説明

ストッパゴム、ストラットマウント及び成型用金型

【課題】ストッパゴム部において、ストッパとしての役割を確実に果たすために必要な硬度を確保した場合、ストッパゴム部がボディ部材と当接する際の衝撃音発生の元となるストッパゴム部の初期当たりを柔らかくすることに限界があった。
【解決手段】自動車のストラット式サスペンションを構成するショックアブソーバのピストンロッド11の上端部とボディ部材12の間に配置されるストラットマウント13に設けられた、サスペンションリバウンド時のピストンロッド11の下方変位を規制するリバウンドストッパ14に装着され、ピストンロッド11の下方変位時、ボディ部材12に当接するストッパ面17aに、ボディ部材12に向かって突出する円柱状突起18を設けており、ストッパ面17aを形成するゴム本体17には、円柱状突起18の当接時変形をし易くする空間19が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、自動車の車輪を懸架するストラット式サスペンションのストラットに設けられたリバウンドストッパ部材に装着されるストッパゴム、ストラットマウント、及びストッパゴムを形成する成型用金型に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車のストラット式サスペンションを構成するショックアブソーバのピストンロッドの上端部とボディ部材の間に配置されるストラットマウントに設けられた、リバウンドストッパに装着されるストッパゴムが知られている。
ストラット式サスペンションは、ストラットマウントのアッパー部(アッパーマウント)を介して、ボディ部材に取り付けられており、ストラットマウントのアッパー部には、サスペンション最大伸張時(リバウンド時)の下方への過大な相対変位を規制してショックを小さくするためのリバウンドストッパが設けられている。
【0003】
リバウンドストッパには、ストッパゴムが装着されており、リバウンド時にストラット軸方向に沿って下方へ相対変位するリバウンドストッパが、ストッパゴムを介して変位軌跡上に配置されたボディ部材に当接することにより、ストラットマウントのそれ以上の下方への相対変位が規制される。
このストッパゴムがボディ部材と当接する際、衝撃音を発生させることから、衝撃音発生の元となるストッパ面の初期当たりを柔らかくすることが提案されており、例えば、ボディ凹所の上壁部に当接するリバウンドストッパのストッパゴム部の下面に異音防止用突起を設けた「ストラットマウント」(特許文献1参照)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−107714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の「ストラットマウント」においては、ストッパゴム部に異音防止用突起を設けて初期当たりを柔らかくしているが、ストッパゴム部は、そもそもサスペンションにおけるリバウンド時の動きを規制するためのものであり、当然ながらストッパ機能を備えることを前提とするため、ストッパとしての役割を確実に果たすための十分な硬度が必要になる。
このため、ストッパゴム部において、ストッパとしての役割を確実に果たすために必要な硬度を確保した場合、ストッパゴム部がボディ部材と当接する際の衝撃音発生の元となるストッパゴム部の初期当たりを柔らかくすることに限界があった。
【0006】
この発明の目的は、ストッパとしての役割を確実に果たすための十分な硬度を保持した上で、ボディ部材と当接する際の衝撃音を極力生じさせないようにするために必要な初期当たりの柔らかさを確保することができるストッパゴム、ストラットマウント及びストッパゴムを形成する成型用金型を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、この発明に係るストッパゴムは、自動車のストラット式サスペンションを構成するショックアブソーバのピストンロッドの上端部とボディ部材の間に配置されるストラットマウントに設けられた、サスペンションリバウンド時の前記ピストンロッドの下方変位を規制するリバウンドストッパに装着され、前記ピストンロッドの下方変位時、前記ボディ部材に当接するストッパ面に、前記ボディ部材に向かって突出する突出部を設けており、前記ストッパ面を形成するゴム本体には、前記突出部の当接時変形をし易くする空間が形成されていることを特徴としている。
【0008】
また、この発明の他の態様に係るストッパゴムは、前記空間が、前記ゴム本体の前記ストッパ面の反対側面から、前記リバウンドストッパに設けた貫通孔を通り抜けて前記突出部に向かう穴状に形成されていることを特徴としている。
また、この発明の他の態様に係るストッパゴムは、前記空間が、前記突出部の内部に入り込んでいることを特徴としている。
また、この発明の他の態様に係るストッパゴムは、前記貫通孔の径が2〜10mmであり、前記空間の径が1〜10mmであり、前記空間の深さが2〜10mmであることを特徴としている。
【0009】
この発明に係るストラットマウントは、この発明に係るストッパゴムを用いたことを特徴としている。
この発明に係る成型用金型は、この発明に係るストッパゴムを形成する成型用金型であり、前記ゴム本体を形成するゴム部材と共に配置した前記ストッパ金具の貫通孔に入り込んで、前記ゴム本体に、前記ストッパ面の反対側面から前記貫通孔を通り抜けて前記円柱状突起に向かう穴状の空間を形成する空間形成ピンを備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
この発明に係るストッパゴムによれば、ストッパ面を形成するゴム本体には、突出部の当接時変形をし易くする空間が形成されているので、リバウンドストッパが、ストッパゴムを介してボディ部材に当接する際、突出部が容易に変形するので、ストッパゴムのボディ部材に対する初期当たりを従来より更に柔らかくすることができ、その結果、ストッパゴムのボディ部材との接触による打音を低減して異音の発生を極力防止することができる。従って、ストッパとしての役割を確実に果たすための十分な硬度を保持した上で、ボディ部材と当接する際の衝撃音を極力生じさせないようにするために必要な初期当たりの柔らかさを確保することができる。
【0011】
また、この発明に係るストラットマウントによれば、ストッパとしての役割を確実に果たすための十分な硬度を保持した上で、ボディ部材と当接する際の衝撃音を極力生じさせないようにするために必要な初期当たりの柔らかさを確保することができるストッパゴムを用いたストラットマウントを形成することができる。
また、この発明に係る成型用金型によれば、ゴム本体を形成するゴム部材と共に配置したストッパ金具の貫通孔に入り込んで、ゴム本体に、ストッパ面の反対側面から貫通孔を通り抜けて円柱状突起に向かう穴状の空間を形成する空間形成ピンを備えたので、この発明に係るストッパゴムを、一種類のゴム部材から一体成型により形成することができるため、複数種類のゴム部材を使用したり複数回の加工処理を行う必要がなく、コストも低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】この発明の一実施の形態に係るストッパゴムを備えたリバウンドストッパが設けられたストラットマウントを示す端面説明図である。
【図2】図1のストッパ金具にストッパゴムが装着された状態を示す平面図である。
【図3】ストッパゴム装着状態を詳細に示し、(a)は図2A−A線に沿う端面図、(b)は図2B−B線に沿う端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係るストッパゴムを備えたリバウンドストッパが設けられたストラットマウントを示す端面説明図である。図1に示すように、ストッパゴム10は、自動車のストラット式サスペンションを構成するショックアブソーバのピストンロッド11の上端部と自動車のボディ部材12の間に配置される、ストラットマウント13に設けられた、リバウンドストッパ14に備えられている。ストラットマウント14は、路面から自動車のボディに伝達される振動を減衰ないし低減する防振装置として機能する。
【0014】
ストラット式サスペンションは、ストラットマウント13のアッパー部(アッパーマウント)を介して、ボディ部材12に取り付けられており、ストラットマウント13のアッパー部には、サスペンションの最大伸張時(リバウンド時)の下方への過大な相対変位を規制してショックを小さくするためのリバウンドストッパ14が設けられている。つまり、サスペンションのリバウンド時、ストッパゴム10を備えたリバウンドストッパ14が、ストラット軸方向に沿って下方移動しストッパゴム10を介して移動軌跡上に位置するボディ部材12に当接することにより、ストラットマウント13のそれ以上の下方への移動が制限される。
【0015】
リバウンドストッパ14は、円環板状に形成されたボディ部材12の開口12aに下方から挿通されたピストンロッド11の上端部に、取り付けられており、ピストンロッド11にナット15を用いて固定されるストッパ金具16と、ストッパ金具16の外周部に装着されたストッパゴム10を有している。ストッパ金具16は、ピストンロッド11の上端部を貫通させる中央開口16aが開けられた取付基部16bと、取付基部16bに対し一段高く位置する外向きフランジ状の平板円還部16cを有する、逆向きハット状に形成されている。平板円還部16cは、ボディ部材12の上面12bに対し、上方間隙を設けて略平行に配置される。
【0016】
図2は、図1のストッパ金具にストッパゴムが装着された状態を示す平面図である。図3は、ストッパゴム装着状態を詳細に示し、(a)は図2A−A線に沿う端面図、(b)は図2B−B線に沿う端面図である。
図2及び図3に示すように、ストッパゴム10は、ストッパ金具16の平板円還部16cの下面、先端面及び上面を覆って、平板円還部16cの上下両面の外側に所定の厚みを有する(図3参照)円環状に形成された(図2参照)ゴム本体17と、このゴム本体17の、ボディ部材12の上面12bに対向するストッパ面17aに突設された円柱状突起(突出部)18を有している。このストッパ面17aが、ピストンロッド11の下方変位時、ボディ部材12に当接する。
【0017】
ゴム本体17は、例えば、加硫成形により、平板円還部16cの下面、先端面及び上面を覆って接着された状態で平板円還部16cに装着されており、ストラットマウント13をボディに組付けた状態で、ボディ部材12の上面12bとの間に所定間隙を有して配置される(図1参照)。
【0018】
円柱状突起18は、ストッパ面17aからボディ部材12の上面12b側に向かって突出する、円柱状に形成されており、互いに独立して複数個、ストッパ面17aの外周縁に沿って全周にわたり略等間隔で一列に並設されている(図2参照)。この円柱状突起18は、ボディ部材12の上面12bに対向して配置されている(図1参照)ことから、リバウンドストッパ14が、ストラット軸方向に沿って下方移動しストッパゴム10を介して移動軌跡上に位置する上面12bに当接する際、ゴム本体17よりも先に上面12bに当接し、打音による異音を防止する。
【0019】
この円柱状突起18に対応して、ゴム本体17の内部には、円柱状突起18がボディ部材12の上面12bに当接したときに円柱状突起18を変形し易くするための空間19が形成されている。空間19は、ゴム本体17のストッパ面17aの反対側面(ゴム本体17の上面)17bから、ストッパ金具16に設けた貫通孔16dを通り抜けて円柱状突起18に向かう穴状に、即ち、円柱状突起18がボディ部材12の上面12bに当接したときに円柱状突起18に加わる突起押圧力の押圧方向に沿う穴状に、形成されている(図3(a)参照)。貫通孔16dは、ストッパ金具16の表裏面を貫通している。
【0020】
ゴム本体17の内部に空間19を形成するに際しては、ゴム本体17を形成するゴム部材と共に配置したストッパ金具16の貫通孔16aに入り込んで、ゴム本体17に、ストッパ面17aの反対側面17bから貫通孔16aを通り抜け円柱状突起18に向かう穴状の空間19を形成する、空間形成ピンを備えた成型用金型(図示しない)を用いる。
この成型用金型を用いて、例えば、加硫成形によりゴム本体17を平板円還部16cと接着させる場合、ストッパ金具16にゴム本体17を形成するゴム部材を巻き付けて成型用のモールドにセットし、モールドからストッパ金具16の中央開口16aに、空間19を形成するための空間形成ピンを入り込ませた後、加硫成型する。これにより、ストッパ金具16に接着されたゴム本体17に、円柱状突起18に対応させた中空部、即ち、穴状の空間19が形成される。
【0021】
このように、ゴム本体17に円柱状突起18及び空間19を有するストッパゴム10を、一種類のゴム部材から成型用のモールドを用いた一体成型により形成することができるので、複数種類のゴム部材を使用したり複数回の加工処理を行う必要がなく、コストも低く抑えることができる。
【0022】
次に、円柱状突起18に対応して空間19が形成されたストッパゴム10におけるストッパ作用を説明する。
ボディに組付けられたストラットマウント13では、リバウンドストッパ14に装着されたストッパゴム10のゴム本体17とボディ部材12の上面12bとの間に間隙を有している。そして、車両のリバウンドにより、ピストンロッド11が下方へ過大な相対変位したとき、ゴム本体17のストッパ面17aが上面12bに当接してストッパ作用が発揮されるが、その際、ゴム本体17は、先ず、ストッパ面17aに突設された円柱状突起18が上面12bに接触する。
【0023】
上面12bに最初に接触する円柱状突起18は、円柱状突起18に対応形成された空間19が設けられていることにより、突起押圧力が加わった円柱状突起18は圧縮動作がし易くなる。つまり、円柱状突起18がボディ部材12の上面12bに当接したとき、突起押圧力が加わった円柱状突起18は圧縮状態になるが、空間19が無い場合、圧縮による円柱状突起18の変形がストッパ面17aで留まり、圧縮が進むに連れて圧縮し難くなる。これに対し、空間19を設けたことで、圧縮による円柱状突起18の変形がストッパ面17aで留まらず、空間19を介してゴム本体17内部まで伝わることになり、圧縮が進んでも圧縮動作を続けることができるので、円柱状突起18が変形し易くなる。
【0024】
従って、リバウンドストッパ14が、ストッパゴム10を介してボディ部材12の上面12bに当接する際、ストッパゴム10の円柱状突起17が容易に変形するので、ストッパゴム10の上面12bに対する初期当たりを従来より更に柔らかくすることができ、その結果、ストッパゴム10の上面12bとの接触による打音を低減して異音の発生を極力防止することができる。
【0025】
そのため、ストッパゴム10において、リバウンドストッパ14がストッパとしての役割を確実に果たすために必要な硬度(例えば、40〜75)を確保した上で、円柱状突起18の変形し易さも確保することができるので、ストッパゴム10がボディ部材12と当接する際の衝撃音を極力生じさせないようにするために必要な初期当たりの柔らかさを確保することができる。
【0026】
なお、必要とする初期当たりの柔らかさを確保するために、空間19の深さは、任意に決めることができ、例えば、初期当たりの柔らかさの度合いを大きくするため、円柱状突起18の内部に入り込むように形成しても良い。
ストッパ面17aに突設された円柱状突起18は、円柱状突起18に対応してゴム本体17内部に設けられた空間19と共に、ストッパ面17aに複数個設けられるが、ストッパゴム10に要求される性能、即ち、ゴム本体17の硬度及び円柱状突起18の初期当たりの柔らかさに対応して、必要な個数が設けられる。
【0027】
なお、ストッパ金具16及びストッパゴム10は、リバウンドストッパ14が、ストラット軸方向に沿って下方移動しストッパゴム10を介してボディ部材12の上面12bに当接する際の強度等を考慮して、例えば、ストッパ金具16の板体、即ち、取付基部16b及び平板円還部16cの厚みを1〜5mm、中央開口16aの内径を6〜18mm、貫通孔16dの内径を2〜10mmとし、このときのストッパゴム10、即ち、ゴム本体17の厚みを2〜15mm、円柱状突起18の厚みを1〜5mm、内径を1〜8mm、ゴム本体17内部の空間19の深さを2〜10mm、内径を1〜8mmとすることが望ましい。
【産業上の利用可能性】
【0028】
この発明によれば、リバウンドストッパが、ストッパゴムを介してボディ部材に当接する際、突出部が容易に変形するので、ストッパゴムのボディ部材に対する初期当たりを従来より更に柔らかくすることができ、その結果、ストッパゴムのボディ部材との接触による打音を低減して異音の発生を極力防止することができる。従って、ストッパとしての役割を確実に果たすための十分な硬度を保持した上で、ボディ部材と当接する際の衝撃音を極力生じさせないようにするために必要な初期当たりの柔らかさを確保することができるので、ストッパゴムに最適である。
【符号の説明】
【0029】
10 ストッパゴム
11 ピストンロッド
12 ボディ部材
12a 開口
12b 上面
13 ストラットマウント
14 リバウンドストッパ
15 ナット
16 ストッパ金具
16a 中央開口
16b 取付基部
16c 平板円還部
16d 貫通孔
17 ゴム本体
17a ストッパ面
17b 反対側面
18 円柱状突起
19 空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のストラット式サスペンションを構成するショックアブソーバのピストンロッドの上端部とボディ部材の間に配置されるストラットマウントに設けられた、サスペンションリバウンド時の前記ピストンロッドの下方変位を規制するリバウンドストッパに装着され、前記ピストンロッドの下方変位時、前記ボディ部材に当接するストッパ面に、前記ボディ部材に向かって突出する突出部を設けたストッパゴムにおいて、
前記ストッパ面を形成するゴム本体に、前記突出部の当接時変形をし易くする空間を形成したことを特徴とするストッパゴム。
【請求項2】
前記空間は、
前記ゴム本体の前記ストッパ面の反対側面から、前記リバウンドストッパに設けた貫通孔を通り抜けて前記突出部に向かう穴状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のストッパゴム。
【請求項3】
前記空間は、
前記突出部の内部に入り込んでいることを特徴とする請求項2に記載のストッパゴム。
【請求項4】
前記貫通孔の径は2〜10mmであり、前記空間の径は1〜8mmであり、前記空間の深さは2〜10mmであることを特徴とする請求項2または3に記載のストッパゴム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のストッパゴムを用いたことを特徴とするストラットマウント。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか一項に記載のストッパゴムを形成する成型用金型であって、
前記ゴム本体を形成するゴム部材と共に配置した前記ストッパ金具の貫通孔に入り込んで、前記ゴム本体に、前記ストッパ面の反対側面から前記貫通孔を通り抜けて前記円柱状突起に向かう穴状の空間を形成する空間形成ピンを備えたことを特徴とするストッパゴムを形成する成型用金型。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−64314(P2011−64314A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−217781(P2009−217781)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】