ターボ機械における安全弁
【課題】簡単かつ効果的かつ経済的な方法で、従来技術の欠点を回避することを可能にする、ターボ機械の安全弁を提案すること。
【解決手段】ターボ機械における安全弁は、空気の通過のためのオリフィスの開閉のために軸(120)を中心にして枢動するために取付けられるように構成されたゲート(116)と、シール(152)と、シールをゲートの周辺縁に装着するための手段(158)とを備え、ゲートおよび装着手段は、プラスチックから構成され、溶接または接合によって単一部材から形成され、互いに固定される。
【解決手段】ターボ機械における安全弁は、空気の通過のためのオリフィスの開閉のために軸(120)を中心にして枢動するために取付けられるように構成されたゲート(116)と、シール(152)と、シールをゲートの周辺縁に装着するための手段(158)とを備え、ゲートおよび装着手段は、プラスチックから構成され、溶接または接合によって単一部材から形成され、互いに固定される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機のターボジェットまたはターボプロップなどのターボ機械における安全弁に関する。
【背景技術】
【0002】
安全弁は通常、主流ストリームとバイパス流ストリームとの間に延在する環状空間において、低圧圧縮機と高圧圧縮機との間でターボ機械の中間ケーシングに取付けられる。
【0003】
これらの安全弁は、ターボ機械の長手軸を中心に均等に分散され、それぞれが中間ケーシングに形成される空気の通過用のオリフィスの閉鎖位置とこのオリフィスの開放位置との間で、中間ケーシングに対して移動され得るゲートを備える。これらのゲートの開放は、ターボ機械の一定の動作状態において主気流の一部を放出することを可能にし、この空気はターボ機械の構成要素を冷却または換気するためのバイパス流または供給システムに再注入される。
【0004】
一定の実施形態において、安全弁のゲートは、実質的に平行六面体の形状を有し、中間ケーシングの対応するオリフィスは、ゲートの形状に適合する形状を有する。略U字形であるエラストマーシールは、各ゲートの周辺側および下流縁に沿って延在し、中間ケーシングのオリフィスの縁の適合部分と相互作用するように構成され、このオリフィスのクロージャのその一部においてゲートの周囲にシールを設けるようにする。
【0005】
従来技術において、このシールは、シールに取付けられ、シールを貫通するリベットによってゲートに装着されるU字形の板によって、ゲートに装着される。したがって、このシールは、ゲートの周辺縁に固締されたままである。ゲートおよび板は通常、金属、たとえば、アルミニウムから構成される。
【0006】
各ゲートは、ゲートの上流端部部分から半径方向外向きに延在するラグによって形成される枢動手段を備える。これらのラグは、それらの半径方向の内側端部に、中間ケーシングによって支持される第1の枢軸を中心に置いて案内するためおよびゲートの枢軸を画定するための取付軸受用の同軸の円筒孔を備える。これらのラグはまた、それらの半径方向の外側端部に、第2の枢軸が嵌合し、第1の枢軸を中心としたゲートの枢動を制御する連結ロッドの端部に取付けられる取付軸受用の同軸の円筒孔を備える。ラグの孔に取付けられる軸受は通常、鋼またはポリマーから構成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、この安全弁は、比較的高い数の構成要素(1つの具体的な実施形態において、合計で25、すなわち、1つのゲート、4つの軸受ブッシュ、1つのシール、シールを装着するための1枚の板、9個のリベット、9つのスペーサ)を備え、比較的高い重量およびコストを結果として生じ、これらの種々の部品の製作および組み立てに比較的時間がかかる。
【0008】
本発明は、簡単かつ効果的かつ経済的な方法で、これらの欠点を回避することを可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
したがって、本発明は、空気の通過用のオリフィスの閉鎖位置と該オリフィスの開放位置との間で、シャフトを中心にして枢動するように取付けられるように構成されたゲートと、ゲートの周辺縁の少なくとも一部に沿って延在するシールと、シールをゲートの周辺縁に装着するための手段とを備え、ゲートおよびシール装着手段が、プラスチックから構成され、単一部材から形成されるか、または互いに溶接または接合されることを特徴とするターボ機械の安全弁を提案する。
【0010】
本発明によれば、ゲートおよび装着手段は、プラスチックから構成され、安全弁の重量を著しく低減することを可能にする。簡単な態様において、ゲートおよび装着手段は、単一部材で構成されてもよい。変形例として、ゲートおよび装着手段は、溶接、たとえば、超音波溶接によって、または材料を共に接合することによって、互いに固定される。
【0011】
本発明のこれらの2つの実施形態において、ゲートおよび装着手段は、単一部材要素を形成し、リベットまたは類似のタイプの追加装着手段を利用することなく、ゲートにシールを装着する。
【0012】
適切なプラスチックにおいてゲートおよび装着手段を製作することは、別の利点を有する。弁のラグの孔の内部円筒表面が、上述の第1の枢軸および第2の枢軸を中心に置いて案内するための手段を形成し、これらの枢軸を中心に置いて案内するブッシュを回避する。ラグが、ゲートおよびシールを装着するための手段と単一部材で形成される場合、本発明による弁は、従来技術の25個に比べて、わずか2つの構成部材(ゲートおよびシール)を備える。
【0013】
ゲートおよび/またはシールを装着するための手段は、ガラスファイバなどのファイバで補強されてもよく、補強されなくてもよい熱可塑性材料から構成されてもよい。熱可塑性材料は、たとえば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)またはULTEM(登録商標)(ポリエーテルイミド)タイプからなる。
【0014】
ゲートおよび/または装着手段は、射出成形によって構成されてもよい。
【0015】
本発明の一実施形態によれば、シールは、ゲートの上にオーバモールドされる。
【0016】
変形例として、シールは、装着板の取付ポストによって横断されるオリフィスを備え、これらの取付ポストは、ゲートに接合または溶接される自由端部によってゲートに固定される。
【0017】
装着板は、シールの周辺縁に沿って延在し、ゲートに接合または溶接されるリムを備える。
【0018】
装着板は、たとえば、略U字形であり、実質的にS字形の断面を有する。
【0019】
本発明はまた、上述のような少なくとも1つの安全弁を備えることを特徴とする航空機のターボジェットまたはターボプロップなどのターボ機械に関する。
【0020】
本発明は、非限定的な実施例として与えられた以下の説明を添付図面を参照して読めば、よりよく理解され、本発明の他の特徴、詳細および利点がより明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】従来技術によるターボ機械安全弁の断面概略図である。
【図2】図1の安全弁の斜視図である。
【図3】本発明によるターボ機械安全弁の断面概略図である。
【図4】図3の詳細I4のより拡大した図である。
【図5】図4に対応する図であり、本発明の変形実施形態を表す。
【図6】図5の変形実施形態のシールおよびこのシールを装着するための手段の斜視概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
従来技術による航空機のターボジェットまたはターボプロップなどのターボ機械の安全弁10を表す図1および図2を最初に参照する。
【0023】
この安全弁10は、上流に位置する低圧圧縮機と下流に位置する高圧圧縮機との間に配置されるターボ機械の中間ケーシング12に取付けられる。尚、これらの圧縮機は、図示されていない。
【0024】
一部のみが図1に見える中間ケーシング12は、略円筒形または裁頭円錐形の形状を有し、ターボ機械の主流のストリームを内部に画定する。
【0025】
ケーシング12は、それぞれが安全弁10に関連付けられる実質的に平行六面体の形状のオリフィス14を備える。ケーシング12は、ターボ機械の長手軸を中心にして均等に分散される、たとえば12個のオリフィス14を備え、したがって、12個の安全弁10を取付ける。
【0026】
各安全弁10は、ケーシングの対応するオリフィス14の形状に適合する実質的に平行六面体の形状を有するゲート16を備え、このオリフィスを閉鎖する。弁10はまた、ゲートの外側に、中間ケーシング12に対して実質的に接線方向であり、ゲートの周辺上流縁22に沿って延在する横断軸20を中心にしてこのゲートを枢動するための手段18を備える。ゲート16は、ゲート16の内表面が中間ケーシング12の表面と整列されるケーシングのオリフィス14の閉鎖位置(図1における連続線によって表される)と、ゲートがその閉鎖位置に対して略外向きに60°傾斜されるこのオリフィスの開放位置(破線によって表される)との間で、ケーシング12に対して枢動することによって移動され得る。
【0027】
ゲート16を枢動するための手段18は、ゲートと単一部材に形成され、ゲートの外表面から実質的に半径方向外向きに延在する2つのラグ24を備える。
【0028】
ラグ24は、ターボ機械の長手軸を通過し、2つのラグ24の間にある平面に対して実質的に対称であり、この平面は、図1の図の断面平面に実質的に対応する。
【0029】
これらのラグ24のそれぞれは、その半径方向の内側端部で、ゲート16の枢動のための軸20と同軸に延在し、軸受を形成するブッシュ28を収容する円筒孔26を備える。ゲートを枢動する軸20は、弁のラグ24のブッシュ28に嵌合し、これらの端部のそれぞれで、適切な手段32によって中間ケーシング12に装着される円筒枢軸30によって画定される。
【0030】
各ラグ24はまた、その半径方向の外側端部で、軸受を形成する別のブッシュ36を取付けるための円筒孔34を備え、ブッシュ36は、互いに同軸に整列され、第2の枢軸38を収容する。この第2の枢軸38は、ゲート16を枢動するための軸20に実質的に平行な軸40を画定し、少なくとも1つの連結ロッド42の一方の端部に取付けられる。連結ロッド42の他方の端部は、連結ロッドの上流または下流への軸方向の移動を制御するための適切な手段44への旋回接続によって接続される。
【0031】
連結ロッド42は、ゲート16の閉鎖位置に対応するその最大下流軸位置に図1では表されており、ゲートが図1における破線で表されるその開放位置にある上流位置まで移動され得る。
【0032】
ラグ24はまた、ラグの間に延在する横断壁46によって、実質的にラグの半分より上で接続される。
【0033】
ゲートの上流端部部分48は、外向きに湾曲され、その曲率半径は、ゲート16の枢動軸20上に中心が置かれる。この端部部分48は、ゲートが枢動するときに、中間ケーシング12に装着されるシール50と封止するように相互に作用する外側円筒表面を有する。このシール50は、ケーシング12のオリフィス14の上流縁に沿って延在する。
【0034】
図1において連続線で表される閉鎖位置において、ゲート16はまた、ゲートの横周辺縁54および下流周辺縁56に沿って延在する別の略U字形のシール52によって、ケーシング12のオリフィス14の縁と封止するように相互に作用する。
【0035】
このシール52は、ゲートの周辺縁54、56の上部に延在し、装着板58によってこのゲートに固締され続ける平坦な部分と、ゲートの外側で、ゲートの縁54、56の周囲に延在し、ゲート16の閉鎖位置で(図1)ケーシングのオリフィス14の対応する横縁および下流縁に押し付ける隆起またはドーム状の部分とを備える。
【0036】
シール52を装着するための板58は、略U字形であり、シール52の平坦部分の上に延在する。板58は、板、ゲート16およびシールの対応するオリフィスを通って延在する複数のリベット60によってゲート16に装着される。
【0037】
したがって、従来技術の安全弁10は、異なる材料から構成される複数の構成要素(図示された具体的な場合において合計25、すなわち、1つのゲート16、4つの軸受ブッシュ28、36、1つのシール52、シールを装着するための1枚の板58、9個のリベット60、見えていない9つのスペーサ)からなる。この弁は、重く、その組み立てには時間がかかり、複雑である。
【0038】
本発明は、ゲートおよびシールを装着するための手段をプラスチックから製作することによって、この問題を改善することを可能にし、上述した多くの他の利点を提供することも可能にする。
【0039】
図3および図4に表される例示の実施形態において、ゲート116およびシール152を装着するための板158が、単一部材に形成され、したがって、同一のプラスチックから構成される。
【0040】
ゲート116および板158は、たとえば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)またはULMET(登録商標)(ポリエーテルイミド)タイプの熱可塑性材料などの適切なプラスチックを射出成形することによって得られてもよい。ゲートおよび板の材料はまた、ガラスファイバなどのファイバによって補強されてもよい。
【0041】
従来技術の場合のように、板158は、略U字形である。この場合には、板158はまた、実質的にS字形の断面を有し、ゲートの上にゲートの周辺縁154、156に平行に延在する中間壁162を備える。この中間壁162は、周辺縁154、156に対向する側に位置するその端部で、ターボ機械の軸に対して実質的に半径方向であるリム164の半径方向の外側端部に接続され、このリム164の半径方向の内側端部が、ゲート116に接続される。中間壁162はまた、ゲートの周辺縁154、156の側に位置するその他方の端部で、下流かつ外向きに延在する傾斜壁166に接続される。
【0042】
板の中間壁162および半径方向のリム164は、板158とゲートの横周辺縁および下流周辺縁との間に直接オーバモールドされるシール152の通過および固着のためのオリフィス168を備える。シールがオーバモールドされるときには、このシール152の材料は、板のオリフィス168を通過し、この板の一部、たとえば、図4において分かるように、中間壁162と、オリフィス168の間に位置する板の半径方向のリム164との間の接続領域を覆う。
【0043】
図5および図6の変形実施形態において、板258およびゲート216は、互いに独立に形成され、板は従来技術のシールと実質的に同一であるシール252を捕捉するために、ゲートに取付けられて装着される。
【0044】
板258は、ゲートのプラスチックと同一のプラスチックまたはゲートのプラスチックとは異なるプラスチックから形成されてもよい。ゲートおよび/または板の材料は、図3および図4を参照して上述した材料の1つであってもよい。
【0045】
板158は、図3および図4の板158の形状に対して断面において類似の形状を有し、中間壁262によって半径方向のリム264に接続される傾斜壁または斜壁266を備える。
【0046】
板の半径方向のリム264は、その半径方向の内側自由端部で、ゲートの外表面上に載っている。板は、この軸受領域または接触領域で、ゲートに板を接合することによって、ゲートに固定される。
【0047】
板はまた、板と単一部材として形成される取付ポスト270も備え、これらの取付ポスト270は、シール252の対応するオリフィス272を横断し、また、ゲート216の自由端部を接合することによって、ゲートに固定される。
【0048】
取付ポスト270は、板の中間壁262の内表面からゲート216へと延在し、シール252の平坦部分の厚さよりわずかに大きい高さを有する。その結果、取付ポスト270がこのシールのオリフィス272に嵌合するとき(図6)、これらの取付ポストの自由端部が、シールから突出する。ゲート216は、その外表面に、直径および深さが、取付ポスト270の直径およびシールから突出する取付ポストの端部の高さに基づいて決定される一連の止まり穴274を備える。ゲートへの板258およびシール252の取付け中に、板の取付ポスト270がシールのオリフィス272に嵌合され(図6)、次に、取付ポストの自由端部が、ゲートの止まり穴274に嵌合され、ゲートの周辺縁でシールおよび板の正確な取付け位置を画定する。
【0049】
取付ポスト270の自由端部を止まり穴274の底部に接合するために、接着剤が、穴274の中または取付ポストの自由端部の上に最初に配置される。
【0050】
変形例として、板258の半径方向のリム264および取付ポスト270の自由端部は、安全弁のゲート216に溶接される。溶接は、たとえば、ゲートおよび/または板の材料によって上述の接触領域に伝達される超音波によって行われる。
【0051】
板の取付ポスト270の数は、たとえば、従来技術において用いられるリベット60の数(図2では9個)と同一であり、これらの取付ポストは、ゲートの上流周辺縁および横縁に沿って均等に分散される。
【0052】
安全弁のゲート116、216および板158、258が上述したようなプラスチックなどの適切なプラスチックから構成される場合には、従来技術の場合のように、枢軸30、38を中心において案内するためのブッシュを提供する必要はない。
【0053】
枢軸30、38の通過用に、弁のラグ124に設けられる半径方向の内側孔126および外側孔134はそれぞれ、枢軸を直接的に中心に置いて案内するように構成された円筒表面を有してもよい。この場合には、各ラグは、枢軸30、38を中心に置いて案内するための内部円筒表面を備える半径方向の内側および外側にそれぞれ2つの孔を備える。対応する枢軸が取付けられるように決定される直径を有する各孔が、このオリフィスに調整される。
【0054】
この場合には、図3および図4の例示の実施形態の安全弁は、わずか2つの部品(シール152と、シールを装着するための板158と単一部材に形成されるゲート116(図3))を備え、図5および図6の変形実施形態の安全弁は、3つの部品(シール252、板258およびゲート216)を備える。
【符号の説明】
【0055】
10 安全弁
12 中間ケーシング
14、168、272 オリフィス
16、116、216 ゲート
18 枢動手段
20 横断軸
22 ゲートの周辺上流縁
24、124 ラグ
26、34 円筒孔
28、36 ブッシュ
30、38 枢軸
32、44 適切な手段
40、120 軸
42 連結ロッド
46 横断壁
48 ゲートの上流端部部分
50、52、152、252 シール
54、56、154、156 ゲートの周辺縁
58、158、258 装着板
60 リベット
126、134 ラグの孔
162、262 中間壁
164、264 リム
166、266 傾斜壁
270 取付ポスト
274 止まり穴
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機のターボジェットまたはターボプロップなどのターボ機械における安全弁に関する。
【背景技術】
【0002】
安全弁は通常、主流ストリームとバイパス流ストリームとの間に延在する環状空間において、低圧圧縮機と高圧圧縮機との間でターボ機械の中間ケーシングに取付けられる。
【0003】
これらの安全弁は、ターボ機械の長手軸を中心に均等に分散され、それぞれが中間ケーシングに形成される空気の通過用のオリフィスの閉鎖位置とこのオリフィスの開放位置との間で、中間ケーシングに対して移動され得るゲートを備える。これらのゲートの開放は、ターボ機械の一定の動作状態において主気流の一部を放出することを可能にし、この空気はターボ機械の構成要素を冷却または換気するためのバイパス流または供給システムに再注入される。
【0004】
一定の実施形態において、安全弁のゲートは、実質的に平行六面体の形状を有し、中間ケーシングの対応するオリフィスは、ゲートの形状に適合する形状を有する。略U字形であるエラストマーシールは、各ゲートの周辺側および下流縁に沿って延在し、中間ケーシングのオリフィスの縁の適合部分と相互作用するように構成され、このオリフィスのクロージャのその一部においてゲートの周囲にシールを設けるようにする。
【0005】
従来技術において、このシールは、シールに取付けられ、シールを貫通するリベットによってゲートに装着されるU字形の板によって、ゲートに装着される。したがって、このシールは、ゲートの周辺縁に固締されたままである。ゲートおよび板は通常、金属、たとえば、アルミニウムから構成される。
【0006】
各ゲートは、ゲートの上流端部部分から半径方向外向きに延在するラグによって形成される枢動手段を備える。これらのラグは、それらの半径方向の内側端部に、中間ケーシングによって支持される第1の枢軸を中心に置いて案内するためおよびゲートの枢軸を画定するための取付軸受用の同軸の円筒孔を備える。これらのラグはまた、それらの半径方向の外側端部に、第2の枢軸が嵌合し、第1の枢軸を中心としたゲートの枢動を制御する連結ロッドの端部に取付けられる取付軸受用の同軸の円筒孔を備える。ラグの孔に取付けられる軸受は通常、鋼またはポリマーから構成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、この安全弁は、比較的高い数の構成要素(1つの具体的な実施形態において、合計で25、すなわち、1つのゲート、4つの軸受ブッシュ、1つのシール、シールを装着するための1枚の板、9個のリベット、9つのスペーサ)を備え、比較的高い重量およびコストを結果として生じ、これらの種々の部品の製作および組み立てに比較的時間がかかる。
【0008】
本発明は、簡単かつ効果的かつ経済的な方法で、これらの欠点を回避することを可能にする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
したがって、本発明は、空気の通過用のオリフィスの閉鎖位置と該オリフィスの開放位置との間で、シャフトを中心にして枢動するように取付けられるように構成されたゲートと、ゲートの周辺縁の少なくとも一部に沿って延在するシールと、シールをゲートの周辺縁に装着するための手段とを備え、ゲートおよびシール装着手段が、プラスチックから構成され、単一部材から形成されるか、または互いに溶接または接合されることを特徴とするターボ機械の安全弁を提案する。
【0010】
本発明によれば、ゲートおよび装着手段は、プラスチックから構成され、安全弁の重量を著しく低減することを可能にする。簡単な態様において、ゲートおよび装着手段は、単一部材で構成されてもよい。変形例として、ゲートおよび装着手段は、溶接、たとえば、超音波溶接によって、または材料を共に接合することによって、互いに固定される。
【0011】
本発明のこれらの2つの実施形態において、ゲートおよび装着手段は、単一部材要素を形成し、リベットまたは類似のタイプの追加装着手段を利用することなく、ゲートにシールを装着する。
【0012】
適切なプラスチックにおいてゲートおよび装着手段を製作することは、別の利点を有する。弁のラグの孔の内部円筒表面が、上述の第1の枢軸および第2の枢軸を中心に置いて案内するための手段を形成し、これらの枢軸を中心に置いて案内するブッシュを回避する。ラグが、ゲートおよびシールを装着するための手段と単一部材で形成される場合、本発明による弁は、従来技術の25個に比べて、わずか2つの構成部材(ゲートおよびシール)を備える。
【0013】
ゲートおよび/またはシールを装着するための手段は、ガラスファイバなどのファイバで補強されてもよく、補強されなくてもよい熱可塑性材料から構成されてもよい。熱可塑性材料は、たとえば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)またはULTEM(登録商標)(ポリエーテルイミド)タイプからなる。
【0014】
ゲートおよび/または装着手段は、射出成形によって構成されてもよい。
【0015】
本発明の一実施形態によれば、シールは、ゲートの上にオーバモールドされる。
【0016】
変形例として、シールは、装着板の取付ポストによって横断されるオリフィスを備え、これらの取付ポストは、ゲートに接合または溶接される自由端部によってゲートに固定される。
【0017】
装着板は、シールの周辺縁に沿って延在し、ゲートに接合または溶接されるリムを備える。
【0018】
装着板は、たとえば、略U字形であり、実質的にS字形の断面を有する。
【0019】
本発明はまた、上述のような少なくとも1つの安全弁を備えることを特徴とする航空機のターボジェットまたはターボプロップなどのターボ機械に関する。
【0020】
本発明は、非限定的な実施例として与えられた以下の説明を添付図面を参照して読めば、よりよく理解され、本発明の他の特徴、詳細および利点がより明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】従来技術によるターボ機械安全弁の断面概略図である。
【図2】図1の安全弁の斜視図である。
【図3】本発明によるターボ機械安全弁の断面概略図である。
【図4】図3の詳細I4のより拡大した図である。
【図5】図4に対応する図であり、本発明の変形実施形態を表す。
【図6】図5の変形実施形態のシールおよびこのシールを装着するための手段の斜視概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
従来技術による航空機のターボジェットまたはターボプロップなどのターボ機械の安全弁10を表す図1および図2を最初に参照する。
【0023】
この安全弁10は、上流に位置する低圧圧縮機と下流に位置する高圧圧縮機との間に配置されるターボ機械の中間ケーシング12に取付けられる。尚、これらの圧縮機は、図示されていない。
【0024】
一部のみが図1に見える中間ケーシング12は、略円筒形または裁頭円錐形の形状を有し、ターボ機械の主流のストリームを内部に画定する。
【0025】
ケーシング12は、それぞれが安全弁10に関連付けられる実質的に平行六面体の形状のオリフィス14を備える。ケーシング12は、ターボ機械の長手軸を中心にして均等に分散される、たとえば12個のオリフィス14を備え、したがって、12個の安全弁10を取付ける。
【0026】
各安全弁10は、ケーシングの対応するオリフィス14の形状に適合する実質的に平行六面体の形状を有するゲート16を備え、このオリフィスを閉鎖する。弁10はまた、ゲートの外側に、中間ケーシング12に対して実質的に接線方向であり、ゲートの周辺上流縁22に沿って延在する横断軸20を中心にしてこのゲートを枢動するための手段18を備える。ゲート16は、ゲート16の内表面が中間ケーシング12の表面と整列されるケーシングのオリフィス14の閉鎖位置(図1における連続線によって表される)と、ゲートがその閉鎖位置に対して略外向きに60°傾斜されるこのオリフィスの開放位置(破線によって表される)との間で、ケーシング12に対して枢動することによって移動され得る。
【0027】
ゲート16を枢動するための手段18は、ゲートと単一部材に形成され、ゲートの外表面から実質的に半径方向外向きに延在する2つのラグ24を備える。
【0028】
ラグ24は、ターボ機械の長手軸を通過し、2つのラグ24の間にある平面に対して実質的に対称であり、この平面は、図1の図の断面平面に実質的に対応する。
【0029】
これらのラグ24のそれぞれは、その半径方向の内側端部で、ゲート16の枢動のための軸20と同軸に延在し、軸受を形成するブッシュ28を収容する円筒孔26を備える。ゲートを枢動する軸20は、弁のラグ24のブッシュ28に嵌合し、これらの端部のそれぞれで、適切な手段32によって中間ケーシング12に装着される円筒枢軸30によって画定される。
【0030】
各ラグ24はまた、その半径方向の外側端部で、軸受を形成する別のブッシュ36を取付けるための円筒孔34を備え、ブッシュ36は、互いに同軸に整列され、第2の枢軸38を収容する。この第2の枢軸38は、ゲート16を枢動するための軸20に実質的に平行な軸40を画定し、少なくとも1つの連結ロッド42の一方の端部に取付けられる。連結ロッド42の他方の端部は、連結ロッドの上流または下流への軸方向の移動を制御するための適切な手段44への旋回接続によって接続される。
【0031】
連結ロッド42は、ゲート16の閉鎖位置に対応するその最大下流軸位置に図1では表されており、ゲートが図1における破線で表されるその開放位置にある上流位置まで移動され得る。
【0032】
ラグ24はまた、ラグの間に延在する横断壁46によって、実質的にラグの半分より上で接続される。
【0033】
ゲートの上流端部部分48は、外向きに湾曲され、その曲率半径は、ゲート16の枢動軸20上に中心が置かれる。この端部部分48は、ゲートが枢動するときに、中間ケーシング12に装着されるシール50と封止するように相互に作用する外側円筒表面を有する。このシール50は、ケーシング12のオリフィス14の上流縁に沿って延在する。
【0034】
図1において連続線で表される閉鎖位置において、ゲート16はまた、ゲートの横周辺縁54および下流周辺縁56に沿って延在する別の略U字形のシール52によって、ケーシング12のオリフィス14の縁と封止するように相互に作用する。
【0035】
このシール52は、ゲートの周辺縁54、56の上部に延在し、装着板58によってこのゲートに固締され続ける平坦な部分と、ゲートの外側で、ゲートの縁54、56の周囲に延在し、ゲート16の閉鎖位置で(図1)ケーシングのオリフィス14の対応する横縁および下流縁に押し付ける隆起またはドーム状の部分とを備える。
【0036】
シール52を装着するための板58は、略U字形であり、シール52の平坦部分の上に延在する。板58は、板、ゲート16およびシールの対応するオリフィスを通って延在する複数のリベット60によってゲート16に装着される。
【0037】
したがって、従来技術の安全弁10は、異なる材料から構成される複数の構成要素(図示された具体的な場合において合計25、すなわち、1つのゲート16、4つの軸受ブッシュ28、36、1つのシール52、シールを装着するための1枚の板58、9個のリベット60、見えていない9つのスペーサ)からなる。この弁は、重く、その組み立てには時間がかかり、複雑である。
【0038】
本発明は、ゲートおよびシールを装着するための手段をプラスチックから製作することによって、この問題を改善することを可能にし、上述した多くの他の利点を提供することも可能にする。
【0039】
図3および図4に表される例示の実施形態において、ゲート116およびシール152を装着するための板158が、単一部材に形成され、したがって、同一のプラスチックから構成される。
【0040】
ゲート116および板158は、たとえば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)またはULMET(登録商標)(ポリエーテルイミド)タイプの熱可塑性材料などの適切なプラスチックを射出成形することによって得られてもよい。ゲートおよび板の材料はまた、ガラスファイバなどのファイバによって補強されてもよい。
【0041】
従来技術の場合のように、板158は、略U字形である。この場合には、板158はまた、実質的にS字形の断面を有し、ゲートの上にゲートの周辺縁154、156に平行に延在する中間壁162を備える。この中間壁162は、周辺縁154、156に対向する側に位置するその端部で、ターボ機械の軸に対して実質的に半径方向であるリム164の半径方向の外側端部に接続され、このリム164の半径方向の内側端部が、ゲート116に接続される。中間壁162はまた、ゲートの周辺縁154、156の側に位置するその他方の端部で、下流かつ外向きに延在する傾斜壁166に接続される。
【0042】
板の中間壁162および半径方向のリム164は、板158とゲートの横周辺縁および下流周辺縁との間に直接オーバモールドされるシール152の通過および固着のためのオリフィス168を備える。シールがオーバモールドされるときには、このシール152の材料は、板のオリフィス168を通過し、この板の一部、たとえば、図4において分かるように、中間壁162と、オリフィス168の間に位置する板の半径方向のリム164との間の接続領域を覆う。
【0043】
図5および図6の変形実施形態において、板258およびゲート216は、互いに独立に形成され、板は従来技術のシールと実質的に同一であるシール252を捕捉するために、ゲートに取付けられて装着される。
【0044】
板258は、ゲートのプラスチックと同一のプラスチックまたはゲートのプラスチックとは異なるプラスチックから形成されてもよい。ゲートおよび/または板の材料は、図3および図4を参照して上述した材料の1つであってもよい。
【0045】
板158は、図3および図4の板158の形状に対して断面において類似の形状を有し、中間壁262によって半径方向のリム264に接続される傾斜壁または斜壁266を備える。
【0046】
板の半径方向のリム264は、その半径方向の内側自由端部で、ゲートの外表面上に載っている。板は、この軸受領域または接触領域で、ゲートに板を接合することによって、ゲートに固定される。
【0047】
板はまた、板と単一部材として形成される取付ポスト270も備え、これらの取付ポスト270は、シール252の対応するオリフィス272を横断し、また、ゲート216の自由端部を接合することによって、ゲートに固定される。
【0048】
取付ポスト270は、板の中間壁262の内表面からゲート216へと延在し、シール252の平坦部分の厚さよりわずかに大きい高さを有する。その結果、取付ポスト270がこのシールのオリフィス272に嵌合するとき(図6)、これらの取付ポストの自由端部が、シールから突出する。ゲート216は、その外表面に、直径および深さが、取付ポスト270の直径およびシールから突出する取付ポストの端部の高さに基づいて決定される一連の止まり穴274を備える。ゲートへの板258およびシール252の取付け中に、板の取付ポスト270がシールのオリフィス272に嵌合され(図6)、次に、取付ポストの自由端部が、ゲートの止まり穴274に嵌合され、ゲートの周辺縁でシールおよび板の正確な取付け位置を画定する。
【0049】
取付ポスト270の自由端部を止まり穴274の底部に接合するために、接着剤が、穴274の中または取付ポストの自由端部の上に最初に配置される。
【0050】
変形例として、板258の半径方向のリム264および取付ポスト270の自由端部は、安全弁のゲート216に溶接される。溶接は、たとえば、ゲートおよび/または板の材料によって上述の接触領域に伝達される超音波によって行われる。
【0051】
板の取付ポスト270の数は、たとえば、従来技術において用いられるリベット60の数(図2では9個)と同一であり、これらの取付ポストは、ゲートの上流周辺縁および横縁に沿って均等に分散される。
【0052】
安全弁のゲート116、216および板158、258が上述したようなプラスチックなどの適切なプラスチックから構成される場合には、従来技術の場合のように、枢軸30、38を中心において案内するためのブッシュを提供する必要はない。
【0053】
枢軸30、38の通過用に、弁のラグ124に設けられる半径方向の内側孔126および外側孔134はそれぞれ、枢軸を直接的に中心に置いて案内するように構成された円筒表面を有してもよい。この場合には、各ラグは、枢軸30、38を中心に置いて案内するための内部円筒表面を備える半径方向の内側および外側にそれぞれ2つの孔を備える。対応する枢軸が取付けられるように決定される直径を有する各孔が、このオリフィスに調整される。
【0054】
この場合には、図3および図4の例示の実施形態の安全弁は、わずか2つの部品(シール152と、シールを装着するための板158と単一部材に形成されるゲート116(図3))を備え、図5および図6の変形実施形態の安全弁は、3つの部品(シール252、板258およびゲート216)を備える。
【符号の説明】
【0055】
10 安全弁
12 中間ケーシング
14、168、272 オリフィス
16、116、216 ゲート
18 枢動手段
20 横断軸
22 ゲートの周辺上流縁
24、124 ラグ
26、34 円筒孔
28、36 ブッシュ
30、38 枢軸
32、44 適切な手段
40、120 軸
42 連結ロッド
46 横断壁
48 ゲートの上流端部部分
50、52、152、252 シール
54、56、154、156 ゲートの周辺縁
58、158、258 装着板
60 リベット
126、134 ラグの孔
162、262 中間壁
164、264 リム
166、266 傾斜壁
270 取付ポスト
274 止まり穴
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気の通過用のオリフィスの閉鎖位置と該オリフィスの開放位置との間で、シャフトを中心にして枢動するように取付けられるように構成されたゲートと、ゲートの周辺縁の少なくとも一部に沿って延在するシールと、シールをゲートの周辺縁に装着するための手段とを備え、ゲートおよびシール装着手段が、プラスチックから構成され、単一部材から形成されるか、または互いに溶接または接合される、ターボ機械の安全弁。
【請求項2】
ゲートおよび/または装着手段が、ガラスファイバなどのファイバによって補強される熱可塑性材料から構成される、請求項1に記載の安全弁。
【請求項3】
ゲートおよび/または装着手段が、射出成形によって構成される、請求項1に記載の安全弁。
【請求項4】
シールが、ゲートの上にオーバモールドされる、請求項1に記載の安全弁。
【請求項5】
シールが、装着板の取付ポストによって横断されるオリフィスを備え、これらの取付ポストが、ゲートに接合または溶接される自由端部によってゲートに固定される、請求項1に記載の安全弁。
【請求項6】
装着板が、シールの周辺縁に沿って延在し、ゲートに溶接または接合されるリムを備える、請求項5に記載の安全弁。
【請求項7】
ゲートおよび装着手段が、超音波溶接によって固定される、請求項1に記載の安全弁。
【請求項8】
装着手段が、略U字形であり、実質的にS字形の断面を有する、請求項1に記載の安全弁。
【請求項9】
ゲートと単一部材から形成され、枢軸を中心に置いて案内するための内側円筒表面を有する少なくとも1つの孔を備える少なくとも1つのラグを備える、請求項1に記載の安全弁。
【請求項10】
請求項1に記載の少なくとも1つの安全弁を備える、航空機のターボジェットまたはターボプロップなどのターボ機械。
【請求項1】
空気の通過用のオリフィスの閉鎖位置と該オリフィスの開放位置との間で、シャフトを中心にして枢動するように取付けられるように構成されたゲートと、ゲートの周辺縁の少なくとも一部に沿って延在するシールと、シールをゲートの周辺縁に装着するための手段とを備え、ゲートおよびシール装着手段が、プラスチックから構成され、単一部材から形成されるか、または互いに溶接または接合される、ターボ機械の安全弁。
【請求項2】
ゲートおよび/または装着手段が、ガラスファイバなどのファイバによって補強される熱可塑性材料から構成される、請求項1に記載の安全弁。
【請求項3】
ゲートおよび/または装着手段が、射出成形によって構成される、請求項1に記載の安全弁。
【請求項4】
シールが、ゲートの上にオーバモールドされる、請求項1に記載の安全弁。
【請求項5】
シールが、装着板の取付ポストによって横断されるオリフィスを備え、これらの取付ポストが、ゲートに接合または溶接される自由端部によってゲートに固定される、請求項1に記載の安全弁。
【請求項6】
装着板が、シールの周辺縁に沿って延在し、ゲートに溶接または接合されるリムを備える、請求項5に記載の安全弁。
【請求項7】
ゲートおよび装着手段が、超音波溶接によって固定される、請求項1に記載の安全弁。
【請求項8】
装着手段が、略U字形であり、実質的にS字形の断面を有する、請求項1に記載の安全弁。
【請求項9】
ゲートと単一部材から形成され、枢軸を中心に置いて案内するための内側円筒表面を有する少なくとも1つの孔を備える少なくとも1つのラグを備える、請求項1に記載の安全弁。
【請求項10】
請求項1に記載の少なくとも1つの安全弁を備える、航空機のターボジェットまたはターボプロップなどのターボ機械。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【公開番号】特開2009−144915(P2009−144915A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−289494(P2008−289494)
【出願日】平成20年11月12日(2008.11.12)
【出願人】(505277691)スネクマ (567)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−289494(P2008−289494)
【出願日】平成20年11月12日(2008.11.12)
【出願人】(505277691)スネクマ (567)
【Fターム(参考)】
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