WNTシグナル伝達調節剤として使用するための、N−(ヘテロ)アリール,2−(ヘテロ)アリール置換アセトアミド類
本発明は、式(1)および(2)
〔式中、A1、A2、B、YおよびZの全ては環である。〕
の化合物、およびこれらの化合物を使用するWntシグナル伝達経路の調節方法に関する。
〔式中、A1、A2、B、YおよびZの全ては環である。〕
の化合物、およびこれらの化合物を使用するWntシグナル伝達経路の調節方法に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(6):
【化1】
〔式中:
X1、X2、X3およびX4はNおよびCR7から選択され;
X5、X6、X7およびX8の1個はNであり、残りはCHであり;
X9はNおよびCHから選択され;
Zはフェニル、ピラジニル、ピリジニル、ピリダジニルおよびピペラジニルから選択され;ここで、Zの各フェニル、ピラジニル、ピリジニル、ピリダジニルまたはピペラジニルは、場合によりR6基で置換されていてよく;
R1、R2およびR3は水素であり;
mは1であり;
R4は水素、ハロ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよびメチルから選択され;
R6は水素、ハロおよび−C(O)R10から選択され;ここで、R10はメチルであり;そして
R7は水素、ハロ、シアノ、メチルおよびトリフルオロメチルから選択される。〕
の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項2】
次のものから選択される、請求項1に記載の化合物:
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
またはその生理学的に許容される塩。
【請求項3】
該化合物が
【化2】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項4】
該化合物が
【化3】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項5】
該化合物が
【化4】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項6】
該化合物が
【化5】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項7】
該化合物が
【化6】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項8】
該化合物が
【化7】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項9】
式(5):
【化8】
〔式中:
A1は−C(O)CH3で置換されているピペラジニルまたは
【化9】
であるか、または:
【化10】
から選択され;
環Eはフェニルであるか、またはX1、X2、X3およびX4の1個はNであり、そして残りはCR7であり;
X5、X6、X7およびX8の1個はNであり、そして残りはCR11であり;
Zは6員ヘテロ環または6員ヘテロアリールであり、その各々は1〜2個の窒素原子を含み、そしてその各々は、場合により1〜2個のR6基で置換されていてよく;
R1、R2およびR3はHであり;
R4およびR6は独立して水素、シアノ、C1−6アルコキシ、−S(O)2R10、−C(O)NR8R9、−L−C(O)R10、−L−C(O)OR10、C1−6アルキル(場合によりハロで置換されていてよい)、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニルであり;
R5はHまたはC1−6アルキルであり;
Lは結合または(CR2)1−4(ここで、RはHまたはC1−6アルキルである)であり;
WはC3−7シクロアルキルであり;
R7およびR11は独立してH、ハロ、シアノ、C1−6アルコキシ、−S(O)2R10、または場合によりハロゲン化されていてよいC1−6アルキルであり;
R8およびR9は独立してH、−L−W、またはC1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル(この各々は、場合によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはシアノで置換されていてよい)であるか;またはR8およびR9は、それらが結合している原子と一体となって環を形成してよく;
R10はC1−6アルキルまたは−L−Wであり;そして
m、nおよびpは独立して0−2である。〕
の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項10】
A1がピペラジニル−C(O)CH3で置換されているピペラジニルまたは
【化11】
であるか、または:
【化12】
から選択され;
そしてmが0−1である、
請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
次のものから選択される、請求項9または10に記載の化合物:
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
またはその生理学的に許容される塩。
【請求項12】
式(1)または(2):
【化13】
〔式中、
環Eは場合により置換されていてよいアリールまたはヘテロアリールであり;
A1およびA2は独立してC1−5ヘテロ環またはキノリニルであるか、または:
【化14】
から選択されるヘテロアリールであり;
ここで、A1およびA2の任意のヘテロ環は場合により−LC(O)R10で置換されていてよく;
Bはベンゾチアゾリル、キノリニルまたはイソキノリニルであり、この各々は、場合により1〜3個のR6基で置換されていてよく;
X1、X2、X3およびX4は独立してCR7またはNであり;
Yはフェニル、チアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニルまたはピラジニルであり、この各々は、場合により1〜2個のR6基で置換されていてよく;
Zはアリール、C1−5ヘテロ環、またはN、OおよびSから選択される1〜2個のヘテロ原子を含む5〜6員ヘテロアリールであり;
YおよびZの各々は、場合により1〜3個のR6基で置換されていてよく;
R1およびR5は独立してHまたはC1−6アルキルであり;
R2およびR3は独立してH、C1−6アルキルまたはハロであり;
R4はハロ、シアノ、C1−6アルコキシ、またはC1−6アルキル(場合によりハロ、アルコキシまたはアミノで置換されていてよい)であり;
R6は水素、ハロ、C1−6アルコキシ、−S(O)2R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−C(O)NR8R9、C1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル(この各々は、場合によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはシアノで置換されていてよい);ハロ、CN、−L−W、NR8R9、−L−C(O)R10、−L−C(O)OR10、−L−C(O)NR8R9、OR10;−L−S(O)2R10または−L−S(O)2NR8R9であり;
R7はH、ハロ、C1−6アルコキシ、−L−S(O)2R10、C1−6アルキル(場合によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはシアノで置換されていてよい);NR8R9、−L−C(O)R10、−L−C(O)NR8R9、OR10;−L−S(O)2R10または−L−S(O)2NR8R9であり;
R8およびR9は独立してH、−L−W、またはC1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル(この各々は、場合によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはシアノで置換されていてよい)であるか;またはR8およびR9は、それらが結合している原子と一体となって環を形成してよく;
R10はH、−L−W、またはC1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル(この各々は、場合によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはシアノで置換されていてよい)であり;
L結合または(CR2)1−4(ここで、RはHまたはC1−6アルキルである)であり;
WはC3−7シクロアルキル、C1−5ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールであり;
mは0−4であり;
nは0−3であり;そして
pは0−2である。〕
を有する化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項13】
Zがフェニル、ピリジニル、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピラゾールまたは1,2,3,6−テトラヒドロピリジンであり、その各々は、請求項1に定義した通り場合により1〜2個のR6基で置換されていてよい、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
A1およびA2が独立してモルホリニル、ピペラジニル、キノリニル、
【化15】
または:
【化16】
からなる群から選択されるヘテロアリールであり;
ここで、A1およびA2の任意のヘテロ環は、場合により−C(O)CH3で置換されていてよく;
R4およびnが請求項1で定義した通りである、
請求項12に記載の化合物。
【請求項15】
式(3)または式(4):
【化17】
〔式中、R1、R2、R3、X1、X2、X3、X4、A1、A2、ZおよびR6は請求項1に定義した通りである。〕
である、請求項12に記載の化合物。
【請求項16】
環Eがフェニル、ピリジルまたはピリミジニルであり、この各々は場合によりR7で置換されていてよい、請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
R7がH、ハロ、シアノ、C1−6アルコキシ、−S(O)2R10、または場合によりハロゲン化されていてよいC1−6アルキルである、請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
【請求項18】
R1、R2およびR3がHである、請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
R4およびR6が独立して水素、ハロ、メチル、トリフルオロメチルおよび−C(O)CH3から選択される、請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
【請求項20】
次のものから選択される、請求項12〜19に記載の化合物:
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
またはその生理学的に許容される塩。
【請求項21】
該化合物が
【化18】
である、請求項12に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項22】
次のものから選択される化合物:
N−(6−メトキシベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(3−(ピリジン−4−イル)フェニル)アセトアミド;
N−(6−フェニルピリジン−3−イル)−2−(3−(ピリジン−4−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−N−(6−フェニルピリジン−3−イル)アセトアミド;
N−(6−フェニルピリジン−3−イル)−2−(3−(ピリダジン−4−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(3−(2−メトキシピリジン−4−イル)フェニル)−N−(6−フェニルピリジン−3−イル)アセトアミド;
N−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−N−(4−(ピリダジン−3−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−N−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−N−(6−(ピラジン−2−イル)ピリジン−3−イル)アセトアミド;
2−(2’−メチル−2,4’−ビピリジン−6−イル)−N−(6−フェニルピリジン−3−イル)アセトアミド;
2−(2’−メチル−2,4’−ビピリジン−4−イル)−N−(6−フェニルピリジン−3−イル)アセトアミド;
2−(4−シアノ−3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−N−(6−フェニルピリジン−3−イル)アセトアミド;
N−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(4−シアノ−3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(2’−メチル−2,4’−ビピリジン−4−イル)−N−(5−(ピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)アセトアミド;
N−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(2’−メチル−2,4’−ビピリジン−4−イル)アセトアミド;
N−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(2−シアノ−2’−メチル−3,4’−ビピリジン−5−イル)アセトアミド;
2−(2−(2’,3−ジメチル−2,4’−ビピリジン−5−イル)アセトアミド)−5−(ピラジン−2−イル)ピリジン1−オキシド;および
2’,3−ジメチル−5−(2−オキソ−2−(5−(ピラジン−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)エチル)−2,4’−ビピリジン1’−オキシド;
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
治療有効量の請求項1〜22のいずれかに記載の化合物および生理学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項24】
細胞におけるWntシグナル伝達の阻害方法であって、該細胞を有効量の請求項1〜22のいずれかに記載の化合物、またはその医薬組成物と接触させることを含む、方法。
【請求項25】
細胞におけるヤマアラシ(Porcupine)遺伝子の阻害方法であって、該細胞を有効量の請求項1〜22のいずれかに記載の化合物、またはその医薬組成物と接触させることを含む、方法。
【請求項26】
Wnt媒介障害を有する哺乳動物における該障害を処置、軽減または予防する方法であって、該哺乳動物に治療有効量の請求項1〜22のいずれかに記載の化合物、またはその医薬組成物を、場合により第二の治療剤と組み合わせて投与することを含む、方法。
【請求項27】
Wnt媒介障害がケロイド、線維症、タンパク尿、腎臓移植片拒絶、骨関節症、パーキンソン病、嚢胞様黄斑浮腫、網膜症、黄斑変性症または異常Wntシグナル伝達活性と関連する細胞増殖性障害である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
該障害が結腸直腸癌、乳癌、頭頚部扁平上皮細胞癌腫、食道扁平上皮細胞癌腫、非小細胞肺癌、胃癌、膵臓癌、白血病、リンパ腫、神経芽腫、網膜芽細胞腫、肉腫、骨肉腫、軟骨肉腫(chondosarcoma)、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、脳腫瘍、ウィルムス腫瘍、基底細胞癌腫、黒色腫、頭頚部癌、子宮頚部癌および前立腺癌からなる群から選択される細胞増殖性障害である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
Wntシグナル伝達を阻害するための、請求項1〜22のいずれかに記載の化合物、またはその医薬組成物の使用。
【請求項30】
Wnt媒介障害処置用医薬の製造のための、請求項1〜22のいずれかに記載の化合物、またはその医薬組成物の使用。
【請求項1】
式(6):
【化1】
〔式中:
X1、X2、X3およびX4はNおよびCR7から選択され;
X5、X6、X7およびX8の1個はNであり、残りはCHであり;
X9はNおよびCHから選択され;
Zはフェニル、ピラジニル、ピリジニル、ピリダジニルおよびピペラジニルから選択され;ここで、Zの各フェニル、ピラジニル、ピリジニル、ピリダジニルまたはピペラジニルは、場合によりR6基で置換されていてよく;
R1、R2およびR3は水素であり;
mは1であり;
R4は水素、ハロ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよびメチルから選択され;
R6は水素、ハロおよび−C(O)R10から選択され;ここで、R10はメチルであり;そして
R7は水素、ハロ、シアノ、メチルおよびトリフルオロメチルから選択される。〕
の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項2】
次のものから選択される、請求項1に記載の化合物:
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
またはその生理学的に許容される塩。
【請求項3】
該化合物が
【化2】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項4】
該化合物が
【化3】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項5】
該化合物が
【化4】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項6】
該化合物が
【化5】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項7】
該化合物が
【化6】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項8】
該化合物が
【化7】
である、請求項1に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項9】
式(5):
【化8】
〔式中:
A1は−C(O)CH3で置換されているピペラジニルまたは
【化9】
であるか、または:
【化10】
から選択され;
環Eはフェニルであるか、またはX1、X2、X3およびX4の1個はNであり、そして残りはCR7であり;
X5、X6、X7およびX8の1個はNであり、そして残りはCR11であり;
Zは6員ヘテロ環または6員ヘテロアリールであり、その各々は1〜2個の窒素原子を含み、そしてその各々は、場合により1〜2個のR6基で置換されていてよく;
R1、R2およびR3はHであり;
R4およびR6は独立して水素、シアノ、C1−6アルコキシ、−S(O)2R10、−C(O)NR8R9、−L−C(O)R10、−L−C(O)OR10、C1−6アルキル(場合によりハロで置換されていてよい)、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニルであり;
R5はHまたはC1−6アルキルであり;
Lは結合または(CR2)1−4(ここで、RはHまたはC1−6アルキルである)であり;
WはC3−7シクロアルキルであり;
R7およびR11は独立してH、ハロ、シアノ、C1−6アルコキシ、−S(O)2R10、または場合によりハロゲン化されていてよいC1−6アルキルであり;
R8およびR9は独立してH、−L−W、またはC1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル(この各々は、場合によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはシアノで置換されていてよい)であるか;またはR8およびR9は、それらが結合している原子と一体となって環を形成してよく;
R10はC1−6アルキルまたは−L−Wであり;そして
m、nおよびpは独立して0−2である。〕
の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項10】
A1がピペラジニル−C(O)CH3で置換されているピペラジニルまたは
【化11】
であるか、または:
【化12】
から選択され;
そしてmが0−1である、
請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
次のものから選択される、請求項9または10に記載の化合物:
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
またはその生理学的に許容される塩。
【請求項12】
式(1)または(2):
【化13】
〔式中、
環Eは場合により置換されていてよいアリールまたはヘテロアリールであり;
A1およびA2は独立してC1−5ヘテロ環またはキノリニルであるか、または:
【化14】
から選択されるヘテロアリールであり;
ここで、A1およびA2の任意のヘテロ環は場合により−LC(O)R10で置換されていてよく;
Bはベンゾチアゾリル、キノリニルまたはイソキノリニルであり、この各々は、場合により1〜3個のR6基で置換されていてよく;
X1、X2、X3およびX4は独立してCR7またはNであり;
Yはフェニル、チアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニルまたはピラジニルであり、この各々は、場合により1〜2個のR6基で置換されていてよく;
Zはアリール、C1−5ヘテロ環、またはN、OおよびSから選択される1〜2個のヘテロ原子を含む5〜6員ヘテロアリールであり;
YおよびZの各々は、場合により1〜3個のR6基で置換されていてよく;
R1およびR5は独立してHまたはC1−6アルキルであり;
R2およびR3は独立してH、C1−6アルキルまたはハロであり;
R4はハロ、シアノ、C1−6アルコキシ、またはC1−6アルキル(場合によりハロ、アルコキシまたはアミノで置換されていてよい)であり;
R6は水素、ハロ、C1−6アルコキシ、−S(O)2R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−C(O)NR8R9、C1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル(この各々は、場合によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはシアノで置換されていてよい);ハロ、CN、−L−W、NR8R9、−L−C(O)R10、−L−C(O)OR10、−L−C(O)NR8R9、OR10;−L−S(O)2R10または−L−S(O)2NR8R9であり;
R7はH、ハロ、C1−6アルコキシ、−L−S(O)2R10、C1−6アルキル(場合によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはシアノで置換されていてよい);NR8R9、−L−C(O)R10、−L−C(O)NR8R9、OR10;−L−S(O)2R10または−L−S(O)2NR8R9であり;
R8およびR9は独立してH、−L−W、またはC1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル(この各々は、場合によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはシアノで置換されていてよい)であるか;またはR8およびR9は、それらが結合している原子と一体となって環を形成してよく;
R10はH、−L−W、またはC1−6アルキル、C2−6アルケニルまたはC2−6アルキニル(この各々は、場合によりハロ、アミノ、ヒドロキシル、アルコキシまたはシアノで置換されていてよい)であり;
L結合または(CR2)1−4(ここで、RはHまたはC1−6アルキルである)であり;
WはC3−7シクロアルキル、C1−5ヘテロ環、アリールまたはヘテロアリールであり;
mは0−4であり;
nは0−3であり;そして
pは0−2である。〕
を有する化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項13】
Zがフェニル、ピリジニル、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピラゾールまたは1,2,3,6−テトラヒドロピリジンであり、その各々は、請求項1に定義した通り場合により1〜2個のR6基で置換されていてよい、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
A1およびA2が独立してモルホリニル、ピペラジニル、キノリニル、
【化15】
または:
【化16】
からなる群から選択されるヘテロアリールであり;
ここで、A1およびA2の任意のヘテロ環は、場合により−C(O)CH3で置換されていてよく;
R4およびnが請求項1で定義した通りである、
請求項12に記載の化合物。
【請求項15】
式(3)または式(4):
【化17】
〔式中、R1、R2、R3、X1、X2、X3、X4、A1、A2、ZおよびR6は請求項1に定義した通りである。〕
である、請求項12に記載の化合物。
【請求項16】
環Eがフェニル、ピリジルまたはピリミジニルであり、この各々は場合によりR7で置換されていてよい、請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
R7がH、ハロ、シアノ、C1−6アルコキシ、−S(O)2R10、または場合によりハロゲン化されていてよいC1−6アルキルである、請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
【請求項18】
R1、R2およびR3がHである、請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
R4およびR6が独立して水素、ハロ、メチル、トリフルオロメチルおよび−C(O)CH3から選択される、請求項12〜15のいずれかに記載の化合物。
【請求項20】
次のものから選択される、請求項12〜19に記載の化合物:
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
またはその生理学的に許容される塩。
【請求項21】
該化合物が
【化18】
である、請求項12に記載の化合物、またはその生理学的に許容される塩。
【請求項22】
次のものから選択される化合物:
N−(6−メトキシベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−(3−(ピリジン−4−イル)フェニル)アセトアミド;
N−(6−フェニルピリジン−3−イル)−2−(3−(ピリジン−4−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−N−(6−フェニルピリジン−3−イル)アセトアミド;
N−(6−フェニルピリジン−3−イル)−2−(3−(ピリダジン−4−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(3−(2−メトキシピリジン−4−イル)フェニル)−N−(6−フェニルピリジン−3−イル)アセトアミド;
N−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−N−(4−(ピリダジン−3−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−N−(4−(ピラジン−2−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−N−(6−(ピラジン−2−イル)ピリジン−3−イル)アセトアミド;
2−(2’−メチル−2,4’−ビピリジン−6−イル)−N−(6−フェニルピリジン−3−イル)アセトアミド;
2−(2’−メチル−2,4’−ビピリジン−4−イル)−N−(6−フェニルピリジン−3−イル)アセトアミド;
2−(4−シアノ−3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)−N−(6−フェニルピリジン−3−イル)アセトアミド;
N−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(4−シアノ−3−(2−メチルピリジン−4−イル)フェニル)アセトアミド;
2−(2’−メチル−2,4’−ビピリジン−4−イル)−N−(5−(ピラジン−2−イル)ピリジン−2−イル)アセトアミド;
N−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(2’−メチル−2,4’−ビピリジン−4−イル)アセトアミド;
N−(5−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ピリジン−2−イル)−2−(2−シアノ−2’−メチル−3,4’−ビピリジン−5−イル)アセトアミド;
2−(2−(2’,3−ジメチル−2,4’−ビピリジン−5−イル)アセトアミド)−5−(ピラジン−2−イル)ピリジン1−オキシド;および
2’,3−ジメチル−5−(2−オキソ−2−(5−(ピラジン−2−イル)ピリジン−2−イルアミノ)エチル)−2,4’−ビピリジン1’−オキシド;
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項23】
治療有効量の請求項1〜22のいずれかに記載の化合物および生理学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
【請求項24】
細胞におけるWntシグナル伝達の阻害方法であって、該細胞を有効量の請求項1〜22のいずれかに記載の化合物、またはその医薬組成物と接触させることを含む、方法。
【請求項25】
細胞におけるヤマアラシ(Porcupine)遺伝子の阻害方法であって、該細胞を有効量の請求項1〜22のいずれかに記載の化合物、またはその医薬組成物と接触させることを含む、方法。
【請求項26】
Wnt媒介障害を有する哺乳動物における該障害を処置、軽減または予防する方法であって、該哺乳動物に治療有効量の請求項1〜22のいずれかに記載の化合物、またはその医薬組成物を、場合により第二の治療剤と組み合わせて投与することを含む、方法。
【請求項27】
Wnt媒介障害がケロイド、線維症、タンパク尿、腎臓移植片拒絶、骨関節症、パーキンソン病、嚢胞様黄斑浮腫、網膜症、黄斑変性症または異常Wntシグナル伝達活性と関連する細胞増殖性障害である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
該障害が結腸直腸癌、乳癌、頭頚部扁平上皮細胞癌腫、食道扁平上皮細胞癌腫、非小細胞肺癌、胃癌、膵臓癌、白血病、リンパ腫、神経芽腫、網膜芽細胞腫、肉腫、骨肉腫、軟骨肉腫(chondosarcoma)、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、脳腫瘍、ウィルムス腫瘍、基底細胞癌腫、黒色腫、頭頚部癌、子宮頚部癌および前立腺癌からなる群から選択される細胞増殖性障害である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
Wntシグナル伝達を阻害するための、請求項1〜22のいずれかに記載の化合物、またはその医薬組成物の使用。
【請求項30】
Wnt媒介障害処置用医薬の製造のための、請求項1〜22のいずれかに記載の化合物、またはその医薬組成物の使用。
【公表番号】特表2012−519210(P2012−519210A)
【公表日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−553013(P2011−553013)
【出願日】平成22年3月1日(2010.3.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/025813
【国際公開番号】WO2010/101849
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(503261524)アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (158)
【氏名又は名称原語表記】IRM,LLC
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月1日(2010.3.1)
【国際出願番号】PCT/US2010/025813
【国際公開番号】WO2010/101849
【国際公開日】平成22年9月10日(2010.9.10)
【出願人】(503261524)アイアールエム・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー (158)
【氏名又は名称原語表記】IRM,LLC
【Fターム(参考)】
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