−COOHは、スキーム8及び9に従い、文献に従って合成できる。
【化29】

【0095】
PPTS及びTEAの存在下における、塩化アセチルを用いたエチル 2−アミノ−3−ヒドロキシベンゾエート(47)の環化により、エステル(48)を得ることができる(Goldstein S.W.ら、Journal of heterocyclic Chemistry、1990、27、335-336)。EtOH/水等の溶媒中でのNaOH等の塩基による処理等の、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化は、対応する2−メチル−ベンゾオキサゾール−4−カルボン酸誘導体(49)を与える。
【化30】

【0096】
PTSAの存在下における、オルトギ酸トリエチルによる3−アミノサリチル酸(50)の環化により、ベンゾオキサゾール−7−カルボン酸(51)を得ることができる(WO2006/069155)。PTSAの存在下における、オルト酢酸トリエチルによる3−アミノサリチル酸(50)の環化により、2−メチル−ベンゾオキサゾール−7−カルボン酸(52)を得ることができる(WO2006/069155)。
【0097】
ベンゾチアゾール−7−カルボン酸誘導体を表すカルボン酸誘導体R−COOHは、スキーム10に従い、文献に従って合成できる。
【化31】

【0098】
硫酸及びクラウンエーテル18−C−6の存在下における、メチル 3−アミノベンゾエート(53)のカリウムチオシアネートとの反応により、チオウレア(54)を得ることができる。酢酸中での臭素との反応による環化は、2−アミノ−ベンゾチアゾール誘導体(55)を与える。亜硝酸イソアミルとの反応によるアミノ基の開裂は、エステル(56)を与える(WO2005/092890)。MeOH/水等の溶媒中におけるNaOH等の塩基による処理等の、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化は、対応するベンゾチアゾール−7−カルボン酸誘導体(57)を与える。
【0099】
ベンゾフラン−4−カルボン酸誘導体を表すカルボン酸誘導体R−COOHは、スキーム11及び12に従い、文献に従って合成できる。
【化32】

【0100】
メチル 3−ヒドロキシベンゾエート(58)の3−クロロ−2−ブタノンとの反応により、エステル(59)を得ることができる。硫酸による環化は、2,3−ジメチル−ベンゾフラン誘導体(60)を与える(Kawase Y.ら、Bulletin of the Chemical Sociaty of Japan、1967、40、5、1224-1231)。MeOH/水等の溶媒中におけるNaOH等の塩基による処理等の、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化は、対応する2,3−ジメチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸誘導体(61)を与える。他方、メチル 3−ヒドロキシベンゾエート(58)のクロチルブロミドとの反応は、エステル(62)を与え、これは、N,N−ジメチルアニリン中での反応の後、エステル(63)を与える。オゾン酸化、続く、PTSAとの反応により、3−メチル−ベンゾフラン誘導体(64)が得られる(Mohamadi F.ら、Journal of Medicinal Chemistry、1994、37、232-239及びEP58906)。MeOH/水等の溶媒中におけるNaOH等の塩基による処理等の、当業者に知られた方法を用いたエステル官能基のけん化は、対応する3−メチルベンゾフラン−4−カルボン酸誘導体(65)を与える。
【化33】

【0101】
1,4−ベンゾキノン及び塩化リチウムの存在下における、ビス(アセトニトリル)ジクロロパラジウム等のパラジウム触媒を用いた2−アリル−3−ヒドロキシベンズアルデヒド(66)の環化により、2−メチル−ベンゾフラン カルバルデヒド(67)を得ることができる(Danheiser R.L.ら、Organic Letters、2005、7、18、3905-3908)。2−メチル−2−ブテン等のスカベンジャーの存在下における、亜塩素酸ナトリウムによるアルデヒド官能基の酸化は、対応する2−メチルベンゾフラン−4−カルボン酸(68)を与える。
【0102】
ベンゾフラン−4−カルボン酸誘導体を表し、RがCl、F又はCFを表すカルボン酸誘導体R−COOHは、スキーム13に従い、文献に従って合成できる。
【0103】
硫酸等の酸の存在下での、EtOHを用いたフェノール誘導体(69)のエステル化、続く、KCO及びKIの存在下での、臭化アリルとの反応によるアルキル化により、アルキル−エーテル誘導体(70)を得ることができる。N,N−ジメチルアニリンとの反応によるクライゼン転移は、フェノール誘導体(71)を与える。オゾン酸化、続く、PTSAとの反応は、ベンゾフラン誘導体(72)を与える。他方、MeOHの存在下における(71)のオゾン酸化は、ジヒドロ−ベンゾフラン誘導体(74)を与える。EtOH/水等の溶媒中でのNaOH等の塩基による処理等の、当業者に周知の方法を用いた(72)及び(74)のエステル官能基のけん化は、対応するベンゾフラン−4−カルボン酸誘導体(73)及び(75)を与える。さらに、1,4−ベンゾキノン及び塩化リチウムの存在下における、ビス(アセトニトリル)ジクロロパラジウム等のパラジウム触媒を用いた(71)の環化により、2−メチルベンゾフラン誘導体(76)を得ることができる(Danheiser R.L.ら、Organic Letters、2005、7、18、3905-3908)。EtOH/水等の溶媒中でのNaOH等の塩基による処理等の、当業者に知られた方法を用いた、(76)のエステル官能基のけん化は、対応する2−メチル−ベンゾフラン−4−カルボン酸誘導体(77)を与える。
【化34】

【0104】
2−フルオロベンゾフラン−4−カルボン酸誘導体を表すカルボン酸誘導体R−COOHは、スキーム14に従い、文献に従って合成できる。
【化35】

【0105】
tert−ブチルリチウムとの反応による、ベンゾフラン−4−カルボン酸(78)の特異的求電子フッ素化(Eissenstat M.A.ら、Journal of Medicinal Chemistry 1995、38、16、3094-3105)、続く、NFSIとの反応(Torrado A.ら Bioorganic Medicinal Chemistry 2004、12、5277-5295及びDifferling E.ら Synlett、1991、1、187-189)は、所望の2−フルオロベンゾフラン−4−カルボン酸(79)を与える。
【0106】
がクロマンを表す、式R−COOHの誘導体は、例えば、スキーム15に従って合成される。
【化36】

【0107】
クロマン−5−カルボン酸誘導体の合成は、KCOの存在下における、プロパルギルブロミドを用いた、3−ヒドロキシ−安息香酸メチル エステル(80;商業的に入手可能)のアルキル化で始まり、フェニルエーテル(81)を与える。この化合物は、N,N−ジエチルアニリン中で還流加熱することにより環化され、クロメン誘導体(82)を与える。カルボン酸エステルは、(82)を、MeOH及び水中のNaOHで処理することにより、けん化することができ、得られたクロメン誘導体(83)を水素化することにより、所望の酸(84)が得られる。対応するクロマン−8−カルボン酸誘導体は、酢酸中の亜鉛を用いた、4−クロマノン(85;商業的に入手可能)の還元、及び 中間体クロマン誘導体(86)の、n−BuLiによる、続くオルトメタル化、そして二酸化炭素によるトラップにより合成され、所望の酸(87)を与える。
【0108】
がイミダゾ[2,1−b]チアゾールである、式R−COOHの誘導体の合成のための、さらなる別の経路を、スキーム16に示す。
【化37】

【0109】
経路Aに従い、イミダゾール誘導体(88)は、ナトリウムエトキシド等の塩基の存在下、ブロモアセトアルデヒドジアルキル アセタール誘導体を用いたアルキル化により、アセタール(89)に変換してもよい。酸性条件(例えば、aq.塩酸)化での環化、及び、例えば塩化ホスホリルを用いた中間体(90)の脱水により、エステル(91)が得られ、これは、THF及びMeOH等の溶媒中で、例えば、NaOHを用いたけん化により、酸(92)に変換される。
【0110】
経路Bは、3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロアセトンを用いた、2−アミノ−チアゾール(93)のアルキル化から出発し、トリフルオロメチル−置換イミダゾ[2,1−b]チアゾール誘導体(94)を与え、これは、DMF等の溶媒中、POClとの反応により、フォルミル化され、アルデヒド(95)を与える。亜塩素酸ナトリウムによる、アルデヒド(95)の酸化により、所望のイミダゾ[2,1−b]チアゾール−カルボン酸(96)が得られる。同様に、商業的に入手可能な塩化アルデヒド(95、CFの代わりに、Clにより置換)を、対応する酸に酸化してもよい。
【0111】
式(I)の化合物がエナンチオマーの混合物の形態で得られる場合には常に、エナンチオマーは、当業者に知られた方法、例えばジアステレオマー塩の形成及び分離、又はRegis Whelk−O1(R,R)(10μm)カラム、Daicel ChiralCel OD−H(5−10 μm)カラム、又はDaicel ChiralPak IA(10μm)若しくはAD−H(5μm)カラム等のキラル固定相上のHPLC、を用いて分離することができる。キラルHPLCの典型的な条件は、0.8から150mL/分の流速における、溶出液A(EtOH。TEA、ジエチルアミン等のアミンの存在下又は非存在下で)及び溶出液B(ヘキサン)の無勾配混合物である。
【実施例】
【0112】
試験の部
(この項において、及び明細書のこれまでの部分において使用される)略語:
AcOH 酢酸
aq. 水性
Boc tert−ブトキシカルボニル
BSA ウシ血清アルブミン
Bu ブチル
n−BuLi n−ブチルリチウム
conc. 濃縮された
d 日
DBU 1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−ウンデス−7−エン
DCE 1,2−ジクロロエタン
DCM ジクロロメタン
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
dppf ジフェニルホスフィノフェロセン
eq 当量
Et エチル
EtOAc 酢酸エチル
EtOH エタノール
FC シリカゲル上のフラッシュカラムクロマトグラフィー
FCS ウシ胎児血清
FLIPR 蛍光イメージングプレートリーダー
h 時間
HBSS ハンクス平衡塩溶液
HEPES 4−(2−ヒドロキシエチル)−ピペリジン−1−エタンスルホン酸
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
HV 高真空
KOtBu カリウム tert.ブトキシド
LR 2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3,2,4−ジチアジ
ホスフェタン−2,4−ジスルフィド(Lawesson試薬)
LC 液体クロマトグラフィー
LC−MS 液体クロマトグラフィー−質量分析
M モル
Me メチル
MeCN アセトニトリル
MeOH メタノール
min 分
MS 質量分析
NBS N−ブロモスクシンイミド
NFSI N−フルオロベンゼンスルホンイミド
Ph フェニル
PPTS ピリジニウム4−トルエンスルホネート
PTSA パラ−トルエンスルホン酸
quant. 定量的
rt 室温
sat . 飽和
TBTU O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメ
チルウロニウムテトラフルオロホウ酸塩
TEA トリエチルアミン
tert 三級
THF テトラヒドロフラン
Tf トリフルオロメタンスルフォニル
TFA トリフルオロ酢酸
TMS トリメチルシリル
保持時間
【0113】
I−化学
以下の実施例は、本発明の生物学的に活性を有する化合物の製造を説明するが、本発明の範囲をまったく限定するものではない。
温度はすべて℃で示した。
化合物は、LC−MSで特徴付けてある。
LC−MS:DAD及びMS検知を備えたAgilent 1100シリーズ(MS:Finnigan 単一四極子);
カラム(4.6x50mm、5μm):Zorbax SB−AQ、Zorbax Extend C18又はWaters XBridge C18;
条件(他の記載が無い限り、酸性勾配を使用する。):
酸性:溶出液A:MeCN、溶出液B:TFA水溶液(0.4mL/L)、5%から95%CHCN、流速4.5mL/min.;
は分で示してある。
化合物は、FC、TLC又は、ギ酸及びアンモニアを添加した、MeCN/水勾配を用いて、PR−C18ベースのカラムを用いた調製用HPLCにより精製する。
【0114】
A. 前駆体及び中間体の製造
A.1 チアゾール−4−カルボン酸誘導体の合成
A.1.1 3−クロロ−2−オキソ−プロピオン酸エステル誘導体の合成(一般的手順)
【化38】

【0115】
それぞれのアルデヒド(338mmol、1.0eq)及びメチルジクロロアセテート(338mmol、1.0eq)のTHF(100mL)中の溶液を、KOt−Bu(335mmol、1.0eq)の、THF(420mL)中の冷(−60℃)懸濁液に滴下する。4h後、混合物をrtに到達させ、一晩攪拌し、真空濃縮する。DCMと氷冷水を添加し、層を分離し、そして水層をDCMで2回抽出する。合わせた有機層を、氷冷水及び塩水で洗浄し、MgSO上で乾燥し、そして真空濃縮して、所望のα−オキソ−エステルを得、これをさらに精製することなく使用する。
【0116】
3−クロロ−2−オキソ−3−m−トリル−プロピオン酸 メチルエステル
3−メチル−ベンズアルデヒドの、メチルジクロロアセテートとの反応により製造。
【0117】
3−クロロ−2−オキソ−3−p−トリル−プロピオン酸 メチルエステル
4−メチル−ベンズアルデヒドの、メチルジクロロアセテートとの反応により製造。
【0118】
3−クロロ−3−(4−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
4−フルオロ−ベンズアルデヒドの、メチルジクロロアセテートとの反応により製造。
【0119】
3−クロロ−3−(2−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
2−フルオロ−ベンズアルデヒドの、メチルジクロロ−アセテートとの反応により製造。
【0120】
3−クロロ−3−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
3−クロロ−ベンズアルデヒドの、メチルジクロロ−アセテートとの反応により製造。
【0121】
3−クロロ−2−オキソ−3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−プロピオン酸 メチルエステル
3−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒドの、メチルジクロロ−アセテートとの反応により製造。
【0122】
3−クロロ−3−(3−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
3−メトキシ−ベンズアルデヒドの、メチルジクロロ−アセテートとの反応により製造。
【0123】
3−クロロ−3−(フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステル
ベンズアルデヒドの、メチルジクロロ−アセテートとの反応により製造。
【0124】
A.1.2 シクロプロパンチオカルボキシアミドの合成
シクロプロパンカルボキシアミド(115mmol、1eq)を、THF(500mL)中に溶解し、続いて、NaCO(115mmol、1eq)とLR(115mmol、1eq)を添加した。反応混合物を、80℃に2h加熱し、減圧下で濃縮した。残渣を、ジエチルエーテル(500mL)中に取り、水(500mL)及び塩水(100mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮するした。生成物をHVで乾燥して、シクロプロパンチオカルボキシアミドを、定量的収率で得た。LC−MS:t=0.36min;[M+H+CHCN]=143.18。
【0125】
A.1.3 2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル誘導体の合成(一般的手順Hantzsch 1)
【化39】



【0126】
それぞれのα−オキソ−エステル(59mmol、1.0eq)を、MeCN(90mL)中に溶解し、炭酸水素ナトリウムを添加し(177mmol、3.0eq)、続いて、シクロプロピルチオアセタミド(59mmol、1.0eq)のMeCN(60mL)中の溶液を添加した。攪拌をrtにて3h継続した。混合物の溶媒を蒸発させた。残渣をEtOAc(200mL)中に取り、水(200mL)と塩水(200mL)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残った油状物をMeOH(120mL)中に溶解し、続いて濃流酸(5.9mmol、0.1eq)を添加し、60℃に一晩加熱した。混合物を減圧下で濃縮し、HVで乾燥し、所望のチアゾール誘導体を、白色の固体として得た。
【0127】
2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
3−クロロ−2−オキソ−3−m−トリル−プロピオン酸 メチルエステルの、シクロプロピルチオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.99min;[M+H]=274.27。
【0128】
2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
3−クロロ−2−オキソ−3−フェニル−プロピオン酸 メチルエステルの、シクロプロピルチオアセタミドとの反応により製造。LC−MS:t=0.99min;[M+H]=260.45。
【0129】
A.1.4 2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボン酸誘導体の合成(一般的手順)
メチルエステル誘導体(73mmol、1eq)を、THF(165mL)とイソ−プロパノール(85mL)の混合物中に溶解し、続いて、1M 水酸化ナトリウム溶液(145mL、2eq)を添加した。攪拌を、rtにて3h継続した。反応混合物を、最初の体積の1/3に濃縮し、1M 塩酸の添加により、pH=1に酸性化した。生成物をEtOAc(2x250mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水(100mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をHVで乾燥して、カルボン酸誘導体を、白色の粉末として得た。
【0130】
2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸
2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.90min;[M+H]=260.23。
【0131】
2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸
2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステルのけん化により製造。LC−MS:t=0.91min;[M+H]=246.39。
【0132】
A.1.5 Stille経路を介した2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル誘導体の合成(一般的手順)
A.1.5.1 トリブチル−シクロプロピル−スタナンの合成
マグネシウム粉末(0.26mol、1.05eq)を、ヨウ素にて活性化し、続いてTHF(100mL)を添加した。反応混合物を40℃に加熱し、ブロモシクロプロパン(0.248mol、1eq)のTHF(100mL)中の溶液を、約15minに渡って注意深く添加した。反応混合物を、70℃で90min加熱し、rtに冷却し、続いて、塩化トリブチルスズ(0.186mol、0.75eq)のTHF(150mL)中の溶液を、約30minに渡って添加した。反応混合物を16h還流し、10℃に冷却し、sat.NHCl溶液(150mL)を注意深く添加し、続いて、1M KF溶液(100mL)を添加した。有機層を分離し、1M KF溶液(50mL)と塩水(100mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。残った油状物を、HVで蒸留し、トリブチル−シクロプロピル−スタナンを、無色の液体として得た。
【0133】
A.1.5.2 2−アミノ−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル誘導体の合成(一般的手順 Hantzsch 2)
【化40】



【0134】
それぞれのα−オキソ−エステル(22.1mmol、1.0eq)のアセトン(25mL)中の溶液を、チオウレア(22.1mmol、1.0eq)のアセトン(45mL)中の懸濁液に添加した。混合物を57℃に加熱し(水浴温度)、24h攪拌し、半分の体積に濃縮した。得られた懸濁液をろ過し、残渣をアセトンで洗浄した。乾燥後、所望のアミノ−チアゾール誘導体を、固体として得た。
【0135】
2−アミノ−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
3−クロロ−2−オキソ−(4−フルオロ−フェニル)−プロピオン酸 メチルエステルの、チオウレアとの反応により製造。LC−MS:t=0.75min;[M+H]=253.17。
【0136】
2−アミノ−5−(4−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
3−クロロ−3−(4−メチル−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオウレアとの反応により製造。LC−MS:t=0.77min;[M+H]=249.28。
【0137】
2−アミノ−5−(3−メトキシ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
3−クロロ−3−(3−メトキシ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオウレアとの反応により製造。LC−MS:t=0.75min;[M+H]=265.25。
【0138】
2−アミノ−5−(3−クロロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
3−クロロ−3−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオウレアとの反応により製造。LC−MS:t=0.82min;[M+H]=269.18。
【0139】
2−アミノ−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
3−クロロ−3−(2−フルオロ−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオウレアとの反応により製造。LC−MS:t=0.76min;[M+H]=253.20。
【0140】
2−アミノ−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
3−クロロ−3−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−2−オキソ−プロピオン酸 メチルエステルの、チオウレアとの反応により製造。LC−MS:t=0.86min;[M+H]=303.28。
【0141】
A.1.5.3 2−ブロモ−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル 誘導体の合成(一般的手順 Sandmeyer)
【化41】



【0142】
不活性雰囲気にて、臭化銅(II)(47.3mmol、1.0eq)をMeCN(200mL)中に懸濁し、5−10℃に冷却し、続いて、亜硝酸3−メチルブチル(71mmol、1.45eq)を、15minに渡って添加した。この反応混合物に、それぞれの2−アミノチアゾール誘導体(47.3mmol、1eq)を、35minに渡り、5−10℃にて、少しずつ添加した。次いで、反応混合物を注意深く65℃に加熱し、攪拌を2h継続した。減圧下で揮発物を除去し、黒色の残渣をFC(ヘプタン/EtOAc、適宜な混合物として)にて精製して、生成物を、わずかに黄色の油状物又は固体として得た。
【0143】
2−ブロモ−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=0.97min;[M+H]=316.09。
【0144】
2−ブロモ−5−(4−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=1.00min;[M+H]=314.25。
【0145】
2−ブロモ−5−(3−メトキシ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=0.97min;[M+H]=330.20。
【0146】
2−ブロモ−5−(3−クロロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=1.00min;[M+H]=332.17。
【0147】
2−ブロモ−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=0.96min;[M+H]=316.11。
【0148】
2−ブロモ−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=1.03min;[M+H]=366.17。
【0149】
A.1.5.4 2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル誘導体の合成(一般的手順 Stille)
【化42】



【0150】
シクロプロピル−トリブチル−スタナン(10.4mmol、1.1eq)を、1,2−ジクロロエタン中に溶解し、続いて、それぞれの2−ブロモ−チアゾール誘導体(9.5mmol、1eq)を添加した。混合物をAr又はNにて5min脱気し、続いて、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.47mmol、0.05eq)を添加した。反応混合物を80℃に加熱し、攪拌を24h継続した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をFC(ヘプタン:EtOAc=2:1)で精製して、2−シクロプロピルチアゾール誘導体を得た。
【0151】
2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=0.97min;[M+H]=278.26。
【0152】
2−シクロプロピル−5−(4−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=0.99min;[M+H]=274.28。
【0153】
2−シクロプロピル−5−(3−メトキシ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=0.96min;[M+H]=290.30。
【0154】
2−シクロプロピル−5−(3−クロロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=1.00min;[M+H]=294.23。
【0155】
2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=0.95min;[M+H]=278.27。
【0156】
2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸メチルエステル
LC−MS:t=1.03min;[M+H]=328.24。
【0157】
A.1.5.5 メチルエステルのカルボン酸への加水分解:
実験の詳細については、A.1.4を見よ:
2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
LC−MS:t=0.87min;[M+H]=264.22。
【0158】
2−シクロプロピル−5−(4−メチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
LC−MS:t=0.90min;[M+H]=260.24。
【0159】
2−シクロプロピル−5−(3−メトキシ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
LC−MS:t=0.87min;[M+H]=276.27。
【0160】
2−シクロプロピル−5−(3−クロロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
LC−MS:t=0.91min;[M+H]=280.19。
【0161】
2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
LC−MS:t=0.86min;[M+H]=264.21。
【0162】
2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸
LC−MS:t=0.94min;[M+H]=314.21。
【0163】
A.1.6 イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸誘導体の合成:
A.1.6.1 N,N−ジメチル−N−チアゾール−2−イル−ホルムアミジン誘導体の合成(一般的手順)
2−アミノチアゾール誘導体(4g)の乾燥トルエン(30mL)中の溶液に、N,N−ジメチルホルムアミド−ジメチルアセタール(2eq)を滴下した。反応混合物を、窒素下、20h、還流攪拌した。Rtに冷却後、混合物を真空濃縮し、残渣をn−ヘキサンで粉砕して、ホルムアミジン中間体を結晶として得た。
【0164】
N,N−ジメチル−N−チアゾール−2−イル−ホルムアミジン
2−アミノチアゾールとの反応。
LC−MS:t=0.56min;[M+H]=184。
【0165】
A.1.6.2 2−(ジメチルアミノ−メチレンアミノ)−3−エトキシカルボニルメチル−チアゾール−3−イウムブロミド誘導体の合成(一般的手順)
N,N−ジメチル−N−チアゾール−2−イル−ホルムアミジン誘導体(5g)の乾燥トルエン(9mL)中の溶液に、エチルブロモアセテート(5eq)を滴下した。反応混合物を、窒素下、rtにて20h攪拌した。得られた沈殿をろ過し、MeCN上で再結晶し、所望のチアゾリニウムブロミド塩を得た。
【0166】
2−(ジメチルアミノ−メチレンアミノ)−3−エトキシカルボニルメチル−チアゾール−3−イウムブロミド
N,N−ジメチル−N−チアゾール−2−イル−ホルムアミジンとの反応。
LC−MS:t=0.58min;[M+H]=242。
【0167】
A.1.6.3 イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 エチルエステル誘導体の合成(一般的手順)
2−(ジメチルアミノ−メチレンアミノ)−3−エトキシカルボニルメチル−チアゾール−3−イウムブロミド誘導体(10g)の乾燥DMF(40mL)中の懸濁液に、DBU(1.6eq)を添加した。得られた溶液を、窒素下、rtにて20h攪拌した。溶液を氷−水に注ぎ、得られた沈殿をろ過し、冷水で洗浄し、真空乾燥して、所望のイミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 エチルエステル誘導体を固体として得た。
【0168】
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸エチル エステル
2−(ジメチルアミノ−メチレンアミノ)−3−エトキシカルボニルメチル−チアゾール−3−イウムブロミドとの反応。
LC−MS:t=0.76min;[M+H]=197。
【0169】
A.1.6.4 イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸誘導体の合成(一般的手順)
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 エチルエステル誘導体(1g)の、THF/MeOH(3/1)(7.5mL)混合物中の溶液に、1N NaOH(2eq)を滴下した。反応混合物を、rtにて20h攪拌した。次いで、混合物を真空濃縮し、残渣を水(2.5mL)で希釈し、0℃に冷却した。1N HClの添加により、pHを3−4に調整した。得られた白色の沈殿をろ過し、固形物を、若干の冷水でリンスした。真空乾燥後、所望のイミダゾ[2,1−b]チアゾール−カルボン酸誘導体を、白色の固体として得た。
【0170】
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸
イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 エチルエステルとの反応。
LC−MS:t=0.39min;[M+H]=169。
【0171】
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸は、Apollo Scientificから、OR25897として、購入できる。
【0172】
B. 実施例の製造
B.1.1 実施例1:(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド
工程1:(S)−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−カルバミン酸 tert−ブチルエステル
2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸(1.13g、4.29mmol)を、MeCN(15mL)中に溶解し、続いて、TBTU(1.5g、4.68mmol)とDIPEA(1.7mL、9.75mmol)を添加した。反応混合物を、rtにて30min攪拌した。続いて、DCM(10mL)中に溶解した(S)−ピペリジン−2−イルメチル−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(836mg、3.9mmol)を、反応混合物に添加した。攪拌を、rtにて16h継続した。反応混合物をDCMで希釈し、水で抽出した。有機層をMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して、1.79g(定量的収率)の(S)−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−カルバミン酸 tert−ブチルエステルを得、これを、さらに精製することなく、次の工程で使用した。MS:t=1.06min;[M+H]=460.21。
【0173】
工程2:(S)−(2−アミノメチル−ピペリジン−1−イル)−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−イル]−メタノン塩酸塩
(S)−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.79g、3.9mmol)を、ジオキサン(25mL)中に溶解し、続いて、ジオキサン中HCl(4M、25mL)を添加した。攪拌を、rtにて2h継続した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をHVで乾燥して、1.4g(定量的収率)の(S)−(2−アミノメチル−ピペリジン−1−イル)−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−イル]−メタノン塩酸塩を得、これを、さらに精製することなく、次の工程で使用した。LC−MS:t=0.76min;[M+H]=360.1。
【0174】
工程3:(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド(実施例1)
3−メチル−安息香酸(0.14mmol)を、MeCN(1mL)中に溶解し、続いて、TBTU(50mg、0.15mmol)とDIPEA(0.65mL、0.38mmol)を添加した。混合物を、rtにて15min攪拌した。DCM(1mL)中に溶解した(S)−(2−アミノメチル−ピペリジン−1−イル)−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−イル]−メタノン塩酸塩(100mg、0.127mmol)を添加し、攪拌を、rtにて16h継続した。反応混合物を、減圧下で濃縮し、MeCN中に溶解し、調製用HPLCにて精製して、(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド(33.2mg)を、白色の固体として得た。LC−MS:t=1.07min;[M+H]=478.19。
【0175】
実施例2〜15を、工程3の適宜なカルボン酸を用い、上記の手順に従って製造した。
【0176】
B.1.2 実施例2:(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=498.14。
【0177】
B.1.3 実施例3:(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=542.06。
【0178】
B.1.4 実施例4:(S)−ナフタレン−1−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.11min;[M+H]=514.30。
【0179】
B.1.5 実施例5:(S)−キノリン−8−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.97min;[M+H]=515.13。
【0180】
B.1.6 実施例6:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=522.11。
【0181】
B.1.7 実施例7:(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=504.21。
【0182】
B.1.8 実施例8:(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=517.20。
【0183】
B.1.9 実施例9:(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=518.17。
【0184】
B.1.10 実施例10:(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.92min;[M+H]=524.11。
【0185】
B.1.11 実施例11:(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=507.13。
【0186】
B.1.12 実施例12:(S)−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.03min;[M+H]=522.07。
【0187】
B.1.13 実施例13:(S)−1−メチル−1H−インドール−6−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=517.20。
【0188】
B.1.14 実施例14:(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=517.18。
【0189】
B.1.15 実施例15:(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=505.15。
【0190】
B.1.16 実施例16:(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド
工程1:(S)−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−カルバミン酸 tert−ブチルエステル
B.1.1、工程1に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=460.24。
【0191】
工程2:(S)−(2−アミノメチル−ピペリジン−1−イル)−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−イル]−メタノン 塩酸塩
B.1.1、工程2に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=0.76min;[M+H]=360.18。
【0192】
工程3:(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド(実施例16)
B.1.1、工程3に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=478.16。
【0193】
実施例17〜30を、工程3の適宜なカルボン酸を用い、上記の手順に従って製造した。
【0194】
B.1.17 実施例17:(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド
LC−MS:t=1.08min;[M+H]=498.11。
【0195】
B.1.18 実施例18:(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=542.04。
【0196】
B.1.19 実施例19:(S)−ナフタレン−1−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=514.23。
【0197】
B.1.20 実施例20:(S)−キノリン−8−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.97min;[M+H]=515.21。
【0198】
B.1.21 実施例21:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=522.10。
【0199】
B.1.22 実施例22:(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=504.15。
【0200】
B.1.23 実施例23:(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.05min;[M+H]=517.18。
【0201】
B.1.24 実施例24:(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=518.13。
【0202】
B.1.25 実施例25:(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.90min;[M+H]=524.13。
【0203】
B.1.26 実施例26:(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.93min;[M+H]=510.09。
【0204】
B.1.27 実施例27:(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=507.13。
【0205】
B.1.28 実施例28:(S)−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.01min;[M+H]=522.21。
【0206】
B.1.29 実施例29:(S)−1−メチル−1H−インドール−6−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=517.17。
【0207】
B.1.30 実施例30:(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=517.16。
【0208】
B.1.31 実施例31:(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
工程1:(S)−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−カルバミン酸 tert−ブチルエステル
B.1.1、工程1に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=1.08min;[M+H]=456.22。
【0209】
工程2:(S)−(2−アミノメチル−ピペリジン−1−イル)−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノン 塩酸塩
B.1.1、工程2に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=0.79min;[M+H]=356.41。
【0210】
工程3(実施例31):(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
B.1.1、工程3に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=0.88min;[M+H]=520.47。
【0211】
実施例32〜39を、工程3の適宜なカルボン酸を用い、上記の手順に従って製造した。
B.1.32 実施例32:(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=1.05min;[M+H]=514.40。
【0212】
B.1.33 実施例33:(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.90min;[M+H]=506.26。
【0213】
B.1.34 実施例34:(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.95min;[M+H]=506.25。
【0214】
B.1.35 実施例35:(S)−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=513.33。
【0215】
B.1.36 実施例36:(S)−3−ブロモ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=540.15。
【0216】
B.1.37 実施例37:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=518.30。
【0217】
B.1.38 実施例38:(S)−3−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=494.24。
【0218】
B.1.39 実施例39:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド
LC−MS:t=1.05min;[M+H]=474.29。
【0219】
B.1.40 実施例40:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド
工程1:(S)−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−カルバミン酸 tert−ブチルエステル
B.1.1、工程1に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=1.08min;[M+H]=456.41。
【0220】
工程2:(S)−(2−アミノメチル−ピペリジン−1−イル)−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−イル)−メタノン 塩酸塩
B.1.1、工程2に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=0.80min;[M+H]=356.13。
【0221】
工程3(実施例40):(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド
B.1.1、工程3に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=0.98min;[M+H]=474.37。
【0222】
実施例41〜53を、工程3の適宜なカルボン酸を用い、上記の手順に従って製造した。
【0223】
B.1.41 実施例41:(S)−3−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド
LC−MS:t=1.00min;[M+H]=494.36。
【0224】
B.1.42 実施例42:(S)−3−ブロモ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド
LC−MS:t=1.01min;[M+H]=540.34。
【0225】
B.1.43 実施例43:(S)−ナフタレン−1−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=1.01min;[M+H]=510.41。
【0226】
B.1.44 実施例44:(S)−キノリン−8−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.98min;[M+H]=511.41。
【0227】
B.1.45 実施例45:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.96min;[M+H]=518.41。
【0228】
B.1.46 実施例46:(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.98min;[M+H]=500.39。
【0229】
B.1.47 実施例47:(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.95min;[M+H]=513.42。
【0230】
B.1.48 実施例48:(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.98min;[M+H]=514.43。
【0231】
B.1.49 実施例49:(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.88min;[M+H]=520.38。
【0232】
B.1.50 実施例50:(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.86min;[M+H]=506.38。
【0233】
B.1.51 実施例51:(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.97min;[M+H]=503.39。
【0234】
B.1.52 実施例52:(S)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.95min;[M+H]=513.44。
【0235】
B.1.53 実施例53:(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド
LC−MS:t=0.96min;[M+H]=513.43。
【0236】
B.1.54 実施例54:(S)−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド
工程1:(S)−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−カルバミン酸 tert−ブチルエステル
B.1.1、工程1に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=1.08min;[M+H]=476.19。
【0237】
工程2:(S)−(2−アミノメチル−ピペリジン−1−イル)−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−イル]−メタノン 塩酸塩
B.1.1、工程2に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=0.80min;[M+H]=376.05。
【0238】
工程3(実施例54):(S)−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド
B.1.1、工程3に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=494.17。
【0239】
実施例55〜68を、工程3の適宜なカルボン酸を用い、上記の手順に従って製造した。
【0240】
B.1.55 実施例55:(S)−3−クロロ−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド
LC−MS:t=1.11min;[M+H]=514.08。
【0241】
B.1.56 実施例56:(S)−3−ブロモ−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド
LC−MS:t=1.12min;[M+H]=559.99。
【0242】
B.1.57 実施例57:(S)−ナフタレン−1−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.13min;[M+H]=530.10。
【0243】
B.1.58 実施例58:(S)−キノリン−8−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.00min;[M+H]=531.15。
【0244】
B.1.59 実施例59:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=538.10。
【0245】
B.1.60 実施例60:(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.00min;[M+H]=520.10。
【0246】
B.1.61 実施例61:(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=533.13。
【0247】
B.1.62 実施例62:(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=534.12。
【0248】
B.1.63 実施例63:(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.95min;[M+H]=540.07。
【0249】
B.1.64 実施例64:(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.96min;[M+H]=526.06。
【0250】
B.1.65 実施例65:(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=523.10。
【0251】
B.1.66 実施例66:(S)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=533.11。
【0252】
B.1.67 実施例67:(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=533.18。
【0253】
B.1.68 実施例68:(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=521.10。
【0254】
B.1.69 実施例69:(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド
工程1:(S)−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−カルバミン酸 tert−ブチルエステル
B.1.1、工程1に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=510.12。
【0255】
工程2:(S)−(2−アミノメチル−ピペリジン−1−イル)−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−イル]−メタノン 塩酸塩
B.1.1、工程2に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=0.82min;[M+H]=410.11。
【0256】
工程3(実施例69):(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド
B.1.1、工程3に記載した実験手順に従って;
LC−MS:t=1.12min;[M+H]=528.14。
【0257】
実施例70〜81を、工程3の適宜なカルボン酸を用い、上記の手順に従って製造した。
【0258】
B.1.70 実施例70:(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド
LC−MS:t=1.13min;[M+H]=548.17。
【0259】
B.1.71 実施例71:(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド
LC−MS:t=1.14min;[M+H]=592.13。
【0260】
B.1.72 実施例72:(S)−ナフタレン−1−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.14min;[M+H]=564.26。
【0261】
B.1.73 実施例73:(S)−キノリン−8−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.03min;[M+H]=565.35。
【0262】
B.1.74 実施例74:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.11min;[M+H]=572.33。
【0263】
B.1.75 実施例75:(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.12min;[M+H]=554.07。
【0264】
B.1.76 実施例76:(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=567.15。
【0265】
B.1.77 実施例77:(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.12min;[M+H]=568.20。
【0266】
B.1.78 実施例78:(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.97min;[M+H]=574.13。
【0267】
B.1.79 実施例79:(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.99min;[M+H]=560.08。
【0268】
B.1.80 実施例80:(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.12min;[M+H]=557.30。
【0269】
B.1.81 実施例81:(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.12min;[M+H]=555.06。
【0270】
C.1.1 実施例82:(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド
工程1:(S)−2−[(2,2,2−トリフルオロ−アセチルアミノ)−メチル]−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル
(S)−1−Boc−2−(アミノメチル)ピロリジン(10g、50mmol)を、乾燥THF(200mL)中に溶解し、続いて、エチルトリフルオロアセテート(9.75g、68mmol)のTHF(50mL)中の溶液を、ゆっくりと添加した(5min以内)。攪拌を、rtにて2h継続した。反応混合物を蒸発乾固し、残渣HVで乾燥して、(S)−2−[(2,2,2−トリフルオロ−アセチルアミノ)−メチル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(14.8g、定量的収率)を得た。LC−MS:t=0.93min;[M+H]=297.29。
【0271】
工程2:(S)−2,2,2−トリフルオロ−N−ピロリジン−2−イルメチル−アセタミド塩酸塩
(S)−2−[(2,2,2−トリフルオロ−アセチルアミノ)−メチル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(13.8g、46.8mmol)を、THF(200mL)中に溶解し、0℃に冷却し、続いて、HClのジオキサン(4M、70mL)中の溶液を、5minに渡って添加した。攪拌を、rtにて2h継続した。混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(100mL)を残渣に添加して、白色の沈殿を生成せしめ、これをろ過し、HVで乾燥して、(S)−2,2,2−トリフルオロ−N−ピロリジン−2−イルメチル−アセタミド塩酸塩(11.2g、定量的収率)を得た。LC−MS:t=0.25min;[M+H]=197.29。
【0272】
工程3:(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−2,2,2−トリフルオロ−アセタミド
2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボン酸(645mg、2.45mmol)を、MeCN(10mL)中に溶解した。TBTU(860mg、2.67mmol)とDIPEA(0.95mL、5.57mmol)を添加し、攪拌をrtにて15min継続した。続いて、(S)−2,2,2−トリフルオロ−N−ピロリジン−2−イルメチル−アセタミド(520mg、2.23mmol)のMeCN(10mL)中の溶液を添加した。攪拌を、rtにて3h継続した。反応混合物をEtOAc(180mL)で希釈し、続いて、1M aq.HCl(100mL)、sat.NaHCO溶液(100mL)及び塩水(100mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で乾燥して、(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−2,2,2−トリフルオロ−アセタミドを、わずかに着色した油状物として、定量的収率で得た。LC−MS:t=1.05min;[M+H]=442.29。
【0273】
工程4:(S)−(2−アミノメチル−ピロリジン−1−イル)−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−イル]−メタノン
(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−2,2,2−トリフルオロ−アセタミド(984mg、2.23mmol)を、イソプロパノール(60mL)に溶解した。Aq.NaOH溶液(1M、5mL)を添加し、反応液を、rtにて3h攪拌した。混合物をEtOAc(300mL)で希釈し、塩水(180mL)で洗浄し、MgSO上で乾燥し、ろ過し、そして真空濃縮して、(S)−(2−アミノメチル−ピロリジン−1−イル)−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−イル]−メタノンを、定量的収率で得た。LC−MS:t=0.80min;[M+H]=346.23。
【0274】
工程5:(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド(実施例82)
3−メチル−安息香酸(0.153mmol、1.1eq)を、MeCN(1mL)中に溶解し、TBTU(0.167mmol、1.2eq)とDIPEA(0.417mmol、3eq)を添加し、攪拌をrtにて15min継続し、続いて、DCM(1mL)に溶解した(S)−(2−アミノメチル−ピロリジン−1−イル)−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−イル]−メタノン(0.14mmol、1eq)を添加した。攪拌を、rtにて16h継続した。反応混合物を濃縮し、残渣をMeCN(1mL)中に溶解し、調製用HPLCで精製して、(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド(33.3mg、51%)を、白色の固体として得た。LC−MS:t=1.06min;[M+H]=464.18。
【0275】
実施例83〜95を、適宜なカルボン酸を用いて、C.1.1、工程5において上記した実験手順に従って製造した。
【0276】
C.1.2 実施例83:(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=484.04。
【0277】
C.1.3 実施例84:(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド
LC−MS:t=1.08min;[M+H]=528.06。
【0278】
C.1.4 実施例85:(S)−ナフタレン−1−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=500.16。
【0279】
C.1.5 実施例86:(S)−キノリン−8−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.98min;[M+H]=501.15。
【0280】
C.1.6 実施例87:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.03min;[M+H]=508.17。
【0281】
C.1.7 実施例88:(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=490.15。
【0282】
C.1.8 実施例89:(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=503.22。
【0283】
C.1.9 実施例90:(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=504.22。
【0284】
C.1.10 実施例91:(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.91min;[M+H]=510.11。
【0285】
C.1.11 実施例92:(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=0.94min;[M+H]=496.11。
【0286】
C.1.12 実施例93:(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=493.16。
【0287】
C.1.13 実施例94:(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=503.18。
【0288】
C.1.14 実施例95:(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=491.14。
【0289】
実施例31に例示した本発明の誘導体を製造するための第二の合成経路
D.1.1(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド(実施例31):
工程1:
6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸(2.0g、10.975mmol)を、MeCN(35mL)中に溶解し、TBTU(3.52g、10.975mmol)、続いて、DIPEA(2.82mL、16.462mmol)と(S)−2−アミノメチル−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.35g、10.975mmol)のMeCN(20mL)中の溶液を添加した。攪拌を、rtにて20h継続した。反応混合物を減圧下で濃縮し、再びEtOAcで希釈し、続いて、sat.クエン酸溶液、sat.NaHCO溶液及び塩水で洗浄した。有機層をMgSO上で乾燥し、ろ過し、減圧下で乾燥して、3.98g(95%)の(S)−2−{[(6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを、わずかにオレンジ色のフォームとして得、これを、さらに精製することなく使用した。LC−MS:t=0.80min;[M+H]=379.46。
【0290】
工程2:
(S)−2−{[(6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボニル)−アミノ]−メチル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(3.88g、10.251mmol)を、ジオキサン(25mL)中に溶解し、続いて、ジオキサン中4M HCl溶液(25mL)を添加した。攪拌を、rtにて1h継続した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をHV下で乾燥して、3.22g(定量的収率)の(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸(ピペリジン−2−イルメチル)−アミド塩酸塩を得、これを、さらに精製することなく使用した。LC−MS:t=0.49min;[M+H]=279.41。
【0291】
工程3:
5−(p−トリル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボン酸(48.46mg、0.187mmol)を、DCM(1mL)中に溶解し、続いて、1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロペニルアミン(28.4mg、0.21mmol)を添加した。混合物を、rtにて30min攪拌し、続いて、DIPEA(0.087mL、0.51mmol)とDCM(1mL)に溶解した(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸(ピペリジン−2−イルメチル)−アミド 塩酸塩(53.5mg、0.17mmol)を添加した。攪拌を、rtにて30min継続した。反応混合物を減圧下で濃縮し、MeCN(0.8mL)に溶解し、生成物を、調製用HPLCによる精製により単離して、54mg(61%)の(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド(実施例31)を得た。LC−MS:t=0.88min;[M+H]=520.37。
【0292】
実施例1〜95の製造について上記した手順に従い、下記実施例96〜145の製造を行った:
【0293】
実施例96:(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=0.91min;[M+H]=492.23。
【0294】
実施例97:(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=0.89min;[M+H]=506.26。
【0295】
実施例98:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=488.30。
【0296】
実施例99:(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.05min;[M+H]=486.28。
【0297】
実施例100:(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.05min;[M+H]=500.29。
【0298】
実施例101:(S)−キノリン−8−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=0.95min;[M+H]=497.29。
【0299】
実施例102:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3,4−ジメチル−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.08min;[M+H]=474.33。
【0300】
実施例103:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−4−メチル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.11min;[M+H]=528.25。
【0301】
実施例104:(S)−3−シアノ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=485.10。
【0302】
実施例105:(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.03min;[M+H]=499.30。
【0303】
実施例106:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.08min;[M+H]=502.07。
【0304】
実施例107:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.13min;[M+H]=501.99。
【0305】
実施例108:(S)−2−エチル−5−メチル−2H−ピラゾール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=492.06。
【0306】
実施例109:(S)−2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=478.04。
【0307】
実施例110:(S)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.17min;[M+H]=517.03。
【0308】
実施例111:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メトキシ−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.07min;[M+H]=490.08。
【0309】
実施例112:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.12min;[M+H]=528.08。
【0310】
実施例113:(S)−2,3−ジヒドロ−チエノ[3,4−b][1,4]ジオキシン−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=523.93。
【0311】
実施例114:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−フルオロ−2−メチル−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=492.08。
【0312】
実施例115:(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.16min;[M+H]=501.00。
【0313】
実施例116:(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=487.23。
【0314】
実施例117:(S)−3,4−ジクロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.11min;[M+H]=516.13。
【0315】
実施例118:(S)−3−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−2−メチル−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.13min;[M+H]=508.02。
【0316】
実施例119:(S)−2−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−フルオロ−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=512.24。
【0317】
実施例120:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メトキシ−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=476.33。
【0318】
実施例121:(S)−クロマン−8−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.19min;[M+H]=515.93。
【0319】
実施例122:(S)−1H−インダゾール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=500.00。
【0320】
実施例123:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3,5−ジメトキシ−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.05min;[M+H]=506.30。
【0321】
実施例124:(S)−イソキノリン−1−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.18min;[M+H]=510.90。
【0322】
実施例125:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=504.28。
【0323】
実施例126:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.03min;[M+H]=446.31。
【0324】
実施例127:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−2,5−ジメトキシ−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.05min;[M+H]=506.29。
【0325】
実施例128:(S)−3−メチル−イソキサゾール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=465.02。
【0326】
実施例129:(S)−1,2−ジメチル−1H−インドール−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.15min;[M+H]=526.99。
【0327】
実施例130:(S)−3−アセチルアミノ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド:
LC−MS:t=0.99min;[M+H]=517.07。
【0328】
実施例131:(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.06min;[M+H]=489.29。
【0329】
実施例132:(S)−3−メチル−1H−インデン−2−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.21min;[M+H]=512.46。
【0330】
実施例133:(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.05min;[M+H]=499.29。
【0331】
実施例134:(S)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=0.90min;[M+H]=499.99。
【0332】
実施例135:(S)−ナフタレン−1−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.09min;[M+H]=496.29。
【0333】
実施例136:(S)−5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.22min;[M+H]=530.96。
【0334】
実施例137:(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=518.00。
【0335】
実施例138:(S)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボン酸[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド:
LC−MS:t=1.05min;[M+H]=499.29。
【0336】
実施例139:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−4−メチル−ニコチンアミド:
LC−MS:t=0.89min;[M+H]=475.05。
【0337】
実施例140:(S)−2−ブロモ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.11min;[M+H]=551.90。
【0338】
実施例141:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3,4−ジメトキシ−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.00min;[M+H]=506.29。
【0339】
実施例142:(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−2,3−ジメチル−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=488.11。
【0340】
実施例143:(S)−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド:
LC−MS:t=1.04min;[M+H]=538.01。
【0341】
実施例144:(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド:
LC−MS:t=1.11min;[M+H]=567.17。
【0342】
実施例145:(S)−2−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド:
LC−MS:t=1.10min;[M+H]=508.00。
【0343】
II. 生物学的アッセイ
In vitro アッセイ
式(I)の化合物のオレキシン受容体拮抗活性は、次の実験法に従って測定される。
【0344】
実験方法
細胞内カルシウム濃度の測定:
ヒトオレキシン-1受容体及びヒトオレキシン-2受容体を発現しているチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞をそれぞれ300μg/mlのG418、100U/mlのペニシリン、100μg/mlのストレプトマイシン及び10%不活性化牛胎児血清(FCS)を含む培地(L-グルタミン含有ハム F-12)で培養する。384穴の黒色の透明底の滅菌プレート(Greiner)に1穴当り20、000個の細胞を播種する。播種したプレートを37℃で一晩5%のCO下でインキュベートする。
【0345】
作働薬のヒトオレキシン-Aを、MeOHと水の混合溶液(1:1)に1mMの保存溶液として調製し、アッセイでの使用に際しては0.1%牛血清アルブミン(BSA)、0.375g/lのNaHCO及び20mMのHEPESを含むHBSSにて3nMの最終濃度に希釈する。
【0346】
拮抗薬はDMSOに10mMの保存溶液として調製したのち、384穴のプレート内で、DMSOを用いて希釈し、次いで、0.1%牛血清アルブミン(BSA)、0.375g/lのNaHCO及び20mMのHEPESを含むHBSSで希釈する。アッセイの日に、染色用バッファー50μl(1%のFCS、20mMのHEPES、0.375g/lのNaHCO、5mMのプロベネシド(シグマ)及び3μMの蛍光カルシウム指示薬のフルオ-4AM(10%のプルロン酸を含む、DMSO中の1mM保存溶液)を含むHBSS)を各ウェルに添加する。384穴セル−プレートを37℃で50分間、5%CO下でインキュベートし、続いて、測定前に、30〜120分間、rtにて平衡化する。
【0347】
蛍光イメージングプレートリーダー(FLIPR2又はFLIPR Tetra、Molecular Devices)内で、各ウェル10μlの容量の拮抗薬をプレートに添加し、10分間インキュベートし、最後に10μlの作働薬を加えた。各穴の蛍光を1秒間隔で測定し、各蛍光ピークの高さを、拮抗薬をビークルに代えた3nMのオレキシン-Aによって誘発される蛍光ピークの高さと比較した。各拮抗薬に対して、IC50値(作働薬による反応を50%抑制するために必要とされる化合物の濃度)を測定した。化合物の、算出されるIC50値は、各日の細胞アッセイにより変動する。この種の変動は、当業者に既知である。
【0348】
実施例1〜95の化合物の(FLIPR2で測定された)拮抗活性(IC50値)は、OX1受容体に関して、1.5−1208nMの範囲内であり、平均は76nMであり、OX2受容体に関して、1.4−1367nMの範囲内であり、平均は53nMである。実施例96〜145の化合物の(FLIPR Tetraで測定された)拮抗活性(IC50値)は、OX1受容体に関して、3.6−820nMの範囲内であり、平均は103nMであり、OX2受容体に関して、4.5−1743nMの範囲内であり、平均は136nMである。選択した化合物の拮抗活性を表1に示す。
【表1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、又はその塩
【化1】


式中
Yは(CHを表し、nは0又は1を表し;
Bはフェニルを表し、当該フェニル環は、未置換であるか、又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択され;そして
は、アリール又はヘテロシクリルを表し、当該アリール又はヘテロシクリルは、独立に、未置換であるか、又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、ハロゲン、シアノ、トリフルオロメチル及び−NH−CO−(C1−4)アルキルから成る群より独立に選択され;
又は、Rは、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−、4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル−、2H−クロメニル、クロマニル−、2,3−ジヒドロ−チエノ[3,4−b][1,4]ジオキシニル−、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジニル−又はインデニル基を表し;これらの基は、未置換であるか、又は、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択される。
【請求項2】
Yが(CHを表し、nが0又は1を表し;
Bがフェニルを表し、当該フェニル環は、未置換であるか、又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択され;そして
は、アリール又はヘテロシクリルを表し、当該アリール又はヘテロシクリルは、独立に、未置換であるか、又は1、2若しくは3個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル,(C1−4)アルコキシ、ハロゲン、シアノ及びトリフルオロメチルから成る群より独立に選択され;
又は、Rは、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−、ベンゾ[1,3]ジオキソリル−、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−又は4H−ベンゾ[1,3]ジオキシニル基を表し、これらの基は、未置換であるか、又は、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基は、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ及びハロゲンから成る群より独立に選択される、請求項1に記載の化合物、又はその塩。
【請求項3】
示したキラル中心が(S)−配置である、式(Ia)の化合物でもある、請求項1又は2に記載の式(I)の化合物、
【化2】



又は、その塩。
【請求項4】
Bがフェニルを表し、当該フェニル環が、未置換であるか、又は、1又は2個の置換基により置換され、当該置換基が、(C1−4)アルキル、(C1−4)アルコキシ、トリフルオロメチル及びハロゲンから成る群より独立に選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物、又はその塩。
【請求項5】
Bがフェニルを表し、当該フェニル環が、未置換であるか、又は1個の置換基により置換され、当該置換基が、メチル、クロロ、フルオロ及びトリフルオロメチルから成る群より選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物、又はその塩。
【請求項6】
が、1個の置換基により置換されたフェニルを表し、当該置換基がクロロ、ブロモ及びメチルから選択され;
又は、Rがヘテロシクリルを表し、当該ヘテロシクリルが、インドリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイソキサゾリル、キノリニル及びイミダゾ[2,1−b]チアゾリルから成る群より選択され、当該ヘテロシクリルが、未置換であるか、又は1個の置換基により置換され、当該置換基が、(C1−4)アルキルから選択され;
又は、Rが、2,3−ジヒドロ−ベンゾフラニル−又は2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル−基を表し、これらの基が未置換である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、又はその塩。
【請求項7】
が、下記の基の1つを表す、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物、
【化3】


又は、その塩。
【請求項8】
が、下記の基の一つを表す、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物
【化4】



又は、その塩。
【請求項9】
以下からなる群より選択される請求項1に記載の化合物:
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−6−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3−クロロ−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド:
(S)−キノリン−8−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−6−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−3−ブロモ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−3−ブロモ−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−3−ブロモ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(2−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3−ブロモ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−3−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−p−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−3−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−6−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−{1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−3−クロロ−N−{1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−ベンズアミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(4−フルオロ−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピロリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−6−メチル−イミダゾ[2,1−b]チアゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−ベンゾフラン−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インダゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−キノリン−8−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3,4−ジメチル−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−4−メチル−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
(S)−3−シアノ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−7−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾフラン−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2−エチル−5−メチル−2H−ピラゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メトキシ−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−トリフルオロメチル−ベンズアミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−チエノ[3,4−b][1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−フルオロ−2−メチル−ベンズアミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−ベンゾ[d]イソキサゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3,4−ジクロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−3−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−2−メチル−ベンズアミド;
(S)−2−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−フルオロ−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メトキシ−ベンズアミド;
(S)−クロマン−8−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1H−インダゾール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3,5−ジメトキシ−ベンズアミド;
(S)−イソキノリン−1−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−2,5−ジメトキシ−ベンズアミド;
(S)−3−メチル−イソキサゾール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1,2−ジメチル−1H−インドール−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3−アセチルアミノ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−ベンズアミド;
(S)−4−メチル−4H−フロ[3,2−b]ピロール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−3−メチル−1H−インデン−2−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−ナフタレン−1−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−5−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−5−カルボン酸 [1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−アミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−4−メチル−ニコチンアミド;
(S)−2−ブロモ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−フェニル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3,4−ジメトキシ−ベンズアミド;
(S)−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−2,3−ジメチル−ベンズアミド;
(S)−チエノ[2,3−b]ピラジン−6−カルボン酸 {1−[5−(3−クロロ−フェニル)−2−シクロプロピル−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;
(S)−1−メチル−1H−インドール−4−カルボン酸 {1−[2−シクロプロピル−5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−4−カルボニル]−ピペリジン−2−イルメチル}−アミド;及び
(S)−2−クロロ−N−[1−(2−シクロプロピル−5−m−トリル−チアゾール−4−カルボニル)−ピペリジン−2−イルメチル]−3−メチル−ベンズアミド;
又はそのような化合物の塩。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項11】
医薬として使用するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
すべてのタイプの睡眠障害、ストレス関連症候群、向精神薬の使用及び乱用、健常者、及び精神及び神経障害における認知機能障害並びに摂食又は摂水(Drinking)障害からなる群より選択される疾患の予防又は治療のための請求項1〜9のいずれかに記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
すべてのタイプの不眠症、ナルコレプシー、並びにその他の疾患(過眠症、睡眠関連失調症、下肢静止不能症候群、睡眠時無呼吸症、時差症候群、交代勤務睡眠障害、睡眠相遅延症候群、睡眠相前進症候群及び精神障害に関連する不眠症)を含む睡眠障害から成る群より選択される疾患又は障害の治療のための医薬組成物の製造のための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩の使用。

【公表番号】特表2010−526869(P2010−526869A)
【公表日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−508018(P2010−508018)
【出願日】平成20年5月13日(2008.5.13)
【国際出願番号】PCT/IB2008/051883
【国際公開番号】WO2008/139416
【国際公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【出願人】(500226786)アクテリオン ファーマシューティカルズ リミテッド (151)
【氏名又は名称原語表記】Actelion Pharmaceuticals Ltd
【住所又は居所原語表記】Gewerbestrass 16,CH−4123 Allschwil,Switzerland
【Fターム(参考)】